JP2002367479A - 押釦スイッチ機構 - Google Patents

押釦スイッチ機構

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JP2002367479A
JP2002367479A JP2001175448A JP2001175448A JP2002367479A JP 2002367479 A JP2002367479 A JP 2002367479A JP 2001175448 A JP2001175448 A JP 2001175448A JP 2001175448 A JP2001175448 A JP 2001175448A JP 2002367479 A JP2002367479 A JP 2002367479A
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pressing member
reversing plate
plate
switch
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Application number
JP2001175448A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Shimada
島田  勉
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえ押圧部材の押圧部がクリック板等の反
転板上を横滑りしながら押圧するような場合であっても
良好なクリック感覚が得られる押釦スイッチ機構を提供
する。 【解決手段】 スイッチ接点121の上に反転板130
を設置し、反転板130の上に押圧部145を設けた押
圧部材140を設置する。反転板130と押圧部145
の間に補助押圧部材100を介在する。補助押圧部材1
00の上面を押圧部145の下面が当接して補助押圧部
材100を押圧しながら横滑りする押圧摺動面109と
し、一方補助押圧部材100の下面に反転板130の押
圧しようとする中央部分に当接する反転板押圧部107
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キートップ等の押
圧部材によってスイッチ接点をオンオフする構造の押釦
スイッチ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチ接点上にドーム形状の可
動接点板やクリック板を載せ、その上に設置した押圧部
材によって可動接点板(又はクリック板)を押圧するこ
とでこれを反転してスイッチ接点をオンする構造の押釦
スイッチ機構がある。図7はこの種の押釦スイッチ機構
の概略側断面図である。同図に示すスイッチ機構は、基
台310上にフレキシブルシート製のスイッチ基板32
0を取り付け、スイッチ基板320に設けたスイッチ接
点321の上に金属板をドーム状に形成したクリック板
330を取り付け、さらにその上にモールド樹脂製の押
圧部材(この例ではキートップ)340を設置して構成
されている。なお押圧部材340は基台310上に取り
付けられる基部341から延ばしたヒンジ343の先端
に取り付けられている。また押圧部材340の上から
は、これを覆うようにケース350が取り付けられてい
る。
【0003】そして押圧部材340を矢印a方向(即ち
スイッチ基板320の面に対して略垂直方向)に押圧す
ると、押圧部材340の押圧部345がクリック板33
0の中央を真下に押圧してこれを反転し、その真下にあ
るスイッチ接点321をオンする。押圧部材340への
押圧を解除すればクリック板330の弾発復帰力によっ
て押圧部材340は元の位置に自動復帰し、同時にスイ
ッチ接点321はオフする。
【0004】しかしながら上記押圧部材340のよう
に、押圧部材340をケース350の湾曲面から露出し
て設置し、且つクリック板330を図示の位置に設置し
ているような場合であって、押圧部材340を矢印b方
向から押圧した場合は、押圧部345の下端はクリック
板330の中央から矢印cで示すように横滑りしながら
下降する。このためクリック板330が押圧部345に
よって押圧される位置は中央からずれ、これによってク
リック板330の反転時にクリック感覚が生じなくなる
(又はクリック感覚が不完全になる)という問題点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、たとえ押圧部材の
押圧部がクリック板等の反転板を横滑りしながら押圧す
るような場合であっても良好なクリック感覚が得られる
押釦スイッチ機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、スイッチ接点の上に、押圧することで反転
して下降し前記スイッチ接点をオンする構造の反転板を
設置し、さらに前記反転板の上に反転板を押圧する押圧
部を設けた押圧部材を設置してなる構造の押釦スイッチ
機構において、前記反転板と押圧部の間に、押圧部に押
圧されることで反転板の所定部分を押圧する補助押圧部
材を介在し、且つこの補助押圧部材は、その上面が前記
押圧部材の押圧部が当接して押圧しながら横滑りする押
圧摺動面とされると共に、補助押圧部材の反転板を押圧
する部分に反転板押圧部を設けて構成されていることを
特徴とする。
【0007】また本発明は、前記反転板押圧部が、補助
押圧部材の反転板を押圧しようとする部分の下面及び/
又は上面に設けられていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
にかかる押釦スイッチ機構の概略側断面図である。同図
に示すようにこの押釦スイッチ機構は、基台110上に
フレキシブルシート製のスイッチ基板120を取り付
け、スイッチ基板120に設けたスイッチ接点121の
上に金属板をドーム形状に形成した反転板(この実施形
態ではクリック板である)130を取り付け、その上に
モールド樹脂製の押圧部材140を設置し、さらにその
上にケース160を被せ、さらに本発明においては前記
反転板130と押圧部145の間に補助押圧部材100
を介在して構成されている。以下各部材について説明す
る。
【0009】ここで図2はスイッチ基板120と補助押
圧部材100を形成するフレキシブルシートの展開平面
図である。同図に示すようにこのフレキシブルシートに
は、スイッチ基板120になる第一,第二基板部12
3,125と、第一基板部123の外周辺に接続される
補助押圧部材形成体101とを設けている。第一,第二
基板部123,125の下面にはそれぞれ接点パターン
124,126が形成され、第一基板部123の上面の
接点パターン124に対向する位置には反転板130が
取り付けられている。一方補助押圧部材形成体101は
その中央の補助押圧部材100の周囲を略コ字状に切り
抜くとともにこの補助押圧部材100をヒンジ部103
によってその外周の枠部105に接続し、また補助押圧
部材100の上面中央に小突起状に突出する反転板押圧
部107を設けて構成されている。この反転板押圧部1
07は、補助押圧部材100を構成するフレキシブルシ
ート上に印刷層を印刷することや、樹脂を塗布すること
によって形成される。そして第二基板部125を第一基
板部123の下側に折り曲げて重ね、補助押圧部材形成
体101を第一基板部123の上側に折り曲げて重ねれ
ば、図1に示すように2つの接点パターン124,12
6が対向してなるスイッチ接点121が形成されると同
時に、反転板130の上面中央に反転板押圧部107が
設置される。なお図1に示す135は2つの接点パター
ン124,126間に隙間を形成するためのスペーサ層
である。
【0010】次に図3は押圧部材140を設けた押圧部
材成形体141の平面図である。同図及び図1に示すよ
うに押圧部材成形体141は基台110上に取り付けら
れる基部143の側面から延ばしたヒンジ144の先端
に押圧部材140を一体成形して構成されている。押圧
部材140の下面からは押圧部145を突出している。
押圧部145の突出方向はスイッチ接点121の面に対
して垂直で、その下面は平面となっている。また押圧部
材140の表面(押圧面)147はケース160の曲面
と略一致するようにスイッチ接点121の面に対して斜
めに傾斜する傾斜面となっている。一方ヒンジ144は
基部143に接続する位置を押圧部材140に接続する
位置よりも高くすることで(さらに具体的には途中に二
ヶ所の逆方向に略直角に屈曲する屈曲部を設けること
で)、その表面147の何れの場所を押圧しても押圧部
材140がヒンジ144の基部143に接続した部分を
ほぼ中心にして揺動するようにしている。
【0011】またケース160は図1に示すようにその
湾曲面に穴161を設けて押圧部材140の上部を露出
している。
【0012】以上のように構成された押釦スイッチ機構
において、押圧部材140を矢印A方向(スイッチ基板
120の面に対して略垂直方向、即ちスイッチ接点12
1の押圧方向)に押圧すると、押圧部材140の押圧部
145が補助押圧部材100を略真下方向に押圧してそ
の反転板押圧部107が反転板130の上面中央をほぼ
真下方向に押圧してこれを反転し、スイッチ接点121
をオンする。押圧部材140の押圧を解除すれば反転板
130の弾発復帰力によって押圧部材140は元の位置
に自動復帰し、同時にスイッチ接点121はオフする。
【0013】一方押圧部材140を矢印B方向(即ちス
イッチ基板120の面に対して斜め方向、即ちスイッチ
接点121の押圧方向に斜めな方向)に押圧すると、押
圧部材140の押圧部145の下端は矢印Cで示すよう
なスイッチ接点121の押圧方向に斜めな方向に向かっ
て移動するため、補助押圧部材100の上面を横滑りし
ながら下降する。このとき補助押圧部材100の上面は
滑らかな押圧摺動面109となっているので押圧部14
5の下端はこの押圧摺動面109上を摺動しながら下降
するが、補助押圧部材100自体は横滑りしないで下降
するのみなので、その反転板押圧部107は反転板13
0の上面中央をそのままほぼ真下方向に押圧してこれを
反転し、その真下にあるスイッチ接点121をオンす
る。このように本発明によればたとえ押圧部材140の
押圧部145が横滑りしながら下降しても、反転板13
0の中央を確実に押圧できるので、常に正常で良好なク
リック感覚が得られる。一方押圧部材140の押圧を解
除すれば反転板130の弾発復帰力によって押圧部材1
40は元の位置に好適なクリック感覚を生じながら自動
復帰し、同時にスイッチ接点121はオフする。
【0014】図4は本発明にかかるスイッチ機構を多方
向押圧型スイッチに適用した実施形態の分解斜視図、図
5はその概略断面図(図4のA−A断面部分)である。
図4に示すようにこの多方向押圧型スイッチは、スイッ
チ基板210上に、反転板230と、補助押圧部材23
5と、押圧部材250と、蓋270と、つまみ280と
を取り付けて構成されている。以下各構成部品について
説明する。
【0015】スイッチ基板210は複数の金属端子板2
20−1〜6をモールド樹脂製のケース211の底面上
に露出するように一体成形して構成されている。ここで
図6は金属端子板220−1〜6のみを示す斜視図であ
る。同図に示すように金属端子板220−1〜6はそれ
ぞれ独立しており、各金属端子板220−1〜1,2,
3,4,6の先端にはそれぞれ上方向に突出するスイッ
チ接点221を設け、また1枚の金属端子板220−5
は前記各金属端子板220−1〜1,2,3,4,6の
先端側部分を囲んでスイッチ基板210の表面全体を覆
う形状に形成されている。金属端子板220−5は共通
端子用の板であり、その表面の複数位置には反転板23
0の外周部分を載せるための小突起223が設けられて
いる。また金属端子板220−2の一箇所と金属端子板
220−5の三箇所には貫通する小孔225が設けられ
ている。そしてこれら金属端子板220−1〜6の底面
と外周を囲むようにモールド樹脂製のケース211を成
形すれば、図4に示すスイッチ基板210が完成する。
スイッチ基板210の表面からは前記金属板220−
2,20−5に設けた小孔225を貫通する4つの支持
棒213が突出している。ケース211の側壁の外側に
は縦方向に伸びるガイド溝217,217が設けられて
いる。ガイド溝217,217の内側にも溝229,2
29が設けられている。
【0016】反転板230はこの実施形態では可動接点
板であり、弾性金属板をドーム形状に形成して構成され
ており、その上面を押圧すると下方向に反転してクリッ
ク感覚を生じながらその中央が下降するものである。
【0017】補助押圧部材235は薄い合成樹脂製のフ
レキシブルシートで構成されており、その外形はケース
211内部に挿入されてこれを覆う形状に形成され、ま
