JP2002368045A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002368045A
JP2002368045A JP2001173873A JP2001173873A JP2002368045A JP 2002368045 A JP2002368045 A JP 2002368045A JP 2001173873 A JP2001173873 A JP 2001173873A JP 2001173873 A JP2001173873 A JP 2001173873A JP 2002368045 A JP2002368045 A JP 2002368045A
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lead
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semiconductor device
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Masako Sasaki
雅子 佐々木
Tomoaki Shimoishi
智明 下石
Toshio Nakamura
寿雄 中村
Seiichi Ichihara
誠一 市原
Hiroshi Kawakubo
浩 川窪
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
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    • H01L2224/45138Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード本数を減らしてパッケージサイズの縮
小化を実現することができる半導体装置およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】 メモリなどのTCPであって、所定の回
路が形成されたチップ1と、このチップ1の電極に接続
されるテープ状基板2と、チップ1の表面、およびこの
チップ1の電極とテープ状基板2のインナーリードとの
接続部分などを封止する樹脂封止材3などから構成さ
れ、テープ状基板2として、テープ基材5の表面にリー
ド6のインナーリード9、このインナーリード9につな
がるアウターリード10を形成し、このリード6にスル
ーホール8を通じて電気的に接続され、テープ基材5の
裏面にもベタパターンの配線7を形成することにより、
遠くの電源電位、グランド電位などの同一機能のリード
6をスルーホール8を介してベタパターンの配線7でま
とめることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特にTCP(Tape Carrier
Package)のパッケージサイズの縮小化に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討した技術として、TCP
の製造方法に関しては、以下のような技術が考えられ
る。たとえば、メモリTCPを搭載したモジュールは、
搭載数が増えるとメモリ容量が増えるため、容量を増加
する場合には搭載数は重要となる。この搭載数を増やす
ためには、TCPの外形を小さくする必要が生じる。現
状のテープ形状は、リードの本数により外形サイズが決
まる場合が多い。
【0003】なお、このようなTCPの製造方法に関す
る技術としては、たとえば2000年7月28日、株式
会社工業調査会発行、社団法人エレクトロニクス実装学
会編の「エレクトロニクス実装大事典」(P710な
ど)に記載される技術などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なTCPの製造方法について、本発明者が検討した結
果、以下のようなことが明らかとなった。たとえば、前
記のようなメモリTCPを搭載したモジュールにおい
て、メモリTCPを数多く搭載することを目標とする
と、TCPの外形は小さくする必要がある。そこで、T
CPの切断・成形後のチップ側から見た平面図を示す図
13を用いて検討する。
【0005】図13において、(a)のようにチップサ
イズが大きい場合、アウターリードの本数が多くてもチ
ップの中にリードが収まるため、リードの本数で外形サ
イズが決まらない。しかし、(b)のようにチップサイ
ズが小さい場合、リードの本数で外形サイズが変わって
くるため、リード数を減らす必要が生じる。TCPの場
合、隣り合った機能以外は1つのリードにまとめること
ができないため、リード数を減らすためにはチップにて
対応するしか方法がない。
【0006】そこで、本発明者は、TCPのテープ構造
に着目し、スルーホールを用いた多層配線層構造のテー
プ形状とすることで、スルーホールによって離れた位置
にある同一機能のリードをまとめてリード本数を減らす
ことが可能となることを見出した。
【0007】そこで、本発明の目的は、リード本数を減
らしてパッケージサイズの縮小化を実現することができ
る半導体装置およびその製造方法を提供するものであ
る。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0010】本発明は、前記目的を達成するために、バ
