JP2002372392A - 熱交換素子とその製造方法 - Google Patents

熱交換素子とその製造方法

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JP2002372392A
JP2002372392A JP2001184510A JP2001184510A JP2002372392A JP 2002372392 A JP2002372392 A JP 2002372392A JP 2001184510 A JP2001184510 A JP 2001184510A JP 2001184510 A JP2001184510 A JP 2001184510A JP 2002372392 A JP2002372392 A JP 2002372392A
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ridge
adhesive
heat exchange
flat plate
exchange element
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JP2001184510A
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Takuya Fujimoto
卓也 藤本
Toyoji Okayama
豊治 岡山
Kazuhiko Hatano
和彦 波多野
Fumio Kato
文雄 加藤
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住居等での省エネルギー換気において、畝状
部折畳み工程と接着成形工程の連結による材料コスト削
減と圧力損失低減ならびに生産性の向上を図り、環境保
全への対応も配慮した熱交換素子を提供することを目的
とする。 【解決手段】 素子素材2は方形の平板2aの片面であ
る第1面5の第2辺6に沿って接着剤を所定幅で塗布し
た第2塗布部10と、第2辺6に交差して接着剤を所定
幅の縞状に塗布した4本の第1塗布部8を設け、畝状部
折り工程15で紙折り金型により第1塗布部8に畝を一
筋ずつ縞状の第1塗布部8に沿って第2面16側へ立ち
上げて成形し、1箇所2本ずつ立ち上げられた畝を熱圧
接し畝状部11とする。端縁折曲げ工程18で端縁14
を折り曲げ立上げ、畝状部11が交差するよう重ねて熱
圧接し流路3を有する積層体4とする。接着剤塗布、畝
状部の折畳み、接着の各工程が一連の自動工程とするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所、店舗、住
居等での快適空間を創出する省エネルギー換気に使用さ
れる熱交換器の熱交換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換素子の基本的な構
成は、代表的なものとして特公昭47−19960号公
報に記載の、伝熱性と透湿性を併せ持つ加工紙で形成さ
れ、熱交換すべき二つの気流を仕切るプレートに、同紙
質で波形状に形成したフィンの片面にプレートを接着し
て複列の平行する流路を有する単位部材とし、これを平
行する流路が交互に直交するよう所要段数積み重ね接着
するものがある。
【0003】また、特開昭61−186795公報に記
載のものは、プレートの上に所要の高さとピッチで非金
属材料製の棒状のリブを形成して流路とする単位部材
を、流路が交互に直交するよう所要段数積み重ね、リブ
の上に塗布した接着剤で接着するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱交
換素子は、コルゲート構造のものは材料コストが高くな
り、圧力損失が大きくなる。また、非金属材料製の棒状
のリブを用いるものは、プレートとリブの異なる材質が
一体となっており廃棄時の分別が困難であるという課題
があり、材料コストの削減および圧力損失の低減と分別
による資源の再利用ができるようにすることが要求され
ている。
【0005】本発明は、上記課題を解決するもので、畝
状部折畳み工程と接着成形工程の連結による材料コスト
削減と圧力損失低減ならびに生産性の向上を図り、環境
