JP2002372419A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2002372419A
JP2002372419A JP2001178077A JP2001178077A JP2002372419A JP 2002372419 A JP2002372419 A JP 2002372419A JP 2001178077 A JP2001178077 A JP 2001178077A JP 2001178077 A JP2001178077 A JP 2001178077A JP 2002372419 A JP2002372419 A JP 2002372419A
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angular velocity
velocity sensor
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driving
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JP2001178077A
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Tetsuo Ootsuchi
哲郎 大土
Takafumi Koike
隆文 小池
Mitsuhiro Yamashita
光洋 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片持ち梁型の音片振動子を角速度センサとし
て用いる場合、一方の面に分割電極、他面に全面電極を
設けて駆動と検出の電極として共用する回路を用いる
が、駆動条件と検出条件の最適点が異なるため、角速度
に対する感度を高くすることができない。 【解決手段】 2枚の圧電基板2、3を貼り合わせ支持
体20で一方の端を固定した圧電素子1の一方の面の支
持体側に幅向に分割された2つの電極6a、6b、先端
側に電極7、相対する面に全面電極8を設ける。先端部
の電極7、8に駆動手段12、電極6a、6bに検出手
段13と同期検波手段14を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は角速度センサに関
し、特にナビゲーションシステムや手ぶれなどの防振シ
ステム、動作検知に用いられる角速度センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図15(a)は従来の角速度センサを構
成する圧電素子の斜視図、図15(b)は駆動・検出方
法を示すブロック図である。圧電素子1には圧電基板2
と圧電基板3が接合され、接合された基板の一方の主面
に電極6a、6b、反対側の主面に電極7が設けられて
いる。振動子4は支持体20にその一端を支持されてお
り、片持ち梁を構成している。電極6a、6bと電極7
の間に駆動手段12により駆動信号を与え、振動子を振
動させる。角速度が加わると、振動している梁にコリオ
リ力が発生し、電極6a、電極6bに発生する電荷に差
が生じる。この差を検出手段13で検出し、駆動信号を
参照信号として同期検波手段14により同期検波するこ
とにより角速度を検知する。
【0003】分割された電極6a、6bは検出と同時に
駆動信号を入力するため、駆動手段12と電極6a、電
極6bの間に抵抗31、32を設けて、コリオリ力によ
り電極6a、電極6b間に発生する電位差を検出する。
このような駆動・検出方法は特許番号2780643号
公報にも開示されている。
【0004】分割電極6a、6bと駆動手段12の間に
抵抗31、32を接続すると、圧電素子に実質的にかか
る電界強度は、抵抗31、32と圧電素子の駆動周波数
におけるインピーダンスで分圧された大きさとなる。駆
動周波数は、共振周波数に極めて近い値に設定するた
め、共振時の抵抗成分で分圧されたものと見なせる。従
って、圧電素子には駆動手段から出力される電圧よりも
低い電圧しか実質的にかかっていないことになり、梁の
先端の駆動速度が上がらず感度を高くできない。圧電素
子に加わる電圧を高くするためには、抵抗31、32を
小さくすればよいが、この場合にはコリオリ力の検出に
問題が生じる。検出手段13の入力端にも抵抗31、3
2が接続されており、一方圧電素子は誘電体でもあり静
電容量を持つ。検出手段13の入力端子から見ると、抵
抗31、32と圧電素子の静電容量がハイパスフィルタ
を形成したようになる。抵抗31、32が小さいと駆動
周波数では、ハイパスフィルタの減衰域にあり検出信号
が減衰する。このため、検出信号が小さくなり角速度に
対する感度が低くなる。
【0005】以上のように、駆動と検出を一つの電極対
で共用して行うと駆動力の向上と検出感度の向上が相反
するものとなり、圧電素子のもつ最大の検出能力を発揮
させることができないと言う問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めには、駆動と検出を分離しそれぞれ別電極で行うこと
