JP2002363170A - 茎葉枯凋剤 - Google Patents

茎葉枯凋剤

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JP2002363170A
JP2002363170A JP2001169271A JP2001169271A JP2002363170A JP 2002363170 A JP2002363170 A JP 2002363170A JP 2001169271 A JP2001169271 A JP 2001169271A JP 2001169271 A JP2001169271 A JP 2001169271A JP 2002363170 A JP2002363170 A JP 2002363170A
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Nobuaki Mito
信彰 水戸
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作物植物の茎葉部を乾燥させる優れた茎葉枯凋
剤、および、作物植物体の乾燥方法を提供すること。 【解決手段】下記式 【化1】 [式中、XはCH基または窒素原子を表し、Zはハロゲ
ン原子を表し、Aは酸素原子等を表し、R1はヒドロキ
シル基、C1〜C7アルコキシ基等を表し、R2は水素
原子またはメチル基を表し、R3は水素原子、ハロゲン
原子、C1〜C3アルキル基またはC1〜C3アルコキ
シ基を表す。]で示される化合物(I)を有効成分とし
て含有する作物植物体(ジャガイモ、ヒマワリ、ダイ
ズ、アブラナ、ソルガム等)の茎葉枯凋剤、該茎葉枯凋
剤を用いた作物植物体の乾燥方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジャガイモ、ヒマワ
リ、ダイズ、アブラナ、ソルガム等の作物植物の収穫の
際に、収穫を容易にしたり、収穫期の病害の発生を抑制
する為に、該作物植物体を乾燥させる作物植物体用の茎
葉枯凋剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ジャ
ガイモ、ヒマワリ、ダイズ、アブラナ、ソルガムなどの
作物の収穫作業を容易にするため、これら作物の植物体
の地上部を乾燥させる茎葉枯凋剤が用いられている。こ
うした茎葉枯凋剤を用いることにより、特に機械収穫を
行なう場合に収穫機の動作が容易になるなどの利点があ
る。また、該植物体の地上部を乾燥させることにより、
病害の発生を抑制することも可能となる。また、ヒマワ
リ等の作物では、収穫後油分を搾取する前に該作物を乾
燥させる必要があるが、収穫前に茎葉枯凋剤を該植物体
に散布し、種子の水分含量を下げることにより、油分搾
取前の乾燥コストを低減することができる。またダイ
ズ、アブラナ等では茎葉枯凋剤の該植物体への散布によ
り作物の熟化を促進し、均質に熟化した品質の高い収穫
物を得ることができる。このように収穫前に、これらの
植物体を乾燥させることはさまざまな利点があり、茎葉
枯凋剤として、ダイコート(diquat)等が用いら
れているが、より性能の高い茎葉枯凋剤が求められてい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、新規なジャ
ガイモ、ヒマワリ、ダイズ、アブラナ、ソルガム等を茎
葉枯凋剤の探索を鋭意行ったところ、下記式 [式中、XはCH基または窒素原子を表し、Zはハロゲ
ン原子を表し、Aは酸素原子、硫黄原子またはNH基を
表し、R1はヒドロキシル基、C1〜C7アルコキシ
基、C3〜C7アルケニルオキシ基、C3〜C7アルキ
ニルオキシ基、C5〜C7シクロアルコキシ基、{(C
1−C7アルコキシ)カルボニル}C1−C3アルコキ
シ基、(C1〜C7アルキルアミノ)オキシ基、{ジ
(C1〜C7アルキル)アミノ}オキシ基、(C3〜C
7アルキリデンアミノ)オキシ基、C1〜C7アルキル
アミノ基、ジ(C1〜C7アルキル)アミノ基、C3〜
C7アルケニルアミノ基、C3〜C7アルキニルアミノ
基、C5〜C7シクロアルキルアミノ基、{(C1−C
7アルコキシ)カルボニル}C1−C3アルキルアミノ
基または(C1−C7アルコキシ)アミノ基を表し、R
2は水素原子またはメチル基を表し、R3は水素原子、ハ
ロゲン原子、C1〜C3アルキル基またはC1〜C3ア
ルコキシ基を表す。]で示される化合物(I)が、作物
植物体に対して優れた乾燥作用を有する事を見出し、本
発明を完成させた。すなわち、本発明は化合物(I)を
有効成分として含有し、ジャガイモ、ヒマワリ、ダイ
ズ、アブラナ、ソルガム等の作物の収穫の前該植物体の
地上部を乾燥させる目的で使用する茎葉枯凋剤(以下、
本発明茎葉枯凋剤)を提供する。
【0004】
【発明実施の形態】本発明茎葉枯凋剤は、具体的には以
下に示すような方法で使用される。本発明茎葉枯凋剤の
散布時期は、気象条件、作物の生育条件により少々前後
することはあるが、概ね本発明茎葉枯凋剤が処理される
作物植物体の栄養生長が終わり、該植物体が成熟期にさ
しかかる時期に処理される。該植物体がジャガイモ植物
体である場合、本発明茎葉枯凋剤は望ましくは茎葉部黄
変期から収穫する日の3日前までの間、更に望ましくは
収穫する日の21日前〜3日前までの間に散布される。
該植物体がヒマワリ植物体である場合、望ましくはその
植物体が成熟し花の裏側の緑色部が黄変する時期、水分
含量を指標とした場合は種子の水分含量が20から50
重量%に達した時期に散布される。該植物体がダイズ植
物体である場合、本発明茎葉枯凋剤は望ましくはその植
物体が成熟し葉が茶色に変色し始める時期から収穫する
日の1週間前までの間に散布される。該植物体がアブラ
ナである場合、望ましくは種子の色が緑色から茶色に変
色し始める時期に処理される。
【0005】本発明茎葉枯凋剤は、通常、固体担体、液
体担体等と混合し、必要により界面活性剤、その他の製
剤用補助剤等を添加して、乳剤、水和剤、懸濁剤、水溶
剤等に製剤化して用いられる。これらの製剤中に化合物
(I)が一般に0.5〜80重量%、好ましくは1〜7
0重量%含有される。製剤化するに際し用いられる固体
担体としては、例えば粘土類(カオリナイト、珪藻土、
合成含水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸
性白土等)、タルク、その他の無機鉱物(セリサイト、
石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム等)、化
学肥料(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)などの微粉
末や粒状物が挙げられ、液体担体としては、例えば水、
アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類
(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン
等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン、メチルナフタレン等)、非芳香族炭化水素類
(ヘキサン、シクロヘキサン、ケロシン等)、エステル
類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセト
ニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジオ
キサン、ジイソプロピルエーテル等)、酸アミド類(ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ハロ
ゲン化炭化水素類(ジクロロエタン、トリクロロエチレ
ン等)などが挙げられる。
【0006】界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸
エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ−ル
スルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびその
ポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエー
テル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導
体などが挙げられる。その他の製剤用補助剤としては、
例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、アラビアガ
ム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導
体、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸等)などの固着剤や分
散剤、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT
(2,6―tert−ブチル−4―メチルフェノー
ル)、BHA(2−/3−tert−ブチル−4―メト
キシフェノール)、植物油、鉱物油、脂肪酸、脂肪酸エ
ステルなどの安定剤が挙げられる。
【0007】このようにして製剤化された本発明茎葉枯
凋剤は、水で希釈して植物体に散布される。本発明茎葉
枯凋剤の希釈に用いる水に、タンクミックスアジュバン
トを混合することにより、更に効果の増強が期待でき
る。化合物(I)の施用量は、製剤形態、施用時期、施
用場所、対象植物により変わり得るが、1ヘクタール当
り通常1〜500g、望ましくは1〜100gである。
【0008】本発明において、一般式(I)におけるZ
で示されるハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、沃素原子を意味し、R1で示されるC1〜C7
アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、1−メチル
プロポキシ基、2−メチルプロポキシ基、ペンチルオキ
シ基、1−メチルブトキシ基、2−メチルブトキシ基、
3−メチルブトキシ基、2,2−ジメチルプロポキシ
基、ヘキシルオキシ基、1−メチルペンチルオキシ基、
2−メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキ
シ基、4−メチルペンチルオキシ基、1,2−ジメチル
ブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジ
メチルブトキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、ヘプ
チルオキシ基等が挙げられ、R1で示されるC3〜C7
アルケニルオキシ基としては、2−プロペニルオキシ
基、3−ブテニルオキシ基、4−ペンテニルオキシ基、
3−メチル−3−ブテニルオキシ基、3−メチル−2−
ブテニルオキシ基等が挙げられ、R1で示されるC3〜
C7アルキニルオキシ基としては、2−プロピニルオキ
シ基等が挙げられ、R1で示されるC5〜C7シクロア
ルコキシ基としては、シクロペンチルオキシ基、シクロ
ヘキシルオキシ基等が挙げられ、R1で示される{(C
1−C7アルコキシ)カルボニル}C1−C3アルコキ
シ基としては、メトキシカルボニルメトキシ基、エトキ
シカルボニルメトキシ基、1−(メトキシカルボニル)
−1−メチルエトキシ基等が挙げられ、R1で示される
(C1〜C7アルキルアミノ)オキシ基としては、(メ
チルアミノ)オキシ基、(エチルアミノ)オキシ基等が
挙げられ、R1で示される{ジ(C1〜C7アルキル)
アミノ}オキシ基としては、(ジメチルアミノ)オキシ
基、(メチル−エチルアミノ)オキシ基等が挙げられ、
1で示される(C3〜C7アルキリデンアミノ)オキ
シ基としては、(イソプロピリデンアミノ)オキシ基等
が挙げられ、R1で示されるC1〜C7アルキルアミノ
基としては、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピ
ルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、
1−メチルプロピルアミノ基、2−メチルプロピルアミ
ノ基、ペンチルアミノ基、1−メチルブチルアミノ基、
2−メチルブチルアミノ基、3−メチルブチルアミノ
基、2,2−ジメチルプロピルアミノ基、ヘキシルアミ
ノ基等が挙げられ、R1で示されるジ(C1〜C7アル
キル)アミノ基としては、ジメチルアミノ基、ジエチル
アミノ基等が挙げられ、R1で示されるC3〜C7アル
ケニルアミノ基としては、2−プロペニルアミノ基等が
挙げられ、R1で示されるC3〜C7アルキニルアミノ
基としては、2−プロピニルアミノ基等が挙げられ、R
1で示されるC5〜C7シクロアルキルアミノ基として
は、シクロペンチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基
等が挙げられ、R1で示される{(C1−C7アルコキ
シ)カルボニル}C1−C3アルキルアミノ基としては
メトキシカルボニルメチルアミノ基が挙げられ、R1
示される(C1−C7アルコキシ)アミノ基としては、
メトキシアミノ基、エトキシアミノ基、イソプロポキシ
アミノ基等が挙げられ、R3で示されるハロゲン原子
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子を意味
し、R3で示されるC1〜C3アルキル基は、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基を意味し、
3で示されるC1〜C3アルコキシ基はメトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基を意味す
る。化合物(I)の中では、R1がメトキシ基またはエ
トキシ基、Zが塩素原子または臭素原子、および/また
はR3が水素原子である化合物が茎葉枯凋剤の有効成分
としてより好ましい。
【0009】化合物(I)は、例えば以下に示す方法
(製造法A)〜(製造法E)にしたがって製造すること
ができる。 (製造法A) [式中、X、Z、A、R2およびR3は前記と同じ意味を
表す。] 化合物(I−1)は、化合物(V)をジアゾ化剤と反応
させ(第1段階)た後、ハロゲン化物と反応させる(第
2段階)ことにより製造することができる。第1段階の
反応は、通常−20℃〜20℃の範囲で行われ、反応時
間は瞬時〜5時間である。反応に供されるジアゾ化剤と
しては、亜硝酸(亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩と酢
酸、塩酸等のプロトン酸から調製される);亜硝酸イソ
アミル、亜硝酸t−ブチル等の亜硝酸エステル等が挙げ
られる。通常は、化合物(V)と溶媒(例えば酢酸、ア
セトニトリル、水等)との混合物中に、ジアゾ化剤を滴
下するか、あるいは、該溶媒中でジアゾ化剤を調製する
ことにより反応を行う。試剤の量は、化合物(V)1モ
