JP2002371819A - 可変動弁機構 - Google Patents
可変動弁機構Info
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Abstract
のカムシャフトを回転させて、バルブのリフト量及び作
用角を連続的又は段階的に変化させる。 【解決手段】 ロッカアーム1の第一ローラ7を押圧す
る押圧面19を備えた第一介在アーム10を揺動可能に
軸着し、第一介在アーム10に第二ローラ17と第三ロ
ーラ18とを備えた第二介在アーム15を揺動可能に軸
着する。第二ローラ17を押圧する回転カム20を形成
した1本のカムシャフト21を回転可能に軸支し、第三
ローラ18を押圧する制御カム30を形成した1本の支
持シャフト31を回転可能に軸支する。制御カム30の
配向角を1回転以内の範囲で変えることによりバルブの
リフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置を設け
る。
Description
況に応じてバルブのリフト量及び作用角を連続的に又は
段階的に変化させる可変動弁機構に関するものである。
スのクリーン度等の諸特性を両立させるため、内燃機関
の運転状況に応じてバルブのリフト量又は作用角を連続
的に又は段階的に変化させる可変動弁機構が種々考えら
れている。その一つの代表例として二本のカムシャフト
を回転させてロッカアームを揺動させると共に2本のカ
ムシャフトの位相を相対的に変えることによりロッカア
ームの揺動角を変えて、バルブのリフト量又は作用角を
連続的に変化させるようにしたものが知られている。
のように2本のカムシャフトを回転させるには、1本の
カムシャフトを回転させてきた従来の駆動系を大きく変
えることになると共に、駆動上難しいという問題があっ
た。
し、従来の駆動系を大きく変えることなく、1本のカム
シャフトを回転させて、バルブのリフト量及び作用角を
連続的又は段階的に変化させることができる可変動弁機
構を提供することにある。
に、本発明の可変動弁機構は、ロッカアームのカム対応
部の近傍に該カム対応部を押圧する押圧面を備えた第一
介在アームを揺動可能に軸着し、前記第一介在アームと
関わり合う第二介在アームを変位可能に設け、前記第二
介在アーム及び第一介在アームをその順に介してロッカ
アームを押圧することによりバルブをリフトさせる回転
カムを形成した1本のカムシャフトを回転可能に軸支
し、前記第二介在アームを内燃機関の運転状況に応じ連
続的に又は段階的に変位させることを介して前記第一介
在アームの揺動開始角を変え、もってカム対応部に対す
る第一介在アームの押圧面の当接位置を第一介在アーム
の長さ方向に変えることにより前記回転カムによるバル
ブのリフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置を
設けたことを特徴としている。なお、カム対応部とは、
回転カムに第二介在アーム及び第一介在アームを介して
対応し押圧される部位という意味である。
カアームのカム対応部の近傍に該カム対応部を押圧する
押圧面を備えた第一介在アームを揺動可能に軸着し、前
記第一介在アームに回転カム摺接部と制御カム摺接部と
を備えた第二介在アームを揺動可能に軸着し、前記回転
カム摺接部を第二介在アームの揺動方向の一方側から押
圧し、第二介在アーム及び第一介在アームをその順に介
してロッカアームを押圧することによりバルブをリフト
させる回転カムを形成した1本のカムシャフトを回転可
能に軸支し、前記制御カム摺接部を第二介在アームの揺
動方向の他方側から押圧する制御カムを形成した1本の
支持シャフトを回転可能に軸支し、前記制御カムの配向
角を1回転以内の範囲で内燃機関の運転状況に応じ連続
的に又は段階的に変えることにより第二介在アームの揺
動の仕方を変えることを介して第一介在アームの揺動開
始角を変え、もってカム対応部に対する第一介在アーム
の押圧面の当接位置を第一介在アームの長さ方向に変え
ることにより前記回転カムによるバルブのリフト量及び
作用角を変化させるリフト制御装置を設けたことを特徴
としている。
回転可能なローラでもよい。但し、摺動抵抗や摩耗を考
慮すると、カム対応部はロッカアームに回転可能に軸着
されたローラが好ましい。
定された硬質チップでも回転可能なローラでもよい。但
し、摺動抵抗や摩耗を考慮すると、回転カム摺接部又は
制御カム摺接部の少なくとも一方(好ましくは両方)
は、第二介在アームに回転可能に軸着されたローラが好
ましい。
回転可能なローラである場合、両ローラは同軸上に並設
しても平行な別々の軸上に設けてもよい。また、いずれ
か一方のローラの1つを対称面にして他方のローラを2
つ配するようにし、回転カム及び制御カムから受ける力
が第二介在アームにねじれ応力を生じさせないようにし
てもよい。
のみが回転可能なローラである場合、他方としては、第
二介在アームに形成されたローラ片持ち支持部や、ロー
ラを両側から支持する第二介在アームに形成された一対
のフォーク片等が例示できる。また、フォーク片間にロ
ーラの回転を妨げないようにローラの側周面の少なくと
も一部を包み込むローラ包囲部が架設され、ローラ包囲
部を回転カム摺接部及び制御カム摺接部の他方側として
もよい。
在アームは、別の面内で揺動してもよいが、スペース効
率上、同一面内で揺動することが好ましい。
イプでもよい。 (1)ロッカアームの一端部に揺動中心部があり、中央
部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタ
イプ。(いわゆるスイングアーム) (2)ロッカアームの中央部に揺動中心部があり、一端
部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタ
イプ。
きる。 (a)揺動中心部はピボットに支持された凹球面部であ
る態様。 (b)揺動中心部はシーソアームが回動可能に軸支され
た軸穴部である態様。
ットクリアランス調整機構が設けられることが好まし
い。例えば、ピボットに設けた雄ネジをピボット支持材
に設けた雌ネジに螺入量調節可能に螺入するようにした
タペットクリアランス調整機構を例示できる。
制御カム摺接部とがそれぞれ常に摺接するように第一介
在アームと第二介在アームとを付勢する付勢手段を設け
ることが好ましい。
次の二態様を例示できる。 (i)第一介在アームをその揺動方向に沿って付勢する
ことで第二介在アームの回転カム摺接部と制御カム摺接
部とが回転カムと制御カムとから離間しないように第二
介在アームを付勢するバネ部材である態様。具体的に
は、第一介在アームのアーム部又はアーム部とは別に設
けられた突起とシリンダヘッドとの間に押し縮めたバネ
部材を設けたもの等を例示できる。
とを相対変位させるように付勢して第二介在アームの回
転カム摺接部と制御カム摺接部とを回転カムと制御カム
との間に進入する方向に付勢するバネ部材である態様。
具体的には、第二介在アームの軸支部に第一介在アーム
と第二介在アームとをそれらのなす角度を広げる方向に
付勢するバネ部材を設けたもの等を例示できる。
いが、ヘリカルスプライン機構と、油圧を用いた駆動部
と、マイクロコンピュータ等の制御装置とを備えたもの
を例示できる。
ブ又は排気バルブの何れか一方に適用することもできる
が、両方に適用することが好ましい。
機構の第一実施形態例について、図1〜図5を参照して
説明する。この可変動弁機構にはスイングアームタイプ
のロッカアーム1が使用され、ロッカアーム1の一端部
は同部に形成された凹球面部2がピボット3に支持され
てなる揺動中心部となっている。ピボット3はネジによ
るタペットクリアランス調整機構を内蔵している。ロッ
カアーム1の他端部は二股状に分かれて、それぞれの先
端下部にバルブ押圧部4が凹設され、バルブ5の基端部
をバルブ押圧部4が押圧するようになっている。
ラ配置穴6には、カム対応部としての第一ローラ7が、
ロッカアーム1の上面からやや突出するように配され、
該第一ローラ7はアーム側壁と直交する軸の周りに回転
可能に軸着されている。
7を押圧する第一介在アーム10が配されている。第一
介在アーム10はその基端の円筒部11がアームシャフ
ト12に揺動可能に軸着され、該円筒部11からロッカ
アーム1のバルブ押圧部4側へ向かって延びるアーム部
13の下面は、第一ローラ7を押圧するための押圧面1
9となっている。押圧面19は第一ローラ7の半径より
も大きい曲率半径の凹曲面に形成され、後述するように
第一ローラ7に対する押圧面19の当接位置が第一介在
アーム10の長さ方向に変わっても、押圧面19はその
略垂線方向に第一ローラ7を押圧するようになってい
る。
ォーク片14の間には上方へ延びる第二介在アーム15
の下端が配され、該第二介在アーム15はフォーク片1
4の内側壁と直交する軸の周りに揺動可能に軸支されて
いる。第二介在アーム15の上端に形成された一対のフ
ォーク片16の間には回転カム摺接部としての第二ロー
ラ17が配され、該フォーク片16の両外側には制御カ
ム摺接部としての2つの第三ローラ18が配されてい
る。すなわち、第二ローラ17を対称面にして2つの第
三ローラ18が配されている。第二ローラ17と第三ロ
ーラ18とは、フォーク片16の内側壁と直交する同軸
上に並設されるとともに、その軸の周りにそれぞれ独立
して回転可能に軸着されている。第二ローラ17と第三
ローラ18とは外径が同一であるが、異なっていてもよ
い。
ム1でいうとバルブ押圧部4側には、1本のカムシャフ
ト21が回転可能に軸支されている。カムシャフト21
には、第二ローラ17を第二介在アーム15の揺動方向
の一方側(本例ではロッカアーム1でいうとバルブ押圧
部4側)から斜め下方へ押圧し、第二介在アーム15及
び第一介在アーム10をその順に介してロッカアーム1
を押圧することによりバルブ5をリフトさせる回転カム
20が形成されている。回転カム20は、ベース円20
aと、突出量が漸増するノーズ漸増部20bと、最大突
出量となるノーズ20cと、突出量が漸減するノーズ漸
減部20dとからなり、第二ローラ17と略同一幅に形
成されている。
くてもよい)であってロッカアーム1でいうと揺動中心
部側には1本の支持シャフト31が回転可能に軸支され
ている。支持シャフト31には、2つの第三ローラ18
を第二介在アーム15の揺動方向の他方側(本例ではロ
ッカアーム1でいうと揺動中心部側)から押圧する2つ
の制御カム30が形成されている。2つの制御カム30
の間は、各制御カム30が第二ローラ17に干渉しない
ように環状溝32となっている。各制御カム30は、ベ
ース円30aと、ノーズが漸増するノーズ漸増部30b
とからなり、第三ローラ18と略同一幅に形成されてい
る。なお、可変動弁機構全体をコンパクトにするために
制御カム30を第一介在アーム10に近設させてあるの
で、第一介在アーム10の上部にはノーズ漸増部30b
の当接を逃がして干渉を防ぐ逃がし溝22が形成されて
いる。
向角を1回転以内の範囲で内燃機関の運転状況に応じ連
続的に又は段階的(好ましくは三段階以上、さらに好ま
しくは四段階以上の多段階)に変えることにより第二介
在アーム15の揺動の仕方を変えることを介して第一介
在アーム10の揺動開始角を変え、もって第一ローラ7
に対する第一介在アーム10の押圧面19の当接位置を
第一介在アーム10の長さ方向に変えることにより前記
回転カム20によるバルブのリフト量及び作用角を変化
させるリフト制御装置(図示略)が接続されている。