が考えられる。特開平8−122082号公報に記載の
方法に用いる圧電振動子の構造が開示されている。そこ
では、一方の面に幅方向に3分割した電極を形成し、真
ん中の電極を駆動電極とし、両端の電極を検出電極とす
るものである。このような構造では、駆動と検出を分離
して行うことができるが、中央に駆動電極を設けて、十
分な駆動力を得るためには幅を持たざるを得ず、両側の
検出電極の幅が細く面積が小さくなり、検出する電荷量
が小さくなってしまうという問題を有していた。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、駆動と検出を分離しても駆動力が高く、かつ検
出電極に発生する電荷量を高くできるため、低電圧駆動
しても角速度に対して高い感度の得られる角速度センサ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、複数の圧電基板が
接合された角柱状の梁と前記梁を支持する支持体とから
なり、前記梁の主面の先端側に駆動用電極、支持体側に
幅方向に分割された検出用電極を有する圧電素子を用
い、先端側の駆動用電極に駆動手段を、検出用電極に検
出手段を接続したことを特徴とする。本構成によれば、
検出用電極が発生電荷量の大きい支持体側に幅方向にい
っぱいに設けられており、コリオリ力を高感度で検出す
ることができる角速度センサが提供される。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、複数の圧
電基板が接合された角柱状の梁と前記梁を支持する支持
体とからなり、前記梁の主面の先端側に検出用電極、支
持体側に幅方向に分割された駆動用電極を有する圧電素
子を用い、分割された駆動用電極に駆動手段を、先端側
の検出用電極に検出手段を接続したことを特徴とする。
本構成によれば、最も効率的に歪みを発生させることが
できる支持体側に駆動用電極を設けるため、低い駆動電
圧でも高い先端振動速度を得ることができ、感度の高い
角速度センサが提供できる。
【0010】本発明の請求項3記載の発明は、複数の圧
電基板が接合された角柱状の梁と前記梁を支持する支持
体とからなり、前記梁の主面の先端側に幅方向に分割さ
れた駆動用電極、支持体側に検出用電極を有する圧電素
子を用い、先端側の分割された駆動用電極に駆動手段
を、検出用電極に検出手段を接続したことを特徴とす
る。本構成によれば、検出用電極が発生電荷量の大きい
支持体側に幅方向にいっぱいにかつバイモルフ構造の両
面に設けられているため、コリオリ力を高感度で検出す
ることができる角速度センサが提供される。
【0011】本発明の請求項4記載の発明は、複数の圧
電基板が接合された角柱状の梁と前記梁を支持する支持
体とからなり、前記梁の主たる面の先端側に幅方向に分
割された検出用電極、支持体側に駆動用電極を有する圧
電素子を用い、駆動用電極に駆動手段を、先端側の分割
された検出用電極に検出手段を接続したことを特徴とす
る。本構成によれば、最も効率的に歪みを発生させるこ
とができる支持体側に駆動電極をバイモルフ構造の両面
に設けるため、低い駆動電圧でも高い先端振動速度を得
ることができ、感度の高い角速度センサが提供できる。
【0012】本発明の請求項5記載の発明は、前記梁の
片端を前記支持体で支持した圧電素子を用いることを特
徴とする。本構成によれば、梁の長さを短くでき小型の
角速度センサが提供できる。
【0013】本発明の請求項6記載の発明は、前記梁の
長さ方向の中央を前記支持体で支持した圧電素子を用い
ることを特徴とする。本構成によれば、中央を支持する
ため、振動のバランスがよく振動損失が小さいため、振
動速度が高く感度の高い角速度センサが提供できる。
【0014】本発明の請求項7記載の発明は、前記駆動
用電極および検出用電極が支持体に対して長さ方向に略
対称に設置されていることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項8記載の発明は、前記梁の
一方の面に全面電極が設けられていることを特徴とす
る。本構成によれば、表裏のパターン合わせを必要とせ
ず製造の容易な角速度センサが提供できる。
【0016】本発明の請求項9記載の発明は、前記梁の
一方の面に分割されてない電極のみが反対面と略同じ位
置に設けられていることを特徴とする。本構成によれ
ば、厚み方向に対称に電極が設けられているため、駆動
に漏れを生じたり、漏れ振動を検出することのない安定
な角速度センサが提供できる。
【0017】本発明の請求項10記載の発明は、前記複
数の圧電基板が直接接合されていることを特徴とする。
本構成によれば、直接接合することにより、振動の損失
を招く接着層がないため、高感度で安定な角速度センサ
が提供される。
【0018】本発明の請求項11記載の発明は、前記複
数の圧電基板が酸素原子及び水酸基の少なくとも1つを
介して直接接合によって接合されてなることを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図14を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明に係る実
