JP4084671B2 - 可変動弁機構 - Google Patents

可変動弁機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4084671B2
JP4084671B2 JP2003015268A JP2003015268A JP4084671B2 JP 4084671 B2 JP4084671 B2 JP 4084671B2 JP 2003015268 A JP2003015268 A JP 2003015268A JP 2003015268 A JP2003015268 A JP 2003015268A JP 4084671 B2 JP4084671 B2 JP 4084671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
roller
control
arm
sliding contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003015268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004225633A (ja
Inventor
仁 柘植
憲 杉浦
公彦 東藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otics Corp
Original Assignee
Otics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otics Corp filed Critical Otics Corp
Priority to JP2003015268A priority Critical patent/JP4084671B2/ja
Publication of JP2004225633A publication Critical patent/JP2004225633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4084671B2 publication Critical patent/JP4084671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の運転状況に応じてバルブのリフト量及び作用角を連続的に又は段階的に変化させる可変動弁機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の可変動弁機構としては、二本のカムシャフトを回転させてロッカアームを揺動させると共に2本のカムシャフトの位相を相対的に変えることによりロッカアームの揺動角を変えて、バルブのリフト量又は作用角を連続的に変化させるようにしたものがある(例えば、非特許文献1参照。)。ところが、このタイプでは、二本の回転カムの位相を変えて回転させることが必要であるが駆動が難しいという問題があった。
そこで、本出願人は先に、図10に示すような可変動弁機構を提案した(特願2002−109042、本願出願時において未公開)。その可変動弁機構は、揺動することによりロッカアーム51の第一ローラ52を押圧してバルブ58をリフトさせる第一介在アーム53に、回転カム59と制御カム61との間に延びて回転カム59と制御カム61とにそれぞれ摺接する第二ローラ55と第三ローラ56とを先端に備えた第二介在アーム57の基端部を揺動可能に軸着したもので、バルブのリフト量又は作用角を連続的に変化させられる機能をそのままに、回転カム59のシャフトを一本に減らすことを可能にした。
【0003】
【非特許文献1】
「自動車工学・1999年12月号」株式会社鉄道日本社、平成11年、第86−87頁
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特願2002−109042に記載のタイプでは、第二介在アーム57が第一介在アーム53に軸着されてリンク構造を形成しているために、部品点数が多くなるという問題があった。また、リンク構造は、ロッカアーム51に対して回転カム59の位置が上がるため、エンジンヘッドが大型化してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、リンク構造をなくして部品点数を減らすと共に、ロッカアームに対する回転カムの位置を下げてエンジンヘッドをコンパクトにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の可変動弁機構は、ロッカアームのカム対応部の近傍に小角度回転可能に設けた制御シャフトに制御カムを形成し、カム対応部を押圧する押圧面を備えた介在アームを、制御シャフトを中心にその周りを制御カムの小角度回転とは独立して揺動可能に設け、介在アームを介してロッカアームを押圧しバルブをリフトさせる回転カムを回転可能に設け、介在アームに、制御カムと回転カムとに挟まれて、外周面の一部が制御カム摺接部となり、制御カム摺接部の略反対側の外周面の一部が回転カム摺接部となる偏心ローラを、偏心した状態で小角度回動可能に軸着し、制御カムが制御カム摺接部に当接して偏心ローラの小角度回動を規制した状態で、回転カムが回転カム摺接部を押圧することにより、偏心ローラが制御カムのカムプロフィールに沿って変位し、制御カムを小角度回転させて制御カムの配向角を内燃機関の運転状況に応じ連続的に又は段階的に変えることにより、偏心ローラを小角度回動させて制御カムと制御カム摺接部との当接位置を移動するとともに、回転カムと回転カム摺接部との当接位置を移動して介在アームの揺動開始角を変え、もってカム対応部に対する介在アームの押圧面の当接位置を介在アームの長さ方向に変えることにより、回転カムによるバルブのリフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置を設けたことを特徴としている。なお、カム対応部とは、回転カムにレバー及び介在アームを介して対応し押圧される部位という意味である。また、小角度回転とは、1回転以内の範囲での回転という意味である。さらに、小角度回動とは、1回転以内の範囲での回動という意味である。
【0007】
回転カム摺接部としては、特に限定されないが、摺動抵抗や摩耗を考慮すると、偏心ローラの軸心を中心に回転可能に設けられたサブローラの外周面の一部であることが好ましい。また、その場合、制御カム摺接部は、特に限定されないが、摺動抵抗や摩耗を考慮すると、偏心ローラの軸心を中心にサブローラとは独立回転可能に設けられた別のサブローラの外周面の一部であることが好ましい。両サブローラの位置関係は、特に限定されず、同軸上に並設してもよいし、平行な別々の軸上に設けてもよい。
【0008】
回転カム摺接部及び制御カム摺接部の数と位置関係は、両方とも特に限定されず、回転カム摺接部と制御カム摺接部とを一つずつ隣り合わせに設けてもよいし、回転カム摺接部又は制御カム摺接部のいずれか一方を対称面にして他方を二つ配するようにし、回転カム及び制御カムから受ける力がローラにねじれ応力を生じさせないようにしてもよい。
【0009】
カム対応部は、特に限定されず、ロッカアームに固定された硬質チップでもロッカアームに回転可能に軸着されたローラでもよい。但し、摺動抵抗や摩耗を考慮すると、ロッカアームに回転可能に軸着されたローラが好ましい。
【0010】
ロッカアーム、介在アーム及び偏心ローラは、別の面内で揺動、小角度回転又は偏心揺動してもよいが、スペース効率上、同一面内で揺動、小角度回転又は偏心揺動することが好ましい。
【0011】
ここで、ロッカアームは、特に限定されず、次のいずれのタイプでもよい。
(a)ロッカアームの一端部に揺動中心部があり、中央部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタイプ。(いわゆるスイングアーム)
(b)ロッカアームの中央部に揺動中心部があり、一端部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタイプ。
【0012】
揺動中心部としては、特に限定されないが、次の二態様を例示できる。
(i)揺動中心部はピボットに支持された凹球面部である態様。
(ii)揺動中心部はシーソアームが回動可能に軸支された軸穴部である態様。
【0013】
上記(i)の態様では、揺動中心部にタペットクリアランス調整機構が設けられることが好ましい。例えば、ピボットに設けた雄ネジをピボット支持材に設けた雌ネジに螺入量調節可能に螺入するようにしたタペットクリアランス調整機構や、ピボットをピボット支持材に対して摺動可能に設けて、油圧でタペットクリアランスを自動調整するようにしたもの等を例示できる。
【0014】
回転カムと制御カムとに回転カム摺接部と制御カム摺接部とがそれぞれ常に摺接するように介在アームを付勢する付勢手段を設けることが好ましい。付勢手段としては、特に限定されないが、介在アームをその揺動方向に沿って付勢することでローラの回転カム摺接部と制御カム摺接部とが回転カムと制御カムとから離間しないように介在アームを付勢するバネ部材が好ましい。
具体的には、介在アームのアーム部又はアーム部とは別に設けられた突起とシリンダヘッドとの間に押し縮めたバネ部材を設けたもの等を例示できる。
【0015】
リフト制御装置としては、特に限定されないが、ヘリカルスプライン機構と、油圧を用いた駆動部と、マイクロコンピュータ等の制御装置とを備えたものを例示できる。
【0016】
なお、本発明の可変動弁機構は、吸気バルブ又は排気バルブの何れか一方に適用することもできるが、両方に適用することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した可変動弁機構の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
まず、図1〜図7は第一実施形態の可変動弁機構を示している。この可変動弁機構にはスイングアームタイプのロッカアーム1が二つ使用され、各ロッカアーム1の一端部は同部に形成された凹球面部2がピボット3に支持されてなる揺動中心部となっている。各ピボット3はネジによるタペットクリアランス調整機構を内蔵している。各ロッカアーム1の他端下部には、バルブ押圧部5が凹設され、バルブ6の基端部をバルブ押圧部5が押圧するようになっている。
