JP2002369979A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

Info

Publication number
JP2002369979A
JP2002369979A JP2001180773A JP2001180773A JP2002369979A JP 2002369979 A JP2002369979 A JP 2002369979A JP 2001180773 A JP2001180773 A JP 2001180773A JP 2001180773 A JP2001180773 A JP 2001180773A JP 2002369979 A JP2002369979 A JP 2002369979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
motor
face gear
main body
storage space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001180773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3800994B2 (ja
Inventor
Kazumasa Ouchi
和征 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001180773A priority Critical patent/JP3800994B2/ja
Publication of JP2002369979A publication Critical patent/JP2002369979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3800994B2 publication Critical patent/JP3800994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上記モータや駆動機構のハウジングへのコン
パクトな収納を図ると同時にハウジングに駆動機構やモ
ータ等を内装させる際の製造性も良好にした電気機器を
提供する。 【解決手段】 ハウジングを構成する少なくとも1対の
対向するハウジング構成部材の間にモータ2や駆動機構
を収納する内部収納スペース1を有し、上記内部収納ス
ペース1を構成した一のハウジング構成部材におけるス
イッチ装着孔3の近傍位置に内部収納スペース1側に開
口した軸受け孔8を形成すると共に上記軸受け孔8にフ
ェースギア6の回転中心軸9を挿入してフェースギア6
を回転自在に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングが小さ
く形成されて上記ハウジングに駆動部品等を内装するの
にスペース的に制限の多い電気機器に関する発明であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、手で把持して使用される電気
機器、例えば、眉毛等を刈る毛刈り機やひげ剃り機や電
動歯磨き機等のものは、携帯性や使用性等の向上を期し
て小型化が図られる傾向にある。この電気機器の小型化
においては、小型化したハウジングに駆動部品をコンパ
クトに内装させることが優先的に考えられるものであ
り、そのため電気機器の製造性は多少なりとも犠牲にな
る場合がある。
【0003】例えば、図11乃至図13に電気機器の例
として眉毛等を刈る毛刈り機を示す。この毛刈り機は、
縦方向に長い筒状のハウジングの先端に毛を刈るトリマ
ー刃(図示せず)を突設し、上記ハウジングの中央部に
上記トリマー刃を駆動させる駆動機構や上記駆動機構を
駆動させるモータ2を内装し、上記ハウジングの基端部
に駆動源となる電源電池(図示せず)を収納して構成さ
れるものである。上記毛刈り機の構造のうち駆動機構や
モータ2の内装構造は、毛刈り機の全体のハウジングを
縦割りにしたような本体ハウジング11と上記本体ハウ
ジング11の中央部分に対向して装着される駆動部カバ
ー13との間に形成される内部収納スペース1に駆動機
構やモータ2等を内装する構造である。詳述すると、上
記内部収納スペース1のうち本体ハウジング11側にモ
ータ2のオンオフを操作する操作ハンドル4を装着し、
また、内部収納スペース1のうち駆動部カバー13側に
駆動機構を構成する円盤状のフェースギア6を回転自在
に配置すると共に上記フェースギア6にはフェースギア
6の回転に従動して往復動をする駆動杆7を配設したも
のである。ここで、操作ハンドル4は、本体ハウジング
11に設けた内部収納スペース1と外方とを連通するス