保全への対応も配慮した熱交換素子を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換素子は上
記目的を達成するために、方形の薄板である平板の片面
である第1面の相対する一組の辺を第1辺とし、前記第
1辺各々の端縁に平行して接着剤を縞状に塗布した第1
塗布部と、前記第1塗布部に交差して相対する一組の第
2辺には接着剤を筋状に塗布した第2塗布部を設け、前
記平板の前記第1塗布部を各々縞状の筋方向を折線とし
て折り畳み貼り合せることで畝状部を前記平板の他面で
ある第2面側に立上げて平行する流路を設け、前記畝状
部と平行する前記平板の端縁を前記畝状部の頂上部の高
さとなるように立上げた素子素材を複数個、前記畝状部
が交差するように重ね前記第2塗布部の接着剤で貼り合
せて積層し平板を隔てて交差する二つの流路を形成した
構成とする。
【0007】本発明によれば、平板状態で所要の接着剤
を塗布することで塗布精度の確保ならびに高速塗布が簡
易にすることができ、また、流路の形状精度を高くでき
る。
【0008】また、素子素材は平板を平行四辺形とし、
平板の片面である第1面の相対する一組の第1辺各々の
端縁に平行して接着剤を縞状に塗布した第1塗布部と、
第1辺に所定角度で交差して相対する一組の第2辺に接
着剤を筋状に塗布した第2塗布部を設け、第1塗布部を
各々縞状の筋方向を折線として折り畳み貼り合せること
で畝状部を平板の他面である第2面側に立上げた後に第
2辺は鋸歯状の波形となり、前記波形の頂部が積層時に
前記第1面側と隣接する素子素材の前記第1辺に概ね一
致して重なる構成とする。
【0009】本発明によれば、立上げた畝状部に平行な
第1辺に交差する第2辺の切断が不要であり、工程減と
材料歩留りの向上ができる。
【0010】また、帯状の平板にコーティングノズル、
スプレーノズル、凹版印刷またはスクリーン印刷で接着
剤を塗布する塗布工程と、裁断、畝状部折り、畝状部畳
み、端縁折曲げからなる素子素材の成形工程を熱交換素
子の製造方法としたものである。
【0011】本発明によれば、熱交換素子の形状寸法、
素子素材の流路形状及び精度等の条件に合わせて適切な
接着剤塗布方法が選択でき、塗布精度を経済的に確保し
接着成形工程の連結による生産性の向上ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、方形の薄板である平板
の片面である第1面の相対する一組の辺を第1辺とし、
前記第1辺各々の端縁に平行して接着剤を縞状に塗布し
た第1塗布部と、前記第1塗布部に交差して相対する一
組の第2辺には接着剤を筋状に塗布した第2塗布部を設
け、前記平板の前記第1塗布部を各々縞状の筋方向を折
線として折り畳み貼り合せることで畝状部を前記平板の
他面である第2面側に立上げて平行する流路を設け、前
記畝状部と平行する前記平板の端縁を前記畝状部の頂上
部の高さとなるように立上げた素子素材を複数個、前記
畝状部が交差するように重ね前記第2塗布部の接着剤で
貼り合せて積層し平板を隔てて交差する二つの流路を形
成したものであり、平板を所定箇所折畳むと同時に畝状
部が貼り合せられて立上がると共に積層用の接着剤塗布
部が形成されるという作用を有する。
【0013】また、素子素材は平板を平行四辺形とし、
平板の片面である第1面の相対する一組の第1辺各々の
端縁に平行して接着剤を縞状に塗布した第1塗布部と、
第1辺に所定角度で交差して相対する一組の第2辺に接
着剤を筋状に塗布した第2塗布部を設け、第1塗布部を
各々縞状の筋方向を折線として折り畳み貼り合せること
で畝状部を平板の他面である第2面側に立上げた後に第
2辺は鋸歯状の波形となり、前記波形の頂部が積層時に
前記第1面側と隣接する素子素材の前記第1辺に概ね一
致して重なるようにしたものであり、畝状部を折り畳
み、立上げて後の切断による第2辺の形成が不要とな
る。
【0014】また、素子素材は立上げた畝状部を第1塗
布部の接着剤に併せて頂上部の谷部も接着剤で接着する
ものであり、接合部の開口端が補強されるという作用を
有する。
【0015】また、素子素材は立上げた端縁を隣接する
畝状部の立上りに接着することで、外力がかかり易い端
部の接合開口端を補強するという作用を有する。
【0016】また、帯状の平板にコーティングノズル、
