JP2002370855A - 親巻ロール自動仕立て装置及び製紙設備 - Google Patents

親巻ロール自動仕立て装置及び製紙設備

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JP2002370855A
JP2002370855A JP2001178602A JP2001178602A JP2002370855A JP 2002370855 A JP2002370855 A JP 2002370855A JP 2001178602 A JP2001178602 A JP 2001178602A JP 2001178602 A JP2001178602 A JP 2001178602A JP 2002370855 A JP2002370855 A JP 2002370855A
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Toshihiko Kawanami
年彦 川浪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親巻ロールの先端処理に際し、省スペース化
に有効な手段の提供を課題とする。 【解決手段】 先端tを保持状態とするバキュームボッ
クス101と、先端tの不要部分fを切り取る自動先端
カッタ102と、先端tに粘着テープaを貼り付ける粘
着テープ貼り機103とを備えた親巻ロール自動仕立て
装置100を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙設備の親巻ロ
ール自動搬送装置内で、親巻ロールの先端の仕立て作業
を自動的に行う親巻ロール自動仕立て装置と、この親巻
ロール自動仕立て装置を備えた製紙設備とに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的な製紙設備には、抄紙した紙をリ
ールでリールスプールに巻いて親巻ロール(ジャンボロ
ール)を形成する抄紙機と、該抄紙機からの親巻ロール
をそのアンワインダに搬送して巻き戻すことで製品巻取
りロール(シッピングロール)を製造するワインダと、
前記抄紙機から前記ワインダに向かって親巻ロールを自
動搬送する親巻ロール自動搬送装置とが備えられている
(図示省略)。前記アンワインダで紙が巻き戻された後
のリールスプールは、次の紙巻きを施すために再び前記
リールへと戻されていくが、完全に紙が巻き戻される前
に、次に控えている親巻ロールに対する紙継ぎが行われ
ることとなる。この紙継ぎは、紙が完全に巻き戻される
直前の親巻ロールを旧ロール、次に控えている親巻ロー
ルを新ロールとした場合に、旧ロールの紙を、予め仕立
て処理がなされた新ロールの先端に貼り付けてつなぐも
のであり、これにより、旧ロールの紙に引き続いて新ロ
ールの紙が巻き戻されていき、継続して製品巻取りロー
ルの製造を行うことが可能となっている。
【0003】上記説明の従来の製紙設備では、前記親巻
ロール/新ロールの仕立て作業が人手によってなされて
いた。すなわち、前記アンワインダに行く前の親巻ロー
ル/新ロールを、クレーン等の搬送装置で吊り上げてラ
インから外れた広い作業場所に一旦配置し、その不良部
分を所定長さ巻き戻してから作業者が手で保持して固定
し、同時に他の作業者が手作業で切り離していく。さら
に、この切り離した後の先端に粘着テープを作業者が手
作業で貼りつけ、再びクレーンでアンワインダの上流側
に戻すことで仕立て作業が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的な製造設備同
様、この製紙設備においても、生産性向上の観点から少
しでも作業を自動化することが望まれており、紙の抄紙
から親巻ロールの形成、そして製品巻取りロールの製造
までの一連の作業を、連続して処理できる設備が開発さ
れつつある。このような設備は、取り扱う親巻ロールが
巨大(例えば直径3.2mの紙ロールで、約60トンも
の重量を持つものもある)で数が多いため、これに伴っ
て設備が大型化する傾向にある。このような関係上、設
備の建造には広大な据付面積を必要としている。しか
も、今後の傾向としては、生産性の向上を目的として、
1台の抄紙機に対して複数台のワインダを設置する複数
ライン化の傾向にあるため、更なる広い設置面積が益々
必要となることが容易に想像される。
【0005】このような状況下において、上述のように
作業者が手作業で先端の仕立て作業を行うためには、ゆ
とりのある作業スペースを親巻ロールの周囲に確保する
ことが必須であるが、これは、更なる設備面積の拡大を
要することになるので、設備の設置場所が限られたり、
