JP2002366979A - 有価証券発行システム - Google Patents

有価証券発行システム

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JP2002366979A
JP2002366979A JP2001168594A JP2001168594A JP2002366979A JP 2002366979 A JP2002366979 A JP 2002366979A JP 2001168594 A JP2001168594 A JP 2001168594A JP 2001168594 A JP2001168594 A JP 2001168594A JP 2002366979 A JP2002366979 A JP 2002366979A
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Japan
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issuing
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JP2001168594A
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English (en)
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Shigeru Okada
茂 岡田
Keiichi Oka
敬市 岡
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National Printing Bureau
Original Assignee
Printing Bureau Ministry of Finance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙が盗難されても容易に偽造を行うことを
困難化すること。 【解決手段】 利用者が発行を希望する有価証券に関す
る情報を受付ける受付け手段14と、発行する有価証券
に印刷する複数の識別模様が登録された識別模様ライブ
ラリを更新記憶可能な記憶手段31と、有価証券の販売
金額の清算が可能な有価価値媒体を受け付ける有価価値
媒体受付手段(29,15)と、発行する有価証券に印
刷する識別模様を前記識別模様ライブラリより選定する
識別模様選定手段(管理サーバ80)と、該識別模様選
定手段80にて決定した識別模様を所定の有価証券用紙
に印刷する印刷手段19と、該識別模様が印刷された有
価証券を発行する発行手段(制御マイコン32)と、を
少なくとも備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個別情報を用紙な
どの媒体に印刷することにより、入場券や乗車券、航空
券などの有価証券を発行する発行システムに関し、特に
は、これら発行される有価証券の偽造を防止することが
可能な有価証券発行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信技術(IT)の急速な進
歩に伴い、従来は人手にて販売されていたコンサートチ
ケットや航空券や列車等の乗り物等のチケットが、コン
ビニエンスストアなどに設置してあるチケット発行端末
装置にて発行されるようになってきている。
【0003】これら有価証券発行装置であるチケット発
行端末装置は、これらチケット発行端末装置におけるチ
ケットの発行を管理する管理コンピュータが設置された
チケット発行センターとオンラインで接続されていて、
客が購入を希望するコンサートやイベント等の名称、日
時、枚数、希望座席条件等をチケット発行端末装置に入
力すると、前記管理コンピュータは該当するコンサート
やイベント等の予約データベースを検索して申し込まれ
たチケットの発行が可能かどうかを確認し、先約がなく
チケットの発行が可能である場合は、購入金額の現金の
払い込み或いはクレジットカードによる清算の可否を確
認したのち、チケットを店頭で即時発行するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この有
価証券の発行システムで発行されたチケットは店頭の発
行端末装置内に内臓されたプリンタにあらかじめ補充さ
れているチケット用紙にイベント等の名称、日時・枚数
・希望座席条件等を印字することによりチケットを発行
するものであるために、これらチケット用紙が店員や関
