JP2002366539A - データ補間装置および方法、標本化関数生成装置、データ補間プログラム、記録媒体 - Google Patents

データ補間装置および方法、標本化関数生成装置、データ補間プログラム、記録媒体

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JP2002366539A
JP2002366539A JP2001173883A JP2001173883A JP2002366539A JP 2002366539 A JP2002366539 A JP 2002366539A JP 2001173883 A JP2001173883 A JP 2001173883A JP 2001173883 A JP2001173883 A JP 2001173883A JP 2002366539 A JP2002366539 A JP 2002366539A
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裕喜生 小柳
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    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/06Non-recursive filters
    • H03H17/0621Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
    • H03H17/0635Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies
    • H03H17/065Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies the ratio being integer
    • H03H17/0657Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies the ratio being integer where the output-delivery frequency is higher than the input sampling frequency, i.e. interpolation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/15Correlation function computation including computation of convolution operations
    • GPHYSICS
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/17Function evaluation by approximation methods, e.g. inter- or extrapolation, smoothing, least mean square method

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全域において1回以上微分可能な有限台の標
本化関数に基づく滑らかなデータ補間をより簡単な演算
で行うことができるようにする。 【解決手段】 順次入力される離散データを遅延させる
数段の遅延回路1-1,2 -1,3-1と、数段の遅延回路1
-1,2-1,3-1の各出力段から取り出されるそれぞれの
データに対して、デジタル基本関数(−1,1,8,
8,1,−1)の値に応じた重み付け加算をすることに
よって補間データを求める乗加算回路4-1〜16-1とを
設け、全域において1回以上微分可能な有限台の標本化
関数を極めて簡単な四則演算のみで得ることができよう
にし、ローパスフィルタの位相歪みや打ち切り誤差のな
い良好な補間データを得るための演算時間を短縮化する
ことができるようにするとともに、その演算回路を簡素
化できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ補間装置およ
び方法、標本化関数生成装置、データ補間プログラム、
記録媒体に関し、特に、音声や画像などの離散的なデー
タ間を補間するデータ補間方式に用いて好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、あらかじめ与えられた標本値間の
値を求めるデータ補間方法として、様々な方法が提案さ
れている。最も簡単な方法は、直線補間である。この直
線補間では、例えば2つの標本値x1,x2の間を補間
する中間値として、(x1+x2)/2で表される補間
データを求める。
【0003】また、所定の標本化関数を用いてデータ補
間を行う方法も知られている。この場合のデータ補間に
は、通常、従来から知られているsinc関数と称され
る標本化関数が用いられる。
【0004】図14は、sinc関数の説明図である。
sinc関数は、ディラックのデルタ関数を逆フーリエ
変換したときに現れるものであり、標本化周波数をfと
したときにsin(πft)/(πft)で定義され
る。このsinc関数は、t=0のサンプル点のみで値
が1になり、他の全てのサンプル点では値が0となる。
【0005】図15は、図14に示した標本化関数を用
いたデータ補間の説明図である。図15において、等間
隔のサンプル点t1,t2,t3,t4のそれぞれにお
ける離散データの値をY(t1),Y(t2),Y(t
3),Y(t4)とし、例えばサンプル点t2とt3の
間の所定位置t0(t2から距離aの位置)に対応した
補間値y(t0)を求める場合を考える。
【0006】一般に、補間値y(t0)を標本化関数を
用いて求めるには、各サンプル点t1〜t4の離散デー
タ値Y(t1)〜Y(t4)に対応した振幅を有する複
数の標本化関数について、補間位置t0における値(×
印で示す)を夫々求め、これらを畳み込み演算によって
全て加算すればよい。
【0007】これらのデータ補間は、例えば、離散的な
デジタルデータを連続的なアナログ信号に変換するデジ
タル−アナログ変換処理や、圧縮時に離散化されたデー
タから補間によって連続的な元データを復元する伸長処
理などに利用される。その際には、与えられた離散的な
サンプル点間の値をできるだけ滑らかに補間することが
要求されることが多い。
【0008】この要求に対応するために、補間処理によ
って擬似的にサンプリング周波数を上げる従来のデータ
補間方法では、求めた各補間値をサンプルホールド回路
によって保持して階段状の信号波形を生成した後に、そ
れをローパスフィルタに通すことによって滑らかな信号
を出力するようにしていた。
【0009】ところが、この方法では、出力される連続
信号に、ローパスフィルタによる位相特性の劣化が生じ
るという問題があった。また、上述したsinc関数
は、±∞で0に収束する関数であるため、正確な補間値
を求めようとすると、全ての離散データ値に対応したs
inc関数の値を求めて加算する必要がある。ところが
実際には、処理能力や回路規模等の都合から、考慮する
離散データの範囲を限定して畳み込み演算が行われてい
た。そのため、得られる補間値には打ち切り誤差が含ま
れ、正確な補間値が得られないという問題があった。
【0010】このような問題を解決するために、本出願
人は、ローパスフィルタによる位相特性の劣化や打ち切
り誤差がなく、歪みの少ない出力波形を得ることが可能
なデータ補間方式を発明し、既に特許出願した(特願平
11−173245号)。この特願平11−17324
5号に記載の発明は、図12に示すデジタル基本関数を
入力されるn個の離散データの値に応じた振幅に加工
し、それらをオーバーサンプリングおよび畳み込み演算
によって合成することにより、結果として図13に示す
ような標本化関数に基づきデータ補間を行うようにした
ものである。
【0011】この図13に示す標本化関数は、全域にお
いて1回微分可能であって、横軸に沿った標本位置tが
有限の局所的な領域内でのみ0以外の有限な値を有し、
それ以外の領域では値が全て0となる有限台の関数であ
る。また、図13の標本化関数は、サンプル点t3のみ
で極大値をとり、4つのサンプル点t1,t2,t4,
t5で値が0になるという特徴を持つ関数であり、滑ら
かな波形の信号を得るために必要なサンプル点は全て通
る。
【0012】このように、図13に示す関数は、全域に
おいて1回微分可能であり、しかもサンプル点t1,t
5において0に収束する有限台の標本化関数である。し
たがって、図14に示した従来のsinc関数の代わり
に、図13の標本化関数を用いて各離散データに基づく
重ね合わせを行うことにより、離散データ間の値を1回
微分可能な関数を用いて滑らかに補間することが可能と
なる。これにより、ローパスフィルタを不要とし、その
位相特性の劣化を防止することができる。
【0013】また、図13の標本化関数は、サンプル点
t1,t5で0に収束するため、t1〜t5の範囲内で
の離散データだけを考慮に入れればよい。したがって、
ある1つの補間値を求める場合には、限られた数の離散
データの値のみを考慮すればよいことになり、処理量を