ラインを設けたピストンが油圧により所定角の回転を伴
いながら軸方向に移動し、該回転が支持シャフト31を
回転させることにより制御カム30の配向角を1回転以
内の範囲で変える構造となっており、内燃機関の回転セ
ンサやアクセル開度センサ等からの検知値に基づいてマ
イクロコンピュータ等の制御装置により制御されるよう
になっている。
ーラ18を第二介在アーム15の揺動方向の他方側から
押圧(いわばバックアップ)した状態で、回転カム20
が第二ローラ17を第二介在アーム15の揺動方向の一
方側から斜め下方へ押圧し、第二介在アーム15及び第
一介在アーム10をその順に介してロッカアーム1を押
圧することによりバルブ5をリフトさせるようになって
いる。このとき、回転カム20により第二ローラ17を
押圧された第二介在アーム15は所定の角度範囲で揺動
し(設計によっては揺動は僅かでアーム全体が上下する
ケースもあり得る)、該第二介在アーム15を介して下
方へ押圧された第一介在アーム10も所定の角度範囲で
揺動する。
えて、第三ローラ18を押圧する箇所をベース円30a
にしたりノーズ漸増部30bの各所にしたりすることに
より、前記回転カム20により揺動する第二介在アーム
15の揺動の仕方が変わるため、第一介在アーム10の
揺動開始角も変わることになる。すると、第一ローラ7
に対する第一介在アーム10の押圧面19の当接位置が
第一介在アーム10の長さ方向に変わり、具体的には、
第一介在アーム10の揺動開始角が高いときには押圧面
19の当接位置はアーム部13基端側となり、第一介在
アーム10の揺動開始角が低いときには押圧面19の当
接位置はアーム部13先端側となる。
次のように作用する。まず、図2(a)→(b)は、最
大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下における制
御カム30の配向角度とそれによる作用を示している。
図2(a)に示すように、最大リフト量・最大作用角が
必要な運転状況下では、制御カム30はノーズ漸増部3
0bの最大突出部付近が第三ローラ18に当接するよう
に配向制御される。これにより、第二介在アーム15は
ロッカアーム1でいうとバルブ押圧部4側に傾いた所が
揺動開始角となり、同時に第二介在アーム15は下方へ
やや押圧されるため、第一介在アーム10は下方へやや
傾いた所が揺動開始角となる。その状態で、回転カム2
0のベース円20aの後半部が第二ローラ17に摺接す
るとき、第一介在アーム10は前記揺動開始角にある
(下方へやや傾いた所といっても依然として高い)た
め、第一ローラ7に対する第一介在アーム10の押圧面
19の当接位置はアーム部13基端側であり、まだバル
ブ5のリフトは発生しない。図2(b)に示すように、
制御カム30が図2(a)と同じ配向角度に保たれた状
態で、回転カム20のノーズ漸増部20bを経てノーズ
20cが第二ローラ17に摺接するとき、第二介在アー
ム15はロッカアーム1でいうと揺動中心部側に若干揺
動しながら下方へ大きく押圧されるため、第一介在アー
ム10は下方へ最大に揺動する。すると、第一ローラ7
に対する第一介在アーム10の押圧面19の当接位置は
アーム部13先端側に変わり、第一介在アーム10はロ
ッカアーム1を下方へ最大に揺動させるので、バルブ5
のリフト量Lは発生・増加して最大値Lmax に達し、作
用角も最大となる。なお、前記の通り、前記当接位置が
変わっても、凹曲面に形成された押圧面19はその略垂
線方向に第一ローラ7を押圧するので、第一介在アーム
10にその長さ方向の応力成分がほとんど生じず、円筒
部11とアームシャフト12との間に負担がかからな
い。
量・微小作用角が必要な運転状況下における制御カム3
0の配向角度とそれによる作用を示している。図3
(a)に示すように、微小リフト量・微小作用角が必要
な運転状況下では、制御カム30はノーズ漸増部30b
の小突出部付近が第三ローラ18に当接するように配向
制御される。これにより、第二介在アーム15は図2の
状態よりも直立に近付いた所が揺動開始角となり、同時
に第二介在アーム15は下方への押圧が少なくなるた
め、第一介在アーム10は図2の状態よりも高くなった
所が揺動開始角となる。その状態でベース円20aの後
半部が第二ローラ17に摺接するとき、第一ローラ7に
対する第一介在アーム10の押圧面19の当接位置はア
ーム部13基端側(円筒部11ともいえる)であり、ま
だバルブ5のリフトは発生しない。図3(b)に示すよ
うに、制御カム30が図3(a)と同じ配向角度に保た
れた状態で、ノーズ20cが第二ローラ17に摺接する
とき、第二介在アーム15はロッカアーム1でいうと揺
動中心部側に揺動しながら下方へ押圧されるため、第一
介在アーム10は下方へ揺動する。すると、第一ローラ
7に対する第一介在アーム10の押圧面19の当接位置
はアーム部13の基端側から先端側に向けてやや変わ
り、第一介在アーム10はロッカアーム1を下方へやや
揺動させるので、バルブ5のリフト量L及び作用角はと
もに微小となる(図5参照)。
作用角が必要な運転状況下では、図2と図3との中間的
な制御カム30の配向角度をリフト制御装置により連続
的に又は段階的に作ることで、図5に示すように中間的
なリフト量・作用角が連続的に又は段階的に得られる。
が必要な運転状況下における制御カム30の配向角度と
それによる作用を示している。図4(a)に示すよう
に、リフト休止が必要な運転状況下では、制御カム30
はベース円30aが第三ローラ18に当接するように配
向制御される。これにより、第二介在アーム15は図3
の状態よりもさらに直立に近付いた所が揺動開始角とな
り、同時に第二介在アーム15は下方への押圧がさらに
少なくなるため、第一介在アーム10は図3の状態より