た前記スイッチ基板210の4つの支持棒213に対向
する位置に開口237を設けて構成されている。そして
補助押圧部材235の下面の前記各反転板230の中央
に対向する位置には、反転板押圧部240が突出して設
けられている。
【0018】次に押圧部材250は合成樹脂を略円板状
に一体成形して構成されており、その中央には基部25
1が設けられている。基部251は略円筒状であって中
央に下記するつまみ280の押圧部281を上下動自在
に貫通する貫通孔253を設け、またその上部の外周側
面は略球面状に湾曲する湾曲面255となっている。
【0019】一方図5に示すように押圧部材250の下
面の基部251よりも外側の位置にはリング状に等間隔
に4つの押圧部257が設けられている(図2では2つ
のみ示す)。各押圧部257の中央の貫通孔253から
の距離は同一である。また押圧部材250の外周近傍の
上面からは等間隔に4つの爪259が突出して設けられ
ている。また各爪259と基部251の間の面には切り
欠き孔261が設けられている。またその外周から2つ
の係合部263,263が突出している。
【0020】蓋270は金属板を前記スイッチ基板21
0の上面を覆う形状に加工して構成されており、その中
央には開口273が設けられ、開口273の周囲は上方
向にテーパ状に突出するように折り曲げることでそのテ
ーパ面の下面を基部支持面275としている。一方蓋2
70の前記押圧部材250の爪259に対向する位置
(四箇所)には、爪259を挿通する凹状の挿通部27
7が設けられている。また開口273の周囲の前記各小
突起227に対向する位置には、係止孔279が設けら
れている。また蓋270の対向する一対の外周辺からは
下方向に向かって折り曲げられるガイド突起278,2
78が設けられている。
【0021】つまみ280は合成樹脂を略円板状に一体
成形して構成されており、その上面を人が指等を触れて
操作する操作面282とし、且つ図5に示すようにその
下面中央から下方向に向かって柱状の押圧部281を突
出している。またつまみ280の外周下面の前記押圧部
材250の各爪259に対向する位置には、それぞれ爪
係合部283が設けられている。
【0022】そしてまずスイッチ基板210の内部に五
枚の反転板230を収納する。このとき各反転板230
の外周辺は何れも金属端子板220−5に設けた小突起
223上に載り、従ってこれら外周辺が他の金属板22
0−1,2,3,4,6に触れることはない。なおこの
とき各反転板230の中央は、各スイッチ接点221の
真上に所定距離離間して対向している。
【0023】次に反転板30の上面に補助押圧部材23
5を載せる。このとき各反転板押圧部240は反転板2
30の上面中央に当接する。
【0024】次にその上に押圧部材250を載せ、その
上に蓋270を被せる。その際スイッチ基板210の各
支持棒213を押圧部材250の切り欠き孔261に挿
入し、その先端を蓋270の係止孔279に挿入して熱
カシメする。このときガイド突起278,278はスイ
ッチ基板210のガイド溝217,217に挿入され
る。また押圧部材250の係合部263,263はスイ
ッチ基板210の溝229,229に係合し、押圧部材
250の回転を防止している。
【0025】そして蓋270の上につまみ280を載せ
てつまみ280の押圧部281を蓋270の開口273
を介して押圧部材250の貫通孔253に挿入し、同時
につまみ280の各爪係合部283に押圧部材250の
各爪259を係合する(爪259と爪係合部283によ
ってスナップイン構造が構成される)。このとき押圧部
281の下面と各押圧部257の下面はそれぞれ反転板
230上の補助押圧部材235上に当接又は接近してい
る。これによって図5に示す多方向押圧型スイッチが完
成する。
【0026】そして図5においてつまみ280の中央を
押圧すると、押圧部材250は図示の状態のまま、つま
み280だけが下降して押圧部281が中央の反転板2
30を押圧してこれを反転し、反転板230の中央が金
属端子板220−2のスイッチ接点221に触れて金属
板220−2と金属板220−5間をオンする。
【0027】次に図5に示すつまみ280の左側部分の
上面を押圧すれば、つまみ280の押圧部281には基
部251と一体に回転しようとする力が加わり、結局押
圧部281は貫通孔253内を直線状に移動せず、つま
み280と押圧部材250は一体に回動し、押圧した部
分の真下近傍の押圧部257がこれに対向する反転板2
30を押圧・反転して反転板230の中央がその真下の
スイッチ接点221に当接して金属端子板220−4と
金属端子板220−5間がオンする。このとき押圧部2
57は反転板230の真上の位置から少し横滑りしてズ
レながら下降するが、補助押圧部材235の上面は滑ら
かな面(押圧摺動面)となっているので押圧部257は
この押圧摺動面上を少し摺動しながら下降し、一方補助
押圧部材235自体は横滑りしないで下降するのみなの
で、その反転板押圧部240は反転板230の上面中央
をそのままほぼ真下方向に押圧してこれを反転し、その
真下にあるスイッチ接点221をオンする。このように
本発明によればたとえ押圧部材250の押圧部257が
横滑りしながら下降しても、反転板230の中央を確実
に押圧できるので、常に正常で良好なクリック感覚が得
られる。一方押圧部257による押圧を解除すれば反転
板230の弾発復帰力によって押圧部材250は元の位
置に好適なクリック感覚を生じながら自動復帰し、同時
にスイッチ接点221はオフする。
【0028】なおつまみ280と押圧部材250が一体
に揺動し易くするために、基部251に設けた湾曲面2
55を蓋270の基部支持面275上に摺接せしめるよ
うにしている。
【0029】この実施形態ではスイッチ基板として金属
端子板20−1〜6をケース11内にモールドしたスイ
ッチ基板10を用いたが、硬質基板上に銅箔エッチング
等によるスイッチ接点パターンを設けたスイッチ基板
や、フレキシブル基板上にスイッチ接点パターンを設け
たスイッチ基板等、他の種々のスイッチ基板を用いても
良い。
【0030】図8は本発明にかかるスイッチ機構をシー
ソー型スイッチに適用した実施形態の概略断面図であ
る。同図に示すようにこのシーソー型スイッチは、基台
401の上に、フレキシブル基板410を載せ、その上
に軸423を中心に揺動自在の押圧部材(具体的にはシ
ーソー型キートップである)420を設置し、押圧部材
420の周囲にケース430を被せて構成されている。
そして本実施形態においては、押圧部材420の下面両
側に設けた押圧部421,421とフレキシブル基板4
10に設けたスイッチ接点上に取り付けた反転板(クリ
ック板)413,413の間に、補助押圧部材440,
440を設置している。
【0031】補助押圧部材440,440は、薄い合成
樹脂製のフレキシブルシート441,441の下面の前
記反転板413,413の中央に対向する位置に反転板
押圧部443,443を突出して設けて構成されてい
る。
【0032】そして押圧部材420の例えば上面左側の
部分を押圧すれば、軸423を中心にして回動し、その
真下の押圧部421が補助押圧部材440の上面(押圧
摺動面)を押圧しながら横滑りするが、補助押圧部材4
40自体は真下方向に押し下げられるのでその反転板押
圧部443が反転板413の中央を正確に押圧してこれ
を確実に反転し、従って常に正常で良好なクリック感覚
が得られる。一方前記押圧を解除する際も反転板413
の弾発復帰力によって押圧部材420は元の位置に好適
なクリック感覚を生じながら自動復帰する。
【0033】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。
【0034】例えば上記実施形態では反転板押圧部10
7,240,443を印刷層の印刷や樹脂の塗布によっ
て形成する場合を示したが、反転板押圧部107,24
0,443は他の各種方法、例えば硬質部材を貼り付け
たり、フレキシブルシート自体を熱変形させて突起状に
湾曲形成させたりして形成しても良い。
【0035】また上記実施形態では補助押圧部材100
の下面側に反転板押圧部107を設けたが、反転板13
0の反転をさらにすばやく良好なクリック感覚を生じさ
せる構造として、例えば図9に示すように、補助押圧部
材100の上面側の押圧部145が当接する部分にも反
転板押圧部108を設けてもよい。この実施形態ではこ
の反転板押圧部108は印刷層の印刷や樹脂の塗布によ
って形成されている。この実施形態の場合、反転板押圧
部108の表面が押圧摺動面109になる。