設備の建造コストが上昇する問題を招来することとな
る。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、親巻ロールの先端処理に際し、省スペース化に
有効な手段の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。すなわち、請求項
1に記載の親巻ロール自動仕立て装置は、製紙設備の親
巻ロール自動搬送装置内で、親巻ロールの先端の仕立て
作業を自動的に行う装置であり、前記先端を固定して保
持状態とする先端保持部と、前記保持状態の先端の不要
部分を切り取る先端カッタと、前記保持状態の先端に接
着物を取り付ける接着物取り付け機とを備えていること
を特徴とする。上記請求項1に記載の親巻ロール自動仕
立て装置によれば、先端保持部が親巻ロールの先端を固
定して保持状態とした後、先端カッタによる、先端の不
要部分の切除と、接着物取り付け機による、先端への粘
着テープ等の粘着物の取り付けとを行うことにより、親
巻ロールの先端の仕立て作業が人手によらず自動処理さ
れる。
【0008】請求項2に記載の親巻ロール自動仕立て装
置は、請求項1に記載の親巻ロール自動仕立て装置にお
いて、前記先端を、前記先端保持部と、前記先端カッタ
及び前記接着物取り付け機との間に導く先端ガイドを更
に備えていることを特徴とする。上記請求項2に記載の
親巻ロール自動仕立て装置によれば、これから仕立て作
業が施される親巻ロールの先端は、先端ガイドによって
スムーズに先端カッタ及び接着物取り付け機との間に導
かれていく。したがって、先端の行詰まりを生じにくく
することができる。
【0009】請求項3に記載の製紙設備は、請求項1ま
たは2の何れかに記載の親巻ロール自動仕立て装置が備
えられていることを特徴とする。上記請求項3に記載の
製紙設備によれば、請求項1と同様の作用を得ることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の親巻ロール自動仕立て装
置は、製紙設備の親巻ロール自動搬送装置内において、
親巻ロールの先端の仕立て作業を自動的に行う装置であ
り、その一実施形態を、図面を参照しながら以下に説明
するが、本発明がこれのみに限定解釈されるものでない
ことはもちろんである。なお、図1は、本実施形態の親
巻ロール自動仕立て装置を備えた製紙設備の一部、すな
わち、抄紙機50の最後尾に設けられたリール1からワ
インダ60迄を示す側面図である。また、図2は、同親
巻ロール自動仕立て装置で仕立てられた親巻ロールの紙
継ぎを説明する図であって、図1のA部拡大図である。
また、図3は、同親巻ロール自動仕立て装置を示す図で
あって、図1のB部拡大図である。また、図4は、同親
巻ロール自動仕立て装置の要部を示す図であって、図3
のC−C矢視図である。また、図5は、同親巻ロール自
動仕立て装置の要部を示す図であって、図3のD部拡大
図である。
【0011】図1に示すように、本実施形態の製紙設備
は、リールスプール9に紙を巻取って親巻ロール17と
する抄紙機50と、該抄紙機50の次工程装置として配
置されて製品巻取りロール(以下、シッピングロールS
と称する)を製造するワインダ60と、抄紙機50から
ワインダ60に向けて親巻ロール17を自動搬送する親
巻ロール自動搬送装置70とを備えて構成されている。
抄紙機50の最後尾部にはリール1が配置され、ワイン
ダ60にはアンワインダ2が配置されている。そして、
親巻ロール自動搬送装置70は、このリール1からアン
ワインダ2に向けて親巻ロール17を搬送するようにな
っている。また、アンワインダ2で紙が巻き戻された後
のリールスプール9をリール1に返還するために、スプ
ール返還レール7が備えられている。
【0012】リール1には、巻芯であるリールスプール
9を貯蔵するリールスプールストレージレール(単に、
ストレージレールともいう)11と、親巻ロール17を
形成するためにリールスプール9を支持するリールレー
ル5と、リールスプール9をストレージレール11上か
らリールレール5上へ移送する受け渡しアーム12及び
受け取りアーム13とが備えられている。これにより、
ストレージレール11上に貯蔵されたリールスプール9
は、受け渡しアーム12から受け取りアーム13を経て
リールレール5に移送され、リールレール5上で外周に
紙が巻き付けられて親巻ロール17を形成するようにな
っている。
【0013】こうしてリール1で形成された親巻ロール
17をワインダ60のアンワインダ2に送るために、前
記親巻ロール自動搬送装置70が用いられている。この
親巻ロール自動搬送装置70には、リール1からアンワ
