JP2002361546A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JP2002361546A
JP2002361546A JP2001172421A JP2001172421A JP2002361546A JP 2002361546 A JP2002361546 A JP 2002361546A JP 2001172421 A JP2001172421 A JP 2001172421A JP 2001172421 A JP2001172421 A JP 2001172421A JP 2002361546 A JP2002361546 A JP 2002361546A
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polishing apparatus
polishing
pneumatic cylinder
tool
pneumatic
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JP2001172421A
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English (en)
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Masaharu Mori
正春 森
Shigeru Yamada
茂 山田
Akihiro Fuchigami
明弘 渕上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は自由曲面を有する光学素子等のプラス
チック成形金型等を高精度に研磨加工する研磨装置を提
供する。 【解決手段】研磨装置1は、加重軸7の先端部に取り付
けられた弾性球体工具3を被加工物Pに押し付ける加重
機構部4を、少なくとも1つの空気圧シリンダ8を有し
たものとし、加重軸7を、静圧軸受6で加重軸7の軸方
向に案内しつつ軸方向に移動させ、回転スピンドル5で
弾性球体工具3を回転させて、スラリー中に分散された
研磨砥粒を介して研磨加工する。したがって、駆動系の
摩擦を大幅に低減することができ、研磨ヘッド2の応答
特性を向上させて、研磨精度を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨装置に関し、
詳細には、自由曲面を有する光学素子等のプラスチック
成形金型等を高精度に研磨加工する研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザープリンタやデジタル複写
装置等の光書込系には、ビームの走査スピードやビーム
の焦点位置を直線化するfθレンズに代表される自由曲
面レンズが使用されている。
【0003】この自由曲面レンズの加工技術としては、
例えば、特開平10−296617号公報に記載されて
いる研磨装置及び研磨方法がある。この技術は、ウエハ
研磨において、研磨力を検知してサーボモータ・ボール
ねじにより研磨工具高さを調整することで、研磨圧を均
一にして、研磨面の均一性を向上させようとしている。
【0004】また、従来、特開平5−92362号公報
記載の研磨ヘッド及び研磨装置がある。この技術は、工
具変位を駆動部で間接検知して演算し、サーボ弁から空
気圧シリンダ(またはボイスコイルモータ)の間で必要
な研磨圧を取得して、EEM加工を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな公報記載の従来技術にあっては、駆動系、伝動系、
重力補償系の摩擦を低減させて、応答特性を向上させ、
加工精度を向上させるとともに、低圧領域での研磨加工
を可能のとする上で、改良の必要があった。
【0006】すなわち、上記特開平10−296617
公報記載の技術にあっては、工具や駆動系、支持構造の
自重をカウンターウエイトで重力補償しているため、応
答速度が遅く、また、摩擦による不感帯が存在し、応答
特性を向上させて、加工精度を向上させる上で改良の必
要があった。
【0007】また、特開平5−92362号公報記載の
技術にあっては、低摩擦なエアベリングシリンダで駆動
しているにも拘わらず、自重をばねでキャンセルしてい
るため、粘性要素が存在せず、常に発振しやすく、工具
位置が安定しない。その結果、サーボ系の調整が困難で
あり、作業性が悪いとともに、研磨加工に不均一性が発
生するという問題があった。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、弾性球体
工具を加重手段で被加工物に押し付けつつ、回転手段で
弾性球体工具を回転させて、スラリー中に分散された研
磨砥粒を介して研磨加工する研磨装置の加重手段を、少
なくとも1つの空気圧シリンダを有したものとし、当該
空気圧シリンダの先端部に弾性球体工具の取り付けられ
た加重軸を、静圧軸受で当該加重軸の軸方向に案内しつ
つ当該軸方向に移動させることにより、駆動系の摩擦を
大幅に低減し、研磨ヘッドの応答特性を向上させて、研
磨精度の良好な研磨装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、空気圧シリンダの
静圧軸受を、加重軸を当該加重軸と直交する方向にも移