イッチ装着孔3にスライド自在に装着されており、ま
た、フェースギア6はその回転中心軸9を駆動部カバー
13に設けた軸受け孔24に挿入して回転自在に配置し
てあり、また、駆動杆7はフェースギア6の偏心位置に
本体ハウジング1方向に突設した偏心ピン17に一端を
回転自在に連結されている。なお、この駆動杆7は先端
をトリマー刃に連結させるものである。このようにする
ことで、モータ2や駆動機構の各部材を重ねるように配
置でき、コンパクトにモータ2や駆動機構を内部収納ス
ペース1に収納させているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この駆動機
構やモータ2を内部収納スペース1に内装させる組付け
作業においては、本体ハウジング11にモータ2を配置
し、駆動部カバー13にフェースギア6等の駆動機構を
配置し、その後、上記本体ハウジング11に上記駆動部
カバー13を被着させるようにして行われるものであ
る。ここで、本体ハウジング11と駆動部カバー13を
被着させる際には、モータ2の出力軸2aに装着したピ
ニオン5とフェースギア6とを噛み合わせながら行わな
ければならないものであり、また、上記ピニオン5及び
フェースギア6は本体ハウジング11と駆動部カバー1
3との間に位置して見えにくいものであることから、ピ
ニオン5とフェースギア6との噛み合わせ不良等が生じ
易く組付け作業を困難なものとしていた。つまり、この
毛刈り機のハウジングへの駆動機構やモータ2の内装構
造は、上記モータ2や駆動機構のハウジングへのコンパ
クトな収納を優先させるあまり製造性が犠牲にされた構
造になっているのである。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、上記モータや駆動機構のハウジングへのコンパク
トな収納を図ると同時にハウジングに駆動機構やモータ
等を内装させる際の製造性も良好にした電気機器を提供
することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る電気機器は、ハウジングを構成する少な
くとも1対の対向するハウジング構成部材の間にモータ
2や駆動機構を収納する内部収納スペース1を有し、上
記内部収納スペース1を構成した一のハウジング構成部
材に上記内部収納スペース1と外方とを連通するスイッ
チ装着孔3を形成すると共に上記スイッチ装着孔3にモ
ータ2のオンオフ操作をする操作ハンドル4をスライド
自在に装着し、上記内部収納スペース1に収納した駆動
機構の構成品としてモータ2の出力軸2aに装着したピ
ニオン5に噛合して回転自在に配置させるフェースギア
6と上記フェースギア6の回転に従動して一定作動をす
る駆動杆7とを備えて成る電気機器であって、上記一の
ハウジング構成部材におけるスイッチ装着孔3の近傍位
置に内部収納スペース1側に開口した軸受け孔8を形成
すると共に上記軸受け孔8にフェースギア6の回転中心
軸9を挿入してフェースギア6を回転自在に配置したこ
とを特徴とするものである。これにより、上記一のハウ
ジング構成部材におけるスイッチ装着孔3の近傍位置に
内部収納スペース1側に開口した軸受け孔8を形成する
と共に上記軸受け孔8にフェースギア6の回転中心軸9
を挿入してフェースギア6を回転自在に配置したので、
一のハウジング構成部材にスライド自在に装着させた操
作ハンドル4を避けてフェースギア6を上記一のハウジ
ング構成部材に配置させることができるものであり、ハ
ウジングにモータ2や駆動機構を組み付ける際には、あ
らかじめフェースギア6等の駆動機構を配置すると共に
モータ2を配置した一のハウジング構成部材に他のハウ
ジング構成部材を被着するといった手順で組付け作業を
行わせることができるものであり、つまり、他のハウジ
ング構成部材を一のハウジング構成部材に被着させる前
の段階で、一のハウジング構成部材にモータ2と駆動機
構と連動できる状態にして配置させることができること
から、内部収納スペース1にモータ2や駆動機構を組み
付ける際にモータ2や駆動機構の組付け不良を発生させ
にくくすることができて製造性の向上を図ることができ
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0008】図1乃至図9に本発明の実施の形態の例を
示す。本例では、ハウジングが小さく形成されて上記ハ
ウジングに駆動部品等を内装するのにスペース的に制限
の多い電気機器として、主に眉毛等の毛を刈る用途に使
用される毛刈り機を例に挙げる。この毛刈り機は、図
5,6に示すように、縦方向に長い筒状のハウジングを
有し、上記ハウジングの先端には毛を刈るトリマー刃1
0を突設し、上記ハウジングの中央部には上記トリマー