スバー機能付きテープ形状、すなわちスルーホールを用
いた多層配線層構造のテープ形状とするものである。こ
れにより、リード本数を減らしてTCPの外形サイズを
縮小することができる。
【0011】すなわち、本発明による半導体装置は、所
定の回路が形成され、表面上に電極が配置されたチップ
と、このチップの電極に接続される複数のインナーリー
ド、および各インナーリードにつながり外部端子となる
複数のアウターリードを含むテープ状基板と、チップの
表面、およびこのチップの電極とテープ状基板のインナ
ーリードとの接続部分を封止する樹脂封止材とを有する
構成において、テープ状基板を、複数のインナーリード
および複数のアウターリードのうち、第1のインナーリ
ードまたはアウターリードと、この第1のインナーリー
ドまたはアウターリードとは異なる層に形成された第1
の配線とがスルーホールを通じて接続された多層配線層
構造とするものである。
【0012】さらに、前記半導体装置において、第1の
配線は複数のインナーリードおよび複数のアウターリー
ドの機能に応じて分割されたベタパターンであり、さら
にこのベタパターンは第2のインナーリードまたはアウ
ターリードと同一の層に配置されており、またベタパタ
ーンとチップとの間に絶縁物が配置されているものであ
る。
【0013】また、本発明による半導体装置の製造方法
は、所定の回路が形成され、表面上に電極が配置された
チップと、このチップの電極に接続される複数のインナ
ーリード、および各インナーリードにつながり外部端子
となる複数のアウターリードを含み、複数のインナーリ
ードおよび複数のアウターリードのうち、第1のインナ
ーリードまたはアウターリードと、この第1のインナー
リードまたはアウターリードとは異なる層に形成された
第1の配線とがスルーホールを通じて接続された多層配
線層構造のテープ状基板とを用意し、このチップの電極
とテープ状基板のインナーリードとのインナーリードボ
ンディングを行い、チップの表面、およびこのチップの
電極とテープ状基板のインナーリードとの接続部分を樹
脂封止材により封止する、各工程を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一部材には同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の半導体装置を示す断面図、図2および図3は本実
施の形態の半導体装置の製造方法を示すフロー図、図4
は本実施の形態の半導体装置において、テープ状基板の
切断・成形前の状態を示す平面図、図5はリード部分を
詳細に示す拡大平面図である。
【0016】まず、図1により、本発明の実施の形態1
の半導体装置の構成の一例を説明する。図1は、図5の
A−A’切断線における断面図を示す。また、チップ側
から見た平面図は前述した図13(a)と同様である。
【0017】本実施の形態の半導体装置は、たとえばメ
モリなどのTCPとされ、所定の回路が形成され、表面
上に電極が配置されたチップ1と、このチップ1の電極
に接続される複数のインナーリード、および各インナー
リードにつながり外部端子となる複数のアウターリード
を含むテープ状基板2と、チップ1の表面、およびこの
チップ1の電極とテープ状基板2のインナーリードとの
接続部分などを封止する樹脂封止材3などから構成され
ている。
【0018】チップ1は、たとえばメモリなどの所定の
集積回路が内部に形成され、また表面上に複数の電極が
配置され、内部に形成された集積回路の各端子から表面
上の電極まで電気的に接続されている。このチップ1
は、たとえば中心線上に電極が1列で配置されたセンタ
パッド構造となっており、この電極上にはバンプ4が形
成される。
【0019】テープ状基板2は、たとえばポリイミドな
どのテープ基材5と、このテープ基材5の表面上に形成
された銅箔などのリード6および配線7からなる多層配
線層構造で構成されている。このテープ状基板2は、テ
ープ基材5を挟んで一方の層にリード6、他方の層に配
線7が形成され、たとえば一方の層に形成された電源電
位、グランド電位のリード6がスルーホール8を通じて
他方の層に形成されたベタパターンの配線7と電気的に
接続されている。各リード6は、チップ1の電極に接続
される複数のインナーリード9と、この各インナーリー
ド9に配線の引き回しによりつながり外部端子となる複
数のアウターリード10の部分からなる。
【0020】樹脂封止材3は、たとえばエポキシ系など
の絶縁性樹脂材料からなり、この樹脂封止材3によりチ
ップ1の表面、このチップ1の電極とテープ状基板2の
インナーリード9との接続部分、およびチップ1の側面
などが覆われるように封止される。
【0021】以上のように構成されたTCPは、チップ
1の回路の各端子から、このチップ1の表面上の電極、
テープ状基板2のインナーリード9を通じて、このイン
ナーリード9につながるアウターリード10まで電気的
に接続された構造となる。
【0022】次に、図2および図3により、図4、図5
を参照しながら、本実施の形態の半導体装置の製造方法
の一例を説明する。図2および図3において、左側の図
は製造方法の各組立工程を示すフロー図、右側の図は各