インダ2に向かって下り勾配を有する親巻ロール搬送レ
ール6が設けられており、リール1で形成された親巻ロ
ール17をこの親巻ロール搬送レール6上に支持させな
がら順次、アンワインダ2の方向に移動させていき、最
終的にアンワインダ2に転入させるようになっている。
【0014】ワインダ60では、親巻ロール17からユ
ーザの求める寸法のシッピングロールSを製造するが、
アンワインダ2は、このワインダ60の入口部分におい
て、シッピングロールSを製造するための親巻ロール1
7の巻き戻しに用いられる。このアンワインダ2に隣接
して、アンワインダ2のリールスプール9を垂直上方に
持ち上げるバーチカルスプールアンローダ(単に、スプ
ールアンローダともいう)3が備えられている。
【0015】このスプールアンローダ3で持ち上げられ
たリールスプール9は、完全に紙が巻き戻される前に、
次に控えている親巻ロール17に対する紙継ぎが行われ
ることとなる。この紙継ぎは、図2に示すように、紙が
完全に巻き戻される直前の親巻ロールを旧ロール17
A、次に控えている親巻ロールを新ロール17Bとした
場合に、旧ロール17Aの紙を、予め仕立て処理がなさ
れた新ロール17Bの先端tに貼り付けてつなぐもので
あり、これにより、旧ロール17Aの紙に引き続いて新
ロール17Bの紙が巻き戻されていき、継続してシッピ
ングロールSの製造を行うことが可能となっている。と
ころで、新ロール17Bの仕立て処理は、図1に示す親
巻ロール自動仕立て装置100によって自動的に行われ
るものであるが、この親巻ロール自動仕立て装置100
の詳細については後述で説明する。
【0016】図1に示すように、スプールアンローダ3
とリール1のストレージレール11との間には、リール
1側へ下降するように傾斜した前記スプール返還レール
7が介設されており、このスプール返還レール7を通じ
て、アンワインダ2で巻き戻された残りのリールスプー
ル9を、リール1のストレージレール11へ返還できる
ようになっている。そして、このスプール返還レール7
の途中に、リールスプール9に残っている残紙を除去す
る残紙除去装置8が設けられている。この残紙除去装置
8では、残紙が除去処理され、残紙除去後の空になった
リールスプール9が、スプール返還レール7上を移動し
てリール1側に出て行くようになっている。
【0017】そして、残紙処理装置8の下にはNO.2
親巻ロールスタンド15とNO.3親巻ロールスタンド
16とが配置されており、更に、これらのスタンド1
5,16の下に損紙パルパ(損紙処理パルパ)4が配置
されている。この損紙パルパ4内には水シャワー18が
装備されており、この水シャワー18から噴出するシャ
ワー水が残紙に衝突する力により、リールスプール9か
ら残紙を引き出すとともに、この残紙を損紙パルパ4内
で攪拌されている水流に導くようになっている。
【0018】図3に示すように、前記親巻ロール自動仕
立て装置100は、親巻ロール17/新ロール17Bの
先端tを固定して保持状態とするバキュームボックス1
01(先端保持部)と、前記保持状態の先端tの不要部
分fを切り取る自動先端カッタ102(先端カッタ)
と、前記保持状態の先端tに粘着テープa(接着物)を
貼り付ける粘着テープ貼り機103(接着物取り付け
機)と、これら自動先端カッタ102及び粘着テープ貼
り機103を、先端tの紙幅方向(同図の紙面垂直方
向)に移動させる移動機構104と、先端tを、バキュ
ームボックス101と自動先端カッタ102及び粘着テ
ープ貼り機103との間に導く先端ガイド105とを備
えて概略構成されている。
【0019】図4及び図5に示すように、バキュームボ
ックス101は、先端tと面接触する当接面101a
と、該当接面101aに、先端tの紙幅方向に長い5本
のスリット101b〜101fと、同じく先端tの紙幅
方向に長い1本のV溝101gとを備えた中空の箱体で
あり、図示されないバキュームポンプに接続されてい
る。そして、バキュームポンプを起動させてバキューム
ボックス101内を吸引することにより、各スリット1
01b〜101fを介して外部の空気を吸引し、この吸
引力によって先端tを当接面101aに吸引貼りつけす
ることが可能となっている。
【0020】自動先端カッタ102は、鉛直方向の軸心
回りに回転する円形刃102aと、該円形刃102aを
先端tに向かって(バキュームボックス101のV溝1
01gに向かって)接近離間させるエア駆動機構102
bとを備えたペーパカッタである。そして、この円形刃
102aは、前記スリット101e及び101f間に位
置するV溝101gに対向する同一高さ位置に配置され
ている。粘着テープ貼り機103は、粘着テープaを先