動可能に支持するものとすることにより、自重の影響を
なくして、慣性による研磨ヘッドの応答特性の低下を抑
止し、簡単な構成でサーボ系の微妙な調整を行うことな
く、研磨精度を向上させることのできる研磨装置を提供
することを目的としている。
【0010】請求項3記載の発明は、加重手段を、当該
加重手段に平行に配設された少なくとも1つの静圧案内
で支持することにより、加重手段の案内精度、モーメン
ト剛性及びシステム固有振動数を向上させ、発振を低減
して、加工限界を大幅に向上させることのできる研磨装
置を提供することを目的としている。
【0011】請求項4記載の発明は、静圧案内を、加重
手段を挟んで一対配設し、弾性球体工具の回転軸を、当
該一対の静圧案内の間であって、同一平面内で支持する
ことにより、静圧案内へのモーメント負荷を大幅に低減
して、比較的安価で低剛性な静圧案内で良好な性能を確
保するとともに、加重手段の案内精度、モーメント剛性
及びシステム固有振動数をより一層向上させ、発振を低
減して、加工限界を大幅に向上させることのできる研磨
装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項5記載の発明は、空気圧シリンダ
を、少なくともその受圧面積の異なる2つの受圧部を有
し、一方の受圧部が、前記加重手段の可動部の自重を補
償し、他方の受圧部が、前記弾性球体工具の前記被加工
物に対する加工に必要な工具押し付け力を発生するもの
とすることにより、1つの空気圧シリンダで可動部の自
重のキャンセルと工具押し付け力の発生を行うことがで
き、極低摩擦での研磨ヘッドの応答特性を向上させて、
小型化かつ簡単な構成で、保守調整の容易な研磨装置を
提供することを目的としている。
【0013】請求項6記載の発明は、加重手段を、ピス
トン径の異なる2つの空気圧シリンダを有し、当該2つ
の空気圧シリンダのうち、一方が加重手段の可動部の自
重を補償し、他方が弾性球体工具の被加工物に対する加
工に必要な工具押し付け力を発生するものとすることに
より、ばねやカウンタ錘を用いた方法と比較して、低摩
擦化して、研磨ヘッドの応答特性を向上させるととも
に、工具押し付け力の調整を容易なものとすることので
きる研磨装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項7記載の発明は、空気圧シリンダ
を、空気圧ポートを有したものとし、当該空気圧ポート
を精密レギュレータで定圧制御することにより、工具押
し付け力を精密に制御し、研磨精度を向上させることの
できる研磨装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項8記載の発明は、空気圧シリンダ
を、空気圧ポートを有したものとし、当該空気圧ポート
を電気−空気変換型サーボ弁で定圧制御することによ
り、被加工面形状に応じて工具押し付け力をリアルタイ
ムに精密制御し、より一層研磨精度を向上させることの
できる研磨装置を提供することを目的としている。
【0016】請求項9記載の発明は、精密レギュレータ
または電気−空気変換型サーボ弁の排気ポート系の排気
ポートの径を大きく形成することにより、精密レギュレ
ータまたは電気−空気変換型サーボ弁の排気流量を増や
して、背圧特性を向上させ、排気の遅れによる研磨ヘッ
ドの応答特性の低下を低減して、より一層研磨精度を向
上させることのできる研磨装置を提供することを目的と
している。
【0017】請求項10記載の発明は、精密レギュレー
タまたは電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートに、複
数の排気絞り弁を並列に配設し、かつ、2位置2方電磁
弁を各列に配設することにより、加工中においても意図
する排気特性に迅速に切り換え、研磨ヘッドの応答特性
をより一層向上させて、より一層研磨精度を向上させる
ことのできる研磨装置を提供することを目的としてい
る。
【0018】請求項11記載の発明は、精密レギュレー
タまたは電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートに、少
なくとも1つの流量サーボ制御弁を配設することによ
り、加工中においても排気特性を任意の状態に連続的に
設定し、研磨ヘッドの応答特性をより一層向上させて、
より一層研磨精度を向上させることのできる研磨装置を
提供することを目的としている。
【0019】請求項12記載の発明は、加重手段に、加
重軸と弾性球体工具との間に配設され当該加重軸の軸方
向の力を検出する力検出手段を設け、当該力検出手段の
検出結果に基づいて、空気圧シリンダの動作を制御する
ことにより、空気圧シリンダの発生力変動と工具押し付
け力を迅速にフィードバックし、研磨ヘッドの応答特性
をより一層向上させて、より一層研磨精度を向上させる
ことのできる研磨装置を提供することを目的としてい
る。
【0020】請求項13記載の発明は、被加工物の形
状、うねり等に基づいて弾性球体工具に発生する振動を
抑制する制振手段を設けることにより、弾性球体工具の
被加工物に対する工具押し付け力を適切に制御し、加工
精度を向上させることのできる研磨装置を提供すること
を目的としている。
【0021】請求項14記載の発明は、制振手段とし