もさらに高くなった所が揺動開始角となる。その状態で
ベース円20aの後半部が第二ローラ17に摺接すると
き、第一ローラ7に対する第一介在アーム10の押圧面
19の当接位置はアーム部13基端側(円筒部11とも
いえる)であり、バルブ5はリフトしない。図4(b)
に示すように、制御カム30が図4(a)と同じ配向角
度に保たれた状態で、ノーズ20cが第二ローラ17に
摺接するとき、第二介在アーム15はロッカアーム1で
いうと揺動中心部側に揺動しながら下方へ押圧されるた
め、第一介在アーム10は下方へ揺動する。しかし、第
一ローラ7に対する第一介在アーム10の押圧面19の
当接位置はアーム部13の基端側からほとんど変わら
ず、第一介在アーム10はロッカアーム1を下方へ揺動
させないので、バルブ5はリフトしない。
二実施形態について、図6を参照して第一実施形態と異
なる部分についてのみ説明する。本実施形態の可変動弁
機構は、制御カム摺接部の構成、第一介在アームの形状
及びロッカアームの構成においてのみ第一実施形態と相
違するものである。
第三ローラに代えて一対のフォーク片16が制御カム摺
接部として機能している。一対のフォーク片16は、両
方ともに制御カム30と略同一幅に形成されている。ま
た、各フォーク片16は、回転カム20に近い前側が第
二ローラ17と同軸で第二ローラ17よりやや小さい半
径の円弧面状に形成され、制御カム30に近い後側は第
二ローラ17と同軸で第二ローラ17よりやや大きい半
径の円弧面状に形成されている。各制御カム30には、
一対のフォーク片16の制御カム30に近い後側面がそ
れぞれ摺接するようになっている。
は、アーム部13がフォーク片14と同一幅のフォーク
状となっていて、それに伴い押圧面19は左右一対に分
割形成されている。また、各押圧面19の下側には、細
型に形成されたロッカアーム1及びそれを支持するピボ
ット3がそれぞれ設けられている。各ロッカアーム1に
は、ローラ配置穴6、バルブ押圧部4及び第一ローラ7
が一つずつ設けられ、一つのロッカアーム1が一つのバ
ルブ5を押圧するようになっている。なお、第一介在ア
ーム10の形状とロッカアーム1の構成とは、第一実施
形態と同じでもよい。
第一実施形態と同様である。そして、本実施形態によれ
ば、第一実施形態と同様の効果が得られるとともに、ロ
ーラ18が不要となるので第二介在アーム15の構造を
シンプルにすることができるとともに軽量化を図ること
ができる。これにより第一介在アーム10及び第二介在
アーム15の運動性が向上し、更なる燃費の向上が期待
できる。
三実施形態について、図7を参照して第二実施形態と異
なる部分についてのみ説明する。本実施形態の可変動弁
機構は、第二介在アームの形状と支持シャフトの構成と
においてのみ第二実施形態と相違するものである。
第二介在アーム15の上部に第二ローラ17の回転を許
容しつつ第二ローラ17の制御カム30に近い略半周部
分を包み込むローラ包囲部15aが形成されている。ロ
ーラ包囲部15aは、一対のフォーク片16の後側内縁
間を略塞ぐように形成され、フォーク片16の円弧面形
状がローラ包囲部15a上にも連続形成されている。
は、第二介在アーム15のローラ包囲部15aを押圧す
る制御カム30が一つだけ形成されている。従って、本
実施形態の可変動弁機構は、基本的には第二実施形態と
同様である。そして、本実施形態によれば、第二実施形
態と同様の効果が得られるとともに、制御カム30を一
つに減らすことができるので支持シャフト31に係る原
材料を節約することができる。
四実施形態について、図8〜図11を参照して第一実施
形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態の
可変動弁機構は、第一介在アームの構成と、回転カムと
制御カムとに回転カム摺接部と制御カム摺接部とがそれ
ぞれ常に摺接するように第一介在アームと第二介在アー
ムとを付勢する付勢手段が設けられている点においての
み第一実施形態と相違するものである。
第一介在アーム10のアーム部13の略反対方向に半径
方向に延びる突出部11aが設けられている。また、付
勢手段として、第一介在アーム10をその揺動方向に沿
って付勢することで第二介在アーム15の第二ローラ1
7と第三ローラ18とが回転カム20と制御カム30と
から離間しないように第二介在アーム15を付勢するバ
ネ部材44が設けられている。
て当接及び離間可能に側周壁が内外に係合したカップ状
の内側部材42のカップ内底面と、シリンダヘッド45
に形成された外側部材43の内底面との間に圧縮状態で
設置され、外側部材43から内側部材42を離間方向に
付勢する。内側部材42は、シリンダヘッド45の外側
部材43の内側にガイドされて摺動するようになってい
て、内側部材42の先端に形成された半球面が突出部1
1aの上側に当接されている。
ように作用する。まず、図9(a)→(b)は、リフト
休止が必要な運転状況下におけるバネ部材44の状態と
それによる作用を示している。図9(a)に示すよう
に、リフト休止が必要な運転状況下で、回転カム20の
ベース円20aが第二ローラ17に配向するとき、バネ
部材44は内側部材42を外側部材43に沿って斜め下
方に付勢し、内側部材42は突出部11aを斜め上方か
ら斜め下方へ付勢するので第一介在アーム10はアーム
シャフト12を中心に左回転方向に付勢される。この
時、第二介在アーム15は第一介在アーム10により上
方向に付勢され、第二ローラ17と第三ローラ18とは
回転カム20と制御カム30とにそれぞれ押し当てられ
るので、第二ローラ17と第三ローラ18とは回転カム
20と制御カム30とに常に摺接し続ける。また、この
時バネ部材44の全長はLa1であり、突出部11aは