スプレーノズル、凹版印刷またはスクリーン印刷で接着
剤を塗布する塗布工程と、裁断工程、畝状部折り工程、
畝状部畳み工程、端縁折曲げ工程からなる素子素材を製
造する熱交換素子の製造方法としたものであり、接着剤
の塗布模様、塗布量の自由度、精度および速度向上と成
形工程が一連にできるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0018】
【実施例】(実施例1)図1ないし図7に示すように、
熱交換素子1は方形の伝熱性および透湿性または伝熱性
のみの紙などによる材料を山形に複数回折り畳み片面に
立ち上げて素子素材2とし、山形に挟まれた平板部であ
る複数の流路3を交差するよう所定の段数に重ね接着し
て積層体4としたものである。素子素材2は方形の平板
2aの片面である第1面5の相対する第1辺9に平行し
て接着剤を所定の間隔で所定幅の縞状に塗布した4本の
第1塗布部8と、第1辺9に交差して相対する第2辺6
に沿って接着剤を所定幅の筋状に塗布した第2塗布部1
0を設ける。第1塗布部8の所定幅は必要とする流路3
を形成する畝状部11の高さHおよび強度に比例する折
り畳み回数によって定められ、当実施例においては折り
畳み回数は2回とし、その形成を製造工程順に説明す
る。
【0019】接着剤塗布工程12では、熱交換性能を有
する用紙を所要幅の巻取紙として用い、ホットメルトを
コーティングノズルまたはスプレーノズルにより用紙の
長手方向に沿って第1面5の両側に所定幅の筋状に塗布
した第2塗布部10と、用紙の長手方向に交差して所定
の間隔で2回の折り畳みに必要な幅の4本の第1塗布部
8を縞状に塗布する。裁断工程13では用紙の長手方向
に所定長さで縞状の第1塗布部8の空白部中心で切断す
る。そして切断した空白部は第1辺9の端縁14とな
る。畝状部折り工程15では紙折り金型により第1塗布
部8に畝を一筋ずつ縞状の第1塗布部8に沿って第1面
5の反対側の第2面16側へ立ち上げて成形し、1箇所
2本の畝がM字状に立ち上げられたものを畝状部畳み工
程17で2本の畝を熱圧接され第1塗布部8のホットメ
ルトにより接着され畝状部11となる。この時、第1面
5側に積層時の接着用として第2塗布部10に加えた所
定幅の接着剤が顕在する。端縁折曲げ工程18で端縁1
4を先に立ち上げた隣接する畝状部11の立上げ11b
に沿って頂上部11aの高さとなるよう第2面16側へ
立ち上げて折り曲げられることで糊代14aとなり素子
素材2が形成される。素子素材積層工程19で素子素材
2を畝状部11が交差するよう重ねられて、端縁14の
糊代14aが第1面5側に顕在する第2塗布部10で接
着され、交差する流路3を有する積層体4となる。
【0020】上記構成において、畝状部11は折り畳む
と同時に加熱圧接され接着剤が固定するから形状寸法の
精度が高く、強度も向上する。接着剤塗布は、巻取紙を
用い平板の状態で塗布するから連続自動塗布ができるも
のである。
【0021】また、図7に示すように接着剤塗布工程1
2において、接着剤塗布パターンを直角方向に変えるこ
とで巻取紙の規格幅と平板の所要幅の取合せ調整が容易
となる。
【0022】(実施例2)図8、図9に示すものは、実
施例1の素子素材2を平行四辺形とした素子素材20
で、共通する箇所には同一の符号を付す。平板は所要幅
の巻取紙の長手方向に沿って第1面5の相対する実施例
1での第2辺6を第2辺21とし、所定幅の筋状に塗布
した第2塗布部10を設け、第2辺21に交差する実施
例1での第1辺9は、所定角で交差して平行四辺形を構
成する平行に相対する第1辺22として所定の間隔で2
回の折り畳みに必要な幅の筋状に第1塗布部8を4本の
縞状に塗布する。裁断工程13では用紙の長手方向に所
定長さになるよう縞状の第1塗布部8の空白部中心で前
記の所定角の直線で裁断する。そして畝状部折り工程1
5で第2面16側へ畝状部11を立ち上げて成形すると
第2辺21は鋸歯状の波形となる。そして波形頂部21
aが積層時に素子素材2の第1面側と隣接する素子素材
の第1辺22に概ね一致して重なる。また、裁断工程1
3における長手方向の所定長さは畝状部11を立ち上げ
成形後に波形頂部21aが積層時に平板の第1面側と隣
接する素子素材の第1辺22に概ね一致して重なる第2