【0036】また反転板130の反転をさらにすばやく
良好なクリック感覚を生じさせる構造の他の実施形態と
して、例えば図10に示すように、補助押圧部材100
の上面側の押圧部145が当接する部分に設ける反転板
押圧部108を硬質樹脂成形品を接着したもので構成し
ても良い。この実施形態では反転板押圧部108の側面
にテーパ面108aを設け、一方押圧部145のテーパ
面108aに対向する面にもテーパ面145aを設けて
いる。この実施形態の場合はテーパ面108aが押圧摺
動面になる。この実施形態では押圧部145が斜めに下
降した場合、両テーパ面108a,145aは押圧部1
45の横滑り方向への移動に対して反転板押圧部108
が下降する方向に設けられているので、さらに積極的に
反転板押圧部108が下降し、すばやく良好なクリック
感覚を生じることができる。
【0037】なお本発明は図11に示すように、反転板
押圧部108を補助押圧部材100の上面側のみに設け
ても良い。この場合は反転板押圧部108の上面が押圧
摺動面109にもなる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、たとえキートップ等の押圧部材の押圧部がクリック
板や可動接点板等の反転板上を横滑りしながら押圧する
ような場合であっても良好なクリック感覚が得られると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる押釦スイッチ機構
の概略側断面図である。
【図2】スイッチ基板120と補助押圧部材100を形
成するフレキシブルシートの展開平面図である。
【図3】押圧部材成形体141の平面図である。
【図4】本発明を用いた多方向押圧型スイッチの分解斜
視図である。
【図5】本発明を用いた多方向押圧型スイッチの概略断
面図である。
【図6】金属端子板220−1〜6を示す斜視図であ
る。
【図7】押釦スイッチ機構の概略側断面図である。
【図8】本発明にかかるスイッチ機構をシーソー型スイ
ッチに適用した実施形態の概略断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかる要部概略断面図
である。
【図10】本発明の他の実施形態にかかる要部概略断面
図である。
【図11】本発明の他の実施形態にかかる要部概略断面
図である。
【符号の説明】
100 補助押圧部材 101 補助押圧部材形成体 107 反転板押圧部 109 押圧摺動面 110 基台 120 スイッチ基板 121 スイッチ接点 123 第一基板部 125 第二基板部 130 反転板 140 押圧部材 145 押圧部 147 押圧面 160 ケース 210 スイッチ基板 211 ケース 220(220−1〜6) 金属端子板 221 スイッチ接点 230 反転板 235 補助押圧部材 240 反転板押圧部 250 押圧部材 257 押圧部 270 蓋 280 つまみ 281 押圧部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ接点の上に、押圧することで反
    転して下降し前記スイッチ接点をオンする構造の反転板
    を設置し、さらに前記反転板の上に反転板を押圧する押
    圧部を設けた押圧部材を設置してなる構造の押釦スイッ
    チ機構において、 前記反転板と押圧部の間に、押圧部に押圧されることで
    反転板の所定部分を押圧する補助押圧部材を介在し、 且つこの補助押圧部材は、その上面が前記押圧部材の押
    圧部が当接して押圧しながら横滑りする押圧摺動面とさ
    れると共に、補助押圧部材の反転板を押圧する部分に反
    転板押圧部を設けて構成されていることを特徴とする押
    釦スイッチ機構。
  2. 【請求項2】 前記反転板押圧部は、補助押圧部材の反
    転板を押圧しようとする部分の下面及び/又は上面に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の押釦スイ
    ッチ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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