JP2002369004A - 画像処理装置と画像出力装置と画像処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置と画像出力装置と画像処理方法及び記憶媒体

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JP2002369004A
JP2002369004A JP2001176455A JP2001176455A JP2002369004A JP 2002369004 A JP2002369004 A JP 2002369004A JP 2001176455 A JP2001176455 A JP 2001176455A JP 2001176455 A JP2001176455 A JP 2001176455A JP 2002369004 A JP2002369004 A JP 2002369004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不適切な露出状態で撮影された画像の主被写体
の明るさを、背景の階調つぶれや色相ずれを起こすこと
なく、最大限の効果で適切に補正する。 【解決手段】入力した画像データを階調補正したときに
階調つぶれが目立つ候補領域を制御領域抽出手段21で
抽出し、抽出した制御領域の情報を用いて階調補正調節
手段22で階調補正カーブを更新し、補正によって階調
つぶれが目立つ領域の情報を用いて階調補正を調節し
て、階調つぶれを起こすことなく階調補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばスキャナ
やデジタルカメラ等から入力した画像をプリンタやディ
スプレイ等に出力するときの画像処理装置と画像出力装
置と画像処理方法及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやインターネットや家庭
用プリンタの普及とともにハードディスクなどの記憶媒
体の記録容量の増大により、デジタルデータで写真画像
を扱う機会が増えている。それに伴いデジタル写真画像
データ(以下、画像データという)の入力手段としてデ
ジタルカメラやフィルムスキャナなどが一般に使用され
ている。例えばデジタルカメラには、撮影時の露出を常
に最適に保つための自動露出制御装置が設けられてい
る。この露出制御方法には種々の方法があるが、光量検
出のため画面を複数の適当な領域に分割し、各領域毎に
重み付けを行い、加重平均を取って絞りやシャッタスピ
ードなどを調節する方法が一般的である。
【0003】しかしながら、この露出制御方式はデジタ
ルカメラのメーカ毎に様々であり、撮影条件によって適
正に作動しない場合もあるため完全なものは存在しな
い。特に、主被写体の真後ろに光源が存在し、背景と主
被写体との輝度差が大きい逆光状態では、被写体に露出
があわないと背景の明るさに引っ張られて露出がマイナ
スに補正されるため、被写体が暗く写ってしまう。ま
た、夜間のストロボ撮影では、被写体にストロボ光が当
たることが前提になるため、絞りやシャッタスピードは
既定値に固定される。すなわち、ストロボと被写体の距
離が遠すぎると光が届かず、この場合も被写体は暗く写
ってしまう。
【0004】ここで露出補正とは、シーンに対して不適
切な明るさを持つ被写体を、シーンに適した明るさに調
節することを意味する。例えば露出不足で全体に暗い被
写体や、逆光で暗くなっている被写体を明るくしたり、
露出オーバな被写体を暗くしたりすることである。カメ
ラでの露出補正はレンズに入る入射光量を調節するため
に絞りやシャッタスピードを変える方法が一般的であ
る。また、プリンタやディスプレイでは入出力変換関数
(階調補正カーブ)等を用い、入力信号の明るさに対し
て出力信号の明るさを最適化するための処理等を意味す
る。この露出を補正して画像データの明るさを調節する
ことと、この発明における階調補正処理とは目的が同等
なため、以後、階調補正処理と記す。
【0005】このようなデジタル画像の撮影時における
不適切な露出状態に対応するため、画像データを自動的
に階調補正する処理方法が多数開示され、例えば特開平
7−301867号公報に示された露光量決定方法は、原稿画
像の主要部分を抽出して特徴量を算出し、算出した特徴
量から所定濃度範囲を決定し、原稿画像全体から所定濃
度範囲の画素のみを抽出して画像特徴量を決定し、決定
した画像特徴量から露光量を決定することにより、逆光
画像など背景と被写体の濃度差が大きい画像を適切に補
正するようにいる。
【0006】また、特開平10―79885号公報に示された
画像処理方法は、入力における低輝度部分に屈折指示値
を設定し、設定した屈折指示値に対する出力値として輝
度の最大値、例えば「255」から少し小さくした値、例
えば「220」を選び、この点を屈曲点とし、入力された
輝度値が屈曲指示値に達するまでは入力と出力の関係は
原点の座標と屈曲点の座標の間を結ぶ直線で表され、入
力値が屈曲点以降は入力と出力の関係は屈曲点の座標と
入出力の最大座標(255,255)の間を結ぶ直線で表される
ような変換テーブルを作成し、作成した変換テーブルを
用い入力輝度を変換して出力することにより、逆光にお
いて影になる部分を明るくするとともに明るい部分のつ
ぶれを少なくするようにしている。
【0007】また、特開2000―134467号公報に示された
画像処理方法は、対象画像を示す画像データを入力し、
この対象画像のヒストグラムを作成し、作成したヒスト
グラムに基づき対象画像が逆光画像であるか否を判定
し、この判定結果に基づき画像処理条件を設定して、逆
光シーンに適した画像処理を行うことができるようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この階調補正処理を行
う上で最も困難なのは、被写体の明るさを適切に補正し
ながら画像全体において過補正を起こさないことであ
る。すなわち、前記特開平7−301867号公報等に示すよ
うに、被写体部分のみから補正量を得ると、補正処理後
の画像において背景の階調がつぶれたり、高彩度色にお
いて階調つぶれや色相ずれが起こったりする。また、特
開平10―79885号公報に示すように、輝度情報だけで階
調補正カーブを作成し、その階調補正カーブで色処理を
行うと、輝度成分は飽和しなくても、色成分が飽和して
しまう場合があり、高彩度色の階調つぶれや色相ずれの
原因となる。また、画像全域に飽和が起こらないように
階調補正カーブを設定すると、補正が充分にかからない
場合がある。
【0009】この発明は、このような問題を解消し、不
適切な露出状態で撮影された画像の主被写体の明るさ
を、背景の階調つぶれや色相ずれを起こすことなく、最
大限の効果で適切に補正し、かつ適切な露出状態で撮影
された画像に対しては過補正をしない画像処理装置と画
像出力装置と画像処理方法及び画像処理プログラムを格
納した記録媒体を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
装置は、入力した画像データを階調補正したときに階調
つぶれが目立つ候補領域を制御領域として抽出する制御
領域抽出手段と、制御領域の情報を用いて階調補正カー
ブを更新する階調補正調節手段とを有し、補正によって
階調つぶれが目立つ領域の情報を用いて階調補正を調節
して、階調つぶれを起こすことなく階調補正を行うこと
を特徴とする。
【0011】上記階調補正調節手段は、階調補正カーブ
を用いて制御領域の画像データを階調補正処理したとき
に飽和度合いを評価する飽和判断手段と、飽和判断手段
で飽和度合いが許容されないと判定された場合に、階調
補正カーブを新たな階調補正カーブに更新する更新手段
とを有し、補正によって起こる階調つぶれを飽和度合い
を用いて算出して階調つぶれの程度を把握する。
【0012】また、飽和判断手段は、制御領域に属する
画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を
超える場合に飽和とし、飽和の目立ちやすさが許容され
るか否かを判断して、階調つぶれの程度が許容されるか
否かを判定する。
【0013】さらに、飽和判断手段は、制御領域に属す
る画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値
を超える場合に飽和とし、制御領域の面積に対する飽和
領域の面積の値を用いて算出される飽和度がある閾値以
下の場合に飽和度合いが許容されると判断したり、制御
領域に属する画素の持つ成分のうち、少なくとも一つが
ある基準値を超える場合に飽和とし、画像全領域の面積
に対す飽和領域の面積の値を用いて算出される飽和度が
ある閾値以下の場合に飽和度合いが許容されると判断し
て、階調つぶれの程度が許容されるか否かを正確に判定
する。
【0014】また、飽和判断手段は、制御領域に属する
画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を
超える場合に飽和とし、制御領域もしくは飽和領域の少
なくとも一方の集中度合いで算出される飽和度がある閾
値以下の場合に飽和度合いが許容されると判断し、階調
つぶれの程度が許容されるか否かを正確に判定する。
【0015】また、更新手段は階調補正の程度を小さく
調節して階調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新
したり、階調補正の程度を大きく調節して階調補正カー
ブを新たな階調補正カーブに更新して、補正後の画像品
質を最適化する。
【0016】また、制御領域抽出手段は、入力した画像
データにおいて明るさの範囲を少なくとも2段階以上に
区分した最明部に属する領域を制御領域として抽出し、
階調補正後の画像品質を最適化する。
【0017】さらに、制御領域抽出手段は、入力した画
像データにおいて高輝度で無彩色の領域や、エッジ及び
エッジ付近の領域や、高彩度の領域など、補正によって
階調つぶれが目立たない領域は制御領域に属さないとし
て、制御領域として不適切な領域であるとして除くこと
により、階調補正後の画像品質を最適化する。
【0018】また、階調補正調節手段は、飽和度合いが
許容されない場合に、制御領域更新手段で制御領域を更
新して、階調補正処理の高速化を図る。
【0019】また、上記階調補正処理を行う画像処理装
置を有する画像出力制御装置と、画像出力制御装置で階
調補正処理した画像データを出力する画像形成装置とで
画像出力装置を構成し、入力した画像データを画像形成
装置に応じて階調補正処理して出力し、階調つぶれのな
い画像を出力する。
【0020】この画像出力装置の画像処理装置の飽和判
断手段における飽和度合いの評価基準と飽和度合いの許
容基準とを接続された画像形成装置に応じて設定し、画
像形成装置の最も適した階調補正処理を行う。
【0021】この発明の画像処理方法は、入力した画像
データを階調補正したときに階調つぶれが目立つ候補領
域を制御領域として抽出し、抽出した制御領域の情報を
用いて階調補正カーブを更新して階調補正処理を行うこ
とを特徴とする。そして階調補正カーブを用いて制御領
域の画像データを階調補正処理した後に飽和度合いを評
価し、飽和度合いが許容されないと判定されたときに階
調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新すると良
い。
【0022】この発明の記憶媒体は、上記画像処理方法
を実行するプログラムを格納し、コンピュータで読取可
能なことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の画像出力装置の
構成を示すブロック図である。図に示すように、画像出
力装置は画像入力装置1と画像処理装置2と画像形成装
置3を有する。画像入力装置1は、例えばスキャナ4と
デジタルカメラ5あるいはビデオカメラ6などを有し、
写真などのカラー画像をマトリックス状の画素として表
した実写の画像データを画像処理装置2に出力する。画
像処理装置2は、コンピュータ7とハードディスク8と
キーボード9とCD−ROMドライブ10とフロッピデ
ィスクドライブ11とモデム12及びサーバ13を有す
る。画像形成装置3はディスプレイ14とプリンタ15
を有する。画像処理装置2のコンピュータ7はオペレー
ションシステム16と、階調補正手段17を有する画像
処理アプリケーション18と、ディスプレイドライバ1
9及びプリンタドライバ20を有する。画像処理アプリ
ケーション18はオペレーティングシステム16により
処理の実行が制御され、必要に応じてディスプレイドラ
イバ19と連携し所定の画像処理を実行する。この画像
処理アプリケーション18で画像処理を行うとき、階調
補正手段17は、RGBの階調データを入力して最適な
評価値を用いて階調補正処理を施したRGBの階調デー
タを作成し、ディスプレイドライバ19を介してディス
プレイ14に表示したり、プリンタドライバ20を介し
てプリンタ15へ出力させる。
【0024】階調補正手段17は、図2のブロック図に
示すように、制御領域抽出手段21と階調補正調節手段
22及び階調補正処理手段23を有する。制御領域抽出
手段21は、入力した画像データに対して階調補正処理
を行ったときに階調つぶれが目立つ制御領域を抽出す
る。階調補正調節手段22は、階調補正カーブ取得手段
24とデータ処理手段25と飽和判断手段26と更新手
段27を有する。階調補正カーブ取得手段24は入力し
た画像データ全体から階調補正カーブf0(x)を取得
したり、あるいは画像から人物領域などの被写体抽出を
行い、その中央値等から補正量を決めて階調補正カーブ
f0(x)を得る。ここでxは画像データの入力輝度値
である。データ処理手段25は制御領域抽出手段21で
抽出した制御領域の画像データを階調補正カーブで階調
補正処理を行う。飽和判断手段26は階調補正処理後の
画像データの階調つぶれを評価する。更新手段27は補
正量調節手段28と階調補正カーブ更新手段29を有
し、飽和判断手段26で階調つぶれが許容されないと判
定された場合、補正量調節手段28で階調補正量の調節
を行い、階調補正カーブ更新手段29で新たな階調長補
正カーブfi(x)を得る。ここでiは階調補正カーブ
の更新回数を示す。この階調補正カーブfi(x)の更
新は飽和判断手段26で階調つぶれが許容されると判断
されるまで繰り返す。階調補正処理手段23は飽和判断
手段26で階調つぶれが許容されると判定された階調補
正カーブにより入力した画像データに対してカラー画像
の階調補正処理を行う。
【0025】上記のように構成した階調補正手段17で
画像入力装置1から入力したRGBのカラー画像データ
に対して階調補正を行うときの処理を図3のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0026】入力した画像データが階調補正手段17に
送られると、まず、制御領域抽出手段21は、入力した
画像データに対して階調補正処理を行ったときに階調つ
ぶれが目立つ制御領域を抽出し、抽出した制御領域の画
像データを階調補正調節手段22に送る(ステップS
1)。
【0027】一方、階調補正調節手段22の階調補正カ
ーブ取得手段24は入力した画像データから階調補正カ
ーブf0(x)を取得する(ステップS2)。この取得
した階調補正カーブf0(x)によりデータ処理手段2
5は制御領域抽出手段21で抽出した制御領域の画像デ
ータを階調補正処理する(ステップS3)。この階調補
正カーブf0(x)を用いてRGBのカラー画像データ
の階調補正処理を行うときの処理を詳細に説明する。
【0028】入力した画像データの画素数をj=(1,
2,・・N−1,N)とし、画像データの入力輝度値を
Yin(j)、階調補正カーブf0(x)による補正後の出
力輝度値をY1(j)と定義する。入力した画像データのj
番目の画素の入力輝度値Yin(j)は、カラー画像信号
(Rin(j),Gin(j),Bin(j))を用いて下記(1)式
で表せる。 Yin(j)=0.299Rin(j)+0.587Gin(j)+0.114Bin(j)・・・(1) この入力輝度値Yin(j)に対して階調補正カーブf0
(x)による階調補正処理後の出力輝度値Y1(j)を算出
し、階調補正係数CO(j)を下記(2)式で算出する。 CO(j)=Y1(j)/Yin(j)=f0(Yin(j))/Yin(j)・・・・(2) この階調補正係数CO(j)を用いて入力カラー画像信号
(Rin(j),Gin(j),Bin(j))を下記(3)式で変換
することにより階調補正カラー信号(R1(j),G1(j),
B1(j))を得る。 (R1(j),G1(j),B1(j))=CO(j)・(Rin(j),Gin(j),Bin(j))・・・・・(3) また、入力画像信号がグレーの場合、グレーレベルYin
(j)を入力値とし、階調補正処理後の出力は、出力グレ
ーレベルY1(j)=f0(Yin(j))を得れば良い。ここで
通常の画像処理では、例えばディスプレイ14等の出力
デバイスの再現範囲0〜255を超えた場合クリッピング
を行う。すなわち0未満の値は0へ、255以上の値は強
制的に255に置き換える。これに対して、この発明の場
合は最終的な階調補正カーブを得て階調補正処理を行う
までクリッピングを行わないでおく。
【0029】この階調補正カーブf0(x)を用いてR
GBのカラー画像データの階調補正処理後の画像データ
の飽和度を飽和判断手段26で算出し、算出した飽和度
により階調つぶれを評価する(ステップS4,S5)。
例えばj番目の画素の階調補正後の色成分(R1(j),G1
(j),B1(j))のうち、少なくとも1つが出力デバイスで
あるディスプレイ14の再現範囲である0から255値を
超えた場合、j番目の画素は飽和しているとみなす。そ
して階調つぶれがあるか否かを飽和を用いて判定し、飽
和度合いを評価することによって階調つぶれが許容され
るか否かを判定する。この階調つぶれを評価する飽和度
合いは次の方法により算出する。例えばディスプレイ1
4の再現範囲を超えて飽和しているとみなす画素に対し
て平均的な超越値を算出する。すなわち、K個の飽和画
素に対して各画素ごとに飽和した色成分の最大レベルL
j(j=1,2,・・K)を求め、下記(4)式に示す
ように、最大レベルLjと再現範囲上限255との差分の平
均値Oaveを飽和度として算出する。 Oave=Σ(Lj−255)/K・・・・・(4) 但し、ΣはJ=1,2,・・・Kについてとる。また、
例えば制御領域に属すM個の画素に対してK/Mを飽和
度としたり、画像の全領域に属するN個の画素に対して
K/Nで飽和度を定義しても良い。
【0030】飽和判断手段26は算出した飽和度がある
閾値Th1以上の場合、飽和度合い、すなわち階調つぶ
れが許容されないと判断する。この閾値Th1は、K/
Mを飽和度とした場合、実験によるとTh1=0.03であ
った。また、入力画像信号がグレーの場合、階調補正後
のグレーレベルY1(j)がディスプレイ14の再現範囲を
超えた場合、j番目の画素は飽和しているとみなせばよ
い。
【0031】この飽和度合いが許容されるか否は入力し
た画像により異なり、例えば図4(a)に示すように制
御領域もしくは飽和領域40が分散している場合と、図
4(b)に示すように制御領域もしくは飽和領域40が
集中している場合とでは、成分的には同様の飽和が起こ
っていても目立ち度合いが異なる。このため制御領域も
しくは飽和領域40の分散度合いに応じて飽和度合いの
許容も異なる。そこで、飽和画素の分散度合いに応じて
飽和度合いを許容するかどうかの閾値を可変すると良
い。すなわち、飽和領域に属する画素に対し番号付けを
行い、重心位置を算出し、重心位置と各飽和画素との平
均距離を算出し、その値を用いて飽和領域の分散度合い
を判定し、この分散度合いに応じて閾値を可変する。具
体的には、図4(c)に示すように、画像データの幅と
高さを大きさ「1」に正規化し、次に、番号づけされた
K個の飽和画素40に対して重心位置C(Xc,Yc)
を下記(5)式で算出する。 Xc=(Σxj)/K Yc=(Σyj)/K・・・・・・・(5) この算出した重心位置C(Xc,Yc)から飽和画素4
0までの平均距離Raveを下記(6)式で算出する。 Rave=Σ{(xc−Xc)+(yj−Yc)}(1/2)}/K・・(6) 但し、(5),(6)式において、Σはj=1,2,・
・・Kについてとる。この平均距離Rave(<1)が大きけ
れば飽和画素40が分散していることを示しており、飽
和度合いは目立たない。そこで算出した平均距離Rave
に応じて許容範囲を判定する閾値Th1を下記(7)式
により閾値Th1(Rave)に可変する。 Th1(Rave)=Rave*α+β・・・・(7) ここでα,βは正の自然数である。この分散度合いの算
出方法は上記方法に限らず、他の標本分散を使用しても
良い。また、デジタルカメラ5などで撮影された画像デ
ータは、画像の中心領域が被写体である可能性が高く、
中心領域の重要性は大きい。そこで飽和画素の重心位置
に応じて閾値に重み付けを行っても良い。例えば、重心
位置が画像の中心部に近いほど重要領域であり、飽和は
目立つと予想されるため、閾値を低く設定すればよい。
【0032】この飽和判断手段26による飽和度合いの
評価の結果、階調つぶれが許容されないと判定された場
合、更新手段27の補正量調節手段28で階調補正量の
調節を行い(ステップS6)、この調節結果により新た
な階調長補正カーブf1(x)を階調補正カーブ更新手
段29で得る(ステップS7)。例えば階調補正カーブ
f0(x)が、図5に示すように、xを入力信号の輝度
値として、 f0(x)=255*F0(x) F0(x)=xγ 但しγ=0.4・・・・(8) と定義される場合、階調補正カーブf0(x)の調節と
更新を行い階調補正カーブf1(x)を得るために、γ
の値を0.4から0.5へと0.1だけステップし、 f1(x)=255*F1(x) F1(x)=xγ 但しγ=0.5・・・・(9) で示す新たな階調補正カーブf1(x)を得る。この階
調補正カーブの変更には、fi(x)が直線で表される
ときは、その傾きを変更するなど各種の方法がある。
【0033】この新たな階調長補正カーブf1(x)に
よりデータ処理手段25は制御領域抽出手段21で抽出
した制御領域の画像データを階調補正処理し(ステップ
S3)、階調補正処理後の画像データの階調つぶれを飽
和判断手段26で評価する(ステップS4)。この階調
補正カーブの更新と制御領域の画像データの階調補正処
理及び階調つぶれの評価を階調つぶれが許容されると判
断されるまで繰り返し、階調つぶれが許容されると判定
されると、そのときの階調補正カーブfi(x)を階調
補正処理手段23に出力し、階調補正処理手段23は入
力した階調補正カーブfi(x)により画像データの全
てに対してカラー画像の階調補正処理を行う(ステップ
S8)。
【0034】次に、入力した画像データに対して階調補
正処理を行ったときに階調つぶれが目立つ制御領域を制
御領域抽出手段21で抽出するときの処理を説明する。
制御領域抽出手段21は入力した画像データの明るさ、
例えば輝度レベルを2段階以上、例えば4段階に区分
し、階調補正によって飽和しそうな領域を制御領域の候
補すなわち制御候補領域として定義する。例えば図6
(a)に示すように逆光シーンの輝度画像41に対し
て、図7(a)に示すように、横軸に輝度レベルをと
り、縦軸にその頻度をとった輝度ヒストグラムを作成す
る。この作成した輝度ヒストグラムの輝度値に応じて例
えば4段階に区分し、次のように新しくレベル付けを行
い、新たな頻度分布H(i)、但しi=(0,1,2,3)
を作成する。元々の輝度レベルが0以上63未満のとき、
頻度H(0)でレベル0とし、元々の輝度レベルが64以上1
27未満のとき、頻度H(1)でレベル1とし、元々の輝度レ
ベルが128以上191未満のとき、頻度H(2)でレベル2と
し、元々の輝度レベルが192以上255未満のとき、頻度H
(3)でレベル3とする。この4段階に区分した後の輝度
ヒストグラムを図7(b)に示し、区分後の輝度画像4
1を図6(b)に示す。図6(b)に示すように、区分
後の輝度画像42はポスタリゼーションされて画像のコ
ントラストが明確になっている。そして例えば区分後の
最明部であるレベル3に属する領域を制御候補領域とす
ると、図6(c)に示す画像43の白抜けの部分が抽出
された制御候補領域となる。ここで明るさに対する情報
として輝度を用いたが、明度やG信号を用いても良い。
頻度分布のコントラスト調節を行った後に区分化を行っ
ても良い。
【0035】この制御候補領域から、階調補正を行って
も階調つぶれが目立たないと予測される領域を除いて制
御領域とすると良い。例えば、デジタルカメラにおい
て、光源を背景に撮影された逆光画像の場合は、高輝度
で無彩色の領域が背景として存在する。このような領域
は元々階調が少ないため、階調補正処理の結果、飽和が
起こっても目立たないので、それらを予め除去する。こ
こで高輝度、無彩色の画素は以下の式で表される。注目
画素の色成分を(Rin(j),Gin(j),Bin(j))、閾値をT
h2,Th3とすると、Rin(j)<Th2andGin(j)<
Th2andBin(j)<Th2 and|Rin(j)−Gin(j)|<Th3 and|Gin(j)−Bin(j)|<Th3 and|Bin(j)−Rin(j)|<Th3・・・・・・・(10) 上記閾値は、実験の結果、閾値Th2=220、閾値Th
3=20が適切な値であったが、この閾値Th2,Th3
はこの値にこだわらない。また、入力画像信号がグレー
の場合、高輝度で元々階調が少なく、階調補正処理の結
果、階調つぶれが目立たないと予測される領域を除去す
れば良い。
【0036】また、デジタルカメラで撮影されたデータ
はカメラ内の画像出力システムにおいてエッジ強調処理
を行うため、エッジ付近の画素は強調され、白抜け等が
起こる場合がある。これらを飽和しそうな領域だと誤判
定されないために、予め削除する必要がある。このエッ
ジ領域か否かは例えば以下の方法で判定する。
【0037】図8に示すように、注目画素の画素輝度値
をXとする。この注目画素の画素輝度値Xに対して水平
方向4近傍画素の画素輝度値をそれぞれa,b,c,d
とし、垂直方向4近傍画素をそれぞれs,t,u,vと
する。エッジを抽出するために例えば水平方向と垂直方
向に対し高域と中域の差分和をとる。 水平方向高域差分和Lhh(X)=|X−c|+|X−b| 水平方向中域差分和Lhm(X)=|X−a|+|X−d| 垂直方向高域差分和Lvh(X)=|X−t|+|X−u| 垂直方向中域差分和Lvm(X)=|X−s|+|X−v|・・・・(11) 式11では注目画素の値から上下、もしくは左右の周囲
2画素の差分和を求めている。すなわち、周辺画素に対
し注目画素の値が異なっている場合、算出値は大きくな
り、逆に、周辺画素と注目画素の値が同等の場合は算出
値は小さくなる。したがって差分和をとることで注目画
素の孤立点の度合い、すなわちエッジ部である可能性を
検討する。この差分和により評価値を算出する。水平方
向の評価値をEh(X)、垂直方向の評価値をEv(X)と
し、Eh(X)とEv(X)のうち大きい値を注目画素の評価
値E(X)とする。 Eh(X)=(Lhh(X)+Lhm(X))/2 Ev(X)=(Lvh(X)+Lvm(X))/2 E(X)=max(Eh(X),Ev(X)) ・・・・・・・(12) さらに、輝度の高い方がノイズ等を感じやすいと言う人
間の視覚特性を考慮して、注目画素の輝度値Xに応じ
て、エッジか否かの判定閾値Th4(X)を変化させる。
この判定閾値Th4(X)は実験の結果、次のように設定
すると良好な結果を得ることができた。 Th4(X)=100 (0≦X<50) Th4(X)=−(3/5)X+130 (50≦X<200) Th4(X)=10 (200≦X<255)・・・(13) そして評価値E(X)>Th4(X)の場合、注目画素はエ
ッジもしくはエッジ強調された部分であると判定して制
御領域から削除する。ここで閾値Th4(X)は(13)
式にこだわらない。また、エッジもしくはエッジ強調さ
れた部分か否かの判定方法にはこのほかにも種々考えら
れるがそれらを用いても良い。また、入力画像信号がグ
レーの場合、グレーレベルの値をXとみなし、エッジ領
域か否かを判定すればよい。
【0038】また、デジタルカメラで撮影されたデータ
は、元々被写体が高彩度な上に、カメラ内の画像出力シ
ステムにおいて彩度強調処理を行っている。このような
領域は元々階調が少ないため、階調補正処理の結果、飽
和が目立たないのでこれらを予め排除すると良い。例え
ばGの信号レベルが人間の感じる輝度に近いという視覚
特性を考慮して、G信号とそのほかの色成分との差分を
閾値Th5と比較することによって高彩色の画素か否か
を評価する。注目画素の色成分を(R1(j),G1(j),B1
(j))とすると、下記(14)式に示す条件を満たすとき
に高彩色の画素と判定して制御領域から除去する。 |Rin(j)−Gin(j)|>Th5 and|Gin(j)−Bin(j)|>Th5・・・・・(14) ここで閾値Th5は実験の結果Th5=100が適切な値
であったが、特にこの値にはこだわらない。また、高彩
度色か否かの判定方法にはこのほかにも種々考えられる
が、それらを用いても良い。
【0039】このようにして制御領域抽出手段21で抽
出された制御領域の画像データにより階調補正調節手段
22で階調つぶれが許容されないと判断された場合、階
調補正カーブfi(x)を更新するとともに制御領域を
新たに更新すると処理の高速化を実現することができ
る。この階調補正調節手段22で階調補正カーブfi
(x)を更新するとともに制御領域を新たに更新する場
合について説明する。
【0040】階調補正調節手段22には、図9のブロッ
ク図に示すように、飽和判断手段26による飽和度合い
の評価の結果、階調つぶれが許容されないと判定された
場合に制御領域抽出手段21で抽出した制御領域を新た
に取り直して制御領域を更新する制御領域更新手段30
を有する。そして入力された画像データに対して制御領
域抽出手段21より例えば図10(a)に示す第1の制
御領域51が抽出され、この第1の制御領域51の画像
データに対して階調補正カーブ取得手段24で取得した
階調補正カーブf0(x)により階調補正処理を行った
データに対して飽和判断手段26で1回目の飽和度合い
の評価が行われ、階調つぶれが許容されないと判定され
た場合、制御領域更新手段30は、図10(b)に示す
ように第1の制御領域51と飽和度合いの評価から第2
の制御領域52を得る。このとき第2の制御領域52
は、第1の制御領域51に属し、階調補正カーブf0
(x)を用いて階調補正処理を行った際に飽和しなかっ
た画素は排除する。何故なら、更新手段27において新
たに得る階調補正カーブf1(x)を用いた階調補正処
理は、階調補正カーブf0(x)を用いた場合よりも飽
和が起こりにくいように調節され、したがって階調補正
カーブf0(x)を用いて飽和しなかった領域は次から
は飽和判定を行う必要が無いためである。
【0041】その後、補正量調節手段28により補正量
が調節され、階調補正カーブ更新手段29で新たな階調
補正カーブf1(x)を得る。この階調補正カーブf1
(x)を用いて第2の制御領域52の画像データに対し
て階調補正処理を行い、飽和判断手段26で階調つぶれ
が許容されるか否を判定し、階調つぶれが許容される場
合は、階調補正カーブfi(x)の更新は行われず、階
調補正カーブf1(x)を出力し階調補正処理手段23
で全画像データに対して階調補正処理を行う。
【0042】次に、前記階調補正手段17を有する画像
出力制御装置(プリンタドライバ)を有する画像出力シ
ステムについて説明する。画像出力システムは、図11
のブロック図に示すように、複数のパソコン(PC)3
1a、31bと、各パソコン31a,31bにプリンタ
ドライバ32a,32bを介して接続さレたプリンタ15
a,15bとを有する。プリンタドライバ32a,32b
は色変換手段33と中間調処理等を実施する描画手段3
4と、描画手段34で描画された1ページ分の印刷画像
を一時的に格納しておく画像記憶手段35を有する。色
変換手段33は、図12のブロック図に示すように、階
調補正手段17と補間演算部36と色変換テーブル記憶
部37を有する。
【0043】この画像出力システムにおいて、例えばパ
ソコン31aでオペレータがプリンタ15aを選択して
出力指令を入力すると、パソコン31aは、画像を撮像
するなどして取り込まれた画像データや各種DTPソフ
トで作成したモノクロとカラーの両方の写真等の画像デ
ータをプリンタドライバ32aに送る。プリンタドライ
バ32aは送られた画像データの階調補正処理を行って
から複数の出力色成分C(シアン)、M(マゼンタ)、
Y(イエロー)、K(ブラック)への色変換処理を行い
印刷データをプリンタ15aに送る。プリンタ15aは
送られた印刷データにより画像を印刷する。
【0044】この画像データを印刷して出力するときの
プリンタドライバ32a,32bの色変換手段33にお
ける階調補正処理とRGBの画像データからCMYBの
印刷データに変換する処理を説明する。パソコン31a
からRGBの画像データがプリンタドライバ32aに送
られると、プリンタドライバ32aの制御領域抽出手段
21より第1の制御領域51が抽出され、この第1の制
御領域51の画像データに対してデータ処理手段25は
階調補正カーブ取得手段24で取得した階調補正カーブ
f0(x)により階調補正処理を行う。この階調補正処
理がされたデータに対して飽和判断手段26で1回目の
飽和度合いの評価が行われる。ここで各プリンタ15
a,15bの再現範囲が異なるため飽和の基準もプリン
タ15a,15b毎に異なる。そこで階調補正手段17
には接続されたプリンタ15aに関する飽和の基準情報
を格納した飽和基準テーブル38を有する。また、各プ
リンタ15a,15bのインク特性やこの後に行われる
中間調処理に応じて飽和度合いの基準も異なる。これに
対応するために、階調補正手段17には接続されたプリ
ンタ15aに関する飽和度合いの許容基準情報を格納し
た飽和度合許容テーブル39も有する。飽和判断手段2
6は飽和基準テーブル38と飽和度合許容基準テーブル
39に格納された情報を読みこんで階調つぶれの度合い
が許容されるか否かを判定する。階調つぶれが許容され
ないと判定された場合、制御領域更新手段30は第1の
制御領域51と飽和度合いの評価から第2の制御領域5
2を得る。その後、補正量調節手段28により補正量が
調節され、階調補正カーブ更新手段29で新たな階調補
正カーブf1(x)を得る。この階調補正カーブf1
(x)を用いて第2の制御領域52の画像データに対し
て階調補正処理を行い、飽和判断手段26で階調つぶれ
が許容されるか否を判定し、階調つぶれが許容される場
合は、階調補正カーブfi(x)の更新は行われず、階
調補正カーブf1(x)を出力し階調補正処理手段23
で全画像データに対して階調補正処理を行い、補間演算
部36に出力する。
【0045】補間演算部36は送られたRGBの画像デ
ータを、色変換テーブル記憶部37に格納された色変換
テーブルのなかから選択された色変換テーブルを参照し
てメモリマップ補間によりCMYに色変換する。このメ
モリマップ補間は、図13に示すように、RGB空間を
入力色空間とした場合、RGB空間を同種類の立体図形
に分割し、入力の座標(RGB)おける出力値Pを求め
るために、入力の座標(RGB)を含む立方体を選択
し、選択された立方体の8点の予め設定した頂点上の出
力値と立体図形の中における位置すなわち各頂点からの
距離に基づいて線形補間を実施する。ここで出力値P
は、C、M、Y値にそれぞれ相当し、補間演算に使用さ
れる入力空間上の座標(RGB)には、実際の入出力
(L*a*b*−CMY)の関係を測定して、このデータ
を使用して最小2乗法等により算出したRGB(L*a*
b*)に対するC、M、Yの値が予め設定してある。ま
た、CMY信号は、例えば下記(15)式の演算によっ
てCMYK信号に変換される。 K=α・min(C,M,Y) C1=C−β・K M1=M−β・K Y1=Y−β・K (15) なお、色変換法はこの方法だけに限らず、例えばプリン
タ15aの特性をパソコン31aが画像データのヘッダ
情報に記録して送信するようにしても良いし、プリンタ
ドライバ32をパソコン31a内部に実装する場合に
は、例えばICC(Inter Color Consortium)で標準化
されているデバイス・プロファイルを読み出して用いて
よい。
【0046】補間演算部36でメモリマップ補間されて
CMYKに変換された印刷データは描画手段34に送ら
れ中間調処理等が行われ、印刷画像が1ページ分ずつ画
像記憶手段35に一時的に格納され、この印刷画像がプ
リンタ15aで印刷される。
【0047】前記説明では階調補正手段17で入力した
画像データの階調補正処理を行った場合について説明し
たが、この階調補正手段17で実行した階調補正処理プ
ログラムを例えばフロッピディスクやハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード等の記憶媒
体に格納しておき、図14のブロック図に示すように、
CPUとRAMとROMやディスクハード等を有する演
算処理装置61と、記録媒体62に格納したプログラム
を読み取るプログラム読取装置63と、ディスプレイや
マウスやキーボード等を有するパソコン60で記憶媒体
62に格納した階調補正処理プログラムを読み取り、読
み取った階調補正処理プログラムにより、デジタルカメ
ラ5等から入力した画像データの階調補正処理を行って
も良い。
【0048】この場合、記憶媒体62に記憶されている
ブログラムコードはプログラム読取装置63で読みとっ
てハードディスクなどに格納され、この格納されたブロ
グラムコードをCPUによって実行することにより、階
調補正処理などを実現することができる。また、パソコ
ン60が読み出したブログラムコードを実行することに
より、そのブログラムコードの指示に基づき、パソコン
60上で稼動しているOS(オペレーティングシステ
ム)やデパイス・ドライパなどが実際の処理の一部また
は全部を行い、その処理によって前記機能が達成される
場合も含まれる。
【0049】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、入力し
た画像データを階調補正したときに階調つぶれが目立つ
候補領域を制御領域として抽出する制御領域抽出手段
と、制御領域の情報を用いて階調補正カーブを更新する
階調補正調節手段とを有し、補正によって階調つぶれが
目立つ領域の情報を用いて階調補正を調節することによ
り、階調つぶれを起こすことなく階調補正を行うことが
でき、良質な画像を安定して出力することができる。
【0050】また、階調補正カーブを用いて制御領域の
画像データを階調補正処理したときに飽和度合いを評価
し、飽和度合いが許容されないと判定された場合に、階
調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新することに
より、補正によって起こる階調つぶれを飽和度合いを用
いて算出して階調つぶれの程度を把握することができ
る。
【0051】また、制御領域に属する画素の持つ成分の
うち、少なくとも一つがある基準値を超える場合に飽和
とし、飽和の目立ちやすさが許容されるか否かを判断す
ることにより、階調つぶれの程度が許容されるか否かを
安定して判定することができる。
【0052】さらに、制御領域に属する画素の持つ成分
のうち、少なくとも一つがある基準値を超える場合に飽
和とし、制御領域の面積に対する飽和領域の面積の値を
用いて算出される飽和度がある閾値以下の場合に飽和度
合いが許容されると判断したり、制御領域に属する画素
の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を超え
る場合に飽和とし、画像全領域の面積に対す飽和領域の
面積の値を用いて算出される飽和度がある閾値以下の場
合に飽和度合いが許容されると判断することにより、階
調つぶれの程度が許容されるか否かを正確に判定するこ
とができる。
【0053】また、制御領域に属する画素の持つ成分の
うち、少なくとも一つがある基準値を超える場合に飽和
とし、制御領域もしくは飽和領域の少なくとも一方の集
中度合いで算出される飽和度がある閾値以下の場合に飽
和度合いが許容されると判断することにより、階調つぶ
れの程度が許容されるか否かを正確に判定することがで
きる。
【0054】また、階調補正の程度を小さく調節して階
調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新したり、階
調補正の程度を大きく調節して階調補正カーブを新たな
階調補正カーブに更新することにより、階調補正後の画
像品質を最適化することができる。
【0055】また、入力した画像データにおいて明るさ
の範囲を少なくとも2段階以上に区分した最明部に属す
る領域を制御領域として抽出することにより、階調補正
後の画像品質を最適化することができる。
【0056】さらに、入力した画像データにおいて高輝
度で無彩色の領域や、エッジ及びエッジ付近の領域や、
高彩度の領域など、補正によって階調つぶれが目立たな
い領域は制御領域に属さないとして、制御領域として不
適切な領域であるとして除くことにより、階調補正後の
画像品質を最適化することができる。
【0057】また、飽和度合いが許容されない場合に、
制御領域更新手段で制御領域を更新することにより、階
調補正処理の高速化を図ることができる。
【0058】また、上記階調補正処理を行う画像処理装
置を有する画像出力制御装置と、画像出力制御装置で階
調補正処理した画像データを出力する画像形成装置とで
画像出力装置を構成し、入力した画像データを画像形成
装置に応じて階調補正処理して出力することにより、階
調つぶれのない良質な画像を安定して出力することがで
きる。
【0059】この画像出力装置の画像処理装置の飽和判
断手段における飽和度合いの評価基準と飽和度合いの許
容基準とを接続された画像形成装置に応じて設定するこ
とにより、画像形成装置に対して最も適した階調補正処
理を行うことができる。
【0060】また、入力した画像データを階調補正した
ときに階調つぶれが目立つ候補領域を制御領域として抽
出し、抽出した制御領域の情報を用いて階調補正カーブ
を更新して階調補正処理を行うプログラムをコンピュー
タで読取可能な記録媒体に格納することにより、階調つ
ぶれを起こすことなしに良質な画像を出力する階調補正
処理プログラムを容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像出力装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】階調補正手段の構成を示すブロック図である。
【図3】階調補正処理を示すフローチャートである。
【図4】飽和度合いの許容を判定する閾値の算出を示す
説明図である。
【図5】階調補正カーブの更新を示す輝度特性図であ
る。
【図6】制御候補領域の抽出処理を示す画像図である。
【図7】制御候補領域の抽出処理を示す輝度ヒストグラ
ムである。
【図8】制御領域を抽出するときのエッジ抽出処理を示
す輝度分布図である。
【図9】制御領域更新手段を有する階調補正手段の構成
を示すブロック図である。
【図10】制御領域更新処理を示す説明図である。
【図11】画像出力システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図12】プリンタドライバの色変換手段の構成を示す
ブロック図である。
【図13】色変換処理を行うときのRGB空間を示す説
明図である。
【図14】階調補正処理プログラムを記憶媒体から読み
取り階調補正処理を行うコンピュータの構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1;画像入力装置、2;画像処理装置、3;画像形成装
置、4;スキャナ、5;デジタルカメラ、7;コンピュ
ータ、14;ディスプレイ、15;プリンタ、16;オ
ペレーションシステム、17;階調補正手段、18;画
像処理アプリケーション、21;制御領域抽出手段、2
2;階調補正調節手段、23;階調補正処理手段、2
4;階調補正カーブ取得手段、25;データ処理手段、
26;飽和判断手段、27;更新手段、28;補正量調
節手段、29;階調補正カーブ更新手段、30;制御領
域更新手段。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB07 AB11 BA09 BA16 BA18 BB02 BB03 BB05 BB38 BC03 BC11 BC15 BC19 DA03 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE09 CE11 CH07 DA08 DB02 DB06 DB09 DC16 DC22 5C077 LL04 MP01 MP08 PP15 PP32 PP33 PP47 PQ08 PQ12 PQ19 PQ20 PQ23 SS01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像データを階調補正したとき
    に階調つぶれが目立つ候補領域を制御領域として抽出す
    る制御領域抽出手段と、制御領域の情報を用いて階調補
    正カーブを更新する階調補正調節手段とを有する特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記階調補正調節手段は、階調補正カー
    ブを用いて制御領域の画像データを階調補正処理したと
    きに飽和度合いを評価する飽和判断手段と、飽和判断手
    段で飽和度合いが許容されないと判定された場合に、階
    調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新する更新手
    段とを有する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記飽和判断手段は、制御領域に属する
    画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を
    超える場合に飽和とし、飽和の目立ちやすさが許容され
    るか否かを判断する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記飽和判断手段は、制御領域に属する
    画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を
    超える場合に飽和とし、制御領域の面積に対する飽和領
    域の面積の値を用いて算出される飽和度がある閾値以下
    の場合に飽和度合いが許容されると判断する請求項2記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記飽和判断手段は、制御領域に属する
    画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を
    超える場合に飽和とし、画像全領域の面積に対す飽和領
    域の面積の値を用いて算出される飽和度がある閾値以下
    の場合に飽和度合いが許容されると判断する請求項2記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記飽和判断手段は、制御領域に属する
    画素の持つ成分のうち、少なくとも一つがある基準値を
    超える場合に飽和とし、制御領域もしくは飽和領域の少
    なくとも一方の集中度合いで算出される飽和度がある閾
    値以下の場合に飽和度合いが許容されると判断する請求
    項2記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記更新手段は階調補正の程度を小さく
    調節して階調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新
    する請求項2乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記更新手段は階調補正の程度を大きく
    調節して階調補正カーブを新たな階調補正カーブに更新
    する請求項2乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記制御領域抽出手段は、入力した画像
    データにおいて明るさの範囲を少なくとも2段階以上に
    区分した最明部に属する領域を制御領域として抽出する
    請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記制御領域抽出手段は、入力した画
    像データにおいて所定以上の輝度を有し、かつ所定以下
    の再度を有する領域は制御領域に属さないとする請求項
    9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記制御領域抽出手段は、入力した画
    像データのエッジ及びエッジ付近の領域は制御領域に属
    さないとする請求項9又は10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記制御領域抽出手段は、入力した画
    像データがカラー画像の場合、所定以上の再度成分を有
    しない領域は制御領域に属さないとする請求項9乃至1
    1記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記階調補正調節手段は、飽和度合い
    が許容されない場合に、制御領域を更新する制御領域更
    新手段を有する請求項2乃至12のいずれかに記載の画
    像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれかに記載の
    画像処理装置を有する画像出力制御装置と、画像出力制
    御装置で階調補正処理した画像データを出力する画像形
    成装置とを有することを特徴とする画像出力装置。
  15. 【請求項15】 上記画像処理装置の飽和判断手段にお
    ける飽和度合いの評価基準は、接続された画像形成装置
    に応じて設定されている請求項14記載の画像出力装
    置。
  16. 【請求項16】 上記画像処理装置の飽和判断手段にお
    ける飽和度合いの許容基準は接続された画像形成装置に
    応じて設定されている請求項15記載の画像出力装置。
  17. 【請求項17】 入力した画像データを階調補正したと
    きに階調つぶれが目立つ候補領域を制御領域として抽出
    し、抽出した制御領域の情報を用いて階調補正カーブを
    更新して階調補正処理を行うことを特徴とする画像処理
    方法。
  18. 【請求項18】 上記階調補正カーブを用いて制御領域
    の画像データを階調補正処理した後に飽和度合いを評価
    し、飽和度合いが許容されないと判定されたときに階調
    補正カーブを新たな階調補正カーブに更新する請求項1
    7記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18記載の画像処理方
    法を実行するプログラムを格納し、コンピュータで読取
    可能なことを特徴とする記憶媒体。
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