バネ部材44からP1の力で付勢を受けており、バネ部
材44は反作用により荷重P1で押し縮められた状態に
なっている。次に、図9(b)に示すように、リフト休
止が必要な運転状況下で、回転カム20のノーズ20c
が第二ローラ17に配向するようになっても、第二ロー
ラ17及び第三ローラ18はバネ部材44による付勢を
受け続けるので回転カム20と制御カム30とにそれぞ
れ摺接し続ける。この時、第二ローラ17と回転カム2
0との当接位置はノーズ20cに移動して、第二ローラ
17がノーズ20cにより最大押圧を受ける。そのため
に第二ローラ17、第三ローラ18及び第二介在アーム
15は第二ローラ17と第三ローラ18とを回転カム2
0と制御カム30とに摺接させ続けながらバネ部材44
による付勢に抗して下方に押圧されるとともに第一介在
アーム10は下方へ揺動させられる。この時、バネ部材
44は第一介在アーム10の揺動により上方向に移動し
た突出部11aにより押し縮められて全長がLa2とな
り、荷重がP2に増大する。
ト量・微小作用角が必要な運転状況下におけるバネ部材
44の状態とそれによる作用を示している。図10
(a)に示すように、微小リフト量・微小作用角が必要
な運転状況下で、回転カム20のベース円20aが第二
ローラ17に配向するときも、第二ローラ17及び第三
ローラ18はバネ部材44による付勢を受け続けるので
回転カム20と制御カム30とにそれぞれ摺接し続け
る。この時、第三ローラ18と制御カム30との当接位
置はノーズ漸増部30bの小突出部付近に移動するの
で、第三ローラ18及び第二介在アーム15は、図9
(a)の位置よりもやや下方に押圧される。これにより
第一介在アーム10の揺動開始角が図9(a)よりもや
や下方に傾いて突出部11aもやや上方向に移動するの
で、バネ部材44の全長はLa1よりやや短いLa3と
なり、荷重がP1よりやや大きいP3に増大する。次
に、図10(b)に示すように、微小リフト量・微小作
用角が必要な運転状況下で、回転カム20のノーズ20
cが第二ローラ17に配向するようになっても、第二ロ
ーラ17及び第三ローラ18はバネ部材44による付勢
を受け続けるので回転カム20と制御カム30とにそれ
ぞれ摺接し続ける。この時、第三ローラ18と制御カム
30との当接位置はノーズ漸増部30bの小突出部付近
に移動するとともに第二ローラ17と回転カム20との
当接位置はノーズ20cに移動して、第二ローラ17が
ノーズ20cにより最大押圧を受ける。そのために第二
ローラ17、第三ローラ18及び第二介在アーム15は
第二ローラ17と第三ローラ18とを回転カム20と制
御カム30とに摺接させ続けながらバネ部材44による
付勢に抗して下方に押圧されるとともに第一介在アーム
10は下方へ揺動させられる。この時、コイルスプリン
グ44は第一介在アーム10の揺動により上方向に移動
した突出部11aにより押し縮められて全長がLa4と
なり、荷重がP4に増大する。
ト量・最大作用角が必要な運転状況下におけるバネ部材
44の状態とそれによる作用を示している。図11
(a)に示すように、最大リフト量・最大作用角が必要
な運転状況下で、回転カム20のベース円20aが第二
ローラ17に配向するときも、第二ローラ17及び第三
ローラ18はバネ部材44による付勢を受け続けるので
回転カム20と制御カム30とにそれぞれ摺接し続け
る。この時、第三ローラ18と制御カム30との当接位
置はノーズ漸増部30bの最大突出部付近に移動するの
で、第三ローラ18及び第二介在アーム15は、図10
(a)の位置よりも大きく下方に押圧される。これによ
り第一介在アーム10の揺動開始角が図10(a)より
も大きく下方に傾いて突出部11aも上方向に移動する
ので、バネ部材44の全長はLa3より短いLa5とな
り、荷重がP3より大きいP5に増大する。次に、図1
1(b)に示すように、最大リフト量・最大作用角が必
要な運転状況下で、回転カム20のノーズ20cが第二
ローラ17に配向するようになっても、第二ローラ17
及び第三ローラ18はバネ部材44による付勢を受け続
けるので回転カム20と制御カム30とにそれぞれ摺接
し続ける。この時、第三ローラ18と制御カム30との
当接位置はノーズ漸増部30bの最大突出部付近に移動
するとともに第二ローラ17と回転カム20との当接位
置はノーズ20cに移動して、第二ローラ17と第三ロ
ーラ18とがノーズ20cとノーズ漸増部30bとによ
り最大押圧を受ける。そのために第二ローラ17、第三
ローラ18及び第二介在アーム15は第二ローラ17と
第三ローラ18とを回転カム20と制御カム30とに摺
接させ続けながらバネ部材44による付勢に抗して下方
に押圧されるとともに第一介在アーム10は下方へ最大
揺動させられる。この時、バネ部材44は第一介在アー
ム10の揺動により上方向に移動した突出部11aによ
り押し縮められて全長はLa4より短いLa6となり、
荷重がP4より大きいP6に増大する。
一介在アーム10と第二介在アーム15とを付勢する付
勢手段が設けられているものの、基本的には第一実施形
態と同様である。そして、本実施形態によれば、第一実
施形態と同様の効果が得られるとともに、バネ部材44
が設けられたことにより回転カム20と第二ローラ17
と、または制御カム30と第三ローラとのいずれか又は
両方が離間するのを防止して、回転カム20と制御カム
30とに第二ローラ17と第三ローラ18とをそれぞれ
常に摺接させることができる。
五実施形態について、図12〜16を参照して第四実施
形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態の
可変動弁機構は、付勢手段の構成においてのみ第四実施
形態と相違するものである。
は、回転カム20と制御カム30とに第二ローラ17と