辺21の展開長を切断線とする。
【0023】上記構成において、畝状部11を立上げて
後、平行四辺形としての第2辺21を形成するための切
断スクラップの発生がなく、材料歩留まりが良い。
【0024】さらに、平行四辺形とした素子素材20に
おける端縁7に接着剤の第3塗布部30と平行する第1
辺22との間に非塗布部29を設けたものである。
【0025】上記構成において、素子素材2の流路3が
交差するように、素子素材2を積み重ねるときに第2塗
布部10と第3塗布部30の両方の接着剤で貼り合せる
ことで接着力がさらに増大する。また、素子素材積層工
程19で端縁7の第3塗布部30と第2塗布部10を熱
圧接して接着するとき、非塗布部29を設けないと圧接
工具に接着剤が付着して離脱時の素子素材の変形あるい
は破損が発生する。これを防ぐために工具が当たる箇所
を非塗布部29とするものである。熱圧接に限らず製造
工程中での素子素材の取廻しにおける治具工具への接着
剤の付着を防止できる。
【0026】(実施例3)図10に示すものは素子素材
2における畝状部11の横断面である。畝状部畳み工程
17で2本の畝を熱圧接すると、第1面5側の二つの谷
間は第1塗布部8のホットメルトにより接着されるが、
第2面16側の一つの谷間11cは接着されない。畝状
部11を立上げ後に谷間11cに接着剤Bを塗布するこ
とにより接着するものである。
【0027】上記構成において、平板を折り畳み畝状部
を立ち上げて圧接したとき隣接する面がすべて接着され
るから畝状部の形状精度と対座屈強度が向上する。
【0028】(実施例4)図11に示すものは素子素材
2における端縁14に隣接する畝状部11の横断面であ
る。端縁折曲げ工程18で端縁14は、畝状部11の立
上げ11bに沿って頂上部11aの高さになるように第
2面16側へ立ち上げ折り曲げられて糊代14aとな
る。この糊代14aの立上げを畝状部11の立上げ11
bに接着するものである。接着剤は糊代14aの立上げ
の第2面側へ塗布部を設けるか、立上げ後に畝状部11
との間に接着剤Bを塗布することにより接着するもので
ある。
【0029】上記構成において、端縁14の強度と形状
が整い、素子素材2の外形の形状寸法が揃ったものとな
り、畝状部11が交差するよう重ねて第2塗布部10で
接着して積層体4としたとき、その形状精度が確保でき
る。
【0030】(実施例5)図12に示すものは、素子素
材2の第2面に第1面から立上がる畝状部11の頂上部
11aとなる箇所へ接着剤Bを筋状に設けたものであ
る。そして素子素材2を複数個畝状部11が交差するよ
うに重ねて積層するときに、畝状部11の頂上部11a
と隣接する素子素材2の第1面5が接着され、畝状部の
頂上部と隣接する素子素材の間に空気層の介在がなくな
り熱伝導がよくなる。なお、接着剤Bは頂上部11aと
なる箇所に、平板状態時に筋状に塗布しておいても、畝
状部11が立上がった後に塗布しても同様の効果が得ら
れる。
【0031】(実施例6)図13ないし図15に示すも
のは、実施例1の積層体4の上面と下面を、合成樹脂製
の射出成形あるいは金属プレス成形で素子素材2の平面
と同形同寸に形成した枠板23で挟持し、この枠板23
に亘る積層体4の積層方向の稜線4本に押出成形品ある
いは引抜材による断面がL字形の保持部材24を当て、
上下の枠板23と保持部材24をそれぞれ固着したもの
である。また、保持部材24はL字形の二重構造で長手
方向の端面がコ字形の溝25に合成樹脂で射出成形され
ており、積層体4の流路3が開口する4面を覆う集塵フ
ィルター26を着脱自在に装着される。また、積層体4
ならびに枠板23の四隅をそれぞれL字形の第2逃し2
8、第1逃し27とすることで保持部材24の内側のL
字形部分が嵌り込み、その分熱交換素子の外形寸法を縮
小できる。更に、積層体4の積層方向四稜の気密が保持
部材24によって保たれる。
【0032】上記構成により、保持部材である保持部材
24の形状寸法を調節することで積層寸法の異なる熱交
換素子の枠対応が容易となる。
【0033】(実施例7)図4または図7の畝状部を形
成する第1塗布部8で、折り畳み貼り合せて畝状部を形
成するために平板の双方の面全てに接着剤を塗布するの
ではなく、少なくとも一方に塗布した幅の狭い第1塗布
部(図には示さず)を設け、この縞状の第1塗布部に沿
って畝状部を折畳み立ち上げる。折畳み貼り合せる面は
少なくとも一方に接着剤が塗布されているので、畝状部
は隙間無く貼り合わせることができるものである。
【0034】上記構成において、第1塗布幅を狭くする
ことができ、畝状部は接着不良なく貼り合わせ立ち上げ
ることができるので、接着剤の使用量が節約できる。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、一枚の平板を折り畳み接着加工を自動で一連
して同時に行うものであり、平板において接着剤を塗布
し、複数の流路を形成する畝状部は薄板を折畳み立上
げ、折畳み箇所を先に塗布してある接着剤によって接着
され、材料コストと圧力損失が低減でき、熱交換率が高
い流路を形成するものであり、軽量で廃棄時の分別が容
易で環境保全にも対応できる効果を持った熱交換素子を
提供できる。
【0036】また、外形が方形でない素子素材であって
も単一の材料で打抜き、折り畳み、積層・接着の工程で
一体に製造することができ、材料歩留まりおよび生産性
がよく一連の工程の自動化もできる熱交換素子の製造方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の熱交換素子を示す分解斜視
【図2】同実施例1の素子素材を示す斜視図
【図3】同実施例1の製造工程を示すブロック図
【図4】同実施例1、7の素子素材の平板第1面を示す
斜視図
【図5】同実施例1の畝状部折畳み状態を示す斜視図
【図6】同実施例1の第2面端縁折曲げ状態を示す斜視
【図7】同実施例1、7の接着剤塗布模様方向を変えた
斜視図
【図8】同実施例2の畝状部折曲げ状態を示す平面図
【図9】同実施例2の積層体の図
【図10】同実施例3の畝状部横断面図
【図11】同実施例4の端縁部横断面図
【図12】同実施例5の積層体の要部断面図
【図13】同実施例6の熱交換素子の分解斜視図
【図14】同実施例6の積層体斜視図
【図15】同実施例6の集塵フィルター装着図
【符号の説明】
1 熱交換素子 2、20 素子素材 2a 平板 3 流路 4 積層体 5 第1面 6 第2辺 7、14 端縁 8 第1塗布部 9 第1辺 10 第2塗布部 11 畝状部 11a 頂上部 11b 立上げ 11c 谷間 12 接着剤塗布工程 13 裁断工程 14a 糊代 15 畝状部折り工程 16 第2面 17 畝状部畳み工程 18 端縁折曲げ工程 19 素子素材積層工程 21 第2辺 21a 波形頂部 22 第1辺 23 枠板 24 保持部材 25 溝 26 集塵フィルター 27 第1逃し 28 第2逃し 29 非塗布部 30 第3塗布部 B 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 和彦 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 加藤 文雄 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板の片面である第1面の相対する一組
    の辺を第1辺とし、前記第1辺各々の端縁に平行して接
    着剤を縞状に塗布した第1塗布部と、前記第1塗布部に
    交差して相対する一組の第2辺には接着剤を筋状に塗布
    した第2塗布部を設け、前記平板の前記第1塗布部を各
    々縞状の筋方向を折線として折り畳み貼り合せることで
    畝状部を前記平板の他面である第2面側に立上げて平行
    する流路を設け、前記畝状部と平行する前記平板の端縁
    を前記畝状部の頂上部の高さとなるように立上げた素子
    素材を複数個、前記畝状部が交差するように重ね前記第
    2塗布部の接着剤で貼り合せて積層し平板を隔てて交差
    する二つの流路を形成した熱交換素子。
  2. 【請求項2】 素子素材は平板を平行四辺形とし、平板
    の片面である第1面の相対する一組の第1辺各々の端縁
    に平行して接着剤を縞状に塗布した第1塗布部と、第1
    辺に所定角度で交差して相対する一組の第2辺に接着剤
    を筋状に塗布した第2塗布部を設け、第1塗布部を各々
    縞状の筋方向を折線として折り畳み貼り合せることで畝