端tの外表面に貼り付けるテープ供給部103aと、該
テープ供給部103aを先端tに向かって(バキューム
ボックス101のスリット101b及び101cの間に
向かって)接近離間させるエア駆動機構103bとを備
えている。そして、これら自動先端カッタ102及び粘
着テープ貼り機103は、共通の移動機構104に固定
されているため、実質的に1つのユニットUをなしてい
る。なお、エア駆動機構102b,103b(着脱動作
用のアクチュエータ)は、共通の1台のエアシリンダに
より駆動させるものとしても良いし、もしくは、それぞ
れ個別にエアシリンダを1台づつ設けて独立駆動するも
のとしても良い。さらには、これらエア駆動機構102
b,103bの代わりに、電動の駆動機構を採用しても
良い。
【0021】移動機構104は、前記エア駆動機構10
2b,103bが固定された台座部104aと、該台座
部104aが先端tの紙幅方向へ走行するのを支持する
ガイド部104bと、台座部104aの走行方向両端位
置に配置された複数の鎖車104c1,104c2,1
04c3,104dと、これら鎖車104c1,104
c2,104c3,104d間に巻帯されたチェーン1
04eと、該チェーン104eを回転駆動させる電動モ
ータ104fとを備えており、チェーン104eに台座
部104aが接続されている。したがって、電動モータ
104fを正回転または逆回転させることで、前記ユニ
ットUを先端tの紙幅方向に移動させることが可能とな
っている。なお、鎖車104c1,104c2,104
c3,104dの代わりに、スプロケットを採用しても
良い。また、電動モータ104fの代わりに、エアモー
タを採用しても良い。
【0022】先端ガイド105は、図3に示すように、
バキュームボックス101上に上下動自在に軸支された
ガイドアーム105aと、該ガイドアーム105aを上
下動させるエアシリンダ105bとを備えている。そし
て、エアシリンダ105bを駆動してガイドアーム10
5aの一端を上昇させて傾斜面105cを形成すること
で、上方から垂れ下がる先端tを、バキュームボックス
101と、自動先端カッタ102及び粘着テープ貼り機
103との間に導くことが可能となっている。
【0023】以上説明の本実施形態の親巻ロール自動仕
立て装置100による仕立て作業について、以下に説明
する。まず、アンワインダ2に向かう途中の親巻ロール
17(新ロール17B)を、親巻ロール自動仕立て装置
100の手前で停止させた後、エアシリンダ105bを
駆動してガイドアーム105aの一端側を上昇させ、傾
斜面105cを形成する。その状態で親巻ロール17を
巻き戻すと、その先端tが傾斜面105cに沿って自重
により下降し、バキュームボックス101と、自動先端
カッタ102及び粘着テープ貼り機103との間に自動
的に導かれていく。そして、ついには損紙処理パルパ4
内へと先端tの不要部分fが落とし込まれていく。
【0024】続いて、バキュームボックス101内の空
気を前記バキュームポンプで吸引すると、各スリット1
01b〜101fを介して吸引力が先端tに加えられ、
この先端tが当接面101aに貼り付いて保持状態とな
る。この保持状態が確保された後、先端tの紙幅方向の
一端側に前記ユニットUを配置した状態でエア駆動機構
102b,103bを起動させ、円形刃102a及びテ
ープ供給部103aを、保持状態の先端tに押し付け
る。この時、テープ供給部103aからは粘着テープa
が先端tに貼り付けられ、同時に、円形刃102aが先
端tの不要部分fの一端を切り裂く状態となる。このま
ま、移動機構104を起動させることで、先端tの一端
側から他端側に向かって、不要部分fの切り取りと粘着
テープaの貼りつけとが同時になされていく。その後、
バキュームボックス101による先端tの保持状態を解
くことで、先端tの仕立て作業が完了する。
【0025】本実施形態の製紙設備の親巻ロール自動仕
立て装置100は、先端tを保持状態とするバキューム
ボックス101と、先端tの不要部分fを切り取る自動
先端カッタ102と、先端tに粘着テープaを貼り付け
る粘着テープ貼り機103とを備えた構成を採用した。
この構成によれば、親巻ロール17/新ロール17Bの
先端tの仕立て作業を人手によらず自動処理することが
できるようになるので、作業者が仕立て作業を行うため
の広い作業場所の確保が不要となり、設備の省スペース
化に貢献することが可能となる。これにより、設備の設
置場所が限定されたり、設備の建造コストが上昇する問
題を回避することが可能となる。また、従来のように親
巻ロール17をライン外に外す作業が不要になることか