係者により盗難されて、不正にイベント等の名称、日時
・枚数・希望座席条件等が印刷された場合には、本物と
の識別が非常に困難であり不正の発見が難しいばかり
か、これら不正な有価証券を容易に偽造できてしまうと
いう問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、用紙が盗難されても容易に偽造を行
うことが困難であるとともに、これら偽造された有価証
券を偽造であることを発見できるようにした有価証券発
行システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の有価証券の発行システムは、利用者が
発行を希望する有価証券に関する情報を受付ける受付け
手段と、発行する有価証券に印刷する複数の識別模様が
登録された識別模様ライブラリを更新記憶可能な記憶手
段と、有価証券の販売金額の清算が可能な有価価値媒体
を受け付ける有価価値媒体受付手段と、発行する有価証
券に印刷する識別模様を前記識別模様ライブラリより選
定する識別模様選定手段と、該識別模様選定手段にて決
定した識別模様を所定の有価証券用紙に印刷する印刷手
段と、該識別模様が印刷された有価証券を発行する発行
手段と、を少なくとも備えることを特徴としている。こ
の特徴によれば、発行される有価証券の用紙を盗用して
も、該用紙には予め地紋等の識別模様が印刷されておら
ず、これら識別模様としては、前記識別模様ライブラリ
より識別模様選定手段が決定(選択)した識別模様が印
刷されて有価証券として発行されるようになるため、用
紙が盗難されても容易に偽造を行うことが困難であると
ともに、これら識別模様を適宜に変更すること等を実施
することで、これら偽造された有価証券を本物と容易に
識別することが可能となり、これら偽造行為を専門的な
知識等がない人でも簡便に発見できるようになる。
【0007】本発明の有価証券の発行システムは、識別
模様選定手段は、発行する有価証券の種別や内容により
異なる識別模様を選定することが好ましい。このように
すれば、例えば、コンサートの内容や席種別等有価証券
の種別や内容の違いにより、発行される有価証券の識別
模様が異なるようになるため、偽造の実施をより困難に
できるばかりか、これら偽造の発見もより容易となる。
【0008】本発明の有価証券の発行システムは、前記
印刷手段は、目視確認不能に識別模様を印刷可能とされ
ていることが好ましい。このようにすれば、通常におい
ては識別模様は目視確認不能であるため、これら識別模
様の存在を偽造者等に認知されにくくでき、偽造の発見
を容易化できる。
【0009】本発明の有価証券の発行システムは、前記
印刷手段は、透明蛍光インクにより前記目視確認不能に
識別模様を印刷することが好ましい。このようにすれ
ば、目視確認不能であって特定の光の照射により目視可
能となる識別模様が印刷された有価証券を発行できる。
【0010】本発明の有価証券の発行システムは、前記
識別模様は、複写防止画線を含むことが好ましい。この
ようにすれば、前記複写防止画線を識別模様に含むこと
で、前記識別模様が印刷されて発行された有価証券を複
製しようとしても、識別模様の複製を困難とすることが
できる。
【0011】本発明の有価証券の発行システムは、発行
される有価証券の種別或いは内容が該当する識別子を生
成する識別子生成手段を備え、該生成された該識別子が
前記印刷手段により発行される有価証券に印刷されて発
行されることが好ましい。このようにすれば、前記識別
子と有価証券の内容とを照合することで、該有価証券の
真偽を簡便に判別することができる。
【0012】本発明の有価証券の発行システムは、外部
に設けられた管理コンピュータとのデータ通信を可能と
する通信手段を備え、前記識別模様選定手段或いは前記
記憶手段の少なくとも一方が該通信手段を介して接続さ
れた管理コンピュータにて形成されていることが好まし
い。このようにすれば、各発行端末装置において印刷さ
れる識別模様のデータ管理或いは該識別模様の決定が前
記管理コンピュータにおいて一元的に実施されること
で、これら印刷される識別模様の管理を正確に実施でき
るとともに、その変更等も簡便に行うことができる。
【0013】本発明の有価証券の発行システムは、前記
管理コンピュータと、前記受付け手段と、記憶手段と、
有価価値媒体受付手段と、印刷手段と、発行手段と、通
信手段と、を備えて前記管理コンピュータにデータ通信
可能に接続された発行端末と、から成り、前記記憶手段
には、前記各識別模様データと該識別模様を特定可能な
情報とが対応付けて登録された識別模様ライブラリを有
するとともに、前記管理コンピュータの識別模様ライブ
ラリも、各識別模様データと該識別模様を特定可能な情
報とが対応付けて登録されており、前記管理コンピュー
タは、前記有価証券に印刷する識別模様を特定可能な情
報を発行端末に送信することが好ましい。このようにす
れば、発行に際して比較的データ容量の大きな識別模様
自体の模様データを発行端末装置に送信する必要がな
く、これら模様データの送信に要する通信時間を大幅に
短縮できることから、発行に要する時間を短縮すること
ができるとともに、これら模様データが通信される間に
盗用される危険性を解消できる。
【0014】本発明の有価証券の発行システムは、前記
管理コンピュータは、前記記憶手段に記憶されている識
別模様ライブラリのデータを定期的に更新することが好
ましい。このようにすれば、前記記憶手段から識別模様
ライブラリのデータが盗用されても、定期的にデータ更
新を行うことで、これらデータの盗用による被害を最小
限に抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施例)
【0016】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明すると、図1は、本実施例の有価証券であるチケット
の発行システムの構成を示すシステム図であり、図2
は、本実施例のチケット発行システムに用いた発行端末
としてのサービス端末を示す外観斜視図であり、図3
は、本実施例に用いた前記サービス端末の構成を示すブ
ロック図であり、図4は、本実施例のチケット発行シス
テムを構成するサービス端末管理センターに配置された
管理コンピュータとしての管理サーバの構成を示すブロ
ック図であり、図5は、本実施例における識別模様ライ
ブラリの構成を示す図であり、図6は、前記識別模様の
選択設定内容が登録された模様選択設定テーブルを示す
図であり、図7(a),(b)は、本実施例にて発行さ
れる有価証券であるチケットの一例を示す図である。
【0017】まず、本実施例のチケット発行システムの
主な構成を図1に基づいて説明すると、販売店である駅
等に併設されたキオスク等を含むコンビニエンスストア
等の各店舗の店頭に設置され、利用者がチケットの発行
等の各種サービスを受けることの可能な発行端末として
のサービス端末10と、これら各店舗a,b,c…に設
置された前記サービス端末10と専用回線50a,50
b,50c…を介してデータ通信可能に接続されるとと
もに、クレジットカードやキャッシュカードによる料金
の清算を行う決済処理コンピュータ100と通信回線5
1を介してデータ通信可能に接続された管理コンピュー
タとしての管理サーバ80と、から主に構成されてい
る。
【0018】この本実施例において用いた出力端末とし
てのサービス端末10についてまず説明すると、その外
観は図2に示すように、縦長状とされた筐体の表面上部
に、異常時において通話を行うためのハンドセット12
を有し、該ハンドセット12の下部位置には、タッチパ
ネル機能を有するディスプレイ14が設けられていると
ともに、該ディスプレイ14と前記ハンドセット12と
の間には、セキュリティ用の小型CCDカメラ13が設
置されている。
【0019】また、前記ディスプレイ14の下部左右両
脇位置には、音声による操作案内を出力するフルレンジ
スピーカ25が搭載され、かつその下部位置には、配信
されたデータ等を記録する記録媒体であるミニディスク
(MD)を挿入可能なMDドライブ23や、フラッシュ
メモリが搭載されたメモリカード等のIC記録媒体を挿
入可能なメモリーカードスロット22と、が設けられて
おり、各記録媒体へのデータ書き込みや書き換えが可能
とされているとともに、利用者の取引金融機関が発行す
る有価価値媒体であるクレジットカード或いはキャッシ
ュカードを挿入可能で、該挿入されたキャッシュカード
に記録された利用者の取引金融機関における口座或いは
クレジットカード番号を読み取り可能なカードユニット
15が設けられている。
【0020】さらに該各スロットの下部位置には、上面
を向くように操作パネルが設けられており、該操作パネ
ル上には、操作者が直接入力を実施する際に操作するテ
ンキーパッド24を有している。
【0021】また、前記操作パネル下部位置には、レシ
ート発行用の小型のプリンタ18と、写真出力やチケッ
ト発行にも使うことができる多機能プリンタ19とを具
備しており、各用途に合わせて適宜にプリンタを変更し
て使用することができるようになっているとともに、前
記レシートプリンタ18の上方には、紙幣識別ユニット
17と硬貨識別ユニット21とから成る現金処理部29
