JP2002367074A - 交差点安全走行システム - Google Patents

交差点安全走行システム

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JP2002367074A
JP2002367074A JP2001177310A JP2001177310A JP2002367074A JP 2002367074 A JP2002367074 A JP 2002367074A JP 2001177310 A JP2001177310 A JP 2001177310A JP 2001177310 A JP2001177310 A JP 2001177310A JP 2002367074 A JP2002367074 A JP 2002367074A
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Makoto Yoshida
吉田  誠
Morihiro Tanaka
盛宏 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冬期間等において交差点付近の路面が凍結して
いるような場合においても、交差点付近でのスリップや
衝突等の車両事故の発生を著しく低減すること。 【解決手段】複数の信号機15,16が設置された交差点付
近に設置された表示手段17と、交差点付近に設置され、
当該交差点付近の路面の状況を検出して路面情報を取得
する路面状況取得手段11と、路面状況取得手段11により
取得された路面情報に基づいて、交差点付近の路面が凍
結しているか否かを判定する路面凍結判定手段14と、路
面凍結判定手段により交差点付近の路面が凍結している
と判定された場合に、信号機15の信号が赤に切り換わる
までの時間を表示手段17に表示する手段14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交差点に進入する
車両を安全に走行させる交差点安全走行システムに係
り、特に交差点付近の路面が凍結しているような場合に
おいても、冬期間等において交差点付近でのスリップや
衝突等の車両事故の発生を著しく低減できるようにした
交差点安全走行システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、交差点に進入する車両を対象
として、交差点付近での特に路面凍結による事故の発生
を防止する方法の一つとして、交差点付近の路面の状況
を検出する路面センサによる情報を、情報板に表示する
ようにしている。図5は、この種の従来のシステムの概
要構成例を示す平面図である。
【0003】図5において、車両1が走行する車線の路
側帯の上方位置には、情報板2が設置されている。
【0004】また、車両1が走行する車線には、路面セ
ンサ3が埋設されている。この路面センサ3は、車線の
路面の状況を検出して路面情報を取得するものである。
【0005】そして、路面センサ3により取得された情
報に基づいて、路面状況、路面温度等を、情報板2に提
示するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のシステムにおいては、路面センサ3からの情
報によって、路面の状況を情報板2で得ることができ
る。
【0007】しかしながら、単に車両の運転手に対して
路面状況の提供を行なうだけであり、その情報を元にし
た付加情報の提供はなされていないのが現状である。ま
た、交差点を対象とした情報提供システムも少なく、交
差点の状況や自車両の状態、それらに路面状況を連動さ
せた情報提供や信号機の制御はなされていない。
【0008】そして、このような状況から、スパイクタ
イヤ使用禁止に伴なった寒冷地での交差点事故増加の防
止に歯止めをかけるようなシステムは、提供されていな
いのが実状である。
【0009】本発明の目的は、冬期間等において交差点
付近の路面が凍結しているような場合においても、交差
点付近でのスリップや衝突等の車両事故の発生を著しく
低減することが可能な交差点安全走行システムを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明では、複数の信号機が設
置された交差点に進入する車両を安全に走行させる交差
点安全走行システムにおいて、交差点付近に設置された
第1の表示手段と、交差点付近に設置され、当該交差点
付近の路面の状況を検出して路面情報を取得する路面状
況取得手段と、路面状況取得手段により取得された路面
情報に基づいて、交差点付近の路面が凍結しているか否
かを判定する路面凍結判定手段と、路面凍結判定手段に
より交差点付近の路面が凍結していると判定された場合
に、信号機の信号が赤に切り換わるまでの時間を第1の
表示手段に表示する手段とを備えている。
【0011】従って、請求項1に対応する発明の交差点
安全走行システムにおいては、交差点付近の路面が凍結
している時に、信号機の信号が赤に切り換わるまでの時
間を表示することにより、著しく滑り易い路面状況下
で、車両のドライバーに早めの減速を促して、例えば冬
期間等において交差点付近の路面が凍結しているような
