JP2002369339A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2002369339A
JP2002369339A JP2001175544A JP2001175544A JP2002369339A JP 2002369339 A JP2002369339 A JP 2002369339A JP 2001175544 A JP2001175544 A JP 2001175544A JP 2001175544 A JP2001175544 A JP 2001175544A JP 2002369339 A JP2002369339 A JP 2002369339A
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electric
terminal
case
mounting
wiring board
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JP2001175544A
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Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに高さの異なる電気部品が確実に装着さ
れていないことを組み立てる作業員が容易に把握できか
つコストの高騰を抑制できる電気接続箱を提供する。 【解決手段】 電気接続箱1は配線板4と表ケース2を
備えている。配線板4は絶縁性の基板21とブスバー2
2とを備えている。ブスバー22は基板21に立設した
タブ22aを備えている。最もケース2寄りの基板21
には壁40a,40b,40cが設けられている。表ケ
ース2は電気部品としての第1ないし第3のリレー1
1,12,13を装着する第1ないし第3の装着部17
a,17b,17cを備えている。各装着部17a,1
7b,17cの突出量A,B,Cと、壁40a,40
b,40cの突出量hb,hcによって第1ないし第3
のリレー11,12,13の頂面51,52,53が揃
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体としての自
動車などに搭載される電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車には、一般に、ヘ
ッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータ
モータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類
などの多種多様な電子機器が搭載されている。
【0003】前述した多種多様な電子機器に電力を供給
するために、前記自動車は、例えばジャンクションブロ
ックを適宜箇所に配置してきた。ジャンクションブロッ
クは、プリント基板やブスバーなどを備えた配線板を積
層し、これらの配線板に多数のヒューズやリレー等の各
種の電気部品を集約して構成されている。
【0004】なお、ジャンクションブロックは、ヒュー
ズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることか
ら、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して
電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒュ
ーズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロッ
クを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
【0005】前述した電気接続箱は、前述した配線板
と、該配線板を収容するケースと、を備えている。配線
板は、互いに重ねられた絶縁性の基板と、該基板間に配
された導電性のブスバーと、を備えている。ブスバー
は、前記基板に対し立設したタブを備えている。ブスバ
ーには、バッテリなどの電源や前記自動車に搭載される
各種の電子機器などが接続している。
【0006】ケースは、絶縁性の合成樹脂からなりかつ
箱状に形成されている。ケースは、ヒューズやリレーな
どの電気部品を装着可能な装着部を複数備えている。装
着部は、前記ケースから立設した筒状のハウジングと、
該ハウジング内に収容された端子金具と、を備えてい
る。端子金具は、タブと電気部品の端子とを接続する。
【0007】こうして、前述した電気接続箱は、前記バ
ッテリなどの電源及び前述した電子機器と、前記各種の
電気部品と、をあらかじめ定められるパターンにしたが
って電気的に接続する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した電気接続箱
は、前記装着部に前記電気部品を確実に装着しなければ
ならない。または、前記電気接続箱は、電気部品が完全
に及び確実に装着されていないことを該電気接続箱を組
み立てる作業員が容易に把握できることが望まれてい
る。このため、特開平2000−32630号公報に記
載された電気接続箱が提案されている。特開平2000
−32630号公報に記載された電気接続箱は、同じ高
さの電気部品の頭をそろえて該電気部品を装着する。電
気部品が完全に装着されていないと、前記頭がずれる。
こうして、電気部品が完全に装着されていないことを容
易に把握できる。しかしながら、特開平2000−32
630号公報の電気接続箱では、互いに高さの異なる電
気部品が完全に装着されているか否かを把握することは
困難であった。
【0009】又、前述した電気接続箱は、前記装着部に
前記電気部品を確実に装着するために、例えば、特開平
11−204198号公報や特開平11−274757
号公報に示されているように、前記装着部と前記電気部
品とに互いに係止する係止突起と係止受け突起とを設け
ることが提案されている。
【0010】また、実開平5−27940号公報に示さ
れているように、前記電気部品に係止しかつ電気部品が
装着部に装着されると、前記電気部品から外れる治具を
用いることが提案されている。いずれの場合でも、電気
接続箱や電気部品の部品点数が増加したり構造が複雑と
なって、電気接続箱のコストの高騰を招くおそれがあっ
た。
【0011】したがって、本発明の目的は、互いに高さ
の異なる電気部品が確実に装着されていないことを組み
立てる作業員が容易に把握できかつコストの高騰を抑制
できる電気接続箱を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱
は、配線板と、前記配線板を収容しかつ電気部品を装着
する装着部を複数有するケースと、を備えた電気接続箱
において、前記配線板は、絶縁性の基板と、前記基板か
ら立設した導電性のタブと、を備え、前記装着部は、前
記ケースから立設した筒状のハウジングと、前記ハウジ
ング内に収容されかつ前記タブと前記電気部品の端子と
を接続する端子金具と、を備え、前記装着部に装着され
る複数の電気部品のうち互いに高さの異なる少なくとも
二つの電気部品の前記ケースから離れた端面が揃うよう
に、前記端子金具を位置決めする位置決め手段を備えて
いることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、
請求項1記載の電気接続箱において、前記位置決め手段
は、前記配線板の基板に設けられかつ前記端子金具と接
触する壁であることを特徴としている。
【0014】請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、
請求項1記載の電気接続箱において、前記端子金具は、
前記タブと電気的に接続可能な筒状の電気接触部を備え
ているとともに、前記位置決め手段は、前記タブから外
方向に突出しかつ前記電気接触部と接触する突出部であ
ることを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の本発明の電気接続箱は、
配線板と、前記配線板を収容しかつ電気部品を装着する
装着部を複数有するケースと、を備えた電気接続箱にお
いて、前記配線板は、絶縁性の基板と、前記基板から立
設しかつ前記電気部品の端子を挟持する導電性の挟持端
子と、を備え、前記装着部は、前記ケースから立設しか
つ前記挟持端子を収容する筒状のハウジングを備え、前
記装着部に装着される複数の電気部品のうち互いに高さ
の異なる少なくとも二つの電気部品の前記ケースから離
れた端面が揃うように、前記挟持端子の長さを調整した
高さ調整手段を備えていることを特徴としている。
【0016】請求項1に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、少なくとも二つの電気部品の端面が揃うように
端子金具を位置決めする位置決め手段を備えている。こ
