JP2002363517A - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

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JP2002363517A
JP2002363517A JP2001177085A JP2001177085A JP2002363517A JP 2002363517 A JP2002363517 A JP 2002363517A JP 2001177085 A JP2001177085 A JP 2001177085A JP 2001177085 A JP2001177085 A JP 2001177085A JP 2002363517 A JP2002363517 A JP 2002363517A
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Satoru Matsubayashi
悟 松林
Masahiro Tomikanehara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打ち抜き時の条件や機械の種類に左右される
ことなく、ラベル打ち抜き加工時のラベル剥がれや粕切
れが生じない粘着シートを提供する。 【解決手段】 表面基材、粘着剤層、剥離シートが順次
積層されてなる粘着シートにおいて、粘着剤層を形成す
る粘着剤が、ホットメルト型粘着剤であり、粘着シート
の粘着剤層同士を貼合しT字剥離した時の粘着剤自着力
が500g以下/25mmであり、かつJIS Z02
37に準拠する60℃での保持力が8時間以上であるこ
とを特徴とする粘着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シートに関す
るものである。更に詳しくは、有機溶剤の排出や水質汚
染などがなく低環境負荷で生産性に優れ、また、ラベル
印刷機などでラベル打抜き加工(ハーフカットおよび粕
上げ)を行う際にラベル剥がれや粕切れが発生しない粘
着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは、商業用、事務用、工程管
理用、物流管理用、家庭用として、広範囲に亘って、ラ
ベル、ステッカー、ワッペン、配送伝票、テープ等の形
態で使用されている。粘着シートは、一般に、表面基材
と剥離シートとの間に粘着剤をサンドイッチにした構成
となっている。粘着剤層に使用される粘着剤としては、
有機溶剤に溶解されている溶剤型粘着剤や、乳化剤など
を使用して粘着剤が水に分散されているエマルジョン型
が主に使用されている。
【0003】 しかしながら、これらの溶剤型粘着剤や
エマルジョン型粘着剤は、希釈媒体として有機溶剤や水
を使用しているため、例えば、有機溶剤などによる環境
上の問題がある。また、溶剤型粘着剤やエマルジョン型
粘着剤を用いた場合は、粘着シート製造において希釈媒
体を乾燥することが必須であるため、これが律速となっ
て加工速度が制限されたり、長いオーブンを必要として
加工スペースが大きくなったり、さらには乾燥に要する
コストが大きくなるなどの製造上の問題も有している。
これらの環境上あるいは製造上の問題解決方法として、
固形分100%で有機溶剤や水といった希釈媒体を含ま
ないホットメルト型粘着剤が有望視されている。
【0004】 しかしながら、このホットメルト型粘着
剤を用いた粘着シート製造では、以下のような問題点が
ある。第1に、ホットメルト型接着剤を用いると、ラベ
ル打ち抜き加工で不具合を生じ易いというという問題が
ある。ラベル打ち抜き加工とは、粘着シートを平ダイや
ロータリーダイなどによってハーフカット加工した後、
ラベル本体以外の不要な部分(以下、粕という)を剥が
して巻き取る加工である。このラベル打ち抜き加工は、
使用されるラベル印刷機の種類にもよるが、一般に30
〜60m/分という高速で行われるため、粕を剥がして
巻き取る粕上げ作業において、例えば打ち抜き柄とし
て、粕が極めて細いケースやラベル本体に鋭角部や曲線
部が入り交じった複雑なケースでは粕が切れて印刷機に
からまってしまうことがある。反対にラベル本体の面積
が相対的に小さいケースではラベルが粕と一緒に剥離紙
から剥がれてしまうこともある。
