JP2002365328A - 過電流監視方法と過電流通報装置 - Google Patents

過電流監視方法と過電流通報装置

Info

Publication number
JP2002365328A
JP2002365328A JP2001171626A JP2001171626A JP2002365328A JP 2002365328 A JP2002365328 A JP 2002365328A JP 2001171626 A JP2001171626 A JP 2001171626A JP 2001171626 A JP2001171626 A JP 2001171626A JP 2002365328 A JP2002365328 A JP 2002365328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overcurrent
display
signal
light
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001171626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3807953B2 (ja
Inventor
Hideaki Ichinose
英昭 一ノ瀬
Junzo Takemura
順三 武村
Toshiaki Hanaoka
俊明 花岡
Norifumi Hotta
典文 堀田
Jinko Nakamura
仁孝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kouatsu Electric Co
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Nippon Kouatsu Electric Co
Chubu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kouatsu Electric Co, Chubu Electric Power Co Inc filed Critical Nippon Kouatsu Electric Co
Priority to JP2001171626A priority Critical patent/JP3807953B2/ja
Publication of JP2002365328A publication Critical patent/JP2002365328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3807953B2 publication Critical patent/JP3807953B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Locating Faults (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の過電流通過表示装置を活用して、過電
流の発生を無線で通報する。通報装置を小型・軽量化し
て配電線に吊り下げ使用できるようにする。通報装置の
電源の寿命を延ばして信頼性を上げる。 【解決手段】 通報装置30の変流器31は配電線Aの
電流に応じた電圧を誘起する。この電圧は整流部34で
整流されてコンデンサ35を充電する。コンデンサ35
の電圧で制御部32と送出部36を作動させる。制御部
はコンデンサ35の電圧を昇圧して12分間隔で色セン
サ37の青色発光素子を短時間ずつ間欠的に発光させ、
表示装置28の表示の色が白色か橙色かを反射光で監視
する。過電流が流れて表示の色が橙色に変わると、色セ
ンサ37が制御部32に信号を出し、送出部36が電波
信号を出して通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配電線の過電流通過
を監視する方法と通報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧配電線に流れる電流を検出して、一
定以上の過電流が流れたら表示部の色を、例えば白色か
ら橙色に変えて事故の発生を表示する過電流通過表示装
置が公知で、この表示装置は高圧配電線に直接吊り下げ
て使用され、しかも事故発生表示後約5時間経過すると
自動的に復旧して、表示が橙色から白色に戻るようにな
っている。この種の過電流通過表示装置としては、例え
ば特開平10−304553号公報に記載のものがあ
る。以後、これを第1の従来技術という。
【0003】この種の過電流通過表示装置(以後OCI
と略記することもある)の詳細を図9〜図12に従って
説明する。図9のブロック図において、OCIを配電線
路の電線Aに吊り下げた状態では、コの字形の上部コア
1と下部コア2とが互いにその接合部同士を当接させ
て、両コアで環状のコアを形成する。下部コア2に巻き
付けられた巻線3には電線Aに流れる電流に応じた電圧
が誘起する。こうして、両コア1,2と巻線3とは変流
器CT4を構成している。巻線3の誘起電圧は整流部5
で整流されて信号処理部6の電圧比較部7に印加され、
予め設定された設定値と比較され、設定値を超えた場合
に、過電流が電線Aを通過したとして電圧比較部7から
所定の信号が出力される。8は比較部7の信号を受けて
表示信号を発生させる表示信号発生部で、この表示信号
発生部からの表示信号で表示部9を電磁的に駆動して、
表示体10による表示を白色から橙色に変える。
【0004】時間計測部11は常にクロック発振部12
のクロック出力により時間を計数しており、表示信号発
生部8から表示信号を受けると計数値をリセットして再
度時間の計数を開始し、5時間計数後に信号を出力す
る。この信号出力を受けて復帰信号発生部13が復帰信
号を出力して表示部9を電磁的に駆動して表示体10を
復帰させて表示を橙色から白色に復帰させる。整流部5
の出力は電源部14にも供給され、コンデンサ15で平
滑された後、電圧安定化部16で所定の電圧に安定化さ
れて、パワーオンリセット回路17や他の各部へ給電さ
れる。パワーオンリセット回路17は、電源部14から
供給される電圧が所定の設定値を超えた時にリセット信
号を出力して、上記時間計測部11の計数値を零にリセ
ットする、いわゆるパワーオンリセットの動作を行う。
【0005】図10と図11はOCIの全体を示す正面
図と平面図で、本体ケース18内に前記信号処理部6等
の電子回路を実装したプリント配線基板が収納されてい
る。表示体10は本体ケース18の下部に取り付けた表
示カバー19の表示窓から見えるように配設されてい
る。表示窓は、表示カバーの下面に2つと、側面に2つ
設けられている。また表示カバーの外周と下面は、透明
カバー20によって覆われて保護されている。本体ケー
ス18の上部には電線受部21が設けられ、OCIを電
線に吊り下げるには、図10に示すように、先ず締付ボ
ルト22のナット23を緩めて、締付ボルト22をピン
24の周りに符号22′で示すように時計方向に回動さ
せ、上部金具25をピン26の周りに符号25′で示す
ように反時計方向に回動させて、図示されていない電線
Aを下方から受けるように電線受部21を電線Aに当接
させ、上部金具25を符号25で示す実線の位置に戻
し、電線押え27で電線受部21の間に電線Aを挟み込
んで締付ボルト22を符号22で示す実線の位置に戻し
てナット23を締め付けることでOCI28を電線に吊
り下げる。
【0006】図12(a)(b)はOCIの下部に配設
された表示部9を斜め下方から見た図で、表示カバー1
9を透かし、かつ前記表示カバー19の表示窓を透かし
て表示体を視認する状態を示す。同図(a)では、表示
体の白色部10aが側面と下面の表示窓を通して見えて
いる。また、同図(b)では、表示体の橙色部10bが
側面と下面の表示窓を通して見えている。なお、同図
(b)で橙色部に施したハッチングは、表示色が橙色で
あることを明示するために描いたもので、断面を意味す
るハッチングではない。
【0007】また、特開平11−281702号公報に
記載の配電線過電流検出装置は、配電線に設置する変流
器と、変流器からの出力信号が入力される判定部と、判
定部により判定された判定結果に応じた制御信号を送出
する制御部と、制御部から入力された制御信号に基づい
て事故が発生したか否かの情報を遠隔地の監視装置に報
知する移動電話を備えている。そして、移動電話の電源
は変流器から分岐して接続される電源部と、この電源部
により充電される二次電池(バッテリ)から供給される
ようになっている。なお、この配電線用過電流検出装置
は電柱に設置されるとしている。以後、これを第2の従
来技術という。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来技術で
は、事故区間を特定するためには、各区間にそれぞれ設
置された過電流通過表示装置の表示色を作業員が監視す
る必要があって面倒であった。また、第2の従来技術で
は、二次電池(バッテリ)の重量が重くなるため、電線
に吊り下げて使用することができないとか、バッテリの
寿命が短いという問題があった。
【0009】そしてまた、前記第1の従来技術の過電流
通過表示装置は、広く実用化されて多数のものが配電線
に直接吊り下げられて使用されている。このような実情
に鑑み、本発明は既設の過電流通過表示装置の表示色を
光電的に監視する方法と、監視結果を通報する過電流通
過装置を提供することを目的とする。そして、本発明の
通報装置は配電線に直接吊り下げて使用できるように、
小型・軽量化を目指すものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に 請求項1記載の発明は、配電線に結合した変流器の
電圧を整流してコンデンサを充電し、該コンデンサの電
力で間欠的に短時間ずつ発光素子を発光させ、該発光素
子からの光を過電流通過表示装置の表示部に投光し、表
示部からの反射光を光電素子に受光し、該光電素子の出
力に基づいて前記表示部の色を判別して過電流を監視す
ることを特徴とする過電流監視方法である。
【0011】そして、請求項2記載の発明は、配電線に
結合する変流器と、該変流器の信号を整流する整流部
と、該整流部により充電されるコンデンサと、前記整流
部の出力を電源として作動し、間欠的に短時間ずつ駆動
信号を出力すると共に変流器からの信号が断たれたとき
にも駆動信号を出力する制御部と、前記駆動信号で発光
して隣接する過電流通過表示装置の表示部に投光する発
光素子と、表示部からの反射光を受光する光電素子と、
該光電素子の出力に基づいて表示部の表示色の変化を検
知して信号を出力する制御部と、前記整流部の出力を電
源として作動し、前記制御部からの検知信号を受けて無
線信号を送出する送出部とを具備した過電流通報装置で
あって、この通報装置が過電流通過表示装置に隣接して
配電線に吊り下げ配置される吊り下げ手段を設けている
ことを特徴とする過電流通報装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に従って説明する。図1(a)(b)に
おいて、28は前記過電流通過表示装置で、前記変流器
4と表示部9等を備えており、配電線Aに吊り下げて使
用される。符号29に示す過電流検出回路(OC検出回
路)は前記図9で説明した整流部5と信号処理部6と電
源部14とからなり、変流器4の出力から配電線Aに過
電流が流れたことを検出して表示部9に表示信号を出力
して表示部を白色から橙色に変え、前述のように一定時
間、例えば5時間経過すると復帰信号を出力して表示部
の色を橙色から白色に戻す。
【0013】30は過電流通報装置で、過電流通過表示
装置28と隣接して配電線Aに吊り下げて用いることが
できるように、過電流通過表示装置28について図10
と図11で説明したように電線受部21や電線押え27
を有する上部金具25等に相当する吊り下げ手段を有
し、配電線Aに過電流通報装置30を吊り下げた状態で
は、その変流器31が配電線Aと結合して、配電線Aの
電流に対応した電圧を誘起する。この電圧は制御部32
に印加されるとともに電源部33に印加され、同図
(b)に示すように整流部34で全波整流されてコンデ
ンサ35を充電する。なお、31aは変流器31の巻線
である。電源部33のコンデンサ35に充電された電圧
は同図(a)の制御部32と送出部36に供給されて両
部32と36を作動させる。制御部32は変流器31の
出力があるとき、即ち配電線Aに電流が流れている正常
時は一定間隔、例えば12分間隔で間欠的に色センサ3
7を駆動するように、12分間隔のタイミングで短時
間、例えば0.2秒間ずつ電源部33のコンデンサ35
の電圧を昇圧した電圧を色センサ37に印加する。色セ
ンサ37はその都度表示部9の橙色の補色である青色の
光を表示部9に投光し、その反射光から表示部9の表示
色を検知して制御部32へ出力する。制御部32は前回
の色センサ37で検知した表示部9の色を記憶してい
て、今回の検知色が前回と変わっていたときには、表示
色の変化を検知して送出部36に出力する。送出部36
はこの信号を受けて、表示色が白色から橙色に変化した
こと、即ち過電流が通過したことをアンテナ38から電
波形式の無線信号で送出する。送出部36は免許の不要
な微弱電力無線の無線機を用いることができる。また、
この送出部36の信号電波は、近くの電柱に配設された
中継局を通じて遠隔地の基地局へ通報される。
【0014】図1(a)の色センサ37の構成を図2に
示す。色センサ37はアンプ部39と、光ファイバーケ
ーブル40,41とこれら両光ファイバーケーブルに接
続した光ケーブルヘッド42とからなる光ケーブル部4
3とからなる。アンプ39は前記電源部33のコンデン
サ35の電圧を安定化電源部44で安定化してCR発振
回路45や制御部46等に供給する。CR発振回路の出
力に応じて短い周期でドライバー回路47が青色発光ダ
イオード48を点滅させる。発光ダイオード48からの
青色の光は光ファイバーケーブル41から光ケーブルヘ
ッド42を経て表示体10の表面に投光され、その反射
光は光ケーブルヘッド42から光ファイバーケーブル4
0を経て光電素子で電気信号に変換される。表示部の表
示体の色が白色のときは光電素子49の出力は大きく、
橙色のときは発光ダイオードの青色光に対して補色の関
係にあるため光電素子49の出力は小さくなる。従っ
て、この出力信号を増幅回路50で増幅し、制御部46
で表示体10の色が白色か橙色を判定して出力信号を出
す。この出力信号Cを図1(a)の制御部32が受け
て、色センサ37が前回検知した出力信号Cと変わって
いたときには色が変化したことを制御部32が検知し
て、その検知信号を送出部36に入力し、送出部36は
表示部の色が白色から橙色に変化したこととか、橙色か
ら白色に変化したことを電波で通報する。
【0015】なお、図2の色センサ37は、竹中電子工
業株式会社製のものを用いることができる。因みに、同
社製のアンプユニットF70ABとかファイバユニット
CS−DF30を図2のアンプ39と光ケーブル43に
使用すると良い。
【0016】このときの電波信号には、過電流通過表示
装置28又は過電流通報装置30の識別コードとか、検
出した色を表すコードとか、配電線のR相かS相かT相
かの種類を区別するコード等の必要な情報を含むように
してあり、ごく短時間、例えば数十msの長さの信号電
波を数十msの間隔で3回送出するようにして通信の信
頼性の確保とコンデンサCの電力消費を低減するように
している。
【0017】図3は、図1(a)(b)における電源部
33のコンデンサ35の電圧を制御部32で昇圧した電
圧の時間的変化を示す図で、横軸は時間を、縦軸は昇圧
後の電圧を示す。時間0で過電流通報装置30を配電線
に吊り下げて、配電線の正常な電流によりコンデンサ3
5に充電された電圧が制御部32によって昇圧され、昇
圧後の電圧は図3のように色センサ37の最低動作電圧
Voを超えて更に上昇する。
【0018】時間t1 で制御部32から色センサ37へ
指令が出ると(即ち、色センサ37にコンデンサ35の
電圧を制御部32で昇圧した電圧を印加すると)、発光
ダイオード48が短時間発光して昇圧した電圧は一時的
に低下し、再び充電されて上昇する。12分後、時間t
2 で再度指令が出ると、発光ダイオードが短時間発光し
て昇圧した電圧は一時的に低下し、再び充電されて上昇
する。更に12分後、時間t3 で再々度指令が出ると、
発光ダイオードが短時間発光して昇圧した電圧は一時的
に低下する。そしてその後、時間t3 からわずか経過し
て時間t4 で配電線の電流がなくなると、前記制御部3
2が配電線の電流の立下りを検出して色センサに指令を
出して発光ダイオードを短時間発光させる。従って、昇
圧した電圧は時間t1 ,t2 ,t3 のときの場合よりも
更に低下する。ここで配電線が停電したままであると、
制御部32は12分間隔の指令を出すのを止めたままと
なる。そして、変流器31からの信号がなくなるので、
昇圧は止まり、昇圧した電圧は図3で時間t3 以後に示
すようにゆっくりと低下する。
【0019】図4は、配電線の線路電流と色センサ動作
タイミングの態様を示す図で、横軸は時間を示す。この
場合、線路電流は正常な電流が継続している。線路電流
が継続して正常な値のままであるので、OCIの表示は
白色のままである。従って、色センサが12分間隔で
0.2秒ずつの短時間ずつ監視動作を繰り返すが、いつ
も白色を検知していて色の変化は見られないので、通報
装置30からの電波は出ない。
【0020】図5は図4と異なる態様のときの線路電流
と色センサ動作タイミングの図で、正常な線路電流の間
は色センサが一定の12分間隔で0.2秒ずつ動作する
が、線路に過電流が流れて変電所のリレーが作動して停
電すると、線路電流の立下り点aで過電流通報装置30
の制御部32がこの停電を検出して、色センサを作動さ
せてOCIの色を確認する。
【0021】OCIは停電直前の過電流を検出して橙色
に変わっているので、立ち下り点aでの確認動作で過電
流通報装置の制御部32がOCIの表示色の変化を検出
し、橙色に変わったことを通報する。即ち過電流が流れ
たことを通報する。その後、通報装置はOCIの表示を
監視する間欠動作を止め、線路電流が復帰して流れると
間欠的な監視動作を再開する。そして、線路電流が復旧
したd時点からほぼ5時間経ってOCIが白色に復帰す
ると、過電流通報装置30はOCIの表示色が復帰して
から最初の監視動作で表示色が橙色から白色に復帰した
ことを検知して電波で通報する。この電波信号は中継局
を介して基地局へ通報されるので、基地局ではOCIが
復帰して橙色から白色に戻ったことがわかる。
【0022】図6は更に異なる態様のときの線路電流と
色センサ動作タイミングの図で、線路電流が正常な間は
12秒間隔で0.2秒ずつ色センサが間欠的に監視動作
を継続している。事故などによる停電があると、停電に
よる線路電流の立下り点bで制御部32が線路電流の立
下りを検出して、色センサ37へ指令を出して確認動作
を行わせる。そして、このときのOCIの表示部の色
(白色)を電波で通報する。停電がしばらくの間、例え
ば4時間程度継続した後、復旧して直ちに何らかのトラ
ブルで過電流が一時的に流れたとすると、その過電流の
立下り時点cで制御部32が色センサに指令を出して確
認動作をさせるため、このときの過電流をOCIが検知
して白色から橙色に変わっているため、通報装置30は
c点での確認動作で白色から橙色への変化を検出して電
波で通報する。その後、線路電流が回復すると通報装置
の色センサは間欠監視を再開して12分間隔で0.2秒
の短時間監視を繰り返して、OCIの色が前回の監視時
点と変わったら電波で通報する。
【0023】図7は電線Aに過電流通過表示装置(OC
I)28と過電流通報装置30を隣接して吊り下げ設置
した状態を示す図である。表示体10の表示色が白色か
橙色かを過電流通報装置の色センサで間欠的に監視し、
かつ線路電流が低下した時点にも確認動作で監視する。
そしてOCIの表示色が前回の監視時の色と変化してい
ることを検知すると、自動的に無線で通報する。なお図
7で、OCI28と過電流通報装置30とは連結バンド
51で連結され、相対的な関係位置がずれないように互
いに固定されている。また図8に示すように、最終的に
OCI28と過電流通報装置にプラスチック製の薄板か
らなる上部カバー52を被せて固着してある。
【0024】なお、上述の実施例では既設のOCIに隣
接して過電流通報装置を配設するようにしたが、OCI
は既設のものに限るものではなく、過電流通報装置を設
置するときに新しいものを新設するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の過電流監視方法と過電流通報装
置は上述のように構成されているので、寿命の短い二次
電池(バッテリ)を用いる必要がないため、システムや
装置の信頼性が向上する。また、電源部を小型・軽量化
できるため、電線に吊り下げるべき装置の寸法・重量が
軽減でき、実用的な通報装置を具体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で(a)は全体の略図、(b)
は要部の電気回路図。
【図2】図1の実施例に用いる色センサのブロック図。
【図3】本発明の実施例における電源部のコンデンサの
電圧を制御部で昇圧した後の電圧の変化を示す図。
【図4】本発明の実施例における線路電流と色センサ動
作タイミングの図。
【図5】図4と異なる態様のときの本発明の実施例にお
ける線路電流と色センサ動作タイミングの図。
【図6】図4,図5と異なる態様のときの本発明の実施
例における線路電流と色センサ動作タイミングの図。
【図7】配電線に過電流通過表示装置と過電流通報装置
を吊り下げた設置状態を示す側面図。
【図8】図8のものに上部カバーを被せた状態の側面
図。
【図9】従来技術のブロック図。
【図10】従来技術の外形を示す正面図。
【図11】従来技術の平面図。
【図12】従来技術の表示部を斜め下方から見た斜視図
で、(a)は表示が白色のとき、(b)は表示が橙色の
ときの図。
【符号の説明】
A 配電線 31 整流器 32 制御部 34 整流部 35 コンデンサ 36 送出部 37 色センサ 48 発光素子(発光ダイオード) 49 光電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武村 順三 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 花岡 俊明 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 堀田 典文 愛知県大府市長草町深廻間35番地 日本高 圧電気株式会社技術研究所内 (72)発明者 中村 仁孝 愛知県大府市長草町深廻間35番地 日本高 圧電気株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2G033 AA01 AB01 AC06 AD18 AD21 AF01 AG10 AG12 AG13 AG14 2G035 AA21 AB08 AC15 AD04 AD13 AD20 AD23 AD37 AD39 AD52 5G004 AA02 AB01 BA04 CA02 DA01 DB01 DB02 DC01 DC04 FA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線に結合した変流器の電圧を整流し
    てコンデンサを充電し、該コンデンサの電力で間欠的に
    短時間ずつ発光素子を発光させ、該発光素子からの光を
    過電流通過表示装置の表示部に投光し、表示部からの反
    射光を光電素子に受光し、該光電素子の出力に基づいて
    前記表示部の色を判別して過電流を監視することを特徴
    とする過電流監視方法。
  2. 【請求項2】 配電線に結合する変流器と、該変流器の
    信号を整流する整流部と、該整流部により充電されるコ
    ンデンサと、前記整流部の出力を電源として作動し、間
    欠的に短時間ずつ駆動信号を出力すると共に変流器から
    の信号が断たれたときにも駆動信号を出力する制御部
    と、前記駆動信号で発光して隣接する過電流通過表示装
    置の表示部に投光する発光素子と、表示部からの反射光
    を受光する光電素子と、該光電素子の出力に基づいて表
    示部の表示色の変化を検知して信号を出力する制御部
    と、前記整流部の出力を電源として作動し、前記制御部
    からの検知信号を受けて無線信号を送出する送出部とを
    具備した過電流通報装置であって、この通報装置が過電
    流通過表示装置に隣接して配電線に吊り下げ配置される
    吊り下げ手段を設けていることを特徴とする過電流通報
    装置。
JP2001171626A 2001-06-06 2001-06-06 過電流通報装置 Expired - Fee Related JP3807953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001171626A JP3807953B2 (ja) 2001-06-06 2001-06-06 過電流通報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001171626A JP3807953B2 (ja) 2001-06-06 2001-06-06 過電流通報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002365328A true JP2002365328A (ja) 2002-12-18
JP3807953B2 JP3807953B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=19013368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001171626A Expired - Fee Related JP3807953B2 (ja) 2001-06-06 2001-06-06 過電流通報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3807953B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181378A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp 電力計測装置及び機器制御装置
JP2021124320A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 住友電気工業株式会社 電線物理量測定装置
CN113341270A (zh) * 2021-05-08 2021-09-03 国网浙江省电力有限公司嘉兴供电公司 一种感应式电压骤降检测装置及方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181378A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp 電力計測装置及び機器制御装置
JP2021124320A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 住友電気工業株式会社 電線物理量測定装置
JP7338496B2 (ja) 2020-02-03 2023-09-05 住友電気工業株式会社 電線物理量測定装置
CN113341270A (zh) * 2021-05-08 2021-09-03 国网浙江省电力有限公司嘉兴供电公司 一种感应式电压骤降检测装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3807953B2 (ja) 2006-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU764255B2 (en) Network for remote administration of street lighting inter alia and methods to carry out said administration
EP3503054B1 (en) Integrated wireless beacon in fire alarm devices for indoor localization
CN104054395A (zh) 照明设备
JP2013027074A (ja) 非接触給電装置
CN104349560B (zh) 用于路灯照明系统的故障检测装置及其运行方法
JP2009159675A (ja) 非接触給電用パネル
US6734642B1 (en) Monitoring and management system for lighting networks
JP4976149B2 (ja) 防災照明システム
JP2002365328A (ja) 過電流監視方法と過電流通報装置
JP2010029006A (ja) アンテナ整流装置対応充電器
CN212873750U (zh) 一种高准确率的交通信号灯故障检测系统
JP2011254651A (ja) バッテリ監視システム
JP2020162310A (ja) 非接触給電システム、送電装置及び受電装置
JP3671159B2 (ja) 配電線における事故点情報収集システム
KR102132920B1 (ko) 전력 절감 장치를 포함하는 전력 모니터링 시스템
WO2019176313A1 (ja) 配電網モニタリングシステム
CN210514511U (zh) 故障指示器和架空线路
CN219017065U (zh) 一种具备自检测和报警能力的线路构件
JP6562201B2 (ja) 照明装置
JP3830343B2 (ja) 電源供給装置
CN216134311U (zh) 一种自动调节指示灯亮度的三线圈立式无线充电座台
EP3391518A1 (en) An accessory system and a method of powering an accessory
CN217124809U (zh) 一种铁路施工安全预警装置
JPH08136605A (ja) 落雷鉄塔通報装置
KR20210132951A (ko) 배터리 없이 방사전력을 측정하는 무선센서 및 이를 이용한 데이터 수집 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3807953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees