JP2002371903A - 内燃機関制御装置 - Google Patents
内燃機関制御装置Info
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
スロットル開度、EGR開度あるいは空燃比などの制御
量を学習するに際して早期に学習を完了させる。 【解決手段】スロットル開度を学習する場合、モータジ
ェネレータの発電負荷の変動があると、スロットル開度
やエンジン回転数が変動し、スロットル開度学習が遅延
するおそれがある。しかし、少なくともスロットル開度
学習時においては、学習時制御要求フラグxmgdwn
に「ON」が設定される(S150)ことによりモータ
ジェネレータの発電負荷が低減されている。このため、
発電負荷の変動自体も抑制される。したがってスロット
ル開度やエンジン回転数の変動幅が小さくなり、エンジ
ン安定の頻度が高まる。このためスロットル開度学習の
チャンスが増加して早期に学習を完了させることができ
る。
Description
関し、特に発電機を備えた内燃機関における制御装置に
関する。
た構成の車両駆動装置(例えば、特開平11−1474
24号公報)が知られている。この従来技術では、モー
タジェネレータと、エアコン(空気調和装置)用コンプ
レッサやパワーステアリング用のポンプ等といった補機
とが、プーリとベルト等の連結機構により連結されてい
る。そして、この連結機構が内燃機関のクランク軸にク
ラッチを介して連結されている。このような構成によ
り、クラッチを接続すれば内燃機関により補機を駆動す
ることができるとともに、モータジェネレータの発電機
としての機能により発電させることができる。又、クラ
ッチを遮断すればモータジェネレータの電動機としての
機能によりモータジェネレータ単独で補機を駆動するこ
とが可能となっている。
バルブ等の吸気系の経時変化や個体差を補償するため
に、スロットル開度と実際の吸気圧や吸気量との比較を
行って標準状態からの差違を学習値として学習すること
が行われている。このような学習は、通常、アイドル時
などのような安定した運転状態下において行われる。
り駆動されるモータジェネレータの発電量は、バッテリ
の蓄電状態や他の電気負荷の程度に応じて常に調整され
ている。このため、アイドル時のような場合においても
発電負荷の変化を内燃機関の出力にて補償するため、ス
ロットル開度が常に調整されている。このため、スロッ
トル開度が安定し難い状態が発生し、これに伴い吸気量
・吸気圧、機関回転数等が変動するため、学習が早期に
完了できなくなるおそれがある。このように学習が遅れ
ると他の処理の実行が遅れる。例えば、エコノミーラン
ニングシステム(以下、「エコランシステム」と略す)
を備えた車両では、学習が完了するまではエコノミーラ
ンニングシステムが作動できないので、燃費向上効果が
低下するという問題がある。尚、エコランシステムと
は、燃費の改善などのために、自動車がスタータスイッ
チによる始動後や交差点等で走行停止している時に内燃
機関を自動停止し、発進操作時に内燃機関を自動始動し
て自動車を発進可能にする自動停止始動システムであ
る。したがってこのシステムの作動が遅れれば、それだ
け内燃機関の自動停止の機会が少なくなり、燃費向上効
果が低下することになる。
いなくても、前記学習が遅れることにより、例えば燃焼
形態を均質燃焼から成層燃焼に切り替えるタイプの内燃
機関では、成層燃焼に切り替えることができずに、燃費
向上効果が低下するという問題がある。
タを用いたものばかりでなく、発電機能のみのオルタネ
ータなどを用いている内燃機関においても同様である。
更に、学習制御も、スロットル開度の学習ばかりでな
く、EGR開度や空燃比制御における学習についても、
スロットル開度や機関回転数が安定していないことに伴
い吸気量・吸気圧、機関回転数、空燃比などが微妙に変
動するため、同様に学習が遅れ、その後の各種制御に支
障を来すおそれがある。
て、内燃機関のスロットル開度、EGR開度あるいは空
燃比などの制御量を学習するに際して、早期に学習を完
了させることを目的とするものである。
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の内燃機関制御装置は、発電機を備えた内燃機
関における制御装置であって、内燃機関の制御量を学習
する制御量学習手段と、前記制御量学習手段による制御
量学習時においては、内燃機関に対する前記発電機の発
電負荷を低減する学習時制御手段とを備えたことを特徴
とする。
する場合、発電機の発電負荷の変動があると、自ずと内
燃機関の回転数に変動を生じたり、又、このことに起因
して、スロットル開度が変動する。又、制御によっては
発電機の発電負荷の変動により直接スロットル開度が調
整される。
変化により、吸気量や吸気圧が変動し、スロットル開
度、EGR開度あるいは空燃比などの制御量学習が遅延
するおそれがある。しかし、制御量学習手段による制御
量学習時においては、学習時制御手段が内燃機関に対す
る発電機の発電負荷を低減しているため、発電負荷の変
動自体も制限されたり抑制される。
の変動幅が小さくなり、内燃機関安定の頻度が高まる。
このため学習のチャンスが増加して早期に学習を完了さ
せることができるようになる。こうして以後の制御に支
障を来すことが無くなる。
機を備えた内燃機関における制御装置であって、内燃機
関の制御量を学習する制御量学習手段と、前記制御量学
習手段による制御量学習時においては、内燃機関に対す
る前記発電機の発電負荷を0にする学習時制御手段とを
備えたことを特徴とする。
する発電機の発電負荷を0にすることにより、制御量学
習手段による制御量学習時において、発電機の発電負荷
変動に起因したスロットル開度や機関回転数の変動を一
層確実に抑制できる。したがって内燃機関安定の頻度が
確実に高まるので、学習のチャンスが増加して早期に学
習を完了させることができ、以後の制御に支障を来すこ
とが無くなる。
機を備えた内燃機関における制御装置であって、内燃機
関の制御量を学習する制御量学習手段と、前記制御量学
習手段による制御量学習時においては、内燃機関に対す
る前記発電機の発電負荷の変化を鈍化させる学習時制御
手段とを備えたことを特徴とする。
手段による制御量学習時においては、内燃機関に対する
発電機の発電負荷の変化を鈍化させているので、スロッ
トル開度や機関回転数の変動幅が小さくなり、内燃機関
安定の頻度が高まる。このため学習のチャンスが増加し
て早期に学習を完了させることができるようになる。こ
うして以後の制御に支障を来すことが無くなる。
機を備えた内燃機関における制御装置であって、内燃機
関の制御量を学習する制御量学習手段と、前記制御量学
習手段による制御量学習時においては、内燃機関に対す
る前記発電機の発電負荷を低減するとともに、内燃機関
に対する前記発電負荷の変化を鈍化させる学習時制御手
段とを備えたことを特徴とする。
対する、発電機の発電負荷低減と発電負荷変化の鈍化と
の両方を実行するようにしても良い。このことにより制
御量学習手段による制御量学習時において、内燃機関に
対する発電機の発電負荷変動に起因したスロットル開度
や機関回転数の変動を一層確実に抑制できる。したがっ
て内燃機関安定の頻度が一層確実に高まるので、学習の
チャンスが増加して早期に学習を完了させることがで
き、以後の制御に支障を来すことが無くなる。
機関に対する発電機の発電負荷に応じて内燃機関のスロ
ットル開度を調整する制御装置であって、内燃機関の制
御量を学習する制御量学習手段と、前記制御量学習手段
による制御量学習時においては、前記調整によるスロッ
トル開度の変化を鈍化させる学習時制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
する発電機の発電負荷に応じてスロットル開度を調整す
る制御装置であり、学習時制御手段は制御量学習手段に
よる制御量学習時においては前記調整によるスロットル
開度の変化を鈍化させるものである。この鈍化として
は、変化量を要求より少なくしたり、変化速度を低下さ
せたりする手法が含まれる。
されるスロットル開度の変化を鈍化させることにより、
内燃機関安定の頻度を高めることができる。このため学
習のチャンスが増加して早期に学習を完了させることが
できるようになる。こうして以後の制御に支障を来すこ
とが無くなる。
ロットル開度の調整は、発電負荷に応じて直接なされる
調整のみでなく、発電負荷に応じて目標機関回転数を調
整することにより間接的にスロットル開度を調整する場
合も含む。
機を備えた内燃機関における制御装置であって、内燃機
関のアイドル時に内燃機関の制御量を学習する制御量学
習手段と、前記制御量学習手段による制御量学習時にお
いては、アイドル回転数を上昇させる学習時制御手段と
を備えたことを特徴とする。
による制御量学習時においてはアイドル回転数を上昇さ
せている。このため、内燃機関に対する発電機の発電負
荷が変動しても、スロットル開度、吸気圧・吸気量、機
関回転数等の変動に対する影響が相対的に小さくなる。
このため内燃機関安定の頻度を高めることができる。こ
のため学習のチャンスが増加して早期に学習を完了させ
ることができるようになる。こうして以後の制御に支障
を来すことが無くなる。
求項1〜6のいずれか記載の構成において、前記制御量
学習手段は、学習完了条件が成立した時に制御量の学習
値を決定するとともに、前記制御量学習手段による学習