施の形態1における角速度センサの圧電素子と駆動・検
出方法を示す図である。圧電素子1は2枚の圧電基板
2、3を接合して形成されている。圧電基板には、ニオ
ブ酸リチウム単結晶を用いた。ニオブ酸リチウムは、圧
電性が比較的大きく、かつ振動損失が小さくQの高い振
動子を構成できる。2枚の圧電基板の分極方向は互いに
逆になるように接合されている。接合された圧電基板
は、厚さと幅がほぼ等しくなるような角柱状の梁(振動
子部)4に加工され、一方の端に支持体20が接合され
て片持ち梁構造となっている。
【0021】図2は圧電素子1の表裏の電極配置を示す
図である。図1の圧電素子1の上面の電極配置は図2
(a)であり、反対面は図2(b)である。一方の主面
には幅方向に等しい幅で分割された電極6a、6bが支
持体側に形成されている。先端側には電極7が幅方向一
杯に設けられ、電極6a、6bの間を通って支持体部ま
で引き出されている。電極6a、6b、7と相対する面
には全面に電極8が形成されている。裏面の電極8は図
2(b)のように全面電極とすると、表裏のパターン合
わせの必要が無く、製造が容易である。電極にはクロム
を下地とした金を用いた。
【0022】電極7と電極8には駆動回路12が接続さ
れており、圧電素子の接合方向(厚み方向に)に梁4の
共振周波数に極めて近い駆動信号が印加される。この駆
動信号により梁4は撓み振動を起こす。振動している梁
に角速度が加わると振動方向と直角方向にコリオリ力が
発生する。この場合、梁の幅方向(圧電基板の面方向)
にコリオリ力が発生するため、電極6aと6bの間に発
生電荷に差が生じる。電極6a、6bは検出回路13に
接続されており、この電荷の差を差動増幅回路などによ
り検出する。検出回路13は、バッファ回路や差動増幅
回路で構成さている。さらに検出回路の出力は、駆動回
路12の駆動信号を参照信号として同期検波回路14に
より同期検波して角速度の大きさに応じた直流信号を得
る。
【0023】駆動回路と検出回路は独立しており相互に
影響することがないため、それぞれ圧電素子に対して最
適な条件で回路定数等を決定することができる。片持ち
梁が撓み振動するとき、梁内部に生じる歪みは支持体側
が大きく、先端に近づくほど小さくなる。従って、コリ
オリ力により発生する歪みも支持体付近の方が大きく、
発生電荷量も大きい。検出電極は支持体側に設けられて
おり、大きな発生電荷が生じる位置にある。先端部には
検出電極はないが、全長に検出電極を設けた場合とほぼ
変わらない検出感度を得ることができた。
【0024】駆動電極は小さくともQの高い構造で有れ
ば、低電圧でも十分に大きな振動速度を得ることができ
た。駆動電極と検出電極の長さの比は、最も感度が高く
なるよう調整すればよい。検出電極を長くする方が有利
である。
【0025】裏面の電極8は図2(c)の様に電極7と
同じ大きさで対向する位置に設けてもよい。駆動信号に
よる電界の検出電極側への広がりが無く、信号の漏れが
ないため、ノイズ成分の少ない角速度センサとなる。
【0026】圧電基板2、3の接合には直接接合法をを
用いた。直接接合による接合では基板の表面を研磨して
表面を均一な鏡面にしたのち、洗浄し表面のゴミや汚染
物を取り去る。この基板を親水化処理して表面を活性化
し、乾燥した後、2枚の基板を重ね合わせる。ここで、
直接接合による接合の原理について述べる。図3は本発
明の実施の形態1における圧電素子の製造工程における
直接接合による接合の各段階における圧電基板の界面状
態を示す。図3中、L1、L2、L3は圧電基板間の距
離を示している。まず、圧電基板である2枚のニオブ酸
リチウム基板2、3の両面を鏡面研磨する。次いで、こ
れらのニオブ酸リチウム基板21a、21bを、アンモ
ニアと過酸化水素と水の混合液(アンモニア水:過酸化
水素水:水=1:1:6(容量比))で洗浄して、ニオ
ブ酸リチウム基板21a、21bに親水化処理を施す。
図3(a)に示すように、前記混合液で洗浄された圧電
基板2、3の表面は水酸基(−OH基)で終端され、親
水性になっている(接合の前の状態)。
【0027】次いで、図3(b)に示すように、親水化
処理を施した2枚の圧電基板2、3を、分極軸の向きが
互いに反対方向となるようにして接合する(L1>L
2)。これにより、脱水が起こり、圧電基板2と圧電基
板3は、水酸基の重合や水素結合などの引力により引き
合って接合される。このように、鏡面研磨された面同士
を表面処理して、接触させることにより、界面に接着剤
などの接着層を介さずに対向する面を接合することを
「直接接合」による接合と呼ぶ。
【0028】直接接合による接合では接着剤を使用しな
いので、接合界面に接着層が存在しない。接着層は振動
を吸収して感度を劣化させたり、ばらつきの原因となっ
たり、温度特性を劣化させたりするが、直接接合による
接合を用いることにより接合界面での振動吸収がなく、
ばらつきや温度変化のない接合を得ることができる。ま
