JP2002366623A - リアルタイム在庫把握システムおよび端末装置並びに受注処理方法および在庫管理方法 - Google Patents

リアルタイム在庫把握システムおよび端末装置並びに受注処理方法および在庫管理方法

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JP2002366623A
JP2002366623A JP2001177265A JP2001177265A JP2002366623A JP 2002366623 A JP2002366623 A JP 2002366623A JP 2001177265 A JP2001177265 A JP 2001177265A JP 2001177265 A JP2001177265 A JP 2001177265A JP 2002366623 A JP2002366623 A JP 2002366623A
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Yasuhiro Sasaki
木 康 弘 笹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率に優れ、かつ、資源の有効活用にも寄与
し得るリアルタイム在庫把握システム、端末装置、受注
処理方法および在庫管理方法を提供する。 【解決手段】 在庫情報を管理する端末装置PC1がそ
れぞれ設置された複数の店舗と、受注処理部12、メモ
リMRおよび閲覧用在庫情報作成部14を含む本部サー
バ10が設置された本部とで構成されるフランチャイズ
制小売業向けのリアルタイム在庫把握システム2におい
て、本部サーバ10の閲覧用在庫情報作成部14が各店
舗の在庫情報をほぼリアルタイムで順次に取得し、取得
した前記在庫情報に基づいて店舗毎および商品毎に設定
された在庫欠品率を考慮した閲覧用在庫情報を各店舗毎
に作成し、顧客aの情報処理装置に伝送する。顧客aの
注文を受注処理部12で受け付けてその注文情報を店舗
の端末装置PC1に伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、在庫把握システム
および端末装置並びに受注処理方法および在庫管理方法
に関し、特に、多数の小売店舗を有するフランチャイズ
制小売業に好適なリアルタイム在庫把握システムおよび
端末装置並びに受注処理方法および在庫管理方法を対象
とする。
【0002】
【従来の技術】フランチャイズ制小売業の代表例である
コンビニエンスストアでは、顧客の来店を待つだけでな
く、電話やインターネット等により注文を受付けて顧客
の住所に商品を配達するサービスが実施されている。
【0003】このような従来の商品配達サービスの一連
の流れについて図11のフローチャートを参照しながら
を説明する。まず、顧客からの電話注文を店舗側で受け
付けると(ステップS91)、店舗の店員が商品の陳列
棚まで移動して売場の在庫を目視にて確認する(ステッ
プS92)。在庫があると(ステップS93)、店員が
その商品を取り出して受注処理を行ない(ステップS9
4)、顧客に配達して代金を回収し(ステップS9
5)、帰店後に売上処理を実行する(ステップS9
6)。
【0004】コンビニエンスストアの係員は、商品の発
注、入庫処理、POS売上処理等の多岐にわたる膨大な
業務を処理するため、このような商品配達サービスを実
施するにあたり、電話応対に費やす時間が特に問題とな
っていた。
【0005】一方、近年、インターネット等の公衆通信
網を介した電子商取引(以下、ECという)の普及に伴
い、フランチャイズ制小売業にも、ECによる商品販売
が始りつつある。これは、顧客の様々な要望に迅速に対
応できる上、上述した電話注文における業務効率の低下
を解消する手段としても注目されている。
【0006】コンビニエンス業界における従来の技術に
よるECの一例について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の各図において、同一の部分には同一の参照
番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0007】図12は、従来の技術によるECシステム
100の一例を説明するブロック図である。同図に示す
ように、フランチャイズ本部に設置されたサーバ80が
ルータ(図示せず)等を介してインターネットに接続さ
れ、一般顧客が利用する多数のパーソナルコンピュータ
PC70と通信可能な状態になっている。サーバ80
は、本部在庫を管理する管理コンピュータ90に接続さ
れている。ECによる受注は、フランチャイズ本部側で
処理し、顧客が注文した商品は、本部倉庫から出庫され
て店舗Aに届けられ、店舗A側では、この商品を入庫す
るとともに、本部からの指示に従って注文主である顧客
に配達した後、売上処理をしていた。
【0008】図13は、図12に示すECシステム10
0による受注・売上処理の一連の手順を示すフローチャ
ートである。
【0009】まず、例えば顧客aがインターネットを介
してフランチャイズ本部にアクセスし、例えば商品Aの
在庫を照会すると、本部サーバ80がこの照会を受け付
け(ステップS71)、管理コンピュータ90にアクセ
スして商品Aが本部在庫にあるか否かを確認する(ステ
ップS72)。在庫が無い場合には、「在庫無し」の情
報を顧客aのPC70に送信するが(ステップS7
3)、在庫がある場合には、その旨と注文を促す情報を
PC70に送信する(ステップS74)。
【0010】顧客aが商品Aを注文すると(ステップS