開始から基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立
しない場合には、前記学習完了条件を緩和する学習完了
条件緩和手段を備えたことを特徴とする。
く、学習時制御手段にて内燃機関運転状態の安定化を促
進したとしても、何らかの原因でこのような安定状態が
長続きせず、学習完了条件が成立しにくくなる場合があ
る。このような場合には、学習完了が遅れるので、例え
ば、エコランシステムが実行できなかったり、成層燃焼
に切り替えることができなかったりして、燃費向上等の
適切な処理を実行できなくなるおそれがある。
で至らなくても、制御量学習手段による学習開始から或
る程度の期間経過することにより、現状においても、一
応、制御に用いても支障が無い程度の学習値が得られる
可能性がある。このような場合には、この状態で学習値
を決定して学習を完了させることにより、早期に適切な
処理、例えば、エコランシステムや燃焼形態の切り替え
可能状態に移行して燃費を向上させる方が、制御全体か
ら見て好ましい。
始から基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立し
ていない場合には、学習完了条件緩和手段は学習完了条
件を緩和している。このことにより、制御量学習手段に
て、一応、制御に用いても支障が無い程度の学習値が得
られていれば、学習完了条件をクリアでき、学習値を決
定できる。このように早期に学習を完了させることがで
きるので、以後の制御に支障を来すことが無い。
求項1〜6のいずれか記載の構成において、前記制御量
学習手段は、学習完了条件が成立した時に制御量の学習
値を決定するとともに、前記制御量学習手段による学習
開始から基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立
しない場合には、前記基準期間経過後における学習状態
に基づいて学習値を決定する学習値強制設定手段を備え
たことを特徴とする。
度の期間経過することにより、現状においても、一応、
制御に用いても支障が無い程度の学習値が得られている
と考えることができる。したがって、学習値強制設定手
段は、基準期間を経過すれば、学習完了条件が成立して
いなくても、基準期間経過後における学習状態に基づい
て学習値を決定する。このことにより、早期に学習を完
了させることができるので、以後の制御に支障を来すこ
とが無い。
求項1〜6のいずれか記載の構成において、前記制御量
学習手段は、学習完了条件が成立した時に制御量の学習
値を決定するとともに、前記制御量学習手段による学習
開始から基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立
しない場合には、前記学習完了条件を緩和する学習完了
条件緩和手段と、前記学習完了条件緩和手段による前記
学習完了条件の緩和から、第2の基準期間を経過しても
前記学習完了条件が成立しない場合には、前記第2の基
準期間経過後における学習状態に基づいて学習値を決定
する学習値強制設定手段とを備えたことを特徴とする。
て、制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても学習完了条件が成立しない場合には学習完了条件
を緩和する。そして、この緩和によって第2の基準期間
を経過しても学習完了条件が成立しない場合には、学習
値強制設定手段は、第2の基準期間経過後における学習
状態に基づいて学習値を決定している。
強制設定手段とを組み合わせていることにより、できる
だけ正確な学習値が得られると共に、更に学習完了条件
が成立しにくくなる場合でも、早期に学習を完了させる
ことができ、以後の制御に支障を来すことが無い。
請求項1記載の構成において、前記制御量学習手段は、
学習完了条件が成立した時に制御量の学習値を決定する
とともに、前記制御量学習手段による学習開始から基準
期間を経過しても前記学習完了条件が成立しない場合に
は、前記学習時制御手段における前記発電機の発電負荷
低減の程度を大きくする発電負荷低減強化手段を備えた
ことを特徴とする。
に、学習完了条件を緩和したり強制的に学習値を決定す
るのではなく、発電負荷低減強化手段が、学習時制御手
段における発電負荷低減の程度を大きく、例えば発電負
荷を完全に0にしている。このことにより、更に発電負
荷の変動を一層強く抑制できる。したがって、スロット
ル開度や機関回転数の変動幅が更に小さくなり、内燃機
関安定の頻度が一層高まる。このため学習のチャンスが
増加して早期の学習完了を図ることができるようにな
る。この手法によれば、学習値がより正確に算出される
ことになる。
請求項1〜10のいずれか記載の構成において、機関停
止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止し、機関始
動条件が成立した場合に内燃機関を自動始動する自動停
止始動手段を備えたことを特徴とする。
段を備えた内燃機関において、内燃機関制御量の学習が
遅れ、その結果、自動停止始動手段の機能の立ち上がり
が遅れれば、それだけ内燃機関の自動停止の機会が少な
くなり、燃費向上効果が低下することになる。また、こ
のようなエコランシステムを備えたシステムでは、バッ
テリの蓄電状態の変動が大きくなり易く、このことに起
因して発電機の発電負荷変動が大きくなる頻度が高ま
り、学習が早期に完了しにくくなるおそれがある。しか
し、請求項1〜10のいずれか記載のごとくに構成する
ことにより、内燃機関制御量の学習が早期に完了し、そ
の結果、自動停止始動手段の機能の立ち上がりが早期と
なる。したがって、内燃機関の自動停止の機会が多くな
り、燃費向上を効果的に実現することができる。
請求項11記載の構成において、前記発電機として、モ
ータジェネレータを用いるとともに、前記自動停止始動
手段にて内燃機関を自動停止する時には前記モータジェ
ネレータと内燃機関とを非連動とし、内燃機関を自動始
動する時には前記モータジェネレータと内燃機関とを連
動させるクラッチ手段を備えたことを特徴とする。
タを用いて、クラッチ手段により内燃機関との連動・非
連動を切り替えるようにしたシステムに適用することが
できる。特に、自動停止時にモータジェネレータの電動
機としての機能を用いて補機などを駆動するシステムの
場合には、バッテリの蓄電状態の変動が大きくなり易
く、このことに起因して内燃機関に対する発電負荷変動
が大きくなる頻度が高まる。しかし、このような状況に
おいても、請求項1〜10のいずれかに記載のごとくに
構成されていることにより、内燃機関制御量の学習を早
期に完了することができる。その結果、自動停止始動手
段の機能の立ち上がりが早期となり、内燃機関の自動停
止の機会が多くなり、燃費向上を効果的に実現すること
ができる。
請求項1〜10のいずれか記載の構成において、前記内
燃機関は電動機と共に車両走行用に用いられ、車両の走
行状態に応じて前記内燃機関と前記電動機とのいずれか
又は両方の駆動力により、車両を走行駆動することを特
徴とする。
に内燃機関と電動機とが共に車両走行用に用いられる場
合には、バッテリの蓄電状態の変動が大きくなり、内燃
機関に対する発電負荷変動が大きくなる頻度が高まる。
しかし、このような状況においても、請求項1〜10の
いずれかに記載のごとくに構成されていることにより、
内燃機関制御量の学習を早期に完了することができ、以
後の制御に支障を来すことが無く、燃費向上等を図るこ
とができる。
燃機関の制御量に基づいて制御量の学習を実行し、学習
完了条件が成立した時に制御量の学習値を決定する制御
量学習手段と、前記制御量学習手段による学習開始から
基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立しない場
合には、前記学習完了条件を緩和する学習完了条件緩和
手段とを備えたことを特徴とする。
安定状態が長続きせず、学習完了条件が成立しにくくな
る場合がある。このような場合には、学習が完了してい
ないので、例えば、エコランシステムが実行できなかっ
たり、成層燃焼に切り替えることができなかったりし
て、燃費向上等の適切な処理ができなくなるおそれがあ
る。
で至らなくても、制御量学習手段による学習開始から或
る程度の期間経過することにより、現状においても、一
応、制御に用いても支障が無い程度の学習値が得られる
可能性がある。このような場合には、この状態で学習値
を決定して学習を完了させることにより、早期に適切な
処理、例えば、エコランシステムや燃焼形態の切り替え
可能状態に移行して燃費を向上させる方が、制御全体か
ら見て好ましい。
始から基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立し
ていない場合には、学習完了条件緩和手段は学習完了条
件を緩和している。このことにより、制御量学習手段に
て、一応、制御に用いても支障が無い程度の学習値が得
られていれば、学習完了条件をクリアでき、学習値を決
定できる。このように早期に学習を完了させることがで
きるので、以後の制御に支障を来すことが無い。
燃機関の制御量に基づいて制御量の学習を実行し、学習
完了条件が成立した時に制御量の学習値を決定する制御
量学習手段と、前記制御量学習手段による学習開始から
基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立しない場
合には、前記基準期間経過後における学習状態に基づい