ルに対して、ジアゾ化剤は1モルが理論量であるが、反
応の状況に応じて適宜変更することも可能である。第1
段階の反応後、反応混合物は通常単離操作を行うことな
く、そのまま第2段階の原料として用いられる。第2段
階の反応は、通常0℃〜80℃の範囲で行われ、反応時
間は瞬時〜24時間である。反応に供されるハロゲン化
物としては、フッ化物(例えばテトラフルオロホウ
酸)、塩化物(例えば塩化銅[I])、臭化物(例えば
臭化銅[I])およびヨウ化物(例えばヨウ化カリウ
ム)が挙げられる。通常は、ハロゲン化物と溶媒(例え
ば酢酸、アセトニトリル、水等)との混合物中に、第1
段階にて得られた反応混合物を滴下することにより反応
を行う。試剤の量は、化合物(V)1モルに対して、ハ
ロゲン化剤は1モルが理論量であるが、反応の状況に応
じて適宜変更することも可能である。反応終了後は、例
えば反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出し、該有
機層を濃縮する等の操作により、目的とする化合物を得
ることができる。
【0010】(製造法B) [式中、Eは塩素原子または臭素原子を表し、Z、A、
1、R2およびR3は前記と同じ意味を表す。] 化合物(I−3)は、化合物(VI)と化合物(XX
I)とを、溶媒中、塩基の存在下に反応させることによ
り製造することができる。該反応の反応温度は、通常0
℃〜150℃の範囲であり、反応時間は通常瞬時〜24
時間である。反応に供される塩基としては、ピリジン、
キノリン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシ
クロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジ
アザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−
ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、4−ジメチル
アミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−
ジエチルアニリン、トリエチルアミン、トリ−n−プロ
ピルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩
基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム等の無機塩基が挙げられる。反応に
用いられる溶媒としては、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ベ
ンゾトリフルオリド等の芳香族ハロゲン化炭化水素類、
ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジグライム等のエーテル類、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエ
ステル類、ニトロメタン等のニトロ化合物、アセトニト
リル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N−メチル−2−ピロリドン等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物、あるいはそれ
らの混合物が挙げられる。試剤の量は、化合物(VI)
1モルに対して、化合物(XXI)は1モル、塩基は1
モルが理論量であるが、反応の状況に応じて適宜変更す
ることも可能である。反応終了後は、例えば反応混合物
を水に注加し、有機溶媒で抽出し、該有機層を濃縮する
等の操作により、目的とする化合物を得ることができ
る。目的物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作に
より、精製することも可能である。
【0011】(製造法C) [式中、E1はヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基
等の脱離基を表し、X、Z、A、R1、R2およびR3
前記と同じ意味を表す。] 化合物(I−3)は、化合物(XXV)と化合物(XX
VI)とを、溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より製造することができる。該反応の反応温度は、通常
0℃〜150℃の範囲であり、反応時間は通常瞬時〜2
4時間である。反応に供される塩基としては、ピリジ
ン、キノリン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5
−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,
4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、4−ジメ
チルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、トリエチルアミン、トリ−n−
プロピルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機
塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム等の無機塩基が挙げられる。反応に
用いられる溶媒としては、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ベ
ンゾトリフルオリド等の芳香族ハロゲン化炭化水素類、
ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジグライム等のエーテル類、メ
チルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエ
ステル類、ニトロメタン等のニトロ化合物、アセトニト
リル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N−メチル−2−ピロリドン等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の硫黄化合物、あるいはそれ
らの混合物が挙げられる。試剤の量は、化合物(XX
V)1モルに対して、化合物(XXVI)は1モル、塩
基は1モルが理論量であるが、反応の状況に応じて適宜
変更することも可能である。反応終了後は、例えば反応
混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出し、該有機層を濃
縮する等の操作により、目的とする化合物を得ることが
できる。目的物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操
作により、精製することも可能である。
【0012】(製造法D) [式中、X、Z、A、R1、R2およびR3は前記と同じ
意味を表す。] 化合物(I−2)は、化合物(I−1)と化合物(X
X)とを反応させることにより製造することができる。
本反応は、触媒として酸または塩基を存在させて行うこ
ともできる。該反応の温度は、通常20℃〜150℃の
範囲であり、反応時間は通常瞬時から24時間である。
必要に応じて用いられる酸としては、メタンスルホン酸
等の有機プロトン酸、硫酸等の無機プロトン酸が挙げら
れる。塩基としては、ピリジン等の有機塩基、炭酸ナト
リウム等の無機塩基が挙げられる。試剤の量は、化合物
(I−1)1モルに対して、化合物(XX)は1モル〜
過剰量である。反応に際しては、該反応において不活性
な溶媒を使用することも可能である。反応時、副生する
メタノールを留去させて系外に除去すること等により、
反応速度を向上させることも可能である。反応終了後
は、例えば反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出
し、該有機層を濃縮する等の操作により、目的とする化
合物を得ることができる。目的物は、クロマトグラフィ
ー、再結晶等の操作により、精製することも可能であ
る。
【0013】(製造法E)また、化合物(I−2)は、
化合物(I−4)と化合物(XX)とを、脱水条件下に
反応させることによっても製造することができる。 [式中、X、Z、A、R1、R2およびR3は前記と同じ
意味を表す。]
【0014】化合物(V)は、以下に示す方法により製
造することができる。 [式中、X、A、R2およびR3は前記と同じ意味を表
す。] 第1工程:化合物(II)と化合物(III)とから、
化合物(IV)を製造する工程 化合物(IV)は、化合物(II)と化合物(III)
とを、溶媒中に塩基の存在下に反応させることにより製
造することができる。該反応の反応温度は、通常0℃〜
150℃の範囲であり、反応時間は通常瞬時〜24時間
である。反応に供される塩基としては、ピリジン、キノ
リン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザ
ビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン、1,4−ジア
ザビシクロ[2.2.2]オクタン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエ
チルアニリン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム等の無機塩基が挙げられる。反応に用いられ
る溶媒としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド
類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の硫黄化合
物、あるいはそれらの混合物が挙げられる。試剤の量
は、化合物(III)1モルに対して、化合物(II)
は1モル、塩基は1モルが理論量であるが、反応の状況
に応じて適宜変更することも可能である。反応終了後
は、例えば反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出
し、該有機層を濃縮する等の操作により、目的とする化
合物を得ることができる。目的物は、クロマトグラフィ
ー、再結晶等の操作により、精製することも可能であ
る。
【0015】第2工程:化合物(IV)から、化合物
(V)を製造する工程 化合物(V)は、化合物(IV)を、プロトン酸の存在
下に鉄粉と反応させることにより製造することができ
る。該反応の温度は、通常0℃〜100℃の範囲であ
り、反応時間は通常瞬時〜24時間である。反応に供さ
れるプロトン酸としては、酢酸、プロピオン酸等の有機
プロトン酸、塩酸等の無機プロトン酸が挙げられる。試
剤の量は、化合物(IV)1モルに対して、鉄粉は3モ
ル〜過剰量、酸は3モル〜過剰量であるが、反応の状況
に応じて適宜変更することも可能である。反応に際して
は、該反応において不活性な溶媒を使用することも可能
である。反応終了後は、例えば反応混合物を濾過した後
に、水に注加し、中和した後に有機溶媒で抽出し、該有
機層を濃縮する等の操作により、目的とする化合物を得
ることができる。目的物は、クロマトグラフィー、再結
晶等の操作により、精製することも可能である。
【0016】化合物(II)は、公知の方法に準じて製
造することができる。化合物(III)は、以下に示す
方法により製造することができる。 [式中、X、A、R2およびR3は前記と同じ意味を表
す。] 第1工程:化合物(XIII)と化合物(XIV)とか
ら、化合物(XV)を製造する工程 化合物(XV)は、化合物(XIII)と化合物(XI
V)とを溶媒中、塩基の存在下に反応させることにより
製造することができる。 第2工程:化合物(XV)から、化合物(XVI)を製
造する工程 化合物(XVI)は、化合物(XV)を還元(例えば、
鉄還元{Fe/酢酸}や水素添加{Pd−C/水素}等
の方法)することにより製造することができる。 第3工程:化合物(XVI)から、化合物(XVII)
を製造する工程 化合物(XVII)は、化合物(XVI)をジアゾ化剤
(亜硝酸{亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩と酢酸、塩酸
等のプロトン酸から調製される}、亜硝酸エステル{亜
硝酸イソアミル、亜硝酸t−ブチル等}が挙げられる)
と反応させた後、無水酢酸と反応させることにより製造
することができる。 第4工程:化合物(XVII)から、化合物(III)
を製造する工程 化合物(III)は、化合物(XVII)を選択的加水
分解することにより製造することができる。
【0017】化合物(XXV)は、参考製造例8、9に
記載の方法に準じて製造することができる。化合物(X
X)、化合物(XXI)、化合物(XXVI)および化
合物(XIV)は、市販の化合物を使用することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明について、具体的な例にて詳し
く説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるも
のではない。まず、化合物(I)の製造例を記載する。
尚、化合物(I)は番号にて特定するが、該番号は後記
の表1〜表3に記載の番号である。
【0019】製造例1:化合物a−5の製造 [2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[2,6−ジ
オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6
−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}フ
ェノキシ]酢酸メチル0.93g、炭酸カリウム0.3
1g、N,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合物
に、ヨウ化メチル0.58gを加え、室温下で2時間攪
拌した。ここに希塩酸50mlを加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し、残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、[2−{2−クロロ
−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ
−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テト
ラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}フェノキ
シ]酢酸メチル[化合物a−5](0.82g)を得
た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.49−3.50(m,3H),3.73
(s,3H),4.66(s,2H),6.28(s,
1H),6.76(d,1H,J=6.6Hz),6.
9−7.2(m,4H),7.36(d,1H,J=
8.9Hz)
【0020】製造例2:化合物a−6の製造 [3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[2,6−ジ
オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6
−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−
2−ピリジルオキシ]酢酸メチル0.10g、アセトニ
トリル1mlと炭酸カリウム31mgの混合物に、ヨウ
化メチル32mgを加え、室温にて1.5時間攪拌し
た。その後、ヨウ化メチル64mgを加え、50℃にて
1時間攪拌した。該混合物を濾過した後、濾液を減圧条
件下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、[3−{2−クロロ−4−フルオロ−5
−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオ
ロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン
−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸
メチル〔化合物a−6〕97mgを得た。
【0021】製造例3:化合物a−5の製造 亜硝酸イソアミル11.02gとアセトニトリル45m
lの混合物を[2−{2−アミノ−4−フルオロ−5−
[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロ
メチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−
1−イル]フェノキシ}フェノキシ]酢酸メチル15.
16g、塩化銅[I]6.21g、塩化銅[II]12.65
g、アセトニトリル250mlの混合物に室温で滴下
し、2時間攪拌した。該反応液を2%塩酸に注加し、酢
酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、[2−{2−ク
ロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオ
キソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−
テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}フェ
ノキシ]酢酸メチル〔化合物a−5〕13gを得た。
【0022】製造例4:化合物a−6の製造 亜硝酸イソアミル88mgを[3−{2−アミノ−4−
フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジル
オキシ]酢酸メチル0.24g、塩化銅[I]99mg、
塩化銅[II]0.20g、アセトニトリル2.5mlの混
合物に室温で滴下し、1時間攪拌した。該反応液を2%
塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、[3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸メチル
〔化合物a−6〕0.21gを得た。 融点:52.2℃1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.50(q,3H,J=1.0Hz),3.7
0(s,3H),4.90(d,1H,J=15.8H
z),4.97(d,1H,J=15.8Hz),6.
29(s,1H),6.9−7.0(m,2H),7.
32(dd,1H,J=7.7,1.9Hz),7.3
7(d,1H,J=8.7Hz),7.92(dd,1
H,J=4.9,1.9Hz)
【0023】製造例5:化合物b−6の製造 亜硝酸イソアミル18mgを2−[3−{2−アミノ−
4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−
4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラ
ヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリ
ジルオキシ]プロピオン酸メチル0.16g、塩化銅
[I]63mg、塩化銅[II]129mg、アセトニトリル
1.5mlの混合物に0℃で滴下し、1時間攪拌した
後、室温にて更に1時間攪拌した。該反応液を1N塩酸
と氷の混合物に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、2−[3−{2−クロロ−4−フルオロ−
5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフル
オロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジ
ン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]プ
ロピオン酸メチル〔化合物b−6〕0.12gをジアス
テレオ異性体混合物として得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.51(d,3/2H,J=7.0Hz),
1.52(d,3/2H,J=7.0Hz),3.50
(S,3H),3.67(s,3H),5.29(q,
1/2H,J=7.0Hz),5.30(q,1/2
H,J=7.0Hz),6.28(s,1/2H),
6.29(s,1/2H),6.8−7.0(m,2
H),7.3−7.4(m,2H),7.8−7.9
(m,1H)
【0024】製造例6:化合物b−10の製造 亜硝酸イソアミル10.99gのアセトニトリル10m
lの溶液を、2−[3−{2−アミノ−4−フルオロ−
5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフル
オロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジ
ン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]プ
ロピオン酸エチル15.46g、塩化銅[I]6.19
g、塩化銅[II]12.61gとアセトニトリル120m
lの混合物に室温にて加え、3時間攪拌した。反応混合
物を、氷と塩酸の混合物に注加し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、2−[3−{2−クロロ−4−フ
ルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジル
オキシ]プロピオン酸エチル〔化合物b−10〕13.
16gを得た。
【0025】製造例7:化合物a−8の製造 亜硝酸イソアミル92mgを[3−{2−アミノ−4−
フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジル
チオ]酢酸メチル0.26g、塩化銅[I]0.10g、
塩化銅[II]0.21g、アセトニトリル2.5mlの混
合物に室温で滴下し、1時間攪拌した。該反応液を2%
塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、[3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}−2−ピリジルチオ]酢酸メチル〔化
合物a−8〕0.10gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.54(s,3H),3.75(s,3H),
4.01(s,2H),6.33(s,1H),6.9
−7.0(m,3H),7.42(d,1H,J=9.
0Hz),8.20(dd,1H,J=4.1,2.2
Hz)
【0026】製造例8:化合物a−108の製造 亜硝酸イソアミルを[3−{2−アミノ−4−フルオロ
−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフ
ルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミ
ジン−1−イル]フェノキシ}−6−クロロ−2−ピリ
ジルオキシ]酢酸メチル、塩化銅[I]、塩化銅[II]、ア
セトニトリルの混合物に室温で滴下し、1時間攪拌す
る。該反応液を2%塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出す
る。該有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、[3−{2−クロロ−4−フル
オロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(ト
リフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピ
リミジン−1−イル]フェノキシ}−6−クロロ−2−
ピリジルオキシ]酢酸メチル〔化合物a−108〕を得
る。
【0027】製造例9:化合物a−118の製造 亜硝酸イソアミルを[3−{2−アミノ−4−フルオロ
−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフ
ルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミ
ジン−1−イル]フェノキシ}−6−メトキシ−2−ピ
リジルオキシ]酢酸メチル、塩化銅[I]、塩化銅[II]、
アセトニトリルの混合物に室温で滴下し、1時間攪拌す
る。該反応液を2%塩酸に注加し、酢酸エチルで抽出す
る。該有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、[3−{2−クロロ−4−フル
オロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(ト
リフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピ
リミジン−1−イル]フェノキシ}−6−メトキシ−2
−ピリジルオキシ]酢酸メチル〔化合物a−118〕を
得る。
【0028】製造例10:化合物b−5の製造 2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェ
ノキシ}フェノール0.23gをN,N−ジメチルホル
ムアミド6mlに溶解し、炭酸カリウム0.22gを加
え、室温攪拌下に、2−ブロモプロピオン酸メチル0.
13gを加えた後、80℃で3時間攪拌した。反応液を
室温に冷却した後、該反応液を氷水に注加し、酢酸エチ
ルで抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、2−[2−{2−クロ
ロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキ
ソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テ
トラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}フェノ
キシ]プロピオン酸メチル〔化合物b−5〕0.23g
を得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):1.47(d,3H,J=6.8Hz ),3.
50(q,3H,J=0.7Hz),3.6−3.8
(m,3H),4.6−4.8(m,1H),6.28
(s,1H),6.7−6.8(m,1H),6.8−
6.9(m,1H),6.9−7.1(m,1H),
7.1−7.2(m,2H),7.3−7.4(m,1
H)
【0029】製造例11:化合物a−121の製造 2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェ
ノキシ}フェノール0.20gをN,N−ジメチルホル
ムアミド2mlに溶解し、炭酸カリウム0.083gを
加え、50分室温で攪拌した。ここにクロロ酢酸t−ブ
チル0.077gを加え、40〜60℃で2時間攪拌し
た。放冷後、反応液に氷水を注加し、酢酸エチルと飽和
食塩水を加えた後に分液した。該有機層を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:n−
ヘキサン/酢酸エチル=6/1)に付し、[2−{2−
クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジ
オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6
−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}フ
ェノキシ]酢酸t−ブチル〔化合物a−121〕0.3
9gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):1.44(s,9H),3.49(d,3H,J=
1.1Hz),4.53(s,2H),6.27(s,1
H),6.80(d,1H,J=6.6Hz),6.8〜
7.2(m,4H),7.35(d,1H,J=8.9
Hz) 融点:55.6℃
【0030】製造例10および製造例11に記載と同様
な方法にて製造された化合物の物性値を以下に示す。 2−[2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}フェノキシ]プロピオン酸エチル〔化
合物b−9〕1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):1.23(t,3H,J=7.1Hz),1.4
7(d,3H,J=6.8Hz ),3.50(s,3
H),4.1−4.3(m,2H),4.6−4.8
(m,1H),6.3−6.4(m,1H),6.7−
7.0(m,3H),7.0−7.2(m,2H),
7.3−7.4(m,1H)
【0031】 [2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}フェノキシ]酢酸エチル〔化合物a−9〕1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.26(t,3H,J=7.1Hz),3.5
0(s,3H),4.19(q,2H,J=7.2H
z),4.64(s,2H),6.28(s,1H),
6.7−6.8(m,1H),6.9−7.2(m,4
H),7.36(d,1H,J=8.8Hz)
【0032】製造例12:化合物a−28の製造 [3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸メチル〔化合
物a−6〕0.30g、炭酸ナトリウム0.06gおよ
びシクロペンタノール3.0mlの混合物を、100℃
にて1.5時間、その後120℃にて2時間攪拌した。
反応液を室温まで冷却した後、該反応液を水に注加し、
酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、[3−
{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,
6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキ
シ}−2−ピリジルオキシ]酢酸シクロペンチル0.1
5g〔化合物a−28〕を得た。
【0033】製造例13:化合物a−10の製造 [3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸メチル〔化合
物a−6〕0.60g、炭酸ナトリウム0.13gおよ
びエタノール7.0mlの混合物を2時間加熱還流し
た。室温に冷却した後、溶媒を減圧下に留去し、得られ
た残査をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、[3−
{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,
6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキ
シ}−2−ピリジルオキシ]酢酸エチル〔化合物a−1
0〕0.55gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):1.25(t,3H,J=7.1Hz),3.5
0(q,3H,J=1.2Hz),4.16(q,2
H,J=7.1Hz),4.88(d,1H,J=1
5.9Hz),4.96(d,1H,J=15.9H
z),6.29(s,1H),6.9−7.0(m,2
H),7.3−7.4(m,2H),7.9−8.0
(m,1H)
【0034】製造例14:化合物a−14の製造 [3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸メチル〔化合
物a−6〕0.60g、炭酸ナトリウム0.13g、n
−プロパノール7.0mlの混合物を、還流条件下に2
時間攪拌した。室温まで冷却した後、減圧条件下に溶媒
を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、[3−{2−クロロ−4−フルオロ−
5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフル
オロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジ
ン−1−イル]フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢
酸プロピル〔化合物a−14〕を得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):0.89(t,3H,J=7.3Hz),1.6
3(qt,2H,J=7.3,6.5Hz),3.50
(q,3H,J=0.8Hz),4.06(t,2H,
J=6.5Hz),4.89(d,1H,J=16.0
Hz),4.97(d,1H,J=16.0Hz),
6.28(s,1H),6.91(dd,1H,J=
7.8,5.0Hz),6.93(d,1H,J=6.
5Hz),7.31(dd,1H,J=7.8,1.6
Hz),7.36(d,1H,J=8.9Hz),7.
91(dd,1H,J=5.0,1.6Hz)
【0035】製造例15:化合物a−20の製造 [3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸メチル〔化合
物a−6〕0.30g、炭酸ナトリウム0.06gおよ
びn−ペンタノール3.0mlの混合物を100℃で
1.5時間攪拌した。室温に冷却した後、該反応液を水
に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、[3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]酢酸ペンチル
〔化合物a−20〕0.07gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):0.88(t,3H,J=6.6Hz),1.2
−1.4(m,4H),1.5−1.7(m,2H),
3.50(q,3H,J=1.0Hz),4.0−4.
2(m,2H),4.8−5.1(m,2H),6.2
9(s,1H),6.9−7.0(m,2H),7.2
8(dd,1H,J=7.9,1.4Hz),7.37
(d,1H,J=9.0Hz),7.91(dd,1
H,J=4.9,1.4Hz)
【0036】製造例16:化合物b−19の製造 2−[2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}フェノキシ]プロピオン酸〔化合物b
−1〕をテトラヒドロフランに溶解し、攪拌下に塩化チ
オニルを加えた後、還流条件下で加熱攪拌する。その後
放冷し、濃縮後、テトラヒドロフランに溶解する(以
下、溶液Aと記す。)。1−ペンチルアルコールにテト
ラヒドロフランを加え、溶液Aを加えた後、ピリジンを
加える。室温で攪拌した後、反応液に2%塩酸水を注加
し、酢酸エチルで抽出する。該有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮する。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘ
キサン/酢酸エチル=5/1)に付し、2−[2−{2
−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−
ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,
6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}
フェノキシ]プロピオン酸ペンチル〔化合物b−19〕
を得る。
【0037】製造例17:化合物a−21の製造 [2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}フェノキシ]酢酸〔化合物a−1〕1.0
gをテトラヒドロフランに溶解し、攪拌下に塩化チオニ
ル0.7mlを加えた後、還流条件下で2時間加熱攪拌
した。その後放冷し、濃縮後、テトラヒドロフラン3m
lに溶解した(以下、溶液Bと記す。)。アリルアルコ
ール0.05gにテトラヒドロフラン0.7mlを加
え、溶液Bを3等分したものを加えた後、ピリジン0.
17mlを加えた。室温で2時間攪拌した後、反応液に
2%塩酸水を注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した
後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)に付
し、[2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}フェノキシ酢酸]アリル〔化合物a−
21〕0.08gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.50(d,3H,J=1.2Hz),4.62
〜4.64(m,2H),4.68(s,2H),5.
22〜5.32(m,2H),5.8〜6.0(m,1
H),6.28(s,1H),6.76(d,1H,J=
6.5Hz),6.91〜7.14(m,4H),7.
35(d,1H,J=8.6Hz)
【0038】製造例18:化合物a−123の製造 [2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}フェノキシ]酢酸〔化合物a−1〕1.5
gをテトラヒドロフラン6mlに溶解し、攪拌下に塩化
チオニル1mlを加えた後、還流条件下で2時間10分
加熱攪拌した。その後放冷し、濃縮後、テトラヒドロフ
ラン3mlに溶解した(以下、溶液Cと記す。)。イソ
ブチルアルコール0.273gにテトラヒドロフラン1
mlを加え、溶液Cを3等分したものを加えた後、ピリ
ジン0.25mlを加えた。その後、室温で2時間攪拌
した後、反応液に2%塩酸水を注加し、酢酸エチルを加
えた後分液し、該有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、濃縮した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=6/1)に付し、[2−{2−クロロ−4−フ
ルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル]フェノキシ}フェノキシ]酢
酸イソブチル〔化合物a−123〕0.34gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):0.89(d,6H,J=6.7Hz),1.8〜
2.0(m,1H),3.50(d,3H,J=1.2H
z),3.92(d,2H,J=6.7Hz),4.67
(s,2H),6.28(s,1H),6.77(d,1
H,J=6.6Hz),6.85〜7.15(m,4
H),7.36(d,1H,J=8.9Hz)
【0039】製造例19:化合物a−104の製造 1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチル
カルボジイミド塩酸塩0.13gを、[3−{2−クロ
ロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキ
ソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テ
トラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−
ピリジルオキシ]酢酸〔化合物a−2〕0.30g、o
−メチルヒドロキシルアミン56mg、トリエチルアミ
ン68mgとN,N−ジメチルホルムアミド2mlの混
合物に室温にて加え、2時間攪拌した。該混合物を水に
注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、N−メトキシ−[3−{2
−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−
ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,
6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}
−2−ピリジルオキシ]酢酸アミド〔化合物a−10
4〕90mgを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.52(s,3H),3.74(s,3H),
4.87(s,2H),6.32(s,1H),6.7
1(d,1H,J=6.0Hz),6.99(dd,1
H,J=7.6,5.0Hz),7.38(dd,1
H,J=7.6,1.7Hz),7.44(d,1H,
J=8.7Hz),8.00(dd,1H,J=5.
0,1.7Hz),8.7−9.0(bs,1H)
【0040】製造例20:化合物a−32の製造 1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチル
カルボジイミド塩酸塩0.13gを、[3−{2−クロ
ロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキ
ソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テ
トラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−
ピリジルオキシ]酢酸〔化合物a−2〕0.30g、グ
リコール酸メチル60mgとN,N−ジメチルホルムア
ミド2mlの混合物に室温にて加え、1.5時間攪拌し
た。該混合物を水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、[3−
{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,
6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキ
シ}−2−ピリジルオキシ]アセトキシ酢酸メチル〔化
合物a−32〕0.18gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.50(s,3H),3.74(s,3H),
4.65(s,2H),5.01(d,1H,J=1
6.2Hz),5.09(d,1H,J=16.2H
z),6.28(s,1H),6.88(d,1H,J
=6.7Hz),6.93(dd,1H,J=7.8,
4.9Hz),7.32(dd,1H,J=7.8,
1.4Hz),7.37(d,1H,J=9.0H
z),7.93(dd,1H,J=4.9,1.4H
z)
【0041】製造例21:化合物a−98の製造 1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチル
カルボジイミド塩酸塩0.13gを、[3−{2−クロ
ロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキ
ソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テ
トラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−
ピリジルオキシ]酢酸〔化合物a−2〕0.30g、ア
セトンオキシム49mgとN,N−ジメチルホルムアミ
ド2mlの混合物に室温にて加え、2時間攪拌した。該
混合物を水に注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、アセトン=O
−[3−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチ
ル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}−2−ピリジルオキシ]アセチルオキシム
〔化合物a−98〕0.16gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.94(s,3H),2.01(s,3H),
3.49(s,3H),5.0−5.2(m,2H),
6.27(s,1H),6.92(dd,1H,J=
7.8,4.9Hz),6.98(d,1H,J=6.
5Hz),7.3−7.4(m,2H),7.92
(d,1H,J=4.9Hz)
【0042】次に、化合物(I)の製第1工程造中間体
の製造例を記載する。 参考製造例1 第1工程: 2−ベンジルオキシフェノール4.05gとN,N−ジ
メチルホルムアミド9.5mlの混合物を、氷冷下、水
素化ナトリウム0.80gとN,N−ジメチルホルムア
ミド20mlの混合物に滴下し、30分攪拌した。2,
5−ジフルオロ−4−[3−メチル−2,6−ジオキソ
−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テト
ラヒドロピリミジン−1−イル]ニトロベンゼン7.1
gとN,N−ジメチルホルムアミド17mlの混合物を
同温度にて滴下し、1時間攪拌した。該反応液を氷水に
注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を1N塩酸で
1回、飽和食塩水で1回、順次洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、2−(2−ベンジルオキシフェ
ノキシ)−5−フルオロ−4−[3−メチル−2,6−
ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,
6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]ニトロベンゼ
ン8.6gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.52(q,3H,J=1.1Hz),5.0
1(s,2H),6.31(s,1H),6.81
(d,1H,J=6.0Hz),6.9−7.1(m,
2H),7.1−7.4(m,7H),7.78(d,
1H,J=8.7Hz)
【0043】第2工程 鉄粉8.6g、酢酸27mlおよび水2.7mlの混合
物に、2−(2−ベンジルオキシフェノキシ)−5−フル
オロ−4−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(ト
リフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピ
リミジン−1−イル]ニトロベンゼン8.6gの酢酸2
3ml溶液を、反応液の温度を35℃以下に保ちつつ滴
下した。滴下終了後、2時間攪拌を続けた後、反応液を
セライト濾過し、酢酸エチルで希釈した。混合物を飽和
重曹水で中和し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥、濃縮後、得られた残査をシリカ
ゲルクロマトグラフィーに付し、2−(2−ベンジルオ
キシフェノキシ)−5−フルオロ−4−[3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]アニ
リン6.46gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.50(q,3H,J=1.2Hz),5.0
6(s,2H),6.29(s,1H),6.57(d
d,1H,J=8.5,1.6Hz),6.9−7.0
(m,1H),7.0−7.1(m,3H),7.2−
7.4(m,6H)
【0044】第3工程: 亜硝酸イソアミル4.46gを2−(2−ベンジルオキ
シフェノキシ)−5−フルオロ−4−[3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]アニ
リン6.46g、塩化銅[I]2.45g、塩化銅[II]
5.04g、アセトニトリル90mlの混合物に室温で
滴下し、1時間攪拌した。該反応液を2%塩酸に注加
し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、(〔2−
{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−2,
6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェノキ
シ}フェノキシ〕メチル)ベンゼン4.6gを得た。融
点:50.8℃
【0045】第4工程 (〔2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチ
ル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}フェノキシ〕メチル)ベンゼン4.5g
に、酢酸エチル230ml及び10%パラジウム/炭素
0.46gを加え、水素雰囲気下に室温で5時間攪拌し
た。反応系を窒素置換した後、反応液をセライト上で濾
過し、ろ液を濃縮して、2−{2−クロロ−4−フルオ
ロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリ
フルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリ
ミジン−1−イル]フェノキシ}フェノール3.57g
を得た。 融点:55.4℃
【0046】参考製造例2 2−[2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}フェノキシ]プロピオン酸メチル0.
365gを1,4−ジオキサン4mlに溶解し、攪拌下
に濃塩酸1mlと水1mlの混合溶液を加えた後、還流
条件下で5時間45分、加熱攪拌した。その後放冷し、
反応液に氷水を注加し、酢酸エチルと飽和食塩水を加え
た後分液し、該有機層に炭酸水素ナトリウム水を加えた
後分液し、該水層に塩酸水を加えて酸性にした後、酢酸
エチルを加えた後分液し、該有機層を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮し、2−[2
−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]フェ
ノキシ}フェノキシ]プロピオン酸0.183gを得
た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):1.53(d,3H,J=6.9Hz),3.51
(s,3H),4.76〜4.83(m,1H),6.3
2(d,1H,J=3.5Hz),6.63〜6.67
(m,1H),7.0〜7.1(m,2H),7.1〜
7.2(m,2H),7.38(d,1H,J=9.0
Hz)
【0047】参考製造例3 [2−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[3−メチル
−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
フェノキシ}フェノキシ]酢酸メチル0.4gを1,4
−ジオキサン4mlに溶解し、攪拌下濃塩酸1mlと水
1mlの混合溶液を加えた後、還流条件下で12時間加
熱攪拌した。その後放冷し、反応液に氷水を注加し、酢
酸エチルと飽和食塩水を加えた後分液し、該有機層に炭
酸水素ナトリウム水を加えた後分液し、該水層に塩酸水
を加えて酸性にした後、酢酸エチルを加えた後分液し、
該有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した後、濃縮し、[2−{2−クロロ−4−フルオロ
−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフ
ルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミ
ジン−1−イル]フェノキシ}フェノキシ]酢酸0.2
52gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.50(d,3H,J=1.2Hz),4.66
(s,2H),6.31(s,1H),6.69(d,1
H,J=6.5Hz),6.98〜7.20(m,4
H),7.38(d,1H,J=8.8Hz)
【0048】参考製造例4 第1工程: 2−メトキシフェノール2.73gと炭酸カリウム5.
5gをN,N−ジメチルホルムアミド20ml中に加え
60℃に昇温した。その混合物中へN−(2,5−ジフ
ルオロ−4−ニトロフェニル)アセトアミド4.3gと
N,N−ジメチルホルムアミド30mlから成る溶液を
60〜65℃の温度で滴下した。1時間保温攪拌後、室
温まで冷却し、水にあけ酢酸エチルで抽出し有機層を希
塩酸洗浄、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮してN
−[2−フルオロ−5−(2−メトキシフェノキシ)−
4−ニトロフェニル]アセトアミド5.52gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3)δ(pp
m):2.16(3H,s),3.78(3H,s),
6.85〜7.22(4H,m),7.75〜7.83
(1H,br),7.83(1H,d,J=10.7H
z),8.04(1H,d,J=6.9Hz)
【0049】第2工程 N−[2−フルオロ−5−(2−メトキシフェノキシ)
−4−ニトロフェニル]アセトアミド5.4gを塩化メ
チレン50mlに溶解させた後、三臭化ホウ素4.7g
を氷冷下で加えた。同温度で2時間攪拌後、濃塩酸を加
え水にあけ酢酸エチルで抽出し有機層を水洗し、硫酸マ
グネシウムで乾燥、濃縮し、得られた結晶をt−ブチル
メチルエーテルで洗浄してN−[2−フルオロ−5−
(2−ヒドロキシフェノキシ)−4−ニトロフェニル]
アセトアミド3.2gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3)δ(pp
m):2.20(3H,s),6.33(1H,b
s),6.86〜7.23(4H,m),7.63(1
H,bs),7.81(1H,d,J=10.3H
z),8.34(1H,d,J=6.7Hz)
【0050】第3工程 N−[2−フルオロ−5−(2−ヒドロキシフェノキ
シ)−4−ニトロフェニル]アセトアミド3.02gを
N,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解させた
後、炭酸カリウム1.5gを加え室温で1時間攪拌し
た。その後、ブロモ酢酸メチル1.6gを室温で加え
た。同温度で2時間攪拌後、水にあけ酢酸エチルで抽出
し有機層を希塩酸洗浄、水洗、硫酸マグネシウムで乾
燥、濃縮し、得られた結晶をt−ブチルメチルエーテル
で洗浄して[2−(5−アセチルアミノ−4−フルオロ
−2−ニトロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチル3.
01gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3)δ(pp
m):2.16(3H,s),3.73(3H,s),
4.62(2H,s),6.95〜7.26(4H,
m),7.71(1H,bs),7.85(1H,d,
J=10.7Hz),8.06(1H,d,J=6.9
Hz)
【0051】第4工程 酢酸40mlと水40mlの混合物中に鉄粉2.2gを
加え80℃に昇温した。その混合溶液中へ[2−(5−
アセチルアミノ−4−フルオロ−2−ニトロフェノキ
シ)フェノキシ]酢酸メチル3.0gを添加し30分間
加熱還流した。その後、水にあけ酢酸エチルで抽出し有
機層を水洗、飽和重曹水洗浄、硫酸マグネシウムで乾
燥、濃縮して[2−(5−アセチルアミノ−2−アミノ
−4−フルオロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチル
2.01gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3)δ(pp
m):2.11(3H,s),3.31〜4.15(2
H,br),3.76(3H,s),4.71(2H,
s),6.54(1H,d,J=11.9Hz),6.
90〜7.01(4H,m),7.17(1H,b
s),7.69(1H,d,J=7.5Hz)
【0052】第5工程: 濃塩酸30mlに[2−(5−アセチルアミノ−2−ア
ミノ−4−フルオロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチ
ル2.0を加え室温で1時間攪拌した。その後、亜硝酸
ナトリウム0.42gと水3mlから成る水溶液を氷冷
下で加えた。同温度で1時間攪拌後、t−ブチルメチル
エーテル40mlを加えさらに塩化銅[I]0.85gを
加えた。30分攪拌した後、水を加えt−ブチルメチル
エーテルで抽出し、有機層を水洗、硫酸マグネシウムで
乾燥、濃縮し、得られた残査をカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒;ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製
して[2−(5−アセチルアミノ−2−クロロ−4−フ
ルオロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチル0.52g
を得た。 融点:138.9℃
【0053】第6工程: 三フッ化ホウ素メタノール錯体・メタノール溶液10m
l中に[2−(5−アセチルアミノ−2−クロロ−4−
フルオロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチル0.25
gを加え3時間加熱攪拌した。その後、反応液を濃縮
し、残査を酢酸エチルに溶解し飽和重曹水洗浄、硫酸マ
グネシウムで乾燥、濃縮し[2−(5−アミノ−2−ク
ロロ−4−フルオロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチ
ル0.2gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3)δ(pp
m):3.74(3H,s),3.86(2H,b
r),4.70(2H,s),6.36(1H,d,J
=8.21Hz),6.83〜7.09(5H,m)
【0054】参考製造例5 2,4,5−トリフルオロニトロベンゼン1.77gと
3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメ
チル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン1.
94gをジメチルスルホキシド10mlに溶解し、室温
で無水炭酸カリウム1.52gを加えた後、80℃で1
時間攪拌した。反応液を室温に冷却した後、該反応液を
氷水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、2,5−ジフルオロ−4−[3−メチル−2,6−
ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,
6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]ニトロベンゼ
ン1.51gを得た。 融点:150℃
【0055】参考製造例6 (2−ヒドロキシフェノキシ)酢酸メチル15.16
g、2,5−ジフルオロ−4−[3−メチル−2,6−
ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,
6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]ニトロベンゼ
ン29.23g、無水炭酸カリウム11.5gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド160mlの混合物を室
温で30分攪拌後、70℃で3時間攪拌した。(2−ヒ
ドロキシフェノキシ)酢酸メチル5gを追加し1時間攪
拌した。該反応液を2%塩酸水に注加し、酢酸エチルで
抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥、濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、[2−{4−フルオロ−5
−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオ
ロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン
−1−イル]−2−ニトロフェノキシ}フェノキシ]酢
酸メチル17.8gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.50(q,3H,J=1.0Hz),3.7
0(s,3H),4.63(s,2H),6.28
(s,1H),6.88(d,1H,J=8.4H
z),6.93(d,1H,J=6.0Hz),7.0
−7.1(m,1H),7.1−7.3(m,2H),
7.87(d,1H,J=8.7Hz)
【0056】参考製造例7 鉄粉19g、酢酸60mlおよび水6mlの混合物に、
[2−{4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジ
オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6
−テトラヒドロピリミジン−1−イル]−2−ニトロフ
ェノキシ}フェノキシ]酢酸メチル19.12gの酢酸
60ml溶液を氷冷下滴下した。滴下終了後、室温に昇
温し、4時間攪拌した後、反応液をセライト濾過し、酢
酸エチルで希釈した。混合物を水、飽和重曹水、飽和食
塩水で順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮
後、得られた残査をシリカゲルクロマトグラフィーに付
し、[2−{2−アミノ−4−フルオロ−5−[3−メ
チル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)
−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イ
ル]フェノキシ}フェノキシ]酢酸メチル15.16g
を得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.51(q,3H,J=0.9Hz),3.7
6(s,3H),4.2−4.4(b,2H),4.6
9(s,2H),6.29(s,1H),6.6−6.
7(m,2H),6.9−7.1(m,4H)
【0057】参考製造例8 第1工程 [2−(5−アミノ−2−クロロ−4−フルオロフェノ
キシ)フェノキシ]酢酸メチル4.85gとトリフルオ
ロアセト酢酸エチル2.88gとトルエン40mlから
なる溶液を、モレキュラーシーブス5Aを通しながら6
時間共沸脱エタノールした。該反応混合物を冷却後、酢
酸エチル50mlを加えた後、有機層を濃塩酸、水、お
よび飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下濃縮し、残査をヘキサンで洗浄することで、
粗[2−(5−{3,3−ジヒドロキシ−4,4,4−
トリフルオロブチリル}アミノ−2−クロロ−4−フル
オロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチル5.82gを
得た。 融点:165.3℃
【0058】第2工程 粗[2−(5−{3,3−ジヒドロキシ−4,4,4−
トリフルオロブチリル}アミノ−2−クロロ−4−フル
オロフェノキシ)フェノキシ]酢酸メチル1.0gとテ
トラヒドロフラン3mlの溶液に、酢酸4mlおよびシ
アン酸カリウム0.87gを加え、室温下6時間攪拌し
た後、120℃で2時間加熱還流させた。冷却後、水3
0mlを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重
曹水、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。減圧下濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、[2−{2−クロロ−5−
[2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
−4−フルオロフェノキシ}フェノキシ]酢酸メチル
0.67gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3,δ(pp
m));3.72(3H,s),4.65(2H,
s),6.16(1H,s),6.77(1H,d,J
=6.6Hz),6.89−7.15(4H,m),
7.36(1H,d,J=8.9Hz)
【0059】参考製造例9 第1工程 炭酸カリウム2.08gを、3−ヒドロキシ−2−(メ
トキシカルボニル)メトキシピリジン3.0gとN−
(2,5−ジフルオロ−4−ニトロフェニル)アセトア
ミド2.95gとのN,N−ジメチルホルムアミド40
mlの溶液に加えた。混合物を60〜70℃にて2時間
攪拌した。その後、該混合物を室温まで冷却した後、水
に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩
水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、濃縮
し、粗結晶を得た。該粗結晶をジイソプロピルエーテル
で洗浄して、N−[2−フルオロ−5−{2−(メトキ
シカルボニル)メトキシ−3−ピリジルオキシ}−4−
ニトロフェニル]アセトアミド3.67gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):2.21(s,3H),3.72(s,3H),
4.90(s,2H),6.96(dd,1H,J=
7.8,5.0Hz),7.35(dd,1H,J=
7.8,1.6Hz),7.5−7.6(b,1H),
7.90(d,1H,J=10.6Hz),7.97
(dd,1H,J=5.0,1.6Hz),8.15
(d,1H,J=6.8Hz)
【0060】第2工程 鉄粉3.6gと、酢酸10mlと水1mlの混合物に、
N−[2−フルオロ−5−{2−(メトキシカルボニ
ル)メトキシ−3−ピリジルオキシ}−4−ニトロフェ
ニル]アセトアミド3.67gの酢酸12mlと酢酸エ
チル2mlの溶液を、液温が45℃以下に維持しながら
滴下した。滴下終了後、反応混合物を40℃にて1時間
攪拌した。その後、該反応混合物をセライトにて濾過
し、濃縮した。残渣を飽和重曹水にて希釈し、酢酸エチ
ルにて抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をジイソプロ
ピルエーテルにて洗浄して、N−[4−アミノ−2−フ
ルオロ−5−{2−(メトキシカルボニル)メトキシ−
3−ピリジルオキシ}フェニル]アセトアミド3.09
gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):2.15(s,3H),3.77(s,3H),
3.9−4.1(b,2H),5.03(s,2H),
6.56(d,1H,J=11.8Hz),6.84
(dd,1H,J=7.9,5.0Hz),7.0−
7.2(b,1H),7.14(dd,1H,J=7.
9,1.5Hz),7.80(dd,1H,J=5.
0,1.5Hz),7.84(d,1H,J=7.6H
z)
【0061】第3工程 亜硝酸イソアミル2.01gのアセトニトリル1ml溶
液を、N−[4−アミノ−2−フルオロ−5−{2−
(メトキシカルボニル)メトキシ−3−ピリジルオキ
シ}フェニル]アセトアミド2.0g、塩化銅[I]1.
13g、塩化銅[II]2.31gとアセトニトリル20m
lの混合物に室温にて滴下し、1時間攪拌した。反応液
を2%塩酸に注加し、酢酸エチルにて抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、N−[4−クロロ−2−フルオロ−5−
{2−(メトキシカルボニル)メトキシ−3−ピリジル
オキシ}フェニル]アセトアミド1.04gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):2.18(s,3H),3.75(s,3H),
4.98(s,2H),6.87(dd,1H,J=
7.8,4.9Hz),7.08(dd,1H,J=
7.8,1.4Hz),7.23(d,1H,J=1
0.3Hz),7.3−7.4(b,1H),7.86
(dd,1H,J=4.9,1.4Hz)8.07
(d,1H,J=7.3Hz)
【0062】第4工程 3フッ化ホウ素−メタノール錯体のメタノール溶液20
mlとN−[4−クロロ−2−フルオロ−5−{2−
(メトキシカルボニル)メトキシ−3−ピリジルオキ
シ}フェニル]アセトアミド1.04gとを混合し60
〜70℃にて3時間攪拌した。その後、反応液を濃縮
し、残渣を飽和重曹水にて希釈し、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥し、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマ
トグラフィーに付し、4−クロロ−2−フルオロ−5−
{2−(メトキシカルボニル)メトキシ−3−ピリジル
オキシ}アニリン0.87gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.77(s,3H),3.7−3.9(b,2
H),5.00(s,2H),6.49(d,1H,J
=8.2Hz),6.88(dd,1H,J=7.9,
5.0Hz),7.08(d,1H,J=10.3H
z),7.10(dd,1H,J=7.9,1.6H
z),7.87(dd,1H,J=5.0,1.6H
z)
【0063】第5工程 4−クロロ−2−フルオロ−5−{2−(メトキシカル
ボニル)メトキシ−3ーピリジルオキシ}アニリン0.
5g、トリフルオロアセト酢酸エチル0.28gとトル
エン10mlの混合物を3時間共沸し、モレキュラーシ
ーブス5Aを通じエタノールを除去した。冷却した後、
反応液を濃縮し、N−[4−クロロ−2−フルオロ−5
−{2−(メトキシカルボニル)メトキシ−3−ピリジ
ルオキシ}フェニル]−トリフルオロアセト酢酸アミド
0.71gを得た。 融点:158.8g
【0064】第6工程 N−[4−クロロ−2−フルオロ−5−{2−(メトキ
シカルボニル)メトキシ−3ーピリジルオキシ}フェニ
ル]−トリフルオロアセト酢酸アミド0.71gと酢酸
2mlの混合物に、シアン酸ナトリウムを加え、50℃
にて1時間、その後、110℃にて1.5時間攪拌し
た。冷却した後、反応混合物に水を注加し、酢酸エチル
にて抽出した。有機層を飽和重曹水、続いて飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3
−{2−クロロ−4−フルオロ−5−[2,6−ジオキ
ソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テ
トラヒドロピリジン−1−イル]フェノキシ}−2−
(メトキシカルボニル)メトキシピリジン0.30gを
得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.70(s,3H),4.93(s,2/2
H),4.94(s,2/2H),6.19(s,1
H),6.9−7.0(m,2H),7.3−7.4
(m,1H),7.38(d,1H,J=8.9H
z),7.93(dd,1H,J=4.9,1.6H
z)融点:75.3℃
【0065】参考製造例10 第1工程 水素化ナトリウム0.4gを2−クロロ−3−ニトロピ
リジン1.59g、グリコール酸メチル0.95gおよ
び1,4−ジオキサン10mlの混合物に10℃で加え
た。室温で2時間攪拌後、反応液を氷水に注加し、酢酸
エチルで抽出した。該有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、2−(メトキシカルボニル)メトキシ
−3−ニトロピリジン1.5gを得た。 融点:61.5℃
【0066】第2工程 2−(メトキシカルボニル)メトキシ−3−ニトロピリ
ジン0.3g、酸化白金20mg及びエタノール1.4
mlの混合物を水素雰囲気下に、室温で3時間攪拌し
た。反応系を窒素置換した後、反応液をセライトで濾過
し、ろ液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、3−アミノ−2−(メトキシカルボ
ニル)メトキシピリジン0.22gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.77(s,3H),3.85(bs,2H),
4.95(s,2H),6.75(dd,1H,J=7.
5,5.0Hz),6.91(dd,1H,J=7.5,
1.6Hz),7.50(dd,1H,J=5.0,
1.6Hz)
【0067】第3工程 三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体1.6gを3−ア
ミノ−2−(メトキシカルボニル)メトキシピリジン
1.0g、1,2−ジメトキシエタン3ml及びジクロ
ロメタン1mlの混合物に−10℃で滴下した。同温度
で10分攪拌後、亜硝酸t−ブチル0.68gの1,2
−ジメトキシエタン1ml溶液を−5℃以下で反応液に
滴下した。同温度で30分間攪拌後、混合物にn−ペン
タンを注加した。二層に分離したうちの下層を無水酢酸
5mlに溶解し、80℃で1時間攪拌した。溶媒留去
後、得られた残査をシリカゲルクロマトグラフィーに付
し、3−アセトキシ−2−(メトキシカルボニル)メト
キシピリジン0.45gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):2.33(s,3H),3.75(s,3H),
4.92(s,2H),6.93(dd,1H,J=
7.7,5.0Hz),7.38(dd,1H,J=
7.7,1.6Hz),7.97(dd,1H,J=
5.0,1.6Hz)
【0068】第4工程 3−アセトキシ−2−(メトキシカルボニル)メトキシ
ピリジン0.1g、炭酸カリウム31mgおよびメタノ
ール1mlの混合物を室温で3時間攪拌した。反応液を
水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、3−ヒドロキシ−2
−(メトキシカルボニル)メトキシピリジン73mgを
得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.78(s,3H),4.98(s,2H),
6.84(dd,1H,J=7.7,5.0Hz),
7.17(dd,1H,J=7.7Hz,1.3H
z),7.63(dd,1H,J=5.0Hz,1.3
hz)
【0069】第5工程: 3−ヒドロキシ−2−(メトキシカルボニル)メトキシ
ピリジン0.29g、2,5−ジフルオロ−4−[3−
メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチ
ル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−
イル]ニトロベンゼン0.23gおよびN,N−ジメチ
ルホルムアミド3.2mlの混合物に炭酸カリウム0.
11gを加え、70℃で2時間攪拌した。2,5−ジフ
ルオロ−4−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル]ニトロベンゼン0.12gお
よび炭酸カリウム0.05gを追加し、70℃で1時間
攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、氷水に注加
し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−
{4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ
−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テト
ラヒドロピリミジン−1−イル]−2−ニトロフェノキ
シ}−2−(メトキシカルボニル)メトキシピリジン
0.39gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.51(q,3H,J=1.1Hz),3.6
8(s,3H),4.86(d,1H),4.98
(d,1H),6.29(s,1H),6.99(d
d,1H,J=7.8,4.9Hz),7.11(d,
1H,J=6.0Hz),7.51(dd,1H,J=
7.8,1.6Hz),7.87(d,1H,J=8.
6Hz),7.99(dd,1H,J=4.9,1.6
Hz)
【0070】第6工程: 鉄粉0.3g、酢酸3mlおよび水0.3mlの混合溶
液に、3−{4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6
−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,
3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]−2−ニ
トロフェノキシ}−2−(メトキシカルボニル)メトキ
シピリジン0.30gの酢酸2ml溶液を、反応液の温
度を35℃以下に保ちつつ滴下した。滴下終了後、2時
間攪拌を続けた後、反応液をセライト濾過し、酢酸エチ
ルで希釈した。混合物を飽和重曹水で中和し、有機層を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
濃縮後、得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、3−{2−アミノ−4−フルオロ−5−
[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロ
メチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−
1−イル]フェノキシ}−2−(メトキシカルボニル)
メトキシピリジン0.24gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.52(s,3H),3.74(s,3H),
4.29(bs,2H),5.00(s,2H),6.
30(s,1H),6.61(d,1H,J=11.3
Hz),6.76(d,1H,J=6.8Hz),6.
86(dd,1H,J=7.8,5.0Hz),7.2
2(dd,1H,J=7.8,1.1Hz),7.82
(dd,1H,J=5.0,1.1Hz)
【0071】参考製造例11 第1工程:水素化ナトリウム0.8gを2−クロロ−3
−ニトロピリジン3.17g、乳酸メチル2.19gお
よび1,4−ジオキサン20mlの混合物に10℃で加
え、室温で1.5時間攪拌した。反応液を氷水に注加
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、2−{1−(メトキシカルボニ
ル)エトキシ}−3−ニトロピリジン3.3gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.70(d,3H,J=7.0Hz),3.7
4(s,3H),5.46(q,1H,J=7.0H
z),7.07(dd,1H,J=7.8,5.0H
z),8.2−8.4(m,2H)
【0072】第2工程:2−{1−(メトキシカルボニ
ル)エトキシ}−3−ニトロピリジン1.7g、酸化白
金102mg及びエタノール7.5mlの混合物を水素
雰囲気下に室温で3.5時間攪拌した。反応系を窒素置
換した後、反応混合物をセライトで濾過し、ろ液を濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、3−アミノ−2−{1−(メトキシカルボニル)エ
トキシ}ピリジン1.16gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.63(d,3H,J=6.8Hz),3.7
4(s,3H),3.84(bs,2H),5.38
(d,1H,J=6.8Hz),6.72(dd,1
H,J=7.7,5.0Hz),6.90(dd,1
H,J=7.7,1.4Hz),7.48(dd,1
H,J=5.0,1.4Hz)
【0073】第3工程:三フッ化ホウ素−ジエチルエー
テル錯体1.5mlを3−アミノ−2−{1−(メトキ
シカルボニル)エトキシ}ピリジン1.1g、1,2−
ジメトキシエタン1ml及びジクロロメタン1mlの混
合物に−10℃で滴下した。同温度で10分攪拌後、亜
硝酸t−ブチル0.8mlの1,2−ジメトキシエタン
1ml溶液を−5℃以下で反応液に滴下した。同温度で
30分間攪拌後、混合物にn−ペンタンを注加した。二
層に分離したうちの下層を無水酢酸に溶解し、70℃で
1時間攪拌した。溶媒留去後、得られた残査をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し、3−アセトキシ−2−
{1−(メトキシカルボニル)エトキシ}ピリジン0.
34gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.60(d,1H,J=7.0Hz),2.3
3(s,3H),3.73(s,3H),5.34
(q,1H,J=7.0Hz),6.91(dd,1
H,J=7.6,5.0Hz),7.36(dd,1
H,J=7.6,1.5Hz),7.97(dd,1
H,J=5.0,1.5Hz)
【0074】第4工程:3−アセトキシ−2−{1−
(メトキシカルボニル)エトキシ}ピリジン0.34
g、炭酸カリウム0.11gおよびメタノール2mlの
混合物を、室温で1時間攪拌した。反応液を水に注加
し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、3−ヒドロキシ−2−{1−
(メトキシカルボニル)エトキシ}ピリジン198mg
を得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.64(d,1H,J=7.0Hz),3.7
5(s,3H),5.45(q,1H,J=7.0H
z),6.0−6.2(bs,1H),6.83(d
d,1H,J=7.7,5.0Hz),7.15(d
d,1H,J=7.7,1.5Hz),7.63(d
d,1H,J=5.0,1.5Hz)
【0075】第5工程:3−ヒドロキシ−2−{1−
(メトキシカルボニル)エトキシ}ピリジン0.18
g、2,5−ジフルオロ−4−[3−メチル−2,6−
ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,
6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]ニトロベンゼ
ン0.19gおよびN,N−ジメチルホルムアミド2.
0mlの混合物に炭酸カリウム90mgを加え、70℃
で3時間攪拌した。反応液を室温に冷却した後、氷水に
注加し、酢酸エチルで抽出する。該有機層を飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3
−{4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキ
ソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テ
トラヒドロピリミジン−1−イル]−2−ニトロフェノ
キシ}−2−{1−(メトキシカルボニル)エトキシ}
ピリジン0.21gをジアステレオ異性体混合物として
得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.45(d,3/2H,J=7.1Hz),
1.46(d,3/2H,J=7.1Hz),3.49
(S,3/2H),3.51(s,3/2H),3.6
6(s,3H),5.29(q,1/2H,J=7.1
Hz),5.31(q,1/2H,J=7.1Hz),
6.28(s,1/2H),6.30(s,1/2
H),6.9−7.0(m,1H),7.10(d,1
/2H,J=6.1Hz),7.17(d,1/2H,
J=6.1Hz),7.4−7.6(m,1H),7.
8−7.9(m,1H),7.9−8.0(m,1
H),
【0076】第6工程:鉄粉0.21g、酢酸3mlお
よび水0.3mlの混合物に、3−{4−フルオロ−5
−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオ
ロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン
−1−イル]−2−ニトロフェノキシ}−2−{1−
(メトキシカルボニル)エトキシ}ピリジンの酢酸1.
2ml溶液を、反応液の温度を35℃以下に保ちつつ滴
下した。滴下終了後、1時間攪拌を続けた後、反応液を
セライト濾過し、酢酸エチルで希釈した。混合物を飽和
重曹水で中和し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮後、得られた残査をシリ
カゲルクロマトグラフィーに付し、3−{2−アミノ−
4−フルオロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−
4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラ
ヒドロピリミジン−1−イル]フェノキシ}−2−{1
−(メトキシカルボニル)エトキシ}ピリジン0.16
gをジアステレオ異性体混合物として得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):1.61(d,3H,J=7.1Hz),3.5
2(s,3H),3.72(s,3H),4.28(b
s,2H),5.40(q,1/2H,J=7.1H
z),5.41(q,1/2H,J=7.1Hz),
6.30(s,1H),6.62(d,1H,J=1
0.9Hz),6.7−6.8(m,1H),6.8−
6.9(m,1H),7.2−7.3(m,1H),
7.7−7.9(m,1H)
【0077】参考製造例11 第1工程: 水素化ナトリウム0.8gを2−クロロ−3−ニトロピ
リジン3.17g、チオグリコール酸メチル2.12g
およびテトラヒドロフラン20mlの混合物に0℃で加
えた。室温で2時間攪拌後、反応液を氷水に注加し、酢
酸エチルで抽出した。該有機層を無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮した。残渣を時イソプロピルエーテルお
よびヘキサンで洗浄し、2−(メトキシカルボニル)メ
チルチオ−3−ニトロピリジン3.1gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.75(s,3H),3.98(s,2H),
7.24(dd,1H,J=8.0,4.8Hz),8.
54(dd,1H,J=8.0,1.8Hz),8.66
(dd,1H,J=4.8,1.8Hz)
【0078】第2工程: 2−(メトキシカルボニル)メチルチオ−3−ニトロピ
リジン3.0g、酸化白金180mg及びエタノール1
4mlの混合物を水素雰囲気下に、室温で3時間攪拌し
た。反応系を窒素置換した後、反応液をセライトで濾過
し、ろ液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、3−アミノ−2−(メトキシカルボ
ニル)メチルチオピリジン2.54gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.73(s,3H),4.03(s,2H),
6.2−6.4(b,1H),7.06(dd,1H,J
=8.0,4.9Hz),7.1−7.2(bs,1
H),7.47(dd,1H,J=8.0,1.4H
z),8.05(dd,1H,J=4.9,1.4H
z)
【0079】第3工程: トリフルオロメタンスルホン酸1.92gを3−アミノ
−2−(メトキシカルボニル)メチルチオピリジン2.
54g、1,2−ジメトキシエタン6ml及びジクロロ
メタン2mlの混合物に−10℃で滴下した。同温度で
10分攪拌後、亜硝酸t−ブチル1.59gの1,2−
ジメトキシエタン1ml溶液を−5℃以下で反応液に滴
下した。同温度で30分間攪拌後、混合物にn−ペンタ
ンを注加した。二層に分離したうちの下層を無水酢酸3
mlに溶解し、50〜70℃で1時間攪拌した。反応液
を室温に冷却後、水に注加し、t−ブチルメチルエーテ
ルで抽出した。該有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水、
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
濃縮した。得られた残査をシリカゲルクロマトグラフィ
ーに付し、3−アセトキシ−2−(メトキシカルボニ
ル)メチルチオピリジン0.48gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):2.36(s,3H),3.74(s,3H),
4.00(s,2H),7.07(dd,1H,J=
8.0,4.7Hz),7.37(dd,1H,J=
8.0,1.5Hz),8.29(dd,1H,J=
4.7,1.5Hz)
【0080】第4工程: 3−アセトキシ−2−(メトキシカルボニル)メチルチ
オピリジン0.48g、炭酸カリウム0.15gおよび
メタノール3mlの混合物を室温で3時間攪拌した。反
応液を水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3−ヒドロキ
シ−2−(メトキシカルボニル)メチルチオピリジン
0.26gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.74(s,3H),3.92(s,2H),
7.02(dd,1H,J=8.1,4.6Hz),
7.13(d,1H,J=8.1Hz),8.06
(d,1H,J=4.6Hz)第5工程: 3−ヒドロキシ−2−(メトキシカルボニル)メチルチ
オピリジン0.26g、2,5−ジフルオロ−4−[3
−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチ
ル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−
イル]ニトロベンゼン0.38gおよびN,N−ジメチ
ルホルムアミド2mlの混合物に炭酸カリウム0.17
gを加え、70℃で2時間攪拌した。反応液を室温まで
冷却した後、氷水に注加し、酢酸エチルで抽出した。該
有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、3−{4−フルオロ−5−[3−メチ
ル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]
−2−ニトロフェノキシ}−2−(メトキシカルボニ
ル)メチルチオピリジン0.49gを得た。1 H−NMR(CDCl3/300MHz)δ(pp
m):3.54(s,3H),3.73(s,3H),
4.01(s,2H),6.33(s,1H),7.0
−7.1(m,2H),7.18(dd,1H,J=
7.8,1.3Hz),7.92(d,1H,J=8.
5Hz),8.28(dd,1H,J=4.4,1.3
Hz)
【0081】第6工程: 鉄粉0.5g、酢酸1.5mlおよび水0.15mlの
混合溶液に、3−{4−フルオロ−5−[3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル]−2
−ニトロフェノキシ}−2−(メトキシカルボニル)メ
チルチオピリジン0.41gの酢酸1ml溶液を、反応
液の温度を35℃以下に保ちつつ滴下した。滴下終了
後、2時間攪拌を続けた後、反応液をセライト濾過し、
酢酸エチルで希釈した。混合物を飽和重曹水で中和し、
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮後、得られた残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、3−{2−アミノ−4−フルオ
ロ−5−[3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリ
フルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリ
ミジン−1−イル]フェノキシ}−2−(メトキシカル
ボニル)メチルチオピリジン0.36gを得た。1 H−NMR(CDCl3/250MHz)δ(pp
m):3.53(s,3H),3.75(s,3H),
4.02(s,2H),4.18(bs,2H),6.
32(s,1H),6.66(d,1H,J=10.7
Hz),6.82(d,1H,J=6.7Hz),6.
95(dd,1H,J=8.4,4.9Hz),7.0
3(dd,1H,J=8.4,1.4Hz),8.14
(dd,1H,J=4.9,1.4Hz)
【0082】次に化合物(I)を具体的に例示する。 式(I−a)で示される化合物(化合物a−1〜化合物
a−120)
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】
【表3】
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】
【表6】
【0088】式(I−b)で示される化合物(化合物b
−1〜化合物b−120)
【表7】
【0089】
【表8】
【0090】
【表9】
【0091】
【表10】
【0092】
【表11】
【0093】
【表12】
【0094】式(I−c)で示される化合物(化合物c
−1〜化合物c−48)
【表13】
【0095】
【表14】
【0096】以下、製剤例を示す。以下の例において部
は重量部を表す。 製剤例1 化合物a−1〜化合物a−124、化合物b−1〜化合
物b−124および化合物c−1〜化合物c−48の各
々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリ
ル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素45部を
よく粉砕混合して水和剤を得る。 製剤例2 化合物a−1〜化合物a−124、化合物b−1〜化合
物b−124および化合物c−1〜化合物c−48の各
々70部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリ
ル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素25部を
よく粉砕混合して水和剤を得る。 製剤例3 化合物a−1〜化合物a−124、化合物b−1〜化合
物b−124および化合物c−1〜化合物c−48の各
々20部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
ト3部、CMC(カルボキシメチルセルロース)3部お
よび水74部を混合し、粒度が5ミクロン以下になるま
で湿式粉砕して懸濁剤を得る。 製剤例4 化合物a−1〜化合物a−124、化合物b−1〜化合
物b−124および化合物c−1〜化合物c−48の各
々40部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
ト3部、CMC(カルボキシメチルセルロース)3部お
よび水54部を混合し、粒度が5ミクロン以下になるま
で湿式粉砕して懸濁剤を得る。
【0097】次に試験例を挙げて本発明を詳しく説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 試験例1 ジャガイモ種芋を圃場に定植し生育させ、茎葉部が黄変
期に至った時期に、化合物a−5および化合物a−6の
各々2.5部、ソルポール3890(東邦化学工業株式
会社)10部、ソルベッソ200(エクソンモービルケ
ミカル社)87.5部をよく混合して得られる各々の乳
剤の所定薬量を、1%(v/v)のクロップオイルコン
セントレイト(COC)を含む水で希釈し、植物体に均
質に散布処理した。処理区の面積は1区2.1m×1
5.2mで、処理後14日目にジャガイモ植物体茎葉部
の乾燥効果を調査した。その結果を以下の表に示す。表
中の乾燥効果の評価基準は以下の通りである。 評価基準 1:茎葉部の乾燥面積が0〜29% 2:茎葉部の乾燥面積が30〜69% 3:茎葉部の乾燥面積が70〜89% 4:茎葉部の乾燥面積が90〜99% 5:茎葉部の乾燥面積が100% 処理は3区で行なわれ、結果は3区の平均で表した。
【表15】
【0098】
【発明の効果】本発明の茎葉枯凋剤を収穫前の適切な時
期に用いることにより、収穫時に地上部が十分に乾燥さ
れた植物体を得ることができ、その結果、収穫および/
またはその後の必要な作業を容易にすることができる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式 [式中、XはCH基または窒素原子を表し、Zはハロゲ
    ン原子を表し、Aは酸素原子、硫黄原子またはNH基を
    表し、R1はヒドロキシル基、C1〜C7アルコキシ
    基、C3〜C7アルケニルオキシ基、C3〜C7アルキ
    ニルオキシ基、C5〜C7シクロアルコキシ基、{(C
    1−C7アルコキシ)カルボニル}C1−C3アルコキ
    シ基、(C1〜C7アルキルアミノ)オキシ基、{ジ
    (C1〜C7アルキル)アミノ}オキシ基、(C3〜C
    7アルキリデンアミノ)オキシ基、C1〜C7アルキル
    アミノ基、ジ(C1〜C7アルキル)アミノ基、C3〜
    C7アルケニルアミノ基、C3〜C7アルキニルアミノ
    基、C5〜C7シクロアルキルアミノ基、{(C1−C
    7アルコキシ)カルボニル}C1−C3アルキルアミノ
    基または(C1−C7アルコキシ)アミノ基を表し、R
    2は水素原子またはメチル基を表し、R3は水素原子、ハ
    ロゲン原子、C1〜C3アルキル基またはC1〜C3ア
    ルコキシ基を表す。]で示される化合物(I)を有効成
    分として含有する作物植物体の茎葉枯凋剤。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の化合物(I)を有効成分
    として含有するジャガイモ、ヒマワリ、ダイズ、アブラ
    ナおよびソルガムから選ばれるいずれかの植物体用の茎
    葉枯凋剤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の化合物(I)を有効成分
    として含有するジャガイモ植物体用の茎葉枯凋剤。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の化合物(I)を有効成分
    として含有するヒマワリ植物体用の茎葉枯凋剤。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前に
    作物植物体に処理する、作物植物体の乾燥方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前に
    ジャガイモ、ヒマワリ、ダイズ、アブラナおよびソルガ
    ムから選ばれるいずれかの植物体の地上部に散布する、
    該植物体の乾燥方法。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前に
    ジャガイモ植物体の地上部に散布する、ジャガイモ植物
    体の乾燥方法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前に
    ヒマワリ植物体の地上部に散布する、ヒマワリ植物体の
    乾燥方法。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の化合物(I)の施用量が
    1ヘクタールあたり1〜500gである請求項5〜8の
    いずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前
    に作物植物体に処理する工程を含む、作物の収穫方法。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前
    にジャガイモ、ヒマワリ、ダイズ、アブラナおよびソル
    ガムから選ばれるいずれかの植物体の地上部に散布する
    工程を有する、該植物の収穫方法。
  12. 【請求項12】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前
    にジャガイモ植物体の地上部に散布する工程を有する、
    ジャガイモの収穫方法。
  13. 【請求項13】請求項1に記載の化合物(I)を収穫前
    にヒマワリ植物体の地上部に散布する工程を有する、ヒ
    マワリの収穫方法。
  14. 【請求項14】化合物(I)の施用量が1ヘクタールあ
    たり1〜500gである請求項10〜13のいずれかに
    記載の方法。
  15. 【請求項15】請求項1に記載の化合物(I)の茎葉枯
    凋剤としての使用。
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