た、一般的には、熱処理を施すことにより、分子間力に
よる接合から共有結合やイオン結合などの原子レベルの
より強力な接合となる。
【0029】また、所望により、上記のようにして接合
した圧電基板2、3に、450℃の温度で熱処理を施し
てもよい。これにより、図3(c)に示すように、圧電
基板2の構成原子と圧電基板3の構成原子との間が酸素
原子Oを介して共有結合した状態となり(L2>L
3)、圧電基板2、3が原子レベルでさらに強固に直接
接合される。即ち、接合の界面に接着剤などの接着層の
存在しない結合状態が得られる。別の場合としては、圧
電基板2の構成原子と圧電基板3の構成原子との間が水
酸基を介して共有結合した状態となり、圧電基板2、3
が原子レベルで強固に直接接合される場合もある。
【0030】なお、圧電基板が熱に弱い場合には熱処理
を行う必要はない。また、熱処理を行う場合には、圧電
体の分極が消失してしまうキュリー点を超えない温度範
囲での熱処理を行うことが好ましい。ニオブ酸リチウム
のキュリー点は1210℃であり、これに近い温度履歴
を受けることによって特性が劣化するため、上記キュリ
ー点以下の温度範囲で熱処理を行うのが望ましい。これ
によって、さらに強固な直接接合による接合をさせるこ
とができる。直接接合することにより、振動の損失を招
く接着層がないため、高感度で安定な角速度センサが提
供される。
【0031】図4は、図1の圧電素子1と駆動・検出手
段を具備した角速度センサの分解斜視図である。圧電素
子1は支持体20がパッケージ10aに固定されてい
る。パッケージ10aには、圧電素子1を駆動するため
の駆動手段12とコリオリ力を検出するための検出手段
13および同期検波手段14を含む半導体回路素子9が
実装されている。パッケージ10aは他のパッケージ部
材であるパッケージ10bにより蓋をされ、角速度セン
サ100を構成している。圧電素子1の電極6a,6
b,7,8と半導体回路素子9とは図示しない導電体で
接続されている。電極7は細い導通層が電極6a、6b
の間に設けられ支持体まで伸ばされている。支持体部の
導電層などからワイヤーボンディングなどでパッケージ
上の導電層を接続した。裏面の電極8は支持体20に設
けた導電層を介して半導体素子まで導通される。
【0032】以上のように本実施の形態は、片持ち梁構
造を用いることにより小型であり、駆動と電極が分離さ
れ回路構成および回路定数の決定範囲が広く、検出部を
支持体付近に設けることにより先端部に検出電極が無く
とも感度の大きい角速度センサが実現できた。
【0033】なお、圧電基板としてはニオブ酸リチウム
の他にタンタル酸リチウム、水晶などの圧電単結晶や、
PZT系などの圧電セラミックを用いてもよい。
【0034】また、電極材料はクロム、金に限るもので
はなく、チタンやニッケル、プラチナ等圧電基板に合わ
せて選択すればよい。
【0035】また、圧電基板の接合に直接接合を用いた
が、これに限るものではなくエポキシ樹脂系などの接着
剤を用いて接着してもよい。
【0036】また、半導体素子を図4のようにパッケー
ジ内に設けず、外部に別に実装してもよい。
【0037】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
のブロック図を図5に示す。ニオブ酸リチウムからなる
圧電基板2、3が接合され、その主たる相対する面に電
極6a、6bと電極7が形成されている。接合された圧
電基板は、厚さと幅がほぼ等しくなるような角柱状の梁
4に加工され、中央部に支持体20が接合された中央支
持梁構造となっている。
【0038】図6(a)、(b)は図5の圧電素子1の
電極配置を示す図である。上面の電極が図6(a)、反
対面が図6(b)に示されている。電極6a、6bは幅
方向に分割されて、中央の支持体側に形成されている。
電極7は、両端側に全幅にわたり形成されている。電極
6a、6b、7は長さ方向の中心に対して略対称な形状
となっている。裏面の電極8は全面に形成されている。
電極7と電極8の間に駆動回路12により駆動信号を印
加し、梁4を撓み振動させ、電極6a、6bの間に検出
回路13と同期検波回路14を接続し、コリオリ力によ
り発生電荷量の差を検出する。
【0039】図5の圧電素子1は中央部を支持された中
央支持梁構造を有する。中央支持梁構造では、振動が支
持部を中心に対称となり重心が支持部に来るため、非常
にバランスがよく安定な圧電振動子となる。このため振
動損失が小さく、先端の振動速度を高くできるため、高
感度化しやすい利点を持つ。また、支持体を小さくして
も安定に保持できる。
【0040】電極が対称に設置してあるため、振動の対
称性も高く安定性が高くできる。他の構成は実施の形態
1と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0041】なお、裏面の電極8は図6(c)に示す様
に上面の電極と同じ位置に同じ形状に設けてもよく、こ
の場合漏れ振動の影響を小さくできる。
【0042】以上のように、本実施の形態によれば、駆
動と電極が分離され回路構成および回路定数の決定範囲