て学習値を決定する学習値強制設定手段とを備えたこと
を特徴とする。
度の期間経過することにより、現状においても、一応、
制御に用いても支障が無い程度の学習値が得られている
と考えることができる。したがって、学習値強制設定手
段は、基準期間を経過すれば、学習完了条件が成立して
いなくても、基準期間経過後における学習状態に基づい
て学習値を決定する。このことにより、早期に学習を完
了させることができるので、以後の制御に支障を来すこ
とが無い。
燃機関の制御量に基づいて制御量の学習を実行し、学習
完了条件が成立した時に制御量の学習値を決定する制御
量学習手段と、前記制御量学習手段による学習開始から
基準期間を経過しても前記学習完了条件が成立しない場
合には、前記学習完了条件を緩和する学習完了条件緩和
手段と、前記学習完了条件緩和手段による前記学習完了
条件の緩和から、第2の基準期間を経過しても前記学習
完了条件が成立しない場合には、前記第2の基準期間経
過後における学習状態に基づいて学習値を決定する学習
値強制設定手段とを備えたことを特徴とする。
て、制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても学習完了条件が成立しない場合には学習完了条件
を緩和する。そして、この緩和によって第2の基準期間
を経過しても学習完了条件が成立しない場合には、学習
値強制設定手段は、第2の基準期間経過後における学習
状態に基づいて学習値を決定している。
強制設定手段とを組み合わせていることにより、できる
だけ正確な学習値が得られると共に、更に学習完了条件
が成立しにくくなる場合でも、早期に学習を完了させる
ことができ、以後の制御に支障を来すことが無い。
請求項1〜16のいずれか記載の構成において、前記制
御量学習手段は、スロットル開度の制御量を学習するも
のであることを特徴とする。
度の制御量を学習するものであれば、早期にスロットル
開度と吸気量あるいは吸気圧との関係における標準スロ
ットル開度と実際のスロットル開度とのずれが学習値と
して決定される。このことにより以後の制御に支障を来
すことが無い。
請求項1〜16のいずれか記載の構成において、前記制
御量学習手段は、排気再循環バルブの制御量を学習する
ものであることを特徴とする。
ルブの制御量を学習するものであれば、早期に排気再循
環バルブ開度と排気再循環量との関係における標準バル
ブ開度と実際のバルブ開度とのずれが学習値として決定
される。このことにより以後の制御に支障を来すことが
無い。
請求項1〜16のいずれか記載の構成において、前記制
御量学習手段は、空燃比制御量を学習するものであるこ
とを特徴とする。
を学習するものであれば、早期に空燃比制御量と実際の
空燃比との関係における標準空燃比制御量と実際の空燃
比制御量とのずれが学習値として決定される。このこと
により以後の制御に支障を来すことが無い。
た発明が適用された車両用内燃機関及びその制御装置の
システム構成図である。ここでは内燃機関としては、ガ
ソリン式エンジン(以下、「エンジン」と称す)2が用
いられている。尚、このエンジン2は、燃料噴射弁から
燃焼室内に燃料を直接噴射し点火プラグにて点火する筒
内噴射型のガソリンエンジンである。
のクランク軸2aからトルクコンバータ4及びオートマ
チックトランスミッション(自動変速機:以下「A/
T」と称す)6を介して、出力軸6a側に出力され、最
終的に車輪に伝達される。これとは別にエンジン2の出
力は、クランク軸2aに接続されているプーリ10を介
して、ベルト14に伝達される。そして、このベルト1
4により伝達された出力により、別のプーリ16,18
が回転される。尚、プーリ10には電磁クラッチ10a
(クラッチ手段に相当)が備えられており、必要に応じ
てオン(接続)オフ(遮断)されて、プーリ10とクラ
ンク軸2aとの間で出力の伝達・非伝達を切り替え可能
としている。
は補機22の回転軸が連結されて、ベルト14から伝達
される回転力により駆動可能とされている。補機22と
しては、例えば、エアコン用コンプレッサ、パワーステ
アリングポンプ、エンジン冷却用ウォータポンプ等が該
当する。尚、図1では1つの補機22として示している
が、実際にはエアコン用コンプレッサ、パワーステアリ
ングポンプ、エンジン冷却用ウォータポンプ等の1つ又
は複数が存在する。そして、それぞれプーリを備えるこ
とによりベルト14に連動して回転するように構成され
ている。本実施の形態1では、補機22として、エアコ
ン用コンプレッサ、パワーステアリングポンプ及びエン
ジン冷却用ウォータポンプが設けられているものとす
る。
(以下、「M/G」と称す)26がベルト14に連動し
ている。このM/G26は必要に応じて発電機として機
能(以下「発電モード」あるいは「回生モード」と称す
る)することで、プーリ18を介して伝達されるエンジ
ン2あるいは車輪からの回転力を電気エネルギーに変換
する。更にM/G26は、必要に応じてモータ(電動
機)として機能(以下「駆動モード」と称する)するこ
とでプーリ18とベルト14とを介してエンジン2及び
補機22の一方あるいは両方を回転させる。
気的に接続されている。M/G26を発電モード又は回
生モードにする場合には、インバータ28はスイッチン
グにより発電量(発電負荷)を調整することにより、M
/G26が、高圧電源(ここでは36V)用バッテリ3
0に対して、及びDC/DCコンバータ32を介して低
圧電源(ここでは12V)用バッテリ34に対して、電
気エネルギーの充電を行うよう、更に点火系、メータ類
あるいは各ECUその他に対する電源となるように切替
える。M/G26による発電がなされていない場合にお
いては、高圧電源用バッテリ30と低圧電源用バッテリ
34とがDC/DCコンバータ32を介して接続されて
いることにより、高圧電源用バッテリ30側から供給さ
れる電力により低圧電源用バッテリ34を常に蓄電率を
100%まで上げるように構成している。
インバータ28は電力源である高圧電源用バッテリ30
からM/G26へ電力を供給することで、M/G26を
駆動する。このことでプーリ18及びベルト14を介し
て、エンジン停止時においては補機22の回転や、そし
て自動始動時、自動停止時あるいは車両発進時において
は必要に応じてクランク軸2aを回転させる。尚、この
時、インバータ28は高圧電源用バッテリ30からの電
気エネルギーの供給を調整することで、M/G26の回
転数を調整できる。
めにスタータ36が設けられている。このスタータ36
は低圧電源用バッテリ34から電力を供給されて、リン
グギアを回転させてエンジン2を始動させることができ
る。
ら電力を供給される電動油圧ポンプ38が設けられてお
り、A/T6内部の油圧制御部に対して作動油を供給し
ている。この作動油を利用して、油圧制御部内のコント
ロールバルブが、A/T6内部のクラッチ、ブレーキ及
びワンウェイクラッチの作動状態を調整し、シフト状態
を必要に応じて切り替えている。
の切り替え、M/G26及びインバータ28のモード制
御、スタータ36の制御、各バッテリ30,34に対す
る蓄電量制御等の制御はエコランECU40によって実
行される。又、ウォータポンプを除く補機22の駆動オ
ン−オフ、電動油圧ポンプ38の駆動制御、A/T6の
変速制御、燃料噴射弁42による燃料噴射制御、電動モ
ータ44によるスロットルバルブ46の開度制御、排気
再循環(EGR)バルブの開度制御、その他のエンジン
制御は、エンジンECU48により実行される。又、こ
の他、VSC(ビークルスタビリティコントロール)−
ECU50が設けられていることにより、各車輪におけ
るブレーキの自動制御も実行されている。
内蔵されている回転数センサからM/G26の回転軸の
回転数、エコランスイッチから運転者によるエコランシ
ステムの起動有無、その他のデータを検出している。
又、エンジンECU48は、水温センサからエンジン冷
却水温THW、アクセル開度センサからアクセル開度A
CCP、舵角センサからステアリングの操舵角θ、車速
センサから車速SPD、スロットル開度センサからスロ
ットル開度TA、シフト位置センサからシフト位置SH
FT、エンジン回転数センサからエンジン回転数NE、
吸気圧センサから吸気圧PM、オートエアコンから作動
状態、空燃比センサから排気成分に現れる空燃比A/
F、その他のデータをエンジン制御等のために検出して
いる。又、VSC−ECU50についても制動制御等の
ためにブレーキスイッチからブレーキペダルの踏み込み
有無状態、その他のデータを検出している。
マイクロコンピュータを中心として構成されており、内
部のROMに書き込まれているプログラムに応じてCP
Uが必要な演算処理を実行し、その演算結果に基づいて
各種制御を実行している。これらの演算処理結果及び前
述のごとく検出されたデータは、ECU40,48,5
0間で相互に通信して交換することが可能となってお
り、相互に連動して制御を実行することが可能となって
いる。
U40では、スタータスイッチによる始動後や車両が交
差点にて信号待ちのため停止した場合等のように自動停
止条件が成立した場合には自動停止処理を実行してエン
ジン2を自動停止している。そしてエンジン2の自動停
止中は、電磁クラッチ10aを遮断すると共に、エアコ
ン駆動要求あるいはパワーステアリング駆動要求に応じ
て、高圧電源用バッテリ30に蓄電されている電気エネ
ルギーを用いてM/G26を駆動させて、エアコン用コ
ンプレッサやパワーステアリングポンプを回転させてい
る。又、このような自動停止中に自動始動条件が成立し
た場合には、自動始動処理を実行して、電磁クラッチ1
0aを接続すると共に、高圧電源用バッテリ30の電気
エネルギーを用いたM/G26の駆動により車両を発進
させ、かつエンジン2を自動始動させている。
ていないが、エンジン運転状態に応じて、低負荷低回転
時には成層燃焼を、それ以外の運転時あるいは始動時や
始動直後には均質燃焼を実行するよう燃焼形態を制御し
ている。燃焼形態が成層燃焼に設定された場合には、ア
クセル開度ACCPの程度にかかわらずスロットルバル
ブ46はほぼ全開となり、吸気量に対して理論空燃比よ
りも可成り少ない量の燃料が、圧縮行程後期に噴射され
るように制御される。この結果、点火時期においては点
火プラグ近傍に層状に存在する点火可能な濃い混合気に
点火がなされて成層燃焼が行われる。一方、燃焼形態が
均質燃焼に設定された場合には、アクセル開度ACCP
の程度に応じてスロットルバルブ46の開度が調整さ
れ、理論空燃比となる量(場合により理論空燃比よりも
濃くなる量)の燃料が吸気行程中に噴射されるように制
御される。この結果、点火時期においては燃焼室内全体
を占める理論空燃比(場合により理論空燃比より濃厚)
でかつ均質な混合気に点火がなされて均質燃焼が行われ
る。
のアイドル時にスロットル開度TA、エンジン回転数N
E及び吸気圧PMの変動が基準範囲に収まることによ
り、エンジン2が安定化したと判定した場合にスロット
ル開度制御量の学習を行っている。この学習により、標
準のスロットル開度と実スロットル開度との差を学習値
として求めている。又、空燃比センサの出力が理論空燃
比となるように、燃料噴射弁42から噴射される燃料量
が補正されると共に、この補正に基づいて学習値を求め
る空燃比学習値算出処理が行われている。
において、成層燃焼でのアイドル時に、前記スロットル
開度学習値によりスロットル開度制御量を補正するとと
もに、吸気圧PMが、スロットル開度TA、EGRバル
ブの開度制御量、エンジン回転数NEとからマップ等に
基づいて得られる標準吸気圧となるように、EGRバル
ブの増減調整がなされ、このEGR開度増減分を学習値
として求めるEGR開度学習値算出処理が行われてい
る。
スロットル開度学習制御処理について説明する。図2に
スロットル開度学習制御処理のフローチャートを示す。
本処理は、時間周期あるいはクランク角周期で繰り返し
実行される処理である。
の安定を示す安定条件成立フラグxstbが「ON」か
否かが判定される(S110)。この安定条件成立フラ
グxstbは、別途の処理により設定されるものであ
る。ここでは、均質燃焼でのアイドル時であって、エン
ジン回転数NE、吸気圧PM及びスロットル開度TAが
安定を示す基準値より低く、かつ安定を示す変動幅より
も変動が小さい場合に、安定条件成立フラグxstbが
「ON」に設定され、それ以外には「OFF」に設定さ
れるようにされている。
FF」であれば(S110で「NO」)、安定条件成立
カウンタcstbとスロットル開度学習制御実行中カウ
ンタcadjとをクリアして(S120)、一旦本処理
を終了する。以後の制御周期においても、xstb=
「OFF」が継続していれば(S110で「NO」)、
上述したステップS120の処理が繰り返される。
ットル開度TAが安定化して、xstb=「ON」とな
った場合には(S110で「YES」)、次にスロット
ル開度学習完了フラグxadjが「OFF」か否かが判
定される(S130)。このスロットル開度学習完了フ
ラグxadjは、スタータスイッチによる始動時あるい
は車両が基準距離を走行する毎に「OFF」に設定され
るフラグである。ここで、xadj=「OFF」である
とすると(S130で「YES」)、次に、安定条件成
立カウンタcstbがインクリメントされる(S14
0)。そして、学習時制御要求フラグxmgdwnに
「ON」が設定される(S150)。この学習時制御要
求フラグxmgdwnは、本実施の形態では後述するM
/G発電制御処理(図8)において発電量を低減処理す
るか否かを決定するためのフラグである。
1基準期間T1未満か否かが判定される(S160)。
第1基準期間T1としては、通常ならスロットル開度学
習が十分に完了する期間に相当する値が設定されてい
る。初期においてはcstb<T1であることから(S
160で「YES」)、次にスロットル変化許容幅da
tに第1許容幅STB1が設定される(S170)。こ
のスロットル変化許容幅datは、次に述べるスロット
ル開度学習処理にて、スロットル開度が安定したことを
判断するため許容幅である。
る(S180)。図3のフローチャートにスロットル開
度学習処理の詳細を示す。まず、スロットル開度センサ
により検出されている現在のスロットル開度TAと前回
の制御周期におけるスロットル開度TAOとの差の絶対
値(|TA−TAO|)が、前記ステップS170にて
設定したスロットル変化許容幅dat内となっているか
否かが判定される(S181)。ここで、|TA−TA
O|≧datであれば(S181で「NO」)、スロッ
トル開度学習制御実行中カウンタcadjをクリアして
(S182)、一旦本処理(S180)を出る。そし
て、次に図2に示したごとく学習完了か否かが判定され
る(S190)。ここでは未だ学習完了していないので
(S190で「NO」)、前回用のスロットル開度TA
Oに現在のスロットル開度TAの値を設定して(S20
0)、一旦本処理を終了する。
0)では、|TA−TAO|≧datであれば(S18
1で「NO」)、スロットル開度学習制御実行中カウン
タcadjをクリアする処理(S182)が実行される
のみである。
81で「YES」)、標準とのスロットル開度差Tag
が算出される(S184)。例えば、次式1に示す計算
により、スロットル開度差Tagが算出される。
ら検出される実際のスロットル開度であり、スロットル
標準開度Tabは、エンジン2の吸気系が標準のエンジ
ンと同じ状態である場合に現在の吸気圧状態を実現して
いるスロットル開度を示している。このスロットル標準
開度Tabは、図4に示すマップを参照して、回転数セ
ンサから検出されているエンジン回転数NE及び吸気圧
センサから検出されている吸気圧PMに基づき算出する
ことができる。このようなマップは標準のエンジンを用
いて予め実験により設定されており、エンジンECU4
8内のROMに記憶されている。尚、図4のマップは、
等高線にてスロットル標準開度Tabの大きさを表して
おり、エンジン回転数NEが高いほどスロットル標準開
度Tabは大(開き側)となり、同じく吸気圧PMにつ
いても高いほどスロットル標準開度Tabは大(開き
側)となる。
である場合には、実際のスロットル開度TAがスロット
ル標準開度Tabと同一となるため、スロットル開度差
Tagは「0」になる。これに対し、例えば吸気通路に
異物の付着等が生じた場合には、要求される吸気量を得
るために、この時、同時に実行されている均質燃焼での
ISCフィードバック制御により、実際のスロットル開
度TAがスロットル標準開度Tabよりも大きい値(開
き側の値)になる。そのため、この場合にはスロットル
開度差Tagが「0」よりも大きくなる。スロットルバ
ルブ46の個体差等により同一開度ではエンジン2の燃
焼室内に標準よりも少な目の空気が吸入される場合も同
じである。
により同一開度では燃焼室内に標準よりも多めの空気が
吸入されることもあるが、この場合にはISCフィード
バック制御により実際のスロットル開度TAがスロット
ル標準開度Tabよりも小さい値(閉じ側の値)にな
る。そのため、スロットル開度差Tagは「0」よりも
小さい値になる。
ンタcadjがスロットル学習完了判定期間CTAAD
J未満か否かが判定される(S185)。このスロット
ル学習完了判定期間CTAADJは、スロットル開度学
習値を得るために必要な継続期間に相当する値に設定さ
れており、前記第1基準期間T1よりも十分に短い期間
を表している。
あるので(S185で「YES」)、次にスロットル開
度学習制御実行中カウンタcadjをインクリメントし
て(S186)、一旦本処理を出る。
130,S160にて「YES」との判定が継続してい
る場合、|TA−TAO|<datである限り(S18
1で「YES」)、標準とのスロットル開度差Tagが
繰り返し算出される(S184)。そして、ステップS
186でのインクリメントが繰り返された結果、cad
j≧CTAADJとなると(S185で「NO」)、次
にスロットル開度学習値DTAに、ステップS184に
て継続的に繰り返し求められたスロットル開度差Tag
の平均値が設定される(S187)。
決定すると学習は完了する。したがって、図2のステッ
プS190にて学習完了である(S190で「YE
S」)と判定される。そして、スロットル開度学習完了
フラグxadjに「ON」を設定し(S210)、一旦
本処理を終了する。以後の制御周期では、ステップS1
10にて「YES」と判定されたとしても、xadj=
「ON」であることから(S130では「NO」)、学
習時制御要求フラグxmgdwnに「OFF」を設定し
て(S132)、一旦終了する。以後、xstb=「O
N」及びxadj=「OFF」となるまでは、xmgd
wn=「OFF」の状態が継続する。
トに示す。スロットル開度学習完了フラグxadjが
「OFF」の状態で、時刻t0にて、安定条件成立フラ
グxstbが「ON」となると、学習時制御要求フラグ
xmgdwnが「ON」となるとともに、安定条件成立