第三ローラ18とがそれぞれ常に摺接するように第一介
在アーム10と第二介在アーム15とを付勢する付勢手
段として、バネ部材44と突出部11aとに代えて、第
一介在アーム10と第二介在アーム15とを相対変位さ
せるように付勢して第二介在アーム15の第二ローラ1
7と第三ローラ18とを回転カム20と制御カム30と
の間に進入する方向に付勢するバネ部材51が設けられ
ている。
間に配されて第二介在アーム15と同軸上に軸支され、
その両端は接線方向にやや延ばされて一対のフォーク片
14の底壁と第二介在アーム15に形成された係合溝1
5aとにそれぞれ係合させられている。この時、バネ部
材51は、第二介在アーム15の軸支部を中心として第
一介在アーム10と第二介在アーム15とが離間する方
向に付勢されるように捻られた状態で取付けられてい
る。
一介在アーム10に対する第二介在アーム15の揺動範
囲を制限する突起15bが形成されている。突起15b
は、第一介在アーム10に対して第二介在アーム15が
離間する方向に揺動すると円筒部11の前面に当接する
ようになっていて、それ以上は第二介在アーム15が揺
動できないようになっている。この突起15bが設けら
れていることにより可変動弁機構の組立が容易になる。
なお、突起15bは省略してもよい。
ーム10と第二介在アーム15とは、双方のなす角度が
広がるように第一介在アーム10と第二介在アーム15
とを付勢するようになっている。第一介在アーム10が
アームシャフト12に軸着されていることから、アーム
シャフト12の中心から第二介在アーム15の上端が遠
ざけられるように付勢される。この時、第二介在アーム
15の上端に軸着された第二ローラ17と第三ローラ1
8とは、回転カム20と制御カム30との間に進入する
方向に付勢され、第二ローラ17と第三ローラ18とは
回転カム20の角度や制御カム30の配向角度に関係な
く、回転カム20と制御カム30とにそれぞれ摺接し続
けるようになっている。
ように作用する。図13(a)に示すように、リフト休
止が必要な運転状況下で、回転カム20のベース円20
aが第二ローラ17に配向するとき、第二ローラ17と
第三ローラ18とは回転カム20と制御カム30との間
に進入する方向に付勢されているので、第三ローラ18
と制御カム30との当接位置はベース円30aとなると
ともに第二ローラ17と回転カム20との当接位置はベ
ース円20aとなる。この時、第二介在アーム15の揺
動中心とアームシャフト12の中心とを結んだ線と第二
介在アーム15の揺動中心と第二ローラ17の中心とを
結んだ線とのなす角度を第一介在アーム10と第二介在
アーム15とのなす角度とすると、その角度はA7とな
り、バネ部材51による第一介在アーム10と第二介在
アーム15とを離間させようとする力(すなわちバネ部
材51に加わる荷重)はP7となる。次に、図13
(b)に示すように、リフト休止が必要な運転状況下
で、回転カム20のノーズ20cが第二ローラ17に配
向するとき、第二ローラ17と第三ローラ18とは回転
カム20と制御カム30との間に進入する方向に付勢さ
れているので、第三ローラ18と制御カム30との当接
位置はベース円30aから移動しないが、第二ローラ1
7と回転カム20との当接位置はノーズ20cに移動す
る。この時、第一介在アーム10と第二介在アーム15
とのなす角度はA7からA8に大きく縮小させられる。
また、バネ部材51による第一介在アーム10と第二介
在アーム15とのなす角度を広げようとする力(すなわ
ちバネ部材51に加わる荷重)は、第一介在アーム10
と第二介在アーム15とのなす角度の縮小に伴ってP7
からP8に大きく増大する。
フト量・微小作用角が必要な運転状況下で、回転カム2
0のベース円20aが第二ローラ17に配向するとき、
第二ローラ17と第三ローラ18とは回転カム20と制
御カム30との間に進入する方向に付勢されているの
で、第三ローラ18と制御カム30との当接位置はノー
ズ漸増部30bの小突出部付近となるとともに第二ロー
ラ17と回転カム20との当接位置はベース円20aと
なる。この時、第一介在アーム10と第二介在アーム1
5とのなす角度はA7より極僅かに小さいA9となる。
また、バネ部材51による第一介在アーム10と第二介
在アーム15とのなす角度を広げようとする力(すなわ
ちバネ部材51に加わる荷重)はP9となるが、A7と
A9との差が僅かであるためP9はP7と略同等値とな
る。次に、図14(b)に示すように、微小リフト量・
微小作用角が必要な運転状況下で、回転カム20のノー
ズ20cが第二ローラ17に配向するとき、第二ローラ
17と第三ローラ18とは回転カム20と制御カム30
との間に進入する方向に付勢されているので、第三ロー
ラ18と制御カム30との当接位置はノーズ漸増部30
bの小突出部付近から僅かに突出量の大きい側へ移動
し、第二ローラ17と回転カム20との当接位置はノー
ズ20cに移動する。この時、第一介在アーム10と第
二介在アーム15とのなす角度はA9からA10に大き
く縮小させられる。また、バネ部材51による第一介在
アーム10と第二介在アーム15とのなす角度を広げよ
うとする力(すなわちバネ部材51に加わる荷重)はP
9からP10に大きく増大するがA8とA10とが略同
等値となるのでP10はP8と略同等値となる。
フト量・最大作用角が必要な運転状況下で、回転カム2
0のベース円20aが第二ローラ17に配向するとき、
第二ローラ17と第三ローラ18とは回転カム20と制
御カム30との間に進入する方向に付勢されているの
で、第三ローラ18と制御カム30との当接位置はノー
ズ漸増部30bの最大突出部付近となるとともに第二ロ
ーラ17と回転カム20との当接位置はベース円20a
