JP2002362770A - 原稿供給装置 - Google Patents

原稿供給装置

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JP2002362770A
JP2002362770A JP2001169517A JP2001169517A JP2002362770A JP 2002362770 A JP2002362770 A JP 2002362770A JP 2001169517 A JP2001169517 A JP 2001169517A JP 2001169517 A JP2001169517 A JP 2001169517A JP 2002362770 A JP2002362770 A JP 2002362770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙詰まりが起こらない原稿供給装置を提供す
る。 【解決手段】この原稿供給装置は、原稿先端端部の折れ
曲がり(耳折れ)10を修正するためのシート12を備
えている。このシート12の後端は、回転軸13に固定
されている。シート12は弾性を有しており、耳折れ修
正動作が行われないときは、回転軸13のまわりを巻い
て収容されている。耳折れ修正時には、シート12を送
り出すように回転軸13が回転し、シート12は、先端
から最上部の原稿11の表面に弾性的に接し、最上部の
原稿11表面を原稿送出方向Aに向かって擦る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置など
に用いられる原稿供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、複写機には、複数の原稿を順
次自動で原稿読み取り位置へ供給して複写を行うことが
できるものがある。このような複写機は、自動原稿搬送
装置を備えており、ユーザは、自動原稿搬送装置の原稿
セット台に原稿をセットし、複写機のスタートボタンを
押すだけで、すべての原稿の複写を行うことができる。
自動原稿搬送装置の原稿セット台を含む部分は、原稿供
給装置となっており、原稿セット台にセットされた複数
の原稿を、搬送路に一枚ずつ供給することができる。原
稿の供給は、たとえば、最上部の原稿にコロを圧接させ
て回転させることにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、原稿セット
台にセットした複数の原稿にわたって、原稿の先端(原
稿送出方向側)の端部に折れ曲り(いわゆる、耳折れ)
が生じている場合がある。このような場合、原稿の送出
が阻まれ、紙詰まり(いわゆる、ジャム)が生じる。こ
れを避けようとすると、ユーザは、原稿を原稿セット台
にセットする前に、原稿に耳折れが生じていないか確認
し、耳折れが生じていた場合、手で修正しなければなら
ず面倒であった。
【0004】そこで、この発明の目的は、紙詰まりが起
こらない原稿供給装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
課題を解決するための請求項1記載の発明は、原稿をセ
ットするための原稿セット台と、この原稿セット台にセ
ットされた原稿の少なくとも上面先端の両端部に接し、
原稿送出方向に原稿上面を擦る耳折れ修正機構と、を含
むことを特徴とする原稿供給装置である。原稿セット台
は、複数の原稿をセットすることができるものとするこ
とができる。
【0006】この発明によれば、原稿先端の一方または
双方の端部に耳折れが生じていた場合、耳折れ修正機構
により、原稿の上面先端の両端部を擦ることにより、折
れ曲がった原稿を起こしてのばすことができる。すなわ
ち、耳折れを修正することができる。このような操作を
行った後、原稿を供給することにより、紙詰まりの発生
を防止することができる。耳折れが、原稿後端の端部に
生じていた場合は、このような耳折れに対しては耳折れ
の修正は行われないが、このような耳折れにより原稿の
送出は阻まれないので、紙詰まりが生じることはない。
【0007】請求項2記載の発明は、上記原稿セット台