カウンタcstbのカウントアップが開始される。その
後、時刻t1にて|TA−TAO|<datとなると、
スロットル開度学習制御実行中カウンタcadjのカウ
ントアップが開始される。そして、このまま|TA−T
AO|<datの状態が継続して、時刻t2にてcad
j≧CTAADJとなると、時刻t1〜t2間のスロッ
トル開度差Tagの平均値によりスロットル開度学習値
DTAが決定され、スロットル開度学習完了フラグxa
djが「ON」となり、学習時制御要求フラグxmgd
wnが「OFF」に戻る。
(S181で「YES」)状態、すなわちスロットル開
度TAの動きがスロットル開度差Tagを求めることが
できるほどに十分な安定状態が、スロットル学習完了判
定期間CTAADJの間、継続しない場合を考える。こ
のようにスロットル開度学習値DTAが迅速に決定され
ない場合には、安定条件成立カウンタcstbのインク
リメント(S140)が繰り返されることにより、cs
tb≧T1となる(S160で「NO」)。そして次に
安定条件成立カウンタcstbが第2基準期間T2未満
か否かが判定される(S220)。この第2基準期間T
2としては、第1基準期間T1よりも十分に長い時間で
あり、例えば、第1基準期間T1の2倍の期間に相当す
る値が設定されている。
220で「YES」)、次にスロットル変化許容幅da
tに第2許容幅STB2が設定される(S230)。こ
の第2許容幅STB2は第1許容幅STB1よりも大き
い値が設定されている。このため、次のスロットル開度
学習処理(S180:図3)のステップS181では、
|TA−TAO|<datである(S181で「YE
S」)と判定され易くなる。すなわち、cstb<T1
の時よりもスロットル開度差Tagを求め易くなり、学
習完了条件が緩和されることになる。
S181にてスロットル開度TAの変動を判定し、スロ
ットル開度TAの変動が低ければ、前述したごとくスロ
ットル開度差Tagを算出する(S184)。そして、
cadj<CTAADJである限り(S185で「YE
S」)、スロットル開度学習制御実行中カウンタcad
jのインクリメントが行われる(S186)。そして、
cadj≧CTAADJとなれば(S185で「N
O」)、スロットル学習完了判定期間CTAADJの間
に継続的に算出されたスロットル開度差Tagの平均値
がスロットル開度学習値DTAに設定され(S18
7)、学習が完了することになる。
トに示す。スロットル開度学習完了フラグxadjが
「OFF」の状態で、時刻t10にて、安定条件成立フ
ラグxstbが「ON」となると、学習時制御要求フラ
グxmgdwnが「ON」となり、安定条件成立カウン
タcstbのカウントアップが開始される。その後、時
刻t11にて|TA−TAO|<datとなると、スロ
ットル開度学習制御実行中カウンタcadjのカウント
アップが開始される。しかし、スロットル開度が少し不
安定であるために時刻t12にて|TA−TAO|≧d
atとなるとスロットル開度学習制御実行中カウンタc
adjはクリアされる。このような状態を再度、時刻t
13〜t14との間で繰り返すので、cadj≧CTA
ADJは成立することはない。その後、時刻t15にて
安定条件成立カウンタcstbが第1基準期間T1を越
える。このことにより、スロットル変化許容幅datが
第1許容幅STB1から第2許容幅STB2に大きく設
定されるので、|TA−TAO|<datが成立する。
以後、|TA−TAO|<datの状態が継続して、時
刻t16にてcadj≧CTAADJとなると、時刻t
15〜t16間のスロットル開度差Tagの平均値によ
りスロットル開度学習値DTAが決定され、スロットル
開度学習完了フラグxadjが「ON」となり、学習時
制御要求フラグxmgdwnが「OFF」に戻る。
datに第2許容幅STB2を設定する(S230)こ
とで学習完了条件を緩和しても、cadj≧CTAAD
Jとならない場合には、安定条件成立カウンタcstb
が第2基準期間T2以上となる(S220で「N
O」)。この場合には、直ちに、強制的にスロットル開
度学習値DTAにスロットル開度差Tagの平均値が設
定される(S187)。尚、この時、スロットル開度差
Tagが計算中、あるいは既に計算がなされている場合
には、このスロットル開度差Tagの平均値が強制的に
スロットル開度学習値DTAに設定される。又、スロッ
トル開度差Tagが一度も計算されていなければ、強制
的にステップS184と同じ処理が一時的に実行されて
スロットル開度差Tagの平均値が求められ、スロット
ル開度学習値DTAに設定される。
S」)、スロットル開度学習完了フラグxadjに「O
N」を設定する(S210)。このように強制的に学習
が完了する。
トに示す。スロットル開度学習完了フラグxadjが
「OFF」の状態で、時刻t20にて、安定条件成立フ
ラグxstbが「ON」となると、学習時制御要求フラ
グxmgdwnが「ON」となり、安定条件成立カウン
タcstbのカウントアップが開始される。その後、時
刻t21にて|TA−TAO|<datとなると、スロ
ットル開度学習制御実行中カウンタcadjのカウント
アップが開始される。しかし、スロットル開度が少し不
安定であるために時刻t22にて|TA−TAO|≧d
atとなるとスロットル開度学習制御実行中カウンタc
adjはクリアされる。このような状態を再度、時刻t
23〜t24との間で繰り返すので、cadj≧CTA
ADJは成立することはない。
ンタcstbが第1基準期間T1を越える。このことに
より、スロットル変化許容幅datが第1許容幅STB
1から第2許容幅STB2に設定される。この場合は、
一応、|TA−TAO|<datが成立するが、図6の
例よりも更にスロットル開度が不安定であるために、時
刻t26にて|TA−TAO|≧datとなるとスロッ
トル開度学習制御実行中カウンタcadjはクリアされ
る。このような状態を再度、時刻t27〜t28との間
で繰り返すので、cadj≧CTAADJは成立するこ
とはない。その後、時刻t29にて安定条件成立カウン
タcstbが第2基準期間T2を越える。このことによ
り、直前(時刻t27〜t28)に計算されているスロ
ットル開度差Tagの平均値が強制的にスロットル開度
学習値DTAとして設定され、スロットル開度学習完了
フラグxadjが「ON」となり、学習時制御要求フラ
グxmgdwnが「OFF」に戻る。
2)においてスロットル開度の学習中のみに「ON」に
設定される学習時制御要求フラグxmgdwnにより、
発電制御量が変更されるM/G発電制御処理について、
図8のフローチャートに基づいて説明する。本処理は、
エコランECU40により、時間周期で繰り返し実行さ
れる処理である。
の運転状態が読み込まれる(S310)。例えば、エン
ジン負荷(吸気圧PM、アクセル開度ACCP等)及び
エンジン回転数NEを読み込む。次に、現在発生してい
る電気負荷を読み込む(S320)。ヘッドランプある
いはバッテリ以外で電力を消耗している負荷の程度を読
み込む。次に、高圧電源用バッテリ30の充電率を読み
込む(S330)。
て、M/G26において必要な電力を生じさせるために
発電基本制御量Et0を算出する(S340)。そし
て、次にエンジンECU48にて前述したごとく設定さ
れる学習時制御要求フラグxmgdwnが「ON」か否
かが判定される(S350)。ここでxmgdwn=
「OFF」であれば(S350で「NO」)、発電基本
制御量Et0を発電制御量Etに設定し(S360)、
一旦本処理を終了する。このことにより、エコランEC
U40は、ステップS340にて算出された発電基本制
御量Et0の値にてインバータ28を調整する。このこ
とにより、通常の発電要求に対して過不足の無い適切な
電力がM/G26から発生する。
(S350で「YES」)、ステップS340にて算出
された発電基本制御量Et0が低減係数ke(0≦ke
<1、例えばke=0.5)の乗算により低減補正され
て、発電制御量Etとして設定される(S370)。こ
うして一旦本処理を終了する。
図5〜図7のタイミングチャートに示したごとく、少な
くともスロットル開度差Tagを求める処理を実行して
いる期間には、M/G26による発電量(発電制御量E
t)が低減されている。すなわち、xmgdwn=「O
N」である期間はエンジン2に対する発電負荷が一時的
に通常よりも低減されていることになる。
前述のごとく求められたスロットル開度学習値DTA
は、例えば、図9に示すごとくの目標スロットル開度算
出処理においてスロットル開度を補正して適切なスロッ
トル開度となるようにスロットルバルブ46を制御す
る。この目標スロットル開度算出処理は、エンジンEC
U48が時間周期で繰り返し実行する処理である。
ると、まず、現在、アイドル時以外か否かが判定される
(S410)。アイドル時であれば(S410で「N
O」)、このまま一旦本処理を終了する。
では(S410で「YES」)、次に現在の燃焼モード
が均質燃焼中か否かが判定される(S420)。均質燃
焼中であれば(S420で「YES」)、アクセル開度
ACCP及びエンジン回転数NEに基づいて、均質燃焼
時用目標スロットル開度マップから、基本目標スロット
ル開度TATBを算出する(S430)。又、均質燃焼
中でなければ(S420で「NO」)、すなわち成層燃
焼中であれば、基本燃料噴射量Qb(アクセル開度AC
CPでも良い)及びエンジン回転数NEに基づいて、成
層燃焼時用目標スロットル開度マップから、基本目標ス