が設置され、料金決済等に用いることができるようにな
っている。
【0022】この多機能プリンタ19は、インクジェッ
ト方式にて写真画質のフルカラー印刷が可能であるとと
もに、印刷ヘッドとして通常の可視光では発光せず、特
殊光であるブラックライトの近紫外線の照射により蛍光
を発する透明蛍光インクの印刷を行う特殊インクヘッド
を有しており、発行されるチケットの地紋印刷並びに文
字やバーコードの印刷に加えて、前記透明蛍光インクに
よる可視不能印刷を実施可能とされている。
【0023】また、このサービス端末10内部には、図
3に示すように、該サービス端末10の動作を制御する
制御マイコン32が前記した各部を制御可能に接続され
ているとともに、該制御マイコン32に加えて、前記専
用回線50a,50b,50c…を介してサービス端末
管理センターに設置された管理サーバ80とのデータ通
信を行う通信部28や、再生される案内音声データをア
ナログ音声に変換するとともに、前記ハンドセット12
より入力される音声をデジタルデータに変換するD/A
・A/D変換ユニット26や、該D/A・A/D変換ユ
ニット26にて変換された音声信号を増幅するためのア
ンプ27や、前記制御マイコン32の制御内容が記述さ
れた制御プログラムや図5に示すような地紋IDに対応
付けて地紋データファイル名が登録された識別模様ライ
ブラリ等の各データが記憶されている記憶装置31と、
が設けられており、前記専用回線50a,50b,50
c…を介して接続された管理サーバ80との各種データ
の送受が実施可能とされており、該管理サーバ80がサ
ービス端末10の前記記憶装置31の識別模様ライブラ
リ等の各データ更新や、該サービス端末10のサービス
提供の管理を実施できるようになっている。
【0024】次いで、本実施例に用いた管理コンピュー
タとしての管理サーバ80の構成を図4に基づき説明す
ると、該管理サーバ80は、内部にてデ−タの送受を行
うデ−タバス87に、各動作制御や管理処理を所定の処
理プログラムに基づき実施する中央演算処理装置(CP
U)81や、RAM84や、キーボード等の入力装置8
2や、現在の時刻情報や年月日の曜日等のカレンダ−情
報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)86
や、前記各店舗に設けられたサービス端末10並びに決
済処理コンピュータ100とのデータ送受を行う通信装
置90に接続された通信インターフェイス83や、磁気
ディスクや光磁気ディスクから成り、前記管理処理を行
うための管理プログラムや、前記サービス端末10の記
憶装置31に記憶されている前記識別模様ライブラリと
同様の識別模様ライブラリ(LB)や、図6に示すよう
に発行するチケットの種別や内容に対して前記識別模様
ライブラリ(LB)中のどの識別模様である地紋を選択
するかの設定内容が登録された選択設定テーブル(T
B)や、発行可能なチケットの空席内容等の各種情報が
登録されたチケットデータベース(DB)とが記憶され
た記憶装置85が接続され、比較的処理能力に優れた通
常のコンピュ−タである。
【0025】また、この管理サーバ80は、図1に示す
ように、専用の通信回線51を介して前記決済処理コン
ピュータ100に接続されており、利用者が前記サービ
ス端末10にクレジットカード或いはキャッシュカード
を挿入して清算を希望した場合に、該カードからクレジ
ットカードを特定するカード番号等のデータ或いは利用
者の口座情報や請求金額情報等の各種情報を前記決済処
理コンピュータ100へ送信して、該決済処理コンピュ
ータ100による料金の清算を実施可能とされている。
【0026】また、前記管理サーバ80は、前記識別模
様ライブラリ(LB)に登録されている識別模様の内容
を所定期間(本実施例では3日間)で異なる登録内容に
変更するとともに、該変更に伴って、対応する各サービ
ス端末10の識別模様ライブラリ(LB)の登録内容を
更新するようになっており、このようにすることは、同
一種類のチケットであっても、時期が異なれば異なる地
紋のチケットが発行されることから、偽造をより困難な
ものにできることから好ましいが、本実施例はこれに限
定されるものではない。
【0027】以下、有価証券としてサッカーチケットの
発行を例に前記サービス端末10によるチケットの発行
処理に関して説明すると、まず、利用者は、前記タッチ
パネル機能を有するディスプレイ14に表示されている
サービスコンテンツメニューから「チケット購入」を選
択する。
【0028】該選択に基づき前記ディスプレイ14上に
は、購入可能なチケットの一覧が表示され、該一覧の中