場合に、交差点付近での車両のスリップ事故の発生を著
しく低減することができる。
【0012】また、請求項2に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の交差点安全走行システムにお
いて、信号機の信号の切り換え時に、交差点の全ての信
号機の信号を所定時間だけ赤にするように信号機を制御
する手段を付加している。
【0013】従って、請求項2に対応する発明の交差点
安全走行システムにおいては、信号機の信号の切り換え
時に、交差点の全ての信号機の信号を所定時間だけ赤に
することにより、停止不能車両を検出するためのバッフ
ァ時間を確保して、上記請求項1に対応する発明と同様
の作用を奏することができると共に、交差点付近での車
両の衝突事故の発生を著しく低減することができる。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明では、上
記請求項1または請求項2に対応する発明の交差点安全
走行システムにおいて、交差点の手前に設置され、当該
部所を通過する車両の速度を検出して速度情報、および
通過車両の有無情報を取得する第1の車両速度取得手段
と、交差点の手前における第1の車両速度取得手段より
も交差点側に設置された第2の表示手段と、当該通過車
両が走行する車線と交差する車線における交差点の手前
に設置された第3の表示手段と、第1の車両速度取得手
段からの通過車両の有無情報に基づいて通過車両の有る
ことが判定された場合に、当該通過車両の速度情報に基
づいて制動距離を算出し、当該制動距離を示すメッセー
ジを第2の表示手段に表示すると共に、交差点に進入す
る車両の存在を示すメッセージを第3の表示手段に表示
する手段とを付加している。
【0015】従って、請求項3に対応する発明の交差点
安全走行システムにおいては、交差点付近の路面が凍結
している状態で、通過車両が有る時に、当該通過車両の
制動距離を示すメッセージを表示すると共に、交差点に
進入する車両の存在を示すメッセージを表示することに
より、著しく滑り易い路面状況下で、車両のドライバー
に早めの減速をより一層確実に促して、上記請求項1ま
たは請求項2に対応する発明の作用をより一層効果的に
奏することができる。
【0016】さらにまた、請求項4に対応する発明で
は、上記請求項3に対応する発明の交差点安全走行シス
テムにおいて、交差点の手前における第1の車両速度取
得手段よりも交差点側に設置され、当該部所を通過する
車両の速度を検出して速度情報を取得する第2の車両速
度取得手段と、交差点の全ての信号機の信号が赤の時
に、第2の車両速度取得手段からの速度情報に基づいて
当該通過車両の速度が交差点内で停止可能な速度の閾値
を上回る場合に、当該通過車両が走行する車線と交差す
る車線における信号機の信号を青に切り換えるタイミン
グを所定時間だけ遅延させるように当該信号機を制御す
る手段とを付加している。
【0017】従って、請求項4に対応する発明の交差点
安全走行システムにおいては、交差点の全ての信号機の
信号が赤の時に、通過車両の速度が交差点内で停止可能
な速度の閾値を上回る場合に、通過車両の走行車線と交
差する車線における信号機の信号を青に切り換えるタイ
ミングを所定時間だけ遅延させることにより、上記請求
項3に対応する発明と同様の作用を奏することができる
と共に、信号機の信号が赤の時に停止不能車両が交差点
に進入したような場合においても、交差点付近での車両
の衝突事故の発生を著しく低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の交差点安全走行システム
は、路面凍結時に、交差点付近の路面状況、車両の状態
に基づいた警告メッセージを提供すると共に、信号機と
連動させて信号の切り換えタイミングを制御するもので
ある。
【0019】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は本実施の形態による交差点安全走行
システムの構成例を示すブロック図、図2は同交差点安
全走行システムを道路に配置した場合の構成例を示す平
面図である。
【0021】すなわち、本実施の形態による交差点安全
走行システムは、図1および図2に示すように、路面状
況取得手段である路面状況センサ11と、車両速度取得
手段である第1および第2の車両速度センサ12および
13と、中央制御装置14と、信号機15および16
と、表示手段である第1,第2,第3の表示板17,1
8,19とから構成している。
【0022】路面状況センサ11は、交差点付近に設置
され、当該交差点付近の路面の状況を検出して路面情報
を取得し、中央制御装置14へ与える。
【0023】第1の車両速度センサ12は、交差点の手
前に設置され、当該部所を通過する車両の速度を検出し
て速度情報、および通過車両の有無情報を取得し、中央
制御装置14へ与える。
【0024】第2の車両速度センサ13は、交差点の手
前における第1の車両速度センサ12よりも交差点側に
設置され、当該部所を通過する車両の速度を検出して速
度情報を取得し、中央制御装置14へ与える。
【0025】信号機15は、通過車両が走行する車線に
