JP2002370811A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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Abstract
あり、かつ施工コストなどのトータルの設備費を低減さ
せることができる搬送装置を提供する。 【解決手段】 四方に配置される搬送用車輪体と、一対
の搬送用車輪体の前方に配置され該搬送用車輪体を誘導
する誘導具と、前記前方の一対の搬送用車輪体と後方の
一対の搬送用車輪体および誘導具を連結するフレキシブ
ルな連結体と、前記誘導具および後方の一対の搬送用車
輪体にそれぞれ連結されるワイヤーを備えている。
Description
さらに詳しくは、コンクリート製品などの重量物を簡単
な装置で比較的自由な方向へ移動させることができる搬
送装置に関する。
より、たとえば建築資材の大型コンクリート製ボックス
カルバートなどの運搬は、門型クレーンなどを用いるク
レーン搬送設備の場合、クレーン、台車およびトラック
などを用いて行なわれている。
を溶接構造で頑丈に枠組みした車体に車輪および駆動源
などを組み込んでいる。また、台車を予め所定のルート
を走行させるために路上には走行レールが設置されてい
る。
れているため、台車は剛性が高いとともに、車高が高く
なることから、安定性を確保するために幅広くなる。ま
た、台車は剛性が高いことから、台車の駆動力はカーブ
では主に直進方向に働き、走行レールのカーブ曲線に沿
って働かすのが難しく、搬送速度が高い場合、最悪脱線
するおそれがあり、旋回方向が小さい隘路走行には向か
ないという問題がある。かかる問題を解決するために、
車輪の鍔高さとレールの高さを変えるなどの対策を図る
と、生産コストが高騰する問題がある。
は、走行レールは舗装道路上に設置しなければならず、
設置場所が制約される。また、走行レールの高低や間隔
などの設置精度を確保するとともに、メンテナンスの回
数が多くなり、施工コストおよび維持費が嵩むという問
題がある。
制約されないコンパクトな構造であり、かつ施工コスト
などのトータルの設備費を低減させることができる搬送
装置を提供することを目的とする。
方に配置される搬送用車輪体と、一対の搬送用車輪体の
前方に配置され該搬送用車輪体を誘導する誘導具と、前
記前方の一対の搬送用車輪体と後方の一対の搬送用車輪
体および誘導具を連結するフレキシブルな連結体と、前
記誘導具および後方の一対の搬送用車輪体にそれぞれ連
結されるワイヤーを備えてなることを特徴とする。
の搬送装置を説明する。
示す平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1
のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断面図、図5
は図1における搬送用車輪体の正面図、図6は図1にお
ける搬送用車輪体の平面図、図7はカーブを走行中の搬
送装置を示す模式図、図8は図7の搬送装置における矢
印a,bの位置の鎖の状態を示す図である。
施の形態にかかわる搬送装置は、四方に配置される搬送
用車輪体1、該搬送用車輪体1の前方に配置される誘導
具2、前記搬送用車輪体1と誘導具2を連結する連結体
である鎖3、前記誘導具2に連結される主ワイヤー4お
よび前記搬送用車輪体1に連結されるリターン用ワイヤ
ー5から構成されている。
に運搬物をボルトにより固定できるようにねじ孔7が形
成されており、該車輪本体6の下部に取り付けられる4
個のコロ状のローラ8と、前記車輪本体6の両側部の水
平方向に取り付けられる2対の案内用回転体9と、前記
鎖3と主ワイヤー4に連結される連結部10から構成さ
れている。本実施の形態では、前記搬送用車輪体1を小
径のコロ8を用いて、運搬物(重量物)を低く支持しな
がら搬送できるため、狭い場所へも運搬できる。また、
運搬物を低く支持しているため、運搬物をクレーンを用
いることなく、安全に降ろすことができる。前記案内用
回転体9は、両側板11のあいだにボルト12およびナ
ット13に回転自在に支持されており、通常用いられる
ボールベアリングが採用されているが、これに限らずた
とえばローラとすることもできる。また、ローラおよび
案内用回転体の数も本実施の形態のものに限定されな
い。
この支持板14の通し孔に挿通されたのち、止め具15
により抜け止めされた連結ピン16から構成されている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、たとえば抜け防止付きフックとすることもできる。
なお、前記搬送用車輪体1の外形寸法、鎖3およびワイ
ヤー4、5の寸法、前記左右の搬送用車輪体1の間隔お
よび前後の搬送用車輪体1の間隔は、運搬物の大きさに
より適宜選定することができる。
体1に連結され、前記主ワイヤー4が牽引されると該搬
送用車輪1を誘導する働きを有しており、鋼材で枠組み
されたフレーム体17と、該フレーム体17の両端部に
設けられる連結部18と、前記フレーム体17の中央部
に設けられる先導車輪体19から構成されている。この
フレーム体17は、一種のトラス構造体であるため、軽
量、かつ高強度に作製することができる。前記連結部1
8は、後端部に前記鎖3を連結するための連結軸と下部
に1個のローラが取り付けられており、先導車輪体19
としては、部品を共通化して製造コストを削減するため
に前記案内用回転体9と同様にローラ、1対の案内用回
転体9である接触型シール付きボールベアリングおよび
連結部10から構成されるものを用いることができる。
と誘導具2を連結する連結体として鎖3を用いている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、とくに水平方向に可撓性を有するフレキシブルな連
結体であればワイヤーロープ、チェーンなどまたはこれ
らのうち1つに防塵および防錆用チューブを被せたもの
などを用いることができる。
まず前記左右の搬送用車輪体1および先導用車輪体19
に相当する位置の路面21に3つの走行溝22を刻設す
る。この走行溝22は、搬送ルートに沿って形成される
とともに、この走行溝22には、断面がコ字状の走行ガ
イド板23が装着されている。この走行ガイド板23が
装着された走行溝22の深さは、車輪本体6の高さより
低く形成されるとともに、溝幅は左右の案内用回転体9
の幅より若干大きく形成されている。
運搬物24はねじ孔7にボルトを螺入して固定されたの
ち、前記主ワイヤー4をウインチなどで走行溝22に沿
って牽引して運搬物24を所定の搬送位置まで運搬す
る。ついで主ワイヤー4の牽引を解除して、搬送装置上
の運搬物を降ろす。ついで搬送後の搬送装置は、前記リ
ターン用ワイヤー5を牽引装置(図示せず)で牽引し、
元の位置に戻す。所定の運搬物24を搬送し終わると、
前記走行溝22とともにモルタルなどで運搬物24の固
定が行なわれる。
搬送ルートの途中に右方向にカーブするところがあって
も、矢印Fの方向に牽引される曲り部Rの矢印aの位置
の鎖3は、図8(a)に示されるように鎖3の各構成部
品3aが離れており、張力がゼロの状態にある。また、
矢印bの位置の鎖3は、図8(b)に示されるように鎖
3の各構成部品3bには、牽引力に相当する張力が掛か
る状態にある。逆に左方向に旋回する場合には、矢印
a,bの位置の鎖3に掛かる張力は逆に作用する。この
ように、左右の鎖3の各構成部品は非拘束状態に連結さ
れているので、左右の鎖の張力の変化は瞬時に行なわ
れ、滑らかに旋回して運搬物を運ぶことができる。ま
た、運搬物を低い位置で搬送するので、狭い場所での運
搬もできる。したがって、小回りのよい搬送装置を得る
ことができる。また、運搬物を低い位置で搬送するの
で、左右前後のバランスよく安定して運搬できる。
送装置を元の位置に戻すときには、運搬物がないので、
自重が軽くなり、カーブのところで浮き上がりやすくな
るが、前記フレキシブルな鎖により左右の鎖の張力の変
化は瞬時に行なわれ、前記走行溝からの脱線を生じるこ
とがない。
形成することができるとともに、走行溝は従来のレール
に比べてラフに施工できるため、施工コストなどのトー
タルの設備費を低減することができる。
設置場所に制約されないコンパクトな構造であり、かつ
施工コストなどのトータルの設備費を低減させることが
できる。
である。
る。
の状態を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 四方に配置される搬送用車輪体と、一対
の搬送用車輪体の前方に配置され該搬送用車輪体を誘導
する誘導具と、前記前方の一対の搬送用車輪体と後方の
一対の搬送用車輪体および誘導具を連結するフレキシブ
ルな連結体と、前記誘導具および後方の一対の搬送用車
輪体にそれぞれ連結されるワイヤーを備えてなる搬送装
置。 - 【請求項2】 前記連結体が鎖である請求項1記載の搬
送装置。 - 【請求項3】 前記搬送用車輪体が、下部に取り付けら
れるローラと、両側部の水平方向に取り付けられる案内
用回転体と、前記連結体とワイヤーに連結する連結部か
らなる請求項1または2記載の搬送装置。 - 【請求項4】 前記誘導具が、フレーム体と、該フレー
ム体の両端部に設けられる連結部と、前記フレーム体の
中央部に設けられる先導車輪体からなる請求項1、2ま
たは3記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001179973A JP3753955B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001179973A JP3753955B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370811A true JP2002370811A (ja) | 2002-12-24 |
JP3753955B2 JP3753955B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=19020459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001179973A Expired - Lifetime JP3753955B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3753955B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009275464A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Maeta Concrete Industry Ltd | コンクリート製品の搬送装置及び搬送方法 |
JP2010043502A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Maeta Concrete Industry Ltd | コンクリート製品の搬送装置及び搬送方法 |
JP6460507B1 (ja) * | 2018-07-31 | 2019-01-30 | ニチエツ株式会社 | 射出成形機の金型搬送ガイド装置 |
-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001179973A patent/JP3753955B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009275464A (ja) * | 2008-05-16 | 2009-11-26 | Maeta Concrete Industry Ltd | コンクリート製品の搬送装置及び搬送方法 |
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JP4659866B2 (ja) * | 2008-08-18 | 2011-03-30 | 前田製管株式会社 | コンクリート製品の搬送装置及び搬送方法 |
JP6460507B1 (ja) * | 2018-07-31 | 2019-01-30 | ニチエツ株式会社 | 射出成形機の金型搬送ガイド装置 |
JP2020019220A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | ニチエツ株式会社 | 射出成形機の金型搬送ガイド装置 |
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---|---|
JP3753955B2 (ja) | 2006-03-08 |
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