組立工程に対応する半導体装置を示す断面図である。ま
た、図4は、切断・成形前のテープ状基板の1個分を示
す。
【0023】(1)用意工程(ステップS1) この用意工程においては、チップ1、テープ状基板2、
樹脂封止材3、バンプ4を形成するための金(Au)線
などを用意する。テープ状基板2の1個分のパッケージ
に相当する部分は、たとえば図4に示すように、テープ
基材5にデバイスホール11、アウターリードホール1
2、スプロケットホール13などの複数の開口部が設け
られ、デバイスホール11の部分にはリード6のインナ
ーリード9、このインナーリード9に配線の引き回しに
よりつながるアウターリード10はアウターリードホー
ル12の部分に形成されている。さらに、アウターリー
ド10はテストパッド14まで接続されている。
【0024】このテープ状基板2は、特に図5に示すよ
うに、テープ基材5を挟んで一方の層、すなわち表面に
リード6、他方の層、すなわち裏面には配線7が形成さ
れている。この配線7は、リード6の機能に応じて分割
された電源電位(Vcc)、グランド電位(Vss)の
ベタパターンからなり、デバイスホール11の両側に配
置されている。たとえば、図5において、右側に電源電
位のベタパターンの配線7が配置され、左側にグランド
電位のベタパターンの配線7が配置されている。これら
の電源電位、グランド電位のベタパターンの配線7は、
スルーホール8を通じて異なる層のリード6のインナー
リード9のみ、あるいはインナーリード9とアウターリ
ード10の両方に電気的に接続されている。
【0025】(2)バンプ形成工程(ステップS2) このバンプ形成工程においては、チップ1の電極上に、
それぞれ金線を用いてバンプ4を形成する。
【0026】(3)インナーリードボンディング工程
(ステップS3) このインナーリードボンディング工程においては、チッ
プ1の電極上のバンプ4と、テープ状基板2のリード6
のインナーリード9とを、それぞれボンディングツール
を用いてボンディングを行う。
【0027】(4)樹脂封止工程(ステップS4) この樹脂封止工程においては、チップ1の電極、このチ
ップ1の電極上のバンプ4とテープ状基板2のリード6
のインナーリード9との接合部分、チップ1の側面を覆
うように樹脂封止材3を供給し、この電気的な露出部分
を封止する。
【0028】ここで、バンプ形成工程からインナーリー
ドボンディング工程を経て樹脂封止工程までを行うこと
でTCPの製造工程が終了し、以降は実装基板などへの
実装のために切断工程、成形工程などが行われる。
【0029】(5)切断工程(ステップS5) この切断工程においては、チップ1の電極上のバンプ4
とテープ状基板2のリード6のインナーリード9とのボ
ンディングが終了し、接合部分などが樹脂封止材3によ
り封止されたパッケージのアウターリード10を、所定
の長さをとって切断する。
【0030】(6)成形工程(ステップS6) この成形工程においては、所定の長さで切断されたアウ
ターリード10を、たとえばガルウイング状(L字状)
に成形する。この成形部分が半導体装置の外部端子とな
り、2方向にアウターリードがガルウイング状に形成さ
れたTSOPと同じような構造の半導体装置が完成す
る。この完成した半導体装置は、たとえば複数個が実装
基板に実装されて、メモリTCPを搭載したメモリモジ
ュールなどとして用いられる。
【0031】従って、本実施の形態の半導体装置によれ
ば、テープ状基板2として、テープ基材5の表面にリー
ド6、すなわちインナーリード9、このインナーリード
9に配線の引き回しによりつながるアウターリード10
を形成し、このリード6にスルーホール8を通じて電気
的に接続され、テープ基材5の裏面にもベタパターンの
配線7を形成することにより、遠くの電源電位、グラン
ド電位などの同一機能のリード6をスルーホール8を介
してベタパターンの配線7でまとめることができる。こ
れに対して、たとえば従来のテープ状基板では、テープ
基材の表面にリードが形成され、配線の引き回しが行わ
れているために、隣り合った同一機能はリードをまとめ
ることができるが、離れている同一機能は3次元で引き
回すことができないため、リードをまとめることができ
なかった。
【0032】この結果、本実施の形態によれば、半導体
装置のリード6のアウターリード10の本数を減らすこ
とが可能になるため、外形サイズを小さくすることがで
きる。また、外形サイズが小さくなると、チップ1から
テープ状基板2のはみ出し量が減るため、平坦度を確保
することができる。さらに、電源電位、グランド電位の
リード6をそれぞれ同電位にすることができるため、電
気特性を向上させることも可能となる。また、半導体装
置の外形サイズを小さくすることが可能になるため、モ
ジュールへの搭載数も増やすことができ、メモリTCP
を使用したモジュールに搭載する場合も有利になる。
【0033】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2の半導体装置を示す断面図、図7は本実施の形態の
半導体装置において、テープ状基板の切断・成形前のリ
ード部分を詳細に示す拡大平面図である。図6は、図7
のB−B’切断線における断面図を示す。
【0034】本実施の形態の半導体装置は、前記実施の
形態1と同様に、たとえばメモリなどのTCPとされ、