て、流体間隙ダンパまたは電気粘性流体ダンパを用い、
空気圧シリンダと並列に配設することにより、制振手段
と空気圧シリンダで構成される静圧システムの減衰特性
を簡単かつ容易に設定することができ、安価に加工精度
を向上させることのできる研磨装置を提供することを目
的としている。
【0022】請求項15記載の発明は、加重軸の軸方向
の変位を検出する変位検出手段を設け、当該変位検出手
段の検出結果に基づいて、空気圧シリンダと制振手段の
少なくとも一方の動作を制御することにより、被加工物
の加工面形状の変動を速やかに工具押し付け力や減衰特
性等の加工データとして反映し、より一層加工精度を向
上させることのできる研磨装置を提供することを目的と
している。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の研
磨装置は、弾性球体工具を被加工物に押し付ける加重手
段と、前記弾性球体工具を回転させる回転手段と、有す
る研磨ヘッドを備え、前記弾性球体工具を被加工物に押
し付けつつ回転して、スラリー中に分散された研磨砥粒
を介して研磨加工する研磨装置であって、前記加重手段
は、少なくとも1つの空気圧シリンダを有し、当該空気
圧シリンダは、その先端部に前記弾性球体工具の取り付
けられた加重軸を静圧軸受で当該加重軸の軸方向に案内
しつつ当該軸方向に移動させることにより、上記目的を
達成している。
【0024】上記構成によれば、弾性球体工具を加重手
段で被加工物に押し付けつつ、回転手段で弾性球体工具
を回転させて、スラリー中に分散された研磨砥粒を介し
て研磨加工する研磨装置の加重手段を、少なくとも1つ
の空気圧シリンダを有したものとし、当該空気圧シリン
ダの先端部に弾性球体工具の取り付けられた加重軸を、
静圧軸受で当該加重軸の軸方向に案内しつつ当該軸方向
に移動させるので、駆動系の摩擦を大幅に低減すること
ができ、研磨ヘッドの応答特性を向上させて、研磨精度
を向上させることができる。
【0025】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記空気圧シリンダの静圧軸受は、前記加重軸を
当該加重軸と直交する方向にも移動可能に支持していて
もよい。
【0026】上記構成によれば、空気圧シリンダの静圧
軸受を、加重軸を当該加重軸と直交する方向にも移動可
能に支持するものとしているので、自重の影響をなくし
て、慣性による研磨ヘッドの応答特性の低下を抑止する
ことができ、簡単な構成でサーボ系の微妙な調整を行う
ことなく、研磨精度を向上させることができる。
【0027】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記加重手段は、当該加重手段に平行に配設された
少なくとも1つの静圧案内で支持されていてもよい。
【0028】上記構成によれば、加重手段を、当該加重
手段に平行に配設された少なくとも1つの静圧案内で支
持しているので、加重手段の案内精度、モーメント剛性
及びシステム固有振動数を向上させることができ、発振
を低減して、加工限界を大幅に向上させることができ
る。
【0029】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記静圧案内は、前記加重手段を挟んで一対配設さ
れ、前記弾性球体工具は、その回転軸が、当該一対の静
圧案内の間であって、同一平面内で支持されていてもよ
い。
【0030】上記構成によれば、静圧案内を、加重手段
を挟んで一対配設し、弾性球体工具の回転軸を、当該一
対の静圧案内の間であって、同一平面内で支持している
ので、静圧案内へのモーメント負荷を大幅に低減して、
比較的安価で低剛性な静圧案内で良好な性能を確保する
ことができるとともに、加重手段の案内精度、モーメン
ト剛性及びシステム固有振動数をより一層向上させるこ
とができ、発振を低減して、加工限界を大幅に向上させ
ることができる。
【0031】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記空気圧シリンダは、少なくともその受圧面積の
異なる2つの受圧部を有し、一方の受圧部が、前記加重
手段の可動部の自重を補償し、他方の受圧部が、前記弾
性球体工具の前記被加工物に対する加工に必要な工具押
し付け力を発生するものであってもよい。
【0032】上記構成によれば、空気圧シリンダを、少
なくともその受圧面積の異なる2つの受圧部を有し、一
方の受圧部が、前記加重手段の可動部の自重を補償し、
他方の受圧部が、前記弾性球体工具の前記被加工物に対
する加工に必要な工具押し付け力を発生するものとして
いるので、1つの空気圧シリンダで可動部の自重のキャ
ンセルと工具押し付け力の発生を行うことができ、極低
摩擦での研磨ヘッドの応答特性を向上させて、研磨装置
を小型化かつ簡単な構成で、保守調整の容易なものとす
ることができる。
【0033】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記加重手段は、ピストン径の異なる2つの空気圧
シリンダを有し、当該2つの空気圧シリンダのうち、一
方が前記加重手段の可動部の自重を補償し、他方が前記
弾性球体工具の前記被加工物に対する加工に必要な工具
押し付け力を発生するものであってもよい。