のため、装着部に確実に装着されると互いに高さの異な
る少なくとも二つの電気部品の端面が揃う。したがっ
て、位置決め手段によって端面が揃えられる二つ以上の
電気部品のうち装着部に確実に装着されていない電気部
品の端面と、装着部に確実に装着された電気部品の端面
と、が互いにずれる。
【0017】請求項2に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、位置決め手段が端子金具と接触する壁である。
このため、前記壁は、互いに高さの異なる少なくとも二
つの電気部品の端面を確実に揃える。したがって、位置
決め手段によって端面が揃えられる互いに高さの異なる
二つ以上の電気部品のうち装着部に確実に装着されてい
ない電気部品の端面と、装着部に確実に装着された電気
部品の端面と、が互いに確実にずれる。
【0018】請求項3に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、位置決め手段が、タブから突出しかつ端子金具
と接触する突出部である。このため、前記突出部は、互
いに高さの異なる少なくとも二つの電気部品の端面を確
実に揃える。したがって、位置決め手段によって端面が
揃えられる互いに高さの異なる二つ以上の電気部品のう
ち装着部に確実に装着されていない電気部品の端面と、
装着部に確実に装着された電気部品の端面と、が互いに
確実にずれる。
【0019】請求項4に記載した本発明の電気接続箱に
よれば、高さ調整手段が互いに高さの異なる少なくとも
二つの電気部品の端面を揃えるように挟持端子の長さを
調整している。このため、装着部に確実に装着されると
互いに高さの異なる少なくとも二つの電気部品の端面が
揃う。したがって、高さ調整手段によって端面が揃えら
れる互いに高さの異なる二つ以上の電気部品のうち装着
部に確実に装着されていない電気部品の端面と、装着部
に確実に装着された電気部品の端面と、が互いに確実に
ずれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
かかる電気接続箱を図1ないし図3を参照して説明す
る。電気接続箱1は、図1に示すように、図示しない裏
ケースと、図示しない防水ケースと、配線板4(図2に
示す)と、本明細書に記したケースとしての表ケース2
などを備えている。
【0021】裏ケースは、略平坦な底壁と、この底壁の
周縁に連なる複数の周壁と、を備えて、箱状に形成され
ている。底壁には、内側にワイヤハーネスを通すことの
できる孔が形成されている。ワイヤハーネスは、複数の
電線と、これらの電線の端部に取り付けられたコネクタ
と、を備えている。電線は、それぞれ、ランプ類、モー
タ類などの電子機器としての各種の負荷やバッテリなど
の電源などと接続している。
【0022】防水ケースは、平坦な天井壁と、この天井
壁の周縁に連なる複数の周壁と、を備えて箱状に形成さ
れている。防水ケースは、その周壁が前記裏ケースの周
壁の縁部に着脱自在となっている。防水ケースは、前記
周壁の縁部に取り付けられると、前記表ケース2を前記
裏ケースとともに覆う。
【0023】配線板4は、裏ケースの底壁と表ケースと
の間に配されて、裏ケース内に収容される。配線板4
は、図2に示すように、裏ケースの底壁と表ケースとが
相対する方向に沿って互いに積層される複数の絶縁性の
基板21と、複数のブスバー22と、を備えている。
【0024】基板21は、それぞれ、絶縁性を有する合
成樹脂などの材料から構成されている。基板21は、平
面形状が矩形状に形成されている。また、基板21のう
ち最も裏ケースの底壁寄りに位置する一つの基板21に
は、コネクタが取り付けられている。該コネクタは、前
記ワイヤハーネスのコネクタとコネクタ結合可能であ
る。
【0025】ブスバー22は、それぞれ導電性を有する
金属などの材料から構成されている。ブスバー22は、
基板21相互間に配されている。このため、ブスバー2
2と基板21とは、交互に重ねられている。
【0026】ブスバー22は、それぞれ、前記基板21
に取り付けられたコネクタの各端子金具と、後述する装
着部17に装着される第1ないし第3のリレー11,1
2,13、ヒューズ14(図1に示す)などの電気部品
の各端子11a,12a,13a(図2に示す)とを、
予め定められるパターンにしたがって互いに接続するた
めの平板状のタブ22aを備えている。タブ22aは、
基板21を貫通しているとともに、該基板21に対し立
設している。