【0019】
各ロッカアーム1の中央部に形成されたローラ配置穴7には、カム対応部としての第一ローラ8が、ロッカアーム1の上面からやや突出するように配され、該第一ローラ8はアーム側壁と直交する軸の周りに回転可能に軸着されている。
【0020】
ピボット3の軸下部に設けられた雄ネジは、ピボット支持材4に設けられた雌ネジに螺入量調節可能に螺入されて、タペットクリアランス調整機構が構成されている。なお、タペットクリアランス調整機構は、ピボット3をピボット支持材4に対して摺動可能な構成にして、油圧でタペットクリアランスが自動調整されるものに変更してもよい。
【0021】
第一ローラ8の上方近傍には、制御シャフト10が小角度回転可能に設けられるとともに、該制御シャフト10には制御カム11が形成されている。制御カム11は、制御シャフト10の外周面であるベース円11aと、ベース円11aから滑らかに繋がって突出量が漸増するノーズ漸増部11bとを備えており、同一形状の一対の制御カム11が制御シャフト10の長さ方向に所定間隔をおいて形成されている。
【0022】
また、第一ローラ8を押圧する押圧面22を備えた介在アーム21が、制御シャフト10を中心にその周りを制御カム11の小角度回転とは独立して揺動可能に設けられている。
【0023】
介在アーム21は、二つの制御カム11を両側から挟むようにして、制御シャフト10に軸着された一対の円筒部23と、両円筒部23からロッカアーム1のバルブ押圧部側へ向かって略水平に延びる一対のアーム部25とを備えている。各アーム部25の下面には、第一ローラ8を押圧するための押圧面22がそれぞれ形成されている。
【0024】
各押圧面22は、円筒部23の外周面から滑らかに繋がると共に第一ローラ8の半径よりも大きい曲率半径の凹曲面に形成され、後述するように第一ローラ8に対する押圧面22の当接位置が介在アーム21の長さ方向に変わっても、押圧面22はその略垂線方向に第一ローラ8を押圧するようになっている。
【0025】
アーム部25の先端の近傍には、介在アーム21を介してロッカアーム1を押圧しバルブ6をリフトさせる回転カム42が回転可能に設けられている。回転カム42は、ベース円42aと、突出量が漸増するノーズ漸増部42bと、最大突出量となるノーズ42cと、突出量が漸減するノーズ漸減部42dとからなり、回転可能に支持されたカムシャフト41に形成されている。
【0026】
一対のアーム部25の先端間には、シャフト26が架設されている。シャフト26は、制御カム11と回転カム42との間に位置し、その両端は各アーム部25にそれぞれ固定されることで、二つのアーム部25を一体化する役割も果たしている。なお、円筒部23を二つに分けずに連続した形状としてもよい。
【0027】
また、シャフト26には、制御カム11と回転カム42とに挟まれて、外周面の一部が制御カム摺接部となり、制御カム摺接部の略反対側の外周面の一部が回転カム摺接部となる偏心ローラ30が、偏心した状態で小角度回動可能に軸着されている。
【0028】
即ち、シャフト26には、軸心からずれた位置に貫設された丸穴がシャフト26に外挿されることにより、シャフト26の周りを偏心した状態で小角度回動する偏心ローラ本体31と、偏心ローラ本体31の軸線方向中央部に回転可能に軸着されたサブローラ34とからなる偏心ローラ30が設けられている。従って、偏心ローラ本体31の軸線方向両端部であって制御カム11側の一部は、制御カム11が当接して制御カム摺接部となり、サブローラ34の回転カム42側の一部は、回転カム42が当接して回転カム摺接部となるようになっている。なお、偏心ローラ本体31の軸線方向中央部に、サブローラ34を回転可能に軸着させる環状凹部を設けて、サブローラ34の外径を偏心ローラ本体31の外径またはそれ以下の外径に変更してもよい。
【0029】
また、制御カム11が偏心ローラ本体31に当接して、偏心ローラ30は制御カム11により小角度回動を規制されるようになっており、その状態で回転カム42がサブローラ34を押圧することにより、偏心ローラ30が制御カム11のカムプロフィールに沿って変位するようになっている。
【0030】
制御シャフト10には、制御カム11を小角度回転させて制御カム11の配向角を1回転以内の範囲で内燃機関の運転状況に応じ連続的に又は段階的(好ましくは三段階以上、さらに好ましくは四段階以上の多段階)に変えることにより、偏心ローラ30を小角度回動させて制御カム11と偏心ローラ本体31との当接位置を移動するとともに回転カム42とサブローラ34の当接位置を移動して介在アーム21の揺動開始角(回転カム42のベース円42aがサブローラ34に当接しているときの介在アーム21の角度であって、制御カム11と偏心ローラ本体31との当接位置によって変化する)を変え、もって第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置を介在アーム21の長さ方向に変えることにより、回転カム42によるバルブ6のリフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置(図示略)が接続されている。
【0031】
リフト制御装置は、例えば、ヘリカルスプラインを設けたピストンが油圧により所定角の回転を伴いながら軸方向に移動し、該回転が制御シャフトを回転させることにより制御カム11の配向角を1回転以内の範囲で変える構造となっており、内燃機関の回転センサやアクセル開度センサ等からの検知値に基づいてマイクロコンピュータ等の制御装置により制御されるようになっている。
【0032】
また、介在アーム21には、サブローラ34と偏心ローラ本体31とが回転カム42と制御カム11とにそれぞれ常に摺接するように、介在アーム21をその揺動方向に沿って付勢する付勢手段(図示略)が設けられている。
【0033】
付勢手段は、例えば、介在アーム21のアーム部25又はアーム部25とは別に設けられた突起とシリンダヘッドとの間に押し縮めたバネ部材を設けた構造となっており、偏心ローラ30が制御カム11と回転カム42との間に深く進入する方向(図4(a)における左回転方向)に介在アーム21を付勢するようになっている。
【0034】
上記の構成により、制御カム11が偏心ローラ本体31に当接して偏心ローラ30が左方向に小角度回動するのを規制した状態で、回転カム42がサブローラ34を介して偏心ローラ30を左方向に小角度回動させる向きにサブローラ34を斜め下方(ロッカアーム1でいうバルブ押圧部側から揺動中心部側に向かいながら下方へ)へ押圧することにより、偏心ローラ本体31が制御カム11のカムプロフィールに沿って下方へ変位する。このとき、介在アーム21が偏心ローラ30を介して下方に揺動させられて、ロッカアーム1が押圧されることによりバルブ6がリフトされるようになっている。このとき、回転カム42によりサブローラ34を押圧された偏心ローラ30は偏心ローラ本体31と制御カム11との当接位置を突出量の大きい側に移動させながら下方へ変位し、偏心ローラ30を介して下方へ押圧された介在アーム21は所定の角度範囲で揺動する。
【0035】
またこのとき、制御カム11の配向角を変えると、偏心ローラ30が小角度回動して姿勢が変化し、偏心ローラ本体31に当接する位置がベース円11a又はノーズ漸増部11bの各所に移動するとともに、制御シャフト10からサブローラ34(の重心)までの距離が変化して、回転カム42とサブローラ34との当接位置が移動して介在アーム21の揺動開始角が変わることになる。すると、第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置が介在アーム21の長さ方向に変わり、具体的には、介在アーム21の揺動開始角が高いときには押圧面22の当接位置はアーム部25基端側(又は円筒部23)となり、介在アーム21の揺動開始角が低いときには押圧面22の当接位置はアーム部25先端側となる。
【0036】
以上のように構成された可変動弁機構は、次のように作用する。
まず、図4は、最大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下における制御カム11の配向角度とそれによる作用を示している。
図4(a)に示すように、最大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下で、回転カム42のサブローラ34に対する当接位置がベース円42aの位置(いわゆるベース時)であるとき、制御カム11はノーズ漸増部11bの大突出部付近が偏心ローラ本体31に当接するように配向制御される。このとき、偏心ローラ本体31が当接している制御カム11の当接位置がベース円11aに比べて大きな突出量を持っているので、偏心ローラ30は介在アーム21に対して右方向に小角度回動している。この偏心ローラ30の小角度回動に伴って偏心ローラ30の姿勢が変わり、制御シャフト10からサブローラ34(の重心)までの距離が長くなり、回転カム42のベース円42aに当接しているサブローラ34は、ベース円42aに沿って回転カム42の下側にやや潜り込んで偏心ローラ30は下方へ変位する。この偏心ローラ30の変位に伴って、介在アーム21が下方へやや傾き、その位置が最大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下における介在アーム21の揺動開始角となる。このときの介在アーム21の揺動開始角は、下方へやや傾いた所といっても依然として高いため、第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置は、アーム部25基端側(詳しくは、円筒部23の押圧面22寄りの位置)であり、まだバルブ6のリフトは発生しない。
【0037】
次に、図4(a)から図4(b)までの間、すなわち回転カム42のサブローラ34に対する当接位置がベース円42aからノーズ漸増部42bに移動するときには、サブローラ34が回転カム42により左下方に押圧を受け、偏心ローラ30が制御カム11のカムプロフィールに沿って下方へ変位するとともに、偏心ローラ30が軸着された介在アーム21は、付勢手段による付勢に抗して下方に傾きを増してゆく。このとき、偏心ローラ本体31の制御カム11に対する当接位置が、制御カム11の下方のより突出量の大きい側へ移動するので、偏心ローラ30は介在アーム21に対して相対的に右方向に小角度回動を始める。介在アーム21の二つの押圧面22は、二つの第一ローラ8に対する当接位置を円筒部23から押圧面22側に変えながら二つの第一ローラ8を下方へ押圧し始める。二つのロッカアーム1は、二つの第一ローラ8がそれぞれ押圧され始めるのに対応して各ピボット3を中心として下方へ揺動を開始し、バルブ押圧部5が二つのバルブ6を下方に押圧して各バルブ6がリフトされ始める。