刃10を駆動させる駆動機構や上記駆動機構を駆動させ
るモータ2を内装し、上記ハウジングの基端部には駆動
源となる電源電池(図示せず)を収納して構成されるも
のである。
【0009】この毛刈り機のハウジングは、図5,6に
示すように、毛刈り機の全体のハウジングを縦割りにし
たような本体ハウジング11と、上記本体ハウジング1
1の先端部分に対向して被着させる刃カバー12と、上
記本体ハウジング11の中央部分に対向して被着させる
駆動部カバー13と、上記本体ハウジング11の基端部
分の外周面を被覆するように被着させる有底円筒状の電
池カバー25とから構成される。ここで、本体ハウジン
グ11の先端部分と刃カバー12との間にはトリマー刃
10が収納されるトリマー刃収納スペースが形成され、
本体ハウジング11の中央部分と駆動部カバー13との
間には上記駆動機構やモータ2を収納させる内部収納ス
ペース1が形成される。この内部収納スペース1及びト
リマー刃収納スペースは連続した中空空間である。な
お、本体ハウジング11の基端部分には電源電池を収納
させる電池収納部14が形成されており、上記本体ハウ
ジング11の基端部分を被着する電池カバー25の取外
しで電源電池が取替交換できるようになっている。
【0010】上記トリマー刃10は、図7に示すよう
に、それぞれ矩形板状で、その長手方向に櫛歯27を形
成した可動刃16と固定刃15とで構成される。この固
定刃15と可動刃16とはその板面を重ね合わせるよう
にして本体ハウジング11の先端部分と刃カバー12と
の間のスリットからそれぞれ櫛歯27形成部分を外方に
突出させるようにして上記トリマー刃収納スペースに配
置される。可動刃16は固定刃15の長手方向に往復摺
動するものであり、この可動刃16の往復動は後述する
駆動機構の駆動杆7により行われる。なお、図7中26
は駆動杆7の先端を可動刃16に連結させる連結具であ
り、図7中28は固定刃15と可動刃16とを隙間無く
重ね合わせるように可動刃16を付勢する板バネであ
る。
【0011】上記駆動機構は、図8に示すように、モー
タ2の出力軸2aに装着したピニオン5と噛合するフェ
ースギア6と、上記フェースギア6の偏心位置に係合さ
れる縦方向に長く形成した板棒状の駆動杆7とで構成さ
れる。このフェースギア6は中心に回転軸9を貫通させ
た略円盤状のギアであって、円盤面の周縁に亘って歯部
6aを形成させると共にその円盤面上の偏心位置に円形
台状の偏心カム17を立設させて形成されたものであ
る。つまり偏心カム17はその偏心位置で回転軸9が貫
通する構造になっている。また、駆動杆7は先端部分を
細幅に形成すると共に基端部分には横方向に長い長孔状
の係合孔18を形成している。駆動杆7とフェースギア
6との係合構造はフェースギア6の偏心カム17を駆動
杆7の係合孔18に挿入配置した構造であって、これ
は、フェースギア6の回転運動を偏心カム17と係合孔
18との係合を介して駆動杆7の縦方向の往復運動に変
換させるような往復動リンク機構である。そして、この
縦方向に往復運動をする駆動杆7の先端部分は、本体ハ
ウジング11の先端部分に設けたガイド部19の縦方向
のガイド溝19aに摺動自在に嵌合すると共に可動刃1
6に連結し、可動刃16に縦方向の往復動をさせるので
ある。
【0012】上記駆動機構はモータ2と共に上記内部収
納スペース1に内装されるものであるが、以下、この駆
動機構及びモータ2のハウジングへの内装部分の構造に
つき詳述する。
【0013】内部収納スペース1を形成する部分の本体
ハウジング11においては、内部スペースと外方とを連
通させるスイッチ装着孔3が形成されており、このスイ
ッチ装着孔3にはモータ2のオンオフを操作する操作ハ
ンドル4が本体ハウジング11の縦方向にスライド自在
に装着される。詳述すると、図9に示すように、この操
作ハンドル4はその裏面に左右1対の係止フック部4a
を突設させており、この係止フック部4aをスイッチ装
着孔3に移動自在に挿通させると共に、係止フック部4
aの突出先端部分に設けた爪部4bを本体ハウジング1
1の内面に沿って配置した板状のスイッチ基台20に係
合させている。つまり、操作ハンドル4は本体ハウジン
グ11を挟持させるようにスイッチ基台20に係合して
本体ハウジング11に装着されている。ここで上記スイ
ッチ基台20には先端方向に二股状に突出した1対のク
リック突起20aが形成されている。このクリック突起
20aは1対のクリック突起20aの対向方向に弾性変
形可能にした突起であり、スイッチ基台20を本体ハウ
ジング11の内面に沿わせてスライド移動させると、上
記クリック突起20aが本体ハウジング11の内面に突
出したクリック係合部21にクリック係合されるように