の上方には、原稿の上面をガイドする上ガイド板が設け
られており、この上ガイド板の原稿の先端両側に対向す
る部分は切欠かれて空間が形成されており、その空間を
利用して上記耳折れ修正機構が配置されていることを特
徴とする、請求項1記載の原稿供給装置である。上下に
対向して配置された上ガイド板および下ガイド板などに
より、原稿の搬送路を形成することができる。原稿セッ
ト台にセットされた原稿の先端は、上ガイド板の下方に
配置されるものとすることができる。この場合、上ガイ
ド板の原稿の先端両側に対向する部分が切欠かれて形成
された空間を利用して、耳折れ修正機構を配置すること
により、原稿セット台に原稿がセットされた状態のま
ま、耳折れの修正を行うことができる。また、耳折れ修
正機構を配置するための空間を、平面視において上ガイ
ド板の面積内に収めることができるので、原稿供給装置
を小さくできる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記耳折れ修正機
構は、弾性体のシートを含むことを特徴とする、請求項
1または2記載の原稿供給装置である。弾性体のシート
により、原稿表面を擦って耳折れを修正することができ
る。その際、シートの弾性により、シートは原稿を押し
付ける。このような耳折れ修正機構によれば、原稿の枚
数が変わることにより原稿の厚さが変わった場合でも、
複雑な機構によらず、常に原稿表面をシートで擦ること
ができる。
【0009】請求項4記載の発明は、上記原稿セット台
の上方には、セットされる原稿の幅方向に延びる回転軸
が備えられ、この回転軸に上記シートの後端が取り付け
られていて、この回転軸が回転することにより上記シー
トの先端から上記シートは弾性的に原稿上面に接するこ
とを特徴とする、請求項3記載の原稿供給装置である。
シートを適当な方向で回転軸に巻き、回転軸を回転させ
ることにより、シートを送り出すことができる。この
際、シートは先端から弾性的に原稿上面に接し、耳折れ
の修正を行う。このような機構によれば、回転軸の回転
を制御するだけで、耳折れの修正を行うことができる。
【0010】耳折れの修正動作を行わないときは、シー
トを回転軸に巻き付けて収容することにより、原稿供給
装置を小さくできる。請求項5記載の発明は、原稿供給
開始信号に応答して、上記弾性体のシートが原稿に接し
た状態になるように上記耳折れ修正機構を動作させ、そ
の後原稿の供給が行われる間は、上記弾性体のシートが
原稿上面に接した状態が維持され、原稿の供給終了後、
上記回転軸が回転されて上記弾性体のシートが原稿上面
に接しない位置に移動した状態にされることを特徴とす
る、請求項4記載の原稿供給装置である。
【0011】原稿の供給が行われる際に、弾性体のシー
トが原稿上面に接した状態に維持することにより、折れ
曲がった原稿の端部をのばした状態で、原稿を供給する
ことができる。すなわち、折れ曲がった原稿の端部を起
こしてのばした後、折れ目のくせにより、原稿が再び屈
曲することを防止することができる。これにより、より
確実に原稿送出時の紙詰まりを防止することができる。
請求項6記載の発明は、供給用にセットされた原稿に対
し、原稿送出方向に原稿上面を弾性体で擦ることによっ
て、原稿の上面先端に生じている耳折れを修正すること
を特徴とする原稿の耳折れ修正方法である。
【0012】この方法により、請求項1記載の耳折れ修
正機構と同様の効果を奏することができる。また、弾性
体を用いることにより、原稿の枚数が変わることにより
原稿の厚さが変わった場合でも、複雑な機構によらず、
常にシートを原稿表面に押し付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下では、添付図面を参照して、
本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、
本発明の一実施形態に係る原稿供給装置が採用された複
写機40の全体的な構造を示す図解的な断面図である。
この複写機40は、原稿の画像を読み取って用紙に複写
する本体1、および本体1上部に取付けられた自動原稿
搬送装置2を備えている。本体1および自動原稿搬送装
