JP2002363914A - 砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部 - Google Patents
砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部Info
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Abstract
部であって、該局所的舗装部に求められている機能を達
成しつつ周囲の人工芝部分の固化や周囲の粉塵汚染を抑
制できる局所的舗装部を提供する。 【解決手段】砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗
装部であり、周囲の砂入り人工芝部2に用いられている
砂23を充填可能の空隙部を有する3次元構造体(例え
ば人工芝構造体12)と、該3次元構造体に充填される
とともに該3次元構造体上に所定厚みt3(例えば10
〔mm〕)を呈する舗装砂13とを含む砂入り人工芝フィ
ールドにおける局所的舗装部1。舗装砂13は例えば人
工芝部2で使用されている砂23と同じものでよい。
Description
ルドにおける局所的舗装部、例えば砂入り人工芝フィー
ルドを利用した野球場の内野ベース部における局所的舗
装部に関する。
ーツ、行事等のためのフィールドが知られている。
と、フィールドの略全体が砂入り人工芝で覆われている
が、内野のベース領域は打者が滑り込む、守備者が走り
込む等の運動に支障のないように、通常の土やアンツー
カと称されている土などの土類で局所的に舗装されてい
る。
局所的舗装部における土類は、その周囲の人工芝部に充
填されている砂よりも粒度が小さく、他の物に付着しや
すい。従って、ベース領域の舗装部から舗装用の土類
が、打者の滑り込み、走り込み、守備者の走り込み等の
動作によって周囲の人工芝部に飛散したとき、これが周
囲人工芝部の砂や人工芝本体に付着し、該人工芝部の固
化を招いている。
それに起因する粉塵が発生しやすく、これが周囲(例え
ば観客席)を汚染しやすいという問題もある。
染といった問題は、人工芝利用の野球場に限らず、広く
砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部について
生じ得る。
における局所的舗装部であって、該局所的舗装部に求め
られている機能を達成しつつ周囲の人工芝部の固化や周
囲の粉塵汚染を抑制できる局所的舗装部を提供すること
を課題とする。
するため、砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗装
部であって、周囲の砂入り人工芝部に用いられている砂
を充填可能の空隙部を有する3次元構造体と、該3次元
構造体に充填されるとともに該3次元構造体上に所定厚
みを呈する舗装砂とを含むことを特徴とする砂入り人工
芝フィールドにおける局所的舗装部を提供する。
芝フィールドにおける局所的舗装部で使用されている通
常の土やアンツーカと称されている土のような土類に比
べると粒度が大きく、従って周囲の人工芝部へ飛散して
もそれに付着しにくく、それにより該人工芝部の固化を
招きにくく、また、粒度が大きい故に粉塵を発生しにく
く、ひいては周囲の粉塵汚染を招きにくいもの、(2)
従来の砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部で
使用されている土類に比べると比重が大きく、従って周
囲の人工芝部へ飛散しにくく、或いは高硬度でたとえ飛
散しても人工芝部に付着しにくく、これらにより人工芝
部の固化を招き難く、また、周囲の粉塵汚染を招きにく
いもの、又は(3)かかる従来の土類に比べると粒度が
大きく、且つ、高硬度及び(又は)比重が大きいもので
ある。そして局所的舗装部に求められている機能を発揮
させ得るものである。
及び(又は)硬度比重が大きく、局所的舗装部に求めら
れている機能を発揮させ得る砂である。
度調整された砂、粒度調整されたガーネットサンド、粒
度調整された弾性ゴムチップ及び粒度調整された合成樹
脂チップから選択された少なくとも1種からなる砂を例
示できる。
ている砂であってもよい。
を少なく抑えて、しかも局所的舗装部に適度の強度等を
付与するために用いる。
成樹脂繊維を絡み合わせてなる3次元網目構造体、連続
気泡性の合成樹脂発泡体及び繊維ウエブから選ばれた少
なくとも1種からなるものを例示できる。これらは適度
の弾性を有していてもよい。
元網目構造体として、例えばゼオン株式会社製の、全体
として弾性を有する3次元網目構造体(商品名 ゼオマ
ット7020等)を挙げることができる。
水はけを良くするために通水性を有していてもよい。
に係る局所的舗装部を含む砂入り人工芝フィールドにお
いてなされる運動、行事等に応じた適当なものとするこ
とができるが、例えば、概ね5〔mm〕以上、より好まし
くは10〔mm〕以上とすることができる。上限について
は概ね30〔mm〕以下、より好ましくは20〔mm〕以下
を例示できる。この厚み値は本発明に係る局所的舗装部
が砂入り人工芝フィールド利用の野球場におけるベース
部におけるものであるときに採用してもよい。
常は周囲の人工芝部における充填砂の表面高さと略同一
にすることができる。本発明に係る局所的舗装部を含む
砂入り人工芝フィールドにおいてなされる運動、行事等
によっては、舗装砂表面高さを周囲の人工芝部充填砂の
表面高さより高くすることも、低くすることもできる。
の形態について説明する。
所的舗装部の1例の断面図である。
構造体の断面図である。
はその周囲の人工芝部である。
フィールド利用の野球場における内野ベースB設置のた
めのものである。
設されている。
ないがここでは厚みT(400〔mm〕)であり、局所的
舗装部1に対応する部分が深さD(200〔mm〕)の凹
所31に形成されており、該凹所の中央部には水抜き孔
32(内径d=150〔mm〕)が形成されている。
こでは、シート基材21に合成樹脂製の細幅、偏平なテ