75)、サーバ80は、図示しないプリンタ等によりこ
の注文の伝票を発行する。本部側の係員によりこの注文
伝票とともに商品Aが店舗Aに配送され、店舗A側で
は、入庫登録処理により商品Aの本部在庫を店舗在庫に
移し替える(ステップS76)。
【0011】ECシステム100は、クレジットの他、
現金による決済も受付けるように構成されている。顧客
aが注文時にクレジットによる決済を指定した場合に
は、その決済情報がサーバ80から店舗Aにおける図示
しない端末装置に送信され(ステップS80)、商品A
の顧客aへの配達が完了すると(ステップS81)、店
舗Aにおいて決済処理がなされる(ステップS79)。
顧客aが現金による決済を指定した場合には、店舗A
は、顧客aに商品Aを配達し、その場で代金を回収し
(ステップS78)、回収した代金を店舗Aのレジに収
納した後に決済処理を行う(ステップS79)。
【0012】このように、図12に示すECシステムに
よれば、店舗側の負担を大幅に軽減しながらインターネ
ット経由で商品の個別注文を処理できるという利点があ
った。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラン
チャイズの本部側では、多数の顧客からの注文に対処す
るために大量の在庫を抱える必要がある。特に、長期の
保管に向かない生鮮食品の分野では、大量の廃棄品が発
生するおそれがあり、在庫管理上のリスクが大きいだけ
でなく、資源の有効利用の点からも問題がある。さら
に、顧客からの注文をフランチャイズ本部で直接処理す
るのでは、店舗の経営努力を支援するというフランチャ
イズ制の趣旨にそもそも反する、などの問題点があっ
た。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、効率に優れ、かつ、資源の有効活用
にも寄与し得るリアルタイム在庫把握システムおよび端
末装置並びに受注処理方法および在庫管理方法を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。
【0016】即ち、本発明の第1の態様によれば、複数
の店舗と本部で構成されるフランチャイズ制小売業向け
のリアルタイム在庫把握システムであって、上記店舗に
設置されて上記店舗の在庫情報を管理する端末装置と、
本部側に設置され、上記端末装置に接続されて上記在庫
情報をほぼリアルタイムで順次に取得し、取得した上記
在庫情報に基づいて各店舗毎の閲覧用在庫情報を作成す
るサーバと、を備えるリアルタイム在庫把握システムが
提供される。
【0017】上記サーバが上記端末装置からほぼリアル
タイムで取得した上記在庫情報に基づいて各店舗毎の欠
品率を考慮した閲覧用在庫情報を作成するので、本部側
で店舗の在庫情報を把握することができるだけでなく、
実在庫との相異を懸念することなく、注文者に注文可能
な在庫情報を提供できる。また、上記サーバで一元的に
店舗の在庫情報を把握するので、店舗の増加や減少にも
円滑に対処できる。
【0018】上記在庫欠品率は、上記店舗の店頭に配置
される商品毎に設定されると良い。
【0019】本発明にかかるリアルタイム在庫把握シス
テムの好適な実施態様において、上記サーバは、公衆通
信網に接続されて顧客からの上記公衆通信網を介したア
クセスに応じて上記顧客が操作する情報処理装置に上記
閲覧用在庫情報を伝送して上記顧客に商品の注文を促
し、上記顧客の注文を受けてその受注情報を上記店舗の
上記端末装置に伝送する受注処理手段を含む。
【0020】上記閲覧用在庫情報が欠品率を考慮して作
成されているので、店舗における実在庫との相異を懸念
することなく、ECによる注文を本部側で一括して受け
付けることができる。これにより、本部側でEC用の専
用在庫を抱える必要がなくなる。この結果、本部在庫の
コストが消滅するとともに、販売期限付きの商品、典型
的には生鮮食品の本部における廃棄ロスが解消するの
で、資源の有効活用にも寄与することができる。
【0021】上記サーバはまた、上記閲覧用在庫情報を
各店舗の上記端末装置に伝送することが好ましい。これ
により、店舗側でも実在庫との相異を懸念することな
く、電話等による注文に即応することができる。これに
より、店舗側の業務負担が大幅に軽減される。
【0022】上記リアルタイム在庫把握システムにおい
て、上記サーバは、上記閲覧用在庫情報に基づいて上記
店舗相互間で商品在庫数を比較し、上記店舗相互間で所
定数以上の在庫数のばらつきがある場合に、これらの店
舗の各端末装置に上記商品在庫の移し替えを指示する在
庫調整手段をさらに含むことが好ましい。これにより、
特定の店舗の在庫が過剰になることを防止できるととも
に、店舗側における商品の廃棄ロスをも軽減することが
できる。
【0023】また、本発明の第2の態様によれば、複数
の店舗と本部で構成されるフランチャイズ制小売業の上
記店舗に設置されて上記店舗の在庫情報を商品毎に作成
する端末装置であって、上記在庫情報を上記本部側に設
置されるサーバに伝送する送信手段と、上記在庫情報に
基づいて上記サーバが作成して伝送する上記店舗の閲覧
用在庫情報を受け取る受信手段と、上記店舗の閲覧用在
庫情報を表示する表示手段と、を備える端末装置が提供
される。
【0024】上述したリアルタイム在庫把握システムお
よび端末装置において、上記在庫欠品率は、現在の在庫
欠品率とx(x>0)時間後の在庫欠品率とを含み、上
記閲覧用在庫情報は、現在の在庫情報に現在の在庫欠品
率を考慮して作成された現在の閲覧用在庫情報と、x時
間後の閲覧用予定在庫情報とを含み、上記送信手段は、