【0038】
次に、図4(b)に示すように、回転カム42のノーズ漸増部42bを経てノーズ42cがサブローラ34に摺接するとき(いわゆるノーズ時)、偏心ローラ30は偏心ローラ本体31の制御カム11に対する当接位置をノーズ漸増部11bの最大突出部付近に移動させ、右方向に最大限小角度回動するとともに制御カム11のカムプロフィールに沿って最も下方に変位した状態になる。この偏心ローラ30の変位に伴って、介在アーム21は付勢手段による付勢に抗して下方へ最大に揺動し、その位置が最大リフト量・最大作用角が必要な運転状況下における介在アーム21の揺動終了角となる。すると、第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置はアーム部25の先端側に変わり、介在アーム21はロッカアーム1を下方へ最大揺動させるので、バルブ6のリフト量Lは発生・増加して最大値Lmaxに達する。
また、ベース時に第一ローラ8が円筒部23の押圧面22寄りの位置に当接しており、介在アーム21の揺動開始角付近から揺動終了角までの広い範囲で二つのバルブ6がリフトされるようになっていることから作用角も最大となる。
なお、前記の通り、前記当接位置が変わっても、凹曲面に形成された押圧面22はその略垂線方向に第一ローラ8を押圧するので、介在アーム21にその長さ方向の応力成分がほとんど生じず、円筒部23と制御シャフト10との間に負担がかからない。
【0039】
次に、図5は、微小リフト量・微小作用角が必要な運転状況下における制御カム11の配向角度とそれによる作用を示している。
図5(a)に示すように、微小リフト量・微小作用角が必要な運転状況下で、回転カム42のサブローラ34に対する当接位置がベース円42aの位置(いわゆるベース時)であるとき、制御カム11はノーズ漸増部11bの中間突出部付近が偏心ローラ本体31に当接するように配向制御される。このとき、偏心ローラ本体31が当接している制御カム11の当接位置が図4(a)の時より突出量が小さくなるため、偏心ローラ30は介在アーム21に対して図4(a)の時よりも左方向に小角度回動する。この偏心ローラ30の小角度回動に伴って偏心ローラ30の姿勢が変わり、制御シャフト10からサブローラ34(の重心)までの距離が短くなり、回転カム42のベース円42aに当接しているサブローラ34は、ベース円42aに沿って回転カム42との当接位置を図4(a)の時よりも左上方へ移動して偏心ローラ30は上方へ変位する。この偏心ローラ30の変位に伴って、介在アーム21が図4(a)の時よりも上方へ傾き、その位置が微小リフト量・微小作用角が必要な運転状況下における介在アーム21の揺動開始角となる。このときの介在アーム21の揺動開始角は、図4(a)の時よりも高くなり、第一ローラ8に対する押圧面22の当接位置は、介在アーム21の基端(詳しくは、円筒部23の押圧面22からやや遠ざかった位置)であり、まだバルブ6のリフトは発生しない。
【0040】
次に、図5(a)から図5(b)までの間、すなわち回転カム42のサブローラ34に対する当接位置がベース円42aからノーズ漸増部42bに移動するときには、サブローラ34が回転カム42により下方に押圧を受け、偏心ローラ30が制御カム11のカムプロフィールに沿って下方へ変位するとともに、偏心ローラ30が軸着された介在アーム21は、付勢手段による付勢に抗して下方に傾きを増してゆく。このとき、偏心ローラ本体31の制御カム11に対する当接位置が、制御カム11の下方の図5(a)の時よりも突出量の大きい側へ移動するので、偏心ローラ30は介在アーム21に対して相対的に右方向に小角度回動を始める。介在アーム21の二つの押圧面22は、二つの第一ローラ8に対する当接位置を円筒部23から押圧面22側に変えながら二つの第一ローラ8を下方へ押圧し始める。二つのロッカアーム1は、二つの第一ローラ8がそれぞれ押圧され始めるのに対応して各ピボット3を中心として下方へ揺動を開始し、バルブ押圧部5が二つのバルブ6を下方に押圧して各バルブ6がリフトされ始める。
【0041】
次に、図5(b)に示すように、回転カム42のノーズ漸増部42bを経てノーズ42cがサブローラ34に摺接するとき(いわゆるノーズ時)、偏心ローラ30は偏心ローラ本体31の制御カム11に対する当接位置を図5(a)の時よりもやや下側のノーズ漸増部11bの中間突出部付近に移動させ、偏心ローラ30は介在アーム21に対して相対的に図5(a)の状態より右方向に小角度回動するとともに、制御カム11のカムプロフィールに沿って下方に変位した状態になる。この偏心ローラ30の変位に伴って、介在アーム21は付勢手段による付勢に抗して下方に揺動し、その位置が微小リフト量・微小作用角が必要な運転状況下における介在アーム21の揺動終了角となる。しかし、第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置は、介在アーム21の基端(詳しくは、押圧面22の基端部)に留まるので、介在アーム21はロッカアーム1を下方へ僅かに揺動させ、バルブ6のリフト量Lは微小となる。また、介在アーム21の揺動開始角が図4(a)の時よりも上方に傾いた所であり、バルブ6がリフトされるのが揺動終了角付近に限られるので作用角も微小となる。
