JP2002364138A - 可動式の日除装置 - Google Patents

可動式の日除装置

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JP2002364138A JP2001177328A JP2001177328A JP2002364138A JP 2002364138 A JP2002364138 A JP 2002364138A JP 2001177328 A JP2001177328 A JP 2001177328A JP 2001177328 A JP2001177328 A JP 2001177328A JP 2002364138 A JP2002364138 A JP 2002364138A
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博義 武藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 躯体に沿って折畳まれる収納姿勢と、前方に
突出する日除姿勢とに変姿するリンク機構を備えた可動
式の日除装置において、日除姿勢を保持するための係合
手段の構成を簡単な機構に構成する。 【解決手段】 リンク機構Lが支持される固定支軸2の
下方に作動支軸15を回動自在に配し、該作動支軸15
に、一端部がリンク機構Lと連結された作動アーム18
の他端部を連結した第一駒体16を回動自在に外嵌する
一方、第一駒体16の外周部に形成された第一係合爪1
6cに係合する第二係合爪19bが形成された第二駒体
19を一体的に外嵌せしめ、第一、第二係合爪16c、
19bとを、リンク機構Lの日除姿勢への変姿に伴い係
合し、作動支軸15の回動に伴い係合解除される構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部の
屋外側に配設され、日照調整機能や目隠し機能を有した
可動式の日除装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種日除装置のなかには、躯
体に支持された支軸に、前方に突出する日除姿勢と、躯
体に沿って折畳まれる収納姿勢とに揺動変姿するリンク
機構の基端部を支持する一方、躯体に配された巻装装置
に、一端縁がリンク機構の先端部に連結された日除布を
巻取り方向に付勢する状態で連結し、巻装装置を操作し
て日除布を巻出し操作することで、リンク機構が日除姿
勢に変姿するように構成した可動式の日除装置がある。
このようなものでは、リンク機構を日除姿勢に保持する
機構がないと、巻取り装置の操作がなくなったとき、コ
イル弾機の付勢力を受けた日除布が巻き取り力を発揮し
て、リンク機構を収納姿勢に自動的に復帰させてしま
う。そこで、このような日除装置では、リンク機構を日
除姿勢に保持するための保持手段が必要であり、該保持
手段としては、例えば特開平11−270089号公報
のようなものが知られている。このものは、リンク機構
の姿勢変姿に伴い支軸に対して移動する作動アームを設
ける一方、躯体側に固定される支軸の中空部に、支軸外
周面から出没自在なトリガを内装し、リンク機構の日除
姿勢への変姿に伴う作動アームの移動はトリガが没入す
ることで許容し、リンク機構が日除姿勢になることに伴
いトリガが突出して作動アームの移動規制をするように
構成されこれによって、日除姿勢の保持がなされるよう
になっている。そして、日除装置を収納する場合では、
トリガに連繋された操作紐を操作してトリガを没入させ
ることで、収納姿勢に変姿するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
ものは、トリガを支軸に内装する構成であるため構成が
複雑になるばかりでなく、組立作業も難しいという問題
があり、さらにはトリガを内装できるだけの筒径を確保
しなければならないため、どうしても支軸が大径となっ
てしまい、装置が大型化、かつ、重量化してしまうとい
う問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題が
あった。さらには、前記従来のものでは、日除姿勢とな
っている日除装置に強風が吹きつけたようなときに、自
動的にトリガを没入させて作動アームとの係合を解除す
るための強風対策用の安全手段が別途設けられている
が、このものは、部品点数が多くて構造が複雑になって
組立作業が難しくなるという問題がある。さらには、前
記安全手段は、予め設定された風の強さに対応するもの
であって、風圧に対する微調整ができないという問題も
あり、これらに本発明が解決しようとする課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、躯体に、前方に突出する日除姿
勢と、躯体に沿って折畳まれる収納姿勢とに揺動変姿す
るリンク機構の基端部を支持させる一方、躯体に配され
る巻装装置から巻取り方向に付勢される状態で繰り出さ
れる日除布の端部を、リンク機構の先端部に連結し、巻