【0027】タブ22aは、後述する壁40a,40
b,40cに設けられたスリット35(図3に示す)内
を通っている。そして、タブ22aは、図3に示すよう
に、後述する中継端子32の電気接触部32aと電気的
に接続する。なお、図3には、壁40a,40b,40
cのうち壁40b及び該壁40bのスリット35内を通
るタブ22aを代表して示している。
【0028】表ケース2は、平板状に形成されている。
表ケース2は、裏ケースの後述する底壁と間隔を存した
状態で、該裏ケース内に収容される。表ケース2は、裏
ケース内に収容された際に、電気接続箱1の外側に位置
する表面2aに、図2に示すように、装着部17を複数
設けている。
【0029】図示例では、図1に示すように、第1のリ
レー11を装着する第1の装着部17aと、第2のリレ
ー12を装着する第2の装着部17bと、第3のリレー
13を装着する第3の装着部17cと、ヒューズ14を
装着するヒューズ装着部17dなどを備えている。前記
第1ないし第3のリレー11,12,13とヒューズ1
4は、本明細書に記した電気部品をなしている。
【0030】前記第1ないし第3のリレー11,12,
13は、各装着部17a,17b,17cに装着される
と、表ケース2の表面2aに対し直交する方向に沿う高
さHa,Hb,Hcが互いに異なる。なお、本明細書で
記す第1ないし第3のリレー11,12,13の高さH
a,Hb,Hcとは、各装着部17a,17b,17c
に装着される際に、第1ないし第3のリレー11,1
2,13が装着部17a,17b,17cに近づけられ
る方向に沿ったハウジング11b,12b,13bの寸
法である。
【0031】前記各装着部17a,17b,17c,1
7dは、図1に示すように、それぞれ、表ケース2に一
体に形成されたハウジング31a,31b,31c,3
1dと、これらのハウジング31a,31b,31c,
31d内に収容された本明細書の特許請求の範囲に記載
した端子金具としての中継端子32(図2に示す)と、
を備えている。
【0032】ハウジング31a,31b,31c,31
dは、筒状に形成されている。ハウジング31a,31
b,31c,31dは、ケース2から立設している。ハ
ウジング31a,31b,31c,31dは、中継端子
32を収容する端子収容室33を備えている。
【0033】ハウジング31a,31b,31cは、第
1ないし第3のリレー11,12、13のケース2の表
面2aから離れた頂面(端面)51,52,53が揃う
ように、前記ケース2の表面2aからの突出量A,B,
Cが調整されている。すなわち、突出量Aと高さHaと
の和と、突出量Bと高さHbとの和と、突出量Cと高さ
Hcとの和と、が互いに等しくなっている。
【0034】これらの突出量A,B,Cは、第1ないし
第3のリレー11,12,13のうち最も高い第1のリ
レー11を基準として定められるのが望ましい。具体的
には、前記第1のリレー11を装着できる第1の装着部
17aのハウジング31aの突出量Aを、端子収容室3
3内に中継端子32を収容できる量とする。
【0035】この突出量Aを基準にして、他のハウジン
グ31b,31cの突出量B,Cを定める。なお、本明
細書では、前記頂面51,52,53が揃うとは、頂面
51,52,53が同一平面上に位置すること及び略同
一平面上に位置することを示している。
【0036】中継端子32は、導電性の板金などが折り
曲げられて形成されている。中継端子32は、図3など
に示すように、一対の電気接触部32aを一体に備えて
いる。電気接触部32aは、筒状に形成されており、内
側に弾性片32bを設けている。弾性片32bは、前記
タブ22aと第1ないし第3のリレー11,12,13
及びヒューズ14の端子11a,12a,13aを電気
接触部32aの内面に向かって付勢する。弾性片32b
は、前記タブ22aと端子11a,12a,13aを電
気接触部32aの内面との間に挟む。こうして、電気接
触部32a即ち中継端子32は、端子11a,12a,
13aと電気的に接続する。一対の電気接触部32a
は、互いに直列に連結している。
【0037】また、電気接続箱1は、前記頂面51,5
2,53が揃うように、前記中継端子32を位置決めす
る位置決め手段としての壁40a,40b,40cを備
えている。壁40aは、第1の装着部17aの中継端子
32と接触して、該中継端子32を第1の装着部17a
の端子収容室33内に位置決めする。壁40aは、配線
板4の最もケース2寄りに位置する基板21の表面であ