おける交差点に設置され、赤,青,黄の信号を表示す
る。
【0026】信号機16は、通過車両が走行する車線と
交差する車線における交差点に設置され、赤,青,黄の
信号を表示する。
【0027】第1の表示板17は、通過車両が走行する
車線における交差点付近に設置され、信号切り換え時間
を表示する。
【0028】第2の表示板18は、通過車両が走行する
車線における交差点の手前における第1の車両速度セン
サ12よりも交差点側に設置され、警告メッセージ等を
表示する。
【0029】第3の表示板19は、通過車両が走行する
車線と交差する車線における交差点の手前に設置され、
警告メッセージ等を表示する。
【0030】中央制御装置14は、路面状況センサ1
1、第1および第2の車両速度センサ12および13に
より取得されたそれぞれの情報を受け取り、信号機1
5,16、および第1,第2,第3の表示板17,1
8,19をそれぞれ制御するものである。
【0031】すなわち、この中央制御装置14は、以下
のような各機能を有している。
【0032】(a)路面状況センサ11により取得され
た路面情報に基づいて、交差点付近の路面が凍結してい
るか否かを判定する路面凍結判定機能 (b)路面凍結判定機能により交差点付近の路面が凍結
していると判定された場合に、信号機15の信号が赤に
切り換わるまでの時間を第1の表示板17に表示する機
能 (c)信号機の信号の切り換え時に、交差点の全ての信
号機15,16の信号を所定時間だけ赤にするように信
号機15,16を制御する機能 (d)第1の車両速度センサ12からの通過車両の有無
情報に基づいて通過車両の有ることが判定された場合
に、当該通過車両の速度情報に基づいて制動距離を算出
し、当該制動距離を示すメッセージを第2の表示板18
に表示すると共に、交差点に進入する車両の存在を示す
メッセージを第3の表示板19に表示する機能 (e)交差点の全ての信号機15,16の信号が赤の時
に、第2の車両速度センサ13からの速度情報に基づい
て当該通過車両の速度が交差点内で停止可能な速度の閾
値を上回る場合に、当該通過車両が走行する車線と交差
する車線における信号機16の信号を青に切り換えるタ
イミングを所定時間だけ遅延させるように当該信号機1
6を制御する機能 次に、以上のように構成した本実施の形態による交差点
安全走行システムの作用について、図3に示すフロー
図、および図4に示す特性図をそれぞれ用いて説明す
る。
【0033】図1および図2において、交差点付近に設
置された路面状況センサ11により、交差点付近の路面
の状況を検出して路面情報を取得し、当該取得した路面
情報が中央制御装置14へ送られる。
【0034】なお、ここで、交差点付近の路面の状況と
は、例えば路面の凍結(氷)、圧雪、乾燥等の状況の情
報である。
【0035】すると、中央制御装置14では、路面状況
センサ11からの路面情報を基に、交差点付近の路面が
凍結しているか否かの判定が行なわれる。
【0036】その結果、交差点付近の路面が凍結してい
る場合には、以下のような処理が行なわれる。
【0037】すなわち、通過車両が走行する車線におけ
る交差点付近に設置された第1の表示板17に、信号機
15の信号が赤に切り換わるまでの時間が表示される。
【0038】これにより、著しく滑り易い路面状況下
で、車両のドライバーに早めの減速を促して、例えば冬
期間等において交差点付近の路面が凍結している時に、
交差点付近での車両のスリップ事故の発生を防止するこ
とができる。
【0039】さらに、信号機の信号の切り換え時に、交
差点の全ての信号機15,16の信号を所定時間(例え
ば数秒間)だけ赤にするように、信号機15,16が制
御される。
【0040】これにより、停止不能車両を検出するため
のバッファ時間を確保して、交差点付近での車両の衝突
事故の発生を防止することができる。
【0041】一方、交差点の手前に設置された第1の車
両速度センサ12により、当該部所を通過する車両の速
度を検出する(通過信号を検出する)と、その速度情
報、および通過車両の有情報を取得し、当該取得した速
度情報、および通過車両有情報が中央制御装置14へ送
られる。
【0042】すると、中央制御装置14では、第1の車
両速度センサ12からの通過車両の有情報を基に、通過
車両の有ることが判定される。
【0043】次に、第1の車両速度センサ12からの通
過車両の速度情報を基に、制動距離を算出し、当該算出
した制動距離を示すメッセージが警告メッセージとし
て、通過車両が走行する車線における交差点の手前にお
ける第1の車両速度センサ12よりも交差点側に設置さ
れた第2の表示板18に表示される。
【0044】また、これと同時に、交差点に進入する車
両の存在を示すメッセージが警告メッセージとして、通
過車両が走行する車線と交差する車線における交差点の
手前に設置された第3の表示板19に表示される。
【0045】これにより、著しく滑り易い路面状況下
で、車両のドライバーに早めの減速をより一層確実に促
して、交差点付近の路面が凍結している時に、交差点付
近での車両のスリップ事故の発生を防止することができ
ると共に、交差点付近での車両の衝突事故の発生を防止
することができる。
【0046】なお、上記において、制動距離メッセージ
を表示する車両が複数存在する場合には、第1の車両速
度センサ12からの通過車両の速度情報を用いずに、法
定速度(+α)を用いる。
【0047】一方、交差点の手前における第1の車両速
度センサ12よりも交差点側に設置された第2の車両速
度センサ13により、当該部所を通過する車両の速度を
検出する(通過信号を検出する)と、その速度情報を取
得し、当該取得した速度情報が中央制御装置14へ送ら
れる。
【0048】すると、中央制御装置14では、交差点の
全ての信号機15,16の信号が赤の状態の時に、第2
の車両速度センサ13からの通過車両の速度情報を基
に、当該通過車両の速度が交差点内で停止可能な速度の
閾値を上回るか否かの判定が行なわれる。
【0049】その結果、通過車両の速度が交差点内で停
止可能な速度の閾値を上回る場合には、当該通過車両が
走行する車線と交差する車線における信号機16の信号
を青に切り換えるタイミングを所定時間だけ遅延させる
ように、当該信号機16が制御される。
【0050】すなわち、例えば図4に示すように、第1
の車両速度センサ12の設置部所から交差点の停止線ま
での距離が10mである場合、第1の車両速度センサ1
2により、圧雪上20km/h、氷上13km/h以上
の速度が検出されると、通過車両が走行する車線と交差
する車線における信号機16の信号を青に切り換えるタ
イミングを、所定時間だけ遅延させる処理が行なわれ
る。
【0051】これにより、交差点付近での車両の衝突事
故の発生をより一層効果的に防止することができる。
【0052】なお、上記において、停止可能な速度の閾
値は、路面状況毎にあらかじめ設定されている摩擦係数
から算出する。
【0053】すなわち、以下のような式で示される制動
距離式に、氷上、圧雪上の摩擦係数を適用することによ
り算出することができる。
【0054】制動距離式: y=X2/(256×μ) y:制動距離 x:速度 μ:摩擦係数 上述したように、本実施の形態による交差点安全走行シ
ステムでは、交差点付近の路面が凍結している時に、信
号機15の信号が赤に切り換わるまでの時間を表示する
ようにしているので、前述した従来のように、単に車両
の運転手に対して路面状況の提供を行なうだけのものと
は異なり、著しく滑り易い路面状況下で、車両のドライ
バーに早めの減速を促して、冬期間等において交差点付
近の路面が凍結しているような場合に、交差点付近での
車両のスリップ事故の発生を防止することが可能とな
る。
【0055】また、信号機の信号の切り換え時に、交差
点の全ての信号機15,16の信号を所定時間だけ赤に
するようにしているので、停止不能車両を検出するため
のバッファ時間を確保して、交差点付近での車両の衝突
事故の発生を防止することが可能となる。
【0056】さらに、交差点付近の路面が凍結している
状態で、通過車両が有る時に、通過車両の制動距離を示
すメッセージを表示すると共に、交差点に進入する車両
の存在を示すメッセージを表示するようにしているの
で、著しく滑り易い路面状況下で、車両のドライバーに
早めの減速をより一層確実に促して、交差点付近の路面
が凍結している時に、交差点付近での車両のスリップ事
故の発生を防止することができると共に、交差点付近で
の車両の衝突事故の発生を防止することが可能となる。
【0057】さらにまた、交差点の全ての信号機15,
16の信号が赤の時に、通過車両の速度が交差点内で停
止可能な速度の閾値を上回る場合に、通過車両の走行車
線と交差する車線における信号機16の信号を青に切り
換えるタイミングを所定時間だけ遅延させるようにして
いるので、信号機15の信号が赤の時に停止不能車両が
交差点に進入したような場合においても、交差点付近で
の車両の衝突事故の発生をより一層効果的に防止するこ
とが可能となる。
【0058】以上により、例えばスパイクタイヤ使用禁
止に伴なった寒冷地での交差点事故増加の防止に、極め
て有効に歯止めをかけることができる。
【0059】(その他の実施の形態)尚、本発明は、上
記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では
その要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施する
ことが可能である。例えば、上記実施の形態において、
路面状況センサ11により路面の凍結が毛検出された場
合や、第2の車両速度センサ13により信号機15の信
号が赤の状態で交差点に進入してしまった車両が毛検出
された場合に、中央制御装置14によってロードヒーテ
ィングや砂撒き機を作動させて、路面状況を自動的に改
善させる機能を持たせるようにしてもよい。
【0060】一方、中央制御装置14の有している各機
能は、それぞれ個々の機能を単独で中央制御装置14に
持たせるようにしてもよい。
【0061】また、上記実施の形態には種々の段階の発
明が含まれており、開示される複数の構成要件における
適宜な組合わせにより、種々の発明を抽出することがで
きる。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題(の少なくとも一つ)が解決で