上記店舗における商品発注情報と商品入荷予定時刻の情
報と商品の販売期限の情報をも上記サーバに伝送し、上
記x時間後の閲覧用予定在庫情報は、上記現在の在庫情
報と、上記商品発注情報と、上記商品入荷予定時刻情報
と、上記商品の販売期限の情報と、上記x時間後の在庫
欠品率に基づいて上記サーバにより作成されることが望
ましい。これにより、閲覧時(現在)のみならず、x時
間後の閲覧用予定在庫情報をも取得できるので、ECま
たは電話等による顧客からの照会に対して幅広い選択肢
を顧客に提供できる。これにより、顧客側においては利
便性が向上されるとともに、フランチャイズ側でもビジ
ネスチャンスを拡大することができる。
【0025】また、本発明の第3の態様によれば、複数
の店舗と本部とで構成されるフランチャイズ制小売業に
おいて公衆通信網を介した顧客からの注文をコンピュー
タシステムにより処理する受注処理方法であって、上記
本部にてほぼリアルタイムで上記店舗の在庫情報を取得
する手順と、上記店舗毎に設定された在庫欠品率を考慮
した閲覧用在庫情報を上記店舗毎に作成する手順と、上
記公衆通信網を介した上記顧客からの照会に応じて上記
店舗の選択を促す画像データを上記顧客が操作する情報
処理装置に上記本部から伝送する手順と、選択された上
記店舗の上記閲覧用在庫情報を上記本部から上記顧客の
上記情報処理装置に伝送して上記顧客に商品の注文を促
す手順と、上記顧客の注文に応じてその受注情報を上記
本部から上記店舗に伝送する手順と、を備える受注処理
方法が提供される。
【0026】上記受注処理方法によれば、店舗の上記閲
覧用在庫情報を上記本部から上記顧客の上記情報処理装
置に伝送して上記顧客に商品の注文を促すので、店舗に
おける実在庫との相異を懸念することなく、ECによる
注文を本部側で一括して受け付けることができる。これ
により、本部側でEC用の専用在庫を抱える必要がなく
なる。この結果、本部在庫のコストが消滅するととも
に、販売期限付き商品の本部における廃棄ロスが解消す
るので、資源の有効活用にも寄与することができる。
【0027】上記在庫欠品率は、上記店舗の店頭に配置
される商品毎に設定されると良い。
【0028】また、上記店舗の在庫情報を取得する手順
は、上記店舗における商品発注情報と、商品入荷予定時
刻の情報と、上記商品の販売期限の情報をも取得する手
順であり、上記在庫欠品率は、現在の在庫欠品率とx
(x>0)時間後の在庫欠品率を含み、上記閲覧用在庫
情報は、現在の在庫情報に現在の在庫欠品率を考慮した
現在の閲覧用在庫情報と、x時間後の閲覧用予定在庫情
報とを含み、上記閲覧用予定在庫情報は、上記店舗にお
ける商品発注情報と、商品入荷予定時刻の情報と、上記
商品の販売期限の情報と、上記x時間後の在庫欠品率に
基づいて作成されることが望ましい。
【0029】また、上記在庫閲覧情報は、上記本部から
各店舗にも伝送されると良い。
【0030】さらに、本発明の第4の態様によれば、複
数の店舗と本部とで構成されるフランチャイズ制小売業
において上記店舗の在庫をコンピュータシステムにより
管理する在庫管理方法であって、上記本部にてほぼリア
ルタイムで上記店舗の在庫情報を取得する手順と、上記
在庫情報に基づいて上記店舗毎におよび商品毎に設定さ
れた在庫欠品率を考慮した閲覧用在庫情報を上記店舗毎
に作成する手順と、上記閲覧用在庫情報に基づいて上記
店舗相互間で商品在庫数を上記本部にて比較する手順
と、上記店舗相互間で所定数以上の在庫数のばらつきが
ある場合に、これらの店舗に上記商品在庫の移し替えを
指示する手順と、を備える在庫管理方法が提供される。
【0031】上記店舗の在庫情報を取得する手順は、上
記店舗における商品発注情報と、商品入荷予定時刻の情
報と、上記商品の販売期限の情報をも取得する手順であ
り、上記在庫欠品率は、現在の在庫欠品率とx(x>
0)時間後の在庫欠品率とを含み、上記閲覧用在庫情報
は、現在の在庫情報に現在の在庫欠品率を考慮した現在
の閲覧用在庫情報と、x時間後の閲覧用予定在庫情報と
を含み、上記x時間後の閲覧用予定在庫情報は、上記商
品発注情報と、上記商品入荷予定時刻情報と、上記商品
の販売期限の情報と、上記x時間後の在庫欠品率に基づ
いて作成されることが望ましい。
【0032】さらに、上述した注文情報は、注文番号を
含むことが好ましい。これにより、この注文番号に従っ
て、顧客を容易に特定することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて図面を参照しながら説明する。
【0034】図1は、本発明にかかるリアルタイム在庫
把握システムの第1の実施の形態の概略構成を示すブロ
ック図である。同図に示すリアルタイム在庫把握システ
ム2は、本部側に設置された本部サーバ10と、各店舗
に設置された端末装置PC1(PC1A,PC1B)と
を備える。店舗側の端末装置PC1は、データ送信手段
(図示せず)とデータ受信手段(図示せず)とを含み、
本部サーバ10に接続される。店舗の端末装置PC1
は、図示しないPOSレジに接続されて店舗の在庫情報
を管理する。在庫情報は、端末装置PC1に接続された
メモリMR10(MR10A,MR10B)に格納され
る。
【0035】本部サーバ10は、メモリMR(MR1,
MR2)と、受注処理部12と、本実施形態において特
徴的な閲覧用在庫情報作成部14とを含む。閲覧用在庫
情報作成部14は、各店舗の端末装置PC1から在庫情
報などの供給を受けて閲覧用在庫情報を作成し、メモリ
MR(MR1,MR2)に格納する。受注処理部12
