JP2002361568A - 動力式ラチェットレンチ - Google Patents

動力式ラチェットレンチ

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JP2002361568A JP2001175310A JP2001175310A JP2002361568A JP 2002361568 A JP2002361568 A JP 2002361568A JP 2001175310 A JP2001175310 A JP 2001175310A JP 2001175310 A JP2001175310 A JP 2001175310A JP 2002361568 A JP2002361568 A JP 2002361568A
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    • B25B13/461Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member
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    • B25B13/465Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member the ratchet parts engaging in a direction radial to the tool operating axis a pawl engaging an internally toothed ring

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ラチェット爪のヨークの内歯に対する噛合歩進
動作を長期間保障でき、駆動力を大幅に軽減してハウジ
ングをアルミ合金等で構成でき、スピンドルのワーク係
合状態を視認し易く作業性が良い,動力式ラチェットレ
ンチ。 【解決手段】ヨーク1の両面をハウジング2の先端二股
部2bの対向面に摺接し、ガイドブッシュ16,17を
ヨークの孔に内嵌し、スピンドル3を挿通してガイドブ
ッシュで両端支持し、運動変換部7は、該二股部より手
元側に続く部分を小径外形部の内空間に、揺動レバー7
dを収容してボス部7d′がピボット軸7e′に枢支さ
れ、溝状凹部を有する係合部7d″が減速機5の出力軸
5dの先端に延設した偏心軸7aに枢着したボール7b
に被嵌係合するとともに、揺動レバーの先端側端部に形
成した円筒部7d′″が前記ヨークの手元側の張出端部
に形成したU溝状凹部7cに摺接可能に係合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車、その他種々
の装置や構造物の組立・分解・整備等を行う場合に於
て、ボルト、ナット及びネジ等のワークを回動させてね
じ部品の締付け又は取外しを行なう動力式ラチェットレ
ンチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力式ラチェットレンチ、特に、
ヨークの両面をハウジングの先端二股部の対向面で受け
るとともに該ヨークの内側にワーク係合部と小径部と大
径部を有する形状のスピンドルを貫挿し該スピンドルの
中心線を回転中心としてハウジングの手元側に備えたモ
ータにより該ヨークを往復揺動することにより、スピン
ドルの大径部内に穿った空間内に装着したラチェット機
構のラチェット爪をヨークの孔内周面に形成した内歯に
対し係合・離脱を交番させてスピンドルを歩進回転させ
スピンドルの一端に設けたワーク係合部でボルト、ナッ
ト及びネジ等のワークを回動させる構造の動力式ラチェ
ットレンチとしては、特開昭63-28571号、特開昭63-256
373号、特公平6-35115号(特開昭61-260982号)、特開
平10-217140号、特開2001-30179の発明がある。
【0003】上記の構造の動力式ラチェットレンチは、
いずれもスピンドルの大径部でヨークの内歯を受承して
いる構成である。図5を参照して詳細に説明する。動力
式ラチェットレンチは、ヨーク1の両面をハウジング2
の先端二股部2b',2b''の対向面で受けるとともに該
ヨーク1の内側に貫挿したスピンドル3の中心線を回転
中心としてハウジング2の手元側の内部に備えたモータ
4により減速機5、動力伝達軸6、回転運動を往復揺動
に変換する運動変換部7を介してヨーク1を往復揺動し
てスピンドル3の大径部3c内に穿った空間内に装着し
たラチェット機構8のラチェット爪8aをヨーク1の内
歯1aに対し係合・離脱を交番させてスピンドル3を歩
進回転させスピンドル3の先端に設けたワーク係合部3
aでボルト、ナット及びネジ等のワークを回動させる構
造である。なお、特公平6-35115号の動力式ラチェット
レンチにあっては減速機5に替えてハンマ回転を与える
ハンマ構造を有している。
【0004】公知の如く、ラチェット機構8は、ラチェ
ット爪8aと、ラチェット爪8aの中央部を枢支するピン
軸8bと、スピンドル3の大径部3c側の端面より穿設し
た孔に嵌挿した摘み軸8cと、摘み軸8cに穿設した横穴
に収容したばね8d及び該ばね8dにより付勢されラチェ
ット爪8aの背面凹部に当接されたピン8eとからなり、
摘み軸8cを右又は左へ捻ることによりプッシュピン8e
の押し当て位置を変えられるようになっていて、摘み軸
8cを右へ捻るとラチェット爪8aの右側部分がヨーク1
の内歯1aに対し係合・離脱を交番させてスピンドル3
を右回りで歩進回転するようになっており、摘み軸8c
を左へ捻るとラチェット爪8aの左側部分がヨーク1の
内歯1aに対し係合・離脱を交番させてスピンドル3を
左回りで歩進回転するようになっている。
【0005】そして、前記ヨーク1は、両面をハウジン
グ2の先端二股部2b',2b''の対向面で受承されると
ともにスピンドル3の大径部3cでヨーク1の内歯を受
承し、スピンドル3の小径部3bを先端二股部2b''に形
成した円孔にガイド9を嵌合し穴用スナップリング10
を嵌着してスピンドル3の小径部3bをガイド9で軸承
するとともに、スピンドル3の小径部3bと大径部3cの
段部端面に円周等配置に二つ又は三つ設けた穴にばね1
1と球体12を収容して球体12をガイド9に押付けて
スピンドル3の自由回転を制止するブレーキとしかつス
ピンドル3の大径部3cをばね座金様のガイド13で圧
接状態に支持し、もって、スピンドル3にヨーク1に対
する支軸機能を持たせた構造である。
【0006】又、回転運動を往復揺動に変換する運動変
換部7は、動力伝達軸6の先端に一体に延設した偏心軸
7aと、偏心軸7aに被嵌したボール7bと、ヨーク1の
手元側の張り出し部に形成されボール7bに係合する凹
部7cとからなる。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】上記の動力式ラチェ
ットレンチは、以下の欠点を有している。 (1) ボルトを強く締め込んでいく際に、又は堅く占めつ
けてあるボルトを弛める際にヨーク1がハウジング2の
先端二股部2b',2b''を叩きながら揺動する。本願発
明者は、このメカニズムについて探求した結果以下のよ
うな知見を得た。ヨーク1の内歯1aの内径をスピンド
ル3の大径部3cで軸承する構造であり、元来がヨーク
1の内歯1aが早期に磨り減る構造になっていて、しか
も、最初からヨーク1の内歯1aの内径とスピンドル3
の大径部3cとの間には大きなクリアランスがあり、ヨ
ーク1の内歯1aが早期に磨り減ると、該クリアランス
がますます大きくなる。又、ヨーク1とハウジング2の
先端二股部2b',2b''との間にもクリアランスがあ
る。従って、ボール7bがヨーク1の凹部7cに係合して
遊星回転してヨーク1を往復揺動させるときに、ヨーク
1は、スピンドル3に対して回転中心を大きくずらしか
つ回転中心が傾斜して揺動しさらにヨーク1をスピンド
ル3の回転中心とラチェットの中心線の双方に対して直
交する線の周りに傾くことが可能な構造である。ボルト
を締めこんでいくときのヨーク1の横振れを高速度ビデ
オカメラで撮影して調べたところ、ボール7bが遊星回
転を1回転する毎にヨーク1をスピンドル3の回転中心
とラチェットの中心線の双方に対して直交する線の周り
に傾いては戻り傾いては戻ることを反復することが判明
した。ヨーク1がハウジング2の先端二股部2b',2
b''を叩きながら揺動するのは、ヨーク1がスピンドル
3の回転中心とラチェットの中心線の双方に対して直交
する線の周りに傾いては戻り傾いては戻ることを高速で
反復し、ヨーク1が先端二股部2b',2b''の間隔を開
くように大きな楔作用を反復して生起することが原因で
あることが分かった。 (2) ヨーク1がスピンドル3を歩進回転させる機能が不
確実になる製品寿命の期間が短い。本願発明者は、製品
寿命が短いことについて探求した結果以下のような知見
を得た。ヨーク1とスピンドル3とラチェット機構8に
微振動が生じてヨーク1の内歯1aがスピンドル3の大
径部3cを繰り返し打撃することが併発し、使用時間の
経過に伴い比較的早期にスピンドル3の大径部3cの周
面に凹凸が生じるとともにヨーク1の内歯1aの歯先が
摩滅と変形を速めることになっており、凹凸が大きくな
り磨耗や変形が進むと、ラチェット爪8aがヨーク1の
内歯1aに噛合位置をずらして歩進させるための噛み合
い動作が不確実になり、ボルト等の螺動が十分に行えな
くなる。従来のラチェットは、上記の如く、ヨーク1の
内歯1aの内径をスピンドル3の大径部3cで軸承する構
造であり、ヨーク1が傾いては戻り傾いては戻る捻りが
加わりながら揺動しヨーク1がハウジング2の先端二股
部2b',2b''を叩きながら揺動してヨーク1が先端二
股部2b',2b''の間隔を開くように大きな楔作用を反
復するので、先端二股部2b',2b''が広がってヨーク
1との間のクリアランスが早期に大きくなってしまう。
従って、ラチェット爪8aがヨーク1の内歯1aに噛合位
置をずらして歩進させるための噛み合い動作が不確実に
なり、ボルト等の螺動が十分に行えなくなるのは、先端
二股部2b',2b''が広がってヨーク1との間のクリア
ランスが早期に大きくなってしまうことによる影響が極
めて大きい。本願発明者は、ラチェット機構8のばね8
dについて、線径と巻きピッチとばね長さの三つの要素
が異なるばねを多数作って弱いばねから順に装着した使
用したところ、ばねが弱過ぎるときはラチェット爪8a
がヨーク1の内歯1aに噛合位置をずらして歩進させる
ことを行なったり行なわなかったりで不確実な動作にな
ることが分かった。これに対し、ばねが強すぎるときは
ラチェット爪8aがヨーク1の内歯1aに噛合位置をずら
すことなく同一位置に噛合したままとなり、ヨーク1の
往復揺動にラチェット爪8aが追隋しスピンドル3も追
隋して歩進回転しないことが分かった。次に、スピンド
ル3の自由回転を制止するブレーキ力について調べた。
ばね11について、線径と巻きピッチとばね長さの三つ
の要素が異なるばねを多数作って弱いばねから順に装着
した使用したところ、ばねが弱過ぎるときはスピンドル
3の自由回転を制止するブレーキ力が弱く、ばね8dが
強すぎるときと同一の減少が起きてラチェット爪8aが
ヨーク1の内歯1aに噛合位置をずらすことなく同一位
置に噛合したままとなり、ヨーク1の往復揺動にラチェ
ット爪8aが追隋しスピンドル3も追隋して歩進回転し
ないことが分かった。ばね11を強くしてスピンドル3
の自由回転を制止するブレーキ力を、ヨーク1がスピン
ドル3を歩進回転させる方向とは反対方向に揺動すると
きに、スピンドル3が停止しうる大きさにすると、ラチ
ェット爪8aがヨーク1の内歯1aから良好に逃げること
ができることができ、ヨーク1の次ぎのスピンドル3を
歩進回転させる方向の揺動時にラチェット爪8aがヨー
ク1の内歯1aに噛合してスピンドル3を歩進回転させ
ることができることが分かった。しかるに、先端二股部
2b',2b''が広がってヨーク1との間のクリアランス
が早期に大きくなってしまうと、ばね11を弱くしてス
ピンドル3の自由回転を制止するブレーキ力を小さくす
ることと同じ影響が起きる。このことが、従来のラチェ
ットにおける寿命を短くしていることが分かった。 (3) 先端二股部2b',2b''が開かないようにハウジン
グ2に必要な強度を確保するために、肉厚の鋼鉄とし焼
入れしたハウジング2を構成する必要があり、ハウジン
グ2の先端部が重いので長時間作業では腕にかかる負担
が大きく作業性が悪い。なお、肉厚の鋼鉄とし焼入れし
たハウジング2としても比較的短期間の使用により先端
二股部2b',2b''が開いてしまってラチェット爪8a
でスピンドル3を歩進回転させる機能が不確実になって
いた。 (4) ヨーク1に隣接して、偏心軸7aとボール7bと凹部
7cとからなる運動変換部7があり、ハウジング2が大
きく膨らんでいる形状なので、奥まった狭い箇所のボル
ト等の螺動時に先端二股部2b',2b''が見えずスピン
ドル3の先端に設けたワーク係合部3aをボルト、ナッ
ト及びネジ等のワークに係合させる状態を作業者が視認
し難く使い勝手が悪い。
【0008】本願第一の発明は、スピンドルの大径部で
ヨークの内歯を受承する構造を廃してヨークに振れ回り
が生じ難くなるようにして、ヨークの内歯がスピンドル
の大径部の周面に当接することを回避してヨークの内歯
の歯先に摩滅と変形を早期に生じることを回避してラチ
ェット爪がヨークの内歯に噛合して歩進させる動作を長
期間にわたって保障してボルト等の螺動が長期間にわた
って良好に行えて、又、ヨークが揺動する際に運動伝達
部との摩擦力によりヨークが捻られる状態を抑え込んで
ハウジングの先端二股部を開こうとする力を大幅に軽減
してハウジングの先端二股部をアルミ合金等で構成する
ことが強度上可能でありしかも肉厚を薄くすることが出
来て先端部が大幅に軽くなり長時間作業下における腕の
負担を軽減できて作業性が良好であり、さらに、ハウジ
ングの先端二股部に隣接する基端側部分が先端二股部よ
りも小径になっていてスピンドルの先端に設けたワーク
係合部を奥まった狭い箇所のボルト等のワークに係合さ
せる状態を視認し易く作業性が良い,動力式ラチェット
レンチを提供するものである。
【0009】本願第二の発明は、スピンドルの大径部で
ヨークの内歯を受承する構造を廃してヨークに振れ回り
が生じ難くなるようにして、ヨークの内歯がスピンドル
の大径部の周面に当接することを回避してヨークの内歯
の歯先に摩滅と変形を早期に生じることを回避してラチ
ェット爪がヨークの内歯に噛合して歩進させる動作を長
期間にわたって保障してボルト等の螺動が長期間にわた
って良好に行えて、又、ヨークが揺動する際に運動伝達
部との摩擦力によりヨークが捻られる状態を抑え込んで
ハウジングの先端二股部を開こうとする力を大幅に軽減
してハウジングの先端二股部をアルミ合金等で構成する
ことが強度上可能でありしかも肉厚を薄くすることが出
来て先端部が大幅に軽くなり長時間作業下における腕の
負担を軽減できて作業性が良好である,動力式ラチェッ
トレンチを提供するものである。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本願第一の(請求項1
に記載の)発明は、ヨークをハウジングの先端二股部間
に収容して該ヨークの内側にワーク係合部と小径部と大
径部を有する形状のスピンドルを貫挿し該スピンドルの
中心線を回転中心としてハウジングの手元側に備えたモ
ータの回転運動を往復揺動に変換する運動変換部を介し
て伝達して該ヨークを往復揺動することにより、スピン
ドルの大径部内に穿った空間内に装着したラチェット機
構のラチェット爪をヨークの孔内周面に形成した内歯に
対し係合・離脱を交番させてスピンドルを歩進回転させ
スピンドルの一端に設けたワーク係合部でボルト、ナッ
ト及びネジ等のワークを回動させる構造の動力式ラチェ
ットレンチであって、前記ヨークは内歯が端面より引っ
込んでいて、ハウジングの先端二股部に嵌合固着するガ
イドブッシュをヨークの孔に内嵌してヨークに対する両
端支持し、スピンドルを挿通して隆起部材を付設してス
ピンドルを引き抜け不能にしてガイドブッシュでスピン
ドルを両端支持する構成であり、前記ハウジングの先端
二股部より手元側に続く所要中程までの外形部分が手元
側から先端二股部が見えるように該先端二股部よりも細
く絞られた中間部を備えて形成されており、前記運動変
換部は、前記ハウジングの小径外形部の内空間に、揺動
レバーを収容して該揺動レバーの中程のボス部が前記ス
ピンドルに平行して設けるピボット軸に枢支され、揺動
レバーの手元側端部に形成した溝状凹部を有する係合部
が前記減速機の出力軸の先端に延設した偏心軸に枢着し
たボールに被嵌係合するとともに、揺動レバーの先端側
端部に形成した円筒部が前記ヨークの手元側の張出端部
に形成したU溝状凹部に摺接可能に係合した構造である
ことを特徴とする動力式ラチェットレンチを提供するも
のである。
【0011】本願第二の(請求項2に記載の)発明は、
ヨークをハウジングの先端二股部間に収容して該ヨーク
の内側にワーク係合部と小径部と大径部を有する形状の
スピンドルを貫挿し該スピンドルの中心線を回転中心と
してハウジングの手元側に備えたモータの回転運動を往
復揺動に変換する運動変換部を介して伝達して該ヨーク
を往復揺動することにより、スピンドルの大径部内に穿
った空間内に装着したラチェット機構のラチェット爪を
ヨークの孔内周面に形成した内歯に対し係合・離脱を交
番させてスピンドルを歩進回転させスピンドルの一端に
設けたワーク係合部でボルト、ナット及びネジ等のワー
クを回動させる構造の動力式ラチェットレンチであっ
て、前記ヨークは内歯が端面より引っ込んでいて、ハウ
ジングの先端二股部に嵌合固着するガイドブッシュをヨ
ークの孔に内嵌してヨークに対する両端支持し、スピン
ドルを挿通して隆起部材を付設してスピンドルを引き抜
け不能にしてガイドブッシュでスピンドルを両端支持す
る構成であることを特徴とする動力式ラチェットレンチ
を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本願第一の発明の動力式ラチェッ
トレンチの実施の形態を図1乃至図3を参照して説明す
る。図1は、本願発明に係る動力式ラチェットレンチの
全体縦断側面図、図2は、異なる状態における動力式ラ
チェットレンチの先端側部分の拡大縦断側面図、図3
は、動力式ラチェットレンチの先端側部分の拡大縦断正
面図を示す。この実施の形態の動力式ラチェットレンチ
は、ハウジング2が手元側ハウジング2aと先端側ハウ
ジング2bに分割形成されている。手元側ハウジング2a
は、加圧空気導入口と弁収容部とモータ収容部と減速機
収容部(いずれも符号なし)を連通状態に有する所要中
空形状であり、弁収容部に弁装置14を、モータ収容部
にエアモータ4を、減速機収容部に遊星歯車減速機5の
半分を収容しておりかつ弁装置14の弁体14aを開弁
するレバー15が外側に枢着されている。又、先端側ハ
ウジング2bは、減速機収容部と運動変換部収容部(い
ずれも符号なし)を連通状態に有しかつ先端二股部2
b',2b''を有する所要中空形状であり、減速機収容部
に遊星歯車減速機5の半分を、運動変換部収容部に回転
運動を揺動運動に変換する運動変換部7を収容している
とともに、先端二股部2b',2b''にヨーク1とスピン
ドル3とラチェット機構8とガイドブッシュ16,17
等を装着している。遊星歯車減速機5の内歯リングギア
5b の外周面には雄ねじが形成されていて、手元側ハウ
ジング2a とロックナット22と先端側ハウジング2b
が螺合されている。
【0013】加圧空気導入口2a'にコンプレッサの高圧
空気送給ホースを接続して、レバー15を引くと、弁装
置14の弁体14aを開弁して高圧空気がエアモータ4
に入りエアモータ4が回転する。なお、レバー15を引
くと弁装置14の弁体14aを開弁する構造は、公知で
あるので詳細な説明はしない。又、モータはエアモータ
に替えて電動モータでも良い。従って、レバー15や弁
装置14も必要的ではない。
【0014】遊星歯車減速機5は、回転数を低下させト
ルクを増大させるもので、エアモータ4のローター4a
の端部に一体に形成された太陽ギア5aと、太陽ギア5a
の外側にある回転不能な内歯リングギア5bと、太陽ギ
ア5a及び内歯リングギア5bに噛合して回転する遊星ギ
ア5c,5cと、先端側の小径軸部5d'がベアリング5eで
支持されていて手元側の大径部5d”に穿たれた空間に
太陽ギア5aと遊星ギア5c,5cを受け入れてかつ遊星ギ
ア5c,5cを枢支するピン5fを両端支持する出力軸5d
とからなり、太陽ギア5aが回転すると、遊星ギア5c,
5cが自転と遊星回転を行ない、出力軸5dが遊星ギア5
c,5cの遊星回転によって出力回転する。なお、減速機
は、この構造に限定されるものではない。又、減速機が
介在しない構造であっても良い。さらに、減速機5に替
えて特公平6-35115号の動力式ラチェットレンチにおい
て採用されているハンマ回転を与えるハンマ構造を有し
ていても良い。
【0015】又、本願第一の発明では特に、ヨーク1に
両端側に大径穴部と中央部に小径穴部を有し小径穴部に
内歯1aが形成されており、もってヨーク1の内歯1aが
端面より引っ込んでいて、先端二股部2b',2b''に形
成した両側のスピンドル挿通空間にそれぞれガイドブッ
シュ16,17をヨーク1の両側の大径穴部に嵌合して
ピン20,21で固着しかつ該ガイドブッシュ16,1
7をヨーク1の孔に内嵌することにより該ガイドブッシ
ュ16,17にヨーク1に対する両端支軸機能を持たせ
て、ヨーク1に横ずれを伴わない回転を保障するように
枢支し、次いで、前記スピンドル3を一方のガイドブッ
シュ16に外方から挿通してワーク係合部3aを他方の
ガイドブッシュ17より突出させフランジ部3dをガイ
ドブッシュ16の凹部正面に当接すると共に小径部3b
と大径部3cとの段部端面を他方のガイドブッシュ17
の内端面に当接しかつスピンドル3の小径部3bと大径
部3cの段部端面に円周等配置に二つ又は三つ設けた穴
にばね11と球体12を収容して球体12をガイドブッ
シュ17に押付けてスピンドル3の自由回転を制止する
ブレーキとし小径部3bに付設する隆起部材(厚み調整
円板18及び軸用スナップリング19)によりスピンド
ル3の引き抜けを不能にしかつ他方のガイドブッシュ1
7で小径部3bを軸承するとともに一方のガイドブッシ
ュ16で大径部3cを軸承して、スピンドル3をガイド
ブッシュ16,17で両端支持してスピンドル3に横ず
れを伴わない回転を保障し、もってガイドブッシュ1
6,17でヨーク1とスピンドル3のいずれも両端支持
して、スピンドル3の大径部3cではヨーク1の内歯を
受承しない構成となっている。従って、先端二股部2
b',2b''とヨーク1との間のクリアランスを小さく取
ると、先端二股部2b',2b''の対向面がヨーク1の端
面を摺動接触して受承し、クリアランスを大きく取る
と、先端二股部2b',2b''がヨーク1の端面と摺動接
触しない構造になっている。なお、ばね11と球体12
を廃して、図5に示すガイド13を設けてブレーキ力を
確保しても良い。
【0016】又、本願第一の発明では特に、先端側ハウ
ジング2bの前記減速機5と前記ヨーク1との間に対応
する外形部分が手元側から先端二股部が見えるように該
先端二股部よりも細く絞られた中間部2b'''を備えて形
成されている。そして、運動変換部7は、先端側ハウジ
ング2bの小径外形部2b'''の内空間に、揺動レバー7d
を収容して該揺動レバー7dの中程のボス部7d'が前記
スピンドル3に平行して設けるピボット軸7e'を貫挿し
ブッシュ7e''にピボット軸7e'を嵌合してビスねじ7
e'''で締結して揺動レバー7dのボス部7d'を軸方向に
微動しないように枢支し、揺動レバー7dの手元側端部
に形成した溝状凹部を有する係合部7d''が前記減速機
5の出力軸5dの先端に延設した偏心軸7aに枢着したボ
ール7bに被嵌係合するとともに、揺動レバー7dの先端
側端部に形成した円筒部7d'''が前記ヨーク1の手元側
の張出端部に形成したU溝状凹部7cに摺接可能に係合
した構造であり、減速機5の出力軸5dの出力回転は、
偏心軸7aとボール7bを介して揺動レバー7dに伝達さ
れ、揺動レバー7dの揺動に運動変換され、さらに揺動
レバー7dの揺動がヨーク1の揺動として伝達される。
ボール7bは係合部7d''に対して揺動レバー7dの揺動
面に垂直な方向に摩擦力を作用するが、揺動レバー7d
のボス部7d'をピボット軸7e'で軸承しかつピボット軸
7e'とブッシュ7e''とでボス部7d'を挟んでいて、揺
動レバー7dが揺動のみ行なうように規制しているの
で、揺動レバー7dからヨーク1への運動伝達にはヨー
ク1を捻ろうとする力が殆ど作用せず、従って、ヨーク
1には先端側ハウジング2bの先端二股部2b',2b''の
間隔を広げようとする力が生起しない。仮に、ヨーク1
に捻りが伴う揺動がある場合において、先端二股部2
b',2b''を開こうとする力は、ガイドブッシュ16,
17で受けられ、さらにスピンドル3のフランジ部3d
と軸用スナップリング19で受けられるので、先端二股
部2b',2b''が開かない構造になっている。又、誤っ
てラチェットレンチを落下させる等により、スピンドル
3のワーク係合部3aに強い打ち込み力が加わった場合
には、該打ち込み力は、軸用スナップリング19、厚み
調整円板18、ガイドブッシュ17を介して先端二股部
2b''が受けることになり、従って、このような場合に
も、先端二股部2b',2b''が開かない構造になってい
る。このため、先端側ハウジング2b をアルミ合金等の
軽量な金属材料、あるいは強度があるプラスチック材料
等で構成することが出来る。
【0017】そうして、スピンドル3の大径部3c内に
穿った空間内に装着したラチェット機構8のラチェット
爪8aをヨーク1の孔内周面に形成した内歯1aに対し係
合・離脱を交番させてスピンドル3を歩進回転させるこ
とができる。詳述すると、ラチェット機構8は、ラチェ
ット爪8aと、ラチェット爪8aの中央部を枢支するピン
軸8bと、スピンドル3の大径部3c側の端面より穿設し
た孔に嵌挿した摘み軸8cと、摘み軸8cに穿設した横穴
に収容したばね8d及び該ばね8dにより付勢されラチェ
ット爪8aの背面凹部に当接されたプッシュピン8eとか
らなり、摘み軸8cを右又は左へ捻ることによりプッシ
ュピン8eの押し当て位置を変えられるようになってい
て、摘み軸8cを右へ捻るとラチェット爪8aの右側部分
がヨーク1の内歯1aに対し係合・離脱を交番させてス
ピンドル3を右回りで歩進回転するようになっており、
又、摘み軸8cを左へ捻るとラチェット爪8aの左側部分
がヨーク1の内歯1aに対し係合・離脱を交番させてス
ピンドル3を左回りで歩進回転するようになっており、
スピンドル3の一端に設けたワーク係合部3aでボル
ト、ナット及びネジ等のワークを回動させることができ
る。なお、ラチェット爪8a は、摘み軸8c の180度異
なる位置に二個装着した構造であっても良い。
【0018】上記のように、先端側ハウジング2bの先
端二股部2b',2b''の間隔を広げようとする力は殆ど
作用しないので、先端側ハウジング2bをアルミ合金等
を使用して作ることができ、しかも先端二股部2b',2
b''の厚みを従来品よりも薄くすることが出来る。
【0019】図4は、本願第二の発明の実施の形態にか
かる動力式ラチェットレンチを示す。このラチェットレ
ンチは、回転運動を往復揺動に変換する運動変換部7の
構成が図5(a),(b)に示す従来品と同一の構成である。
運動変換部7は、動力伝達軸6の先端に一体に延設した
偏心軸7aと、偏心軸7aに被嵌したボール7bと、ヨー
ク1の手元側の張り出し部に形成されボール7bに係合
する凹部7cとからなる。この発明では、運動変換部7
は、従来品と同一構造であるが、先端側ハウジング2b
の先端二股部2b',2b''装着するヨーク1とスピンド
ル3は、ヨークの内歯の内径をスピンドルの大径部で軸
承する構造である従来のラチェットレンチとは異なり、
ガイドブッシュ16,17によるヨーク1とスピンドル
3をそれぞれ両端支持する構造とし、ヨーク1揺動する
ときに捻りが伴って先端二股部2b',2b''を開こうと
する力が生起しても、この力は、ガイドブッシュ16,
17で受けられ、さらにスピンドル3のフランジ部3d
と軸用スナップリング19で受けられるので、先端二股
部2b',2b''が開かない。そして、ヨーク1の内歯1a
の内径をスピンドル3の大径部3cで軸承する構造では
ないので、ヨーク1の内歯1aが早期に磨り減ることが
回避され、しかも、最初からヨーク1の内歯1aの内径
とスピンドル3の大径部3cとの間には大きなクリアラ
ンスがあっても、このクリアランスがヨーク1の振れ回
りに影響を与えることがない。その他、本願第一の発明
と同一の構成部分については説明を省略し、同一符号を
付すに留める。
【0020】
【発明の効果】本願第一の発明の動力式ラチェットレン
チは、従来の動力式ラチェットレンチに比べて、ヨーク
の内歯がスピンドルの大径部の周面に当接せず、ヨーク
の内歯の歯先に摩滅と変形を生じ難く、ラチェット爪の
ヨークの内歯に対する噛合歩進動作を長期間保障でき、
又、ヨークが捻られる状態を抑え込んでハウジングの先
端二股部を開こうとする力を大幅に軽減してハウジング
をアルミ合金等で構成できて軽量になり、さらに、ハウ
ジングの先端二股部に隣接する先端側が絞られた形状に
なっていてスピンドルのワーク係合部を奥まった狭い箇
所のボルト等のワークに係合させる状態を視認し易く作
業性が良い。詳述すると、本願第一の発明の動力式ラチ
ェットレンチは、従来の動力式ラチェットレンチに比べ
て、スピンドルの大径部でヨークの内歯を受承する構造
を廃して、両側のガイドブッシュによりヨークとスピン
ドルをそれぞれ独立して両端枢支しかつ両側のガイドブ
ッシュがハウジングの先端二股部を開かないように外側
より嵌合してスピンドルを通して軸用スナップリングを
嵌着して両側のガイドブッシュが離間できない構造であ
り、又、揺動レバーを有してなる運動伝達部を備えてヨ
ークには捻り力が殆ど加わらない構造であるので、ヨー
クに振れ回りが生じず、ヨークの内歯がスピンドルの大
径部の周面に当たることを回避できてスピンドルの大径
部の周面に凹凸が生じることを回避できるとともに、ヨ
ークの内歯の歯先に摩滅と変形を早期に生じることを回
避でき、ラチェット爪がヨークの内歯に噛合して歩進さ
せる動作を長期間にわたって保障してボルト等の螺動が
長期間にわたって良好に行えて、又仮に、ボールと揺動
レバーの摩擦力で揺動レバーに僅かながら捻りが加わり
ヨークに捻り力(=先端二股部を開かせる楔作用力とな
る)が作用しつつ揺動することがあっても、ヨークに作
用する捻り力をヨークに嵌合している両側のガイドブッ
シュで受けてさらにスピンドルのフランジ部と軸用スナ
ップリングで受けるようになっていて、ハウジングの先
端二股部の対向面がヨークから受ける楔作用力を大幅に
軽減する構成であるので、ハウジングの先端二股部をア
ルミ合金等で構成することが強度上可能でありしかも肉
厚を薄くすることが出来て先端部が大幅に軽くなり長時
間作業下における腕の負担を軽減できて作業性が良好で
あり、さらに、ハウジングの先端二股部に隣接する基端
側部分が先端二股部よりも小径になっていてスピンドル
の先端に設けたワーク係合部を奥まった狭い箇所のボル
ト等のワークに係合させる状態を視認し易く作業性が良
い,という有利な効果を有する。
【0021】又、本願第二の発明は、従来の動力式ラチ
ェットレンチに比べて、ヨークの内歯がスピンドルの大
径部の周面に当接せず、ヨークの内歯の歯先に摩滅と変
形を生じ難く、ラチェット爪のヨークの内歯に対する噛
合歩進動作を長期間保障でき、又、ヨークが捻られる状
態を抑え込んでハウジングの先端二股部を開こうとする
力を大幅に軽減してハウジングをアルミ合金等で構成で
きて軽量になり作業性が良い。詳述すると、本願第二の
発明の動力式ラチェットレンチは、従来の動力式ラチェ
ットレンチに比べて、スピンドルの大径部でヨークの内
歯を受承する構造を廃して、両側のガイドブッシュによ
りヨークとスピンドルをそれぞれ独立して両端枢支しか
つ両側のガイドブッシュがハウジングの先端二股部を開
かないように外側より嵌合してスピンドルを通して軸用
スナップリングを嵌着して両側のガイドブッシュが離間
できない構造であるので、ヨークの内歯がスピンドルの
大径部の周面に当たることを回避できてスピンドルの大
径部の周面に凹凸が生じることを回避できるとともに、
ヨークの内歯の歯先に摩滅と変形を早期に生じることを
回避でき、ラチェット爪がヨークの内歯に噛合して歩進
させる動作を長期間にわたって保障してボルト等の螺動
が長期間にわたって良好に行えて、又、従来のラチェッ
トと同様にボールとの摩擦力でヨークに捻り力(=先端
二股部を開かせる楔作用力となる)が作用するが、該ヨ
ークに作用する捻り力をヨークに嵌合している両側のガ
イドブッシュで受けてさらにスピンドルのフランジ部と
軸用スナップリングで受けるようになっていて、ハウジ
ングの先端二股部の対向面がヨークから受ける楔作用力
を大幅に軽減する構成であるので、ハウジングの先端二
股部をアルミ合金等で構成することが強度上可能であり
しかも肉厚を薄くすることが出来て先端部が大幅に軽く
なり長時間作業下における腕の負担を軽減できて作業性
が良好である,という有利な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第一の発明に係るラチェットレンチの全体
縦断側面図。
【図2】異なる状態におけるラチェットレンチの先端側
部分の拡大縦断側面図。
【図3】ラチェットレンチの先端側部分の拡大縦断正面
図を示す。
【図4】本願第二の発明に係るラチェットレンチの全体
縦断側側面図。
【図5】従来の動力式ラチェットレンチの全体縦断側面
図。
【符号の説明】
1・・・ヨーク、1a・・・ヨークの内歯、2・・・ハ
ウジング、2a・・・手元側ハウジング、2a'・・・加
圧空気導入口、2b・・・先端側ハウジング、2b',2
b''・・・先端二股部、2b'''・・・中間部、3・・・
スピンドル、3a・・・ワーク係合部、3b・・・小径
部、3c・・・大径部、3d・・・フランジ部、4・・・
エアモータ、4a・・・ローター、5・・・減速機、5a
・・・太陽ギア、5b・・・内歯リングギア、5c,5c・
・・遊星ギア、5d・・・出力軸、5d'・・・小径軸
部、5d”・・・大径部、5e・・・ベアリング、5f・
・・ピン、6・・・動力伝達軸、7・・・運動伝達部、
7a・・・偏心軸、7b・・・ボール、7c・・・U溝状
凹部、7d・・・揺動レバー、7d'・・・ボス部、7d''
・・・係合部、7d'''・・・円筒部、7e'・・・ピボッ
ト軸、7e''・・・ブッシュ、7e'''・・・ビスねじ、
8・・・ラチェット機構、8a・・・ラチェット爪、8b
・・・ピン軸、8c・・・摘み軸、8d・・・ばね、8e
・・・ピン、9・・・ガイド、10・・・軸用スナップ
リング、11・・・ばね、12・・・球体、13・・・
ガイド、14・・・弁装置、14a・・・弁体、15・
・・レバー、16,17・・・ガイドブッシュ、18・
・・厚み調整円板、19・・・軸用スナップリング、2
0,21・・・ピン、22・・・ロックナット、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨークをハウジングの先端二股部間に収容
    して該ヨークの内側にワーク係合部と小径部と大径部を
    有する形状のスピンドルを貫挿し該スピンドルの中心線
    を回転中心としてハウジングの手元側に備えたモータの
    回転運動を往復揺動に変換する運動変換部を介して伝達
    して該ヨークを往復揺動することにより、スピンドルの
    大径部内に穿った空間内に装着したラチェット機構のラ
    チェット爪をヨークの孔内周面に形成した内歯に対し係
    合・離脱を交番させてスピンドルを歩進回転させスピン
    ドルの一端に設けたワーク係合部でボルト、ナット及び
    ネジ等のワークを回動させる構造の動力式ラチェットレ
    ンチであって、 前記ヨークは内歯が端面より引っ込んでいて、ハウジン
    グの先端二股部に嵌合固着するガイドブッシュをヨーク
    の孔に内嵌してヨークに対する両端支持し、スピンドル
    を挿通して隆起部材を付設してスピンドルを引き抜け不
    能にしてガイドブッシュでスピンドルを両端支持する構
    成であり、 前記ハウジングの先端二股部より手元側に続く所要中程
    までの外形部分が手元側から先端二股部が見えるように
    該先端二股部よりも細く絞られた中間部を備えて形成さ
    れており、 前記運動変換部は、前記ハウジングの小径外形部の内空
    間に、揺動レバーを収容して該揺動レバーの中程のボス
    部が前記スピンドルに平行して設けるピボット軸に枢支
    され、揺動レバーの手元側端部に形成した溝状凹部を有
    する係合部が前記減速機の出力軸の先端に延設した偏心
    軸に枢着したボールに被嵌係合するとともに、揺動レバ
    ーの先端側端部に形成した円筒部が前記ヨークの手元側
    の張出端部に形成したU溝状凹部に摺接可能に係合した
    構造であることを特徴とする動力式ラチェットレンチ。
  2. 【請求項2】ヨークをハウジングの先端二股部間に収容
    して該ヨークの内側にワーク係合部と小径部と大径部を
    有する形状のスピンドルを貫挿し該スピンドルの中心線
    を回転中心としてハウジングの手元側に備えたモータの
    回転運動を往復揺動に変換する運動変換部を介して伝達
    して該ヨークを往復揺動することにより、スピンドルの
    大径部内に穿った空間内に装着したラチェット機構のラ
    チェット爪をヨークの孔内周面に形成した内歯に対し係
    合・離脱を交番させてスピンドルを歩進回転させスピン
    ドルの一端に設けたワーク係合部でボルト、ナット及び
    ネジ等のワークを回動させる構造の動力式ラチェットレ
    ンチであって、 前記ヨークは内歯が端面より引っ込んでいて、ハウジン
    グの先端二股部に嵌合固着するガイドブッシュをヨーク
    の孔に内嵌してヨークに対する両端支持し、スピンドル
    を挿通して隆起部材を付設してスピンドルを引き抜け不
    能にしてガイドブッシュでスピンドルを両端支持する構
    成であることを特徴とする動力式ラチェットレンチ。
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