大幅に削減することができる。しかも、t1〜t5の範
囲外の各離散データについては、本来考慮すべきである
が処理量や精度等を考慮して無視しているというわけで
はなく、理論的に考慮する必要がないため、打ち切り誤
差の発生を防止することもできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平11−173245号に記載されたデータ補間方式
では、上述のように優れた特性は得ることができるもの
の、畳み込み演算あるいは移動平均演算など、直線補間
などの簡単なデータ補間方式に比べて複雑な演算を行う
必要があった。
【0015】そこで本発明は、全域において1回以上微
分可能な有限台の標本化関数に基づく滑らかなデータ補
間をより簡単な演算で行うことができるようにし、演算
時間の短縮化や、その演算を行うための回路の簡素化を
実現できるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ補間装置
は、順次入力される離散データを順次遅延させる数段の
遅延回路と、上記数段の遅延回路の各出力段から取り出
されるそれぞれのデータに対して、デジタル基本関数の
値に応じた重み付け加算をすることにより、上記順次入
力される離散データに対する補間データを求める乗加算
回路とを備えたことを特徴とする。
【0017】本発明の他の態様では、上記数段の遅延回
路と上記乗加算回路とを1組のオーバーサンプリング回
路として、複数のオーバーサンプリング回路をカスケー
ド接続したことを特徴とする。
【0018】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データを順次遅延させる3段の遅延回路と、上記
3段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞれの
データに対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付
け加算をすることにより、上記順次入力される離散デー
タに対する補間データを求める乗加算回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0019】本発明のその他の態様では、上記3段の遅
延回路と上記乗加算回路とを1組のオーバーサンプリン
グ回路として、複数のオーバーサンプリング回路をカス
ケード接続したことを特徴とする。
【0020】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データを順次遅延させる数段の遅延回路と、上記
数段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞれの
データに対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付
け加算をすることにより、上記順次入力される離散デー
タに対する補間データを求める乗加算回路と、上記乗加
算回路から出力される隣接する補間データどうしの平均
データを求める平均化回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0021】本発明のその他の態様では、上記数段の遅
延回路と上記乗加算回路と上記平均化回路とを1組のオ
ーバーサンプリング回路として、複数のオーバーサンプ
リング回路をカスケード接続したことを特徴とする。
【0022】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データを順次遅延させる4段の遅延回路と、上記
4段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞれの
データに対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付
け加算をすることにより、上記順次入力される離散デー
タに対する補間データを求める乗加算回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0023】本発明のその他の態様では、上記4段の遅
延回路と上記乗加算回路とを1組のオーバーサンプリン
グ回路として、複数のオーバーサンプリング回路をカス
ケード接続したことを特徴とする。
【0024】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データを順次遅延させる5段の遅延回路と、上記
5段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞれの
データに対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付
け加算をすることにより、上記順次入力される離散デー
タに対する補間データを求める乗加算回路とを備えたこ
とを特徴とする。
【0025】本発明のその他の態様では、上記5段の遅
延回路と上記乗加算回路とを1組のオーバーサンプリン
グ回路として、複数のオーバーサンプリング回路をカス
ケード接続したことを特徴とする。
【0026】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データについて、注目するサンプル点の離散デー
タとその周辺数個のサンプル点の離散データを取得する
データ取得手段と、上記データ取得手段により取得した
数個の離散データに対して、デジタル基本関数の値に応
じた重み付け加算をすることにより、上記注目するサン
プル点の離散データに対する補間データを順次求める補
間手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】本発明のその他の態様では、上記データ取
得手段および上記補間手段の処理を、上記補間手段の出
力データを上記データ取得手段の入力として数回繰り返
し行うことを特徴とする。
【0028】本発明のその他の態様では、上記補間手段
により求められた補間データについて、隣接する補間デ
ータどうしで平均化演算を行う平均化手段を備えたこと
を特徴とする。
【0029】また、本発明のデータ補間方法は、順次入
力される離散データについて、注目するサンプル点の離
散データとその周辺数個のサンプル点の離散データとに
対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算を
することにより、上記注目するサンプル点の離散データ
に対する補間データを求めるようにしたことを特徴とす
る。
【0030】本発明の他の態様では、上記デジタル基本
関数の値に応じた重み付け加算により求められた補間デ
ータについて、隣接する補間データどうしで平均化演算
を行うようにしたことを特徴とする。
【0031】本発明のその他の態様では、上記デジタル
基本関数の値に応じた重み付け加算により求められた補
間データをついて、注目するサンプル点の補間データと
その周辺数個のサンプル点の補間データとに対して、上
記デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算をするこ
とにより、上記注目するサンプル点の補間データに対す
る補間データを更に求めるようにしたことを特徴とす
る。
【0032】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データについて、注目する1つのサンプル点の離
散データとその両隣のサンプル点の離散データとに対し
て、デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算をする
ことにより、上記1つのサンプル点の離散データから2
つのサンプル点の補間データを順次求めるようにしたこ
とを特徴とする。
【0033】本発明のその他の態様では、順次入力され
る離散データについて、注目する隣接する2つのサンプ
ル点の離散データとその両隣のサンプル点の離散データ
とに対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付け加
算をすることにより、上記2つのサンプル点の間を補間
する補間データを順次求めるようにしたことを特徴とす
る。
【0034】また、本発明の標本化関数生成装置は、入
力される単一のデジタルデータを順次遅延させる数段の
遅延回路と、上記数段の遅延回路の各出力段から取り出
されるそれぞれのデータに対して、デジタル基本関数の
値に応じた重み付け加算をすることにより、上記単一の
デジタルデータに対する補間データを求める乗加算回路
とから1組のオーバーサンプリング回路を構成し、複数
のオーバーサンプリング回路をカスケード接続したこと
を特徴とする。
【0035】また、本発明のデータ補間プログラムは、
請求項17〜19の何れか1項に記載の各手段としてコ
ンピュータを機能させるためのプログラム、あるいは、
請求項20〜26の何れか1項に記載のデータ補間方法
の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムである。
【0036】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項17〜19の何れか1項に記載の
各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
ム、あるいは、請求項20〜26の何れか1項に記載の
データ補間方法の処理手順をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、
第1の実施形態によるデータ補間装置の構成例を示す図
である。図2は、第1の実施形態によるデータ補間の原
理を説明するための図である。まず、図2を用いて本実
施形態によるデータ補間の原理について説明する。
【0038】図2に示すデータ構造において、横軸のA,
B,C,…は1クロック毎に順次入力される各サンプル点の
離散データを示し、そのデータ値がデジタル基本関数に
対する係数となる。また、縦軸のa,b,c,…は、デジタル
基本関数により加工された離散データの中心位置を示
す。
【0039】ここで用いるデジタル基本関数は、オーバ
ーサンプリングによるデータ補間を行う際に使用する標
本化関数の基本となるものであり、図10に示されるも
のである。このデジタル基本関数は、1クロック毎にデ
ータ値を−1,1,8,8,1,−1と変化させて作成
したものである。
【0040】図2に示すように、離散データAに対する
デジタル基本関数は、最初のクロック位置を先頭として
各関数値(−1,1,8,8,1,−1)を1クロック
ずつずらして与えられる。また、次の離散データBに対
するデジタル基本関数は、最初のクロック位置より2ク
ロック後のクロック位置を先頭として各関数値を1クロ
ックずつずらして与えられる。同様に、順次入力される
各離散データC,D,E,F,…に対するデジタル基本関数は、
更に2クロックずつ遅れたクロック位置をそれぞれ先頭
として、各関数値を1クロックずつずらして与えられ
る。
【0041】このようなデータ構造に基づいて、1つの
離散データBから2つの補間データB1,B2を生成する場合
を例に挙げて説明する。ここでは、デジタル基本関数に
より加工された離散データBの中心位置bを挟む2行のデ
ータをそれぞれb1,b2とし、これらのデータb1,b2に対し
て畳み込み演算を行うことを考える。この場合、2つの
隣接するデータ値b1,b2は、それぞれ b1=A+8B−C …(1) b2=−A+8B+C …(2) と表される。
【0042】上記式(1)(2)より、 b1+b2=16B …(3) と表され、さらに、 B=(b1/8+b2/8)/2 …(4) のように変形される。
【0043】上記式(4)から、離散データBは、2つのデ
ータb1/8,b2/8の中間値に相当すると言える。これを
逆に考えることで、1つの離散データBは、2つの補間
データB1,B2に置き換えることができ、それらは、 B1=(A+8B−C)/8 …(5) B2=(−A+8B+C)/8 …(6) のように表される。
【0044】また、離散データBについて式(4)に示され
る関係が他の離散データC,D,E,F,…についても同様に成
り立つことから、 C=(c1/8+c2/8)/2 D=(d1/8+d2/8)/2 E=(e1/8+e2/8)/2 F=(f1/8+f2/8)/2 …… となる。
【0045】したがって、次式に示すように、1つの離
散データCは2つの補間データC1,C2に、1つの離散デ
ータDは2つの補間データD1,D2に、1つの離散データE
は2つの補間データE1,E2に、1つの離散データFは2
つの補間データF1,F2にそれぞれ置き換えられる。 C→C1=(B+8C−D)/8、C2=(−B+8C+D)/8 D→D1=(C+8D−E)/8、D2=(−C+8D+E)/8 E→E1=(D+8E−F)/8、E2=(−D+8E+F)/8 F→F1=(E+8F−G)/8、F2=(−E+8F+G)/8 ……
【0046】以上のように、あるサンプル点の離散デー
タ(例えばB)に関して補間値を求める際には、その離
散データを8倍した値と、前後のサンプル点の離散デー
タを+1倍、−1倍した値とを加算し、その加算値を8
で割ることによって第1の補間値(例えばB1)を得る。
また、対象の離散データを8倍した値と、前後のサンプ
ル点の離散データを−1倍、+1倍した値とを加算し、
その加算値を8で割ることによって第2の補間値(例え
ばB2)を得る。これを各サンプル点について行うことに
より、元データを2倍にオーバーサンプルする。
【0047】また、2倍にオーバーサンプルされた補間
データをもとに同様の補間処理を行うことにより、元デ
ータを4倍にオーバーサンプルすることが可能である。
さらに、4倍にオーバーサンプルされた補間データをも
とに同様の補間処理を行うことにより、元データを8倍
にオーバーサンプルすることが可能である。理論的に
は、同様の補間処理をn回繰り返し行うことにより、元
データを2n倍にオーバーサンプルすることが可能であ
る。
【0048】次に、図1を用いて、上述の補間動作を実
現する第1の実施形態によるデータ補間装置の構成につ
いて説明する。図1に示すデータ補間装置は、2倍のオ
ーバーサンプリングを行うための回路を3段カスケード
接続した構成になっており、1段目〜3段目の回路構成
を符号の添数字(-1〜-3)により区別している。また、
添数字のみが異なり主符号が同じ回路構成は互いに同一
の機能を有するものであることを示している。
【0049】1段目のオーバーサンプリング回路は、基
準周波数(例えば44.1KHz)のクロックCKに従
って動作する。3段のD型フリップフロップ1-1
-1,3 -1は、順次入力される離散データ(例えば16
ビット)を基準周波数の1クロックCKずつ順に遅延さ
せる。これらのD型フリップフロップ1-1,2-1,3-1
は、本発明による3段の遅延回路に相当する。
【0050】1段目のD型フリップフロップ1-1の出力
タップから取り出されるデータは、例えば式(5)(6)に示
す第1項を形成し、2段目のD型フリップフロップ2-1
の出力タップから取り出されるデータは第2項を形成
し、3段目のD型フリップフロップ3-1の出力タップか
ら取り出されるデータは第3項を形成する。
【0051】1段目のD型フリップフロップ1-1の出力
タップから取り出されたデータは、−1倍の乗算器4-1
(請求項3の第1の乗算器に相当)を介してANDゲー
ト5 -1の一方の入力端に入力されるとともに、乗算器を
介することなく(+1倍に相当)ANDゲート6-1の一
方の入力端に入力される。ANDゲート5-1の他方の入
力端には、インバータ7-1を通過した反転クロックCK
が入力される。また、ANDゲート6-1の他方の入力端
には、クロックCKが入力される。
【0052】上記2つのANDゲート5-1,6-1の出力
データは、ORゲート8-1を介して出力される。これに
より、クロックCKが“H”の期間中は+1倍された離
散データがORゲート8-1から出力される。また、クロ
ックCKが“L”の期間中は−1倍された離散データが
ORゲート8-1から出力される。すなわち、クロックC
Kが“H”の期間中に上記式(5)に示す第1項が求めら
れ、“L”の期間中に上記式(6)に示す第1項が求めら
れる。2つのANDゲート5-1,6-1,インバータ7-1
およびORゲート8-1により請求項3の第1の切替回路
が構成される。
【0053】2段目のD型フリップフロップ2-1の出力
タップから取り出されたデータは、+8倍の乗算器9-1
(請求項3の第2の乗算器に相当)を介して出力され
る。上記式(5)(6)に示すように、第2項については両式
において±の符号が変わることはないので、第1項のよ
うなクロックCKによる符号切替のための回路は不要で
ある。
【0054】また、3段目のD型フリップフロップ3-1
の出力タップから取り出されたデータは、−1倍の乗算
器10-1(請求項3の第3の乗算器に相当)を介してA
NDゲート11-1の一方の入力端に入力されるととも
に、乗算器を介することなく(+1倍に相当)ANDゲ
ート12-1の一方の入力端に入力される。ANDゲート
11-1の他方の入力端には、クロックCKが入力され
る。また、ANDゲート12-1の他方の入力端には、イ
ンバータ13-1を通過した反転クロックCKが入力され
る。
【0055】上記2つのANDゲート11-1,12-1
出力データは、ORゲート14-1を介して出力される。
これにより、クロックCKが“H”の期間中は−1倍さ
れた離散データがORゲート14-1から出力される。ま
た、クロックCKが“L”の期間中は+1倍された離散
データがORゲート14-1から出力される。すなわち、
クロックCKが“H”の期間中に上記式(5)に示す第3
項が求められ、“L”の期間中に上記式(6)に示す第3
項が求められる。2つのANDゲート11-1,12-1
インバータ13-1およびORゲート14-1により請求項
3の第2の切替回路が構成される。
【0056】上記ORゲート8-1の出力データ、8倍乗
算器9-1の出力データ、およびORゲート14-1の出力
データは、2つの加算器15-1,16-1(請求項3の加
算器に相当)によって全て加算される。これにより、ク
ロックCKが“H”の期間中に上記式(5)に示す演算結