【0005】 これらのような不具合が発生した場合、
打ち抜き作業上、例えばラベル印刷機の加工速度、粕上
げ角度、ラインテンション等の条件調整やラベル印刷機
の種類を変更するなどが行われるが、いずれにしろその
都度加工作業を中止し、再度機械を調整しなおす必要が
あるため極めて作業効率が悪くなってしまう。
【0006】 この問題に対処するため、ラベルの剥離
紙からの剥離力を制御することが従来から行われてき
た。即ち、剥離力が高すぎると粕切れしやすく、一方、
剥離力が低すぎるとラベル剥がれがおきやすいため、剥
離基材表面に塗工されている剥離剤の種類や配合、ある
いは塗工量を調整することで、適切な剥離力に設定する
というものである。しかしながら、このような調整を行
っても、なお粕切れやラベル剥がれトラブルを解消する
ことができないケースも多く、現在のところ、これら不
具合を生じないホットメルト型粘着シートは提供されて
いないのが実状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような現状に鑑
み、本発明は、有機溶剤の排出などがなく低環境負荷で
生産性に優れるホットメルト型粘着シートにおいて、打
ち抜き時の条件や機械の種類に左右されることなく、ラ
ベル打ち抜き加工時のラベル剥がれや粕切れが生じない
粘着シートを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、ラベル打ち抜き適性には、剥離紙からのラベルの
剥離力のみならず、粘着剤の自着性や硬さが大きく影響
していることを見い出し、自着力および粘着剤硬さを一
定の範囲内に特定することにより上記問題を解決できる
本発明を完成させた。即ち、本発明は、表面基材、粘着
剤層、剥離シートが積層されてなる粘着シートにおい
て、粘着剤がホットメルト型であり、粘着シートの粘着
剤面同士を貼合してT字剥離した時の粘着剤自着力が5
00g以下/25mmであり、かつJIS Z0237
に準拠する60℃での保持力が8時間以上であることを
特徴とする粘着シートである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する
が、まず、本発明の要点である粘着剤層について述べ
る。本発明者らは、ホットメルト型粘着剤を適用した粘
着ラベルのラベル印刷機粕上げ作業において、従来のよ
うに剥離力を適正にしても粕切れやラベル剥がれが生じ
る原因を調査した。その結果、粘着ラベルの粕上げの瞬
間、粕とラベル本体間に粘着剤の細い糸引きが生じてお
り、この糸の抵抗によって、例えば、粕が切れてしまっ
たり、あるいはラベル本体が粕とともに剥がれてしまう
ことを確認した。
【0010】本発明者は、この糸引きが起こる理由が、
(1)粘着剤の自着性が高いために、いったん切断され
た粘着剤が、刃が抜けた後に再結着してしまうこと、及
び(2)粘着剤が軟らかいため、圧力変形するだけで実
際はきれいに切断されていないことにあることを見出
し、ホットメルト型粘着剤の自着力と硬さ、即ち凝集力
を特定範囲に規定することにより上記課題を解決できる
ことを見出した。
【0011】まず、粘着剤自着力については、粘着シー
トの粘着剤面同士を貼合してT字剥離した時の抵抗によ
り測定することができる。より具体的には、巾25m
m、長さ150mmの粘着シートサンプルを粘着剤層面
同士圧着(2kgロールで1往復)し、直後に引っ張り
試験機にて剥離速度0.1m/分でT字剥離した際の抵
抗を測定する。本発明で使用されるホットメルト型粘着
剤の自着力は500g以下/25mm、好ましくは45
0g以下/25mmである。
【0012】因みに、自着力が500g/25mmを超
えると、剥離基材表面に塗工されている剥離剤の種類や
配合、あるいは塗工量を調整することで剥離力を適正な
範囲に設定した場合でも、粕切れやラベル剥がれトラブ
ルを解消することができない。次に粘着剤の硬さ、即ち
凝集力については、JIS Z0237に準拠する60
℃での保持力で簡易的に測定することができる。すなわ
ち、粘着シートを25mm×25mmの面積で研磨した
SUS304鋼板に圧着した後、1kg荷重で60℃環
境で保持し、サンプルがSUS鋼板から落下するまでの
時間を測定する。
【0013】この保持力の値は、粘着剤の硬さの指標の
ひとつであり、保持力の値が低いことは粘着剤が軟らか
いことを意味する。本発明で使用されるホットメルト型
粘着剤では、JIS Z0237に準拠する60℃での
保持力が8時間以上であることが必須要件であり、好ま
しくは24時間以上である。因みに、この保持力が8時
間よりも低いと、粘着剤が軟らかくなるため、はみだし
や糸引きを生じ易くなり、結果として粕切れやラベル剥
がれを生じ易くなってしまう。すなわち、ラベル印刷機
の打ち抜き加工においては、ダイカット刃は粘着ラベル
とのハーフカット時摩擦により徐々に発熱するため、熱
可塑性であるホットメルト型粘着剤がその熱により軟化
し、はみだしや糸引きを生じ易くなる。
【0014】上記要件を満たす本発明に用いるホットメ
ルト型粘着剤の材料としては、上記の自着力および保持
力を満足するならば特に限定されることはなく、例え
ば、スチレン-ポリイソプレンブロックコポリマー(S
IS)、スチレン-ポリブタジエンブロックコポリマー
(SBS)、スチレン-エチレンブチレンブロックコポ
リマー(SEBS)、スチレン-エチレンプロピレンブ
ロックコポリマー(SEPS)等のスチレン系ブロック
コポリマー、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EV
A)、ポリアミド、ポリエステル等や、2−エチルヘキ
シルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート等の主モノマーに共重合可能成分を任意に重合し
たアクリル系ポリマーなどを用いることができる。
【0015】これらのうち、アクリル系ポリマーを主体
とするアクリル系粘着剤は、透明性や耐光性に優れるた
め好ましい。また、ホットメルト型粘着剤は、加熱塗工
するだけのホットメルト型、加熱塗工後に紫外線や電子
線のごとき電離放射線を照射せしめ、これを硬化させ
る、電離放射線架橋ホットメルト型などに分類される
が、これらのうち、電離放射線架橋ホットメルト型は、
優れた凝集力が得られるため特に好ましい実施態様であ
る。
【0016】本発明に用いられる、粘着剤自着力が50
0g以下/25mmであり、かつJIS Z0237に
準拠する60℃での保持力が8時間以上の電離放射線架
橋ホットメルト型粘着剤の具体例としては、好ましくは
紫外線硬化型アクリル系ホットメルト接着剤、例えばB
ASF(株)製「アクレジンA203UV」、ノーテー
プ工業(株)製「アクリメルトUV300」等が挙げら
れる。これらの粘着剤の自着力又は保持力は、紫外線又
は電子線の照射量を適宜変化させることにより調節する
ことができ、一般的には10〜1000mJ/cm2
より好ましくは100〜300mJ/cm2程度とする
ことができる。
【0017】本発明に用いられる粘着剤自着力が500
g以下/25mmであり、かつJIS Z0237に準
拠する60℃での保持力が8時間以上の加熱塗工するだ
けのホットメルト型粘着剤の具体例としては、好ましく
は、スチレン系ブロックコポリマーを主体とする粘着
剤、さらに好ましくはスチレン−イソプレン−スチレン
(SIS)及びスチレン−ブタジエン−スチレン(SB
S)を単独又は併用した粘着剤、例えば旭化学合成
(株)製「AZ9050」などが用いられる。これらの
粘着剤の自着力又は保持力は、分子量を適宜変化させる
ことにより調節可能であり、一般的には重量平均分子量
で150000〜250000、より好ましくは180
000〜230000程度である。
【0018】これらホットメルト型粘着剤には必要に応
じてロジン系、テルペン系等の天然樹脂系、重合系、縮
合系等の合成樹脂系等の各種粘着付与剤、石油系、液状
ゴム、植物性油系、フタル酸エステル類等の軟化剤の
他、一般的に用いられている架橋剤、老化防止剤、充填
剤、紫外線吸収剤、光開始剤等を単独もしくは併用して
適宜用いることもできる。
【0019】粘着剤の塗工方法としては公知の方法でよ
く、例えばTダイ、ファウンテンダイ、スロットダイ、
ロールコーター、リップコーター等から任意に選択する
ことができる。また、剥離シート側に粘着剤を塗工した
後に、この接着剤層に表面基材を積層する転写塗工と、
表面基材側に粘着剤を塗工した後、この接着剤層に剥離
シートを積層する直接塗工のどちらでも問題はなく任意
に選択することができる。
【0020】粘着剤の塗工量としては固形量で5〜10
0g/m2、好ましくは10〜30g/m2程度である。
【0021】次に表面基材について述べる。本発明に使
用される表面基材としては、従来から粘着シートに使用
されている紙や各種フィルム類が例示でき、特に限定さ
れない。紙としては、例えば、上質紙、アート紙、コー
ト紙、キャストコート紙、感熱紙、ノーカーボン紙等
が、また、フィルムとしてはPETフィルム、OPPフ
ィルム、PEフィルム、またはこれらの積層フィルム、
合成紙等があげられる。
【0022】最後に剥離紙について述べる。剥離シート
としては、グラシン紙のような高密度原紙、クレーコー
ト紙、クラフト紙や上質紙等にポリエチレン等の樹脂フ
ィルムをラミネートしたポリマーラミネート原紙、クラ
フト紙や上質紙等にポリビニルアルコール、澱粉等の水
溶性高分子等の顔料を主成分とするバリヤー層を設けた
樹脂コーティング原紙、およびプラスチックフィルム等
に、シリコーン化合物やフッ素化合物のごとき剥離剤を
塗布したものが使用でき、これも特に制限されない。
【0023】剥離シートの表面には剥離力調整の目的で
剥離剤が塗工されるが、その種類としてはシリコーン
系、非シリコーン系ならびに溶剤系、非溶剤系等があげ
られる。また、必要に応じて重剥離コントロール剤等を
配合することも可能である。但し、既述の通り、剥離力
はラベル打ち抜き適性に関係する一因であるため、たと
え本発明の自着力、凝集力を満足する粘着剤を適用して
も剥離力が極端に高かったり低かったりすると、満足で
きるラベル打ち抜き加工性を得ることができなくなるこ
とがある。本発明において、好ましい剥離力の範囲は5
〜100g/50mm、より好ましくは10〜50g/
50mmであり、これは剥離剤の組成、塗工量を適宜調
整することにより達成される。
【0024】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、もちろん本発明はこれによって制限されるも
のではない。
【0025】[実施例1]市販のポリエチレンラミネー
ト剥離シートの剥離剤面上に、アクリル系ポリマーを主
体とし、紫外線架橋が可能なUV架橋型ホットメルト粘
着剤(商標:アクリメルトUV300、ノーテープ工業
(株)製)を、塗工量が25g/m2となるようにホッ
トメルトスロットダイコーター(商標:メルテックスC
L−2018S、ノードソン(株)製)で塗工した後、
マイクロウェーブ方式無電極高圧水銀ランプ(商標:ホ
トキュアTFL150INV、東京ホトン(株)製)で
積算UV量200mJ/cm2相当のインラインキュア
を行ってから、ニップロールにより透明PETフィルム
50μm(商標:ルミラー、東レ(株)製)を貼り合わ
せて粘着ラベルを得た。
【0026】[実施例2]実施例1において、積算UV
量150mJ/cm2相当のインラインキュアを行った
以外は、実施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
【0027】[実施例3]実施例1において、UV架橋
型ホットメルト粘着剤(商標:アクレジンA203U
V、BASF(株)製)を使用し、積算UV量300m
J/cm2相当のインラインキュアを行った以外は、実
施例1と同様にして粘着ラベルを得た。
【0028】[実施例4]市販のポリエチレンラミネー
ト剥離シートの剥離剤面上に、SISを主体とするホッ
トメルト粘着剤(商標:AZ9050、旭化学合成
(株)製)を塗工量が25g/m2となるようにホット
メルトスロットダイコーター(商標:メルテックスCL
−2018S、ノードソン(株)製)で塗工した後、ニ
ップロールにより透明PETフィルム50μm(商標:
ルミラー、東レ(株)製)を貼り合わせて粘着ラベルを
得た。
【0029】[比較例1]市販のポリエチレンラミネー
ト剥離シートの剥離剤面上に、SISを主体とするホッ
トメルト粘着剤(商標:ニッタイトH−6896、新田
ゼラチン(株)製)を塗工量が25g/m2となるよう
にホットメルトスロットダイコーター(商標:メルテッ
クスCL−2018S、ノードソン(株)製)で塗工し
た後、ニップロールにより透明PETフィルム50μm
(商標:ルミラー、東レ(株)製)を貼り合わせて粘着
ラベルを得た。
【0030】[比較例2]比較例1において、SISを
主体とするホットメルト粘着剤(商標:A−150、旭
化学合成(株)製)を使用した以外は、比較例1と同様
にして粘着ラベルを得た。
【0031】[比較例3]実施例1において、粘着剤塗
工後のインラインキュアを積算UV量100mJ/cm
2相当とした以外は、実施例1と同様にして粘着ラベル
を得た。以上の実施例および比較例で得た7種類の粘着
シートについて、下記に示す評価を実施した。結果を表
1に示す。
【0032】<粘着剤自着力>巾25mm、長さ150
mmの粘着シートサンプルを粘着剤層面同士圧着(2k
gロールで1往復)し、直後に引っ張り試験機(商標:
RTC−1210、オリエンテック製)にて剥離速度
0.1m/分でT字剥離した際の抵抗を測定した。
【0033】<保持力>粘着シートサンプルを25mm
×25mmの面積で研磨したSUS304鋼板に圧着し
た後、1kg荷重で60℃環境で保持し、サンプルがS
US鋼板から落下するまでの時間を測定した。
【0034】<剥離力>巾50mm、長さ100mmの
粘着シートサンプルの剥離シート面を板に固定し、表面
基材側を引っ張り試験機(商標:RTC−1210、オ
リエンテック製)にて剥離速度0.3m/分、180°
で剥がした際の剥離抵抗を測定した。
【0035】<ラベル打ち抜き加工時の粕切れとラベル
剥がれ>シール印刷機(商標:OPM−W150−3
S、恩田製作所製)を用いて平ダイでラベル打ち抜き加
工を行なった。打ち抜き条件は、加工速度200ショッ
ト/分で、粕切れ評価用には粕巾が5mmとなるような
刃形を、ラベル剥がれ評価用にはラベル寸法が直径15
mmφの円形の刃型を使用した。5000ショット加工
する際の粕切れの回数、ラベル剥がれ率を調べた。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の粘着シートは、有機溶剤を用い
ないという点で低環境負荷であるという利点を有するホ
ットメルト型粘着剤を用いた粘着シートにおいて、さら
に、ラベル打ち抜き加工適性にも優れたものである。し
たがって、作業効率が増し、不良率が低下するので、製
造コスト面でも有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA05 AA06 AA09 AA10 AA15 AA16 AB01 AB03 AB06 CA02 CA04 CA06 CB02 CC03 DA01 DB02 FA01 4J040 CA081 CA091 DE021 DF041 DM011 ED001 EG001 JB01 LA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面基材、粘着剤層、剥離シートが順次
    積層されてなる粘着シートにおいて、粘着剤層を形成す
    る粘着剤が、ホットメルト型粘着剤であり、粘着シート
    の粘着剤層同士を貼合しT字剥離した時の粘着剤自着力
    が500g以下/25mmであり、かつJIS Z02
    37に準拠する60℃での保持力が8時間以上であるこ
    とを特徴とする粘着シート。
  2. 【請求項2】 前記粘着剤が電離放射線架橋ホットメル
    ト型である、請求項1記載の粘着シート。
JP2001177085A 2001-06-12 2001-06-12 粘着シート Withdrawn JP2002363517A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004279470A (ja) * 2003-03-12 2004-10-07 Osaka Sealing Printing Co Ltd 装着ラベル
JP2007246827A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Aica Kogyo Co Ltd ホットメルト組成物
JP2010062103A (ja) * 2008-09-06 2010-03-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 接続部材、その形成方法,接続構造およびその形成方法

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