JP2002365597A - 熱光学型光アテネータ - Google Patents

熱光学型光アテネータ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境温度変化に強く、しかも電流のみで制御
できる熱光学型光アテネータを提供することにある。 【解決手段】 石英基板2上に、入力される光を分岐さ
せ再結合させるマッハツェンダ回路Cを形成して光回路
とし、そのマッハツェンダ回路Cに形成したヒータの通
電により、入力される光を調整して出力する熱光学型光
アテネータ1において、上記ヒータを、抵抗値の温度係
数の符号が互いに異なり、且つある温度における抵抗値
が互いに等しい第1ヒータ8a,8bと第2ヒータ9
a,9bとを電気的に直列接続して構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報処理、光通
信システムに有用な、低損失で微調整可能な熱光学型光
アテネータに係り、特に、環境の温度変化に強い熱光学
型光アテネータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長多重光信号伝送には光増幅器が不可
欠である。現在最も盛んに使用される光増幅器としては
エルビウムドープ光ファイバがある。しかし光増幅器
は、波長により、増幅利得に特性を持つため、信号の安
定、均一な伝送のためには利得を調整、平坦化する機
構、例えば、光アテネータがシステム中に必要となる。
【0003】光アテネータは、WDM(Wavelength Divi
sion Multiplexing)フィルタによって波長ごとに分けら
れた信号を、それぞれ独立に強度調整するもので、熱光
学型、機械型、磁気光学型などさまざまな方式がある。
特に、熱光学型光アテネータは、可動部分がないため高
い信頼性を期待できる。
【0004】図2に示すような従来の熱光学型光アテネ
ータ30は、石英基板31上にクラッド層32を形成
し、そのクラッド層32にコアとなる光導波路33を形
成して光回路とし、この光導波路33上に金属薄膜ヒー
タ34a,34bを形成したものである。コアとなる光
導波路33は、オーバクラッド層32uで覆われてい
る。光導波路33の一端が入力ポート33iであり、光
導波路33の他端が出力ポート33oである。
【0005】コアとなる光導波路33は石英系の材料か
らなり、TiあるいはGeが添加されている。クラッド
層32は石英系の材料からなり、純粋SiO2 あるいは
B及びPが添加されている。コアとクラッド層32の屈
折率差は0.3%である。光導波路33は、Y分岐部3
5、アーム36a,36b、Y結合部37からなる対称
マッハツェンダ干渉計回路とし、左右対称の形をしてい
る。
【0006】分岐された二つのアーム36a,36b上
には、オーバクラッド層32uをはさみ、幅が20〜5
0μmの一定値、光の伝搬方向に平行に所定長さを持つ
直線状の金属薄膜ヒータ34a,34bが形成されてい
る。各金属薄膜ヒータ34a,34bの両端には、外部
電源との接続用電極38が形成されている。
【0007】従来の熱光学型光アテネータ30では、ヒ
ータ34a,34bが両方ともOFFの場合、入力光l
iはY分岐部35で約3dBずつ分岐され、アーム36
a,36bを通過した後、Y結合部37で再び結合す
る。Y結合部37で合流する光に位相差がないため、光
の出力が理論的に無損失となり、比較的波長依存性のな
い出力を得ることが出来る。
【0008】一方のヒータ34aがONされている場
合、光導波路33のアーム36aが加熱され、加熱され
たアーム36aの屈折率が熱光学効果によって変化す
る。このとき、加熱されたアーム36aを通過する光l
aは、加熱されない側のアーム36bを通過する光lb
に対して位相ずれを生じる。Y結合部37に入射する光
laは、奇モードに近づき、Y結合部37で光を放射す
るようになる。すなわち、ヒータ34aの加熱温度の調
整により、出力光loの強度を調整することが可能であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱光学型光アテネータ30は、その構成要素の金属薄膜
ヒータ34a,34bの抵抗値が、ヒータ34a,34
bに流れる電流による温度上昇で変化するので、安定し
たアテネーション(消光比)を得るために定電力制御回
路が必要であるという問題がある。
【0010】特に環境温度が変化した場合、温度によっ
てヒータ34a,34bの抵抗値が異なるために、同一
電流による温度上昇(電力値)が変化し、光のアテネー
ションに差異を生じるという問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、環境温度変化に
強く、しかも電流のみで制御できる熱光学型光アテネー
タを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために創案されたものであり、請求項1の発明
は、石英基板上に、入力される光を分岐させ再結合させ
るマッハツェンダ回路を形成して光回路とし、そのマッ
ハツェンダ回路に形成したヒータの通電により、入力さ
れる光を調整して出力する熱光学型光アテネータにおい
て、上記ヒータを、抵抗値の温度係数の符号が互いに異
なり、且つある温度における抵抗値が互いに等しい第1
ヒータと第2ヒータとを電気的に直列接続して構成した
熱光学型光アテネータである。
【0013】請求項2の発明は、入力される光の波長が
1.3μm〜1.6μmであり、消光比が20dB以上
である請求項1記載の熱光学型光アテネータである。
【0014】請求項3の発明は、上記第1ヒータと第2
ヒータは、抵抗値の温度係数の絶対値が−100℃から
400℃の温度範囲で互いにほぼ等しい請求項1または
2記載の熱光学型光アテネータである。
【0015】請求項4の発明は、上記第1ヒータまたは
第2ヒータは、TaNからなる金属薄膜ヒータである請
求項1〜3いずれかに記載の熱光学型光アテネータであ
る。
【0016】請求項5の発明は、上記第1ヒータと第2
ヒータは、抵抗値が−5℃から70℃の範囲のある温度
で互いに等しくなる請求項1〜4いずれかに記載の熱光
学型光アテネータである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適実施の形態
を添付図面にしたがって説明する。
【0018】図1は、本発明の好適実施の形態である熱
光学型光アテネータの斜視図を示したものである。
【0019】図1に示すように、本発明の熱光学型光ア
テネータ1は、入力光Liの強度を調整して出力光Lo
として出力するものであり、石英基板2上にクラッド層
3を形成し、そのクラッド層3にコアとなる光導波路4
を形成して光回路としたものである。コアとなる光導波
路4は、オーバクラッド層3uで覆われている。光導波
路4の一端が入力ポート4iであり、光導波路4の他端
が出力ポート4oである。この熱光学型光アテネータ1
は、入力光Liの波長が1.3μm〜1.6μmであ
り、消光比が20dB以上である。
【0020】コアとなる光導波路4は石英系の材料、例
えば、TiあるいはGeが添加されたSiO2 からな
る。クラッド層3は石英系の材料、例えば、純粋SiO
2 あるいはB及びPが添加されたSiO2 からなる。コ
アとクラッド層3の屈折率差は0.3%である。
【0021】光導波路4は、入力光Liを分岐光La,
Lbに分岐するY分岐部5と、分岐光La,Lbがそれ
ぞれ導かれるアーム6a,6bと、分岐光La,Lbが
結合するY結合部7とからなる1×1の対称型マッハツ
ェンダ干渉計回路Cとし、左右対称の形をしている。Y
分岐部5またはY結合部7の各先端部間のギャップg
は、約100μmである。これは、アーム6a,6b間
のギャップgでもある。
【0022】コアの高さは入力側の光導波路、出力側の
光導波路共に8μmである。コア幅はシングルモード条
件を崩さないように設定しており、Y分岐部5、Y結合
部7を除いて8μmである。
【0023】さて、本発明の熱光学型光アテネータ1で
は、マッハツェンダ干渉計回路CのY分岐部5とY結合
部7間に挟まれた各アーム6a,6b上に、オーバーク
ラッド層3uを介して各アーム6a,6bとそれぞれ対
向するように、直列2段に分割されたコ字状の第1ヒー
タ8aとコ字状の第2ヒータ9a、直列2段に分割され
た逆コ字状の第1ヒータ8bと逆コ字状の第2ヒータ9
bがそれぞれ形成されている。第1ヒータ8aと第2ヒ
ータ9aは、第1ヒータ8bと第2ヒータ9bと左右対
称となるように形成されている。
【0024】第1ヒータ8aと第2ヒータ9aは、抵抗
値の温度係数の符号が互いに異なり、25℃での抵抗値
が互いに等しくなるようにしている。第1ヒータ8aと
しては、例えば、抵抗値の温度係数が正であるTaNか
らなる金属薄膜ヒータを使用している。この金属薄膜ヒ
ータを形成するには、オーバークラッド層3u上にヒー
タ抵抗としての金属薄膜パターンを堆積させればよい。
第2ヒータ9aとしては、例えば、抵抗値の温度係数が
負である多結晶Siからなる薄膜状のサーミスタを使用
している。第1ヒータ8aと第2ヒータ9aとは、電気
的に直列接続されている。
【0025】これら第1ヒータ8aと第2ヒータ9aと
しては、例えば、抵抗値の温度係数の絶対値が−100
℃から400℃の温度範囲で互いにほぼ等しいものを用
いている。第1ヒータ8aとして多結晶Siからなる薄
膜状のサーミスタを、第2ヒータ9aとしてTaNから
なる金属薄膜ヒータを使用してもよい。上述した第1ヒ
ータ8aと第2ヒータ9aに関する説明は、第1ヒータ
8bと第2ヒータ9bについても同様である。
【0026】第1ヒータ8aと第2ヒータ9a上には、
各端部を除き、CVD(Chemical Vapour Deposition)法
により、石英ガラス絶縁膜が約2μm堆積されている。
第1ヒータ8aと第2ヒータ9aの各端部上には、第1
ヒータ8aと第2ヒータ9aを電気的に直列接続すべ
く、コンタクトホール10a〜cが形成されている。各
コンタクトホール10a〜cには、タンタル、白金、金
を順番に堆積し、リフトオフによって電極パターンを形
成し、ヒータ接続用電極11a〜dとしている。各コン
タクトホール10a〜cのヒータ接続用電極11a〜d
以外の部分は、外部電源との接続用電極12a〜cとな
る。電極パターンとヒータパターンはコンタクトホール
10a〜cの空けられた部分で接続されている。
【0027】こうして第1ヒータ8aと第2ヒータ9a
は、コンタクトホール10a〜cを接続する電極材料に
よって電気的に直列に接続される。第1ヒータ8aと第
2ヒータ9aは電気的に直列に接続されていることによ
り、第1ヒータ8aと第2ヒータ9aに流れる電流は常
に等しくなる。その結果、第1ヒータ8aと第2ヒータ
9aの抵抗値の和は電流のみで制御できる。
【0028】第1ヒータ8bと第2ヒータ9b側にも、
コンタクトホール10a〜c、ヒータ接続用電極11a
〜d、接続用電極12a〜cとそれぞれ対称となるよう
に、コンタクトホール13a〜c、ヒータ接続用電極1
4a〜d、接続用電極15a〜cがそれぞれ形成されて
いる。第1ヒータ8bと第2ヒータ9bも電気的に直列
に接続されている。
【0029】本発明の作用を説明する。
【0030】第1ヒータ8aと第2ヒータ9aに一定電
流を流してONし、入力ポート4iに入力される入力光
Liを調整して出力ポート4oから出力光Liとして出
力する場合を説明する。このとき、第1ヒータ8bと第
2ヒータ9bはOFFされている。
【0031】入力光Liは、Y分岐部5で3dBずつ分
岐され、アーム6aを通る分岐光Laとアーム6bを通
る分岐光Lbとなる。まず、分岐光Laの位相は、第1
ヒータ8aが通電されているので、第1ヒータ8aの抵
抗値に応じた加熱温度により、分岐光Lbの位相に対し
てずれる。
【0032】このとき、第1ヒータ8aの抵抗値は常に
一定であるとは言えない。第1ヒータ8aの温度は、第
1ヒータ8aに流れる電流によって上昇したり、使用時
における環境温度によって変化したりするからである。
【0033】本発明では、第1ヒータ8aの温度が25
℃以上に上がってその抵抗値が大きくなる場合、第2ヒ
ータ8aの抵抗値がその分だけ小さくなる。第1ヒータ
8aの温度が25℃以下に上がってその抵抗値が小さく
なる場合には、第2ヒータ8aの抵抗値がその分だけ大
きくなる。すなわち、ヒータ全体の抵抗値は温度によら
ず、常に25℃における第1ヒータ8aの抵抗値と第2
ヒータ9aの抵抗値との和に等しい。
【0034】分岐光Laの位相は分岐光Lbの位相に対
し、第1ヒータ7aと第2ヒータ8aに流れる一定電流
に応じて常に一定量だけずれるので、本発明の熱光学型
光アテネータ1は、入力光Liの強度を一定電流に応じ
た所望量だけ正確に調整して出力光Loとして出力す
る。
【0035】このように本発明では、ヒータを2段に分
け、第1ヒータ8aと第2ヒータ9aの抵抗値の温度係
数を絶対値が互いに等しく、符号が互いに異なるように
したことによって、ヒータ通電の時の第1ヒータ8aの
抵抗値の変化が第2ヒータ9aの抵抗値の変化によって
キャンセルされ、ヒータ全体としての抵抗値を、ヒータ
の温度によらず、一定にすることが出来、環境の温度変
化による影響を著しく低減できる。これにより、環境温
度変化に強い高安定な光アテネータを実現出来る。
【0036】ヒータ全体の抵抗値を一定にすることによ
り、両アーム6a,6bの温度差変化がヒータ電流に比
例するようになり、アテネーション制御の電気回路を簡
易にすることができる。従来のような定電力制御回路が
不要なので、簡易な光アテネータを実現できる。
【0037】ヒータ全体の抵抗値が温度によらず一定な
ので、環境温度変化によらず、印加電流に対する電圧値
はいつも同じである。すなわち、定電圧制御することも
できる。定電圧制御が可能であることは、ヒータ加熱に
対して特殊なフィードバック電気回路が不要になること
であり、応答速度を速くすることができる。
【0038】本発明の熱光学型光アテネータ1を用いれ
ば、波長多重伝送に有用な広い減衰量範囲にわたって使
用可能な熱光学型光アテネータを実現することができ
る。
【0039】次に、本発明の熱光学型光アテネータ1の
環境温度特性を、図2で説明した従来の熱光学型光アテ
ネータ30の環境温度特性と比較して説明する。
【0040】図3は、本発明の熱光学型光アテネータ1
の10dBダウンのアテネーションレベルでの環境温度
特性を、横軸を時間(s)にとり、縦軸を消光比(d
B)にとって示した図である。このとき、熱光学型光ア
テネータ1は、環境温度25℃における消光比を10d
Bとすべく、第1ヒータ8aと第2ヒータ9aを流れる
電流が33.08mAの一定値となるように定電流制御
されている。図3では、環境温度−5℃のときの環境温
度特性曲線aを太線で、環境温度25℃のときの環境温
度特性曲線bを実線で、環境温度70℃のときの環境温
度特性曲線cを一点鎖線で表わしている。
【0041】また、図4は、図2で説明した熱光学型光
アテネータ30の環境温度特性を図3と同様にして示し
た図である。このとき、熱光学型光アテネータ30は、
ヒータ34aを流れる電流が33.08mAの一定値と
なるように定電流制御されている。図4では、環境温度
−5℃のときの環境温度特性曲線dを太線で、環境温度
25℃のときの環境温度特性曲線eを実線で、環境温度
70℃のときの環境温度特性曲線fを一点鎖線でそれぞ
れ表わしている。
【0042】図3に示すように、本発明の熱光学型光ア
テネータ1は、どの環境温度においても、ほぼ所望の消
光比10dBが得られる。環境温度−5℃から70℃で
のアテネーション変動は0.2dB以内と非常に小さ
く、石英導波路型で、定電流制御可能な環境温度特性の
小さい光アテネータを実現できたことがわかる。これ
は、第1ヒータ8aと第2ヒータ9aの抵抗値が環境温
度−5℃から70℃の範囲のある温度で互いに等しくな
ることを意味している。
【0043】一方、図4に示すように、従来の熱光学型
光アテネータ30は、環境温度25℃以外では所望の消
光比10dBを得ることができない。環境温度70℃で
は消光比が12dBとなり、環境温度−5℃では消光比
が9.2dBとなり、約3dBもの大きな変動があるこ
とがわかる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0045】(1)環境温度変化に強い高安定な光アテ
ネータを実現できる。
【0046】(2)電流のみで制御できる簡易な光アテ
ネータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す斜視図である。
【図2】従来の熱光学型アテネータの斜視図である。
【図3】図1に示した熱光学型アテネータの環境温度特
性を示す図である。
【図4】従来の熱光学型アテネータの環境温度特性を示
す図である。
【符号の説明】
1 熱光学型光アテネータ 2 石英基板 8a,8b 第1ヒータ 9a,9b 第2ヒータ C マッハツェンダ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 延明 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 上塚 尚登 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 Fターム(参考) 2H038 BA27 2H047 KA04 KA12 LA00 LA12 NA01 QA04 RA08 TA11 2H079 AA06 BA03 CA04 DA05 DA23 DA25 EA05 EB27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英基板上に、入力される光を分岐させ
    再結合させるマッハツェンダ回路を形成して光回路と
    し、そのマッハツェンダ回路に形成したヒータの通電に
    より、入力される光を調整して出力する熱光学型光アテ
    ネータにおいて、上記ヒータを、抵抗値の温度係数の符
    号が互いに異なり、且つある温度における抵抗値が互い
    に等しい第1ヒータと第2ヒータとを電気的に直列接続
    して構成したことを特徴とする熱光学型光アテネータ。
  2. 【請求項2】 入力される光の波長が1.3μm〜1.
    6μmであり、消光比が20dB以上である請求項1記
    載の熱光学型光アテネータ。
  3. 【請求項3】 上記第1ヒータと第2ヒータは、抵抗値
    の温度係数の絶対値が−100℃から400℃の温度範
    囲で互いにほぼ等しい請求項1または2記載の熱光学型
    光アテネータ。
  4. 【請求項4】 上記第1ヒータまたは第2ヒータは、T
    aNからなる金属薄膜ヒータである請求項1〜3いずれ
    かに記載の熱光学型光アテネータ。
  5. 【請求項5】 上記第1ヒータと第2ヒータは、抵抗値
    が−5℃から70℃の範囲のある温度で互いに等しくな
    る請求項1〜4いずれかに記載の熱光学型光アテネー
    タ。
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