が広く、支持体を中央に設けることにより振動損失が小
さく振動速度が高く、検出部を支持体付近に設けること
により先端部に検出電極が無くとも感度が高く安定度の
高い角速度センサが実現できた。
【0043】なお、圧電基板としてはニオブ酸リチウム
の他にタンタル酸リチウム、水晶などの圧電単結晶や、
PZT系などの圧電セラミックを用いてもよい。
【0044】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
のブロック図を図7に示す。
【0045】圧電素子1の形状、電極配置は実施の形態
1と同じであるので説明は省略するが、分割電極6a、
6bの長さが短く、両端の電極7、8が長くなってい
る。支持体側に幅方向に分割された電極6a、6bに駆
動回路12が接続されている。駆動信号は、梁4の幅方
向の共振周波数に極めて近い周波数とした。電極6a、
6bに駆動信号を印加することにより梁4は幅方向に撓
み振動する。角速度が梁に加わると、コリオリ力が梁の
厚み方向(上下方向)に発生する。この発生電荷を検出
回路13で検出し、駆動信号を参照信号として同期検波
して角速度を検知する。
【0046】駆動電極は支持体側に設けてあるため、小
さな電圧でも大きな駆動力を得ることができ、振動速度
を高めることができる。また、梁の固定方向に振動しな
いため固定の影響による振動の損失がなく、高い振動速
度を固定状態によらず得ることができる。また駆動電極
が小さくてもよいので、検出電極面積を大きく取れる。
このため、駆動電極6a、6bを短く、検出電極7を長
くしている。
【0047】なお、裏面の電極8は実施の形態1と同様
に全面電極としても、上面と同じ位置に同じ大きさのも
のを相対して設けてもよい。
【0048】以上のように、本実施の形態は、駆動と検
出が分離され、幅方向に振動するために、固定状態の影
響を受けず、感度の高い角速度センサが得られた。
【0049】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
のブロック図を図8に示す。圧電素子1の形状、電極配
置は実施の形態2と同じであるので説明は省略するが、
分割電極6a、6bの長さが短く、両端の電極7、8が
長くなっている。
【0050】駆動方法は、実施の形態3と同じであり、
支持体側に配置され幅方向に分割された電極6a、6b
に駆動回路12により駆動信号を与え、幅方向に駆動
し、コリオリ力による歪みを電極7、8に接続した検出
回路13、同期検波回路14で検出する。図8の圧電素
子1は中央部を支持された中央支持梁構造を有する。中
央支持梁構造では、振動が支持部を中心に対称となり重
心が支持部に来るため、非常にバランスがよく安定な圧
電振動子となる。このため振動損失が小さく、先端の振
動速度を高くできるため、高感度化しやすい利点を持
つ。また、支持体を小さくしても安定に保持できる。電
極が対称に設置してあるため、振動の対称性も高く安定
性が高くできる。
【0051】また、幅方向梁の固定方向に振動しないた
め固定の影響による振動の損失がなく、高い振動速度を
固定状態によらず得ることができた。
【0052】なお、裏面の電極8は実施の形態2と同様
に全面電極としても、上面と同じ位置に同じ大きさのも
のを相対して設けてもよい。
【0053】以上のように、本実施の形態は、駆動と検
出が分離され、幅方向に振動するために、固定状態の影
響を受けず、かつ振動損失が小さいため感度の高い角速
度センサが得られた。
【0054】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
のブロック図を図9に示す。圧電素子1は2枚の圧電基
板2、3を接合して形成されている。圧電基板には、ニ
オブ酸リチウム単結晶を用いた。ニオブ酸リチウムは、
圧電性が比較的大きく、かつ振動損失が小さくQの高い
振動子を構成できる。2枚の圧電基板の分極方向は互い
に逆になるように接合されている。接合された圧電基板
は、厚さと幅がほぼ等しくなるような角柱状の梁4に加
工され、一方の端に支持体20が接合されて片持ち梁構
造となっている。
【0055】図10は圧電素子1の表裏の電極配置を示
す図である。図9の圧電素子1の上面の電極配置は図1
0(a)であり、反対面は図10(b)である。一方の
主面には幅方向に等しい幅で分割された電極6a、6b
が先端側に形成されており、端部に沿って支持体部まで
引き出されている。支持体側には電極7が幅方向一杯に
設けられている。電極7は短く、電極6a、6bは長く
しており、電極6a、電極6bの湿る面積を大きくし
た。電極6a、6b、7と相対する面には全面に電極8
が形成されている。(図10(b))全面電極とする
と、表裏のパターン合わせの必要が無く、製造が容易で
ある。電極にはクロムを下地とした金を用いた。
【0056】電極7と電極8には駆動手段12が接続さ
れており、圧電素子の接合方向(厚み方向に)に梁4の
共振周波数に極めて近い駆動信号が印加される。この駆
動信号により梁4は撓み振動を起こす。振動している梁
