JP2002362487A - 電動式ポッド型推進機 - Google Patents

電動式ポッド型推進機

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JP2002362487A JP2001167948A JP2001167948A JP2002362487A JP 2002362487 A JP2002362487 A JP 2002362487A JP 2001167948 A JP2001167948 A JP 2001167948A JP 2001167948 A JP2001167948 A JP 2001167948A JP 2002362487 A JP2002362487 A JP 2002362487A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 推進機としての性能向上を図るために電動機
設置部の外径を小さくしようとしても、電動機の外径の
小型化が難しく小型化を図ることができない。 【解決手段】 ストラット2で支持するポッド3にプロ
ペラ4を設け、このプロペラ4を駆動する駆動軸5をポ
ッド3内に設けた軸受6,7で支持し、この駆動軸5に
電動機8の回転子9を設け、この電動機8の固定子10
を、回転子9の外周に位置し、前記ポッド3の外殻内面
に接するように設け、この外殻11を介したポッド3外
部の水流で固定子10を放熱冷却して電動機径を小型化
し、ポッド3の外径を小型化した推進機で水抵抗を低減
して性能向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、舶用推進機とし
て用いられるポッド型推進機に関し、詳しくは、電動機
をポッド内に設置した電動式ポッド型推進機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、船舶の主推進機として旋回式
スラスタが利用されているが、近年、電動機をポッド内
に設置した電動式ポッド型推進機が注目されている。こ
の電動式ポッド型推進機は、電動機を水中のポッド内に
設置し、この電動機の出力軸にプロペラが取り付けられ
たものである。
【0003】図7は、この種の従来技術である特開平6
−191484号公報記載の船舶用推進装置を示す側断
面図である。この発明では、駆動ユニット51を内部か
ら支持するほぼ鉛直な力板52をケーシング53内に設
け、この力板52を、駆動モータ54の取付部材と、駆
動モータ54によるトルク反力のケーシング53への伝
達部材と、気体状冷却材55の出入りする管路の壁部材
として多目的利用することにより、推進装置の寸法およ
び重量を低減させようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポッド型推
進機におけるポッドは、水中での抵抗を低減して性能向
上を図るためには電動機設置部のポッド外径を小さくす
る必要がある。しかしながら、前記従来技術の推進装置
では、駆動モータ54の取付部材である力板52によっ
て、固定子の外側をとりまくように冷却空気の通路56
が形成された状態で駆動モータ54がケーシング53
(ポッド)内に配置されている。
【0005】そのため、推進機としての性能向上を図る
ために駆動モータ54の設置部のケーシング外径を小さ
くしようとしても、駆動モータ54の回転子及び固定子
を冷却するために外側をとりまく通路56が駆動モータ
54の外径小型化の妨げになり、推進機の小型化を図る
ことができない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、本願発明は、ストラットで支持するポッド
にプロペラを設け、該プロペラを駆動する駆動軸をポッ
ド内に設けた軸受で支持し、該駆動軸に駆動用電動機の
回転子を設け、該駆動用電動機の固定子を、該回転子の
外周に位置し、前記ポッドの外殻内面に接するように設
けている。このように、電動機の構成部品である固定子
をポッドの外殻に直接固定して一体とすることにより、
この外殻を介してポッド外部の水流で固定子が放熱冷却
されるので、電動機で駆動軸を直接駆動するポッド型推
進機において、電動機径を小さくしてポッド径を小型化
し、ポッドの水抵抗を低減して推進機の性能向上を図る
ことができる。
【0007】また、ポッド外殻と接しない部位の固定子
を気体冷却する通風路をストラット内に設け、該通風路
に冷却気体を供給する冷却ファン装置を船体側に設けれ
ば、ポッド外殻に接する固定子の冷却をポッド周囲の水
流への放熱冷却で行い、ポッド外殻に接しないストラッ
ト部での固定子と回転子の冷却を、ストラット内の通風
路から冷却気体を供給する気体冷却で行うことによっ
て、冷却効果を高めることができる。この場合、固定子
の大部分の冷却にポッド外殻からの放熱冷却を採用して
いるので、気体冷却に要する冷却気体の量は少なく、船
体側に設ける冷却ファン装置は小さいものでよい。
【0008】さらに、ストラット内に設ける通風路を、
固定子の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前
部又は後部に位置する通風路とから構成し、固定子の前
部又は後部に位置する通風路の一方を冷却気体供給路と
し、固定子の上部に位置する通風路を冷却気体排出路と
して構成すれば、固定子の前部又は後部の一方から冷却
気体を供給し、固定子の上部から排出する冷却気体の流
れを形成することができる。この場合、回転子を冷却し
た後の冷却気体をストラットの位置の固定子に通過させ
ることにより、回転子の冷却とストラットの位置の固定
子の冷却とを同時に行うことができる。なお、冷却気体
の反供給側は、全ての冷却気体が固定子の上部に位置す
る通風路へ導かれるように密封される。
【0009】また、ストラット内に設ける通風路を、固
定子の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前後
部に位置する通風路とから構成し、固定子の前後部に位
置する通風路を冷却気体供給路とし、固定子の上部に位
置する通風路を冷却気体排出路として構成してもよい。
このように構成することにより、冷却気体を固定子の両
端からそれぞれ供給し、回転子を冷却した後の冷却気体
をストラットの位置の固定子に通過させれば、回転子の
冷却とストラットの位置の固定子の冷却とを同時に行う
ことができるとともに、回転子の前後から冷却気体を供
給するので、冷却効果を上げることができる。
【0010】さらに、ストラット内に設ける通風路を、
固定子の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前
部又は後部に位置する通風路とから構成し、固定子の上
部に位置する通風路を冷却気体供給路とし、固定子の前
部又は後部に位置する通風路の一方を冷却気体排出路と
して構成すれば、固定子の上部から冷却気体を供給し、
固定子の前部又は後部の一方から排出する冷却気体の流
れを形成することができる。この場合、ストラットの位
置の固定子を冷却した後の冷却気体を回転子に通過させ
ることにより、ストラットの位置の固定子の冷却と回転
子の冷却とを同時に行うことができる。なお、冷却気体
の反供給側は、全ての冷却気体が回転子の一方の通風路
へ導かれるように密封される。
【0011】また、ストラット内に設ける通風路を、固
定子の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前後
部に位置する通風路とから構成し、固定子の上部に位置
する通風路を冷却気体供給路とし、固定子の前後部に位
置する通風路を冷却気体排出路として構成してもよい。
このように構成することにより、ストラットの位置の固
定子を冷却した後の冷却気体で回転子を冷却し、この冷
却気体を回転子の両端から排出させれば、ストラットの
位置の固定子の冷却と回転子の冷却とを同時に行うこと
ができるとともに、回転子の前後から冷却気体を排出す
るので、冷却効果を上げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本願発明の第1実施形態
を示す電動式ポッド型推進機の側断面図であり、図2は
図1に示すA−A断面図、図3は図1に示すB−B断面
図、図4は図1に示すC部拡大図である。なお、この実
施形態では旋回式の電動式ポッド型推進機を例にし、気
体冷却を伴う場合を説明する。
【0013】図1に示すように、電動式ポッド型推進機
1は、図示しない船体に設けられた旋回機構によって旋
回させられる鉛直方向に設けられたストラット2と、こ
のストラット2の下端に設けられたポッド3とを具備し
ており、このポッド3の前部に設けられたプロペラ4の
駆動軸5が、ポッド3内に設けられた電動機8(駆動モ
ータ)で直接的に駆動されている。このプロペラ4の駆
動軸5は、ポッド3内の前後に設けられた軸受6,7に
よって回転可能に支持されている。
【0014】そして、前記電動機8の回転子9が駆動軸
5に設けられ、固定子10がポッド3の外殻11の内面
に接するように設けられている。回転子9は、図2に示
すように、駆動軸5の周囲の軸方向に設けられた複数の
リブ12によって支持されており、駆動軸5と一体的に
回転するように構成されている。固定子10は、ポッド
3の外殻11の内面に接するように一体的に設けられて
おり、ポッド3側に固定されている。なお、この実施形
態では、固定子10を外殻11に直接固定しているが、
固定子10と外殻11との間に他の部材を介装してもよ
く、固定子10の熱が外殻11に伝わるような構成であ
ればよい。
【0015】このように固定子10を固定するポッド3
の縦断面形状は円形断面であり、外殻11の内面に円形
の固定子10が沿うように形成されている。そのため、
この円形断面に形成されたポッド3内に設けた固定子1
0は、ストラット2の部分13(図2に示す斜線部)を
除いた部分がポッド外殻11と接するように設けられて
いる。したがって、このポッド外殻11に接する部分の
固定子10は、水流によって冷却されるポッド外殻11
を介して放熱冷却される。
【0016】また、図1に示すように、前記ストラット
2内には、このように設けられた電動機8の軸方向前後
端部位置に仕切壁14,15が設けられている。この仕
切壁14,15は、図3に示すように、ストラット2内
を幅方向に連結するように設けられており、この仕切壁
14,15によってストラット2の前後と中央に通風路
16,17,18が形成されている。これらの通風路1
6,17,18が、電動機8の回転子9と固定子10の
一部(前記図2に示す部分13)を冷却する冷却気体2
3,24の通路となる。
【0017】なお、26は、これらの回転子9と固定子
10を冷却するこの冷却気体23,24を供給する冷却
ファン装置である。また、前記ストラット2内に設けら
れる仕切壁14,15は、ストラット2内に設ける1枚
又は2枚程度の強度上必要な補強板を有効に利用するこ
とができるので、余分な構造物の追加をすることなく通
風路16,17,18を形成することができる。さら
に、この仕切壁14,15は、鉛直方向のストラット
2、および電動機8の外殻となるポッド3を鋳物で形成
する場合、内部の形状を簡単にすることができるので、
木型等の作成が容易になる等の効果も奏する。
【0018】一方、前記電動機8の固定子10と回転子
9は、図4に示すように、複数の薄板19(珪素鋼板)
を積層したものをスペーサ20で位置決めして固定する
ことにより、各ブロック間に所定の間隙の通風溝21,
22を設けて軸方向に固定したものであり、この通風溝
21,22は、図3にも示すように、軸方向に所定間隔
で複数が形成されている。
【0019】そのため、図1に示すように、前記通風路
16,18からポッド3内に冷却気体23,24を供給
したとすると、この冷却気体23,24は、図4に示す
ように、駆動軸5の軸方向に設けられたリブ12の間か
ら軸方向へと流れ、回転子9に形成された通風溝21か
ら固定子10に形成された通風溝22へと流れ、通風路
17からストラット2の上部の通風路17へと流れて行
く。このような冷却経路で、回転子9と、ストラット2
の位置の固定子10の部分13とが気体冷却される。
【0020】なお、この実施形態ではストラット2に形
成された通風路16,18を供給路とし、通風路17を
排出路としているが、これら通風路16,18の一方を
供給路としても、通風路17を供給路として通風路1
6,18を排出路としてもよく、冷却気体23,24の
供給路と排出路の構成は、電動機8の大きさやポッド形
状等に応じて決定すればよく、この実施形態に限定され
るものではない。
【0021】以上のように構成された電動式ポッド型推
進機1によれば、電動機8でプロペラ4を駆動している
状態では、ポッド3がプロペラ4ヘの流入水やプロペラ
4の後方の水流25によって冷却されるため、このポッ
ド3の外殻11と接するように設けられた固定子10の
大部分はポッド外殻11を介した熱伝達により放熱冷却
される。
【0022】そして、ストラット2の部分に位置し、ポ
ッド3の外殻11とは接しない水への放熱冷却が困難で
ある固定子10の部分13(図2)は、船内側に設置さ
れた冷却ファン装置26から送られる冷却気体23,2
4(冷却空気)が、ポッド軸方向の両側に設けられた通
風路16,18を通って電動機8の回転子9側面に形成
されたリブ12の間から軸方向に進入し、回転子9及び
固定子10の軸方向に複数設けられた通風溝21,22
を通り、回転子9の冷却と固定子10の部分13の通風
溝22を通過して、通風路17から船内側に設置された
冷却ファン装置へと戻される冷却気体23,24による
気体によって冷却される。
【0023】このように回転子9を冷却した後の冷却気
体23,24を、この回転子9の軸方向に複数設けられ
た通風溝21から固定子10へ供給し、この固定子10
のストラット2の位置の軸方向に複数設けられた通風溝
22を通過させることによって固定子10の部分13を
気体冷却している。
【0024】ここで、電動機8による発熱量と冷却によ
る放熱量とを考察する。発熱量は、図2に示す断面図
で、鉛直方向のストラット2の部分に位置してポッド3
の外殻表面の水による放熱冷却が困難な固定子10の部
分13で発生する熱量をQA1、回転子9の部分で発生す
る熱量をQA2、ポッド外殻11に接して水による放熱が
期待できる固定子10で発生する熱量をQA3とすると、
電動機8が発生する総熱量Qは、Q=QA1+QA2
A3、となる。
【0025】そこで、nを定数(通常、0<n<1)と
して、海水による放熱量Q’A3=nQA3とすると、冷却
気体による放熱量は、Q’A12=QA1+QA2+(1−
n)QA 3となる。よって、海水による放熱を利用しない
場合に比べて、冷却気体の量は、nQA3/(QA1+QA2
+QA3)だけ少なくて済む。
【0026】ここで、n=1とした場合に、電動機固定
子の最下部内側表面温度θinは最大となり、この内側表
面温度θinは、ポッド外殻11や固定子10の材料によ
る熱伝導率と、ポッド回りを流れる流体の流速や熱伝達
率、乱流、層流の状態及び電動機内で発生する総熱量Q
によって求めることができる。そのため、この内側表面
温度θinが許容最大温度θmax 以下となり、舶用の推進
機として有効となるようなポッド3の形状や材質を選定
することにより、冷却効果の高い電動式ポッド型推進機
1を構成することができる。また、n<1とすることに
より、つまり冷却気体の量を増加させることにより、冷
却気体による放熱量を増加させて、θinの値を好ましい
設定温度θset まで低下させることができる。なお、電
動機8内で発生する熱量Qが小さく、n=1とした場合
のθinがθset またはそれ以下の場合は、n=1のまま
とするか、冷却ファン装置の小型化が必要な場合には、
θin=θset となるまで、nの値を1より増加すること
ができる。
【0027】以上のように、ポッド3の外殻11内面に
接するように電動機8の固定子10を直接設置すること
により、ポッド3の外殻11を介して海水で電動機8を
効率良く冷却することができるので、冷却効果を保ちつ
つポッド3の外径を小型化することが可能となり、推進
効率を向上させた電動式ポッド型推進機1を構成するこ
とができる。
【0028】図5は第2実施形態を示すポッド型推進機
の側面図であり、図6は同ポッド型推進機の正面図であ
る。なお、この第2実施形態は、上述した第1実施形態
におけるポッドの外面にフィンを設けた実施形態である
ため、内部構成の説明は省略するとともに、上述した第
1実施形態と同一の構成には同一符号を付して説明す
る。
【0029】図示するように、ポッド3の外面の両側部
と下部には、このポッド3の外面から半径方向に立設す
るフィン27が設けられている。フィン27は、ポッド
3の軸方向のほぼ中央部に設けられており、上述した第
1実施形態における電動機8の固定子10を設けた位置
を含む外側に設けられている。
【0030】このフィン27は、前部に設けられたプロ
ペラ4によって旋回成分が与えられた水流(後流)25
から旋回成分を取り除くものであり、プロペラ4側に旋
回成分の方向から軸方向に湾曲する湾曲部28が形成さ
れている。したがって、このフィン27に流入する水流
25は、フィン27の後方ではポッド3の軸方向と平行
に真っ直ぐ後方へ流れる水流25となる。
【0031】なお、この実施形態では3本のフィン27
を設けているが、フィン27の形状や本数はポッド3の
径やプロペラ推力等に応じて適宜設定すればよく、この
実施形態に限定されるものではない。
【0032】このように構成された第2実施形態の電動
式ポッド型推進機29によれば、プロペラ4によって旋
回成分が与えられてポッド3の側面へと流れた水流25
は、このフィン27に沿って旋回成分が取り除かれて、
ポッド3の軸方向に平行な水流25となって後方へと流
れて行く。しかも、このフィン27によってポッド外殻
11の冷却効果を高めることができるので、冷却された
ポッド外殻11によって固定子10の冷却効果をより高
めることができる。
【0033】なお、上述した実施形態では、いずれもポ
ッド3の上流側にプロペラ4を設けた構成であるが、ポ
ッド3の後流側にプロペラ4を設けた構成であっても同
様に可能であり、上述した実施形態に限定されるもので
はない。
【0034】また、上述した実施形態は一実施形態であ
り、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は
可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定される
ものではない。
【0035】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0036】固定子をポッド外殻に接するように設けて
電動機径を小型化することができるので、プロペラへ流
入する水流又はプロペラ後流の水流が滑らかとなり、舶
用推進機としての性能向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す電動式ポッド型
推進機の側断面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】図1に示すB−B断面図である。
【図4】図1に示すC部拡大図である。
【図5】本願発明の第2実施形態を示す電動式ポッド型
推進機の側面図である。
【図6】図5に示す電動式ポッド型推進機の背面図であ
る。
【図7】従来の電動式船舶用推進装置を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】
1…電動式ポッド型推進機 2…ストラット 3…ポッド 4…プロペラ 5…駆動軸 6,7…軸受 8…電動機 9…回転子 10…固定子 11…外殻 12…リブ 13…部分 14,15…仕切壁 16,17,18…通風路 19…薄板 20…スペーサ 21,22…通風溝 23,24…冷却気体 25…水流 26…冷却ファン装置 27…フィン 28…湾曲部 29…電動式ポッド型推進機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストラットで支持するポッドにプロペラ
    を設け、該プロペラを駆動する駆動軸をポッド内に設け
    た軸受で支持し、該駆動軸に駆動用電動機の回転子を設
    け、該駆動用電動機の固定子を、該回転子の外周に位置
    し、前記ポッドの外殻内面に接するように設けた電動式
    ポッド型推進機。
  2. 【請求項2】 ポッド外殻と接しない部位の固定子を気
    体冷却する通風路をストラット内に設け、該通風路に冷
    却気体を供給する冷却ファン装置を船体側に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の電動式ポッド型推進機。
  3. 【請求項3】 ストラット内に設ける通風路を、固定子
    の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前部又は
    後部に位置する通風路とから構成し、固定子の前部又は
    後部に位置する通風路の一方を冷却気体供給路とし、固
    定子の上部に位置する通風路を冷却気体排出路として構
    成したことを特徴とする請求項2記載の電動式ポッド型
    推進機。
  4. 【請求項4】 ストラット内に設ける通風路を、固定子
    の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前後部に
    位置する通風路とから構成し、固定子の前後部に位置す
    る通風路を冷却気体供給路とし、固定子の上部に位置す
    る通風路を冷却気体排出路として構成したことを特徴と
    する請求項2記載の電動式ポッド型推進機。
  5. 【請求項5】 ストラット内に設ける通風路を、固定子
    の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前部又は
    後部に位置する通風路とから構成し、固定子の上部に位
    置する通風路を冷却気体供給路とし、固定子の前部又は
    後部に位置する通風路の一方を冷却気体排出路として構
    成したことを特徴とする請求項2記載の電動式ポッド型
    推進機。
  6. 【請求項6】 ストラット内に設ける通風路を、固定子
    の上部に位置する通風路と、該固定子の軸方向前後部に
    位置する通風路とから構成し、固定子の上部に位置する
    通風路を冷却気体供給路とし、固定子の前後部に位置す
    る通風路を冷却気体排出路として構成したことを特徴と
    する請求項2記載の電動式ポッド型推進機。
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