る。
【0038】壁40bは、第2の装着部17bの中継端
子32と接触して、該中継端子32を第2の装着部17
bの端子収容室33内に位置決めする。壁40bは、配
線板4の最もケース2寄りに位置する基板21からケー
ス2に向かって突出したボス34の端面である。壁40
bは、表ケース2の表面2aと平行である。壁40c
は、第3の装着部17cの中継端子32と接触して、該
中継端子32を第3の装着部17cの端子収容室33内
に位置決めする。壁40cは、配線板4の最もケース2
寄りに位置する基板21からケース2に向かって突出し
たボス34の前記表面2aと平行な端面である。壁40
cは、表ケース2の表面2aと平行である。これらの壁
40a,40b,40cは、配線板4の基板21に一体
に成型されている。こうして、壁40a,40b,40
cは、配線板4の基板21に設けられている。
【0039】これらの壁40a,40b,40cの配線
板4からの突出量ha(図示せず),hb,hcは、前
記頂面51,52,53が揃う量に定められている。な
お、図示例では、前記壁40aの突出量は零である。し
かしながら本発明では、前記壁40aの突出量を零に限
ることはない。
【0040】前述した構成の電気接続箱1を組み立てる
際には、まず、前記表ケース2の各装着部17a,17
b,17cの各端子収容室33内に中継端子32を収容
し、表ケース2内に配線板4を収容する。中継端子32
の電気接触部32a内にはタブ22aが通される。そし
て、各装着部17a,17b,17c,17dに第1な
いし第3のリレー11,12,13及びヒューズ14を
装着する。第1ないし第3のリレー11,12,13及
びヒューズ14の端子11a,12a,13aは、中継
端子32の電気接触部32a内に通される。
【0041】さらに、前記表ケース2と配線板4などを
裏ケース内に収容する。配線板4のコネクタにワイヤハ
ーネスのコネクタを結合させる。裏ケースに防水ケース
を取り付け、前記電気接続箱1を組み立てる。こうし
て、ワイヤハーネスの各電線と各リレー11,12,1
3及びヒューズ14などが所望のパターンに接続され
る。そして、前記バッテリなどの電源や各種の電子機器
と、前記各リレー11,12,13及びヒューズ14な
どの電気部品と、が所望のパターンにしたがって電気的
に接続する。
【0042】本実施形態によれば、壁40a,40b,
40cが中継端子32と接触するとともに、突出量A,
B,C,ha,hb,hcによって、互いに高さHa,
Hb,Hcの異なる第1ないし第3のリレー11,1
2,13の頂面51,52,53が揃う。このため、装
着部17a,17b,17cに確実に装着されると頂面
51,52,53が揃う互いに高さHa,Hb,Hcの
異なる第1ないし第3のリレー11,12,13のうち
装着部17a,17b,17cに確実に装着されていな
い第1ないし第3のリレー11,12,13の頂面5
1,52,53と、装着部17a,17b,17cに確
実に装着された第1ないし第3のリレー11,12,1
3の頂面51,52,53と、が互いにずれる。したが
って、電気接続箱1を組み立てる作業員が装着部17
a,17b,17cに互いに高さHa,Hb,Hcの異
なる第1ないし第3のリレー11,12,13が確実に
装着されているか否かを確実に把握できる。
【0043】また、前記突出量A,B,C,ha,h
b,hcによって、互いに高さHa,Hb,Hcの異な
る第1ないし第3のリレー11,12,13の頂面5
1,52,53を揃えている。このため、装着部17
a,17b,17cに、互いに高さHa,Hb,Hcの
異なる第1ないし第3のリレー11,12,13が確実
に装着されているか否かを前記作業員が確実に把握でき
るようにするために、部品点数が増加しないとともに、
構造が複雑とならない。したがって、コストの高騰を抑
制できる。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態にかかる電
気接続箱1を、図4を参照して説明する。なお、前述し
た第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して
説明を省略する。
【0045】本実施形態の電気接続箱1は、前記頂面5
1,52,53が揃うように前記中継端子32を位置決
めする位置決め手段として、図4に示すように、突出部
41a,41b,41cを備えている。なお、図4に
は、第2のリレー12を装着する第2の装着部17bの