【0034】上記構成によれば、加重手段を、ピストン
径の異なる2つの空気圧シリンダを有し、当該2つの空
気圧シリンダのうち、一方が加重手段の可動部の自重を
補償し、他方が弾性球体工具の被加工物に対する加工に
必要な工具押し付け力を発生するものとしているので、
ばねやカウンタ錘を用いた方法と比較して、低摩擦化し
て、研磨ヘッドの応答特性を向上させることができると
ともに、工具押し付け力の調整を容易なものとすること
ができる。
【0035】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記空気圧シリンダは、空気圧ポートを有し、前記
研磨装置は、当該空気圧ポートを精密レギュレータで定
圧制御してもよい。
【0036】上記構成によれば、空気圧シリンダを、空
気圧ポートを有したものとし、当該空気圧ポートを精密
レギュレータで定圧制御しているので、工具押し付け力
を精密に制御することができ、研磨精度を向上させるこ
とができる。
【0037】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記空気圧シリンダは、空気圧ポートを有し、前記
研磨装置は、当該空気圧ポートを電気−空気変換型サー
ボ弁で定圧制御してもよい。
【0038】上記構成によれば、空気圧シリンダを、空
気圧ポートを有したものとし、当該空気圧ポートを電気
−空気変換型サーボ弁で定圧制御しているので、被加工
面形状に応じて工具押し付け力をリアルタイムに精密制
御することができ、より一層研磨精度を向上させること
ができる。
【0039】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記精密レギュレータまたは前記電気−空気変換型
サーボ弁の排気ポート系は、その排気ポートの径が大き
く形成されていてもよい。
【0040】上記構成によれば、精密レギュレータまた
は電気−空気変換型サーボ弁の排気ポート系の排気ポー
トの径を大きく形成しているので、精密レギュレータま
たは電気−空気変換型サーボ弁の排気流量を増やして、
背圧特性を向上させることができ、排気の遅れによる研
磨ヘッドの応答特性の低下を低減して、より一層研磨精
度を向上させることができる。
【0041】さらに、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記精密レギュレータまたは前記電気−空気変換
型サーボ弁は、その排気ポートに、複数の排気絞り弁が
並列に配設され、かつ、2位置2方電磁弁が各列に配設
されていてもよい。
【0042】上記構成によれば、精密レギュレータまた
は電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートに、複数の排
気絞り弁を並列に配設し、かつ、2位置2方電磁弁を各
列に配設しているので、加工中においても意図する排気
特性に迅速に切り換えることができ、研磨ヘッドの応答
特性をより一層向上させて、より一層研磨精度を向上さ
せることができる。
【0043】また、例えば、請求項11に記載するよう
に、前記精密レギュレータまたは前記電気−空気変換型
サーボ弁は、その排気ポートに、少なくとも1つの流量
サーボ制御弁が配設されていてもよい。
【0044】上記構成によれば、精密レギュレータまた
は電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートに、少なくと
も1つの流量サーボ制御弁を配設しているので、加工中
においても排気特性を任意の状態に連続的に設定するこ
とができ、研磨ヘッドの応答特性をより一層向上させ
て、より一層研磨精度を向上させることができる。
【0045】さらに、例えば、請求項12に記載するよ
うに、前記加重手段は、前記加重軸と前記弾性球体工具
との間に配設され当該加重軸の軸方向の力を検出する力
検出手段を有し、前記研磨装置は、当該力検出手段の検
出結果に基づいて、前記空気圧シリンダの動作を制御し
てもよい。
【0046】上記構成によれば、加重手段に、加重軸と
弾性球体工具との間に配設され当該加重軸の軸方向の力
を検出する力検出手段を設け、当該力検出手段の検出結
果に基づいて、空気圧シリンダの動作を制御しているの
で、空気圧シリンダの発生力変動と工具押し付け力を迅
速にフィードバックすることができ、研磨ヘッドの応答
特性をより一層向上させて、より一層研磨精度を向上さ
せることができる。
【0047】また、例えば、請求項13に記載するよう
に、前記研磨装置は、前記被加工物の形状、うねり等に
基づいて前記弾性球体工具に発生する振動を抑制する制
振手段をさらに備えていてもよい。
【0048】上記構成によれば、被加工物の形状、うね
り等に基づいて弾性球体工具に発生する振動を抑制する
制振手段を設けているので、弾性球体工具の被加工物に
対する工具押し付け力を適切に制御することができ、加
工精度を向上させることができる。
【0049】さらに、例えば、請求項14に記載するよ
うに、前記制振手段は、流体間隙ダンパまたは電気粘性
流体ダンパであり、前記空気圧シリンダと並列に配設さ
れていてもよい。
【0050】上記構成によれば、制振手段として、流体
間隙ダンパまたは電気粘性流体ダンパを用い、空気圧シ
リンダと並列に配設しているので、制振手段と空気圧シ