なっている。ここで、クリック係合とは一定の力がかか
ると係合が外れるような係合を言う。なお、駆動部カバ
ー13には本体ハウジング11方向に1対の規制突条片
22が突設してあり、本体ハウジング11に駆動部カバ
ー13を被着させた際にはこの1対の規制突条片22が
スイッチ基台20の側端面に沿うように配置されるもの
である。つまり、操作ハンドル4及びスイッチ基台20
は上記規制突条片22のガイドを受けて本体ハウジング
11の縦方向にのみスライド自在になって装着されるも
のである。本例では、上記クリック突起20aとクリッ
ク係合部21とのクリック係合をスイッチ基台20のス
ライド移動範囲の途中にて行わせており、すなわち、ス
イッチ基台20をスライド移動範囲の基端側または先端
側にそれぞれ位置規制させるようにしている。そして、
図示はしていないが、スイッチ基台20を縦方向基端側
に位置させた際に、上記スイッチ基台20に備えた金属
片がモータと電源電池とを電気的に接続させてモータ2
に通電させると共にモータ2を駆動させるようになって
いるものである。
【0014】ここで、本例では上記スイッチ装着孔3は
図2に示すように、後述する軸受け孔8を設ける軸受け
設置片23により略凹字状に形成されている。つまり、
上記軸受け設置片23は、スイッチ装着孔3を矩形状孔
と仮定するとスイッチ装着孔3の先端側の縁部における
左右中央部からスイッチ装着孔3を覆うように基端方向
に突設した突片状のものである。この軸受け設置片23
には本体ハウジング11に対向する駆動部カバー13の
方向に立設した円筒状の軸受け孔8が設けられている。
また、駆動部カバー13における上記軸受け孔8に対応
する位置には軸受け孔24が形成されている(図3)。
この両軸受け孔8,24にはフェースギア6の回転中心
軸9の端部がそれぞれ挿入されるものである。つまり、
フェースギア6は、略円盤状ギアであるフェースギア6
の円盤面を本体ハウジング11及び駆動部カバー13に
対向させ、回転中心軸9の両端を両軸受け孔8,24に
回転自在に軸支させて内部収納スペース1に回転自在に
配置されている。本例ではこのフェースギア6は、歯部
6aを形成させた円盤面を本体ハウジング11側に対向
させるものであり、つまり、本体ハウジング11と上記
フェースギア6の円盤部分との間に駆動杆7が位置する
ように配置されている。ここで、上記本体ハウジング1
1側の軸受け孔8と本体ハウジング11の内面に設置し
たスイッチ基台20との位置関係においては、上記スイ
ッチ基台20の1対のクリック突起20aの間の位置に
軸受け孔8が位置するようにしてあるものであって、つ
まり、上記軸受け孔8は、上記軸受け孔8に挿入される
回転中心軸9がスイッチ基台20の本体ハウジング11
の縦方向へのスライド移動を妨げない位置に配置されて
いるのである。なお、フェースギア6にあっては、その
円盤部分に対して回転中心軸9を回転自在に挿通させる
と共に、回転中心軸9を両軸受け孔8,24に対して固
定的に軸支させるようにした構造であってもよいもので
ある。また、モータ2は内部収納スペース1の縦方向の
基端側、つまり本体ハウジング11を基準にするとスイ
ッチ装着孔3と電池収納部14との間の位置に本体ハウ
ジング11と駆動部カバー13とに挟持される形で、モ
ータ2の出力軸2aを本体ハウジング11の先端方向に
突出させて配置される。そして、上記出力軸2aに装着
したピニオン5はフェースギア6の円盤部分と本体ハウ
ジング11との間に位置させる形でフェースギア6の歯
部6aに噛み合わせている。
【0015】上述したように、駆動機構やモータ2の内
部収納スペース1への内装構造においては、図4に示す
ように、操作ハンドル4に係合させたスイッチ基台20
を本体ハウジング11に沿わせて配置すると共に、上記
スイッチ基台20より内部収納スペース1の内方位置に
フェースギア6を回転自在に配置し、上記フェースギア
6とスイッチ基台20との間にモータ2の出力軸2aに
装着したピニオン5とフェースギア6に連結した駆動杆
7とを配置させた構造になっているものであって、すな
わちモータ2や駆動機構の各部材を重ねるようにして内
部収納スペース1に省スペースに各部材が配置されてい
るのである。
【0016】ところで、駆動機構やモータ2の内部収納
スペース1への内装における実際の組付け作業において
は、まず、操作ハンドル4及びスイッチ基台20を装着
させた本体ハウジング11の所定位置にモータ2を配置
し、次に、フェースギア6の回転中心軸9の一端を本体
ハウジング11の軸受け孔8に挿入させてフェースギア
6及び駆動杆7から成る駆動機構を本体ハウジング11
に配置させ、そして、上記モータ2及び駆動機構を配置
した本体ハウジング11に駆動部カバー13を対向させ