に角速度が加わると振動方向と直角方向にコリオリ力が
発生する。この場合、梁の幅方向(圧電基板の面方向)
にコリオリ力が発生するため、電極6aと6bの間に発
生電荷に差が生じる。電極6a、6bは検出手段13に
接続されており、この電荷の差を差動増幅回路などによ
り検出する。検出回路13は、バッファ回路や差動増幅
回路で構成されている。さらに検出回路の出力は、駆動
回路12の駆動信号を参照信号として同期検波回路14
により同期検波して角速度の大きさに応じた直流信号を
得る。
【0057】片持ち梁が撓み振動するとき、梁内部に生
じる歪みは支持体が大きく、先端に近づくほど小さくな
る。支持体側に大きな歪みを発生させるだけで、容易に
先端速度の大きな振動が発生する。支持体近傍に駆動電
極を設けるだけでも、全面に駆動電極を有する場合と比
べてもほぼ同じだけの振動速度を得ることができる。コ
リオリ力により発生する歪みも支持体付近の方が大きい
が、電極7を短くして検出電極を長くすることにより、
振動速度が大きいため感度は十分高く得ることができ
た。
【0058】なお、裏面の電極8は図10(c)に示す
様に上面の電極と同じ位置に同じ形状に設けてもよく、
この場合漏れ振動の影響を小さくできる。
【0059】以上のように、本実施の形態は、片持ち梁
構造を用いることにより小型であり、駆動と電極が分離
され回路構成および回路定数の決定範囲が広く、駆動部
を支持体付近に設けることにより小さな面積でも高い振
動速度を得ることができ、感度の高い角速度センサが実
現できた。
【0060】なお、圧電基板としてはニオブ酸リチウム
の他にタンタル酸リチウム、水晶などの圧電単結晶や、
PZT系などの圧電セラミックを用いてもよい。
【0061】また、電極材料はクロム、金に限るもので
はなく、チタンやニッケル、プラチナ等圧電基板に合わ
せて選択すればよい。
【0062】(実施の形態6)本発明の実施の形態6に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
を示すブロック図を図11に示す。ニオブ酸リチウムか
らなる圧電基板2、3が接合され、その主たる相対する
面に電極6a、6bと電極7が形成されている。接合さ
れた圧電基板は、厚さと幅がほぼ等しくなるような角柱
状の梁4に加工され、中央部に支持体20が接合された
中央支持梁構造となっている。
【0063】図12(a)、(b)は図11の圧電素子
1の電極配置を示す図である。上面の電極が図12
(a)、反対面が図12(b)に示されている。電極7
は、支持体付近に端部を除いて形成されている。電極6
a、6bは幅方向に分割されて、電極7を除く先端側に
形成されており、電極7の周辺部に設けた細い導通部で
支持体上を通り両端部の電極が接続されている。電極6
a、6b、7は長さ方向の中心に対して略対称な形状と
なっている。裏面の電極8は全面に形成されている。
【0064】電極7と電極8の間に駆動回路12により
駆動信号を印加し、梁4を撓み振動させ、電極6a、6
bの間に検出回路13と同期検波回路14を接続し、コ
リオリ力により発生電荷量の差を検出する。
【0065】支持体側に大きな歪みを発生させること
で、容易に先端速度の大きな振動が発生する。支持体近
傍に駆動電極を設けるだけでも、全面に駆動電極を有す
る場合と比べてもほぼ同じだけの振動速度を得ることが
できる。コリオリ力により発生する歪みも支持体付近の
方が大きいが、電極7を短くして検出電極を長くするこ
とにより、振動速度が大きいため感度は十分高く得るこ
とができた。
【0066】図11の圧電素子1は中央部を支持された
中央支持梁構造を有する。両持ち梁構造では、振動が支
持部を中心に対称となり重心が支持部に来るため、非常
にバランスがよく安定な圧電振動子となる。このため振
動損失が小さく、先端の振動速度を高くできるため、高
感度化しやすい利点を持つ。また、支持体を小さくして
も安定に保持できる。
【0067】電極が対称に設置してあるため、振動の対
称性も高く安定性が高くできる。他の構成は実施の形態
1と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0068】なお、裏面の電極8は図6(c)に示す様
に上面の電極と同じ位置に同じ形状に設けてもよく、こ
の場合漏れ振動の影響を小さくできる。
【0069】以上のように、本実施の形態によれば、駆
動と電極が分離され回路構成および回路定数の決定範囲
が広く、支持体を中央に設けることにより振動損失が小
さく振動速度が高く、駆動部を支持体付近に設けること
により小さな面積でも振動速度を大きくできるため感度
が高く安定度の高い角速度センサが実現できた。
【0070】なお、圧電基板としてはニオブ酸リチウム
の他にタンタル酸リチウム、水晶などの圧電単結晶や、
PZT系などの圧電セラミックを用いてもよい。
【0071】(実施の形態7)本発明の実施の形態7に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
のブロック図を図13に示す。圧電素子1の形状、電極