ロットル開度TATBを算出する(S440)。
て基本目標スロットル開度TATBが算出されると、こ
の基本目標スロットル開度TATBにスロットル開度学
習処理(図3)にて算出されたスロットル開度学習値D
TAが加算されて、実目標スロットル開度TATが算出
される(S450)。こうして一旦本処理を終了する。
められた実目標スロットル開度TATにより、電動モー
タ44を介してスロットルバルブ46の開度を制御す
る。このことにより、必要とする吸気圧PMに正確に調
整することができる。
開度学習値DTAにて基本目標スロットル開度TATB
を補正して実目標スロットル開度TATを求める処理
は、成層燃焼時でのISCフィードバック制御にも用い
られる。
習処理(図3)が制御量学習手段としての処理に、スロ
ットル開度学習制御処理(図2)のステップS130,
S150及びM/G発電制御処理(図8)のステップS
350,S370が学習時制御手段としての処理に、ス
ロットル開度学習制御処理(図2)のステップS16
0,S230が学習完了条件緩和手段としての処理に、
ステップS220が学習値強制設定手段としての処理に
相当する。又、エコランECU40によって行われるエ
コランシステムが自動停止始動手段としての処理に相当
する。
下の効果が得られる。 (イ).スロットル開度学習処理(図3)にてスロット
ル開度を学習する場合、M/G26の発電負荷の変動が
あると、スロットル開度TAやエンジン回転数NEが変
動し、スロットル開度学習が遅延するおそれがある。
理(図3)によるスロットル開度学習時においては、学
習時制御要求フラグxmgdwnに「ON」が設定され
ることによりM/G26の発電負荷が低減されている。
このため、発電負荷の変動自体も抑制される。
ン回転数NEの変動幅が小さくなり、エンジン安定の頻
度が高まる。このためスロットル開度学習のチャンスが
増加して早期に学習を完了させることができるようにな
る。こうして以後の制御に支障を来すことが無くなる。
ンシステムや成層燃焼の実行により燃費の向上を図って
いる。このため、スロットル開度学習が遅れることによ
り、エコランシステムや成層燃焼の立ち上がりが遅くな
ると、それだけエンジン2の自動停止の機会や成層燃焼
の機会が少なくなり、燃費向上効果が低下することにな
る。しかし、エコランシステムによる自動始動が頻繁に
行われる結果、バッテリの蓄電状態の変動が大きくなり
易い。更に、自動停止中にはM/G26によりエアコン
などの補機を駆動させていることから、一層、高圧電源
用バッテリ30の蓄電状態の変動が大きくなり易い。こ
のためM/G26の発電負荷変動が大きくなる頻度が高
まり易く、次の学習時において、スロットル開度学習値
DTAの決定が遅くなるおそれがある。
習処理(図3)によるスロットル開度学習時において
は、M/G26の発電負荷を低減しているため、発電負
荷の変動も抑制される。したがって、スロットル開度T
Aやエンジン回転数NEの変動幅が小さくなり、エンジ
ン安定の頻度が高まり早期に学習を完了させることがで
きるようになる。このため、以後のエコランシステムや
成層燃焼などによる燃費向上効果に支障を来すことが無
くなる。
を低減してエンジン安定化を促進したとしても、何らか
の原因でこのような安定状態が長続きせず、学習完了条
件が成立しにくくなる場合がある。このような場合に
は、エコランシステムが実行できなかったり、成層燃焼
に切り替えることができなかったりして、燃費向上を図
ることができなくなるおそれがある。
で至らなくても、安定条件成立フラグxstbが「O
N」となってから、安定条件成立カウンタcstbが第
1基準期間T1を経過すれば、一応、制御に用いても支
障が無い程度のスロットル開度学習値DTAが得られる
可能性がある。このような状態であることを判断できれ
ば、直ちにスロットル開度学習値DTAを決定して学習
を完了させることにより、早期に、エコランシステムや
成層燃焼を可能として燃費を向上させることができる。
期間T1を経過しても学習が完了しない場合には、スロ
ットル変化許容幅datに第1許容幅STB1より許容
幅の大きい第2許容幅STB2を設定することにより学
習完了条件を緩和している。このことにより、一応、以
後の制御に用いても支障が無い程度のスロットル開度学
習値DTAが得られるようになる。このようにして早期
に学習を完了させることができるので、以後の制御に支
障を来すことが無く、燃費向上等を図ることができる。
2許容幅STB2へと学習完了条件を緩和した後におい
て第2基準期間を経過しても学習完了条件が成立しない
場合がある。この場合には、或る程度の期間経過してい
ることにより、現状においても、一応、制御に用いても
支障が無い程度のスロットル開度学習値DTAが得られ
ると考えられる。したがって、本実施の形態では、この
時の学習状態に基づいてスロットル開度学習値DTAを
決定している。
いて学習完了条件が成立しにくい場合においても早期に
学習を完了させることができ、以後の制御に支障を来す
ことが無く、燃費向上等を図ることができる。
G発電制御処理(図8)においてステップS370の代
わりに図10に示すステップS372が実行される点
が、前記実施の形態1とは異なる。これ以外の構成は、
特に説明しない限り前記実施の形態1と同じである。
時制御要求フラグxmgdwnが「ON」であると判定
されると(S350で「YES」)、次式2のごとくの
計算により今回求められた発電基本制御量Et0と前回
求められている発電制御量Etとから新たな発電制御量
Etが算出される(S372)。
発電制御量であり、右辺のEt0は今回ステップS34
0の計算にて求められている発電基本制御量である。
又、nは、1を越える値、例えば、2以上の値であり、
新たに算出される左辺の発電制御量Etの変化応答性を
鈍化させるための値である。
習処理(図3)が実行される期間は、発電制御量Et
は、要求発電量である発電基本制御量Et0の変化に比
較して変化が鈍化されている。
習制御処理(図2)のステップS130,S150及び
M/G発電制御処理(図8,10)のステップS35
0,S372が学習時制御手段としての処理に相当す
る。
下の効果が得られる。 (イ).このように本実施の形態のM/G発電制御処理
(図8,10)では、スロットル開度学習時において
は、ステップS372の処理により発電負荷変化要求に
対するM/G26の発電負荷の変化を鈍化させているの
で、スロットル開度TAやエンジン回転数NEの変動幅
が小さくなり、エンジン安定の頻度が高まる。このため
学習のチャンスが増加して早期にスロットル開度学習値
DTAを得ることができるようになる。こうして以後の
制御に支障を来すことが無くなる。
(ニ)と同等の効果を生じる。 [実施の形態3]本実施の形態3は、前記実施の形態1
の構成において、エンジンECU48は、均質燃焼時の
ISCフィードバック制御処理として図11のフローチ
ャートに示す処理を実行している。本処理は時間周期で
繰り返し実行される処理である。
1)が開始されると、まず、現在、燃焼形態として均質
燃焼が設定されているか否かが判定される(S51
0)。均質燃焼でない場合、すなわち成層燃焼の場合に
は(S510で「NO」)、このまま本処理を一旦終了
する。
(S510で「YES」)、次に、アイドル条件が成立
しているか否かが判定される(S520)。アイドル条
件が成立していなければ(S520で「NO」)、この
まま本処理を一旦終了する。
520で「YES」)、発電負荷を含めたエンジン2の
運転状態から目標アイドル回転数NEtが算出される
(S530)。そして、目標アイドル回転数NEtとエ
ンジン回転数センサから検出されている実際のエンジン
回転数NEとの差dNEが算出される(S540)。そ
して、この差dNE及びスロットル開度TAに基づいて
マップや関数などにより、基本目標スロットル開度TA
T0を算出する(S550)。
が「ON」か否かが判定される(S560)。xmgd
wn=「OFF」であれば(S560で「NO」)、実
目標スロットル開度TATにはステップS550にて求
められた基本目標スロットル開度TAT0の値がそのま
ま設定される(S570)。こうして一旦本処理を終了
する。
(S560で「YES」)、次式3に示す計算にて前回
の実目標スロットル開度TATと今回ステップS550
にて求められた基本目標スロットル開度TAT0とに基
づいて、新たな実目標スロットル開度TATが算出され
る(S580)。
る実目標スロットル開度であり、右辺のTAT0は今回
ステップS550の計算にて求められている基本スロッ
トル開度である。又、nは、1を越える値、例えば、
1.5以上の値であり、新たに算出される左辺の実目標
スロットル開度TATの変化応答性を鈍化させるための
値である。
習処理(図3)が実行される期間は、スロットル開度T
Aは、通常時に比較して変化が鈍化されている。上述し
た構成において、スロットル開度学習制御処理(図2)
のステップS130,S150及びM/G発電制御処理
(図8)のステップS350,S370が学習時制御手
段としての処理に相当するとともに、更に、スロットル
開度学習制御処理(図2)のステップS130,S15
0及びISCフィードバック制御処理(図11)のステ
ップS560,S580の組み合わせが学習時制御手段
としての処理に相当する。
下の効果が得られる。 (イ).前記実施の形態1の(イ)〜(ニ)の効果を生
じる。 (ロ).上述したごとく少なくともスロットル開度学習
処理(図3)が実行されている際には実目標スロットル
開度TATの変化を鈍くすることにより、発電負荷に応
じてなされるスロットル開度TAの変化を鈍化させてい
る。このことにより、エンジン安定の頻度を高めること
ができるため、スロットル開度学習のチャンスが増加し
て早期に学習を完了させることができるようになる。こ
うして以後の制御に支障を来すことが無くなる。
実施の形態1の構成において、エンジンECU48は、
均質燃焼時のISCフィードバック制御処理として図1
2のフローチャートに示す処理を実行している。本処理
は時間周期で繰り返し実行される処理である。
2)が開始されると、まず、現在、燃焼形態として均質
燃焼が設定されているか否かが判定される(S61
0)。均質燃焼でない場合、すなわち成層燃焼の場合に
は(S610で「NO」)、このまま本処理を一旦終了
する。一方、均質燃焼が設定されている場合には(S6
10で「YES」)、次に、アイドル条件が成立してい
るか否かが判定される(S620)。アイドル条件が成
立していなければ(S620で「NO」)、このまま本
処理を一旦終了する。
620で「YES」)、発電負荷を含めたエンジン2の
運転状態から基本目標アイドル回転数NEt0が算出さ
れる(S630)。そして、次に学習時制御要求フラグ
xmgdwnが「ON」か否かが判定される(S64
0)。xmgdwn=「OFF」であれば(S640で
「NO」)、実目標アイドル回転数NEtにはステップ
S630にて求められた基本目標アイドル回転数NEt
0の値がそのまま設定される(S650)。
(S640で「YES」)、実目標アイドル回転数NE
tには、ステップS630にて求められた基本目標アイ
ドル回転数NEt0の値に増加補正係数kidlが乗算
された値が設定される(S660)。ここで、増加補正
係数kidlは、「1」を越えた値であり乗算により実
目標アイドル回転数NEtを基本目標アイドル回転数N
Et0よりも高くするための補正係数である。
て実目標アイドル回転数NEtが算出されると、次に目
標アイドル回転数NEtとエンジン回転数センサから検
出されている実際のエンジン回転数NEとの差dNEが
算出される(S670)。そして、この差dNE及びス
ロットル開度TAに基づいてマップや関数などにより、
目標スロットル開度TATを算出する(S680)。こ
うして一旦本処理を終了する。
トル開度学習処理(図3)が実行される期間は、アイド
ル時のエンジン回転数NEは通常のアイドル時よりも回
転数が高くされている。
習制御処理(図2)のステップS130,S150及び
M/G発電制御処理(図8)のステップS350,S3
70が学習時制御手段としての処理に相当するととも
に、更に、スロットル開度学習制御処理(図2)のステ
ップS130,S150及びISCフィードバック制御
処理(図12)のステップS640,S660の組み合
わせが学習時制御手段としての処理に相当する。
下の効果が得られる。 (イ).前記実施の形態1の(イ)〜(ニ)の効果を生
じる。 (ロ).上述したごとくスロットル開度学習がなされて
いる際には、ISCフィードバック制御処理(図12)
の処理によりエンジン回転数NEが通常よりも高い状態
でフィードバック制御されている。このことにより、発
電負荷の変動により目標回転数が変動し、このことによ
りスロットル開度TAが変動したとしても、スロットル
開度TA、吸気圧PMあるいはエンジン回転数NE自体
が高くなっているため、スロットル開度TA、吸気圧P
Mあるいはエンジン回転数NEに対する影響も少なくな
る。このためエンジン2が安定化する頻度を高めること
ができるので、スロットル開度学習のチャンスが増加し
て早期に学習を完了させることができるようになる。こ
うして以後の制御に支障を来すことが無くなる。
ステップS160,S170,S220,S230を、
図13に示す処理に置きかえても良い。すなわち、学習
時制御要求フラグxmgdwnに「ON」を設定した後
(S150)、スロットル変化許容幅datに第1許容
幅STB1の値を設定する(S152)。次に、安定条
件成立カウンタcstbが第1基準期間T1未満であれ
ば(S160で「YES」)、低減係数keに、例えば
「0.5」を設定する(S172)。
1基準期間T1以上となった場合には(S160で「N
O」)、安定条件成立カウンタcstbが第2基準期間
T2未満であれば(S220で「YES」)、低減係数
keに、例えば「0」を設定する(S232)。そし
て、安定条件成立カウンタcstbが第2基準期間T2
以上となれば(S220で「NO」)、直ちにスロット
ル開度学習値DTAを決定して(図3:S187)、学
習処理を終了する。
bの値に応じて、低減係数keを変更している。すなわ
ち、スロットル開度学習値DTAの決定が遅れた場合
に、学習完了条件を緩和するのではなく、M/G発電制
御処理(図8)のステップS370の処理において、低
減係数keが「0.5」から「0」となって、より大き
く発電負荷を低減するようにしている。このため、スロ
ットル開度学習値DTAの決定が遅れた場合に、発電負
荷の変動自体をより小さくできる。実際にはke=0と
しているので発電負荷の変動はなくなる。したがって、
スロットル開度TAやエンジン回転数NEの変動幅が、
更に小さくなり、エンジン安定の頻度が一層高まる。こ
のため学習のチャンスが増加して早期の学習完了を図る
ことができるようになる。この手法によれば、スロット
ル開度学習の正確さを維持できることになる。尚、発電
負荷を完全に「0」にしたくない場合は、ステップS2
32では、低減係数keに「0.5」〜「0」の間の
値、例えば「0.2」を設定しても良い。
イミングチャートに示したごとく、低減係数keは、
「0.5」に設定したが、この場合も発電負荷を「0」
にしても問題ない場合には「0」に設定しても良い。こ
の場合には、完全に発電制御量Etの変動を防止でき
る。この他、低減係数keは「1.0」未満で「0」以
上の値ならば設定することができる。
2の計算により発電制御量Etの変化を鈍化させたが、
例えば、次式4に示すごとくの計算式により、発電制御
量Etを求めても良い。
くであるが、keは前記図8にて説明した低減係数であ
る。したがって、スロットル開度学習処理(図3)が実
行される期間は、発電制御量Etは、要求発電量である
発電基本制御量Et0の変化に比較して変化が鈍化され
るとともに発電制御量Etが低減されることになる。こ
のことにより、一層エンジンが安定化して学習完了が迅
速となる。
量Etの変化速度を鈍らせるのではなく、発電制御量E
tの変化量を減少補正したり、発電制御量Etの変化量
に制限を設けたりして、変化を抑制しても良い。
stbが第1基準期間T1以上となると(S160で
「NO」)、安定条件成立カウンタcstbが第2基準
期間T2未満か否かを判定した(S220)が、ステッ
プS220を無くして、安定条件成立カウンタcstb
が第1基準期間T1以上となると(S160で「N
O」)、直ちにスロットル変化許容幅datに第2許容
幅STB2を設定する(S230)ようにしても良い。
図13の処理においても、ステップS220を無くし
て、安定条件成立カウンタcstbが第1基準期間T1
以上となると(S160で「NO」)、直ちに低減係数
keに「0」を設定する(S232)ようにしても良
い。
stbが第1基準期間T1以上となると(S160で
「NO」)、安定条件成立カウンタcstbが第2基準
期間T2未満か否かを判定した(S220)が、ステッ
プS220,S230を無くして、安定条件成立カウン
タcstbが第1基準期間T1(又はもっと長い期間)
以上となると(S160で「NO」)、直ちにスロット
ル開度学習値DTAを決定する(図3:S187)よう
にしても良い。図13の処理においても、ステップS2
20,S232を無くして、安定条件成立カウンタcs
tbが第1基準期間T1(又はもっと長い期間)以上と
なると(S160で「NO」)、直ちにスロットル開度
学習値DTAを決定する(図3:S187)ようにして
も良い。
2とM/G26との間での駆動力の移行を行うものであ
ったが、これ以外に、走行状態に応じてエンジンとモー
タとを切り替えて車両を走行させるハイブリッドシステ
ムの車両に適用することもできる。
あるいは前記図10のステップS372を省略しても良
い。すなわち、発電制御量Etについては、ステップS
340にて求められた発電基本制御量Et0をそのまま
設定するようにして、発電基本制御量Et0を低減した
り、変化を鈍化させる処理を実行しなくても良い。この
場合には、他の処理、例えば学習完了条件を緩和した
り、スロットル開度TAの変化を鈍化したり、あるいは
目標アイドル回転数NEtを増大させたりする。このこ
とによってもエンジン2が安定化し、早期にスロットル
開度学習値DTAが決定されるので、以後の制御に支障
を来すことが無く、燃費向上等を図ることができる。
学習が早期に完了する効果を示したが、EGR開度ある
いは空燃比などの制御量学習を実行している場合には、
同様にスロットル開度TA、吸気圧PM、エンジン回転
数NEが安定化するので、これらの学習も早期に完了す
る効果を生じる。特に、EGR開度の学習が成層燃焼時
に行われる場合は、成層燃焼時に発電制御量Etの低減
や応答性鈍化、スロットル開度の応答性鈍化あるいはア
イドル回転数の上昇を実行することにより、スロットル
開度TA、吸気圧PM、エンジン回転数NEが安定化
し、早期に学習が完了する。