は、インターネットを介して顧客aのパーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置に接続され、その表示画面にE
C取引メニューを表示するとともに、顧客aからの注文
を受けてその注文情報を店舗の端末装置PC1に供給す
る。図1においては、説明を簡略化するために、店舗A
と店舗Bとを代表的に示したが、本部サーバ10には、
多数の端末装置を接続することが可能である。また、メ
モリMRについても図1にはMR1,MR2のみを模式
的に記載したが、実際には、サーバ10に接続される端
末装置の数に該当する数量の記憶領域を有する記憶装置
が用いられる。これらの点は、後述する図5、図7およ
び図9についても同様である。
【0036】図2は、図1に示す本部サーバ10と店舗
側の端末装置PC1との関係を示す模式図である。本実
施形態のリアルタイム在庫把握システム2では、本部サ
ーバ10を中心にN件(Nは自然数)の店舗の端末装置
PC1A〜PC1Nが専用回線で接続されている。本部
サーバ10は、例えば店舗Aの端末装置から店舗Nの端
末装置に至るまで、在庫データの読み取りと閲覧用店舗
在庫データの更新とをサイクリックに、かつ、リアルタ
イムで実行する。このようなシステム構成を採用するこ
とにより、多数の店舗における商品在庫をリアルタイム
で把握できるので、店舗の増加や減少にも円滑に対処で
きるだけでなく、店舗側の在庫状況に基づいて本部側で
ECによる注文を受け付けることが可能になる。
【0037】しかしながら、店舗側では、不正行為等に
よりデータ上の在庫と店頭在庫(実在)とは必ずしも一
致しない。従って、店舗側の在庫情報に基づいてEC注
文を受け付けるためには、このような欠品を考慮する必
要がある。本実施形態のリアルタイム在庫把握システム
2では、このような欠品を考慮して作成された閲覧用在
庫情報に基づいて顧客からの注文を受け付ける。
【0038】図3は、閲覧用在庫情報の作成方法の説明
図である。まず、店舗側では、端末装置PC1により、
リアルタイムで以下の算式により在庫数を商品毎に算出
する。
【0039】商品ごとの在庫数=入荷数−販売数−廃棄
数 閲覧用在庫情報作成部14は、閲覧時点(現在時点)に
おける閲覧用在庫数のみならず、x時間後の閲覧用予定
在庫数をも商品毎に作成する。閲覧時点の商品毎の閲覧
用在庫数は、 商品毎の在庫数×閲覧時欠品率 で算出する。ここで、欠品率の算出に当たっては、商品
のカテゴリ別に一般的に設定される欠品係数の他、24
時間または営業時間内で時間帯に依存する係数(時間帯
係数)と、店舗の立地条件等に依存する係数(店舗属性
係数)とが考慮される。即ち、閲覧時欠品率は、次式の
通りとなる。
【0040】閲覧時欠品率=商品カテゴリ毎の欠品係数
×時間帯係数×店舗属性係数 また、x時間後の閲覧用予定在庫数を算出するために
は、x時間後の入荷予定数とx時間後の廃棄予定数をも
考慮する必要がある。即ち、 x時間後の商品毎の閲覧用予定在庫数=(商品毎の在庫
数+x時間後の入荷予定数−x時間後の廃棄予定数)×
x時間後の欠品率 となる。ここで、x時間後の入荷予定数は、発注数の情
報と入荷予定時刻の情報を在庫数の情報とともにサーバ
10が店舗側の端末装置PC1から取得することによ
り、容易に算出することができる。同様に、x時間後の
廃棄予定数についても、商品毎の販売期限の情報を在庫
数の情報とともに端末装置PC1から取得すれば、閲覧
用在庫情報作成部14において容易に算出できる。ま
た、x時間後の欠品率は、次式 x時間後の欠品率=商品カテゴリ毎の欠品係数×x時間
後の時間帯係数×店舗属性係数 により算出される。
【0041】次に、上述したリアルタイム在庫把握シス
テム2を用いたECについて、本発明にかかる受注処理
方法の実施の形態のいくつかとして図面を参照しながら
説明する。
【0042】図4は、本発明にかかる受注処理方法の第
1の実施の形態の概略手順を示すフローチャートであ
る。
【0043】まず、顧客aがインターネットを介して本
部サーバ10にアクセスすると、受注処理部12は、こ
れに応じて例えば顧客の近辺にある店舗を一覧メニュー
の形態で選択可能な店舗情報として送信し、顧客aの情
報処理装置の表示画面に表示させ、店舗の選択を促す
(ステップS1)。ここで、情報処理装置には、例えば
設置型の汎用コンピュータや携帯可能なノート型パソコ
ンの他、携帯電話等も含まれる。
【0044】顧客aが例えば店舗Aを選択すると、受注
処理部12は、選択された店舗の閲覧用在庫情報を顧客
aの情報処理装置に送信して表示画面に表示させ、顧客
aの注文を促す(ステップS2)。
【0045】顧客aが閲覧用在庫情報から商品、例えば
商品Aを選択して注文すると、受注処理部12は、注文
番号を生成し、注文Aを受注した旨のメッセージととも
にこの注文番号のデータを顧客aの情報処理装置に送信
し、さらに、受注した商品の種類、数量の情報に顧客の
注文番号を付与して注文情報として店舗Aの端末装置P
C1Aに送信する(ステップS3)。なお、照会時点で
顧客が求める商品が閲覧用在庫にない場合であっても、
顧客にx時間だけ待つ余裕があれば、x時間後の閲覧用
予定在庫を改めて送信して選択を促すことができる。顧
客aがx時間後の閲覧用予定在庫から商品を選択して注
文した場合には、注文情報には、x時間後の取り置きま
たは配達を指示する情報が含まれる。
【0046】注文情報の送信を受けた店舗Aでは、注文
された商品を店頭の陳列棚等から取り出し、その分の在
庫を低減させる処理を実行する(ステップS4)。
【0047】一般的に、ECではクレジットによる決済
が多いが、本実施形態のリアルタイム在庫把握システム
2によれば、現金による決済も顧客は選択できる。顧客
aがクレジットによる決済を指定した場合には(ステッ
プS5)、その情報も注文情報の一つとして店舗Aに送
信され、店舗Aは、クレジットの決済売処理を行い(ス
テップS6)、注文番号に従って指定された住所の顧客
aに商品を配達する(ステップS7)。配達が終了する
と、店舗Aでは売上処理が行われる。
【0048】この一方、顧客aが現金による決済を指定
した場合には(ステップS5)、店舗Aの係員が注文番
号に従って指定された住所の顧客aに商品を配達し、そ
の場で代金を回収する(ステップS8)。最後に係員が
回収した現金をPOSレジに収納して売上処理を行う
(ステップS9)。
【0049】このように、本実施形態によれば、多数の
店舗の在庫を単一のサーバでリアルタイムで一括して把
握し、把握した全店舗の在庫情報に基づいてECの受注
処理を実行するので、本部側でEC専用の在庫を抱える
必要が無くなる。これにより、フランチャイズ全体の在
庫を劇的に圧縮してなおかつ効率的なECを実行するこ
とができる。また、本部在庫において従来発生していた
生鮮食品等の廃棄ロスが消滅するので、資源の有効活用
に大いに寄与することができる。また、従来のように、
本部側の専用在庫から商品を取り出して店舗へ配送する
必要が無くなるので、ECにおける受注業務のコストが
大幅に低減し、資本効率を大幅に向上させることができ
る。さらに、x時間後の閲覧用予定在庫情報に基づいて
顧客の注文を受けることができるので、顧客側ではEC
の利便性が向上し、かつ、フランチャイズ側ではビジネ
スチャンスを大幅に拡大することができる。
【0050】次に、本発明にかかる受注処理方法の第2
の実施の形態について図5および図6を参照しながら説
明する。図5は、本実施形態の受注処理方法を説明する
ためのブロック図であり、また、図6は、この受注処理
方法の概略手順を示すフローチャートである。本実施形
態の特徴は、フランチャイズ全体として、または顧客が
選択した店舗が配達サービスを実施していない場合や顧
客が来店による引き渡しを希望する場合に、顧客が来店
するまで商品を取り置くことを店舗に指示する点にあ
る。
【0051】まず、前述した第1の実施形態と同様に、
顧客aからのアクセスに応じて受注処理部12が選択可
能な店舗情報を送信し、顧客aに店舗の選択を促す(ス
テップS11)。
【0052】顧客aが例えば店舗Aを選択すると、受注
処理部12は、選択された店舗の閲覧用在庫情報を顧客
aの情報処理装置に送信して表示画面に表示させ、顧客
aの注文を促す(ステップS12)。
【0053】顧客aが閲覧用在庫情報から商品、例えば
商品Aを選択して注文すると、受注処理部12は、注文
番号を生成し、商品Aの注文を受注した旨のメッセージ
とともにこの注文番号を顧客aの情報処理装置に送信
し、さらに、商品の種類、数量の情報、注文番号などの
注文情報に併せて商品取り置きの指示を店舗Aの端末装
置Aに送信する(ステップS13)。なお、上述した第
1の実施形態と同様に、照会時点で顧客が求める商品が
閲覧用在庫にない場合は、x時間後の閲覧用予定在庫情
報を送信して改めて選択を促しても良い。顧客aがx時
間後の閲覧用予定在庫から商品Aを選択して注文した場
合には、取り置き指示には、x時間後の取り置き指示と
なる。
【0054】注文情報の送信を受けた店舗Aでは、注文
された商品を店頭の陳列棚等から取り出し、その分の在
庫を低減させる処理を行ってその商品を取り置く(ステ
ップS14)。
【0055】最後に、顧客aが来店すると、店舗Aでは
取り置いた商品Aを注文番号に従って顧客aに引き渡
し、代金を回収した後に売上処理を実行する(ステップ
S15)。
【0056】このように、本実施形態によれば、フラン
チャイズ全体、または一部の店舗が配達サービスを実施
していない場合、または顧客が来店による引き渡しを希
望する場合でも、ECによる注文を受け付けて効率よく
処理することができる。
【0057】なお、上述の説明では、取り置いた商品と
引き替えに代金を回収する態様について説明したが、第
1の実施形態と同様に、顧客aは、クレジットによる決
済をECで指定することもできる。また、本実施形態の
処理方法と前述した第1の実施形態の処理方法とは、択
一的なものでは決してなく、配達サービスを実施してい
る店舗については、両者を並行して実行することもでき
る。
【0058】次に、本発明にかかるリアルタイム在庫把
握システムの第2の実施の形態について図7を参照しな
がら説明する。図7は、本実施形態のリアルタイム在庫
把握システムの概略構成を示すブロック図である。同図
に示すリアルタイム在庫把握システム4は、店舗に設置
されメモリMR10(MR10A,MR10B)に接続
された端末装置PC2(PC2A,PC2B)と、本部
サーバ20とを備える。本部サーバ20は、図1および
図5との対比において明らかなように、受注処理部を含
まず、また、公衆通信網にも接続されていない。また、
本実施形態において店舗側の端末装置PC2(PC2
A,PC2B)には、顧客aからの電話注文に対して注
文番号を生成するプログラムが組み込まれている。本部
サーバ20は、閲覧用在庫情報(閲覧時の在庫情報とx
時間後の在庫予定情報の双方を含む)を店舗側の端末装
置PC2にフィードバックする。本部サーバ20のその
他の構成は、図1または図5に示す本部サーバ10と実
質的に同一である。なお、図7に示すリアルタイム在庫
把握システム4の動作について、本発明にかかる受注処
理方法の第3の実施の形態として図8を参照しながら説
明する。本実施形態の特徴は、閲覧用在庫情報を店舗側
にも供給し、この閲覧用在庫情報に基づいて店舗におい
て電話による注文を効率よく処理する点にある。
【0059】図8は、本実施形態の受注処理方法の概略
手順を示すフローチャートである。まず、顧客aが電話
で例えば店舗Aに商品Aの注文を行うと(ステップS2
1)、この電話注文を受けた店舗Aの係員は、本部サー
バ20から伝送され端末装置PC2の表示画面に表示さ
れた閲覧用在庫情報に注文の商品があることを確認し、
顧客aの住所等を聞いた後に受注処理を実行する。これ
により、端末装置PC2Aが注文番号を生成するので、
注文を受けた係員がこの注文番号を顧客aに伝える(ス
テップS22)。なお、閲覧時に閲覧用在庫情報に商品
Aが無い場合でも、x時間後の閲覧用予定在庫情報を確
認し、改めて顧客aに提案することも可能である。
【0060】次に、店舗Aの係員は、陳列棚等から注文
された商品Aを取り出し、端末装置PC2を操作して取
り出した商品の在庫数を注文数だけ低減する(ステップ
S23)。
【0061】次に、店舗Aの係員は、指定された住所へ
商品Aを配達し、注文番号により顧客aを確認した後、
商品Aの引き渡しと引き替えに代金を回収し、最後に帰
店後に売上処理を実行する(ステップS24)。
【0062】このように、本実施形態の受注処理方法に
よれば、本部サーバ20から閲覧用在庫情報が店舗側の
端末装置PC2にフィードバックされるので、店舗側で
は、実在庫を目視確認することなく、端末装置PC2の
画面に表示された閲覧用在庫情報を確認するだけで電話
注文を受け付けることができる。これにより、受注効率
を大幅に向上させることができる。
【0063】本実施形態の受注処理方法では、図7に示
すリアルタイム在庫把握システム4を用いる形態につい
て説明したが、これに限ることなく、注文番号を生成す
るプログラムを端末装置PC1に読み込ませることによ
り、本実施形態の受注処理方法は、図1または図5に示
すリアルタイム在庫把握システム2を用いて実施するこ
とも可能である。
【0064】次に、本発明にかかるリアルタイム在庫把
握システムの第3の実施の形態について図面を参照しな
がら説明する。
【0065】図9は、本実施形態のリアルタイム在庫把
握システムの概略構成を示すブロック図である。同図に
示すリアルタイム在庫把握システム6は、店舗側に設置
されメモリMR10(MR10A,MR10B)に接続
された端末装置PC2(PC2A,PC2B)と本部側
に設置された本部サーバ30とを備える。本部サーバ3
0は、店舗の在庫情報を取得して閲覧用在庫情報を作成
する閲覧用在庫情報作成部12と、閲覧用在庫情報を店
舗毎に格納するメモリMR(MR1,MR2)と、本実
施形態において特徴的な閲覧用在庫情報比較部32およ
び在庫移替指示部34を含む。
【0066】図9に示すリアルタイム在庫把握システム
6の動作について本発明にかかる在庫管理方法の実施の
一形態として図10を参照しながら説明する。
【0067】図10は、本実施形態の在庫管理方法の概
略構成を示すフローチャートである。
【0068】まず、閲覧用在庫情報比較部32が各メモ
リMR(MR1,MR2)から閲覧用在庫情報を引き出
して店舗相互間で在庫の状態を各商品毎に比較し(ステ
ップS31)、同一商品について特定の店舗に所定数以
上の在庫の偏りがあるか否かを判定する(ステップS3
2)。
【0069】ここで、例えば図9に示す店舗Aと店舗B
との間で在庫の偏りが発生していると判断した場合には
(ステップS32)、閲覧用在庫情報比較部32は、多
くの在庫を抱えている店舗(過剰在庫の店舗)の名称
(店舗A)と、同一商品の在庫が少ない店舗(僅少在庫
の店舗)の名称(店舗B)と、在庫数の差の情報とを在
庫移替指示部34に伝える。在庫移替指示部34は、閲
覧用在庫情報比較部32から供給された以上の情報に基
づいて、過剰在庫の店舗(店舗A)から僅少在庫の店舗
(店舗B)へその商品を移し替える旨のメッセージを生
成してそれぞれの店舗の端末装置(PC2A,2A)へ
伝送する(ステップS33)。このメッセージを受けた
店舗はそれぞれ以下の処理を実行する。
【0070】即ち、過剰在庫の店舗(店舗A)は、指示
された商品について指示された数量だけの出庫登録処理
を実行し、僅少在庫の店舗(店舗B)宛にその商品を指
示された数量だけ搬送する(ステップSS34)。商品
の搬送を受けた僅少在庫の店舗(店舗B)は、その商品
の入庫登録処理を実行する(ステップS35)。
【0071】このように、本実施形態によれば、各店舗
相互間の在庫の偏りをフランチャイズの本部で把握し、
過剰在庫の店舗から僅少在庫の店舗へ商品の移し替えを
指示するので、フランチャイズ全般で過剰在庫を圧縮す
ることができる。これにより、商品在庫を効率良く管理
することができ、特に、生鮮食品等の販売期限付き商品
については、商品の廃棄ロスを縮小することができる。
この結果、商品の仕入れコストを低減することができる
上、資源の有効活用に寄与することが可能になる。
【0072】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記形態に限ることなく、その技術的範
囲内で種々変更して適用できることは勿論である。例え
ば、上述した実施形態では、閲覧時における閲覧用在庫
情報を顧客に送信し、この時点で顧客の希望する商品の
在庫がない場合に、x時間後の閲覧用予定在庫情報を送
信することとしたが、これに限ることなく、例えば閲覧
時の閲覧用在庫情報に併せてx時間後の閲覧用予定在庫
情報を同時に送信して幅広い選択肢を顧客に提供しても