配置は実施の形態5と同じであるので説明は省略する
が、分割電極6a、6bの長さが短く、支持体側の電極
7、8が長くなっている。
【0072】先端側に幅方向に分割された電極6a、6
bに駆動回路12が接続されている。駆動信号は、梁4
の幅方向の共振周波数に極めて近い周波数とした。電極
6a、6bに駆動信号を印加することにより梁4は幅方
向に撓み振動する。角速度が梁に加わると、コリオリ力
が梁の厚み方向(上下方向)に発生する。この歪みによ
る発生電荷を検出回路13で検出し、駆動信号を参照信
号として同期検波して角速度を検知する。
【0073】検出電極は支持体側に設けてあるため、先
端側に比べて歪みが大きく発生電荷量が大きい。そのた
め、先端部に検出電極が無くとも感度が高い。また、梁
の固定方向に振動しないため固定の影響による振動の損
失がなく、高い振動速度を固定状態によらず得ることが
できる。また駆動電極が小さくてもよいので、検出電極
面積を大きく取れる。このため、駆動電極6a、6bを
短く、検出電極7を長くしている。
【0074】なお、裏面の電極8は実施の形態1と同様
に全面電極としても、上面と同じ位置に同じ大きさのも
のを相対して設けてもよい。
【0075】以上のように、本実施の形態によれば、駆
動と検出が分離され、支持体側に駆動電極があるので駆
動力が高く、感度の高い角速度センサが得られた。
【0076】(実施の形態8)本発明の実施の形態8に
おける角速度センサに用いる圧電素子と駆動・検出方法
のブロックを図14に示す。圧電素子1の形状、電極配
置は実施の形態6と同じであるので説明は省略するが、
分割電極6a、6bの長さが長く、電極7、8が短くな
っている。
【0077】駆動方法は、実施の形態7と同じであり、
支持体側に配置された電極7,8に駆動手段12により
駆動信号を与え、厚み方向に駆動し、コリオリ力による
歪みを電極6a、6bに接続した検出回路13、同期検
波回路14で検出する。図14の圧電素子1は中央部を
支持された中央支持梁構造を有する。中央支持梁構造で
は、振動が支持部を中心に対称となり重心が支持部に来
るため、非常にバランスがよく安定な圧電振動子とな
る。このため振動損失が小さく、先端の振動速度を高く
できるため、高感度化しやすい利点を持つ。また、支持
体を小さくしても安定に保持できる。
【0078】電極が対称に設置してあるため、振動の対
称性も高く安定性が高くできる。また、バイモルフ構造
の厚み方向に駆動するため、駆動力が高く、高い振動速
度を得ることができた。
【0079】なお、裏面の電極8は実施の形態6と同様
に全面電極としても、上面と同じ位置に同じ大きさのも
のを相対して設けてもよい。
【0080】以上のように、本実施の形態によれば、駆
動と検出が分離され、支持体側に駆動電極があるため、
駆動力が高く感度の高い角速度センサが得られた。
【0081】
【発明の効果】以上の説明より明白なように、本発明の
角速度センサは、駆動と検出を分離するために簡単な回
路構成でかつ回路定数の決定も独立に行うことができ、
駆動力が高く、かつ検出電極に発生する電荷量を高くで
きる電極配置をとることができ、かつ高い感度の得られ
る角速度センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における角速度センサに
用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における角速度センサの
圧電素子の電極配置を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における圧電素子の製造
工程における直接接合による接合の各段階における圧電
基板の界面状態を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における角速度センサの
分解斜視図
【図5】本発明の実施の形態2における角速度センサに
用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図6】本発明の実施の形態2における角加速度センサ
の圧電素子の電極配置を示す図
【図7】本発明の実施の形態3における角速度センサに
用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図8】本発明の実施の形態4における角速度センサに
用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図9】本発明の実施の形態5における角速度センサに
用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図10】本発明の実施の形態5における角加速度セン
サの圧電素子の電極配置を示す図
【図11】本発明の実施の形態6における角速度センサ
に用いる圧電素子と駆動・検出方法を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態6における角加速度セン
サの圧電素子の電極配置を示す図