から購入を希望するサッカーのカード(試合)を選択す
ると、そのカード(試合)の各種席の単価と空席照会を
行うための空席照会ボタンとが表示される。
【0029】この際利用者が、例えばS席を選択した後
前記空席照会ボタンを入力すると、前記制御マイコン3
2は、該選択されたサッカーカード(試合)のS席の空
席照会の依頼を前記管理サーバ80に送信する。
【0030】該照会依頼を受信した管理サーバ80は、
前記チケットデータベース(DB)に登録されている該
当するサッカーカード(試合)のS席の空席数を抽出し
て前記サービス端末10に返信する。
【0031】この返信された空席数の情報は前記ディス
プレイ14に表示され、空席が存在すればその購入希望
ボタンがディスプレイ14上に表示されて購入すること
が可能となる。
【0032】利用者が、前記空席状況をディスプレイ1
4にて確認した後、前記購入希望ボタンを操作すると、
購入するチケット内容と金額が表示されるとともに、清
算方法の選択ボタンが表示され、現金での清算を希望す
る利用者は現金ボタンを選択し、カードによる清算を希
望する利用者はカードボタンを選択する。
【0033】この選択において現金ボタンを選択した場
合は、ディスプレイ14に「インジケータが点灯してい
る現金投入口に現金を投入して下さい。」のメッセージ
が表示されるとともに、前記現金処理部29に設けられ
ているインジケータ16が点滅点灯され、現金を受け付
けて前記発行するチケット代金の清算を行い、お釣りが
ある場合にはお釣りを返却し、更に前記管理サーバ80
に対して清算確認を送信する(図11参照)。
【0034】尚、前記選択においてカードボタンを選択
した場合は、前記カードユニット15に設けられている
カードインジケータが点滅点灯されるとともに、ディス
プレイ14に「インジケータが点灯しているカード挿入
口にカードを投入して下さい。」のメッセージが表示さ
れる。この表示に応じて利用者が前記カードユニット2
3にカード(クレジットカード)を挿入すると、該カー
ドユニット15に内蔵されている磁気カードリーダにて
カードに記録されているカード番号等のデータが読みさ
れ、該データが前記管理サーバ80に送信されるととも
に、該管理サーバ80から前記決済処理コンピュータ1
00に送信され、該決済処理コンピュータ100にて決
済の可否が管理サーバ80に返信され、該決済の可否に
基づき前記サービス端末10にチケット発行の可否が返
信されるようになっている。
【0035】前記清算確認の受信に基づき前記管理サー
バ80は、前記模様選択設定テーブル(TB)において
サービス端末10より発行されるチケットの種別(席)
に対応付けて登録されている使用地紋(地紋ID;G0
102)を特定するとともに、該発行チケットを特定可
能なチケットID(XXYYZZ)を生成し、前記地紋
IDとチケットIDとから成る識別子(G0102−X
XYYZZ)を生成し、該生成した地紋IDとチケット
IDとを含む識別子(G0102−XXYYZZ)デー
タを前記サービス端末10に返信する。
【0036】管理サーバ80より該識別子の返信を受け
たサービス端末10は、該識別子に含まれている地紋I
Dにより発行するチケットに印刷する地紋を特定し、図
8(b)に示すように、該地紋IDに対応して前記記憶
装置31の識別模様ライブラリに登録されている地紋デ
ータを読み出して前記多機能プリンタ19において何も
印刷されていないチケット用紙に印刷する。
【0037】このように、管理サーバ80が発行される
チケットに印刷する識別模様である地紋の指定を、該地
紋データではなく前記地紋IDを含む識別子を送信する
ことで行うようにすることは、これら地紋の指定におい
て比較的データ容量の大きな地紋データ自体をサービス
端末10にその都度送信する必要がなく、通信に要する
時間や通信負荷を低減できるとともに、発行に要する時
間を短縮でき且つこれら地紋データが通信において盗用
される危険性を解消できることから好ましいが、本発明
はこれに限定されるものではなく、前記記専用回線50
a,50b,50c…が光ファイバー等の比較的高速で
大容量のものである場合には、これら地紋データ自体を
サービス端末10に送信するようにしても良い。
【0038】また、本実施例では前述のように、前記模
様選択設定テーブル(TB)の設定内容に基づき、管理
サーバ80が発行するチケットの種別や席種が該当する
識別模様を決定することで、図7(a),(b)に示す
ように、チケットの種別や席種により印刷される識別模
様である地紋が異なるようになっており、このようにす
