JP2002364308A5 - - Google Patents

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JP2002364308A5
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【0015】
(8)前記案内装置と波形バネに代えて押え板をバネで付勢して位置決めする支持機構を複数配置したことを特徴とする(7)記載のタービンの自動調整シール。
【0016】
(9)回転部とこれに対峙する固定部との間に配置されたシール材を有するシールリングを備え、同シールリングは前記回転部の水平分割面寄りに配置された固定シールリングと中央寄りに配置された可動シールリングとにより構成し、同可動シールリングは前記回転部の起動、停止時に半径方向外方に弾性体で付勢され、定格運転時に半径方向内側に作動流体で押圧されるタービンの自動調整シールにおいて、前記固定部と対向する前記可動シールリングの半径方向外面に同可動シールリングを押圧する作動流体が供給される圧力作用空間が形成されていることを特徴とするタービンの自動調整シール。
【0017】
(10)前記シール材として回転軸の軸方向に延びる可撓性を有する薄板を複数枚互に所定の隙間を保って同回転軸周囲に摺動するように多重に重ねて配設し、同各薄板の外周側基端をケーシング側に固定して構成し、前記回転軸の外周をシール可能とする軸シール機構であって、前記薄板にはその表面から突出してなる隙間形成部が設けられていることを特徴とする軸シール機構を有した請求項1又は9記載のタービンの自動調整シール。
【0029】
本発明の(8)によれば、押え板をバネで付勢して得られる力により、ガイドピン等の付属物を要することなく可動シールリングの位置決めを行うことが出来、装置の大型化に走らず適切な支持力を得、狭隘部位に採用しうる。
【0030】
本発明の(9)によれば、可動シールリングには圧力作用空間が形成されており、運転中に定格状態となると、タービン内部に作動流体が生じ圧力が上昇して可動シールリングの軸前後方向に高圧側と低圧側の区分ができる。高圧側より作動圧力流体が圧力作用空間に作用し、可動シールリングを回転部、即ち、ロータ側へ押圧し、可動シールリングのシールとロータ間のクリアランスを小さくすることができる。
【0032】
本発明の(1)によれば、薄板には薄板の一部を変形させた突起を形成しており、薄板とは別体の部材を固定することで隙間形成部が構成されるのではなく、薄板の一部を変形させることで隙間形成部が構成されるため部品点数の増加を招くことがない。この突起は例えば精密プレス加工により形成される。
【0080】
本発明の(8)によれば、押え板をバネで付勢して得られる力により、ガイドピン等の付属物を要することなく可動シールリングの位置決めを行うことが出来、装置の大型化に走らず適切な支持力を得、狭隘部位に採用しうる。
【0081】
発明の(は、回転部とこれに対峙する固定部との間に配置されたシール材を有するシールリングを備え、同シールリングは前記回転部の水平分割面寄りに配置された固定シールリングと中央寄りに配置された可動シールリングとにより構成し、同可動シールリングは前記回転部の起動、停止時に半径方向外方に弾性体で付勢され、定格運転時に半径方向内側に作動流体で押圧されるタービンの自動調整シールにおいて、前記固定部と対向する前記可動シールリングの半径方向外面に同可動シールリングを押圧する作動流体が供給される圧力作用空間が形成されていることを特徴としている。
【0082】
上記構成の本発明の(9)によれば、可動シールリングには圧力作用空間が形成されており、運転中には定格状態となると、タービン内部に作動流体が生じ圧力が上昇して可動シールリングの軸前後方向に高圧側と低圧側の区分ができ、高圧側より作動圧力流体が圧力作用空間に作用し、可動シールリングを回転部、即ち、ロータ側へ押圧し、可動シールリングのシールとロータ間のクリアランスを小さくすることができる。
【0083】
本発明の(10)は、本発明の(1)又は(9)のものにおいて、前記シール材として回転軸の軸方向に延びる可撓性を有する薄板を複数枚互に所定の隙間を保って同回転軸周囲に摺動するように多重に重ねて配設し、同各薄板の外周側基端をケーシング側に固定して構成し、前記回転軸の外周をシール可能とする軸シール機構であって、前記薄板にはその表面から突出してなる隙間形成部が設けられていることを特徴としている。

Claims (13)

  1. 回転部とこれに対峙する固定部との間に配置されたシール材を有するシールリングを備え、同シールリングは前記回転部の水平分割面寄りに配置された固定シールリングと中央寄りに配置された可動シールリングとにより構成し、同可動シールリングは前記回転部の起動、停止時に半径方向外方に弾性体で付勢され、定格運転時に半径方向内側に作動流体で押圧されるタービンの自動調整シールにおいて、前記固定シールリングと可動シールリングとは合せ面で互に接すると共に、前記可動シールリングを位置決めする周方向中央位置に設けた案内装置を有し、前記弾性体を前記可動シールリングの内側に配置したバネで構成し、前記各シールリングの軸方向断面形状は低圧側と高圧側とで形状の異なる非対称形とし、前記シール材が複数枚の薄板から構成されていることを特徴とするタービンの自動調整シール。
  2. 前記固定シールリングと可動シールリングの合せ面は、互に接する水平方向に延びる平坦面で形成し、同合せ面の固定シールリング側に前記可動シールリングの垂直方向の移動を案内するガイドピンを設けたことを特徴とする請求項1記載のタービンの自動調整シール。
  3. 前記各シールリングの軸方向断面形状は、高圧側に延びる突き出し部を有し、低圧側はスラスト面より低圧側には突出しない非対称形のラビリンスブロックであることを特徴とする請求項1又は2記載のタービンの自動調整シール。
  4. 前記弾性体は前記回転部の軸方向及び周方向に夫々一定のバネ定数を有する皿バネで構成したことを特徴とする請求項1,2又は3記載のタービンの自動調整シール。
  5. 前記固定シールリングと可動シールリングは、それぞれ前記回転部の中心を通る水平分割面で区画して配置され、前記固定シールリングが前記水平分割面から前記中心に対して周方向にそれぞれ約25°の範囲に延びて両側に配置され、前記可動シールリングが中央部分130°の範囲に亘って延びて配置される3分割構造としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のタービンの自動調整シール。
  6. 前記可動シールリングは中央に位置決めピンを設け、同位置決めピンと前記両側の各合せ面に設けたガイドピンの3点で位置決めするように構成したことを特徴とする請求項5記載のタービンの自動調整シール。
  7. 前記可動シールリングは、内側において前記シールリング受の低圧側のシールリング基準面及びスラスト受面の間にそれぞれ所定の隙間を有し、同それぞれの隙間の複数個所に波形バネを介装したことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のタービンの自動調整シール。
  8. 前記案内装置と波形バネに代えて押え板をバネで付勢して位置決めする支持機構を複数配置したことを特徴とする請求項7記載のタービンの自動調整シール。
  9. 回転部とこれに対峙する固定部との間に配置されたシール材を有するシールリングを備え、同シールリングは前記回転部の水平分割面寄りに配置された固定シールリングと中央寄りに配置された可動シールリングとにより構成し、同可動シールリングは前記回転部の起動、停止時に半径方向外方に弾性体で付勢され、定格運転時に半径方向内側に作動流体で押圧されるタービンの自動調整シールにおいて、前記固定部と対向する前記可動シールリングの半径方向外面に同可動シールリングを押圧する作動流体が供給される圧力作用空間が形成されていることを特徴とするタービンの自動調整シール。
  10. 前記シール材として回転軸の軸方向に延びる可撓性を有する薄板を複数枚互に所定の隙間を保って同回転軸周囲に摺動するように多重に重ねて配設し、同各薄板の外周側基端をケーシング側に固定して構成し、前記回転軸の外周をシール可能とする軸シール機構であって、前記薄板にはその表面から突出してなる隙間形成部が設けられていることを特徴とする軸シール機構を有した請求項1又は9記載のタービンの自動調整シール。
  11. 前記隙間形成部は、前記薄板の一部が変形させられてなる突起であり、同突起を隣接する薄板に重ねることにより隙間を形成することを特徴とする請求項10記載のタービンの自動調整シール。
  12. 前記隙間形成部は、前記薄板の一部に形成された被覆層であり、同被覆層を隣接する薄板に重ねることにより隙間を形成することを特徴とする請求項10記載のタービンの自動調整シール。
  13. 前記隙間形成部は、前記薄板の一部をエッチングすることにより形成される段差部であり、同段差部を隣接する薄板に重ねることにより隙間を形成することを特徴とする請求項10記載のタービンの自動調整シール。
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