るように位置させ、最後に、駆動部カバー13の軸受け
孔24にフェースギア6の回転中心軸9の他端を挿入さ
せて本体ハウジング11に駆動部カバー13を被着させ
る、といった手順て行われるものである。このような手
順による駆動機構やモータ2の内部収納スペース1への
組付け作業においては、あらかじめモータ2や駆動機構
を配置した本体ハウジング11に駆動部カバー13を被
着させることができ、つまりは、本体ハウジング11に
モータ2や駆動機構を配置させた段階で確実にピニオン
5とフェースギア6とを噛み合わせて各部材を連動させ
得る状態にできるものであるから、本体ハウジング11
に駆動部カバー13を被着させる段階でピニオン5とフ
ェースギア6とを噛み合わせるといった従来の組付け手
順のものに比べて、ピニオン5とフェースギア6との噛
み合わせ不良等の組付け不良を発生させにくくすること
ができるものである。従って、ハウジングにモータ2や
駆動機構を組付ける際の製造性の向上が図られているの
である。
【0017】なお、本体ハウジング11に駆動部カバー
13を被着させる際にはいくらかの衝撃がフェースギア
6や駆動杆7に伝わってしまうものであり、従来の毛刈
り機では上記衝撃によってフェースギア6と駆動杆7と
の連結が外れてしまうといった問題も生じていたが、本
例の毛刈り機においてはこの問題も解決しているもので
ある。つまり、本例では、従来の毛刈り機には設けられ
ていない本体ハウジング11の軸受け孔8にフェースギ
ア6の回転中心軸9を軸支させ、フェースギア6の回転
中心軸9の一端及び他端を本体ハウジング11及び駆動
部カバー13に設けた両軸受け孔8,24に軸支させて
いる、つまり、フェースギア6の回転中心軸9を本体ハ
ウジング11と駆動部カバー13との間に架設させてい
るものであって、フェースギア6に衝撃が加わってもフ
ェースギア6のぐらつきが防止されているものである。
また、駆動杆7とフェースギア6との連結構造において
は、上記本体ハウジング11及び駆動部カバー13に架
設したフェースギア6の回転中心軸9が偏心カム17を
介して駆動杆7に設けた係合孔18を貫通するような構
造になっており、フェースギア6と駆動杆7との連結が
外れることのない構造になっているのである。このよう
に、本例の毛刈り機では従来の毛刈り機に比べて耐衝撃
性をも向上させているものである。
【0018】なお、図10には、本発明の実施の形態の
他例を示しているが、これは、本体ハウジング11の軸
受け孔8を設ける軸受け設置片23の形状を変化させた
例である。つまり、スイッチ装着孔3を矩形状孔と仮定
した場合に、先の実施の形態の例における軸受け設置片
23をそのまま本体ハウジング11の基端方向に延ばし
て上記スイッチ装着孔3を左右に分割させたようにした
ものである。このようにすることで、軸受け設置片23
をスイッチ装着孔3に突出した突片状でなくスイッチ装
着孔3に掛け渡した橋状の形状にさせるものであり、軸
受け設置片23の強度を向上させ、ひいては駆動機構の
ハウジングへの安定配置を実現させるものである。
【0019】なお、上述したように本実施の形態の例及
び他例ではいずれも、ハウジングが小さく形成されて上
記ハウジングに駆動部品等を内装するのにスペース的に
制限の多い電気機器として毛刈り機を例に挙げて説明し
たが、本発明は、駆動機構やモータをハウジング内に省
スペースに収納させながらも組立て性や耐衝撃性の向上
を図り得るものであって、毛刈り機同様にハウジング内
に省スペースに駆動機構やモータを収納させることが要
求されるひげそり機や電動歯ブラシ機等にも応用が利く
ものであることはいうもまでもないことである。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明の電気機器にあって
は、叙述したように、内部収納スペースを形成させる1
対のハウジング構成部材のうち、一のハウジング構成部
材に設けたスイッチ装着孔の近傍位置に内部収納スペー
ス側に開口した軸受け孔を形成すると共に上記軸受け孔
にフェースギアの回転中心軸を挿入してフェースギアを
回転自在に配置したので、一のハウジング構成部材のス
イッチ装着孔にスライド自在に装着させた操作ハンドル
を避けてフェースギアを上記一のハウジング構成部材に
軸支させて内部収納スペースにフェースギアひいては駆
動機構を配置させることができるものであり、内部収納
スペースにモータや駆動機構を組み付ける際には、あら
かじめ一のハウジング構成部材にフェースギア等の駆動
機構を配置すると共にモータを配置し、その後、上記一
のハウジング構成部材に他のハウジング構成部材を被着
する、といった手順で行わせることができるものであ
り、つまり、他のハウジング構成部材を一のハウジング
構成部材に被着させる前の段階で、一のハウジング構成
部材にモータと駆動機構とを連動できる状態にして配置
させることができることから、ハウジングにモータや駆
動機構を組み付ける際にモータや駆動機構の組付け不良
を発生させにくくすることができ、製造性を向上させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す毛刈り機であっ
て、モータや駆動機構を配置した状態の本体ハウジング
を示すものであり、(a)は内部収納スペースの方向か
らみた正面図であり、(b)は側面断面図である。
【図2】同上のモータや駆動機構を配置しない状態の本
体ハウジングを示すものであり、内部収納スペースの方
向からみた正面図である。
【図3】同上の駆動部カバーを示すものであり、(a)
は内部収納スペースの方向からみた正面図であり、
(b)は側面断面図である。
【図4】同上の本体ハウジングに駆動部カバーを被着し
た状態を示す側面断面図である。
【図5】図4の状態の毛刈り機にトリマー刃、刃カバー
及び電池カバーを装着した毛刈り機を示す側面断面図で
ある。
【図6】図4の状態の毛刈り機にトリマー刃及び刃カバ
ーを装着した毛刈り機を示す正面図である。
【図7】同上のトリマー刃の本体ハウジングの先端部分
への配置構造を示す分解斜視図である。
【図8】同上の駆動機構の要部を示す斜視図である。
【図9】図6のA−A線断面図である。
【図10】本発明の実施の形態の他例を示すものであっ
て、本体ハウジングに回転中心軸のみを取り付けた状態
を示すものであり、(a)は内部収納スペースの方向か
らみた正面図であり、(b)は側面断面図である。
【図11】従来技術の例であって、本体ハウジングにモ
ータを配置した状態を示すものであり、(a)は内部収
納スペースの方向からみた正面図であり、(b)は側面
断面図である。
【図12】同上の従来技術の例であって、駆動機構を配
置した状態を示すものであり、(a)は内部収納スペー
スの方向からみた正面図であり、(b)は側面断面図で
ある。
【図13】同上の従来技術の例であって、本体ハウジン
グに駆動部カバーを被着した状態を示す側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 内部収納スペース 2 モータ 2a 出力軸 3 スイッチ装着孔 4 操作ハンドル 5 ピニオン 6 フェースギア 7 駆動杆 8 軸受け孔 9 回転中心軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングを構成する少なくとも1対の
    対向するハウジング構成部材の間にモータや駆動機構を
    収納する内部収納スペースを有し、上記内部収納スペー
    スを構成した一のハウジング構成部材に上記内部収納ス
    ペースと外方とを連通するスイッチ装着孔を形成し、上
    記スイッチ装着孔にモータのオンオフ操作をする操作ハ
    ンドルをスライド自在に装着し、上記内部収納スペース
    に収納した駆動機構の構成品としてモータの出力軸に装
    着したピニオンに噛合して回転自在に配置したフェース
    ギアと上記フェースギアの回転に従動して一定作動をす
    る駆動杆とを備えて成る電気機器であって、上記一のハ
    ウジング構成部材におけるスイッチ装着孔の近傍位置に
    内部収納スペース側に開口した軸受け孔を形成すると共
    に上記軸受け孔にフェースギアの回転中心軸を挿入して
    フェースギアを回転自在に配置したことを特徴とする電
    気機器。
JP2001180773A 2001-06-14 2001-06-14 電気機器 Expired - Fee Related JP3800994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180773A JP3800994B2 (ja) 2001-06-14 2001-06-14 電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180773A JP3800994B2 (ja) 2001-06-14 2001-06-14 電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002369979A true JP2002369979A (ja) 2002-12-24