果が加算器16-1より出力され、クロックCKが“L”
の期間中に上記式(6)に示す演算結果が加算器16-1
り出力される。
【0057】以上のような回路に対して、図2に示すよ
うな離散データA,B,C,…を順に入力することにより、加
算器16-1からは、A,B1,B2,C1,C2,…のように2倍にオ
ーバーサンプリングされた補間データが出力される。な
お、式(5)(6)ではデータ値が全体として1/8倍されて
いるが、そのための回路が1段目のオーバーサンプリン
グ回路には設けられていない。図1の回路では、3段分
をまとめて最終段の乗算器20で1/512(1/
3)倍している。
【0058】図1に示すデータ補間装置では、例えば1
つの離散データBから2つの補間データB1,B2を生成す
る際に、両補間データで共通している式(5)(6)の第2項
については、1つの8倍乗算器9-1を共有してデータ形
成するようにしている。このように、2つの補間データ
を生成する際に共有できる回路はできる限り共有化する
ことにより、全体としての回路構成を簡素化している。
【0059】上記加算器16-1の出力段には、D型フリ
ップフロップ17-1と、加算器18 -1と、1/2倍乗算
器19-1とから成る平均化回路が設けられている。D型
フリップフロップ17-1は、基準周波数の2倍の周波数
のクロック2CKに従って、加算器16-1の出力データ
を1クロック分遅延させる。加算器18-1は、加算器1
-1の出力データとD型フリップフロップ17-1の出力
データとを加算する。1/2倍乗算器19-1は、加算器
18-1の出力データを1/2倍する。
【0060】このように平均化回路を設けているのは、
補間処理によって生じたクロックの相対位置のずれを元
に戻すためである。例えば、加算器16-1からB1,B2,
C1,C2,…のように補間データが出力されている場合、
平均化回路では、(B1+B2)/2,(B2+C1)/2,(C1+C2)
/2,…の演算を順に実行する。
【0061】この平均化演算の実行結果は、 (B1+B2)/2={{(A+8B−C)/8}+{(−A+8B+C)/8}}/2=B (B2+C1)/2={{(−A+8B+C)/8}+{(B+8C−D)/8}}/2 =(−A+9B+9C−D)/16 …(7) (C1+C2)/2={{(B+8C−D)/8}+{(−B+8C+D)/8}}/2=C …… となり、クロックの相対位置のずれが元の正しい位置に
修正される。これによって、図6を用いて後述するよう
に、得られる標本化関数の周波数特性を良好にすること
が可能となる。
【0062】上記平均化回路を構成する1/2倍乗算器
19-1の出力データは、2段目のオーバーサンプリング
回路のD型フリップフロップ1-2に入力され、2段目の
2倍オーバーサンプリングが実行される。2段目のオー
バーサンプリング回路は、基準周波数の2倍の周波数の
クロック2CKに従って動作すること以外は、1段目の
オーバーサンプリング回路と同様である。
【0063】2段目のオーバーサンプリング回路の最終
段に設けられた1/2倍乗算器19 -2の出力データは、
3段目のオーバーサンプリング回路のD型フリップフロ
ップ1-3に入力され、3段目の2倍オーバーサンプリン
グが実行される。3段目のオーバーサンプリング回路
は、基準周波数の4倍の周波数のクロック4CKに従っ
て動作すること以外は、1段目のオーバーサンプリング
回路と同様である。
【0064】図3は、上記図1に示したデータ補間装置
にユニットパルスのデータを入力した場合に得られるオ
ーバーサンプル結果を示す特性図である。図3におい
て、はユニットパルスの入力データ、は2倍オーバ
ーサンプルデータ、は4倍オーバーサンプルデータ、
は8倍オーバーサンプルデータを示す。に示すオー
バーサンプルデータの波形関数は、図13に示した特願
平11−173245号に記載の畳み込み演算により得
られる標本化関数とほぼ同じ波形を有している。
【0065】参考までに、図3のに示す波形関数と、
図13に示した波形関数とを比較のために並べて図4に
示す。図4において、実線のグラフIは図3のに示す
波形関数、点線のグラフIIは図13に示す波形関数であ
る。これから分かるように、両者の波形にほとんど差は
なく、有限の標本位置において0に収束する有限台の標
本化関数である。しかも、図3のに示す関数は、全域
において1回以上微分可能である。
【0066】したがって、本実施形態のデータ補間処理
を適用した場合は、結果として図3のに示す標本化関
数を用いて各離散データに基づく重ね合わせを行うこと
となり、離散データ間の値を1回以上微分可能な関数を
用いてより滑らかに補間することが可能となる。これに
より、ローパスフィルタを不要とし、その位相特性の劣
化を防止することができる。
【0067】また、ある1つの離散データに関して補間
値を求める場合には、限られた数(上記式(5)(6)で示さ
れるように3個)の離散データの値のみを考慮すればよ
いことになり、処理量を大幅に削減することができる。
しかも、有限台の範囲外の各離散データについては、本
来考慮すべきであるが処理量や精度等を考慮して無視し
ているというわけではなく、理論的に考慮する必要がな
いため、打ち切り誤差の発生を防止することもできる。
【0068】図5は、図4に示した標本化関数の一部拡
大図である。図5に示すように、特願平11−1732
45号により得られる標本化関数IIは、サンプル点t=
7の位置にて強制的に0に収束する形になっているが、
本実施形態により得られる標本化関数Iは、そのような
強制的な打ち切りがない。したがって、本実施形態によ
れば、離散データ間をより滑らかに補間することができ
る。
【0069】図6は、図4に示した標本化関数の周波数
特性を示す図である。図6において、実線のグラフIは
本実施形態により得られる標本化関数の周波数特性を示
し、点線のグラフIIは特願平11−173245号によ
り得られる標本化関数の周波数特性を示す。この図6か
ら分かるように、両方とも極めて良好な周波数特性が得
られている。これによれば、いわゆる折り返しノイズが
出るところにちょうどノッチフィルタが入ったような形
になっており、折り返しノイズの発生を効果的に抑制す
ることができる。
【0070】以上詳しく説明したように、第1の実施形
態によれば、全域において1回以上微分可能な有限台の
標本化関数を、上記式(5)(6)のような極めて簡単な四則
演算のみで得ることができ、当該標本化関数に基づくデ
ータ補間を簡単な演算で行うことができる。この式(5)
(6)によれば、ある注目するサンプル点の離散データに
ついて補間データを求める際には、その両隣のサンプル
点の離散データのみを考慮に入れれば良い。したがっ
て、本実施形態によれば、ローパスフィルタの位相歪み
や打ち切り誤差のない良好な補間データを得ることがで
きることはもちろん、そのための演算時間を短縮化する
ことができるとともに、その演算回路を簡素化すること
ができる。
【0071】なお、上記図1に示したデータ補間回路
は、本発明のデータ補間手法を実現するための回路構成
の一例であって、これに限定されるものではない。例え
ば、3つのD型フリップフロップの出力タップから取り
出されるそれぞれのデータを−1倍、8倍、+1倍して
加算する第1の乗加算回路と、3つのD型フリップフロ
ップの出力タップから取り出されるそれぞれのデータを
+1倍、8倍、−1倍して加算する第2の乗加算回路と
別個に設けるようにしても良い。
【0072】図7は、この場合の回路構成例を示す図で
ある。なお、ここでは2倍のオーバーサンプルを行う回
路のみを示しているが、同様の回路をn個カスケード接
続することにより、2n倍のオーバーサンプルを行うこ
とができるのは、図1の場合と同様である。また、ここ
では平均化回路の図示を省略している。
【0073】図7において、3段のD型フリップフロッ
プ21,22,23は、順次入力される離散データを1
クロックCKずつ順に遅延させる。第1の乗加算回路
は、1段目のD型フリップフロップ21の出力データを
−1倍する第1の乗算器24と、2段目のD型フリップ
フロップ22の出力データを8倍する第2の乗算器25
と、第1の乗算器24の出力データ、第2の乗算器25
の出力データおよび3段目のD型フリップフロップ23
の出力データを加算する加算器26,27とを備える。
【0074】また、第2の乗加算回路は、2段目のD型
フリップフロップ22の出力データを8倍する第3の乗
算器28と、3段目のD型フリップフロップ23の出力
データを−1倍する第4の乗算器29と、第3の乗算器
28の出力データ、第4の乗算器29の出力データおよ
び1段目のD型フリップフロップ21の出力データを加
算する加算器30,31とを備える。
【0075】第1の乗加算回路(加算器27)から出力
されたデータは、ANDゲート32の一方の入力端に入
力される。ANDゲート32の他方の入力端には、イン
バータ33を通過した反転クロックCKが入力される。
また、第2の乗加算回路(加算器31)から出力された
データは、ANDゲート34の一方の入力端に入力され
る。ANDゲート34の他方の入力端には、クロックC
Kが入力される。
【0076】上記2つのANDゲート32,34の出力
データは、ORゲート35を介して出力される。これに
より、クロックCKが“H”の期間中は、上記式(5)に
示すような演算結果がORゲート35より出力され、ク
ロックCKが“L”の期間中は、上記式(6)に示すよう
な演算結果がORゲート35より出力される。
【0077】また、図8に示すように、図7では2つ用
いていた8倍乗算器を1つの乗算器で兼用するようにし
ても良い。なお、図8でも2倍のオーバーサンプルを行
う回路のみを示しているが、同様の回路をn個カスケー
ド接続することにより、2n倍のオーバーサンプルを行
うことができる。また、ここでも平均化回路の図示は省
略している。
【0078】図8に示すデータ補間装置は、順次入力さ
れる離散データを1クロックCKずつ順に遅延させる3
段のD型フリップフロップ41,42,43を備えてい
る。また、1段目のD型フリップフロップ41の出力デ
ータを−1倍する第1の乗算器44と、2段目のD型フ
リップフロップ42の出力データを8倍する第2の乗算
器45と、3段目のD型フリップフロップ43の出力デ
ータを−1倍する第3の乗算器46とを備えている。
【0079】さらに、第1の乗算器44の出力データ、
第2の乗算器45の出力データおよび3段目のD型フリ
ップフロップ43の出力データを加算する第1の加算器
47,48と、第2の乗算器45の出力データ、第3の
乗算器46の出力データおよび1段目のD型フリップフ
ロップ41の出力データを加算する第2の加算器49,
50とを備えている。
【0080】加算器48から出力されたデータは、AN
Dゲート51の一方の入力端に入力される。ANDゲー
ト51の他方の入力端には、インバータ52を通過した
反転クロックCKが入力される。また、加算器50から
出力されたデータは、ANDゲート53の一方の入力端
に入力される。ANDゲート53の他方の入力端には、
クロックCKが入力される。
【0081】上記2つのANDゲート51,53の出力
データは、ORゲート54を介して出力される。これに
より、クロックCKが“H”の期間中は、上記式(5)に
示すような演算結果がORゲート54より出力され、ク
ロックCKが“L”の期間中は、上記式(6)に示すよう
な演算結果がORゲート54より出力される。
【0082】また、上記実施形態では、上記式(5)(6)の
ような演算を行うことによってデータ補間を行い、求め
た補間データに対して更に平均化演算を行うことによっ
てクロックの相対位置のずれを補正するようにしてい
た。これに対して、上記式(7)に示すような演算を直接
行うことによって、平均化演算を省略できるようにして
も良い。
【0083】上記式(7)に示すような演算を直接行う場
合は、順次入力される離散データについて、注目する隣
接する2つのサンプル点の離散データとその両隣のサン
プル点の離散データとに対して、デジタル基本関数の値
に応じた重み付け加算をすることにより、上記2つのサ
ンプル点の離散データの間を補間する補間データを順次
求めることになる。例えば、注目する2つの離散データ
がB,Cの場合は、その間の補間データ(B+C)/2は、次式
のように求められる。 (B+C)/2=(−A+9B+9C−D)/16 …(8)
【0084】図9は、この場合の回路構成例を示す図で
ある。なお、ここでも2倍のオーバーサンプルを行う回
路のみを示しているが、同様の回路をn個カスケード接
続することにより、2n倍のオーバーサンプルを行うこ
とが可能である。
【0085】図9に示すデータ補間装置は、順次入力さ
れる離散データを1クロックCKずつ順に遅延させる4
段のD型フリップフロップ61,62,63,64を備
えている。この4段のD型フリップフロップ61〜64
は、本発明による4段の遅延回路に相当する。
【0086】また、1段目のD型フリップフロップ61
の出力データを−1倍する第1の乗算器65と、2段目
のD型フリップフロップ62の出力データを9倍する第
2の乗算器66と、3段目のD型フリップフロップ63
の出力データを9倍する第3の乗算器67と、4段目の
D型フリップフロップ64の出力データを−1倍する第
4の乗算器68とを備えている。さらに、上記第1〜第
4の乗算器65〜68の出力データを全て加算する加算
器69,70,71を備えている。
【0087】加算器71から出力されたデータは、AN
Dゲート72の一方の入力端に入力される。ANDゲー
ト72の他方の入力端には、インバータ73を通過した
反転クロックCKが入力される。また、初段のD型フリ
ップフロップ61に入力される離散データは、上述の各
回路ブロック61〜71の遅延に合わせた量だけ遅延さ
せる遅延回路74を介してANDゲート75の一方の入
力端に入力される。ANDゲート75の他方の入力端に
は、クロックCKが入力される。
【0088】上記2つのANDゲート72,75の出力
データは、ORゲート76を介して出力される。これに
より、クロックCKが“H”の期間中は、入力される離
散データがそのままORゲート76より出力され、クロ
ックCKが“L”の期間中は、上記式(8)に示すような
演算により得られる補間データがORゲート76より出
力される。
【0089】なお、この図9は上記式(8)のような演算
を行うための1つの回路例であり、これに限定されるも
のではない。例えば、図9に示した乗加算回路65〜7
1の代わりに、以下のような構成を用いても良い。すな
わち、1段目のD型フリップフロップ61の出力データ
と4段目のD型フリップフロップ64の出力データとを
加算する第1の加算器と、2段目のD型フリップフロッ
プ62の出力データと3段目のD型フリップフロップ6
3の出力データとを加算する第2の加算器と、上記第1
の加算器の出力データを−1倍する第1の乗算器と、上
記第2の加算器の出力データを9倍する第2の乗算器
と、上記第1の乗算器の出力データと上記第2の乗算器
の出力データとを加算する第3の加算器とにより乗加算
回路を構成する。このようにすれば、乗算器を削減する
ことができる。
【0090】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態では、図1
2に示すデジタル基本関数を1クロックずつずらして加
算(平均化)した関数を使用する。
【0091】図10は、第2の実施形態によるデータ補
間の原理を説明するための図である。図10に示すデー
タ構造において、横軸のA,B,C,…は1クロック毎に順次
入力される各サンプル点の離散データを示し、そのデー
タ値が本実施形態のデジタル基本関数に対する係数とな
る。また、縦軸のa,b,c,…は、デジタル基本関数により
加工された離散データの中心位置を示す。
【0092】図10に示すように、離散データAに対す
るデジタル基本関数は、最初のクロック位置より2クロ
ック前を先頭として各関数値(−1,0,9,16,
9,0,−1)を1クロックずつずらして与えられる。
また、次の離散データBに対するデジタル基本関数は、
最初のクロック位置を先頭として各関数値を1クロック
ずつずらして与えられる。同様に、順次入力される各離
散データC,D,E,F,…に対するデジタル基本関数は、更に
2クロックずつ遅れたクロック位置をそれぞれ先頭とし
て、各関数値を1クロックずつずらして与えられる。
【0093】このようなデータ構造によると、例えば離
散データCの値に応じて加工されるデジタル基本関数の
中心位置cは、第1の実施形態と異なり1つのデータ位
置の上に重なる。そこで、第2の実施形態では、このク
ロック位置cのデータと、その前後のクロック位置のデ
ータとを用いて畳み込み演算を行うことにより、1つの
間引きデータCから2つの補間データC1,C2を求める。
【0094】クロック位置cを中心とする前後3行分の
データをそれぞれ、c-,c,c+とすると、 c-=−A+9B+9C−D …(9) c=16C …(10) c+=−B+9C+9D−E …(11) と表される。
【0095】上記式(9)(10)より、 (c-+c)=(−A+9B+25C−D) …(12) と表され、また、上記式(10)(11)より、 (c+c+)=(−B+25C+9D−E) …(13) と表される。
【0096】この式(12)(13)をもとに振幅の調整分を考
慮すると、1つの離散データCは、2つの補間データC
1,C2に置き換えることができ、それらは、 C1=(−A+9B+25C−D)/32 …(14) C2=(−B+25C+9D−E)/32 …(15) のように表される。
【0097】また、離散データCについて式(14)(15)に
示される関係が他の離散データD,E,F,…についても同様
に成り立つ。したがって、次式に示すように、1つの離
散データDは2つの補間データD1,D2に、1つの離散デ
ータEは2つの補間データE1,E2に、1つの離散データF
は2つの補間データF1,F2にそれぞれ置き換えられる。 D→D1=(−B+9C+25D−E)/32、D2=(−C+25D+9E−F)/32 E→E1=(−C+9D+25E−F)/32、E2=(−D+25E+9F−G)/32 F→F1=(−D+9E+25F−G)/32、F2=(−E+25F+9G−H)/32 ……
【0098】以上のように、あるサンプル点の離散デー
タ(例えばC)に関して補間値を求める際には、その離
散データを25倍した値と、1つ前のサンプル点の離散
データを9倍した値と、2つ前のサンプル点の離散デー
タを−1倍した値と、1つ後のサンプル点の離散データ
を−1倍した値とを加算し、その加算値を8で割ること
によって第1の補間値(例えばC1)を得る。
【0099】また、対象の離散データを25倍した値
と、1つ前のサンプル点の離散データを−1倍した値
と、1つ後のサンプル点の離散データを9倍した値と、
2つ後のサンプル点の離散データを−1倍した値とを加
算し、その加算値を8で割ることによって第2の補間値
(例えばC2)を得る。これを各サンプル点について行う
ことにより、元データを2倍にオーバーサンプルする。
【0100】また、2倍にオーバーサンプルされた補間
データをもとに同様の補間処理を行うことにより、元デ
ータを4倍にオーバーサンプルすることが可能である。
さらに、4倍にオーバーサンプルされた補間データをも
とに同様の補間処理を行うことにより、元データを8倍
にオーバーサンプルすることが可能である。理論的に
は、同様の補間処理をn回繰り返し行うことにより、元
データを2n倍にオーバーサンプルすることが可能であ
る。
【0101】図11は、第2の実施形態によるデータ補
間装置の構成例を示す図である。図11に示すデータ補
間装置は、2倍のオーバーサンプリングを行うための回
路を3段カスケード接続した構成になっており、1段目
〜3段目の回路構成を符号の添数字(-1〜-3)により区
別している。また、添数字のみが異なり主符号が同じ回
路構成は互いに同一の機能を有するものであることを示
している。
【0102】1段目のオーバーサンプリング回路は、基
準周波数(例えば44.1KHz)のクロックCKに従
って動作する。5段のD型フリップフロップ81-1,8
-1,83-1,84-1,85-1は、順次入力される離散
データ(例えば16ビット)を基準周波数の1クロック
CKずつ順に遅延させる。これらのD型フリップフロッ
プ81-1〜85-1は、請求項13による5段の遅延回路
に相当する。
【0103】1段目のD型フリップフロップ81-1の出
力タップから取り出されたデータは、−1倍の乗算器8
-1(請求項14の第1の乗算器に相当)に入力され
る。2段目のD型フリップフロップ82-1の出力タップ
から取り出されたデータは、+9倍の乗算器87-1(請
求項14の第2の乗算器に相当)と−1倍の乗算器93
-1(請求項14の第5の乗算器に相当)とに入力され
る。
【0104】3段目のD型フリップフロップ83-1の出
力タップから取り出されたデータは、25倍の乗算器8
-1(請求項14の第3の乗算器に相当)に入力され
る。4段目のD型フリップフロップ84-1の出力タップ
から取り出されたデータは、−1倍の乗算器89-1(請
求項14の第4の乗算器に相当)と+9倍の乗算器94
-1(請求項14の第6の乗算器に相当)とに入力され
る。5段目のD型フリップフロップ85-1の出力タップ
から取り出されたデータは、−1倍の乗算器95-1(請
求項14の第7の乗算器に相当)に入力される。
【0105】上記−1倍乗算器86-1,9倍乗算器87
-1,25倍乗算器88-1および−1倍乗算器89-1の出
力データは、3つの加算器90-1,91-1,92-1によ
って全て加算される。上記−1倍乗算器93-1,25倍
乗算器88-1,9倍乗算器94-1および−1倍乗算器9
-1の出力データは、3つの加算器96-1,97-1,9
-1によって全て加算される。
【0106】加算器92-1から出力されたデータは、A
NDゲート99-1の一方の入力端に入力される。AND
ゲート99-1の他方の入力端には、クロックCKが入力
される。また、加算器98-1から出力されたデータは、
ANDゲート100-1の一方の入力端に入力される。A
NDゲート100-1の他方の入力端には、インバータ1
01-1を通過した反転クロックCKが入力される。
【0107】上記2つのANDゲート99-1,100-1
の出力データは、ORゲート102 -1を介して出力され
る。これにより、クロックCKが“H”の期間中は、上
記式(14)に示すような演算結果がORゲート102-1
り出力され、クロックCKが“L”の期間中は、上記式
(15)に示すような演算結果がORゲート102-1より出
力される。
【0108】以上のような回路に対して、図10に示す
ような離散データA,B,C,…を順に入力することにより、
ORゲート102-1からは、A,B,C1,C2,D1,D2,…のよう
に2倍にオーバーサンプリングされた補間データが出力
される。なお、式(14)(15)ではデータ値が全体として1
/32倍されているが、そのための回路が1段目のオー
バーサンプリング回路には設けられていない。図11の
回路では、3段分をまとめて最終段の乗算器104で1
/32768(1/323)倍している。
【0109】上記ORゲート102-1の出力データは、
2段目のオーバーサンプリング回路のD型フリップフロ
ップ81-2に入力され、2段目の2倍オーバーサンプリ
ングが実行される。2段目のオーバーサンプリング回路
は、基準周波数の2倍の周波数のクロック2CKに従っ
て動作すること以外は、1段目のオーバーサンプリング
回路と同様である。
【0110】2段目のオーバーサンプリング回路の最終
段に設けられたORゲート102-2の出力データは、3
段目のオーバーサンプリング回路のD型フリップフロッ
プ81-3に入力され、3段目の2倍オーバーサンプリン
グが実行される。3段目のオーバーサンプリング回路
は、基準周波数の4倍の周波数のクロック4CKに従っ
て動作すること以外は、1段目のオーバーサンプリング
回路と同様である。
【0111】3段目のオーバーサンプリング回路の最終
段に設けられたORゲート102-3の出力データは、8
倍周波数のクロック8CKに従ってD型フリップフロッ
プ103に保持された後、1/512倍乗算器104を
介して出力される。
【0112】この図11のようにデータ補間装置を構成
した場合も、ユニットパルスのデータを入力した場合に
得られる標本化関数は、図3に示したものとほぼ同じ
ものとなる。したがって、第2の実施形態によるデータ
補間処理を適用した場合も、離散データ間の値を1回以
上微分可能な関数を用いてより滑らかに補間することが
可能となる。これにより、ローパスフィルタを不要と
し、その位相特性の劣化を防止することができる。
【0113】また、ある1つの離散データに関して補間
値を求める場合には、限られた数(上記式(14)(15)で示
されるように4個)の離散データの値のみを考慮すれば
よいことになり、処理量を大幅に削減することができ
る。しかも、有限台の範囲外の各離散データについて
は、本来考慮すべきであるが処理量や精度等を考慮して
無視しているというわけではなく、理論的に考慮する必
要がないため、打ち切り誤差の発生を防止することもで
きる。
【0114】また、第2の実施形態では、図10に示す
ように、図12に示すデジタル基本関数を1クロックず
つずらして加算(平均化)した関数を使用して補間デー
タを求めているので、この関数内で既に平均化演算は行
われている。したがって、上記式(14)(15)による補間演
算を行った後に平均化演算を行う必要がなく、平均化回
路を省略することができる。
【0115】なお、上記第1および第2の実施形態で
は、デジタル基本関数として、1クロック毎にデータ値
を−1,1,8,8,1,−1と変化させたものを用い
た。この数値が最良ではあるが、これ以外の数値を用い
たもの(例えば、両脇に当たる部分のウェイトを−1で
はなく1あるいは0にしたもの、真中に当たる部分のウ
ェイトを8以外の値にしたものなど)をデジタル基本関
数としても良い。この場合でも、sinc関数を用いる
従来と比べれば、離散データ間を滑らかにつなぐ良好な
補間データを簡単な演算によって得ることができる。
【0116】以上に説明した第1および第2の実施形態
によるデータ補間の手法は、ハードウェア構成、DS
P、ソフトウェアの何れによっても実現することが可能
である。例えばソフトウェアによって実現する場合、本
実施形態のデータ補間装置は、実際にはコンピュータの
CPUあるいはMPU、RAM、ROMなどで構成さ
れ、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作する
ことによって実現できる。
【0117】したがって、コンピュータが上記本実施形
態の機能を果たすように動作させるプログラムを例えば
CD−ROMのような記録媒体に記録し、コンピュータ
に読み込ませることによって実現できるものである。上
記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−RO
M以外に、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードデ
ィスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク、D
VD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
また、上記プログラムをインターネット等のネットワー
クを介してコンピュータにダウンロードすることによっ
ても実現できる。
【0118】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0119】図1および図11に示すデータ補間装置
は、複数の離散データを順次入力することによってデー
タ補間を行うものであるが、単一のデジタルデータを入
力することによって、図3のような標本化関数を生成
する標本化関数生成装置としても用いることが可能であ
る。また、上記のデータ補間装置は、例えば、離散的な
デジタルデータを連続的なアナログ信号に変換するデジ
タル−アナログ変換や、圧縮時に離散化されたデータか
ら補間によって元のデータを復元する伸長処理、画像デ
ータの拡大処理などに応用することが可能である。
【0120】その他、上記各実施形態は、本発明を実施
するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
てはならないものである。すなわち、本発明はその精
神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々
な形で実施することができる。
【0121】
【発明の効果】本発明は上述したように、順次入力され
る離散データについて、注目するサンプル点の離散デー
タとその周辺数個のサンプル点の離散データとに対し
て、デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算をする
ことにより補間データを求めるようにしたので、全域に
おいて有限回微分可能な有限台の標本化関数を極めて簡
単な四則演算のみで得ることができ、当該標本化関数に
基づく滑らかなデータ補間を簡単な演算で行うことがで
きる。したがって、ローパスフィルタの位相歪みや打ち
切り誤差のない良好な補間データを得るための演算時間
を短縮化することができるとともに、その演算回路を簡
素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるデータ補間装置の構成例
を示す図である。
【図2】第1の実施形態によるデータ補間の原理を説明
するための図である。
【図3】図1に示したデータ補間装置にユニットパルス
のデータを入力した場合に得られるオーバーサンプル結
果を示す特性図である。
【図4】図3のに示す波形関数と、図13に示す波形
関数とを比較のために並べて示す特性図である。
【図5】図4に示した標本化関数の一部拡大図である。
【図6】図4に示した標本化関数の周波数特性を示す図
である。
【図7】第1の実施形態によるデータ補間装置の他の構
成例を示す図である。
【図8】第1の実施形態によるデータ補間装置の他の構
成例を示す図である。
【図9】第1の実施形態によるデータ補間装置の他の構
成例を示す図である。
【図10】第2の実施形態によるデータ補間の原理を説
明するための図である。
【図11】第2の実施形態によるデータ補間装置の構成
例を示す図である。
【図12】本実施形態で用いるデジタル基本関数を示す
図である。
【図13】図12に示すデジタル基本関数から生成され
る従来の標本化関数を示す特性図である。
【図14】sinc関数の説明図である。
【図15】図14に示した標本化関数を用いたデータ補
間の説明図である。
【符号の説明】
-1,2-1,3-1 D型フリップフロップ 4-1 −1倍乗算器 5-1,6-1 ANDゲート 7-1 インバータ 8-1 ORゲート 9-1 8倍乗算器 10-1 −1倍乗算器 11-1,12-1 ANDゲート 13-1 インバータ 14-1 ORゲート 15-1,16-1 加算器 17-1 D型フリップフロップ 18-1 加算器 19-1 1/2倍乗算器 20 1/512倍乗算器

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次入力される離散データを順次遅延さ
    せる数段の遅延回路と、 上記数段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞ
    れのデータに対して、デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算をすることにより、上記順次入力される離散
    データに対する補間データを求める乗加算回路とを備え
    たことを特徴とするデータ補間装置。
  2. 【請求項2】 上記数段の遅延回路と上記乗加算回路と
    を1組のオーバーサンプリング回路として、複数のオー
    バーサンプリング回路をカスケード接続したことを特徴
    とする請求項1に記載のデータ補間装置。
  3. 【請求項3】 順次入力される離散データを順次遅延さ
    せる3段の遅延回路と、 上記3段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞ
    れのデータに対して、デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算をすることにより、上記順次入力される離散
    データに対する補間データを求める乗加算回路とを備え
    たことを特徴とするデータ補間装置。
  4. 【請求項4】 上記乗加算回路は、1段目の遅延回路の
    出力データを−1倍する第1の乗算器と、 2段目の遅延回路の出力データを8倍する第2の乗算器
    と、 3段目の遅延回路の出力データを−1倍する第3の乗算
    器と、 上記1段目の遅延回路の出力データと上記第1の乗算器
    の出力データとを選択的に切り替えて出力する第1の切
    替回路と、 上記3段目の遅延回路の出力データと上記第3の乗算器
    の出力データとを選択的に切り替えて出力する第2の切
    替回路と、 上記第2の乗算器の出力データ、上記第1の切替回路の
    出力データおよび上記第2の切替回路の出力データを加
    算する加算器とを備えることを特徴とする請求項3に記
    載のデータ補間装置。
  5. 【請求項5】 上記乗加算回路は、1段目の遅延回路の
    出力データを−1倍する第1の乗算器と、2段目の遅延
    回路の出力データを8倍する第2の乗算器と、上記第1
    の乗算器の出力データ、上記第2の乗算器の出力データ
    および3段目の遅延回路の出力データを加算する加算器
    とから成る第1の乗加算回路と、 上記2段目の遅延回路の出力データを8倍する第3の乗
    算器と、上記3段目の遅延回路の出力データを−1倍す
    る第4の乗算器と、上記第3の乗算器の出力データ、上
    記第4の乗算器の出力データおよび上記1段目の遅延回
    路の出力データを加算する加算器とから成る第2の乗加
    算回路と、 上記第1の乗加算回路の出力データと上記第2の乗加算
    回路の出力データとを選択的に切り替えて出力する切替
    回路とを備えることを特徴とする請求項3に記載のデー
    タ補間装置。
  6. 【請求項6】 上記乗加算回路は、1段目の遅延回路の
    出力データを−1倍する第1の乗算器と、 2段目の遅延回路の出力データを8倍する第2の乗算器
    と、 3段目の遅延回路の出力データを−1倍する第3の乗算
    器と、 上記第1の乗算器の出力データ、上記第2の乗算器の出
    力データおよび上記3段目の遅延回路の出力データを加
    算する第1の加算器と、 上記第2の乗算器の出力データ、上記第3の乗算器の出
    力データおよび上記1段目の遅延回路の出力データを加
    算する第2の加算器と、 上記第1の加算器の出力データと上記第2の加算器の出
    力データとを選択的に切り替えて出力する切替回路とを
    備えることを特徴とする請求項3に記載のデータ補間装
    置。
  7. 【請求項7】 上記3段の遅延回路と上記乗加算回路と
    を1組のオーバーサンプリング回路として、複数のオー
    バーサンプリング回路をカスケード接続したことを特徴
    とする請求項3に記載のデータ補間装置。
  8. 【請求項8】 順次入力される離散データを順次遅延さ
    せる数段の遅延回路と、 上記数段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞ
    れのデータに対して、 デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算をすること
    により、上記順次入力される離散データに対する補間デ
    ータを求める乗加算回路と、 上記乗加算回路から出力される隣接する補間データどう
    しの平均データを求める平均化回路とを備えたことを特
    徴とするデータ補間装置。
  9. 【請求項9】 上記数段の遅延回路と上記乗加算回路と
    上記平均化回路とを1組のオーバーサンプリング回路と
    して、複数のオーバーサンプリング回路をカスケード接
    続したことを特徴とする請求項8に記載のデータ補間装
    置。
  10. 【請求項10】 順次入力される離散データを順次遅延
    させる4段の遅延回路と、 上記4段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞ
    れのデータに対して、デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算をすることにより、上記順次入力される離散
    データに対する補間データを求める乗加算回路とを備え
    たことを特徴とするデータ補間装置。
  11. 【請求項11】 上記乗加算回路は、1段目の遅延回路
    の出力データを−1倍する第1の乗算器と、 2段目の遅延回路の出力データを9倍する第2の乗算器
    と、 3段目の遅延回路の出力データを9倍する第3の乗算器
    と、 4段目の遅延回路の出力データを−1倍する第4の乗算
    器と、 上記第1〜第4の乗算器の出力データを加算する加算器
    と、 上記加算器の出力データと上記1段目の遅延回路に入力
    される離散データとを選択的に切り替えて出力する切替
    回路とを備えることを特徴とする請求項10に記載のデ
    ータ補間装置。
  12. 【請求項12】 上記乗加算回路は、1段目の遅延回路
    の出力データと4段目の遅延回路の出力データとを加算
    する第1の加算器と、 2段目の遅延回路の出力データと3段目の遅延回路の出
    力データとを加算する第2の加算器と、 上記第1の加算器の出力データを−1倍する第1の乗算
    器と、 上記第2の加算器の出力データを9倍する第2の乗算器
    と、 上記第1の加算器の出力データと上記第2の加算器の出
    力データとを加算する第3の加算器と、 上記第3の加算器の出力データと上記1段目の遅延回路
    に入力される離散データとを選択的に切り替えて出力す
    る切替回路とを備えることを特徴とする請求項10に記
    載のデータ補間装置。
  13. 【請求項13】 上記4段の遅延回路と上記乗加算回路
    とを1組のオーバーサンプリング回路として、複数のオ
    ーバーサンプリング回路をカスケード接続したことを特
    徴とする請求項10に記載のデータ補間装置。
  14. 【請求項14】 順次入力される離散データを順次遅延
    させる5段の遅延回路と、 上記5段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞ
    れのデータに対して、デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算をすることにより、上記順次入力される離散
    データに対する補間データを求める乗加算回路とを備え
    たことを特徴とするデータ補間装置。
  15. 【請求項15】 上記乗加算回路は、1段目の遅延回路
    の出力データを−1倍する第1の乗算器と、2段目の遅
    延回路の出力データを9倍する第2の乗算器と、3段目
    の遅延回路の出力データを25倍する第3の乗算器と、
    4段目の遅延回路の出力データを−1倍する第4の乗算
    器と、上記第1〜第4の乗算器の出力データを加算する
    加算器とから成る第1の乗加算回路と、 上記2段目の遅延回路の出力データを−1倍する第5の
    乗算器と、上記4段目の遅延回路の出力データを9倍す
    る第6の乗算器と、上記第5の乗算器の出力データを−
    1倍する第7の乗算器と、上記第3の乗算器の出力デー
    タおよび上記第5〜第7の乗算器の出力データを加算す
    る加算器とから成る第2の乗加算回路と、 上記第1の乗加算回路の出力データと上記第2の乗加算
    回路の出力データとを選択的に切り替えて出力する切替
    回路とを備えることを特徴とする請求項14に記載のデ
    ータ補間装置。
  16. 【請求項16】 上記5段の遅延回路と上記乗加算回路
    とを1組のオーバーサンプリング回路として、複数のオ
    ーバーサンプリング回路をカスケード接続したことを特
    徴とする請求項14に記載のデータ補間装置。
  17. 【請求項17】 順次入力される離散データについて、
    注目するサンプル点の離散データとその周辺数個のサン
    プル点の離散データを取得するデータ取得手段と、 上記データ取得手段により取得した数個の離散データに
    対して、デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算を
    することにより、上記注目するサンプル点の離散データ
    に対する補間データを順次求める補間手段とを備えたこ
    とを特徴とするデータ補間装置。
  18. 【請求項18】 上記データ取得手段および上記補間手
    段の処理を、上記補間手段の出力データを上記データ取
    得手段の入力として数回繰り返し行うことを特徴とする
    請求項17記載のデータ補間装置。
  19. 【請求項19】 上記補間手段により求められた補間デ
    ータについて、隣接する補間データどうしで平均化演算
    を行う平均化手段を備えたことを特徴とする請求項17
    に記載のデータ補間装置。
  20. 【請求項20】 順次入力される離散データについて、
    注目するサンプル点の離散データとその周辺数個のサン
    プル点の離散データとに対して、デジタル基本関数の値
    に応じた重み付け加算をすることにより、上記注目する
    サンプル点の離散データに対する補間データを求めるよ
    うにしたことを特徴とするデータ補間方法。
  21. 【請求項21】 上記順次入力される離散データを、上
    記デジタル基本関数の値に応じた重み付け加算により求
    めた2つの補間データにそれぞれ置き換えるようにした
    ことを特徴とする請求項20に記載のデータ補間方法。
  22. 【請求項22】 上記デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算により求められた補間データについて、隣接
    する補間データどうしで平均化演算を行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項21に記載のデータ補間方法。
  23. 【請求項23】 上記デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算により求められた補間データをついて、注目
    するサンプル点の補間データとその周辺数個のサンプル
    点の補間データとに対して、上記デジタル基本関数の値
    に応じた重み付け加算をすることにより、上記注目する
    サンプル点の補間データに対する補間データを更に求め
    るようにしたことを特徴とする請求項20に記載のデー
    タ補間方法。
  24. 【請求項24】 順次入力される離散データについて、
    注目する1つのサンプル点の離散データとその両隣のサ
    ンプル点の離散データとに対して、デジタル基本関数の
    値に応じた重み付け加算をすることにより、上記1つの
    サンプル点の離散データから2つのサンプル点の補間デ
    ータを順次求めるようにしたことを特徴とするデータ補
    間方法。
  25. 【請求項25】 上記求められた補間データについて、
    隣接する補間データどうしで平均化演算を行うようにし
    たことを特徴とする請求項24に記載のデータ補間方
    法。
  26. 【請求項26】 順次入力される離散データについて、
    注目する隣接する2つのサンプル点の離散データとその
    両隣のサンプル点の離散データとに対して、デジタル基
    本関数の値に応じた重み付け加算をすることにより、上
    記2つのサンプル点の間を補間する補間データを順次求
    めるようにしたことを特徴とするデータ補間方法。
  27. 【請求項27】 入力される単一のデジタルデータを順
    次遅延させる数段の遅延回路と、 上記数段の遅延回路の各出力段から取り出されるそれぞ
    れのデータに対して、デジタル基本関数の値に応じた重
    み付け加算をすることにより、上記単一のデジタルデー
    タに対する補間データを求める乗加算回路とから1組の
    オーバーサンプリング回路を構成し、 複数のオーバーサンプリング回路をカスケード接続した
    ことを特徴とする標本化関数生成装置。
  28. 【請求項28】 請求項17〜19の何れか1項に記載
    の各手段としてコンピュータを機能させるためのデータ
    補間プログラム。
  29. 【請求項29】 請求項20〜26の何れか1項に記載
    のデータ補間方法の処理手順をコンピュータに実行させ
    るためのデータ補間プログラム。
  30. 【請求項30】 請求項17〜19の何れか1項に記載
    の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項20〜26の何れか1項に記載
    のデータ補間方法の処理手順をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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