【図13】本発明の実施の形態7における角速度センサ
に用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図14】本発明の実施の形態8における角速度センサ
に用いる圧電素子と駆動・検出方法のブロック図
【図15】従来の角速度センサに用いる圧電素子と駆動
・検出方法のブロック図
【符号の説明】
1 圧電素子 2,3 圧電基板 4 振動子部 5 固定用梁部 6a,6b,7,8 電極 9 半導体素子 10a,10b パッケージ 12 駆動回路 13 検出回路 14 同期検波回路 20 支持体 31,32 抵抗 100 角速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 光洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F105 AA01 AA08 BB02 CC06 CD02 CD06 CD13 CD20

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧電基板が接合された角柱状の梁と
    前記梁を支持する支持体とからなり、前記梁の主面の先
    端側に駆動用電極、支持体側に幅方向に分割された検出
    用電極を有する圧電素子を用い、先端側の駆動用電極に
    駆動手段を、検出用電極に検出手段を接続したことを特
    徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】複数の圧電基板が接合された角柱状の梁と
    前記梁を支持する支持体とからなり、前記梁の主面の先
    端側に検出用電極、支持体側に幅方向に分割された駆動
    用電極を有する圧電素子を用い、分割された駆動用電極
    に駆動手段を、先端側の検出用電極に検出手段を接続し
    たことを特徴とする角速度センサ。
  3. 【請求項3】複数の圧電基板が接合された角柱状の梁と
    前記梁を支持する支持体とからなり、前記梁の主面の先
    端側に幅方向に分割された駆動用電極、支持体側に検出
    用電極を有する圧電素子を用い、先端側の分割された駆
    動用電極に駆動手段を、検出用電極に検出手段を接続し
    たことを特徴とする角速度センサ。
  4. 【請求項4】複数の圧電基板が接合された角柱状の梁と
    前記梁を支持する支持体とからなり、前記梁の主たる面
    の先端側に幅方向に分割された検出用電極、支持体側に
    駆動用電極を有する圧電素子を用い、駆動用電極に駆動
    手段を、先端側の分割された検出用電極に検出手段を接
    続したことを特徴とする角速度センサ。
  5. 【請求項5】前記梁の片端を前記支持体で支持した圧電
    素子を用いることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    か1項に記載の角速度センサ。
  6. 【請求項6】前記梁の長さ方向の中央を前記支持体で支
    持した圧電素子を用いることを特徴とする請求項1から
    4のいずれか1項に記載の角速度センサ。
  7. 【請求項7】前記駆動電極および検出電極が支持体に対
    して長さ方向に略対称に設置されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の角速度センサ。
  8. 【請求項8】前記梁の一方の面に全面電極が設けられて
    いることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に
    記載の角速度センサ。
  9. 【請求項9】前記梁の一方の面に分割されてない電極の
    みが反対面と略同じ位置に設けられていることを特徴と
    する請求項1から7のいずれか1項に記載の角速度セン
    サ。
  10. 【請求項10】前記複数の圧電基板が直接接合されてい
    ることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記
    載の角速度センサ。
  11. 【請求項11】前記複数の圧電基板が酸素原子及び水酸
    基の少なくとも1つを介して直接接合によって接合され
    ていることを特徴とする請求項10に記載の角速度セン
    サ。
  12. 【請求項12】先端側の電極が支持体側に引き出され、
    支持体部から外部へ導通されることを特徴とする請求項
    1から11のいずれか1項に記載の角速度センサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279000A (ja) * 2006-04-12 2007-10-25 Hst Kk 電位センサ
KR101119257B1 (ko) * 2004-03-31 2012-03-15 소니 주식회사 진동형 자이로 센서 소자

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