ら、製紙作業の連続性を維持することができ、作業効率
を高めて生産性を向上させることも可能となっている。
【0026】また、本実施形態の親巻ロール自動仕立て
装置100は、先端tを、バキュームボックス101
と、自動先端カッタ102及び粘着テープ貼り機103
との間に導く先端ガイド105を備えた構成を採用し
た。この構成によれば、先端tの行詰まりを生じにくく
することができ、製紙設備の自動化を更に確実なものと
することが可能となる。
【0027】なお、本実施形態の親巻ロール自動仕立て
装置100では、その仕立て作業において先端tに粘着
テープaを貼り付けるものとしたが、これに限らず、接
着剤の塗布等、その他の粘着物を先端tに取り付けるも
のとしても良い。また、本実施形態の親巻ロール自動仕
立て装置100では、その仕立て作業において、先端t
の不要部分切除と粘着テープaの貼り付けとを同時に行
うものとしたが、これに限らず、先端tの一端側から他
端側に前記ユニットUを移動させる時に不要部分切除作
業または貼り付け作業の何れか一方を実施し、その後、
逆に先端tの他端側から一端側に前記ユニットUを戻す
時に他方を行うように構成しても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の親巻ロール自
動仕立て装置は、先端を保持状態とする先端保持部と、
先端の不要部分を切り取る先端カッタと、先端に接着物
を取り付ける接着物取り付け機とを備えた構成を採用し
た。この構成によれば、親巻ロールの先端の仕立て作業
が人手によらず自動処理することができるようになるの
で、作業者が仕立て作業を行うための広い作業場所の確
保が不要となり、設備の省スペース化に貢献することが
可能となる。これにより、設備の設置場所が限定された
り、設備の建造コストが上昇する問題を回避することが
可能となる。
【0029】また、請求項2に記載の親巻ロール自動仕
立て装置は、先端を、先端保持部と、先端カッタ及び接
着物取り付け機との間に導く先端ガイドを備えた構成を
採用した。この構成によれば、先端の行詰まりを生じに
くくすることができ、製紙設備の自動化を更に確実なも
のとすることが可能となる。
【0030】また、請求項3に記載の親巻ロール自動仕
立て装置は、請求項1または2に記載の親巻ロール自動
仕立て装置を備えた構成を採用した。この構成によれ
ば、請求項1と同様の効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の親巻ロール自動仕立て装置を備えた
製紙設備の一部、すなわち、抄紙機の最後尾に設けられ
たリールからワインダ迄を示す側面図である。
【図2】 同親巻ロール自動仕立て装置で仕立てられた
親巻ロールの紙継ぎを説明する図であって、図1のA部
拡大図である。
【図3】 同親巻ロール自動仕立て装置を示す図であっ
て、図1のB部拡大図である。
【図4】 同親巻ロール自動仕立て装置の要部を示す図
であって、図3のC−C矢視図である。
【図5】 同親巻ロール自動仕立て装置の要部を示す図
であって、図3のD部拡大図である。
【符号の説明】
17・・・親巻ロール 70・・・親巻ロール自動搬送装置 100・・・親巻ロール自動仕立て装置 101・・・バキュームボックス(先端保持部) 102・・・自動先端カッタ(先端カッタ) 103・・・粘着テープ貼り機(接着物取り付け機) 105・・・先端ガイド a・・・粘着テープ(接着物) t・・・先端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製紙設備の親巻ロール自動搬送装置内
    で、親巻ロールの先端の仕立て作業を自動的に行う装置
    であり、 前記先端を固定して保持状態とする先端保持部と、前記
    保持状態の先端の不要部分を切り取る先端カッタと、前
    記保持状態の先端に接着物を取り付ける接着物取り付け
    機とを備えていることを特徴とする親巻ロール自動仕立
    て装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の親巻ロール自動仕立
    て装置において、 前記先端を、前記先端保持部と、前記先端カッタ及び前
    記接着物取り付け機との間に導く先端ガイドを更に備え
    ていることを特徴とする親巻ロール自動仕立て装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載の親
    巻ロール自動仕立て装置が備えられていることを特徴と
    する製紙設備。
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