中継端子32と、該中継端子32に接続するタブ22a
などを代表して示している。さらに、ボス34を設けず
に、スリット35が基板21に開口している。
【0046】突出部41a,41b,41cは、タブ2
2aから該タブ22aの外方向に向かって突出してい
る。突出部41a,41b,41cは、中継端子32の
電気接触部32aと接触して、該中継端子32を位置決
めする。突出部41a,41b,41cは、最もケース
2寄りの基板21からの距離Da,Db,Dcが、前記
頂面51,52,53が揃う距離となっている。
【0047】本実施形態によれば、突出部41a,41
b,41cが中継端子32の電気接触部32aと接触す
るとともに、距離Da,Db,Dcと突出量A,B,C
によって、互いに高さHa,Hb,Hcの異なる第1な
いし第3のリレー11,12,13の頂面51,52,
53が揃う。このため、装着部17a,17b,17c
に確実に装着されると頂面51,52,53が揃う互い
に高さHa,Hb,Hcの異なる第1ないし第3のリレ
ー11,12,13のうち装着部17a,17b,17
cに確実に装着されていない第1ないし第3のリレー1
1,12,13の頂面51,52,53と、装着部17
a,17b,17cに確実に装着された第1ないし第3
のリレー11,12,13の頂面51,52,53と、
が互いにずれる。したがって、電気接続箱1を組み立て
る作業員が装着部17a,17b,17cに、互いに高
さHa,Hb,Hcの異なる第1ないし第3のリレー1
1,12,13が確実に装着されているか否かを確実に
把握できる。
【0048】また、前記距離Da,Db,Dcと突出量
A,B,Cによって、互いに高さHa,Hb,Hcの異
なる第1ないし第3のリレー11,12,13の頂面5
1,52,53を揃えている。このため、装着部17
a,17b,17cに第1ないし第3のリレー11,1
2,13が確実に装着されているか否かを前記作業員が
確実に把握できるようにするために、部品点数が増加し
ないとともに、構造が複雑とならない。したがって、コ
ストの高騰を抑制できる。
【0049】次に、本発明の第3の実施形態にかかる電
気接続箱1を、図5を参照して説明する。なお、前述し
た第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して
説明を省略する。
【0050】本実施形態の電気接続箱1の配線板4は、
タブ22aと中継端子32の代わりに挟持端子23を備
えている。挟持端子23は、ブスバー22と一体であり
かつ基板21即ち配線板4に対し立設している。挟持端
子23には、圧接溝24が形成されている。圧接溝24
は、挟持端子23を貫通している。圧接溝24は、挟持
端子23の基板21から離れた端面から基板21に向か
って延びている。
【0051】挟持端子23は、各装着部17a,17
b,17c,17d内に収容される。そして、挟持端子
23は、圧接溝24内に第1ないし第3のリレー11,
12,13及びヒューズ14の端子11a,12a,1
3aを挟み込んで、これらに端子11a,12a,13
aと電気的に接続する。
【0052】本実施形態の電気接続箱1では、前記挟持
端子23の最もケース2寄りの基板21からの突出量
(即ち挟持端子23の長さ)La,Lb,Lcが、前記
頂面51,52,53が揃う突出量(長さ)となってい
る。なお、このように、挟持端子23の長さを変化させ
ることは、本明細書に記した高さ調整手段をなしてい
る。したがって、本実施形態の電気接続箱1は、高さ調
整手段を備えている。
【0053】本実施形態によれば、挟持端子23の突出
量(長さ)La,Lb,Lcを第1ないし第3のリレー
11,12,13の高さHa,Hb,Hcに応じて変化
させることによって、互いに高さHa,Hb,Hcの異
なる第1ないし第3のリレー11,12,13の頂面5
1,52,53が揃う。このため、装着部17a,17
b,17cに確実に装着されると頂面51,52,53
が揃う互いに高さHa,Hb,Hcの異なる第1ないし
第3のリレー11,12,13のうち装着部17a,1
7b,17cに確実に装着されていない第1ないし第3
のリレー11,12,13の頂面51,52,53と、
装着部17a,17b,17cに確実に装着された第1
ないし第3のリレー11,12,13の頂面51,5
2,53と、が互いにずれる。したがって、電気接続箱
1を組み立てる作業員が装着部17a,17b,17c