ープ乃至フィラメントからなるパイル糸を織り込んでパ
イルを形成し、これをカットしてカットパイル22と
し、さらにシート基材の裏面にバッキング材及びクッシ
ョン材を設け、かかるカットパイル22を人工芝本体と
し、それらの間隙に粒度調整された砂23を所定量充填
したものである。カットパイル22の頂部は充填砂23
の表面より2〜3〔mm〕突出している。
1にはみ出した部分20は該凹所を形成している下り斜
面(内側面)311に沿って下方へ折り曲げられてい
る。
では、クッション材を含む全体の厚みt1が略35〔m
m〕であり、人工芝本体22の高さh1は略25〔mm〕
である。
部分20の上から凹所31内に投入された砕石11と、
砕石層の上に敷設された3次元構造体の1例としての人
工芝構造体12と、該人工芝構造体の人工芝本体122
の間隙に充填されるとともに該人工芝構造体を覆う舗装
砂13とを含んでいる。
用の孔32にも投入されている。
れている砂23と同じものである。
それには限定されないがここでは、通水性を有するシー
ト基材121に合成樹脂製の細幅、偏平なテープ乃至フ
ィラメントからなるパイル糸を織り込んでパイルを形成
し、これをカットパイルとして人工芝本体122とし、
シート基材121の裏面にパイル抜け止め用の通水性を
有するバッキング材123を設け、さらにバッキング材
123の下面にクッション材シート124を貼着したも
のである。シート124には水抜き孔を分散形成してあ
る。よってこの人工芝構造体12は全体として通水性を
有する。また、この人工芝構造体12は全体として適度
の弾性も有する。舗装砂13は人工芝本体122の間隙
に充填されている。
いがここでは、全体の厚みt2が略60〔mm〕である。
その上に舗装砂13が厚さt3(約10〔mm〕)で被さ
っている。
おける充填砂の表面高さに略揃えられている。
用されている舗装砂13が周囲の人工芝部2で使用され
ている砂23と同じく粒度調整された砂であり、従来局
所的舗装部で用いられていた土類と比べると、粒度乃至
粒径が大きく、他の物に付着しにくいものである。従っ
て、打者がベースBに滑り込む、走り込む等したり、守
備者が該ベースBに走り込む等して該舗装砂13が周囲
の人工芝部2に飛散しても、該人工芝部2に付着してそ
れを固化させるという恐れは少ない。
ので、それからの粉塵の発生が抑制され、それだけ周囲
(例えば観客席)の汚染が抑制される。
ての人工芝構造体12を内蔵しているので、これが舗装
部1に適度の強度を与える。さらに、該構造体12には
舗装砂13が充填されているとともに該舗装砂13が構
造体12上に適度の厚みt3を呈している。これらによ
り舗装部1は、野球ベース設置の局所的舗装部に求めら
れる機能を発揮することができる。
部の例について説明したが、本発明は、広く砂入り人工
芝フィールドにおける局所的舗装部に適用することがで
きる。
入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部であって、
該局所的舗装部に求められている機能を達成しつつ周囲
の人工芝部の固化や周囲の粉塵汚染を抑制できる局所的
舗装部を提供することができる。
舗装部の1例の断面図である。
の断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗
装部であり、周囲の砂入り人工芝部に用いられている砂
を充填可能の空隙部を有する3次元構造体と、該3次元
構造体に充填されるとともに該3次元構造体上に所定厚
みを呈する舗装砂とを含むことを特徴とする砂入り人工
芝フィールドにおける局所的舗装部。 - 【請求項2】前記舗装砂は珪砂を主体とする粒度調整さ
れた砂、粒度調整されたガーネットサンド、粒度調整さ
れた弾性ゴムチップ及び粒度調整された合成樹脂チップ
から選択された少なくとも1種である請求項1記載の砂
入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部。 - 【請求項3】前記舗装砂は周囲の前記人工芝部で使用さ
れている砂である請求項1記載の砂入り人工芝フィール
ドにおける局所的舗装部。 - 【請求項4】前記3次元構造体は人工芝構造体、合成樹
脂繊維を絡み合わせてなる3次元網目構造体、連続気泡
性の合成樹脂発泡体及び繊維ウエブから選ばれた少なく
とも1種である請求項1、2又は3記載の砂入り人工芝
フィールドにおける局所的舗装部。 - 【請求項5】前記3次元構造体は通水性を有する請求項
1から4のいずれかに記載の砂入り人工芝フィールドに
おける局所的舗装部。 - 【請求項6】前記3次元構造体上の舗装砂の厚みは5
〔mm〕以上である請求項1から5のいずれかに記載の砂
入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部。 - 【請求項7】前記3次元構造体上の舗装砂の表面高さは
周囲の前記人工芝部における充填砂の表面高さと略同一
である請求項1から6のいずれかに記載の砂入り人工芝
フィールドにおける局所的舗装部。
Priority Applications (1)
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JP2001171662A JP4681761B2 (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 砂入り人工芝フィールドにおける局所的舗装部 |
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Citations (5)
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2001
- 2001-06-06 JP JP2001171662A patent/JP4681761B2/ja not_active Expired - Lifetime
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