リンダで構成される静圧システムの減衰特性を簡単かつ
容易に設定することができ、安価に加工精度を向上させ
ることができる。
【0051】また、例えば、請求項15に記載するよう
に、前記研磨装置は、前記加重軸の軸方向の変位を検出
する変位検出手段を有し、当該変位検出手段の検出結果
に基づいて、前記空気圧シリンダと前記制振手段の少な
くとも一方の動作を制御するものであってもよい。
【0052】上記構成によれば、加重軸の軸方向の変位
を検出する変位検出手段を設け、当該変位検出手段の検
出結果に基づいて、空気圧シリンダと制振手段の少なく
とも一方の動作を制御しているので、被加工物の加工面
形状の変動を速やかに工具押し付け力や減衰特性等の加
工データとして反映することができ、より一層加工精度
を向上させることができる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0054】図1〜図10は、本発明の研磨装置の一実
施の形態を示す図であり、図1は、本発明の研磨装置の
一実施の形態を適用した研磨装置1の正面図、図2は、
図1の研磨装置1の側面図である。
【0055】図1及び図2において、研磨装置1は、レ
ーザプリンタやデジタル複写装置等の書込系に用いられ
る自由曲面レンズやミラー用金型等の研磨に用いられ、
静圧支持空気圧シリンダを駆動源として、研磨ヘッド2
を静圧スライダで鉛直方向に移動可能に支持している。
【0056】研磨装置1は、研磨ヘッド2に、その先端
部に取り付けられた弾性球体工具3を被加工物Pに押し
付ける加重機構部(加重手段)4と、弾性球体工具3を
回転させる回転スピンドル(回転手段)5と、が設けら
れている。
【0057】加重機構部4は、鉛直方向に配設された静
圧軸受6に支持されて当該静圧軸受6に沿って移動する
加重軸7と、空気圧シリンダ8と、空気圧シリンダ8と
は離れて空気圧シリンダ8に平行に配設された2つの静
圧案内9と、図示しない電気−空気変換型サーボ弁と、
図示しない精密レギュレータと、空気圧シリンダ8と回
転スピンドル5との間に配設されて加重軸7の軸方向の
力を検知する力センサ(力検出手段)10と、空気圧シ
リンダ8と並列に配設された空気間隙ダンパ(制振手
段)11と、2つの静圧案内9を連結する連結板12
と、を備えている。
【0058】そして、弾性球体工具3を回転させる回転
スピンドル5は、平行に配設された2つの静圧案内9を
連結する連結板12にねじ接合されており、連結板12
と加重軸7の間に上記力センサ10が配設されている。
【0059】上記被加工物Pは、取り付け台13に取り
付けられており、取り付け台13は、XY軸方向の移動
テーブル14上に取り付けられている。
【0060】そして、上記加重機構部4の空気圧シリン
ダ8は、図3に示すように、1つの空気圧シリンダ8の
みを有していてもよいし、図4に示すように、自重補償
シリンダ8aと工具押し付けシリンダ8bのピストン径
の異なる2つの空気圧シリンダで構成されていてもよ
い。
【0061】図3の空気圧シリンダ8の内部構造は、図
5に示すように、ピストン軸である加重軸7の上下2カ
所に上記静圧軸受6が配設されており、事実上摩擦レス
のシリンダとなっている。空気圧シリンダ8は、加重軸
7と下側の静圧軸受6との間に、下側受圧部21が形成
されており、加重軸7と上側の静圧軸受6との間に、上
側受圧部22が形成されている。下側受圧部21は、図
示しない精密レギュレータで設定された2次圧が負荷さ
れて、加重機構部4の可動部の自重を補償し、上側受圧
部21は、図示しない電気−空気変換型サーボ弁で設定
される2次圧が負荷されて、弾性球体工具3の被加工物
Pに対する重圧面積で必要な工具押し付け力を発生させ
る。
【0062】この下側受圧部21に2次圧を負荷する精
密レギュレータ及び上側受圧部22に2次圧を負荷する
電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートには、少なくと
も1つの排気絞り弁が配設されている。
【0063】例えば、図6に示すように、空気圧シリン
ダ8の上側受圧部21に2次圧を負荷する電気−空気変
換型サーボ弁30の排気孔(排気ポート)30aに、複
数の排気絞り弁31が接続されている。この複数の排気
絞り弁31は、並列にメータアウト配管されており、少
なくとも1つの2位置2方向電磁弁が各列に配管されて
いる。
【0064】なお、下側受圧部21に2次圧を負荷する
精密レギュレータ及び上側受圧部22に2次圧を負荷す
る電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートには、排気絞
り弁の代わりに、少なくとも1つの流量サーボ制御弁が
配設されていてもよい。
【0065】そして、研磨装置1は、加重機構部4のこ
れら排気絞り弁または流量サーボ制御弁の動作を制御し
て、加重機構部4の可動部の自重補償を高精度で制御す
る。
【0066】そして、研磨加工においては、F.W.P
RESTONの経験則が知られており、この経験則は、
研磨量をH、比例定数をK、研磨圧をP、研磨速度を
V、研磨時間をtとすると、次式(1)で表される。
【0067】H=K・P・V・t・・・(1) ここで、P=F/Aであり、Fは、研磨力(工具押し付
け力)、Aは、接触面積である。
【0068】上記式(1)から分かるように、研磨力F
を定圧制御することで、静的には、研磨加工することが
できる。
【0069】そして、本実施の形態の研磨装置1の空気
圧シリンダ8の受圧面積は、例えば、図7に示すような
設定に基づいて、設計されている。
【0070】なお、図7において、工具押し付け力の分
解能は、サーボ弁分解能を1.5gf、力センサ分解能
を1gfとすると、1.5gfの分解能であり、低圧研
磨することができる。
【0071】また、上記図4の場合には、自重補償シリ
ンダ8aが、加重機構部4の可動部の自重を補償し、工
具押し付けシリンダ8bが、弾性球体工具3の被加工物
Pに対する重圧面積で必要な工具押し付け力を発生させ
る。
【0072】また、加重機構部4には、図示しないが、
加重軸7の軸方向の変位量を検出する変位検知センサ
(変位検出手段)が設けられており、変位検知センサ
は、検出結果を研磨装置1の図示しない制御部に出力す
る。制御部は、この変位検知センサの検出結果と上記力
センサ10の検出結果に基づいて、空気圧シリンダ8で
発生する押圧力と空気間隙ダンパ11の減衰特性の少な
くとも一方を制御して、弾性球体工具3の被加工物Pに
対する工具押し付け力を適切に制御し、加工精度を向上
させる。
【0073】次に、本実施の形態の作用を説明する。研
磨装置1は、XY軸方向の移動テーブル14上の取り付
け台13に取り付けられた被加工物Pに、加重軸7の先
端に配設された回転スピンドル5に取り付けられた弾性
球体工具3を押し付けつつ回転させて、被加工物Pの長
手方向に走査し、スラリー中に分散された研磨砥粒を介
して被加工物Pを研磨加工する。
【0074】このとき、研磨装置1は、例えば、弾性球
体工具3を被加工物Pに200gfで押し付け、移動テ
ーブル14の取り付け台13に取り付けられた被加工物
Pを長手方向に走査して、研磨加工する。
【0075】そして、被加工物P表面のうねり振幅は、
弾性球体工具3を通じて研磨ヘッドに上下方向の強制振
動を与える。
【0076】この場合の強制振動モデルは、例えば、図
8のように示すことができ、図8において、k1は、弾
性球体工具3の剛性、k2は、機構の剛性、すなわち、
加重機構部4の剛性、cは、機構のダンパである空気間
隙ダンパ11の粘性、mは、加重機構部4の質量であ
る。この強制振動モデルから、強制振動は、その変位
Y、位相tand及び円振動数wを、次式で表すことが
できる。 Y=(k1)A/SQRT((k2−k1−mw22
(cw)2) ×sin(wt−d) tand=cw/(k2−k1−mw2) w=2πv/L 上記式を用いて、強制振動による質点振幅(変位)の数
値シミュレーションを行ったところ、図9に示すような
結果を得た。この数値シミュレーションにおいては、う
ねり形状を、図10に示すようなものとして設定した。
また、位相遅れについては、省略するが、振幅比(強制
振動による振幅/うねり振幅)が、0.995以上で追
随動作すると判断すると、図10のような仮定を行った
うねりでは、図9に示したように、以下のことが判明し
た。
【0077】すなわち、高周波では、追随不可能であ
り、弾性球体工具3が倣わず、必ず研磨されてしまう。
低周波では、必ず追随し、弾性球体工具3が倣ってしま
い、研磨効果が薄い。そして、中周波では、粘性係数へ
の依存性が大きく、選択的研磨を行うことができる。
【0078】そして、研磨措置1で除去したいうねり形
状は中周波であるから、以上の結果から必要な減衰係数
は、2,000Ns/m以上であることが分かる。
【0079】そこで、研磨装置1では、空気間隙ダンパ
11の設計を、次式に基づいて、空気間隙ダンパ11の
粘性係数を算出して、設計している。
【0080】c=(6uA2/π)×(L/RE3) ここで、cは、粘性係数、uは、空気の粘度、Aは、空
気間隙ダンパ11の断面積、Lは、空気間隙ダンパ11
のピストンの長さ、Rは、ピストンの半径、Eは、空気
間隙ダンパ11のすきまである。
【0081】上記計算式で設計した空気間隙ダンパ11
の粘性係数cは、2600Ns/mである。
【0082】そして、研磨装置1の加重機構部4は、空
気間隙ダンパ11と空気圧シリンダ8が並列に接続され
ており、空気圧シリンダ8は、図5に示したように、加
重軸7と下側の静圧軸受6との間に、下側受圧部21が
形成されており、加重軸7と上側の静圧軸受6との間
に、上側受圧部22が形成されている。下側受圧部21
は、図示しない精密レギュレータで設定された2次圧が
負荷されて、加重機構部4の可動部の自重を補償し、上
側受圧部21は、図示しない電気−空気変換型サーボ弁
で設定される2次圧が負荷されて、弾性球体工具3の被
加工物Pに対する重圧面積で必要な工具押し付け力を発
生させる。
【0083】また、この下側受圧部21に2次圧を負荷
する精密レギュレータ及び上側受圧部22に2次圧を負
荷する電気−空気変換型サーボ弁の排気ポートには、例
えば、図6に示したように、空気圧シリンダ8の上側受
圧部21に2次圧を負荷する電気−空気変換型サーボ弁
30の排気孔(排気ポート)30aに、複数の排気絞り
弁31が接続されており、この複数の排気絞り弁31
は、並列にメータアウト配管されており、少なくとも1
つの2位置2方向電磁弁が各列に配管されている。な
お、下側受圧部21に2次圧を負荷する精密レギュレー
タ及び上側受圧部22に2次圧を負荷する電気−空気変
換型サーボ弁の排気ポートには、排気絞り弁の代わり
に、少なくとも1つの流量サーボ制御弁が配設されてい
てもよい。
【0084】そして、研磨装置1は、加重機構部4のこ
れら排気絞り弁または流量サーボ制御弁の動作を制御し
て、加重機構部4の可動部の自重補償を高精度で制御す
る。
【0085】また、空気圧シリンダ8は、例えば、図4
のように構成されている場合、自重補償シリンダ8a
が、加重機構部4の可動部の自重を補償し、工具押し付
けシリンダ8bが、弾性球体工具3の被加工物Pに対す
る重圧面積で必要な工具押し付け力を発生させる。
【0086】さらに、加重機構部4には、加重軸7の軸
方向の変位量を検出する変位検知センサが設けられてお
り、変位検知センサは、検出結果を研磨装置1の図示し
ない制御部に出力する。制御部は、この変位検知センサ
の検出結果と上記力センサ10の検出結果に基づいて、
空気圧シリンダ8で発生する押圧力と空気間隙ダンパ1
1の減衰特性の少なくとも一方を制御して、弾性球体工
具3の被加工物Pに対する工具押し付け力を適切に制御
し、加工精度を向上させる。
【0087】このように、本実施の形態の研磨装置1
は、弾性球体工具3を加重機構部4で被加工物Pに押し
付けつつ、回転スピンドル5で弾性球体工具3を回転さ
せて、スラリー中に分散された研磨砥粒を介して研磨加
工する加重機構部4を、少なくとも1つの空気圧シリン
ダ8を有したものとし、当該空気圧シリンダ8の先端部
に弾性球体工具3の取り付けられた加重軸7を、静圧軸
受6で加重軸7の軸方向に案内しつつ軸方向に移動させ
ている。
【0088】したがって、駆動系の摩擦を大幅に低減す
ることができ、研磨ヘッド2の応答特性を向上させて、
研磨精度を向上させることができる。
【0089】また、本実施の形態の研磨装置1は、空気
圧シリンダ8の静圧軸受8を、加重軸7を加重軸7と直
交する方向にも移動可能に支持している。
【0090】したがって、自重の影響をなくして、慣性
による研磨ヘッド2の応答特性の低下を抑止することが
でき、簡単な構成でサーボ系の微妙な調整を行うことな
く、研磨精度を向上させることができる。
【0091】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、加
重機構部4の空気圧シリンダ8を、平行に配設された少
なくとも1つの静圧案内9で支持している。
【0092】したがって、加重機構部4の案内精度、モ
ーメント剛性及びシステム固有振動数を向上させること
ができ、発振を低減して、加工限界を大幅に向上させる
ことができる。
【0093】また、本実施の形態の研磨装置1は、静圧
案内9を、空気圧シリンダ8を挟んで一対配設し、弾性
球体工具3の回転軸を、一対の静圧案内9の間であっ
て、同一平面内で支持している。
【0094】したがって、静圧案内9へのモーメント負
荷を大幅に低減して、比較的安価で低剛性な静圧案内9
で良好な性能を確保することができるとともに、加重機
構部4の空気圧シリンダ8の案内精度、モーメント剛性
及びシステム固有振動数をより一層向上させることがで
き、発振を低減して、加工限界を大幅に向上させること
ができる。
【0095】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、空
気圧シリンダ8を、少なくともその受圧面積の異なる2
つの受圧部21、22を有し、一方の受圧部21が、加
重機構部4の可動部の自重を補償し、他方の受圧部22
が、弾性球体工具3の被加工物Pに対する加工に必要な
工具押し付け力を発生するものとしている。
【0096】したがって、1つの空気圧シリンダ8で可
動部の自重のキャンセルと工具押し付け力の発生を行う
ことができ、極低摩擦での研磨ヘッド2の応答特性を向
上させて、研磨装置1を小型化かつ簡単な構成で、保守
調整の容易なものとすることができる。
【0097】また、本実施の形態の研磨装置1は、加重
機構部4を、ピストン径の異なる2つの空気圧シリンダ
8a、8bを有し、当該2つの空気圧シリンダ8a、8
bのうち、一方の自重補償シリンダ8aが加重機構部4
の可動部の自重を補償し、他方の工具押し付けシリンダ
8bが弾性球体工具3の被加工物Pに対する加工に必要
な工具押し付け力を発生するものとしている。
【0098】したがって、ばねやカウンタ錘を用いた方
法と比較して、低摩擦化して、研磨ヘッド2の応答特性
を向上させることができるとともに、工具押し付け力の
調整を容易なものとすることができる。
【0099】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、空
気圧シリンダ8を、空気圧ポートを有したものとし、当
該空気圧ポートを精密レギュレータで定圧制御してい
る。
【0100】したがって、工具押し付け力を精密に制御
することができ、研磨精度を向上させることができる。
【0101】また、本実施の形態の研磨装置1は、空気
圧シリンダ8を、空気圧ポートを有したものとし、当該
空気圧ポートを電気−空気変換型サーボ弁で定圧制御し
ている。
【0102】したがって、被加工面形状に応じて工具押
し付け力をリアルタイムに精密制御することができ、よ
り一層研磨精度を向上させることができる。