となる。この時、第一介在アーム10と第二介在アーム
15とのなす角度はA7よりやや小さいA11となる。
また、バネ部材51による第一介在アーム10と第二介
在アーム15とのなす角度を広げようとする力(すなわ
ちバネ部材51に加わる荷重)はP11となるが、A7
とA11との差がA7とA9との差よりは大きいものの
僅かであるためP11はP7及びP9と略同等値とな
る。次に、図15(b)に示すように、最大リフト量・
最大作用角が必要な運転状況下で、回転カム20のノー
ズ20cが第二ローラ17に配向するとき、第二ローラ
17と第三ローラ18とは回転カム20と制御カム30
との間に進入する方向に付勢されているので、第三ロー
ラ18と制御カム30との当接位置はノーズ漸増部30
bの最大突出部付近を更に突出量の大きい側へ移動し、
第二ローラ17と回転カム20との当接位置はノーズ2
0cに移動する。この時、第一介在アーム10と第二介
在アーム15とのなす角度はA11からA12に大きく
縮小させられる。また、バネ部材51による第一介在ア
ーム10と第二介在アーム15とのなす角度を広げよう
とする力(すなわちバネ部材51に加わる荷重)はP1
1からP12に大きく増大するがA8とA10とA12
とが略同等値となるのでP12はP8及びP10と略同
等値となる。
量・微小作用角が必要な運転状況下でのベース時(第二
ローラ17と回転カム20との当接位置がベース円20
aである時)及びノーズ時(第二ローラ17と回転カム
20との当接位置がノーズ20cである時)におけるバ
ネ部材44,51に加わる荷重と、最大リフト量・最大
作用角が必要な運転状況下でのベース時及びノーズ時に
おけるバネ部材44,51に加わる荷重とを第四実施形
態と第五実施形態とで比較すると、第四実施形態の微小
リフト量・微小作用角が必要な運転状況下でのノーズ時
におけるバネ部材44に加わる荷重P4が、第四実施形
態の最大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下での
ベース時におけるバネ部材44に加わる荷重P5が略同
等値となる場合があり、そうなった場合、第四実施形態
で最大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下でのノ
ーズ時におけるバネ部材44に加わる荷重P6が余分な
荷重となりフリクションロスが大きくなる場合がある。
しかし、第五実施形態では、微小リフト量・微小作用角
が必要な運転状況下でのベース時におけるバネ部材51
に加わる荷重P9と最大リフト量・最大作用角が必要な
運転状況下でのベース時におけるバネ部材51に加わる
荷重P11とが略同等値となり、微小リフト量・微小作
用角が必要な運転状況下でのノーズ時におけるバネ部材
51に加わる荷重P10と最大リフト量・最大作用角が
必要な運転状況下でのノーズ時におけるバネ部材51に
加わる荷重P12とが略同等値となり、すなわち制御カ
ム30の配向角度を変えてもバネ部材51に加わる荷重
がほとんど変わらないのでフリクションロスが発生しな
い。また、バネ部材51が第一介在アーム10と第二介
在アーム15と一体式となり、可変動弁機構をコンパク
トにすることができる。
勢手段が異なるものの、基本的には第四実施形態と同様
である。そして、本実施形態によれば、第四実施形態と
同様の効果が得られるとともに、フリクションロスをな
くすとともに可変動弁機構をコンパクトにすることがで
きる。
されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)リフト制御装置の構成や制御の仕方を適宜変更す
ること。 (2)中央部に揺動中心部があるロッカアームとするこ
と。 (3)第三ローラ18及び制御カム30をそれぞれ1つ
とすること。
成されているので、従来の駆動系を大きく変えることな
く、一本のカムシャフトを回転させて、バルブのリフト
量及び作用角を連続的又は段階的に変化させることがで
きるという優れた効果を奏する。
す斜視図である。
機構の作用を示す断面図である。
機構の作用を示す断面図である。
を示す断面図である。
バルブのリフト量及び作用角を示すグラフである。
す斜視図である。
す斜視図である。
す断面図である。
を示す断面図である。
同機構の作用を示す断面図である。
同機構の作用を示す断面図である。
示す断面図である。
作用を示す断面図である。
の同機構の作用を示す断面図である。
の同機構の作用を示す断面図である。
施形態に係る可変動弁機構により得られるバネ部材の荷
重の比較を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】 ロッカアームのカム対応部の近傍に該カ
ム対応部を押圧する押圧面を備えた第一介在アームを揺
動可能に軸着し、 前記第一介在アームと関わり合う第二介在アームを変位
可能に設け、 前記第二介在アーム及び第一介在アームをその順に介し
てロッカアームを押圧することによりバルブをリフトさ
せる回転カムを形成した1本のカムシャフトを回転可能
に軸支し、 前記第二介在アームを内燃機関の運転状況に応じ連続的
に又は段階的に変位させることを介して前記第一介在ア
ームの揺動開始角を変え、もってカム対応部に対する第
一介在アームの押圧面の当接位置を第一介在アームの長
さ方向に変えることにより前記回転カムによるバルブの
リフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置を設け
た可変動弁機構。 - 【請求項2】 ロッカアームのカム対応部の近傍に該カ
ム対応部を押圧する押圧面を備えた第一介在アームを揺
動可能に軸着し、 前記第一介在アームに回転カム摺接部と制御カム摺接部
とを備えた第二介在アームを揺動可能に軸着し、 前記回転カム摺接部を第二介在アームの揺動方向の一方
側から押圧し、第二介在アーム及び第一介在アームをそ
の順に介してロッカアームを押圧することによりバルブ
をリフトさせる回転カムを形成した1本のカムシャフト
を回転可能に軸支し、 前記制御カム摺接部を第二介在アームの揺動方向の他方
側から押圧する制御カムを形成した1本の支持シャフト
を回転可能に軸支し、 前記制御カムの配向角を1回転以内の範囲で内燃機関の
運転状況に応じ連続的に又は段階的に変えることにより
第二介在アームの揺動の仕方を変えることを介して第一
介在アームの揺動開始角を変え、もってカム対応部に対
する第一介在アームの押圧面の当接位置を第一介在アー
ムの長さ方向に変えることにより前記回転カムによるバ
ルブのリフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置
を設けた可変動弁機構。 - 【請求項3】 前記カム対応部が、前記ロッカアームに
回転可能に軸着されたローラである請求項1又は2記載
の可変動弁機構。 - 【請求項4】 前記回転カム摺接部又は制御カム摺接部
の少なくとも一方が、前記第二介在アームに回転可能に
軸着されたローラである請求項2記載の可変動弁機構。 - 【請求項5】 前記回転カムと制御カムとに前記回転カ
ム摺接部と制御カム摺接部とがそれぞれ常に摺接するよ
うに前記第一介在アームと第二介在アームとを付勢する
付勢手段が設けられた請求項2、3又は4記載の可変動
弁機構。 - 【請求項6】 前記付勢手段は、第一介在アームをその
揺動方向に沿って付勢することで前記第二介在アームの
前記回転カム摺接部と制御カム摺接部とが前記回転カム
と制御カムとから離間しないように前記第二介在アーム
を付勢するバネ部材である請求項5記載の可変動弁機
構。 - 【請求項7】 前記付勢手段は、前記第一介在アームと
第二介在アームとを相対変位させるように付勢して前記
第二介在アームの前記回転カム摺接部と制御カム摺接部
とを前記回転カムと制御カムとの間に進入する方向に付
勢するバネ部材である請求項5記載の可変動弁機構。
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JP2002109042A JP4010855B2 (ja) | 2001-04-12 | 2002-04-11 | 可変動弁機構 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2001-114551 | 2001-04-12 | ||
JP2001114551 | 2001-04-12 | ||
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JP4010855B2 JP4010855B2 (ja) | 2007-11-21 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4010855B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7640900B2 (en) | 2004-08-31 | 2010-01-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve operating device |
DE102005017066B4 (de) * | 2004-04-13 | 2010-07-29 | Mitsubishi Fuso Truck And Bus Corp. | Variable Ventileinheit für einen Verbrennungsmotor |
KR100980871B1 (ko) | 2007-12-14 | 2010-09-10 | 기아자동차주식회사 | 가변 밸브 리프트 세트 |
KR101086506B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2011-11-23 | 기아자동차주식회사 | 연속 가변 밸브트레인 |
-
2002
- 2002-04-11 JP JP2002109042A patent/JP4010855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE102005017066B4 (de) * | 2004-04-13 | 2010-07-29 | Mitsubishi Fuso Truck And Bus Corp. | Variable Ventileinheit für einen Verbrennungsmotor |
US7640900B2 (en) | 2004-08-31 | 2010-01-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve operating device |
KR100980871B1 (ko) | 2007-12-14 | 2010-09-10 | 기아자동차주식회사 | 가변 밸브 리프트 세트 |
KR101086506B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2011-11-23 | 기아자동차주식회사 | 연속 가변 밸브트레인 |
US8402932B2 (en) | 2008-12-05 | 2013-03-26 | Hyundai Motor Company | Continuously variable valve actuation system |
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