ることは偽造の実施をより困難にできるばかりか、これ
ら偽造の発見もより容易となることから好ましいが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0039】尚、これら印刷される識別模様である地紋
内には、図10に示すように、複写することでモアレ等
を発生させることで模様内の潜像である「複写」の文字
が再生される複写防止画線を含むようになっており、こ
れら複写防止画線を形成する手法としては、公知の手
法、例えば特開平8−300800号公報や、特開20
00−185457等に開示されている手法による複写
防止画線とすることで、複写により潜像の再生がなされ
る地紋を形成することができる。
【0040】これら複写防止画線を含む地紋印刷の後、
図8(c)に示すように「○○カップ」の文字を、可視
光線の照射では発色せずに特定光であるブラックライト
の紫外線の照射により発光する透明蛍光インクである紫
外線蛍光インクにて前記多機能プリンタ19で印刷した
後、該チケットの内容と前記識別子データ並びに該識別
子データの機械読み取りを可能とするバーコードとを印
刷したチケットが多機能プリンタ19の排出口20より
発行される。
【0041】これら発行に基づき、サービス端末10か
ら管理サーバ80に対し発行完了の旨の所定データが送
信され、該管理サーバ80において、該発行されたチケ
ットの前記識別子データと発行日並びに該チケットを発
行した前記サービス端末10の発行端末IDとが、前記
チケットデータベース(DB)に登録されるとともに、
該チケットデータベース(DB)の発行されたチケット
に該当する席が「空席」から「予約済」に更新される。
【0042】このように本実施例では、特定光であるブ
ラックライトの紫外線の照射により発光する紫外線蛍光
インクにて「○○カップ」の文字を発行するチケットに
印刷することで、通常時には目視確認ができないが、競
技場におけるチケットのチェック時にてブラックライト
を照射することにて、そのチケットの真贋を簡便に判別
できるようになることから好ましいが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら透明蛍光インクとして
は、通常の可視光の照射においては透明(無色)であ
り、特定の光の照射により発光或いは発色できる透明蛍
光インクであれば使用することができ、更には、これら
透明蛍光インクによる印刷を適宜に省くようにしても良
い。
【0043】また、これらのチケットの真贋をより詳細
に照合する場合には、前記識別子データが変換されたバ
ーコードをバーコードリーダにて読み取り、その識別子
データが前記チケットデータベース(DB)の登録とデ
ータ一致するか、更にはその識別子データ中に存在する
地紋IDにより前記識別模様ライブラリ(LB)から特
定される模様と、チケットに印刷されている模様とが一
致するかを照合することで、そのチケットが本物である
かを正確に判別することが可能となることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら識
別子データや前記バーコードの印刷を適宜に省いたり、
これら識別子データと前記バーコードのいずれか一方の
みを印刷するようにしても良い。
【0044】また、前記実施例ではバーコードを用いた
が本発明はこれに限定されるものではなく、これら情報
記録シンボルの形態等は任意とされる。
【0045】以上、本実施例のようにすれば、無地のチ
ケット用紙に識別模様である地紋等が発行時に印刷され
て発行されるようになるため、これら無地のチケット用
紙を盗用されても簡単にチケットが偽造されることを非
常に困難なものにできる。
【0046】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっ
ても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0047】例えば、前記実施例では、管理コンピュー
タとして管理サーバ80を用いた形態を示したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、前記サービス端末
10が発行する有価証券の地紋を所定の決定プログラム
に従って決定して発行することで、前記管理サーバ80
を用いない形態としても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。 (a)請求項1項の発明によれば、発行される有価証券
の用紙を盗用しても、該用紙には予め地紋等の識別模様
が印刷されておらず、これら識別模様としては、前記識
別模様ライブラリより識別模様選定手段が決定(選択)
した識別模様が印刷されて有価証券として発行されるよ
うになるため、用紙が盗難されても容易に偽造を行うこ
とが困難であるとともに、これら識別模様を適宜に変更
すること等を実施することで、これら偽造された有価証
券を本物と容易に識別することが可能となり、これら偽
造行為を専門的な知識等がない人でも簡便に発見できる
ようになる。
【0049】(b)請求項2項の発明によれば、例え
ば、コンサートの内容や席種別等有価証券の種別や内容
の違いにより、発行される有価証券の識別模様が異なる
ようになるため、偽造の実施をより困難にできるばかり
か、これら偽造の発見もより容易となる。
【0050】(c)請求項3項の発明によれば、通常に
おいては識別模様は目視確認不能であるため、これら識
別模様の存在を偽造者等に認知されにくくでき、偽造の
発見を容易化できる。
【0051】(d)請求項4項の発明によれば、目視確
認不能であって特定の光の照射により目視可能となる識
別模様が印刷された有価証券を発行できる。
【0052】(e)請求項5項の発明によれば、前記複
写防止画線を識別模様に含むことで、前記識別模様が印
刷されて発行された有価証券を複製しようとしても、識
別模様の複製を困難とすることができる。
【0053】(f)請求項6項の発明によれば、前記識
別子と有価証券の内容とを照合することで、該有価証券
の真偽を簡便に判別することができる。
【0054】(g)請求項7項の発明によれば、各発行
端末装置において印刷される識別模様のデータ管理或い
は該識別模様の決定が前記管理コンピュータにおいて一
元的に実施されることで、これら印刷される識別模様の
管理を正確に実施できるとともに、その変更等も簡便に
行うことができる。
【0055】(h)請求項8項の発明によれば、発行に
際して比較的データ容量の大きな識別模様自体の模様デ
ータを発行端末装置に送信する必要がなく、これら模様
データの送信に要する通信時間を大幅に短縮できること
から、発行に要する時間を短縮することができるととも
に、これら模様データが通信される間に盗用される危険
性を解消できる。
【0056】(i)請求項9項の発明によれば、前記記
憶手段から識別模様ライブラリのデータが盗用されて
も、定期的にデータ更新を行うことで、これらデータの
盗用による被害を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における有価証券であるチケッ
トの発行システムの構成を示すシステム図である。
【図2】本発明の実施例のチケット発行システムに用い
た発行端末としてのサービス端末を示す外観斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例に用いた前記サービス端末の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例のチケット発行システムを構成
するサービス端末管理センターに配置された管理コンピ
ュータとしての管理サーバの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の実施例における識別模様ライブラリの
構成を示す図である。
【図6】本発明の実施例において用いた前記識別模様の
選択設定内容が登録された模様選択設定テーブルを示す
図である。
【図7】(a),(b)は、本発明の実施例にて発行さ
れる有価証券であるチケットの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施例において発行されるチケットの
印刷過程を示す図である。
【図9】本発明の実施例において用いた紫外線蛍光イン
クの発行状況を示す図である。
【図10】本発明の実施例において用いた複写防止画線
による複写時に再生される潜像を示す図である。
【図11】本発明の実施例におけるサービス端末と管理
サーバとのデータの送受信を示す図である。
【符号の説明】
10 サービス端末 12 ハンドセット 13 CCDカメラ 14 ディスプレイ 15 磁気カードユニット 16 インジケータ 17 紙幣識別ユニット 18 プリンタ(レシート用) 19 多機能プリンタ 20 排出口 21 硬貨識別ユニット 22 メモリーカードスロット 23 MDドライブ 24 テンキーパッド 25 フルレンジスピーカ 26 D/A・A/D変換ユニット 27 アンプ 28 通信部 29 現金処理部 31 記憶装置 32 制御マイコン 50a 専用回線 50b 専用回線 50c 専用回線 51 専用回線 80 管理サーバ 81 中央演算処理装置(CPU) 82 入力装置 83 通信インターフェイス 84 RAM 85 記憶装置 86 リアルタイムクロック(RTC) 87 データバス 100 決済処理コンピュータ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA04 HB10 HB13 JA15 JB14 JB19 JB22 JB27 KA40 KA57 LA17 LA22 LB16 LB52 LB53 LB55 2C061 AP01 AQ05 AS02 CL08 CL10 HJ08 HN05 HQ17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が発行を希望する有価証券に関す
    る情報を受付ける受付け手段と、発行する有価証券に印
    刷する複数の識別模様が登録された識別模様ライブラリ
    を更新記憶可能な記憶手段と、有価証券の販売金額の清
    算が可能な有価価値媒体を受け付ける有価価値媒体受付
    手段と、発行する有価証券に印刷する識別模様を前記識
    別模様ライブラリより選定する識別模様選定手段と、該
    識別模様選定手段にて決定した識別模様を所定の有価証
    券用紙に印刷する印刷手段と、該識別模様が印刷された
    有価証券を発行する発行手段と、を少なくとも備えるこ
    とを特徴とする有価証券発行システム。
  2. 【請求項2】 前記識別模様選定手段は、発行する有価
    証券の種別や内容により異なる識別模様を選定する請求
    項1に記載の有価証券発行システム。
  3. 【請求項3】 前記印刷手段は、目視確認不能に識別模
    様を印刷可能とされている請求項1または2に記載の有
    価証券発行システム。
  4. 【請求項4】 前記印刷手段は、透明蛍光インクにより
    前記目視確認不能に識別模様を印刷する請求項3に記載
    の有価証券発行システム。
  5. 【請求項5】 前記識別模様は、複写防止画線を含む請
    求項1〜4のいずれかに記載の有価証券発行システム。
  6. 【請求項6】 発行される有価証券の種別或いは内容が
    該当する識別子を生成する識別子生成手段を備え、該生
    成された該識別子が前記印刷手段により発行される有価
    証券に印刷されて発行される請求項1〜5のいずれかに
    記載の有価証券発行システム。
  7. 【請求項7】 外部に設けられた管理コンピュータとの
    データ通信を可能とする通信手段を備え、前記識別模様
    選定手段或いは前記記憶手段の少なくとも一方が該通信
    手段を介して接続された管理コンピュータにて形成され
    ている請求項1〜6のいずれかに記載の有価証券発行シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記発行システムは、前記管理コンピュ
    ータと、前記受付け手段と、記憶手段と、有価価値媒体
    受付手段と、印刷手段と、発行手段と、通信手段と、を
    備えて前記管理コンピュータにデータ通信可能に接続さ
    れた発行端末と、から成り、前記記憶手段には、前記各
    識別模様データと該識別模様を特定可能な情報とが対応
    付けて登録された識別模様ライブラリを有するととも
    に、前記管理コンピュータの識別模様ライブラリも、各
    識別模様データと該識別模様を特定可能な情報とが対応
    付けて登録されており、前記管理コンピュータは、前記
    有価証券に印刷する識別模様を特定可能な情報を発行端
    末に送信する請求項7に記載の有価証券発行システム。
  9. 【請求項9】 前記管理コンピュータは、前記記憶手段
    に記憶されている識別模様ライブラリのデータを定期的
    に更新する請求項8に記載の有価証券発行システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282710A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Pfu Ltd 情報キオスク端末装置
JP2019137042A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 独立行政法人 国立印刷局 可変情報印刷物及び可変情報印刷物用データの作成方法

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