    状部を平板の他面である第2面側に立上げた後に第2辺
    は鋸歯状の波形となり、前記波形の頂部が積層時に前記
    第1面側と隣接する素子素材の前記第1辺に概ね一致し
    て重なる請求項1記載の熱交換素子。
  3. 【請求項3】 帯状の平板にコーティングノズル、スプ
    レーノズル、凹版印刷またはスクリーン印刷で接着剤を
    塗布する塗布工程と、裁断工程、畝状部折り工程、畝状
    部畳み工程、端縁折曲げ工程からなる素子素材を製造す
    る請求項1または2記載の熱交換素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 帯状の平板の長手方向を第2辺とし端縁
    に第2塗布部を、幅方向を第1辺として第2塗布部に交
    差する縞状の第1塗布部を各々連続塗布し、幅方向に一
    定角度に所定間隔で縞と縞の中間で裁断し方形または平
    行四辺形とする請求項1または2記載の熱交換素子の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 帯状の平板の長手方向を第1辺として両
    端の所定幅を空白とし縞状の第1塗布部を、幅方向を第
    2辺として所定間隔で第2塗布部を各々連続塗布し、幅
    方向に一定角度に所定間隔で第2塗布部の中間で裁断し
    方形または平行四辺形とする請求項1または2記載の熱
    交換素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 素子素材は第2面側に立上げた畝状部の
    頂上部の谷間部を接着剤で接着した請求項1または2記
    載の熱交換素子。
  7. 【請求項7】 素子素材は畝状部に隣接し沿って立上げ
    た端縁の立上部と畝状部とを接着剤で接着した請求項
    1、2または6記載の熱交換素子。
  8. 【請求項8】 素子素材を貼り合せて積層するときに、
    畝状部の頂上部と隣接する素子素材とを接着剤で接着し
    た請求項1、2、6または7記載の熱交換素子。
  9. 【請求項9】 素子素材を貼り合せて得られた積層体の
    積層方向四稜を断面L字形の保持部材で囲んだ請求項
    1、2、6、7または8記載の熱交換素子。
  10. 【請求項10】 素子素材を貼り合せて得られた積層体
    の上面、下面を枠板で挟持し、枠板と積層方向四稜を囲
    む断面L字形の保持部材を固着した請求項9記載の熱交
    換素子。
  11. 【請求項11】 素子素材を貼り合せて得られた積層体
    の上面、下面を覆う枠板四隅に保持部材用のL字形の第
    1逃しを設けた請求項10記載の熱交換素子。
  12. 【請求項12】 四隅にL字状の第2逃しを設けた素子
    素材を積層した請求項9、10または11記載の熱交換
    素子。
  13. 【請求項13】 枠の保持部材にフィルター溝を設けた
    請求項9、10、11または12記載の熱交換素子。
  14. 【請求項14】 素子素材を複数個、前記畝状部が交差
    するように重ねるとき前記第1塗布部の接着剤で貼り合
    せられる側の端縁に接着剤の第3塗布部を設けた請求項
    1、2、6、7、8、9、10、11、12または13
    記載の熱交換素子。
  15. 【請求項15】 両端縁の第3塗布部と平行する第1辺
    との間に、非塗布部を設けた請求項14記載の熱交換素
    子。
  16. 【請求項16】 第1塗布部で折り畳み貼り合せて畝状
    部を形成する平板の双方の面全てに接着剤を塗布するの
    ではなく少なくとも一方に塗布した請求項1、2、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14または15
    記載の熱交換素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100439807C (zh) * 2004-02-18 2008-12-03 埃达雷克斯技术公司 带有边缘扩展部的板式热质交换器

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