装装置の巻出し操作に伴い、リンク機構が日除姿勢に変
姿するよう構成された可動式の日除装置において、前記
リンク機構の躯体支持部の近傍に、躯体に対して回動自
在な支軸を設け、該支軸とリンク機構とのあいだに、リ
ンク機構の姿勢変姿に伴い支軸に対して移動する作動ア
ームを設け、該作動アームの支軸連結部と支軸とのあい
だに、リンク機構の日除姿勢への変姿に伴い係合し、支
軸の強制回動に基づいて係合解除をする係合手段を設け
たものである。そして、このようにすることにより、リ
ンク機構を日除姿勢に保持する構造を簡略化することが
できる。このものにおいて、本発明の係合手段は、支軸
連結部と支軸との外径部から互いに対向するべく軸方向
に突出形成され、先端にそれぞれ爪部が形成された一対
の係合部で構成され、各爪部同志の係合は、何れか一方
の係合部の支軸周回り方向の回動により解除される構成
となっているものとすることができる。さらにこのもの
において、本発明の係合手段は、前記日除姿勢における
作動アームの支軸周回り方向の揺動を受けて係合解除す
るように構成されているものとすることができ、強風が
吹いたようなときにはリンク機構を自動的に収納姿勢に
変姿させることができる。また、このものにおいて、本
発明の躯体側には、係合手段の周回り方向の係合量を調
整するための調整手段が設けられているものとすること
ができ、これによって、係合解除するときの風の強さを
調整することができる。さらにまた、このものにおい
て、本発明の支軸と支軸連結部とのあいだには、リンク
機構を日除姿勢に変姿させるべく支軸連結部を付勢する
弾機が設けられ、係合手段の係合を付勢するとともに、
日除姿勢のリンク機構を収納姿勢に変姿せしめる日除布
の巻取り力を緩衝するように構成されており、これによ
って、日除姿勢への変姿を円滑にできる一方、収納姿勢
への変姿を静粛なものにできる。さらに、このものにお
いて、本発明の日除布の端部は支持部材を介してリンク
機構先端部に着脱自在に取付けられる構成とし、巻装装
置は支持部材とともにユニット化され、躯体に対して着
脱自在に構成されているものとすることができ、これに
よって、可動式の日除装置の取付け作業を簡便なものに
できる。また、このものにおいて、本発明の巻装装置
は、躯体に固定されたブラケットに支持されるものと
し、前記ブラケットは、躯体側に固定される第一ブラケ
ットと、該第一ブラケットに吊持状に仮保持される第二
ブラケットとを備えて構成されているものとすることが
でき、これによって、メンテナンス時においても作業を
簡略化できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を図1〜図17の図面に基づいて説明する。図面におい
て、1は建築物の窓の屋外側に建付けられる可動式の日
除装置であって、該可動式の日除装置1を構成する固定
軸2は、窓上部(躯体)に設けられたケース体C内に設
けられている。つまり、ケース体Cを構成する左右方向
に長い躯体取付け片3の左右には軸ホルダ4の一対づつ
が所定間隙を存して固定支持されており、これら各軸ホ
ルダ4には、上下一対の第一、第二挿通孔4a、4bが
穿設されており、上側の第一挿通孔4aに前記固定軸2
が挿通、螺子止めされており、これによって、固定軸2
が躯体側に固定状に支持されている。前記ケース体躯体
取付け片3の下端縁には前方に突出する下片部3aが一
体形成されているが、該下片部3aは、前方ほど低位に
なる傾斜面に形成され、該傾斜状の下片部3aに、前記
左右に位置する一対づつの軸ホルダ4のあいだに位置し
てリンク台座5がそれぞれ固定されている。
【0006】一方、本発明のリンク機構Lを構成する左
右一対の第一、第二基端側リンク6、7は、基端部が円
筒状の連結片を備えた連結部材6a、7aに枢支されて
おり、これら各連結部材6a、7aを、前記それぞれの
リンク台座5の取付け部上方の固定軸2外周面に一体的
に取付けることによって、各第一、第二基端側リンク
6、7は、先端部が固定軸2に対して前方に揺動自在と
なるように設定されている。尚、各第一、第二基端側リ
ンク6、7は、リンク台座5の傾斜面に沿って前方揺動
するように取付けられ、これによって、各リンク6、7
は先端部ほど低位に位置する傾斜状態で揺動する設定と
なっている。前記各第一、第二基端側リンク6、7の先
端部には、第一、第二先端側リンク8、9が前方への揺
動自在な状態で連結されている。そして、これら各基端
側リンク6、7と先端側リンク8、9との連結部同志の
あいだは、中間連結リンク10により、各リンク6、
7、8、9の前方方向揺動を許容する状態で連結されて
いる。さらに、第一、第二先端側リンク8、9の先端部
には、各リンク8、9を前方方向揺動自在となるよう枢
支する連結部材8a、9aがそれぞれ設けられており、
これら連結部材8a、9aは長手方向に長い先端連結リ
ンク11に取付けられている。
【0007】そして、固定軸2、第一、第二基端側リン
ク6、7、第一、第二先端側リンク8、9、連結リンク
10、先端連結リンク11とで形成されるリンク機構L
は、第一、第二基端側リンク6、7と第一、第二先端側
リンク8、9とが連結部を中心として拡開し、先端連結
リンク11が前方に突出する日除姿勢と、第一、第二基
端側リンク6、7と第一、第二先端側リンク8、9とが
連結部を中心として折畳まれ、先端連結リンク11が、
固定軸2に近接対向する収納姿勢とに変姿できるように
構成されている。因みに、第一、第二基端側リンク6、
7と第一、第二先端側リンク8、9との各連結部は、そ
れぞれギアが刻設された連結片6b、7b、8b、9b
に形成されており、これら連結片6bと8b、7bと9
bとがギアを介して水平揺動を行うように設定されい
る。さらにリンク機構Lは、前方が低位になるよう傾斜
状に配されていることから、リンク機構Lの自重で日除
姿勢に変姿できるように構成されている。また、中間連
結リンク10は断面T字形に形成されており、リンク機
構Lを折畳み姿勢としたとき、下方を向く脚片10a
は、各基端側リンク6、7と各先端側リンク8、9との
あいだに挟持され、それぞれの位置決めとなるように構
成されている。
【0008】12は巻装装置であって、該巻装装置12
は前記固定軸2の上方に位置して配されている。前記巻
装装置12は、巻取り軸12a、巻取り軸12aの両端
部が回動自在に貫通する支持部材12b、一端が巻取り
軸12a側に固定され他端が支持部材12bに固定され
る巻取り弾機12c、巻取り軸12aの一端部に回り止
め状に設けられ、巻取り軸12aと一体回動する複数の
巻取りホイール12d、これら巻取りホイール12dの
外周に一体的に配されるドラムステー12r、該ドラム
ステー12rに巻装される日除布13等の部材装置を用
いて構成されている。そして、巻装装置12は、巻取り
軸12aの正逆回動に基づいて日除布13の巻出し、巻
取りがなされるが、巻取り弾機12cは、後述する付勢
力に基づいて日除布13を常時巻取る方向に付勢してい
る。また、巻装装置12から繰り出される日除布13の
先端部は、前記リンク機構Lを構成する先端連結リンク
11に一体的に取付けられており、リンク機構Lの姿勢
変姿に伴い巻出し、巻取りがなされてリンク機構Lの上
方を一体に覆うように設定されている。
【0009】前記巻装装置12は、後述するように、支
持部材12bに一体的に連結される側部カバー12eを
介してケース体Cを構成する躯体取付け片3に固定され
ており、巻取り軸12aの両端部が左右側板14に対し
て近接対向するように配されている。さらに、巻取り軸
12aの端部には、左右側板14に開設された貫通孔1
4aから臨める状態で連結凹部12fが形成されてお
り、該連結凹部12fに、側板14の外方からプーリユ
ニット12gの支軸12hが一体的に連結されるように
構成されている。尚、プーリユニット12gは、ケース
体12i内にプーリ12jが回動自在に内装され、該プ
ーリ12jに巻回される無端状の巻出し用操作紐(チエ
ン)12kの下端部がケース体12iの下方に垂下する
ように構成されている。そして、前記巻出し用操作紐1
2gを巻取り弾機12cの付勢力に抗して日除布13を
巻出す方向に操作することで、巻取り軸12aが回動し
て、日除布13とともにリンク機構Lが前方に突出して
日除姿勢になるように設定されている。そして、巻取り
弾機12cにより巻取り方向の付勢力を受けた日除布1
3は、自重で前方に突出しようとするリンク機構Lの移
動規制(揺動規制)をするように設定されており、前記
巻出し用操作紐12kを巻取り弾機12cの付勢力に抗
して操作して日除布13が巻出されることに基づいて、
リンク機構Lが日除姿勢に変姿し、また、該巻出し操作
を停止することに基づいて巻取り弾機12cの付勢力が
日除布13を巻取り、リンク機構Lを収納姿勢に変姿せ
しめるように設定されている。
【0010】一方、15は本発明の支軸に相当する作動
支軸であって、該作動支軸15は、固定軸2の下方に位
置し、両端部がケース体Cの左右側板14に回動自在に
支持されている。さらに、前記作動支軸15は、中央部
がケース体Cに取付けられた前記軸ホルダ4の下方に開
設された第二挿通孔4bに回動自在に支持されている。
この作動支軸15の左側端部には、筒状の第一駒体16
が軸方向移動自在、かつ、周回り方向移動自在な状態で
外嵌されるとともに、該第一駒体16の左端側には、一
端が固定筒体17aを介して作動支軸15に固定され、
先端が第一駒体16の左側面に当接するコイル弾機17
が外嵌され、第一駒体16を軸方向右側(矢印方向)に
向けて付勢するように設定されている。
【0011】前記第一駒体16は、作動支軸15に遊嵌
する筒部16aが形成されているとともに、該筒部16
aの軸方向(筒孔方向)一半部(左端部)における外周
面には軸承部16bが形成され、他半部(右半部)にお
ける外周面には第一係合爪16cがそれぞれ外方に突出
する状態で形成されている。そして、前記軸承部16b
には、一端がリンク機構Lを構成する第一基端側リンク
6の基端側に前後方向揺動自在に枢支された作動アーム
18の他端が、前後方向の揺動が自在な状態で軸承され
ている。因みに、本発明の支軸連結部とは、作動支軸1
5と作動アーム18の他端との連結部であり、前記第一
駒体16外嵌部位に相当している。尚、第一駒体16
は、作動支軸15に対して回動自在となっているが、リ
ンク機構Lに連結される作動アーム18を連結する軸承
部16bに延設された突部16gが、ケース体Cを構成
する躯体取付け片3の下片部3aに押し付けられてお
り、これによって、通常の使用状態において第一駒体1
6が矢印X方向に向けて回動することはなく、位置決め
される状態となっている。
【0012】前記作動アーム18は、第一基端側リンク
(リンク機構L)6が収納姿勢に変姿している状態で
は、第一駒体16をコイル弾機17の付勢力に抗する状
態で左端側に押しやり、作動支軸15と略平行になる倒
伏姿勢となっている一方、リンク機構Lの第一基端側リ
ンク6が日除姿勢に変姿することに伴い、第一駒体16
がコイル弾機17の付勢力を受けながら右端側に移動し
て、一端側が次第に前方に突出する起立姿勢となるよう
に設定されている。因みに、作動支軸15に弾装される
コイル弾機17の付勢力は、巻取り装置12に弾装され
る巻取り弾機12cの付勢力よりも小さく設定され、巻
取り弾機12cの巻取り力に基づくリンク機構Lの収納
姿勢を損なわないように設定されているが、巻出し用操
作紐12gの操作により日除布13が巻出し操作された
ときには、作動アーム18を起立姿勢側に向けて押し出
すように作用して、巻出し用操作紐12gの操作を軽快
にするように設定されている。
【0013】さて、前記リンク機構Lは、作動アーム1
8が起立姿勢となった状態を姿勢保持をすることで日除
姿勢に保持されることになり、本発明では、作動アーム
18の起立姿勢を保持するための保持手段として、次の
ような係合手段が設けられている。つまり、前記第一駒
体16の第一係合爪16cは、筒部16aの右半部外周
面に形成されるが、該第一係合爪16cを構成する外径
方向に突出する突出片16dは、前記作動アーム18の
軸承部16bにおける揺動方向となる面に対し、第一駒
体16の筒中心を基準として所定の角度αを存する面部
16eを有しており、該突出面16eの、突出端側右端
のコーナー部、即ち、軸方向右端縁部を鉤先とする鉤爪
状の爪部16fが形成されている。
【0014】一方、作動支軸15の外周面には筒状の第
二駒体19が回り止め状に螺子止め固定されるが、該第
二駒体19は、作動アーム18の起立姿勢に移動した第
一駒体16の右端面に左端面が当接するように設定され
ている。前記第二駒体19は、作動支軸15に嵌着する
筒部19aと、該筒部19aの外周面に突出形成され、
前記第一係合爪16cと係合可能な第二係合爪19bと
を備えて構成されるが、該第二係合爪19bは、外径方
向に突出する先端部が軸方向左側に折曲して突出する突
出片19cの、前記第一係合爪突出面16eに対面する
側の突出面19dに、軸方向左端側端部を鉤先とする鉤
爪状の爪部19eが形成されている。尚、前記各爪部1
6f、19eは互いの基端部同志が係合することで、軸
方向への移動規制がなされる係合状態となるように設定
されている。
【0015】そして、前述したように、リンク機構Lが
日除姿勢になることに伴い、作動アーム18が起立姿勢
となるが、このとき、作動アーム18が起立姿勢に近付
くに従い、第一駒体16が第二駒体19に近付き、第一
係合爪16cの爪部16fの先端が、第二駒体19の軸
方向左端側に突出する第二係合爪19bの爪部19eの
先端に近接する。そして、この状態からさらに作動アー
ム18が起立姿勢側に変姿することで、第一係合爪16
cの爪部16f傾斜面と第二係合爪19bの爪部19e
傾斜面とが互いに摺動する状態となり、その後さらに軸
方向右側に強制移動しようとするが、各駒体16、19
は剛体で構成されており弾性変形することはない。この
ため、日除布13の繰出に伴い作動アーム18が起立姿
勢に変姿(軸方向右側に移動)しようとする負荷によ
り、作動支軸15と一体となって躯体側に回動自在に支
持されている第二駒体19の爪部19fの傾斜面が、第
一駒体爪部16fの傾斜面に対して摺動するようにして
矢印X方向に押しやられるようにして回動せしめられ
る。この状態において、日除布13のさらなる繰出作動
があって作動アーム18が起立姿勢に変姿することによ
り、第一、第二爪部16f、19e同志が係合して、第
一駒体16の軸方向への移動規制、即ち、作動アーム1
8の左側(倒伏姿勢)への移動規制がなされ、このよう
にして本発明の係合手段が構成され、リンク機構Lの日
除姿勢を保持するように設定されている。
【0016】一方、前記作動支軸15の右端部には、前
記係合手段を解除するための解除手段が設けられてい
る。つまり、作動支軸15の右端部には筒状の軸ホルダ
20が回り止め状に一体配設されており、該軸ホルダ2
0の外周面に作動レバー20aが外径方向前方に突出形
成されている。さらに軸ホルダ20の外周面には補助レ
バー20bが、前記作動レバー20aとは略反対となる
外径方向後方に向けて突出形成されている。そして、軸
ホルダ20は、前記ケース体Cを構成する右側の側板1
4の下部であって、前記巻装装置12取付け部の下方に
位置して一体的に設けられたホルダ受部21に所定の範
囲の回動が自在な状態で支持されている。前記ホルダ受
け部21には、軸ホルダ20の周面部の上下部位を摺動
自在に保持する周面保持部21aと、前記各レバー20
a、20bの基端部に対向する部位にそれぞれ上下方向
を向く螺子孔が開設された前後一対の調整部21b、2
1cとが形成されている。そして、これら調整部21
b、21cに下側から螺合された第一、第二螺子21
d、21eの上端部が、前記各レバー20a、20bの
基端部に対向または当接するように設定されている。
尚、前記作動レバー20aと第一螺子21dとのあいだ
には復帰バネ21fが介装さており、作動レバー20a
の基端部は復帰バネ21fにより上側に向けて押圧さ
れ、調整部21bの上端面とのあいだに所定間隙Sが存
するように構成されている。
【0017】そして、作動レバー20aの突出端部には
外部に引き出される巻取り用操作紐20cの上端部が一
体的に連結されており、該巻取り用操作紐20cを前記
復帰バネ21fの付勢力に抗して引き操作(下方に引っ
張り操作)することで、作動レバー20aが下方移動
し、作動支軸15をホルダ受け部21内で矢印X方向に
回動するように構成されており、これに伴い作動支軸1
5に一体的に取付けられた第二駒体係合爪19bが矢印
X方向に回動し、これによって、前記第一、第二駒体係
合爪16c、19b同志の係合が解除されるように設定
されている。このようにして係合解除がなされると、日
除装置1は、巻装装置12の巻取り弾機12cの付勢力
を受けた日除布13がリンク機構Lを折畳む方向に引っ
張ることで強制的に収納姿勢に変姿させるが、このと
き、作動アーム18に連結されたコイル弾機17は作動
アーム18を起立姿勢側に付勢する作用をしており、こ
のため、作動アーム18が倒伏姿勢になるとき(リンク
機構Lが収納姿勢になるとき)では、巻取り弾機12c
の付勢力を緩衝するように構成されている。
【0018】ところで、係合手段を構成する第一、第二
係合爪16c、19b同志の係合状態は、作動支軸15
の周回り方向の位置決めに基づいて所定の係合量(係合
ストローク)で係合しており、該係合は作動支軸15を
前記係合方向とは反対の方向へ回動させることで係合解
除されることになり、該係合解除に充分な回動ストロー
クとして前記所定間隔Sが設定されている。一方、リン
ク機構Lが日除姿勢となっている状態で強風が吹いたよ
うな場合では日除布13が煽られることになるが、本実
施の形態の日除装置1では、強風で日除布13がリンク
機構Lとともに煽られた場合に、前記係合手段が解除さ
れ日除装置1のリンク機構Lを収納姿勢に変姿させて、
日除装置1の保護を計るように設定されている。
【0019】つまり、日除装置1に強風が吹きつけるこ
とにより、前方に突出する日除布13が上方に煽られ
る。このとき、起立姿勢の作動アーム18の一端部であ
るリンク機構Lとの連結部は強風によるリンク機構Lの
変位に追随して変位し、これに伴い、作動アーム18の
作動支軸15との連結部である第一駒体16を作動支軸
15に対して矢印反X方向に回動させることになり、こ
れによって、第一係合爪16cと第二駒体19側の第二
係合爪19bとの係合が解除されるように設定されてい
る。ところで、このように強風に基づく係合解除におい
て、第一、第二係合爪16c、19b同志の係合量を調
整することで、係合解除する風圧の調整がなされるよう
になっており、本実施の形態では、作動レバー20aの
基端部と調整部21bの上端面とのあいだに形成された
所定間隙Sを調整することで、係合解除が必要な風圧を
設定できるようになっている。因みに、第一、第二の各
爪部16f、19eの爪幅を変化させることでも係合量
の調整が可能であることはいうまでもない。そして、前
記所定間隙Sを調整するための機構として、本実施の形
態では、次のような調整手段が設けられている。前記第
二螺子21eは補助レバー20bの基端部に直接当接す
る構成となっており、該第二螺子21eの調整部21c
に対する螺合量を調整することで、ホルダ受け21に対
する軸ホルダ20の周回り方向の位置決めがなされ、こ
れによって、作動レバー20aと調整部21bの上端面
とのあいだの所定間隔Sの大きさを調整することができ
るようになっており、もって、第一、第二係合爪16
c、19b同志の係合量の調整がなされるように設定さ
れている。
【0020】尚、本実施の形態では、ケース体Cを構成
する躯体取付け片3と各部材装置とのあいだに適宜配慮
が実施されており、それら配慮について図14を用いて
説明する。まず、図14(A)は、第一駒体16と下片
部3aとの関係を示しているが、これは前述したよう
に、第一駒体16の突部16gが下片部3aにより当接
支持を受ける構成を示しており、これによって、第一駒
体16の作動支軸15に対する周回り方向の位置決め、
作動アーム18の支持の補強、日除布に上から吹き付け
る風に対する補強等ができるように配慮されている(図
15(A)参照)。図14(B)は、第二駒体19と下
片部3aとの間に所定間隙が形成されていることが示さ
れており、これによって、第二駒体19が下片部3aに
干渉しないよう配慮されている。また、第二駒体19を
作動支軸15に一体化するための螺子19fの螺入方向
が斜め上方になっており、これによって、螺子19fが
他部材(収納姿勢の第一基端側リンク6)の邪魔になら
ないように配慮されている(図15(B)参照)。ま
た、第二駒体19の突出片19bには湾曲状の凹部19
gが形成されており、該凹部19gに倒伏姿勢の作動ア
ーム18が位置するように配慮されている。図14
(C)は、リンク機構Lと固定軸2との連結部近傍に位
置して下片部3aの上面に配された案内体22を示して
おり、リンク機構Lが収納姿勢に変姿する際に、前記案
内体22に形成された傾斜面22aにより第一、第二基
端側リンク6、7を収納姿勢側に案内するように配慮さ
れている。因みに、案内体22は、第一、第二基端側リ
ンク6、7のリンク支持片6c、7cにも設けられ、折
畳まれる第一、第二先端側リンク8、9を収納姿勢側に
案内するように配慮されている。図14(D)は、軸ホ
ルダ4と躯体取付け片3との関係が示されており、軸ホ
ルダ4は、上下に形成された係止突片4cを躯体取付け
片3に仮止め状に組込むことで、組込み作業が容易にな
るように配慮されている。図14(E)は、第一、第二
基端側リンク6、7の基端部と下片部3aとの関係が示
されており、前述したように傾斜状の下片部3aにリン
ク台座5を組込むことで第一、第二基端側リンク6、7
の躯体側への支持補強と、各リンク6、7の前方下方へ
の揺動を案内するように配慮されている(図15(B)
参照)。
【0021】また、本実施の形態のケース体Cは、予め
躯体に螺子止め固定される固定片23に保持片23aが
形成されており、該保持片23aに、各種部材装置が組
込まれた躯体取付け片3の躯体側面に形成された保持受
け片3bを係合させることで、躯体取付け片3を仮止め
状に保持できるように設定されており、これによって、
組込みの簡略化が計られている。
【0022】さらに、本実施の形態の巻装装置12はカ
ートリッジ式となっており、ケース体Cに対して着脱自
在となっていて、取付け作業やメンテナンス時の日除布
13交換作業等が容易になるように配慮されている。つ
まり、巻装装置12は巻取り軸12a、巻取り軸12a
の端部を回動自在に軸承する支持部材12b、一端が巻
取り軸12aに固定され他端が支持部材12bに固定さ
れる巻取り弾機12c、巻取り軸12aと一体回動する
ホイール12d、該ホイール12dに巻装される日除布
13等の部材装置が予め組込まれたものになっている。
さらに、支持部材12bには、巻取り軸12aの後方、
上方を覆う後部、上部ケーシング12m、12nが一体
形成されている。また、ホイール12dから繰り出され
る日除布13の先端部には枠体13aが連結されてお
り、日除装置1に取付けられる以前のカートリッジ単品
状態において、前記枠体13aに形成される突片13b
が後部ケーシング12mに係止することで、巻取り方向
の付勢力を受けた日除布13のそれ以上の巻き込みが防
止されている。さらに、前記枠体13aは、前記突片1
3bが、第一、第二先端側リンク8、9の先端部を連結
する先端リンク11に形成された係止部11aに係脱自
在となるよう設定され、これによって、巻装装置12を
取付ける場合には、巻装装置12の後部、上方ケーシン
グ12m、12nに形成された突片12pを、躯体取付
け片3に形成された受け片3cに係合させることで躯体
側への取付けがなされ、この状態から日除布13の枠体
13aを把持して引出して、係止片13bを先端リンク
11の係止部11aに係止させることで、日除布13の
取換えを行うことができるように設定されている。
【0023】また、前記巻出し用操作紐12kと巻取り
用操作紐20cとは、ともに右側の側板13の外面に沿
って下方に垂下しているが、本実施の形態では、躯体側
に操作紐ホルダ24を設け、該操作紐ホルダ24に形成
した貫通孔にそれぞれ挿通することで、これら各操作紐
12g、20cが邪魔になることなく、かつ、整理され
た状態となるように配慮されている。
【0024】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、日除装置1は、巻装装置12の巻出し用操作
紐12kを引き操作することで日除布13が巻出されな
がらリンク機構Lが日除姿勢となって日除布13による
開口部の日除がなされるが、このとき、作動支軸15に
設けられた第一、第二係合爪16c、19bにより構成
された係合手段が係合することによって、日除姿勢が保
持されるようになっている。この場合に、係合手段を構
成する第一、第二係合爪16c、19b(第一、第二駒
体16、19)とは、リンク機構Lに連結される作動ア
ーム18が連結された作動支軸15の外周面に設けら
れ、係合手段の係合解除をするための手段は、作動支軸
15を巻取り用操作紐の20cの引き操作により、作動
支軸15を回動させて第二駒体19を回動させることに
よりなされている。この結果、支軸にトリガを内装する
もののように構成が複雑になったり、組立作業が難しく
なってしまうことがなく、簡単な構成とすることができ
て、組立作業も容易になる。
【0025】しかもこのものにおいて、係合手段を構成
する第一駒体16は、作動アーム18が連結されてい
て、作動アーム18のリンク機構Lとの連結部が上方変
位した場合に回動するように構成されており、この場合
でも、第一駒体16が作動支軸15に対して回動するこ
とになって第二駒体19との係合解除がなされ、リンク
機構Lを収納姿勢に変姿させることができ、日除装置1
の保護が計れるようになっている。このように、強風対
策も計れるものでありながら、従来のもののように部品
点数が多くなってしまったり、構造が複雑になってしま
ったりすることがなく、簡略な構成で、かつ、確実な保
護を計ることができ、性能の優れた製品を提供できる。
【0026】さらにこのものでは、躯体に対する作動支
軸15の周回り位置を調整できるようになっているた
め、第一、第二係合爪16c、19b同志の係合量を多
くすることにより、強風でも係合解除されにくくするこ
ともでき、強風対策において、係合解除される風の強さ
を適宜選択して設定することができ、さらに機能性の優
れたものにできる。
【0027】また、このものでは、巻取り用操作紐20
cの操作で係合手段の係合解除をした場合に、巻装装置
12の巻取り弾機12cの付勢力を受けて日除布13が
巻取られリンク機構Lを収納姿勢とするが、このもので
は、作動アーム18にコイル弾機17が設けられていて
作動アーム18を起立姿勢側に向けて付勢している。こ
の結果、作動アーム18が起立姿勢に変姿する場合で
は、作動を円滑に行えるようにする一方、倒伏姿勢に変
姿する場合では該変姿作動を緩衝し、もって、リンク機
構Lの収納姿勢への変姿を静粛な作動とすることがで
き、さらなる機能の向上を計ることができる。
【0028】また、このものにおいて、ケース体Cは、
予め躯体に固定される固定片23に対し、躯体取付け片
3を仮止め状に保持できるように構成されているため、
日除装置1の現場での組込み作業が容易になって、例え
ば一人で取付け作業をすることも可能となって、コスト
低下を期待できる。
【0029】さらには、巻装装置12がカートリッジ式
となっているため、取付け作業やメンテナンス時の日除
布13の交換作業等が容易になり、さらに現場での作業
性を向上させ、円滑な作業を期待できる。
【0030】尚、本発明は前記実施の形態に限定されな
いことは勿論であって、図18に示す第二の実施の形態
のように、リンク機構Lを、第一、第二、第三の基端側
リンク25、26、27と、第一、第二、第三の先端側
リンク(図示せず)を用いて構成することもでき、この
場合においても、左側に位置する第一基端側リンク26
と作動支軸15とのあいだに第一駒体16を介して作動
アーム18を設け、該第一駒体16と第二駒体19との
あいだに係合手段を設ければよい。また、図19に示す
第三の実施の形態のものは、左側に巻取り装置12の巻
出し用操作紐12kと、解除手段の巻取り用操作紐20
cとが引出されるように構成されたものであり、前記第
一の実施の形態とは左右勝手違いとしたものであるが、
本実施の形態のものは、巻装装置12の左右側板14の
うち、左側の側板14の外部から臨まれる巻取り軸12
aの左端側の連結凹部12fに、プーリユニット12g
の支軸12hが一体的に連結されている。さらに、作動
支軸15の左端部に軸ホルダ20を設ける一方、左側板
14にホルダ受部21を設けることで実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動式日除装置の全体斜視図である。
【図2】可動式日除装置の平面図である。
【図3】図3(A)、(B)はそれぞれ可動式日除装置
の正面図、側面図である。
【図4】図4(A)、(B)はそれぞれリンク機構の日
除姿勢の平面図、収納姿勢の平面図である。
【図5】可動式日除装置の収納状態における側面断面図
である。
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ巻装装置の平面
断面図、正面図である。
【図7】可動式日除装置の収納状態における一部切欠き
側面図である。
【図8】係合手段を示す正面図である。
【図9】図9(A)、(B)はそれぞれ係合手段の正面
図、底面図である。
【図10】係合手段の係合状態を示す正面図である。
【図11】図11(A)、(B)、(C)はそれぞれ第
一駒体の平面図、側面図、正面図である。
【図12】図12(A)、(B)、(C)はそれぞれ第
二駒体の平面図、側面図、正面図である。
【図13】図13(A)、(B)はそれぞれ可動式日除
装置の一部切欠き側面図、一部切欠き正面図である。
【図14】図14(A)、(B)、(C)、(D)、
(E)はそれぞれ要部の作用を説明する側面断面図であ
る。
【図15】図15(A)、(B)はそれぞれ要部の作用
を説明する側面断面図である。
【図16】図16(A)、(B)はそれぞれ可動式日除
装置の取付け状態を説明する斜視図、側面図である。
【図17】図17(A)、(B)はそれぞれ巻装装置の
構造を説明する側面図である。
【図18】第二の実施の形態を説明する平面図である。
【図19】第三の実施の形態を説明する要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 日除装置 2 固定軸 3 躯体取付け片 3a 下片部 4 軸ホルダ 6 第一基端側リンク 8 第一先端側リンク 10 中間連結リンク 11 先端連結リンク 12 巻装装置 12a 巻取り軸 12c 巻取り弾機 12g プーリユニット 12k 巻出し用操作紐 13 日除布 14 左右側板 15 作動支軸 16 第一駒体 16b 軸承部 16c 第一係合爪 17 コイル弾機 18 作動アーム 19 第二駒体 19b 第二係合爪 20 軸ホルダ 21 ホルダ受け部 21d 第一螺子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉澤 永士 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 三和 シヤッター工業株式会社内 Fターム(参考) 2E105 DD04 DD05 DD24 EE02 EE04 FF34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体に、前方に突出する日除姿勢と、躯
    体に沿って折畳まれる収納姿勢とに揺動変姿するリンク
    機構の基端部を支持させる一方、躯体に配される巻装装
    置から巻取り方向に付勢される状態で繰り出される日除
    布の端部を、リンク機構の先端部に連結し、巻装装置の
    巻出し操作に伴い、リンク機構が日除姿勢に変姿するよ
    う構成された可動式の日除装置において、前記リンク機
    構の躯体支持部の近傍に、躯体に対して回動自在な支軸
    を設け、該支軸とリンク機構とのあいだに、リンク機構
    の姿勢変姿に伴い支軸に対して移動する作動アームを設
    け、該作動アームの支軸連結部と支軸とのあいだに、リ
    ンク機構の日除姿勢への変姿に伴い係合し、支軸の強制
    回動に基づいて係合解除をする係合手段を設けた可動式
    の日除装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、係合手段は、支軸連
    結部と支軸との外径部から互いに対向するべく軸方向に
    突出形成され、先端にそれぞれ爪部が形成された一対の
    係合部で構成され、各爪部同志の係合は、何れか一方の
    係合部の支軸周回り方向の回動により解除される構成と
    なっている可動式の日除装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、係合手段
    は、前記日除姿勢における作動アームの支軸周回り方向
    の揺動を受けて係合解除するように構成されている可動
    式の日除装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、躯体側に
    は、係合手段の周回り方向の係合量を調整するための調
    整手段が設けられている可動式の日除装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、支
    軸と支軸連結部とのあいだには、リンク機構を日除姿勢
    に変姿させるべく支軸連結部を付勢する弾機が設けら
    れ、係合手段の係合を付勢するとともに、日除姿勢のリ
    ンク機構を収納姿勢に変姿せしめる日除布の巻取り力を
    緩衝するように構成されている可動式の日除装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、日除布の端部は支持部材を介してリンク機構先端部
    に着脱自在に取付けられる構成とし、巻装装置は支持部
    材とともにユニット化され、躯体に対して着脱自在に構
    成されている可動式の日除装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6にお
    いて、巻装装置は、躯体に固定されたブラケットに支持
    されるものとし、前記ブラケットは、躯体側に固定され
    る第一ブラケットと、該第一ブラケットに吊持状に仮保
    持される第二ブラケットとを備えて構成されている可動
    式の日除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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