【0042】
なお、図4と図5との中間的なリフト量・作用角が必要な運転状況下では、図4と図5との中間的な制御カム11の配向角度をリフト制御装置により連続的に又は段階的に作ることで、図7に示すように中間的なリフト量・作用角が連続的に又は段階的に得られる。
【0043】
次に、図6は、リフト休止が必要な運転状況下における制御カム11の配向角度とそれによる作用を示している。
図6(a)に示すように、リフト休止が必要な運転状況下で、回転カム42のサブローラ34に対する当接位置がベース円42aの位置(いわゆるベース時)であるとき、制御カム11はノーズ漸増部11bの小突出部付近が偏心ローラ本体31に当接するように配向制御される。このとき、偏心ローラ本体31が当接している制御カム11の当接位置が図5(a)の時より突出量が小さくなるため、偏心ローラ30は介在アーム21に対して図5(a)の時よりも左方向に小角度回動する。この偏心ローラ30の小角度回動に伴って偏心ローラ30の姿勢が変わり、制御シャフト10からサブローラ34(の重心)までの距離が最も短くなり、回転カム42のベース円42aのベース円42aに当接しているサブローラ34は、ベース円42aに沿って回転カム42との当接位置を図5(a)の時よりも上方へ移動して偏心ローラ30は最も上方へ変位する。この偏心ローラ30の変位に伴って、介在アーム21が図5(a)の時よりも更に上方へ傾いてアーム部25が略水平となり、その位置がリフト休止が必要な運転状況下における介在アーム21の揺動開始角となる。このときの介在アーム21の揺動開始角は高いため、第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置は、介在アーム21の基端(詳しくは、円筒部23の図5(a)よりも押圧面22から遠ざかった位置)であり、バルブ6のリフトは発生しない。
【0044】
次に、図6(a)から図6(b)までの間、すなわち回転カム42のサブローラ34に対する当接位置がベース円42aからノーズ漸増部42bに移動するときには、サブローラ34が回転カム42により下方に押圧を受け、偏心ローラ30が制御カム11のカムプロフィールに沿って下方へ変位するとともに、偏心ローラ30が軸着された介在アーム21は、付勢手段による付勢に抗して下方に傾きを増してゆく。このとき、偏心ローラ本体31の制御カム11に対する当接位置が、制御カム11の下方の図6(a)の時よりも突出量の大きい側へ移動するので、偏心ローラ30は介在アーム21に対して相対的に右方向に小角度回動を始める。介在アーム21の二つの押圧面22は、二つの第一ローラ8に対する当接位置を円筒部23から押圧面22側に向かって変えるが、当接位置が介在アーム21の基端(詳しくは、円筒部23内)に留まるため、二つの第一ローラ8は押圧されず、各バルブ6はリフトを開始しない。
【0045】
次に、図6(b)に示すように、回転カム42のノーズ漸増部42bを経てノーズ42cがサブローラ34に摺接するとき(いわゆるノーズ時)、偏心ローラ30は偏心ローラ本体31の制御カム11に対する当接位置を図6(a)の時よりもやや下側のノーズ漸増部11bの中間突出部付近に移動させ、偏心ローラ30は介在アーム21に対して相対的に図6(a)の状態より右方向に小角度回動するとともに、制御カム11のカムプロフィールに沿って下方に変位した状態になる。この偏心ローラ30の変位に伴って、介在アーム21は付勢手段による付勢に抗して下方に揺動し、その位置がリフト休止が必要な運転状況下における介在アーム21の揺動終了角となる。しかし、第一ローラ8に対する介在アーム21の押圧面22の当接位置は、介在アーム21の基端(詳しくは、円筒部23内)に留まるので、介在アーム21はロッカアーム1を揺動させず、バルブ6はリフト休止状態となる。
【0046】
以上のような可変動弁機構によれば、偏心ローラ30を用いたことにより従来のリンク構造が不要となるので、部品点数を減らすことができる。また、偏心ローラ30を押圧する回転カム42の位置を介在アーム21と同レベルまで下げることができるので、エンジンヘッドをコンパクトにしてエンジンを小型化することができる。
【0047】
次に、本発明を実施した可変動弁機構の第二実施形態について、図8を参照して第一実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態の可変動弁機構は、偏心ローラ30の構成においてのみ第一実施形態と相違するものである。
【0048】
すなわち、本実施形態の偏心ローラ30は、サブローラ34の他に、偏心ローラ本体31の軸心を中心にサブローラ34とは独立回転可能なサブローラ35が設けられ、該サブローラ35の外周面の一部が制御カム摺接部となっている。
【0049】
サブローラ35は、サブローラ34と略同一外径に形成され、サブローラ34を対称面としてその両脇の偏心ローラ本体31に、一つずつ回転可能に軸着されている。二つのサブローラ35は、サブローラ34の回転とは独立して回転できるようになっていて、二つの制御カム11に均等にそれぞれ当接するようになっている。なお、サブローラ34とサブローラ35の外径は異なっていてもよいし、いずれか一方が他方に比べて大きい外径に形成されていてもよい。
【0050】
本実施形態の可変動弁機構は、偏心ローラ30の構成が異なるものの、基本的には第一実施形態と同様である。そして、本実施形態によれば、第一実施形態よりも部品点数がやや増えるものの、第一実施形態と略同等の効果が得られるのに加え、第一実施形態より制御カム11と偏心ローラ30との間で生じる摺動抵抗や磨耗を低減することができる。
【0051】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。
(1)リフト制御装置の構成や制御の仕方を適宜変更すること。
(2)中央部に揺動中心部があるロッカアームとすること。
(3)図9に示すように、サブローラ35を偏心ローラ本体31の軸線方向全長にわたって延びるような形状に変更し、サブローラ34をサブローラ35の軸線方向中央部に回転可能に軸着すること。
(4)付勢手段の構成を適宜変更すること。
(5)押圧面の形状を適宜変更すること。
【0052】
【発明の効果】
本発明の可変動弁機構は、上記の通り構成されているので、リンク構造をなくして部品点数を減らせると共に、ロッカアームに対する回転カムの位置を下げてエンジンヘッドをコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る可変動弁機構を示す斜視図である。
【図2】同機構の介在アームを取り外した状態を示す斜視図である。
【図3】同機構を示す断面図である。
【図4】図1の最大リフト量・作用角が必要なときの同機構の作用を示す側面図である。
【図5】図1の微小リフト量・作用角が必要なときの同機構の作用を示す側面図である。
【図6】図1のリフト休止が必要なときの同機構の作用を示す側面図である。
【図7】本実施形態に係る可変動弁機構により得られるバルブのリフト量及び作用角を示すグラフである。
【図8】本発明の第二実施形態に係る可変動弁機構を示す断面図である。
【図9】本発明に係る可変動弁機構の変更例を示す断面図である。
【図10】従来の可変動弁機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ロッカアーム
6 バルブ
8 カム対応部としての第一ローラ
10 制御シャフト
11 制御カム
21 介在アーム
42 回転カム
30 偏心ローラ
31 制御カム摺接部としての偏心ローラ本体
34 回転カム摺接部としてのサブローラ

Claims (4)

  1. ロッカアームのカム対応部の近傍に小角度回転可能に設けた制御シャフトに制御カムを形成し、
    前記カム対応部を押圧する押圧面を備えた介在アームを、前記制御シャフトを中心にその周りを前記制御カムの小角度回転とは独立して揺動可能に設け、
    前記介在アームを介して前記ロッカアームを押圧しバルブをリフトさせる回転カムを回転可能に設け、
    前記介在アームに、前記制御カムと前記回転カムとに挟まれて、外周面の一部が制御カム摺接部となり、前記制御カム摺接部の略反対側の外周面の一部が回転カム摺接部となる偏心ローラを、偏心した状態で小角度回動可能に軸着し、
    前記制御カムが前記制御カム摺接部に当接して前記偏心ローラの小角度回動を規制した状態で、前記回転カムが前記回転カム摺接部を押圧することにより、前記偏心ローラが前記制御カムのカムプロフィールに沿って変位し、
    前記制御カムを小角度回転させて前記制御カムの配向角を内燃機関の運転状況に応じ連続的に又は段階的に変えることにより、前記偏心ローラを小角度回動させて前記制御カムと前記制御カム摺接部との当接位置を移動するとともに、前記回転カムと前記回転カム摺接部との当接位置を移動して前記介在アームの揺動開始角を変え、もって前記カム対応部に対する前記介在アームの押圧面の当接位置を前記介在アームの長さ方向に変えることにより、前記回転カムによる前記バルブのリフト量及び作用角を変化させるリフト制御装置を設けた可変動弁機構。
  2. 前記回転カム摺接部が、前記偏心ローラの軸心を中心に回転可能に設けられたサブローラの外周面の一部である請求項1記載の可変動弁機構。
  3. 前記制御カム摺接部が、前記偏心ローラの軸心を中心に前記サブローラとは独立回転可能に設けられた別のサブローラの外周面の一部である請求項2記載の可変動弁機構。
  4. 前記回転カムと制御カムとに前記回転カム摺接部と制御カム摺接部とがそれぞれ常に摺接するように前記介在アームを付勢する付勢手段が設けられた請求項1又は2記載の可変動弁機構。
JP2003015268A 2003-01-23 2003-01-23 可変動弁機構 Expired - Fee Related JP4084671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003015268A JP4084671B2 (ja) 2003-01-23 2003-01-23 可変動弁機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003015268A JP4084671B2 (ja) 2003-01-23 2003-01-23 可変動弁機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004225633A JP2004225633A (ja) 2004-08-12
JP4084671B2 true JP4084671B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=32903074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003015268A Expired - Fee Related JP4084671B2 (ja) 2003-01-23 2003-01-23 可変動弁機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4084671B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103939171A (zh) * 2013-01-21 2014-07-23 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机可变气门升程机构

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100667394B1 (ko) 2005-11-15 2007-01-10 현대자동차주식회사 엔진의 연속 가변 밸브 리프트 장치
JP5028355B2 (ja) * 2008-08-01 2012-09-19 株式会社オティックス 可変動弁機構
US9464544B2 (en) 2014-06-19 2016-10-11 Motonic Corporation Variable valve lift apparatus of engine
KR101465635B1 (ko) * 2014-06-19 2014-11-27 (주)모토닉 엔진의 가변밸브 리프트 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103939171A (zh) * 2013-01-21 2014-07-23 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机可变气门升程机构
CN103939171B (zh) * 2013-01-21 2016-03-02 重庆长安汽车股份有限公司 一种发动机可变气门升程机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004225633A (ja) 2004-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4108295B2 (ja) 可変動弁機構
JP5348584B2 (ja) エンジンの連続可変バルブリフト装置
JP2007040291A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4063622B2 (ja) 可変動弁機構
JP4362249B2 (ja) 可変動弁機構
JP5028355B2 (ja) 可変動弁機構
JP4093849B2 (ja) 可変動弁機構
JP4084671B2 (ja) 可変動弁機構
JP4025590B2 (ja) 可変動弁機構
JP3995913B2 (ja) 可変動弁機構
JP4205595B2 (ja) 可変動弁機構
JP4128086B2 (ja) 可変動弁機構
JP4063623B2 (ja) 可変動弁機構
JP4108293B2 (ja) 可変動弁機構
JP2005036785A (ja) 可変動弁機構
JP4010855B2 (ja) 可変動弁機構
JP4507997B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2005023933A (ja) 可変動弁機構
JP4220911B2 (ja) 可変動弁機構
JP2006070738A (ja) 可変動弁装置
JP2004521245A (ja) 可変バルブ機構
JP4345616B2 (ja) エンジンの可変動弁装置
JP4010879B2 (ja) 可変動弁機構
JP4063587B2 (ja) 可変動弁機構
JP4046487B2 (ja) 可変動弁機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080121

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees