JP2002361822A - 凹版オフセット印刷におけるドクターブレード保持構造およびスキージブレード保持構造、凹版オフセット印刷機、並びに電磁波シールド板 - Google Patents

凹版オフセット印刷におけるドクターブレード保持構造およびスキージブレード保持構造、凹版オフセット印刷機、並びに電磁波シールド板

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JP2002361822A
JP2002361822A JP2001170204A JP2001170204A JP2002361822A JP 2002361822 A JP2002361822 A JP 2002361822A JP 2001170204 A JP2001170204 A JP 2001170204A JP 2001170204 A JP2001170204 A JP 2001170204A JP 2002361822 A JP2002361822 A JP 2002361822A
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holder
screw
holding structure
squeegee
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JP2001170204A
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English (en)
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Hajime Kuwabara
一 桑原
Takaaki Miyaji
隆昭 宮路
Yasuhiko Kondo
康彦 近藤
Makoto Sugitani
信 杉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレードの全長にわたって版との間に隙間で
きるのを防止し、ブレードの版に対する押しつけ圧を均
一なものにすることができる凹版オフセット印刷におけ
るドクターブレード保持構造およびスキージブレード保
持構造、凹版オフセット印刷機、並びに筋やムラのない
パターンが形成された電磁波シールド板を提供すること
である。 【解決手段】本発明のドクターブレードまたはスキージ
ブレード保持構造は、凹版オフセット印刷において、ブ
レード固定用本体7と、この本体の前面下端に取付けら
れ長片状のドクター(スキージ)ブレード1を保持した
ブレード保持具2と、このブレード保持具2の上部に設
けられかつブレード1の全長にわたって配設された、前
記ブレード1と凹版上面との間の隙間を調整するための
複数の隙間調整ねじ10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹版オフセット印
刷におけるドクターブレード保持構造およびスキージブ
レード保持構造、これらの構造を備えた凹版オフセット
印刷機、並びにこの凹版オフセット印刷機によって形成
される電磁波シールド板に関する。
【従来の技術】
【0002】プラズマディスプレイパネルなどのディス
プレイ表示装置には、前面から漏洩する電磁波を遮蔽す
るために、電磁波シールド板が前面板として装着され
る。この電磁波シールド板の製造方法の一つに、金属粉
末(銀,金,白金,パラジウム,銅などの金属単体またはそ
れらの合金)などの導電性フィラーとバインダーとを含
む導電性ペーストを透明基板上に適当なパターンで塗布
し、硬化または焼き付ける方法がある。また、前記導電
性ペーストに代えて、電気メッキまたは無電解メッキが
可能なペーストを用いてパターンを形成し、ついで電磁
波シールド性能を向上させるために、パターン上に電気
メッキ、無電解メッキ、電着法等の手法により銅などの
導電性金属膜を形成する手段が採用されることもある。
【0003】上記パターンは、ピッチが約40から25
0メッシュ[1インチ(25.4mm)あたりの本数]で
あり、線幅が100μm以下である。このような繊細な
パターンを形成するには凹版オフセット印刷が適してお
り、通常のスクリーン印刷や平版印刷に比べて高精度な
印刷が可能である。
【0004】図4(a)〜(e)は凹版オフセット印刷の概要
を示しており、凹版30の表面にオフセット印刷用のイ
ンキ31を供給し、ついでスキージブレード32を一方
向に移動させて凹版30の画像部にインキを充填した
後、ドクターブレード33を逆方向に移動させて版面上
のインキをかき取る。しかる後、胴34が凹版30上を
一方向に移動して凹版30の画像部に充填されたインキ
を胴上のゴム35に転写させる。この状態で胴34はさ
らに移動して、被印刷物36上へインキ31を転写させ
て印刷像を得る。
【0005】前記ペーストからなるインキを用いてパタ
ーンを形成するためのスキージブレードおよびドクター
ブレードは、図5に示すようにして固定保持されてい
る。すなわち、長片状の薄く長いブレード33の裏面に
該ブレード33とほぼ同じ長さの裏当て37を配置し、
さらにこの裏当て37をホルダーA1およびホルダーB
1により挟み込んだ状態で複数のホルダー固定ねじ(図
5にねじ挿通孔を記号○、ねじ孔を+で示し、かつ挿通
方向を破線矢印で示す)にてこれらを仮止めした後、ド
クターブレード固定用本体に複数の本体固定ねじ(図5
に当該本体固定ねじ挿通孔を記号○で示す)にて固定す
る。
【0006】このとき、版とブレード33との当たり
は、各ブレードの剛性を利用して、各ブレードの版への
押しつけ角度や押しつけ圧で調整していた。ところが、
使用されるブレード33は長さ300mm以上の長い帯
状であるため、版面とブレード33との間に部分的に5
〜100μm程度の隙間が発生しやすい。これは、薄い
ドクターブレード33および裏当て37が仮止め時の締
め付けなどによって撓むことに原因していると推測され
る。
【0007】版面とブレード33との間に隙間がある
と、インキの供給にムラができたり、インキのかき取り
時にインキが版面に残り、これらが原因で、被印刷物3
6上に形成された上記パターンに筋やムラが発生しやす
い。このような筋やムラは、電磁波シールド板におい
て、視認性を著しく低下させる問題をひき起こすため、
極力、上記パターンに筋やムラが発生しないように、ブ
レードの全長にわたって隙間ができるのを防止しなけれ
ばならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ブレードの
全長にわたって版との間に隙間できるのを防止し、ブレ
ードの版に対する押しつけ圧を均一なものにすることが
できる凹版オフセット印刷におけるドクターブレード保
持構造およびスキージブレード保持構造、凹版オフセッ
ト印刷機、並びに筋やムラのないパターンが形成された
電磁波シールド板を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のドクターブレード保持構造は、ドクターブレ
ードを用いて凹版上のインキをかき取るものであって、
ブレード固定用本体と、この本体の前面下端に取付けら
れ長片状のドクターブレードをその全長にわたって保持
したブレード保持具と、このブレード保持具の上部に設
けられかつドクターブレードの全長にわたって配設され
た、前記ドクターブレードと凹版上面との間の隙間を調
整するための複数の隙間調整手段とを備えたことを特徴
とする。
【0010】また、本発明のスキージブレード保持構造
は、スキージブレードを用いて凹版上のインキをかき取
るものであって、ブレード固定用本体と、この本体の前
面下端に取付けられ長片状のスキージブレードをその全
長にわたって保持したブレード保持具と、このブレード
保持具の上部に設けられかつスキージブレードの全長に
わたって配設された、前記スキージブレードと凹版上面
との間の隙間を調整するための複数の隙間調整手段とを
備えたことを特徴とする。
【0011】このように、本発明では、ドクターブレー
ドまたはスキージブレードの全長にわたって複数の隙間
調整手段を配設したので、ドクターブレードまたはスキ
ージブレードの一部に隙間がある場合、当該部分および
その近傍にある隙間調整手段を操作して隙間調整を行な
うことができる。その結果、ブレードの版面に対する押
しつけ圧が均一となり、インキの供給またはインキかき
取りをムラなく均一に行なうことができる。
【0012】本発明の凹版オフセット印刷機は、前記ブ
レード保持構造および/またはスキージ保持構造を備え
たことを特徴とする。この凹版オフセット印刷機は、前
記したブレード保持構造および/またはスキージ保持構
造を備えることにより、インキの供給またはインキのか
き取りをムラなく均一に行なうことができ、微細なパタ
ーンを大面積に印刷する場合でも、筋やムラの発生を防
止することができるため、高品質で大面積の電磁波シー
ルド板を得ることができる。従って、本発明の電磁波シ
ールド板は、上記凹版オフセット印刷機を用いて、基板
上に導電性パターンを形成したことを特徴とする。ま
た、本発明の他の電磁波シールド板は、上記凹版オフセ
ット印刷機を用いて、基板上に電気メッキまたは無電解
メッキが可能なパターンを形成し、このパターン上に電
解メッキまたは無電解メッキにより導電性金属膜を形成
したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
および図2に基づいて説明する。図1および図2はこの
実施形態にかかるドクターブレード保持構造を示してい
る。図1および図2において、1はドクターブレードで
あり、長さ300mm以上で厚さ0.08〜1.0mm
の長片状の鋼製ブレードである。
【0014】ドクターブレード1はブレード保持具2に
よって保持される。このブレード保持具2は、ドクター
ブレード1の背面に取付けられ上部がドクターブレード
1より上方に突出した裏当て3と、この裏当て3の上方
突出部の前面および背面に配置されドクターブレード1
の全長にわたって裏当て3を挟みこんだホルダーAおよ
びホルダーBとを備える。そして、本体固定ねじ6をホ
ルダーAの前面からホルダーAおよびホルダーBに設け
たボルト挿通孔51、52に挿通させてブレード固定用
本体7の前面に設けられたねじ孔8と螺合させ、ブレー
ド保持具2を固定する。ボルト挿通孔51、52および
ねじ孔8は、所定の間隔tでホルダーAおよびホルダー
Bの長さ方向に沿って複数個設けられている。間隔t
は、特に制限されるものではないが、30〜150m
m、好ましくは50〜100mmである。なお、ホルダ
ーAおよびホルダーBは、固定ねじ6でブレード固定用
本体7に固定するのに先だって、ホルダー回転ねじ11
とホルダー固定ねじ12とで仮止めされる(図1に両ね
じ11、12を記号+で示す)。ホルダー回転ねじ11
は、図3(a)に示すように、前記ホルダーAおよびホル
ダーBの長手方向中央部に設けられたねじ挿通孔52,
53を挿通してブレード固定用本体のねじ溝56に螺合
する。一方、ホルダー固定ねじ12は、図3(b)に示す
ように、ホルダーAの長手方向両側部に設けられた縦長
孔54を挿通してホルダーBに設けられたねじ溝55に
螺合する。これにより、前記ホルダー回転ねじ11を回
転中心として前記ブレード保持具2を回転させることに
より、凹版面とブレード1先端とを平行に調整する、い
わゆる水平調整が可能になる。
【0015】ドクターブレード1と裏当て3とは、例え
ば接着剤、両面粘着テープなどの固定部材によって一体
に固定される。ブレード固定用本体7は、前面下端にブ
レード取付け用段部が設けられたものであって、凹版オ
フセット印刷機において、テーブル上に保持された凹版
の上方に往復動可能に設置された架台の片面に取付けら
れている。架台の他面にはスキージのブレード固定用本
体が取付けられる。また、架台の中央部にゴムの巻かれ
た胴が設けられたものであってもよい。
【0016】図2に示すように、ホルダーBは断面が略
逆L字形で構成され、その逆L字形の上部水平部4に鉛
直方向に貫通したねじ孔9が設けられる。このねじ孔9
に隙間調整ねじ10が螺合・貫通し、そのねじ下端部が
前記裏当て3の上面に当接し、さらにこの隙間調整ねじ
10には上部水平部4の上面でナット13が螺合し、隙
間調整手段を形成している。
【0017】隙間調整ねじ10は、ドクターブレード1
の長さ方向に沿って所定の間隔dで複数配列されてい
る。間隔dは小さいほど好ましいが、50mm以下、好
ましくは30mm以下であればよい。また、隙間調整ね
じ10は、ねじ部分の直径が1mm以上、強度の上から
は3mm以上のものを使用するのが好ましい。
【0018】次に、この実施形態にかかるドクターブレ
ード保持構造の動作を説明する。まず、前記したよう
に、ブレード1を有する裏当て3とホルダーAおよびホ
ルダーBとは、ホルダー回転ねじ11とホルダー固定ね
じ12とで仮止めされる。そして、ブレード固定用本体
7にねじ止めされたホルダー回転ねじ11を回転中心と
してブレード保持具2を回転させることにより、凹版面
とブレード1先端とを平行に調整する、いわゆる水平調
整が可能になる。ついで、ブレード固定用本体7に、ド
クターブレード1を保持したブレード保持具2を本体固
定ねじ6で取付け、本体7の傾斜角度および高さの微調
整を行なって、版面に対してブレード1を所定の角度で
かつ所定の圧力で押しつけるようにする。
【0019】このとき、ブレード1と版面との間に紙な
どの薄いシートを差し込み、ブレード1の全長にわたっ
て隙間がないか否かを調べる。そして、一部に隙間があ
った場合には、当該部分およびその近傍に位置する隙間
調整ねじ10のナット13をスパナなどの冶具(図示せ
ず)にて回転させ、ねじ10を徐々に下降させて裏当て
3を押し下げ、ブレード1と版面との隙間をなくす。こ
れによってブレード1と版面との密着性を常に一定に保
つことができる。
【0020】以上の実施形態はドクターブレード保持構
造に関するものであるが、本発明にかかるスキージブレ
ード保持構造は、ドクターブレード1に代えて、スキー
ジブレードを使用する他は、ドクターブレード保持構造
と同じである。また、スキージブレード自体も、ドクタ
ーブレード1と機能が異なる他は略同じである。なお、
上記実施形態では、断面が略逆L字形で構成されたホル
ダーBを使用したが、ホルダーBに代えてホルダーAを
断面略逆L字形で構成し、これにねじ孔9を設けてもよ
い。
【0021】上記実施形態にかかるドクターブレード保
持構造およびスキージブレード保持構造を備えた凹版オ
フセット印刷機は、大面積の細線印刷に好適である。す
なわち、本発明にかかる電磁波シールド板は、上記凹版
オフセット印刷によって、被印刷物となる基板上に導電
性パターンを直接形成するか、あるいは電気メッキまた
は無電解メッキが可能なパターンを形成し、このパター
ン上に電気メッキまたは無電解メッキにより導電性金属
膜を形成したものである。
【0022】基板としては、板だけでなく、フィルムに
も適用することが可能であり、例えばガラス板のほか、
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフィンなど
の合成樹脂板または合成樹脂フィルム、特に熱可塑性樹
脂板またはフィルムなどが挙げられる。合成樹脂板およ
びフィルムはその表面にハードコート層を有していても
よい。基板は、表示体に使用する場合には透明であるこ
とが必要であるが、それ以外の場合には必ずしも透明で
ある必要はない。また、基板は、視認性を高めるため
に、顔料、染料などで着色されていてもよい。基板とし
て使用する板の厚さは0.1〜20mm、好ましくは
0.3〜10mm程度であるのがよい。また、基板とし
て使用するフィルムの厚さは10〜500μm、好まし
くは50〜200μm程度であるのがよい。
【0023】基板の表面に設けられるパターンはピッチ
が約40〜250メッシュ(前出)、線幅が100μm
以下であるのがよく、好ましくはピッチが50〜200
メッシュ、線幅が70μm以下である。
【0024】導電性パターンを形成するためのインキ
は、導電性フィラーと、バインダーとを含むペーストか
らなる。導電性フィラーとしては、例えば金属、金属酸
化物、無定形カーボン粉、グラファイトなどの、導電性
パターンの形成に通常使用されている導電性フィラーが
いずれも使用可能である。金属としては、例えば金、
銀、白金、パラジウム、銅などの金属単体またはそれら
の合金の1種または2種以上の金属粉末が挙げられる。
また、バインダーには、ポリエステル樹脂、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂や天然もしくは合成ゴ
ムなどがいずれも特別な制限なく使用可能である。
【0025】前記導電性フィラーおよびバインダーに必
要に応じて溶剤(例えば高沸点溶剤を含む混合溶剤)そ
の他の添加剤を加え、均一に混合して導電性ペーストを
調製し、この導電性ペーストからなるインキを用いて、
上記凹版オフセット印刷機にて導電性パターンが形成さ
れる。このとき、凹版オフセット印刷機のスキージブレ
ードおよびドクターブレードは前述のようにして隙間調
整されているので、インキの版面への供給およびインキ
のかき取りがムラなく均一に行なわれ、導電性パターン
が印刷された基板に筋やムラなどが発生するのを防止す
ることができる。
【0026】また、導電性パターンに代えて、電気メッ
キまたは無電解メッキが可能なパターンを形成してもよ
い。この場合には、銀、ニッケル、カーボンなどの1種
または2種以上の混合物を使用して、これに前記したと
同様なバインダー、溶剤などを加えてインキを調製し、
このインキを用いて、上記凹版オフセット印刷機にて基
板上に電気メッキまたは無電解メッキが可能なパターン
が形成される。なお、銀はそれ単独で使用した場合、導
電性が低いため、電気メッキまたは無電解メッキにてそ
の表面に導電性金属膜(例えば銅膜)を形成する。ま
た、銀の白さをなくすために、銀にニッケル、カーボン
等を混合した場合、導電性は殆どなくなってしまうため
に、上記のように電気メッキまたは無電解メッキにてそ
の表面に導電性金属膜(例えば銅膜)を形成する必要が
ある。なお、銀は無電解メッキの触媒としても機能す
る。
【0027】なお、電磁波シールド性能をさらに向上さ
せるために、導電性ペーストで形成された導電性パター
ン上に電気メッキ、無電解メッキ、電着法等の手法によ
り金属膜を形成してもよいことは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ドクターブレードまた
はスキージブレードの全長にわたって複数の隙間調整手
段を配設したので、ドクターブレードまたはスキージブ
レードの一部に隙間がある場合、当該部分およびその近
傍にある隙間調整手段を操作して隙間調整を行なうこと
ができる。その結果、インキの供給またはインキのかき
取りをムラなく均一に行なうことができるという効果が
ある。
【0029】また、本発明の電磁波シールド板は、前記
したブレード保持構造および/またはスキージ保持構造
を備えた凹版オフセット印刷機によりパターンを印刷す
るため、筋やムラの発生が防止され、その結果、高品質
で大面積の電磁波シールド板の製造が可能になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドクターブレード保持構造の一実施形
態を示す概略正面図である。
【図2】図1の概略断面図である。
【図3】(a)および(b)はそれぞれホルダーの中央部およ
びその両側部におけるブレード保持具の仮止め構造を示
す概略断面図である。
【図4】凹版オフセット印刷方法を示す概略説明図であ
る。
【図5】通常のドクターブレード保持構造の一実施形態
を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 ドクターブレード 2 ブレード保持具 3 裏当て A ホルダー B ホルダー 6 本体固定ねじ 7 本体 8 ねじ孔 9 ねじ孔 10 隙間調整ねじ 11 ホルダー固定ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮路 隆昭 大阪府高槻市塚原二丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 近藤 康彦 兵庫県神戸市中央区筒井町2−1−1 住 友ゴム工業株式会社内 (72)発明者 杉谷 信 兵庫県神戸市中央区筒井町2−1−1 住 友ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 5E343 AA02 AA12 AA26 AA33 AA34 BB13 BB23 BB24 BB25 BB48 BB49 BB75 DD02 DD32 FF04 GG06 5G435 AA17 BB06 GG33 KK07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドクターブレードを用いて凹版上のインキ
    をかき取る凹版オフセット印刷におけるドクターブレー
    ド保持構造であって、 ブレード固定用本体と、 この本体の前面下端に取付けられ長片状のドクターブレ
    ードをその全長にわたって保持したブレード保持具と、 このブレード保持具の上部に設けられかつドクターブレ
    ードの全長にわたって配設された、前記ドクターブレー
    ドと凹版上面との間の隙間を調整するための複数の隙間
    調整手段とを備えたことを特徴とする、凹版オフセット
    印刷におけるドクターブレード保持構造。
  2. 【請求項2】前記ブレード保持具が、長片状のドクター
    ブレードの背面に取付けられ上部がドクターブレードよ
    り上方に突出した裏当てと、この裏当ての上方突出部の
    前面および背面に配置されドクターブレードの全長にわ
    たって裏当てを挟みこんだホルダーAおよびホルダーB
    とを備え、固定ねじをホルダーAの前面からホルダーA
    およびホルダーBに設けたボルト挿通孔に挿通させて前
    記ブレード固定用本体の前面に設けられたねじ孔と螺合
    させた請求項1記載のドクターブレード保持構造。
  3. 【請求項3】前記ホルダーAおよびホルダーBのいずれ
    か一方が断面略逆L字形で構成され、その略逆L字形の
    上部水平部に鉛直方向に貫通したねじ孔が設けられ、 前記複数の隙間調整手段が、前記ねじ孔に螺合・貫通し
    ねじ下端部が前記裏当て上面に当接した隙間調整ねじ
    と、このねじに上部水平部の上面で螺合したナットとを
    備えた請求項1または2記載のドクターブレード保持構
    造。
  4. 【請求項4】前記ホルダーAおよびホルダーBの長手方
    向中央部に設けられたねじ挿通孔を挿通してブレード固
    定用本体のねじ溝に螺合したホルダー回転ねじと、 前記ホルダーAの長手方向両側部に設けられた縦長孔を
    挿通して前記ホルダーBに設けられたねじ溝に螺合した
    ホルダー固定ねじとを備え、 前記ホルダー回転ねじを回転中心として前記ブレード保
    持具を回転させて凹版とブレードとを平行に調整する請
    求項1〜3のいずれかに記載のドクターブレード保持構
    造。
  5. 【請求項5】スキージブレードを用いて凹版上のインキ
    をかき取る凹版オフセット印刷におけるスキージブレー
    ド保持構造であって、 ブレード固定用本体と、 この本体の前面下端に取付けられ長片状のスキージブレ
    ードをその全長にわたって保持したブレード保持具と、 このブレード保持具の上部に設けられかつスキージブレ
    ードの全長にわたって配設された、前記スキージブレー
    ドと凹版上面との間の隙間を調整するための複数の隙間
    調整手段とを備えたことを特徴とする、凹版オフセット
    印刷におけるスキージブレード保持構造。
  6. 【請求項6】前記ブレード保持具が、長片状のスキージ
    ブレードの背面に取付けられ上部がスキージブレードよ
    り上方に突出した裏当てと、この裏当ての上方突出部の
    前面および背面に配置されスキージブレードの全長にわ
    たって裏当てを挟みこんだホルダーAおよびホルダーB
    とを備え、固定ねじをホルダーAの前面からホルダーA
    およびホルダーBに設けたボルト挿通孔に挿通させて前
    記ブレード固定用本体の前面に設けられたねじ孔と螺合
    させた請求項5記載のスキージブレード保持構造。
  7. 【請求項7】前記ホルダーAおよびホルダーBのいずれ
    か一方が断面略逆L字形で構成され、その略逆L字形の
    上部水平部に鉛直方向に貫通した縦向きねじ孔が設けら
    れ、 前記複数の隙間調整手段が、前記縦向きねじ孔に螺合・
    貫通しねじ下端部が前記裏当て上面に当接した隙間調整
    ねじと、このねじに上部水平部の上面で螺合したナット
    とを備えた請求項5または6記載のスキージブレード保
    持構造。
  8. 【請求項8】前記ホルダーAおよびホルダーBの長手方
    向中央部に設けられたねじ挿通孔を挿通してブレード固
    定用本体のねじ溝に螺合したホルダー回転ねじと、 前記ホルダーAの長手方向両側部に設けられた縦長孔を
    挿通して前記ホルダーBに設けられたねじ溝に螺合した
    ホルダー固定ねじとを備え、 前記ホルダー回転ねじを回転中心として前記ブレード保
    持具を回転させて凹版とブレードとを平行に調整する請
    求項5〜7のいずれかに記載のスキージブレード保持構
    造。
  9. 【請求項9】請求項1〜4のいずれかに記載のドクター
    ブレード保持構造および/または請求項5〜8のいずれ
    かに記載のスキージブレード保持構造を備えたことを特
    徴とする凹版オフセット印刷機。
  10. 【請求項10】請求項9記載の凹版オフセット印刷機を
    用いて、基板上に導電性パターンを形成したことを特徴
    とする電磁波シールド板。
  11. 【請求項11】請求項9記載の凹版オフセット印刷機を
    用いて、基板上に電気メッキまたは無電解メッキが可能
    なパターンを形成し、このパターン上に電気メッキまた
    は無電解メッキにより導電性金属膜を形成したことを特
    徴とする電磁波シールド板。
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