前記実施の形態1との相違点は、テープ状基板の電源電
位、グランド電位のベタパターンの配線をデバイスホー
ルの両側にそれぞれ配置するようにした点である。
【0035】すなわち、本実施の形態の半導体装置は、
たとえば図6に一例を示すように、チップ1、テープ状
基板2a、樹脂封止材3などから構成されている。テー
プ状基板2aは、特に図7に一例を示すように、テープ
基材5aを挟んで一方の層(表面)にリード6a、他方
の層(裏面)には配線7aが形成されている。この配線
7aは、リード6aの機能に応じて分割された電源電位
(Vcc)、グランド電位(Vss)のベタパターンか
らなり、たとえば図7において、デバイスホール11の
右側の上方向に電源電位、下方向にグランド電位のベタ
パターンが分割されて配置され、左側の右方向に電源電
位、左方向にグランド電位のベタパターンが分割されて
配置されている。これらの電源電位、グランド電位のベ
タパターンの配線7aは、スルーホール8aを通じて異
なる層のリード6aのインナーリード9aのみ、あるい
はインナーリード9aとアウターリード10aの両方に
電気的に接続されている。
【0036】従って、本実施の形態の半導体装置におい
ても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることがで
き、特に本実施の形態においては、デバイスホール11
の両側に電源電位、グランド電位の配線7aを形成する
ことにより、半導体装置のリード6aのアウターリード
10aの本数をさらに減らすことができるので、より一
層、外形サイズを小さくすることが可能となる。
【0037】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3の半導体装置を示す断面図、図9は本実施の形態の
半導体装置において、テープ状基板の切断・成形前のリ
ード部分を詳細に示す拡大平面図である。図8は、図9
のC−C’切断線における断面図を示す。
【0038】本実施の形態の半導体装置は、前記実施の
形態1と同様に、たとえばメモリなどのTCPとされ、
前記実施の形態1との相違点は、テープ状基板のベタパ
ターンの配線をインナーリードまたはアウターリードと
同一の層に配置するようにした点である。
【0039】すなわち、本実施の形態の半導体装置は、
たとえば図8に一例を示すように、チップ1、テープ状
基板2b、樹脂封止材3などから構成されている。テー
プ状基板2bは、特に図9に一例を示すように、テープ
基材5bを挟んで一方の層(表面)にリード6b、他方
の層(裏面)には配線7bの他に、リード6bのインナ
ーリード9bの一部が形成されている。この配線7b
は、リード6bの機能に応じて分割された電源電位(V
cc)、グランド電位(Vss)のベタパターンからな
り、たとえば図9において、デバイスホール11の右側
に電源電位、左側にグランド電位のベタパターンが分割
されて配置されている。これらの電源電位、グランド電
位のベタパターンの配線7bは、同じ層のリード6bの
インナーリード9bに電気的に接続されたり、スルーホ
ール8bを通じて異なる層のリード6bのインナーリー
ド9bとアウターリード10bの両方、あるいはインナ
ーリード9bのみに電気的に接続されている。
【0040】従って、本実施の形態の半導体装置におい
ても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることがで
き、特に本実施の形態においては、テープ状基板2bと
して、テープ基材5bの表面にリード6b、裏面には配
線7bの他にインナーリード9bの一部を形成すること
により、半導体装置のリード6bのアウターリード10
bの本数をさらに減らすことができるので、より一層、
外形サイズを小さくすることが可能となる。
【0041】(実施の形態4)図10は本発明の実施の
形態4の半導体装置を示す断面図である。なお、本実施
の形態の半導体装置において、テープ状基板の切断・成
形前のリード部分を詳細に示す拡大平面図は前記実施の
形態1の図5と同様である。
【0042】本実施の形態の半導体装置は、前記実施の
形態1と同様に、たとえばメモリなどのTCPとされ、
前記実施の形態1との相違点は、テープ状基板のベタパ
ターンの配線とチップとの間に絶縁物を配置するように
した点である。
【0043】すなわち、本実施の形態の半導体装置は、
たとえば図10に一例を示すように、チップ1a、テー
プ状基板2、樹脂封止材3などから構成され、特にチッ
プ1aの表面に電極を除いてレジストなどの絶縁物21
が配置されている。
【0044】従って、本実施の形態の半導体装置におい
ても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることがで
き、特に本実施の形態においては、チップ1aの表面に
絶縁物21を配置することにより、テープ状基板2のベ
タパターンの配線7とチップ1aとの間の絶縁性を向上
させることが可能となる。
【0045】(実施の形態5)図11は本発明の実施の
形態5の半導体装置を示す断面図である。なお、本実施
の形態の半導体装置において、テープ状基板の切断・成
形前のリード部分を詳細に示す拡大平面図は前記実施の
形態1の図5と同様である。
【0046】本実施の形態の半導体装置は、前記実施の
形態1と同様に、たとえばメモリなどのTCPとされ、
前記実施の形態1との相違点は、テープ状基板のテープ
基材を2層構造にして、1層を絶縁層として機能させる
ようにした点である。
【0047】すなわち、本実施の形態の半導体装置は、
たとえば図11に一例を示すように、チップ1、テープ
状基板2c、樹脂封止材3などから構成され、特にテー
プ状基板2cのテープ基材5cが2層、配線層が2層の
4層構造からなり、1層目にリード6c、2層目にテー
プ基材5c、3層目にベタパターンの配線7c、4層目
に絶縁物としてのテープ基材5cがそれぞれ積層されて
形成されている。また、ベタパターンの配線7cと、ス
ルーホール8cを通じて接続されるリード6cのインナ
ーリード9c、アウターリード10cなどの電気的な接
続は前記実施の形態1と同様である。
【0048】従って、本実施の形態の半導体装置におい
ても、前記実施の形態1と同様の効果を得ることがで
き、またテープ状基板2cの裏面にテープ基材5cを配
置することにより、前記実施の形態4と同様に、テープ
状基板2cのベタパターンの配線7cとチップ1との間
の絶縁性を向上させることが可能となる。
【0049】(実施の形態6)図12は本発明の実施の
形態6の半導体装置を示す断面図である。なお、本実施
の形態の半導体装置において、テープ状基板の切断・成
形前のリード部分を詳細に示す拡大平面図は前記実施の
形態3の図9と同様である。
【0050】本実施の形態の半導体装置は、前記実施の
形態1および3と同様に、たとえばメモリなどのTCP
とされ、前記実施の形態3との相違点は、テープ状基板
のテープ基材を2層構造にして、1層を絶縁層として機
能させるようにした点である。
【0051】すなわち、本実施の形態の半導体装置は、
たとえば図12に一例を示すように、チップ1、テープ
状基板2d、樹脂封止材3などから構成され、特にテー
プ状基板2dのテープ基材5dが2層、配線層が2層の
4層構造からなり、1層目にリード6d、2層目にテー
プ基材5d、3層目にベタパターンの配線7dとリード
6dの一部のインナーリード9d、4層目に絶縁物とし
てのテープ基材5dがそれぞれ積層されて形成されてい
る。また、ベタパターンの配線7dと、スルーホール8
dを通じて接続されるリード6dのインナーリード9
d、アウターリード10dなどの電気的な接続は前記実
施の形態3と同様である。
【0052】従って、本実施の形態の半導体装置におい
ても、前記実施の形態1および3と同様の効果を得るこ
とができ、またテープ状基板2dの裏面にテープ基材5
dを配置することにより、前記実施の形態4と同様に、
テープ状基板2dのベタパターンの配線7d、リード6
dの一部のインナーリード9dとチップ1との間の絶縁
性を向上させることが可能となる。
【0053】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0054】たとえば、前記実施の形態においては、メ
モリのTCPに適用した場合について説明したが、ロジ
ック、プロセッサなどのTCPや、さらにテープCSP
(Chip Size Package)などにも応用
することができ、特に外部端子数の増加に対して外形サ
イズの縮小化が望まれるパッケージ全般に広くて適用す
ることができる。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0056】(1)テープ状基板にスルーホール構造を
用いることで、離れた位置にある同一機能のリードをま
とめることができるので、リードの本数を減らすことが
可能となる。よって、リード本数を減らすことができる
ので、半導体装置の外形サイズを縮小することが可能と
なる。
【0057】(2)外形サイズを小さくすることができ
るので、チップからテープ状基板のはみ出し量を減らす
ことができ、この結果、半導体装置の平坦度を確保する
ことが可能となる。
【0058】(3)電源電位、グランド電位のリードを
それぞれ同電位にすることができるので、半導体装置の
電気特性を向上させることが可能となる。
【0059】(4)半導体装置の外形サイズを小さくす
ることができるので、メモリTCPを使用したモジュー
ルなどへの搭載数も増加することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半導体装置を示す断面
図である。
【図2】本発明の実施の形態1の半導体装置の製造方法
を示すフロー図である。
【図3】本発明の実施の形態1において、図2に続く半
導体装置の製造方法を示すフロー図である。
【図4】本発明の実施の形態1において、テープ状基板
の切断・成形前の状態を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態1において、リード部分を
詳細に示す拡大平面図である。
【図6】本発明の実施の形態2の半導体装置を示す断面
図である。
【図7】本発明の実施の形態2の半導体装置において、
テープ状基板の切断・成形前のリード部分を詳細に示す
拡大平面図である。
【図8】本発明の実施の形態3の半導体装置を示す断面
図である。
【図9】本発明の実施の形態3の半導体装置において、