JP3800994B2 JP3800994B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=19021137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001180773A Expired - Fee Related JP3800994B2 (ja) 2001-06-14 2001-06-14 電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3800994B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2574429A1 (en) 2011-09-30 2013-04-03 Panasonic Corporation Hair remover
EP2574430A1 (en) 2011-09-30 2013-04-03 Panasonic Corporation Hair remover
US9102069B2 (en) 2011-10-14 2015-08-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Hair remover

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2574429A1 (en) 2011-09-30 2013-04-03 Panasonic Corporation Hair remover
EP2574430A1 (en) 2011-09-30 2013-04-03 Panasonic Corporation Hair remover
CN103029141A (zh) * 2011-09-30 2013-04-10 松下电器产业株式会社 除毛器
US9132560B2 (en) 2011-09-30 2015-09-15 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Hair remover
US9102069B2 (en) 2011-10-14 2015-08-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Hair remover

Also Published As

Publication number Publication date
JP3800994B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869925B2 (ja) 電気毛切断装置
US8464429B2 (en) Hair removal apparatus
US20060179591A1 (en) Device for converting a rotating motion into a reciprocating motion and an electric tool assembly having such a device
US11312033B2 (en) Rotary electric shaver
JP2002369979A (ja) 電気機器
JP2003117267A (ja) 手持ち式動力切断具
JP2002028383A (ja) トリマーヘッドとシェーバーヘッドを選択して交換可能な電気バリカン
JP4657094B2 (ja) 刈込機
JPH0654965A (ja) 往復動式電気かみそり
JPS5932154B2 (ja) カッタ−の往復駆動装置
CN214015046U (zh) 一种工具头及具有其的便携可拆工具机
JPH11235480A (ja) 電気かみそり
WO2023082890A1 (zh) 用于清洁护理用具的开关组件及清洁护理用具
US20240165837A1 (en) Electric scissors
JP2001087573A (ja) 美容器具
JP4496674B2 (ja) トリマー刃及びトリマー刃を用いた電動器具
JPS621740B2 (ja)
JPH05137854A (ja) 往復動式電気かみそり
JP4134973B2 (ja) 電気かみそり
JP2641950B2 (ja) 電気かみそり
JP2000135390A (ja) 往復式電気かみそり
JPH07220575A (ja) スイッチ
JP4845093B2 (ja) 切断装置
JPS5827748Y2 (ja) 電気かみそり
JP2729650B2 (ja) ロータリ式電気かみそり

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060424

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3800994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees