JP2002362946A - 光ファイバ着色心線および光ファイバユニット - Google Patents

光ファイバ着色心線および光ファイバユニット

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colored
layer
ultraviolet
fiber unit
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Keiko Mitsuhashi
恵子 三ッ橋
Tetsuo Hayano
哲雄 早野
Takeshi Shimomichi
毅 下道
Keiji Ohashi
圭二 大橋
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10Coating
    • C03C25/104Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/1065Multiple coatings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】中心テンションメンバの周囲に複数本の光ファ
イバ着色心線を撚り合わせ、この上に紫外線硬化型樹脂
からなる一体化層を設けた光ファイバユニットにおい
て、光ファイバ着色心線の着色層による紫外線の吸収に
起因する一体化層の不均一な硬化(架橋)を防止し、外
力が加わっても伝送特性が劣化しないようにする。 【解決手段】光ファイバ着色心線2の着色層4の波長3
30〜380nmにおける透過率を10%以上とする。
また、一体化層5をなす紫外線硬化型樹脂中に含まれる
光開始剤の吸収波長帯において、その透過率を10%以
上としても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光海底ケーブル
などに用いられる光ファイバユニットおよびこれを構成
する光ファイバ着色心線に関し、光ファイバユニットに
水圧などの外力が加わってもその伝送特性が劣化しない
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図1は、光海底ケーブルなどに用いられ
るタイト型の光ファイバユニットの例を示すもので、図
中符号1は中心テンションメンバを示す。この中心テン
ションメンバ1は、銅メッキ鋼線,ガラス繊維強化プラ
スチック(FRP)などからなるものである。この中心
テンションメンバ1の周囲には複数本の光ファイバ着色
心線2,2…が撚り合せられている。この光ファイバ着
色心線2は、径125μmの光ファイバ裸線に紫外線硬
化型樹脂からなる一次被覆層および二次被覆層を設けた
径250〜400μmの光ファイバ心線3上に厚み10
μm程度の着色層4を設けたものである。
【0003】この着色層4は、光ファイバ心線の識別を
行うためのもので、各光ファイバ着色心線2によってそ
の色調が異なっており、未硬化の紫外線硬化型樹脂液に
種々の顔料又は染料を添加した着色樹脂液を光ファイバ
心線3上に塗布し、紫外線を照射して硬化させたもので
ある。光ファイバ着色心線2,2…上には一体化層5が
設けられている。この一体化層5は、硬化後のヤング率
が0.1〜5kg/mm2の軟質の紫外線硬化型樹脂か
らなるもので、中心テンションメンバ1に光ファイバ着
色心線2,2…を撚り合せたものを塗布ダイスに送り込
み、この塗布ダイスにおいて、液状の未硬化の紫外線硬
化型樹脂を塗布し、ついで紫外線照射装置に送り、ここ
で紫外線を照射して硬化したものである。そして、この
一体化層5によって中心テンションメンバ1および光フ
ァイバ着色心線2,2…が固定され、一体化したタイト
構造の光ファイバユニットとなっている。
【0004】ところで、このような光ファイバユニット
にあっては、紫外線硬化型樹脂からなる一体化層5を形
成する際に、一体化層5の一部の硬化が十分に進行しな
い不具合がある。すなわち、図2に拡大して示すよう
に、一体化層5となる紫外線硬化型樹脂液を塗布し、つ
づいて紫外線を照射する際、光ファイバ着色心線2によ
って、硬化中の一体化層5となる紫外線硬化型樹脂の光
ファイバ着色心線2の内側に影Aが生じ、この部分Aに
紫外線が十分に到達しない現象が生じる。
【0005】そうすると、この影Aの部分の紫外線硬化
型樹脂が完全に硬化(架橋)しないことになり、この部
分のヤング率は極めて低いものとなる。一体化層5の内
部に、このようなヤング率,剛性の異なる部分が存在す
ると、光ファイバユニットに外部から水圧などの外力が
加わった際、その外力が各光ファイバ着色心線2,2…
に伝播するときに不均一に伝わり、これが原因で光ファ
イバ着色心線2にマイクロベントが生じ、伝送特性が低
下することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、光ファイバ着色心線を複数本中心テンション
メンバの周囲に撚り合せ、この上に紫外線硬化型樹脂化
からなる一体化層を設けた光ファイバユニットにおい
て、一体化層内部に硬化(架橋)が不十分な部位が存在
しないようにし、光ファイバユニットに外力が作用して
も光ファイバ着色心線の伝送特性が低下しないようにす
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、光ファイ
バ着色心線の着色層の波長330〜380nmでの紫外
線の透過率を10%以上とすることで解決される。ま
た、一体化層をなす紫外線硬化型樹脂に配合されている
光開始剤の紫外線吸収波長域の紫外線に対して透過率を
10%以上とすればそれで十分である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の光ファイバ着色心線は、その着色層の330〜
380nmの波長域の紫外光の透過率が10%以上のも
のである。着色層の紫外線の透過率を10%以上とする
には、着色層の厚みを薄くすること、着色層の色の濃さ
を淡くすること、着色層の色を紫外域において吸収の小
さいものに選択するなどの方策によって可能である。
【0009】特に、青色系の色は、350nm以下の波
長域において吸収が大きいので、青色顔料あるいは青色
染料の添加量を微量とし、淡い青色とすることが必要で
ある。これに対して、赤色系の色は、350nm以下の
波長域において比較的吸収が小さいので、赤色顔料ある
いは赤色染料の添加量を多くしてもよい。このような観
点から、心線識別用の色調としては青色系はなるべく避
け、赤色系,緑色系,黄色系の色調を用いることが好ま
しい。
【0010】また、一体化層5をなす紫外線硬化型樹脂
中に含まれている光開始剤の紫外線吸収波長域におい
て、着色層4の透過率を10%以下とすれば実質的に十
分であり、100〜350nmの広い波長域で10%以
下とする必要はない。一体化層5をなす紫外線硬化型樹
脂に配合される光開始剤(光重合開始剤)としては、主
にジフェニルケトン系化合物が用いられている。ジフェ
ニルケトン系化合物の吸収波長は330〜380nmで
あるので、この波長域での着色層の透過率を10%以下
とすればよい。
【0011】着色層の透過率は、着色層をなす着色紫外
線硬化型樹脂組成物などの着色樹脂組成物を用いて、着
色層の厚みと同一の厚みを有するフィルムをキャスティ
ング法などによって作成し、紫外分光光度計により測定
し、フィルムの入射光の強さI1とこれを透過して出て
くる光の強さI2との百分率(I2/I1×100)で求
められる。
【0012】本発明の光ファイバユニットは、上述の着
色層の紫外域での透過率が10%以上の光ファイバ着色
心線を用いたもので、図1に示したものと同様に中心テ
ンションメンバ1の周囲にこの光ファイバ着色心線2,
2…を複数本撚り合せ、この上に紫外線硬化型樹脂を塗
布,硬化して一体化層5を設けたものである。
【0013】このような光のファイバユニットにあって
は、紫外線硬化型樹脂からなる一体化層5を形成する
際、光ファイバ着色心線2の着色層4の紫外光の透過率
が高いので、硬化のための紫外線照射の際に、光ファイ
バ着色心線2の影となる部分にも十分な量の紫外線が到
達し、その影の部分の紫外線硬化が十分に進行し、一体
化層5全体で均一な硬化状態となる。このため、この光
ファイバユニットに外力が加わってもこの外力は着色心
線2に均等に作用し、マイクロベントが生じることな
く、伝送特性が劣化することがない。
【0014】以下、具体例を示す。径125μmの光フ
ァイバ裸線に紫外線硬化型樹脂からなる一次被覆層およ
び二次被覆層を設けて、径400μmの光ファイバ心線
とし、この上に着色顔料配合紫外線硬化型樹脂液を塗
布、硬化し着色層を設けて光ファイバ着色心線を作成し
た。この際、着色層の色,色調の濃さ,着色層の厚さを
変化させて、着色層の100〜350nmでの透過率を
15%,11%,8%,3%とした4種の光ファイバ着
色心線を用意した。
【0015】この光ファイバ着色心線を径0.75mm
の銅メッキ鋼線からなる中心テンションメンバの周囲に
6本撚り合せ、この上に紫外線硬化型樹脂を塗布,硬化
して一体化層を設けてタイト型の光ファイバユニットを
作成した。この光ファイバユニットについて、低温特性
と水圧特性を評価した。
【0016】低温特性は、光ファイバユニットの+15
℃での光ファイバ着色心線の伝送損失と、その差が±1
0mdB/km以下のものを合格とした。また、水圧特
性は、光ファイバユニットを圧力容器に沈め、100k
g/cm 2の水圧を印加した状態での光ファイバ着色心
線の伝送損失と大気圧での伝送損失との差によって評価
し、その差が±10mdB/km以下のものを合格とし
た。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1の結果から、使用される光ファイバ着
色心線の着色層の紫外線の透過率を10%以上とすれ
ば、光ファイバユニットの水圧特性,低温特性の悪化を
防止できることがわかる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バ着色素線は、着色層の波長330〜380nmの紫外
線の透過率を10%以上としたものである。よって、こ
の光ファイバ着色心線を用いた光ファイバユニットにあ
っては、紫外線硬化型樹脂を塗布,硬化して一体化層を
形成する際に、光ファイバ着色心線の影となる部分も良
好に紫外線硬化が進行し、一体化層全体が均質な硬化状
態となる。このため、外力が加わっても、光ファイバ着
色心線にマイクロベントが発生せず、伝送特性が劣化す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ファイバユニットの一例を示
す概略断面図である。
【図2】 本発明に係る光ファイバユニットの一例の要
部を拡大して示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…中心テンションメンバ、2…光ファイバ着色心線、
3…光ファイバ心線、4…着色層、5…一体化層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下道 毅 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 大橋 圭二 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H050 BB02W BB33W BC03 BD02 4G060 AA03 AA19 AC04 AC15 AD22 AD43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心テンションメンバの周囲に撚り合
    わせられ、紫外線硬化型樹脂からなる一体化層によって
    一体化されて光ファイバユニットとされる光ファイバ着
    色心線であって、 この光ファイバ着色心線の着色層の波長330〜380
    nmにおける紫外線の透過率が10%以上であることを
    特徴とする光ファイバ着色心線。
  2. 【請求項2】 一体化層をなす紫外線硬化型樹脂に含
    まれる光開始剤の吸収波長域における紫外線の透過率が
    10%以上であることを特徴とする請求項1記載の光フ
    ァイバ着色心線。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光ファイバ着
    色心線を複数本中心テンションメンバの周囲に撚り合
    せ、この上に紫外線硬化型樹脂からなる一本化層を設け
    たことを特徴とする光ファイバユニット。
JP2001171449A 2001-06-06 2001-06-06 光ファイバ着色心線および光ファイバユニット Withdrawn JP2002362946A (ja)

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