テープ状基板の切断・成形前のリード部分を詳細に示す
拡大平面図である。
【図10】本発明の実施の形態4の半導体装置を示す断
面図である。
【図11】本発明の実施の形態5の半導体装置を示す断
面図である。
【図12】本発明の実施の形態6の半導体装置を示す断
面図である。
【図13】(a),(b)は本発明の前提として検討し
た半導体装置において、チップサイズとリード位置比較
を説明するための、テープ状基板の切断・成形後の状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1a チップ 2,2a,2b,2c,2d テープ状基板 3 樹脂封止材 4 バンプ 5,5a,5b,5c,5d テープ基材 6,6a,6b,6c,6d リード 7,7a,7b,7c,7d 配線 8,8a,8b,8c,8d スルーホール 9,9a,9b,9c,9d インナーリード 10,10a,10b,10c,10d アウターリー
ド 11 デバイスホール 12 アウターリードホール 13 スプロケットホール 14 テストパッド 21 絶縁物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下石 智明 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 中村 寿雄 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 市原 誠一 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 川窪 浩 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5F044 MM04 MM25 NN02 NN03 RR18 RR19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回路が形成され、表面上に電極が
    配置されたチップと、 前記チップの電極に接続される複数のインナーリード、
    および各インナーリードにつながり外部端子となる複数
    のアウターリードを含み、前記複数のインナーリードお
    よび前記複数のアウターリードのうち、第1のインナー
    リードまたはアウターリードと、この第1のインナーリ
    ードまたはアウターリードとは異なる層に形成された第
    1の配線とがスルーホールを通じて接続された多層配線
    層構造のテープ状基板と、 前記チップの表面、およびこのチップの電極と前記テー
    プ状基板のインナーリードとの接続部分を封止する樹脂
    封止材と、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記第1の配線は、前記複数のインナーリードおよび前
    記複数のアウターリードの機能に応じて分割されたベタ
    パターンであることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 前記ベタパターンは、前記複数のインナーリードおよび
    前記複数のアウターリードのうち、第2のインナーリー
    ドまたはアウターリードと同一の層に配置されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の半導体装置において、 前記ベタパターンと前記チップとの間に絶縁物が配置さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 所定の回路が形成され、表面上に電極が
    配置されたチップと、前記チップの電極に接続される複
    数のインナーリード、および各インナーリードにつなが
    り外部端子となる複数のアウターリードを含み、前記複
    数のインナーリードおよび前記複数のアウターリードの
    うち、第1のインナーリードまたはアウターリードと、
    この第1のインナーリードまたはアウターリードとは異
    なる層に形成された第1の配線とがスルーホールを通じ
    て接続された多層配線層構造のテープ状基板とを用意す
    る工程と、 前記チップの電極と前記テープ状基板のインナーリード
    とのインナーリードボンディングを行う工程と、 前記チップの表面、およびこのチップの電極と前記テー
    プ状基板のインナーリードとの接続部分を樹脂封止材に
    より封止する工程と、を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100598032B1 (ko) * 2003-12-03 2006-07-07 삼성전자주식회사 테이프 배선 기판, 그를 이용한 반도체 칩 패키지 및 그를이용한 디스플레이패널 어셈블리

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100598032B1 (ko) * 2003-12-03 2006-07-07 삼성전자주식회사 테이프 배선 기판, 그를 이용한 반도체 칩 패키지 및 그를이용한 디스플레이패널 어셈블리

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