に互いに高さHa,Hb,Hcの異なる第1ないし第3
のリレー11,12,13が確実に装着されているか否
かを確実に把握できる。
【0054】また、前記挟持端子23の突出量(長さ)
La,Lb,Lcと高さHa,Hb,Hcによって、第
1ないし第3のリレー11,12,13の頂面51,5
2,53を揃えている。このため、装着部17a,17
b,17cに互いに高さHa,Hb,Hcの異なる第1
ないし第3のリレー11,12,13が確実に装着され
ているか否かを前記作業員が確実に把握できるようにす
るために、部品点数が増加しないとともに、構造が複雑
とならない。したがって、コストの高騰を抑制できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、互いに高さの異なる少なくとも二つの電気部品
の端面を揃えるように端子金具を位置決めする位置決め
手段を備えている。このため、装着部に確実に装着され
ると互いに高さの異なる少なくとも二つの電気部品の端
面が揃う。したがって、位置決め手段によって端面が揃
えられる互いに高さの異なる二つ以上の電気部品のうち
装着部に確実に装着されていない電気部品の端面と、装
着部に確実に装着された電気部品の端面と、が互いに確
実にずれる。したがって、組み立てる作業員が装着部に
電気部品が確実に装着されているか否かをより確実に把
握できる。
【0056】また、位置決め手段が互いに高さの異なる
少なくとも二つの電気部品の端面を揃うように、端子金
具を位置決めする。このため、装着部に電気部品が確実
に装着されているか否かを前記作業員が確実に把握でき
るようにするために、部品点数が増加しないとともに、
構造が複雑とならない。したがって、コストの高騰を抑
制できる。
【0057】請求項2に記載の本発明は、位置決め手段
が端子金具と接触する壁である。このため、前記壁は、
互いに高さの異なる少なくとも二つの電気部品の端面を
確実に揃える。したがって、位置決め手段によって端面
が同一平面上に揃えられる互いに高さの異なる二つ以上
の電気部品のうち装着部に確実に装着されていない電気
部品の端面と、装着部に確実に装着された電気部品の端
面と、が互いに確実にずれる。したがって、組み立てる
作業員が装着部に電気部品が確実に装着されているか否
かをより一層確実に把握できる。
【0058】また、装着部に電気部品が確実に装着され
ているか否かを前記作業員が確実に把握できるようにす
るために、部品点数が増加しないとともに、構造が複雑
とならない。したがって、コストの高騰を抑制できる。
【0059】請求項3に記載の本発明は、位置決め手段
が、タブから突出しかつ端子金具と接触する突出部であ
る。このため、前記突出部は、互いに高さの異なる少な
くとも二つの電気部品の端面を確実に揃える。したがっ
て、位置決め手段によって端面が揃えられる互いに高さ
の異なる二つ以上の電気部品のうち装着部に確実に装着
されていない電気部品の端面と、装着部に確実に装着さ
れた電気部品の端面と、が互いに確実にずれる。したが
って、組み立てる作業員が装着部に電気部品がより一層
確実に装着されているか否かを確実に把握できる。
【0060】また、装着部に電気部品が確実に装着され
ているか否かを前記作業員が確実に把握できるようにす
るために、部品点数が増加しないとともに、構造が複雑
とならない。したがって、コストの高騰を抑制できる。
【0061】請求項4に記載の本発明は、高さ調整手段
が、互いに高さの異なる少なくとも二つの電気部品の端
面を揃えるように挟持端子の長さを調整している。この
ため、装着部に確実に装着されると互いに高さの異なる
少なくとも二つの電気部品の端面を揃える。したがっ
て、高さ調整手段によって端面が揃えられる互いに高さ
の異なる二つ以上の電気部品のうち装着部に確実に装着
されていない電気部品の端面と、装着部に確実に装着さ
れた電気部品の端面と、が互いに確実にずれる。したが
って、組み立てる作業員が装着部に電気部品が確実に装
着されているか否かをより確実に把握できる。
【0062】また、装着部に電気部品が確実に装着され
ているか否かを前記作業員が確実に把握できるようにす
るために、部品点数が増加しないとともに、構造が複雑
とならない。したがって、コストの高騰を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電気接続箱の要
部を示す側面図である。
【図2】図1に示された電気接続箱の要部の側断面図で
ある。
【図3】同実施形態の電気接続箱のタブと中継端子とリ
レーの端子を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる電気接続箱の
タブと中継端子とリレーの端子を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態にかかる電気接続箱の
要部の側断面図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 表ケース(ケース) 4 配線板 11 第1のリレー(電気部品) 11a 端子 12 第2のリレー(電気部品) 12a 端子 13 第3のリレー(電気部品) 13a 端子 14 ヒューズ(電気部品) 17 装着部 17a 第1の装着部(装着部) 17b 第2の装着部(装着部) 17c 第3の装着部(装着部) 17d ヒューズ装着部(装着部) 21 絶縁性の基板 22a タブ 31a,31b,31c,31d ハウジング 32 中継端子(端子金具) 32a 電気接触部 40a,40b,40c 壁(位置決め手段) 41a,41b,41c 突出部(位置決め手段) 51,52,53 頂面(端面) Ha,Hb,Hc 高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/14 H05K 7/14 B Fターム(参考) 4E360 AB12 AB31 CA02 CA08 EA03 EA27 ED27 GA29 GA35 GA53 GB93 GB94 5E348 AA02 AA07 AA31 CC06 CC08 EF04 EF16 EF26 5G361 BA01 BA04 BB01 BC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線板と、 前記配線板を収容しかつ電気部品を装着する装着部を複
    数有するケースと、を備えた電気接続箱において、 前記配線板は、絶縁性の基板と、前記基板から立設した
    導電性のタブと、を備え、 前記装着部は、前記ケースから立設した筒状のハウジン
    グと、前記ハウジング内に収容されかつ前記タブと前記
    電気部品の端子とを接続する端子金具と、を備え、 前記装着部に装着される複数の電気部品のうち互いに高
    さの異なる少なくとも二つの電気部品の前記ケースから
    離れた端面が揃うように、前記端子金具を位置決めする
    位置決め手段を備えていることを特徴とする電気接続
    箱。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段は、前記配線板の基板
    に設けられかつ前記端子金具と接触する壁であることを
    特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記端子金具は、前記タブと電気的に接
    続可能な筒状の電気接触部を備えているとともに、 前記位置決め手段は、前記タブから外方向に突出しかつ
    前記電気接触部と接触する突出部であることを特徴とす
    る請求項1記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 配線板と、 前記配線板を収容しかつ電気部品を装着する装着部を複
    数有するケースと、を備えた電気接続箱において、 前記配線板は、絶縁性の基板と、前記基板から立設しか
    つ前記電気部品の端子を挟持する導電性の挟持端子と、
    を備え、 前記装着部は、前記ケースから立設しかつ前記挟持端子
    を収容する筒状のハウジングを備え、 前記装着部に装着される複数の電気部品のうち互いに高
    さの異なる少なくとも二つの電気部品の前記ケースから
    離れた端面が揃うように、前記挟持端子の長さを調整し
    た高さ調整手段を備えていることを特徴とする電気接続
    箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767696A (zh) * 2011-03-30 2012-11-07 齐德公司 包括电源及通信连接器的便携式电灯
JP2018067479A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 第一精工株式会社 基板対基板コネクタ

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