低減あるいは変化を鈍化させる場合には、直接、発電制
御量Etを低減したり鈍化させたりしたが、これ以外
に、発電負荷を発生させる電気負荷を低減したり、電気
負荷変化を鈍化させたりすることにより、発電制御量E
tを低減したり鈍化させたりしても良い。
制御装置のシステム構成図。
ットル開度学習制御処理のフローチャート。
ト。
ップの構成説明図。
ャート。
ャート。
ャート。
G発電制御処理のフローチャート。
スロットル開度算出処理のフローチャート。
/G発電制御処理の一部を示すフローチャート。
SCフィードバック制御処理のフローチャート。
SCフィードバック制御処理のフローチャート。
変形例の一部を示すフローチャート。
タ、6…A/T、6a…出力軸、10…プーリ、10a
…電磁クラッチ、14…ベルト、16,18…プーリ、
22…補機、26…M/G、28…インバータ、30…
高圧電源用バッテリ、32…DC/DCコンバータ、3
4…低圧電源用バッテリ、36…スタータ、38…電動
油圧ポンプ、40…エコランECU、42… 燃料噴射
弁、44…電動モータ、46…スロットルバルブ、48
…エンジンECU、50…VSC−ECU。
Claims (19)
- 【請求項1】発電機を備えた内燃機関における制御装置
であって、 内燃機関の制御量を学習する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による制御量学習時においては、内
燃機関に対する前記発電機の発電負荷を低減する学習時
制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項2】発電機を備えた内燃機関における制御装置
であって、 内燃機関の制御量を学習する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による制御量学習時においては、内
燃機関に対する前記発電機の発電負荷を0にする学習時
制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項3】発電機を備えた内燃機関における制御装置
であって、 内燃機関の制御量を学習する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による制御量学習時においては、内
燃機関に対する前記発電機の発電負荷の変化を鈍化させ
る学習時制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項4】発電機を備えた内燃機関における制御装置
であって、 内燃機関の制御量を学習する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による制御量学習時においては、内
燃機関に対する前記発電機の発電負荷を低減するととも
に、内燃機関に対する前記発電負荷の変化を鈍化させる
学習時制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項5】内燃機関に対する発電機の発電負荷に応じ
て内燃機関のスロットル開度を調整する制御装置であっ
て、 内燃機関の制御量を学習する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による制御量学習時においては、前
記調整によるスロットル開度の変化を鈍化させる学習時
制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項6】発電機を備えた内燃機関における制御装置
であって、 内燃機関のアイドル時に内燃機関の制御量を学習する制
御量学習手段と、 前記制御量学習手段による制御量学習時においては、ア
イドル回転数を上昇させる学習時制御手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか記載の構成におい
て、 前記制御量学習手段は、学習完了条件が成立した時に制
御量の学習値を決定するとともに、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記学
習完了条件を緩和する学習完了条件緩和手段を備えたこ
とを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれか記載の構成におい
て、 前記制御量学習手段は、学習完了条件が成立した時に制
御量の学習値を決定するとともに、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記基
準期間経過後における学習状態に基づいて学習値を決定
する学習値強制設定手段を備えたことを特徴とする内燃
機関制御装置。 - 【請求項9】請求項1〜6のいずれか記載の構成におい
て、 前記制御量学習手段は、学習完了条件が成立した時に制
御量の学習値を決定するとともに、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記学
習完了条件を緩和する学習完了条件緩和手段と、 前記学習完了条件緩和手段による前記学習完了条件の緩
和から、第2の基準期間を経過しても前記学習完了条件
が成立しない場合には、前記第2の基準期間経過後にお
ける学習状態に基づいて学習値を決定する学習値強制設
定手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項10】請求項1記載の構成において、 前記制御量学習手段は、学習完了条件が成立した時に制
御量の学習値を決定するとともに、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記学
習時制御手段における前記発電機の発電負荷低減の程度
を大きくする発電負荷低減強化手段を備えたことを特徴
とする内燃機関制御装置。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれか記載の構成に
おいて、 機関停止条件が成立した場合に内燃機関を自動停止し、
機関始動条件が成立した場合に内燃機関を自動始動する
自動停止始動手段を備えたことを特徴とする内燃機関制
御装置。 - 【請求項12】請求項11記載の構成において、前記発
電機として、モータジェネレータを用いるとともに、 前記自動停止始動手段にて内燃機関を自動停止する時に
は前記モータジェネレータと内燃機関とを非連動とし、
内燃機関を自動始動する時には前記モータジェネレータ
と内燃機関とを連動させるクラッチ手段を備えたことを
特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項13】請求項1〜10のいずれか記載の構成に
おいて、前記内燃機関は電動機と共に車両走行用に用い
られ、車両の走行状態に応じて前記内燃機関と前記電動
機とのいずれか又は両方の駆動力により、車両を走行駆
動することを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項14】内燃機関の制御量に基づいて制御量の学
習を実行し、学習完了条件が成立した時に制御量の学習
値を決定する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記学
習完了条件を緩和する学習完了条件緩和手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項15】内燃機関の制御量に基づいて制御量の学
習を実行し、学習完了条件が成立した時に制御量の学習
値を決定する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記基
準期間経過後における学習状態に基づいて学習値を決定
する学習値強制設定手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項16】内燃機関の制御量に基づいて制御量の学
習を実行し、学習完了条件が成立した時に制御量の学習
値を決定する制御量学習手段と、 前記制御量学習手段による学習開始から基準期間を経過
しても前記学習完了条件が成立しない場合には、前記学
習完了条件を緩和する学習完了条件緩和手段と、 前記学習完了条件緩和手段による前記学習完了条件の緩
和から、第2の基準期間を経過しても前記学習完了条件
が成立しない場合には、前記第2の基準期間経過後にお
ける学習状態に基づいて学習値を決定する学習値強制設
定手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関制御装置。 - 【請求項17】請求項1〜16のいずれか記載の構成に
おいて、前記制御量学習手段は、スロットル開度の制御
量を学習するものであることを特徴とする内燃機関制御
装置。 - 【請求項18】請求項1〜16のいずれか記載の構成に
おいて、前記制御量学習手段は、排気再循環バルブの制
御量を学習するものであることを特徴とする内燃機関制
御装置。 - 【請求項19】請求項1〜16のいずれか記載の構成に
おいて、前記制御量学習手段は、空燃比制御量を学習す
るものであることを特徴とする内燃機関制御装置。
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JP4654538B2 (ja) | 2011-03-23 |
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