置2の各部の動作は、制御部3により制御される。制御
部3は、記憶装置を備えており、読み取った原稿の内容
を記憶することができる。
【0014】本体1上部には、コンタクトガラスが設け
られており、その上に原稿を読み取る原稿読取位置4が
ある。自動原稿搬送装置2は、複数の原稿をセットでき
る原稿セット台6を備えており、原稿セット台6にセッ
トされた原稿は、一枚ずつ原稿読取位置4へ搬送された
後、原稿セット台6下方の原稿排出位置7へ排出され
る。自動原稿搬送装置2は、原稿セット台6にセットさ
れた原稿を、原稿読取位置4への搬送路に一枚ずつ供給
する原稿供給装置5を備えている。
【0015】図2は、本発明に係る原稿供給装置が備え
た耳折れ修正機構の動作原理を説明するための図解図で
ある。複数の原稿9にわたって、原稿9先端(原稿送出
方向A側)の端部に折れ曲り(いわゆる、耳折れ10)
が生じていた場合(図2(a))、このまま、原稿9の
送出動作が行われると、原稿9の送出が阻まれ、紙詰ま
りが生じる。すなわち、原稿送出時にはコロなどにより
最上部の原稿11が送り出されように力を加えられる
が、最上部の原稿11は、先端では耳折れ10により移
動が規制され、搬送路へは送り出されない。
【0016】本発明の一実施形態に係る原稿供給装置
は、耳折れを修正するためのシート12を備えている。
このシート12の後端は、回転軸13に固定されてい
る。シート12は弾性を有しており、耳折れ修正動作が
行われないときは、回転軸13を巻いて収容されている
(図2(a))。耳折れ修正時には、シート12を送り
出すように回転軸13が回転し、シート12は、先端か
ら最上部の原稿11の表面に弾性的に接し、最上部の原
稿11表面を原稿送出方向Aに向かって擦る。これによ
り、原稿9の耳折れ10は、屈曲部からシート12の先
端により起こされて(図2(b))、のばされる(図2
(c))。原稿の供給は、このように原稿がのばされた
状態で行われるので、紙詰まりが生じることはない。
【0017】次に、図3〜図5を参照して、本発明の一
実施形態に係る原稿供給装置5について、さらに詳細に
説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る原稿供給
装置5の図解的な平面図であり、図4および図5は、そ
のIV−IV線断面図である。図3および図4は、耳折れ修
正前の状態を示しており、図5は、耳折れ修正後の状態
を示している。この原稿供給装置5は、自動原稿搬送装
置2の一部をなし、上部を上カバー25(図3では図示
を省略)に覆われている。この原稿供給装置5の概略
は、原稿セット台6にセットされた原稿9を、原稿供給
装置5の幅方向中央部に備えられたピックアップコロ1
9で給紙し、さらにその原稿送出方向(矢印A方向)側
に設けられた給紙コロ20および分離コロ21により原
稿を1枚ずつ分離させる構成となっている。
【0018】原稿セット台6の矢印A側端部には、原稿
供給装置5の幅方向にのびるように、原稿位置調整板1
6が備えられている。原稿位置調整板16の矢印A側に
は、リフト板14が設けられている。原稿位置調整板1
6は、支軸18を中心に揺動して、原稿9先端部の高さ
を調整することができる。これにより、原稿9を原稿セ
ット台6にセットするときの退避位置と、原稿9の耳折
れ修正および原稿9の送出を行うときの処理位置とを切
り替えることができる。このとき、リフト板14は、支
軸22を中心に揺動して、リフト板14が常にほぼ水平
になるようにされる。原稿9が、処理位置にあるとき
(図4および図5に示す状態)、原稿9はピックアップ
コロ19に当接する。
【0019】平面視において、この原稿供給装置5のほ
ぼ全面に、上ガイド板15が概略水平方向に配置されて
いる。上ガイド板15には、矢印A側が上方になるよう
に段差が付けられている。上ガイド板15は、その下方
に配置された原稿位置調整板16、リフト板14、およ
び下ガイド板8と対向して原稿搬送路17を形成してい
る。上ガイド板15の幅方向の両端部は、ほぼ長方形に
切欠かれて、開口23が形成されている。開口23は、
セットされた原稿9の先端両側に対向する部分を含む領
域に設けられている。上ガイド板15の上方で矢印Aの
逆側には、原稿供給装置5の幅方向にのびる回転軸13
が設けられている。回転軸13は、中央部(ピックアッ
プコロ19に対向する部分)および両端部を除き、断面
がほぼ正方形である角柱の形状をなす。回転軸13が開
口23と対向する部分には、弾性を有するシート12の
後端が固定されている。シート12の幅は、開口23の
幅よりわずかに狭い。シート12の先端には、シート1
2の幅方向全域に補強部材26が取り付けられている。
【0020】また、回転軸13には、ホームポジション
センサ(図示しない)が設けられている。ホームポジシ
ョンセンサは、回転軸13が、図4に示すようにシート
12が巻かれた状態に対応する回転角度位置にあると
き、出力信号を発生し、それ以外の回転角度位置にある
ときは出力信号を発生しない。上カバー25の内部に
は、シート案内板24(図3では図示を省略)が備えら
れている。シート案内板24は、回転軸13の近傍で、
回転軸13を中心に湾曲して、上ガイド板15と連続し
た平面をなすように、上ガイド板15の端部に当接して
いる。耳折れ修正前の状態では、シート12は、シート
案内板24および上ガイド板15に沿うように当接し
て、回転軸12のまわりを巻いている(図4)。
【0021】開口23の原稿送出方向A側端部の両側か
らは、上ガイド板15の矢印A側の部分に沿う向きにシ
ート規制部材27がのびている。開口23の原稿送出方
向A側端部で2つのシート規制部材27の間からは、シ
ート規制部材27がのびる方向よりやや上向きに原稿案
内板28がのびている。ピックアップコロ19および給
紙コロ20と開口23との間で、上ガイド板15には回
転軸13を押さえる回転軸押さえ板29が取り付けられ
ている。回転軸押さえ板29は、弾性を有しており、回
転軸13に回転駆動力が与えられていないとき、回転軸
13の平坦面に当接して、回転軸13の回転を抑止す
る。
【0022】以上の構成によれば、セットされた原稿9
の耳折れ10は、平面視において開口23内に位置す
る。耳折れ修正前の状態(図4)から、回転軸13が回
転することにより、シート12が原稿送出方向Aに送り
出される。シート12は、シート案内板24および上ガ
イド板15にほぼ沿うように送り出されるので、回転軸
13の回転は、シート12の移動として無駄なく伝えら
れる。そして、シート12は、先端から開口23を通っ
て上ガイド板15の下方に至り、原稿9の表面に弾性的
に接する。そして、シート12は、原稿9の表面を擦
り、耳折れ10を起こしてのばす。耳折れ10が複数の
原稿9にわたって生じていた場合、シート12が耳折れ
10を修正するときの抗力は大きいが、補強部材26に
より、シート12は変形せずに耳折れ10を起こすこと
ができる。このとき、シート規制部材27により、シー
ト12は上ガイド板15の上に乗り上げないようにされ
る。また、原稿案内板28により、原稿9は、シート1
2が送り出されていない場合でも開口23の端部に引っ
かからないようにされる。
【0023】シート12は、それ自体の弾性により原稿
9の表面に弾性的に接するので、原稿9の枚数が変わる
ことにより原稿9の厚さが変わった場合でも、複雑な機
構によらず、常に原稿9表面をシート12で擦ることが
できる。耳折れ10の修正が終了したとき、シート12
はのびきって、平坦になる。このとき、補強部材26を
含むシート12は、原稿案内板28の下方の空間に位置
し、上ガイド板15とほぼ面一になる。この位置では、
シート12は原稿9に面接触しておらず、ピックアップ
コロ19による原稿9の給紙を妨げない。また、耳折れ
10は、折れ目のくせにより再び屈曲しようとすると、
シート12と干渉するため、鋭角に曲がることはない。
この状態で、原稿9の給紙が行われると紙詰まりは生じ
ない。
【0024】このように、シート12は、開口23を利
用して耳折れ10の修正を行うことができるように配置
されているので、原稿セット台6に原稿9がセットされ
た状態のまま、耳折れ10の修正を行うことができる。
また、回転軸13やシート12など耳折れ修正のための
機構を配置するための空間は、平面視において上ガイド
板15の面積内に収めることができるので、原稿供給装
置5を小さくできる。図6は、図3ないし5に示す原稿
供給装置5の駆動力伝達機構を説明するための図解的な
平面図である。
【0025】給紙コロ20は軸31を備えている。軸3
1は、原稿供給装置5の一方の側端に向かってのびてお
り、側板32を貫通している。側板32の外側で、軸3
1の端部には従動ギア33が設けられている。ピックア
ップコロ19は軸35を備えている。軸31と軸35と
の間には、ベルト36が張設されている。回転軸13は
側板32を貫通しており、側板32の外側で、回転軸1
3の一方の端部には従動ギア34が設けられている。
【0026】従動ギア33と従動ギア34との間には、
駆動モータ(図示しない)により駆動される駆動ギア3
7が配置されており、駆動ギア37は、従動ギア33お
よび従動ギア34と噛合している。ギア33の内部で、
軸31と従動ギア33との接続部分には、給紙クラッチ
38が設けられており、この給紙クラッチ38のオン/
オフにより、軸31と従動ギア33との間の回転力の伝
達/非伝達を切り換えることができる。同様に、ギア3
4の内部で、回転軸13と従動ギア34との接続部分に
は、回転軸クラッチ39が設けられており、この回転軸
クラッチ39のオン/オフにより、回転軸13と従動ギ
ア34との間の回転力の伝達/非伝達を切り換えること
ができる。給紙クラッチ38や回転軸クラッチ39は、
電磁クラッチ、バネクラッチなどとすることができる。
【0027】給紙クラッチ38および回転軸クラッチ3
9のオン/オフは、制御部3により制御される。給紙ク
ラッチ38がオンになり、軸31が回転されると、ベル
ト36により回転力が伝えられて軸35も回転する。す
なわち、給紙コロ20とピックアップコロ19とは、常
に同時に回転する。図7は、図3ないし図6の原稿供給
装置5が備えられた複写機40の動作を示すタイミング
チャートである。
【0028】複写動作開始前、駆動モータは停止してお
り、リフト板14は下方の退避位置にあり、給紙クラッ
チ38および回転軸クラッチ39はオフとなっている。
シート12は回転軸13に巻かれており、この状態の回
転軸13の回転角度位置に対応してホームポジションセ
ンサは、出力信号を発生している。ユーザが、原稿セッ
ト台6に原稿9をセットした後、複写機40の本体1に
備えられたプリントボタンを押下すると、制御部3は原
稿供給信号を出力し、それに応答して原稿供給装置5の
各部は所定の動作を開始する。まず、リフト板14が上
がり、原稿9が処理位置に持ち上げられる。次に、回転
軸クラッチ39がオンにされ、駆動モータがシート12
を送り出すように回転(正転)する。ホームポジション
センサは、出力信号を発生しない状態となる。
【0029】シート12がのびきるまで送り出されて、
耳折れ10の修正が終了すると、駆動モータは停止し、
回転軸クラッチ39はオフにされる。このとき、回転軸
13は回転駆動力が与えられていない状態となるが、回
転軸押さえ板29が回転軸13の平坦面に当接して、回
転軸13の回転を抑止するため、シート12は原稿9側
には戻らない。この状態は、次に回転軸13に回転駆動
力が与えられるまで維持される。
【0030】そして、駆動モータが正転し、給紙クラッ
チ38のオンとオフとが繰り返され、ピックアップコロ
19および給紙コロ20が、原稿9の枚数と同じ回数、
間欠的に回転する。これにより、すべての原稿9が送出
される。この後、駆動モータは停止し、給紙クラッチ3
8はオフにされる。そして、回転軸クラッチ39がオン
にされ、駆動モータが、ホームポジションセンサの出力
信号が発生するまで逆転する。これにより、シート12
は、回転軸13に巻かれた状態となる。
【0031】以上の実施形態においては、シート12が
回転軸13に巻かれた状態のときに、原稿9がセットさ
れることとされているが、シート12がのびきって平坦
な状態になっているときに、原稿9がセットされること
としてもよい。原稿9の表面を擦る部材は、シート状の
もの以外に、一定の厚みを有して変形しない板状のもの
などであってもよい。この場合、この板状の部材は、バ
ネなどで原稿の表面に弾性的に押し付ける構成であって
もよい。すなわち、原稿表面を擦る部材は、全体が弾性
体でなくてもよく、変形しない部材と弾性体とを組み合
わせたものとすることも可能である。また、原稿9の表
面を擦る部材は、軸に取り付けられて回転するものに限
らず、直線的に送り出されて移動する構成でもよい。
【0032】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る原稿供給装置が採用
された複写機の全体的な構造を示す図解的な断面図であ
る。
【図2】本発明に係る原稿供給装置が備えた耳折れ修正
機構の動作原理を説明するための図解図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る原稿供給装置の図解
的な平面図である。
【図4】耳折れ修正前の状態を示す図3のIV−IV線断面
図である。
【図5】耳折れ修正後の状態を示す図3のIV−IV線断面
図である。
【図6】図3ないし5に示す原稿供給装置の駆動力伝達
機構を説明するための図解的な平面図である。
【図7】図3ないし図6の原稿供給装置が備えられた複
写機の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
3 制御部 5 原稿供給装置 6 原稿セット台 10 耳折れ 12 シート 13 回転軸 15 上ガイド板 23 開口 38 給紙クラッチ 39 回転軸クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 BA03 BA13 CA01 HB05 JA02 JA04 2H076 BA15 BA24 BA47 EA21 3F053 HA03 HB16 LA02 LB02 3F343 FA03 FB02 FC04 FC05 GA02 GB01 GC01 GD01 KA02 KA17 KB04 LA03 MB03 MB13 MC26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿をセットするための原稿セット台と、 この原稿セット台にセットされた原稿の少なくとも上面
    先端の両端部に接し、原稿送出方向に原稿上面を擦る耳
    折れ修正機構と、を含むことを特徴とする原稿供給装
    置。
  2. 【請求項2】上記原稿セット台の上方には、原稿の上面
    をガイドする上ガイド板が設けられており、 この上ガイド板の原稿の先端両側に対向する部分は切欠
    かれて空間が形成されており、 その空間を利用して上記耳折れ修正機構が配置されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の原稿供給装置。
  3. 【請求項3】上記耳折れ修正機構は、弾性体のシートを
    含むことを特徴とする、請求項1または2記載の原稿供
    給装置。
  4. 【請求項4】上記原稿セット台の上方には、セットされ
    る原稿の幅方向に延びる回転軸が備えられ、この回転軸
    に上記シートの後端が取り付けられていて、この回転軸
    が回転することにより上記シートの先端から上記シート
    は弾性的に原稿上面に接することを特徴とする、請求項
    3記載の原稿供給装置。
  5. 【請求項5】原稿供給開始信号に応答して、上記弾性体
    のシートが原稿に接した状態になるように上記耳折れ修
    正機構を動作させ、その後原稿の供給が行われる間は、
    上記弾性体のシートが原稿上面に接した状態が維持さ
    れ、原稿の供給終了後、上記回転軸が回転されて上記弾
    性体のシートが原稿上面に接しない位置に移動した状態
    にされることを特徴とする、請求項4記載の原稿供給装
    置。
  6. 【請求項6】供給用にセットされた原稿に対し、原稿送
    出方向に原稿上面を弾性体で擦ることによって、原稿の
    上面先端に生じている耳折れを修正することを特徴とす
    る原稿の耳折れ修正方法。
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