JP2002364494A - インジェクタ用燃焼ガスシールの外径矯正方法及び外径矯正治具 - Google Patents
インジェクタ用燃焼ガスシールの外径矯正方法及び外径矯正治具Info
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Abstract
される荷重を小さくするとともに、インジェクタ用燃焼
ガスシールの十分な動き代を確保する。 【解決手段】外径矯正方法の適用対象となる樹脂製の燃
焼ガスシール22は、インジェクタ本体側(図の右側)
ほど拡径するテーパ面20を有する装着溝17に装着さ
れて、インジェクタ取付孔とインジェクタ13との間の
環状隙間をシールする。外径矯正に際しては、複数の分
割体24に分割された外径矯正治具23を、燃焼ガスシ
ール22よりもインジェクタ本体側で、インジェクタ1
3を取り囲んだ状態で組合わせる。外径矯正治具23が
インジェクタ本体から遠ざかるように、外径矯正治具2
3をインジェクタ先端側へ移動させる。この移動によ
り、装着溝17への装着に際し拡大された燃焼ガスシー
ル22の外径が矯正される。
Description
に設けられた環状の装着溝に装着されてインジェクタ取
付孔とインジェクタとの間の環状隙間をシールする樹脂
製のインジェクタ用燃焼ガスシールにおいて、装着溝へ
の装着に際し拡大された燃焼ガスシールの外径を矯正す
る外径矯正方法及び外径矯正治具に関するものである。
射式の内燃機関では、インジェクタ先端のノズル部が燃
焼室に面するように配置される。このため、インジェク
タは燃焼行程時、膨張行程時等に筒内圧力をノズル部で
受けることとなる。従って、インジェクタの取付けに当
っては、シリンダヘッドに形成されたインジェクタ取付
孔とインジェクタとの間の環状の隙間から燃焼ガスが漏
れないようにする必要がある。
着溝を形成するとともに、その装着溝に樹脂製のインジ
ェクタ用燃焼ガスシールを装着し、インジェクタ取付孔
とインジェクタとの間の環状隙間をシールする技術が提
案されている(例えば、特開2000−9000号公報
参照)。
は、装着溝よりも径の大きなノズル部を通過させる途中
で、燃焼ガスシールの内径が拡げられる。しかし、弾性
の低い樹脂製の燃焼ガスシールにあっては、自身の弾性
復元力のみによっては初期の径に戻りにくい。
シールに外力を加え、外径を矯正して元の状態又はそれ
に近い状態に戻すことが行なわれる。ここで、外径矯正
に際しては、図11に示す略円環状の外径矯正治具51
を、インジェクタ先端側(図の左側)からインジェクタ
本体側(図の右側)へ移動させる。これは、外径矯正治
具51が、装着溝53の形成されたノズル部54よりも
若干径の大きな矯正面55を有しているのに対し、イン
ジェクタ本体がその矯正面55の径よりも大きく、外径
矯正治具51をインジェクタ本体側からノズル部54側
へ移動させることができないからである。
すように、上記装着溝53に、インジェクタ本体側(図
13の右側)ほど拡径するテーパ面56を形成すること
が考えられる。この技術は、燃焼ガスの圧力P0に抗す
るテーパ面56での反力P1を利用し、この反力P1の
分力により、燃焼ガスシール52のインジェクタ取付孔
57の壁面に対する面圧P2を発生させ、シール性を高
めようとするものである。
た場合、図12に示すように、外径矯正の際に燃焼ガス
シール52が外径矯正治具51と一緒にインジェクタ本
体側(図12の右側)へ移動し、テーパ面56に乗り上
げる。これにともないテーパ面56と外径矯正治具51
の矯正面55との間隙が狭くなる。外径矯正治具51が
なければはみ出す部分(図12において二点鎖線で示す
部分)52aが、テーパ面56及び外径矯正治具51間
で圧縮されて変形する。その結果、外径矯正治具51が
燃焼ガスシール52から受ける荷重が大きくなり、外径
矯正治具51をインジェクタ本体側へ移動させる際に、
大きな荷重(矯正荷重)が必要となる。
成する技術において、期待される効果が得られるのは、
燃焼ガスシール52がテーパ面56に乗り上げ、装着溝
53のインジェクタ本体側の段差面58に当接するまで
である。これは、燃焼ガスシール52が図13において
二点鎖線で示すように段差面58に当接すると、この段
差面58が燃焼ガスの圧力P0の一部を受け止め、その
分、面圧P2が低下するからである。従って、上記効果
を確実なものとするには、燃焼ガスシール52と段差面
58との間隔(動き代A)が大きい方が望ましい。
い燃焼ガスシール52がインジェクタ本体側へ移動す
る。このため、矯正後には、燃焼ガスシール52の動き
代Aが小さくなり、期待したほどのシール性向上効果が
得られないおそれがある。
ものであって、その目的は、外径矯正の際に外径矯正治
具の相対移動に要求される荷重を小さくするとともに、
外径矯正後にインジェクタ用燃焼ガスシールの十分な動
き代を確保することのできるインジェクタ用燃焼ガスシ
ールの外径矯正方法及び外径矯正治具を提供することに
ある。
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明では、インジェクタの先端部に形成さ
れ、かつインジェクタ本体側ほど拡径する傾斜面を有す
る環状の装着溝に装着されて、インジェクタ取付孔と前
記インジェクタとの間の環状隙間をシールする樹脂製の
インジェクタ用燃焼ガスシールに適用され、前記装着溝
への装着に際し拡大された前記インジェクタ用燃焼ガス
シールの外径を矯正する外径矯正方法であって、外径矯
正治具を前記インジェクタ用燃焼ガスシールよりも前記
インジェクタ本体側に装着し、その後、前記外径矯正治
具が前記インジェクタ本体側から遠ざかるように前記イ
ンジェクタ及び前記外径矯正治具の少なくとも一方を移
動させることにより、前記インジェクタ用燃焼ガスシー
ルの外径を矯正するようにしている。
ガスシールの外径矯正に際し、まず外径矯正治具をイン
ジェクタ用燃焼ガスシールよりもインジェクタ本体側に
装着する。その後、この外径矯正治具がインジェクタ本
体側から遠ざかるようにインジェクタ及び外径矯正治具
の少なくとも一方を移動させる。このようにインジェク
タ及び外径矯正治具の少なくとも一方が移動されると、
この移動途中で外径矯正治具が燃焼ガスシールに接触
し、同燃焼ガスシールに対し、外径を小さくさせようと
する力と、インジェクタ本体から遠ざける方向へ移動さ
せようとする力とが働く。前者の力により、前記燃焼ガ
スシールが元の状態又はそれに近い状態に戻される。
外径矯正治具と一緒に装着溝の先端部側へ変位する。こ
のため、外径矯正に際し、燃焼ガスシールの傾斜面への
乗り上げが回避される。従って、この乗り上げによる不
具合、すなわち外径矯正治具が燃焼ガスシールから受け
る荷重が大きくなって、外径矯正治具を相対移動させる
際に大きな荷重が要求されるのを解消できる。そして、
燃焼ガスシールは外径矯正後には装着溝の先端部側に位
置している。このため、この状態でインジェクタがイン
ジェクタ取付孔に取付けられた場合、燃焼ガスシールが
傾斜面に乗り上げたままインジェクタがインジェクタ取
付孔に取付けられた場合に比べて、燃焼ガスシールの装
着溝での動き代が大きい。従って、傾斜面によるシール
性向上効果を確実に発揮させることができる。
1に記載の発明において、前記外径矯正治具を構成する
複数の分割体を前記インジェクタを取り囲んだ状態で組
合わせることにより、前記外径矯正治具を前記インジェ
クタ用燃焼ガスシールよりも前記インジェクタ本体側に
装着するようにしている。
項2に記載の発明において、前記インジェクタに対する
前記外径矯正治具の相対移動に際し、前記インジェクタ
に対する前記外径矯正治具の周方向の位相が変化するよ
うに、前記インジェクタ及び前記外径矯正治具の少なく
とも一方を回転させるようにしている。
ジェクタ本体側に装着するに当っては、上記請求項2に
記載の発明のように、外径矯正治具を構成する複数の分
割体をインジェクタを取り囲んだ状態で組合わせればよ
い。このことにより、燃焼ガスシールとインジェクタ本
体との間であっても、外径矯正治具を燃焼ガスシールよ
りもインジェクタ本体側の所望箇所に装着することがで
きる。
外径矯正治具をインジェクタに対して相対移動させる場
合、上記請求項3に記載の発明のように、インジェクタ
に対する外径矯正治具の周方向の位相が変化するよう
に、インジェクタ及び外径矯正治具の少なくとも一方を
回転させると好適である。このことにより、外径矯正治
具の相対移動途中において、外径矯正治具の合わせ部分
が燃焼ガスシール外周面の周方向における特定の箇所に
接触することがなく、燃焼ガスシールに軸線方向に平行
に延びる線状の傷が付くのを抑制することができる。
を用いて外径を矯正する別の方法として、複数の分割体
を燃焼ガスシールに対応する箇所で組合わせる方法も考
えられる。すなわち、分割体により燃焼ガスシールを圧
縮することによって外径を矯正することも考えられる。
しかし、この方法によれば、分割体を組合わせるときに
分割体間に燃焼ガスシールが噛み込み、合わせ傷が発生
するおそれがある。これに対し、上記請求項2及び3に
記載の発明では、外径矯正治具の相対移動によって外径
を矯正しているため、こうした合わせ傷を発生させるこ
ともない。
求項1に記載の発明において、前記インジェクタ用燃焼
ガスシールを前記装着溝に装着する前に、前記外径矯正
治具を前記インジェクタに装着するようにしている。
ジェクタ本体側に装着するに当っては、前述した請求項
2に記載の発明以外に、上記請求項4に記載の発明のよ
うに、燃焼ガスシールを装着溝に装着する前に、外径矯
正治具をインジェクタに装着するようにしてもよい。こ
の場合、外径矯正治具として複数の分割体からなる外径
矯正治具を用いる必要がない。
溝への装着に際し拡大されたインジェクタ用燃焼ガスシ
ールの外径を矯正するための外径矯正治具であって、各
々合わせ面を有し、互いに前記合わせ面で組合わされる
ことにより、前記インジェクタの先端部を取り囲む複数
の分割体を備えるとともに、前記分割体が前記インジェ
クタ本体から遠ざかるように前記インジェクタ及び前記
分割体の少なくとも一方が移動されることにより、前記
インジェクタ用燃焼ガスシールの外径を矯正する矯正面
を有しているとする。
5に記載の発明において、前記分割体の合わせ面は、前
記インジェクタの軸線方向に対して斜めに交差している
とする。
矯正治具としては、上記請求項5に記載の発明のよう
に、分割体がインジェクタ本体から遠ざかるようにイン
ジェクタ及び分割体の少なくとも一方が移動されること
により、燃焼ガスシールの外径を矯正する矯正面を有す
るものとすれば、外径矯正治具の相対移動によって燃焼
ガスシールの外径を矯正することができる。
ば、合わせ面がインジェクタの軸線方向に対して斜めに
交差していることから、外径矯正治具の相対移動にとも
ない、合わせ面の燃焼ガスシールとの接触箇所が周方向
に変化する。このため、合わせ面が燃焼ガスシール外周
面の周方向における特定の箇所に接触し続けることがな
く、燃焼ガスシールに軸線方向に平行に延びる線状の傷
が付くのを抑制することができる。
形態を、図1〜図9に従って説明する。まず最初に、本
実施形態の外径矯正方法が適用されるインジェクタ用燃
焼ガスシール(以下、単に「燃焼ガスシール」という)
について説明する。図1に示すように、エンジンのシリ
ンダヘッド11には、一端(図1の左端)が燃焼室に面
して開口するインジェクタ取付孔12があけられてお
り、ここにインジェクタ13が取付けられる。インジェ
クタ13は大別すると、先端側(燃焼室側)に位置する
略円柱状のノズル部14と、そのノズル部14の径より
も大きなインジェクタ本体15とからなる。
3が取付けられた場合に、両者の間に環状隙間16が生
ずる。この環状隙間16から燃焼ガスが漏れるのを防止
するために、以下のシール構造が採用されている。
は、その全周にわたって環状の装着溝17が形成されて
いる。装着溝17は、先端側段差面18、溝底19、テ
ーパ面20及び本体側段差面21を有している。両段差
面18,21は、インジェクタ13の軸線L1(図1参
照)に直交している。溝底19は円柱状をなし、装着溝
17の先端部側に位置し、先端側段差面18につながっ
ている。ノズル部14の外周面から溝底19までの深さ
は、溝底19のどの箇所においても一定である。傾斜面
としてのテーパ面20は、溝底19及び本体側段差面2
1間に位置しており、インジェクタ本体15に近づくほ
ど拡径している。別の表現をすると、テーパ面20にお
いて、インジェクタ取付孔12の壁面12aとの間隔
は、溝底19からインジェクタ本体15に向かうにつれ
て狭まっている。なお、傾斜面として、テーパ面20に
代えて曲面としてもよい。
含む材料からなる燃焼ガスシール22が装着される。こ
の材料としては、例えば、フッ素樹脂の一種であるPT
FE(四フッ化エチレン)、ガラス等の充填材入りPT
FE、エラストマー等を用いることができる。燃焼ガス
シール22は略円環状をなしており、図3において実線
で示すように装着溝17への装着前には外径がインジェ
クタ取付孔12よりも大きく、かつ、内径が溝底19の
半径よりも小さい。
している。それ以外にも、燃焼ガスシール22の内周面
において装着溝17のテーパ面20に対応する箇所が、
インジェクタ本体15側ほど拡径するテーパ形状をなし
ていてもよい。
7への装着に際しては、図3に示すように、ノズル部1
4の先端からインジェクタ本体15に向けて外嵌され
る。この際、燃焼ガスシール22の内径が拡大される。
しかし、弾性の低い樹脂製の燃焼ガスシール22にあっ
ては、前記のように一旦径が拡大されると、図3におい
て二点鎖線で示すように、自身の弾性復元力のみによっ
て初期の径に戻りにくい。
22に外力を加え、外径を矯正して元に近い状態に戻す
ために、図4(a),(b)に示す外径矯正治具23が
用いられる。外径矯正治具23は、略半円筒状をなす2
つの分割体24に分割されている。両分割体24がそれ
らの合わせ面25で組合わされると、略円筒状の外径矯
正治具23が形成される。分割体24毎の合わせ面25
は、外径矯正治具23の軸線L2方向に対して所定の角
度αをもって交差している。従って、外径矯正治具23
がインジェクタ13に装着された場合には、合わせ面2
5はインジェクタ13の軸線L1方向に対しても斜めに
交差することとなる。
ガイド面27がそれぞれ形成されている。各矯正面26
は、前記軸線L2を中心とする円筒面からなり、両分割
体24が組合わされた場合に、ノズル部14よりも若干
大径となる。各ガイド面27は、矯正面26に連続して
形成されている。両ガイド面27は、両分割体24が組
合わされた場合に、ノズル部14の先端に向けて拡径す
るテーパ面となる。
燃焼ガスシール22の外径を矯正する方法について説明
する。まず、図5において二点鎖線で示すように、ノズ
ル部14の燃焼ガスシール22よりもインジェクタ本体
15側(図5の右側)であって、インジェクタ13から
外方(図5では上下方向)へ離れた箇所に、各分割体2
4を配置する。各分割体24の矯正面26及びガイド面
27をインジェクタ13に向ける。そして、ノズル部1
4を取り囲んだ状態で両分割体24を組合わせ、図5に
おいて実線で示すように円筒状の外径矯正治具23を形
成する。この状態では、矯正面26がノズル部14より
も若干大径であることから、外径矯正治具23を軸線L
1に沿って移動させることが可能である。
ちながらインジェクタ13の先端側(図5の左側)へ移
動させる。この移動の途中で、図6に示すように、外径
矯正治具23のガイド面27が燃焼ガスシール22に接
触する。燃焼ガスシール22に対し、外径を小さくさせ
ようとする力と、インジェクタ本体15から遠ざける方
向へ移動させようとする力とが働く。前者の力は、外径
矯正治具23が先端側へ移動するにつれて大きくなり、
やがて図7に示すように、矯正面26が燃焼ガスシール
22の外周面に接触する。この接触により、燃焼ガスシ
ール22の外径が矯正面26の内径まで縮小される。こ
のようにして、燃焼ガスシール22が元の状態又はそれ
に近い状態に戻される。
が先端側段差面18からインジェクタ本体15側へ離れ
ている場合には、前記後者の力により、同燃焼ガスシー
ル22が外径矯正治具23と一緒に先端側へ移動する。
この移動は、燃焼ガスシール22が先端側段差面18に
接触することによって止まる。
すように、引き続き外径矯正治具23をインジェクタ1
3から外れるまで移動させ、その後に両分割体24を分
離する。又は、図7の状態から両分割体24を分離す
る。前述したように、燃焼ガスシール22は弾性の低い
樹脂材料によって形成されていることから、両分割体2
4が外されても、自身の弾性復元力のみによって矯正前
の状態(径の拡がった状態)に戻るおそれはない。
インジェクタ13が図1に示すようにインジェクタ取付
孔12に取付けられると、図2に示すように、圧縮され
た燃焼ガスシール22の外周面がインジェクタ取付孔1
2の壁面12aに密接され、内周面が溝底19やテーパ
面20に密接される。この密接により環状隙間16がシ
ールされる。また、ノズル部14のうち装着溝17より
も先端側であって、同装着溝17よりも径の大きい箇所
14aは、燃焼ガスの一部を遮る障壁として機能する。
燃焼室での混合気の燃焼にともなう圧力P0を燃焼ガス
シール22が受けると、テーパ面20との当接部分が反
力P1を受ける。この反力P1の分力によって、燃焼ガ
スシール22の壁面12aに対する面圧P2が発生し、
シール性が向上する。
も、燃焼室側から圧力P0が加わることによって燃焼ガ
スシール22はテーパ面20に乗り上げてインジェクタ
本体15側へ移動するため、燃焼ガスシール22の外周
面が壁面12aに十分な面圧P2で密接する。このた
め、長期にわたって安定したシール性が発揮される。
って形成されていることから、振動等が伝達されても、
燃焼ガスシール22は騒音を出すことなく振動等を吸収
する。燃焼ガスシール22の使用により、他のシール構
造を採用した場合に比べて部品点数が少なくてすみ、コ
スト削減を図ることができる。金属接触をなくすことが
できるため、金属接触にともなう異音発生を抑制するこ
とができる。
効果が得られる。 (1)外径矯正治具23を2つの部品(分割体24)に
分割し、不使用時には両分割体24を分離し、使用時
(外径矯正時)には両分割体24を組合わせるようにし
ている。このため、ノズル部14よりも外径の大きな燃
焼ガスシール22と、同じくノズル部14の径よりも大
きなインジェクタ本体15との間であっても、外径矯正
治具23を、ノズル部14において、燃焼ガスシール2
2よりもインジェクタ本体15側の所望箇所に装着する
ことができる。別の表現をすると、燃焼ガスシール22
を装着溝17に装着した後であっても、外径矯正治具2
3を燃焼ガスシール22よりもインジェクタ本体15側
の所望箇所に装着することができる。
ジェクタ本体15側からインジェクタ先端側へ移動させ
ている。この移動方向は、テーパ面20から遠ざかる方
向である。燃焼ガスシール22は外径矯正治具23によ
って押されて、同外径矯正治具23と一緒に動こうとす
るが、この移動方向がテーパ面20から遠ざかる方向で
あることから、燃焼ガスシール22がテーパ面20に乗
り上げるのを回避することができる。従って、この乗り
上げによる不具合、すなわち外径矯正治具23が燃焼ガ
スシール22から受ける荷重が大きくなって、外径矯正
治具23を移動させる際に大きな荷重が要求されるのを
解消することができる。
正する別の方法として、図9(a)に示すように、両分
割体24を燃焼ガスシール22に対応する箇所で組合わ
せる方法が考えられる。この方法では、燃焼ガスシール
22が圧縮されて外径が矯正されるものの、両分割体2
4を組合わせるときに、それらの間に燃焼ガスシール2
2が噛み込み、図9(b)において二点鎖線で示すよう
に、燃焼ガスシール22の外周面に合わせ傷28が発生
するおそれがある。
し、分割体24をインジェクタ本体15側からインジェ
クタ先端側へ移動させている。すなわち、両分割体24
が燃焼ガスシール22よりもインジェクタ本体15側で
組合わされる。このため、組合わせの際に、それらの間
に燃焼ガスシール22が噛み込まれるおそれがなく、そ
の噛み込みに起因する前記合わせ傷28を発生させるこ
ともない。
燃焼ガスシール22は、装着溝17の先端部側に位置し
ている。この状態でインジェクタ13がインジェクタ取
付孔12に取付けられれば、燃焼ガスシール22がテー
パ面20に乗り上げたままインジェクタがインジェクタ
取付孔に取付けられた場合(図12参照)に比べ、装着
溝17での動き代Aが大きい。このため、前述したテー
パ面20によるシール性向上効果を確実に発揮させるこ
とができる。
ェクタ13の軸線L1方向に斜めに交差させている。こ
のため、両分割体24をインジェクタ先端側へ移動させ
る際、合わせ面25の燃焼ガスシール22との接触箇所
が、燃焼ガスシール22の周方向に変化する。このた
め、燃焼ガスシール22の外周面に、図8において二点
鎖線で示すような、燃焼ガスの漏れの原因となり得る線
状の傷29が付くのを抑制することができる。
体化することができる。 ・図10において二点鎖線で示すように、分割体24の
合わせ面25を外径矯正治具23の軸線L2(インジェ
クタ13の軸線L1)に平行となるように形成してもよ
い。この場合、両分割体24を組合わせた後に、これら
を、例えば同図10において矢印Bで示すように、回転
させながらインジェクタ先端側へ移動させることが有効
である。このようにすると、前記回転により、合わせ面
25の燃焼ガスシール22との接触箇所が周方向に変化
する。インジェクタ13に対する外径矯正治具23の周
方向の位相が変化する。別の表現をすると、合わせ面2
5が燃焼ガスシール22の外周面に接触した状態で螺旋
を描くようにして移動する。従って、このようにしても
前記実施形態と同様にして、燃焼ガスシール22の外周
面に線状の傷29が付くのを抑制し、その傷29に起因
するガス漏れを抑えることができる。
えて、インジェクタ13を回転させてもよい。また、外
径矯正治具23等の回転は、同外径矯正治具23が燃焼
ガスシール22に少なくとも接している期間に行なわれ
ればよい。
正に際し、それらを互いに組合わせることにより、外径
矯正治具23を形成するようにしてもよい。 ・前記実施形態では、外径矯正に際し外径矯正治具23
を移動させたが、これに代えてインジェクタ13を移動
させてもよいし、両者23,13を移動させてもよい。
要は、外径矯正治具23がインジェクタ本体15から遠
ざかればよい。
せ面25としては、その少なくとも一部に軸線L1,L
2に対し平行でない部分があればよい。この場合でも、
燃焼ガスシール22の外周面に線状の傷29が付くのを
抑制することができる。
治具23を回転させながらインジェクタ先端側へ相対移
動させてもよい。 ・燃焼ガスシール22を装着溝17に装着するに先立
ち、すなわち装着溝17に燃焼ガスシール22を装着す
る前に、外径矯正治具23をノズル部14に装着するよ
うにしてもよい。この場合でも、外径矯正治具23を燃
焼ガスシール22よりもインジェクタ本体15側に装着
することができる。また、外径矯正治具として複数の分
割体からなる外径矯正治具を用いる必要もない。
術的思想について、それらの効果とともに記載する。 (A)請求項5に記載のインジェクタ用燃焼ガスシール
の外径矯正治具において、前記分割体の合わせ面は前記
インジェクタの軸線に平行な面からなる。
割体を組合わせた状態で、インジェクタ及び外径矯正治
具の少なくとも一方を、そのインジェクタの軸線を中心
として回転させながら、同軸線に沿って相対移動させれ
ば、請求項6に記載の発明と同様にして、燃焼ガスシー
ルの外周面に線状の傷が付くのを抑制することができ
る。
ジェクタ取付孔にインジェクタが取付けられた状態を示
す断面図。
大して示す断面図。
を示す部分断面図。
−X線断面図。
部分断面図。
る状態を示す部分断面図。
の外径を矯正する状態を示す部分断面図。
態を示す部分断面図。
ガスシールを圧縮して外径矯正を行なう方法を説明する
部分断面図、(b)は(a)の方法によって矯正された
燃焼ガスシールを示す正面図。
を説明する部分断面図。
説明する部分断面図。
し、燃焼ガスシールがテーパ面に乗り上げた状態を示す
部分拡大断面図。
焼ガスシールの作用を説明するための部分拡大断面図。
…インジェクタ本体、16…環状隙間、17…装着溝、
20…テーパ面(傾斜面)、22…燃焼ガスシール、2
3…外径矯正治具、24…分割体、25…合わせ面、2
6…矯正面、L1…インジェクタの軸線。
Claims (6)
- 【請求項1】インジェクタの先端部に形成され、かつイ
ンジェクタ本体側ほど拡径する傾斜面を有する環状の装
着溝に装着されて、インジェクタ取付孔と前記インジェ
クタとの間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェク
タ用燃焼ガスシールに適用され、前記装着溝への装着に
際し拡大された前記インジェクタ用燃焼ガスシールの外
径を矯正する外径矯正方法であって、 外径矯正治具を前記インジェクタ用燃焼ガスシールより
も前記インジェクタ本体側に装着し、その後、前記外径
矯正治具が前記インジェクタ本体側から遠ざかるように
前記インジェクタ及び前記外径矯正治具の少なくとも一
方を移動させることにより、前記インジェクタ用燃焼ガ
スシールの外径を矯正することを特徴とするインジェク
タ用燃焼ガスシールの外径矯正方法。 - 【請求項2】前記外径矯正治具を構成する複数の分割体
を前記インジェクタを取り囲んだ状態で組合わせること
により、前記外径矯正治具を前記インジェクタ用燃焼ガ
スシールよりも前記インジェクタ本体側に装着する請求
項1に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの外径矯正
方法。 - 【請求項3】前記インジェクタに対する前記外径矯正治
具の相対移動に際し、前記インジェクタに対する前記外
径矯正治具の周方向の位相が変化するように、前記イン
ジェクタ及び前記外径矯正治具の少なくとも一方を回転
させる請求項2に記載のインジェクタ用燃焼ガスシール
の外径矯正方法。 - 【請求項4】前記インジェクタ用燃焼ガスシールを前記
装着溝に装着する前に、前記外径矯正治具を前記インジ
ェクタに装着する請求項1に記載のインジェクタ用燃焼
ガスシールの外径矯正方法。 - 【請求項5】インジェクタの先端部に形成され、かつイ
ンジェクタ本体側ほど拡径する傾斜面を有する環状の装
着溝に装着されて、インジェクタ取付孔と前記インジェ
クタとの間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェク
タ用燃焼ガスシールに適用され、前記装着溝への装着に
際し拡大された前記インジェクタ用燃焼ガスシールの外
径を矯正するための外径矯正治具であって、 各々合わせ面を有し、互いに前記合わせ面で組合わされ
ることにより、前記インジェクタの先端部を取り囲む複
数の分割体を備えるとともに、前記分割体が前記インジ
ェクタ本体から遠ざかるように前記インジェクタ及び前
記分割体の少なくとも一方が移動されることにより、前
記インジェクタ用燃焼ガスシールの外径を矯正する矯正
面を有することを特徴とするインジェクタ用燃焼ガスシ
ールの外径矯正治具。 - 【請求項6】前記分割体の合わせ面は、前記インジェク
タの軸線方向に対して斜めに交差している請求項5に記
載のインジェクタ用燃焼ガスシールの外径矯正治具。
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