き、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくと
も一つ)が得られる場合には、この構成要件が削除され
た構成を発明として抽出することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の交差点安
全走行システムによれば、路面凍結時に、交差点付近の
路面状況、車両の状態に基づいた警告メッセージを提供
すると共に、信号機と連動させて信号の切り換えタイミ
ングを制御するようにしているので、冬期間等において
交差点付近の路面が凍結しているような場合において
も、交差点付近でのスリップや衝突等の車両事故の発生
を著しく低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による交差点安全走行システムの一実施
の形態を示すブロック図。
【図2】本発明による交差点安全走行システムを道路に
配置した場合の一実施の形態を示す平面図。
【図3】同実施の形態の交差点安全走行システムにおけ
る作用を説明するためのフロー図。
【図4】同実施の形態の交差点安全走行システムにおけ
る停止可能な速度の閾値設定の一例を説明するための特
性図。
【図5】従来のシステムの概要構成例を示す平面図。
【符号の説明】
1…車両、 2…情報板、 3…路面センサ、 11…路面状況センサ、 12…第1の車両速度センサ、 13…第2の車両速度センサ、 14…中央制御装置、 15,16…信号機、 17…第1の表示板、 18…第2の表示板、 19…第3の表示板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D064 AA09 BA01 EA10 EA22 EA25 FA01 FA04 5H180 AA01 GG01 GG08 JJ06 JJ20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号機が設置された交差点に進入
    する車両を安全に走行させる交差点安全走行システムに
    おいて、 前記交差点付近に設置された第1の表示手段と、 前記交差点付近に設置され、当該交差点付近の路面の状
    況を検出して路面情報を取得する路面状況取得手段と、 前記路面状況取得手段により取得された路面情報に基づ
    いて、前記交差点付近の路面が凍結しているか否かを判
    定する路面凍結判定手段と、 前記路面凍結判定手段により交差点付近の路面が凍結し
    ていると判定された場合に、前記信号機の信号が赤に切
    り換わるまでの時間を前記第1の表示手段に表示する手
    段と、 を備えて成ることを特徴とする交差点安全走行システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の交差点安全走行シ
    ステムにおいて、 前記信号機の信号の切り換え時に、前記交差点の全ての
    信号機の信号を所定時間だけ赤にするように信号機を制
    御する手段を付加して成ることを特徴とする交差点安全
    走行システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の交
    差点安全走行システムにおいて、 前記交差点の手前に設置され、当該部所を通過する車両
    の速度を検出して速度情報、および通過車両の有無情報
    を取得する第1の車両速度取得手段と、 前記交差点の手前における前記第1の車両速度取得手段
    よりも交差点側に設置された第2の表示手段と、 前記通過車両が走行する車線と交差する車線における前
    記交差点の手前に設置された第3の表示手段と、 前記第1の車両速度取得手段からの通過車両の有無情報
    に基づいて通過車両の有ることが判定された場合に、当
    該通過車両の速度情報に基づいて制動距離を算出し、当
    該制動距離を示すメッセージを前記第2の表示手段に表
    示すると共に、前記交差点に進入する車両の存在を示す
    メッセージを前記第3の表示手段に表示する手段と、を
    付加して成ることを特徴とする交差点安全走行システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の交差点安全走行シ
    ステムにおいて、 前記交差点の手前における前記第1の車両速度取得手段
    よりも交差点側に設置され、当該部所を通過する車両の
    速度を検出して速度情報を取得する第2の車両速度取得
    手段と、 前記交差点の全ての信号機の信号が赤の時に、前記第2
    の車両速度取得手段からの速度情報に基づいて当該通過
    車両の速度が前記交差点内で停止可能な速度の閾値を上
    回る場合に、当該通過車両が走行する車線と交差する車
    線における前記信号機の信号を青に切り換えるタイミン
    グを所定時間だけ遅延させるように当該信号機を制御す
    る手段と、 を付加して成ることを特徴とする交差点安全走行システ
    ム。
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