良い。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は以下の効
果奏する。
【0074】即ち、本発明によれば、フランチャイズ全
体の商品在庫を大幅に圧縮しながら高い効率でECを行
うことができる。
【0075】また、本発明によれば、フランチャイズの
店舗間での商品在庫の偏りを解消して在庫コストを軽減
するとともに、資源の有効活用にも寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるリアルタイム在庫把握システム
の第1の実施の形態の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示す本部サーバと店舗端末との関係を示
す模式図である。
【図3】閲覧用在庫数の算出方法の説明図である。
【図4】本発明にかかる受注処理方法の第1の実施の形
態を説明するフローチャートである。
【図5】本発明にかかる受注処理方法の第2の実施の形
態を説明するブロック図である。
【図6】図5に示す受注処理方法を説明するフローチャ
ートである。
【図7】本発明にかかるリアルタイム在庫把握システム
の第2の実施の形態の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明にかかる受注処理方法の第3の実施の形
態の概略手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかるリアルタイム在庫把握システム
の第3の実施の形態の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明にかかる在庫管理方法の実施の一形態
の概略手順を示すフローチャートである。
【図11】コンビニエンスストアで従来より実施されて
いる商品配達サービスの一連の流れを説明するフローチ
ャートである。
【図12】従来の技術によるECシステムの一例を説明
するブロック図である。
【図13】図12に示すECシステムによる受注・売上
処理の一連の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2,4,6 リアルタイム在庫把握システム 10,20,30 本部サーバ 12 受注処理部 14 閲覧用在庫情報作成部 32 閲覧用在庫情報比較部 34 在庫移替指示部 MR1,MR2,MR10A,MR10B メモリ PC1A,PC1B,PC2A,PC2B 端末装置

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の店舗と本部で構成されるフランチャ
    イズ制小売業向けのリアルタイム在庫把握システムであ
    って、 前記店舗に設置されて前記店舗の在庫情報を管理する端
    末装置と、 本部側に設置され、前記端末装置に接続されて前記在庫
    情報をほぼリアルタイムで順次に取得し、取得した前記
    在庫情報に基づいて各店舗毎に欠品率を考慮した閲覧用
    在庫情報を作成するサーバと、を備えるリアルタイム在
    庫把握システム。
  2. 【請求項2】前記在庫欠品率は、前記店舗の店頭に配置
    される商品毎に設定されることを特徴とする請求項1に
    記載の在庫管理システム。
  3. 【請求項3】前記サーバは、公衆通信網に接続されて顧
    客からの前記公衆通信網を介したアクセスに応じて前記
    顧客が操作する情報処理装置に前記閲覧用在庫情報を伝
    送して前記顧客に商品の注文を促し、前記顧客の注文を
    受けてその受注情報を前記店舗の前記端末装置に伝送す
    る受注処理手段を含むことを特徴とする請求項1または
    1または2に記載のリアルタイム在庫把握システム。
  4. 【請求項4】前記サーバは、前記閲覧用在庫情報を各店
    舗の前記端末装置に伝送することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のリアルタイム在庫把握システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記在庫欠品率は、現在の在庫欠品率とx
    (x>0)時間後の在庫欠品率とを含み、 前記閲覧用在庫情報は、現在の在庫情報に現在の在庫欠
    品率を考慮して作成された現在の閲覧用在庫情報と、x
    時間後の閲覧用予定在庫情報とを含み、 前記サーバは、前記端末装置から前記店舗における商品
    発注情報と商品入荷予定時刻の情報と商品の販売期限の
    情報をも取得し、前記現在の在庫情報と、前記商品発注
    情報と、前記商品入荷予定時刻情報と、前記商品の販売
    期限の情報と、前記x時間後の在庫欠品率に基づいて前
    記x時間後の閲覧用予定在庫情報を作成することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリアルタイム
    在庫把握システム。
  6. 【請求項6】前記サーバは、前記閲覧用在庫情報に基づ
    いて前記店舗相互間で商品在庫数を比較し、前記店舗相
    互間で所定数以上の在庫数のばらつきがある場合に、こ
    れらの店舗の各端末装置に前記商品在庫の移し替えを指
    示する在庫調整手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載のリアルタイム在庫把握シ
    ステム。
  7. 【請求項7】複数の店舗と本部で構成されるフランチャ
    イズ制小売業の前記店舗に設置されて前記店舗の在庫情
    報を商品毎に作成する端末装置であって、 前記在庫情報を前記本部側に設置されるサーバに伝送す
    る送信手段と、 前記在庫情報と商品毎に設定される在庫欠品率に基づい
    て前記サーバが作成して伝送する前記店舗の閲覧用在庫
    情報を受け取る受信手段と、 前記店舗の閲覧用在庫情報を表示する表示手段と、を備
    える端末装置。
  8. 【請求項8】前記受信手段は、前記サーバが公衆通信網
    を介して受け付けた顧客からの注文に基づいて作成して
    伝送する注文情報をも受け取ることを特徴とする請求項
    7に記載の端末装置。
  9. 【請求項9】前記在庫欠品率は、現在の在庫欠品率とx
    (x>0)時間後の在庫欠品率とを含み、 前記閲覧用在庫情報は、現在の在庫情報に現在の在庫欠
    品率を考慮して作成された現在の閲覧用在庫情報と、x
    時間後の閲覧用予定在庫情報とを含み、 前記送信手段は、前記店舗における商品発注情報と商品
    入荷予定時刻の情報と商品の販売期限の情報をも前記サ
    ーバに伝送し、 前記x時間後の閲覧用予定在庫情報は、前記現在の在庫
    情報と、前記商品発注情報と、前記商品入荷予定時刻情
    報と、前記商品の販売期限の情報と、前記x時間後の在
    庫欠品率に基づいて前記サーバにより作成されることを
    特徴とする請求項7または8に記載の端末装置。
  10. 【請求項10】前記サーバは、前記閲覧用在庫情報に基
    づいて前記複数の店舗相互間で商品在庫数を比較し、 前記受信手段は、前記店舗の在庫が他の店舗の在庫と比
    較して所定数以上の差異がある場合に、前記サーバから
    伝送され前記他の店舗との間で前記商品在庫の移し替え
    を指示する在庫調整情報をさらに受け取ることを特徴と
    する請求項7乃至9のいずれかに記載の端末装置。
  11. 【請求項11】複数の店舗と本部とで構成されるフラン
    チャイズ制小売業において公衆通信網を介した顧客から
    の注文をコンピュータシステムにより処理する受注処理
    方法であって、 前記本部にてほぼリアルタイムで前記店舗の在庫情報を
    取得する手順と、 前記店舗毎に設定された在庫欠品率を考慮した閲覧用在
    庫情報を前記店舗毎に作成する手順と、 前記公衆通信網を介した前記顧客からの照会に応じて前
    記店舗の選択を促す画像データを前記顧客が操作する情
    報処理装置に前記本部から伝送する手順と、 選択された前記店舗の前記閲覧用在庫情報を前記本部か
    ら前記顧客の前記情報処理装置に伝送して前記顧客に商
    品の注文を促す手順と、 前記顧客の注文に応じてその受注情報を前記本部から前
    記店舗に伝送する手順と、を備える受注処理方法。
  12. 【請求項12】前記在庫欠品率は、前記店舗の店頭に配
    置される商品毎に設定されることを特徴とする請求項1
    1に記載の受注処理方法。
  13. 【請求項13】前記店舗の在庫情報を取得する手順は、
    前記店舗における商品発注情報と、商品入荷予定時刻の
    情報と、前記商品の販売期限の情報をも取得する手順で
    あり、 前記在庫欠品率は、現在の在庫欠品率とx(x>0)時
    間後の在庫欠品率を含み、 前記閲覧用在庫情報は、現在の在庫情報に現在の在庫欠
    品率を考慮した現在の閲覧用在庫情報と、x時間後の閲
    覧用予定在庫情報とを含み、 前記閲覧用予定在庫情報は、前記店舗における商品発注
    情報と、商品入荷予定時刻の情報と、前記商品の販売期
    限の情報と、前記x時間後の在庫欠品率に基づいて作成
    されることを特徴とする請求項11または12に記載の
    受注処理方法。
  14. 【請求項14】前記在庫閲覧情報は、前記本部から各店
    舗にも伝送されることを特徴とする請求項11乃至13
    のいずれかに記載の受注処理方法。
  15. 【請求項15】複数の店舗と本部とで構成されるフラン
    チャイズ制小売業において前記店舗の在庫をコンピュー
    タシステムにより管理する在庫管理方法であって、 前記本部にてほぼリアルタイムで前記店舗の在庫情報を
    取得する手順と、 前記在庫情報に基づいて前記店舗毎におよび商品毎に設
    定された在庫欠品率を考慮した閲覧用在庫情報を前記店
    舗毎に作成する手順と、 前記閲覧用在庫情報に基づいて前記店舗相互間で商品在
    庫数を前記本部にて比較する手順と、 前記店舗相互間で所定数以上の在庫数のばらつきがある
    場合に、これらの店舗に前記商品在庫の移し替えを指示
    する手順と、を備える在庫管理方法。
  16. 【請求項16】前記店舗の在庫情報を取得する手順は、
    前記店舗における商品発注情報と、商品入荷予定時刻の
    情報と、前記商品の販売期限の情報をも取得する手順で
    あり、 前記在庫欠品率は、現在の在庫欠品率とx(x>0)時
    間後の在庫欠品率とを含み、 前記閲覧用在庫情報は、現在の在庫情報に現在の在庫欠
    品率を考慮した現在の閲覧用在庫情報と、x時間後の閲
    覧用予定在庫情報とを含み、 前記x時間後の閲覧用予定在庫情報は、前記商品発注情
    報と、前記商品入荷予定時刻情報と、前記商品の販売期
    限の情報と、前記x時間後の在庫欠品率に基づいて作成
    されることを特徴とする請求項15に記載の在庫管理方
    法。
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