【0103】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、精
密レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁の排気
ポート系の排気ポートの径を大きく形成している。
【0104】したがって、精密レギュレータまたは電気
−空気変換型サーボ弁の排気流量を増やして、背圧特性
を向上させることができ、排気の遅れによる研磨ヘッド
2の応答特性の低下を低減して、より一層研磨精度を向
上させることができる。
【0105】また、本実施の形態の研磨装置1は、精密
レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁の排気ポ
ート30aに、複数の排気絞り弁31を並列に配設し、
かつ、2位置2方電磁弁を各列に配設している。
【0106】したがって、加工中においても意図する排
気特性に迅速に切り換えることができ、研磨ヘッド2の
応答特性をより一層向上させて、より一層研磨精度を向
上させることができる。
【0107】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、精
密レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁の排気
ポートに、少なくとも1つの流量サーボ制御弁を配設し
ている。
【0108】したがって、加工中においても排気特性を
任意の状態に連続的に設定することができ、研磨ヘッド
2の応答特性をより一層向上させて、より一層研磨精度
を向上させることができる。
【0109】また、本実施の形態の研磨装置1は、加重
機構部4に、加重軸7と弾性球体工具3との間に配設さ
れ加重軸7の軸方向の力を検出する力センサ10を設
け、力センサ10の検出結果に基づいて、空気圧シリン
ダ8の動作を制御している。
【0110】したがって、空気圧シリンダ8の発生力変
動と工具押し付け力を迅速にフィードバックすることが
でき、研磨ヘッド2の応答特性をより一層向上させて、
より一層研磨精度を向上させることができる。
【0111】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、被
加工物Pの形状、うねり等に基づいて弾性球体工具3に
発生する振動を抑制する空気間隙ダンパ11を設けてい
る。
【0112】したがって、弾性球体工具3の被加工物P
に対する工具押し付け力を適切に制御することができ、
加工精度を向上させることができる。
【0113】また、本実施の形態の研磨装置1は、制振
手段として空気間隙ダンパ11を用い、空気圧シリンダ
8と並列に配設している。
【0114】したがって、静圧システムの減衰特性を簡
単かつ容易に設定することができ、安価に加工精度を向
上させることができる。なお、この場合、制振手段とし
て、電気粘性流体ダンパを用いてもよい。
【0115】さらに、本実施の形態の研磨装置1は、加
重軸7の軸方向の変位を検出する変位検知センサを設
け、当該変位検知センサの検出結果に基づいて、空気圧
シリンダ8と空気間隙ダンパ11の少なくとも一方の動
作を制御している。
【0116】したがって、被加工物Pの加工面形状の変
動を速やかに工具押し付け力や減衰特性等の加工データ
として反映することができ、より一層加工精度を向上さ
せることができる。
【0117】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0118】
【発明の効果】請求項1記載の発明の研磨装置によれ
ば、弾性球体工具を加重手段で被加工物に押し付けつ
つ、回転手段で弾性球体工具を回転させて、スラリー中
に分散された研磨砥粒を介して研磨加工する研磨装置の
加重手段を、少なくとも1つの空気圧シリンダを有した
ものとし、当該空気圧シリンダの先端部に弾性球体工具
の取り付けられた加重軸を、静圧軸受で当該加重軸の軸
方向に案内しつつ当該軸方向に移動させるので、駆動系
の摩擦を大幅に低減することができ、研磨ヘッドの応答
特性を向上させて、研磨精度を向上させることができ
る。
【0119】請求項2記載の発明の研磨装置によれば、
空気圧シリンダの静圧軸受を、加重軸を当該加重軸と直
交する方向にも移動可能に支持するものとしているの
で、自重の影響をなくして、慣性による研磨ヘッドの応
答特性の低下を抑止することができ、簡単な構成でサー
ボ系の微妙な調整を行うことなく、研磨精度を向上させ
ることができる。
【0120】請求項3記載の発明の研磨装置によれば、
加重手段を、当該加重手段に平行に配設された少なくと
も1つの静圧案内で支持しているので、加重手段の案内
精度、モーメント剛性及びシステム固有振動数を向上さ
せることができ、発振を低減して、加工限界を大幅に向
上させることができる。
【0121】請求項4記載の発明の研磨装置によれば、
静圧案内を、加重手段を挟んで一対配設し、弾性球体工
具の回転軸を、当該一対の静圧案内の間であって、同一
平面内で支持しているので、静圧案内へのモーメント負
荷を大幅に低減して、比較的安価で低剛性な静圧案内で
良好な性能を確保することができるとともに、加重手段
の案内精度、モーメント剛性及びシステム固有振動数を
より一層向上させることができ、発振を低減して、加工
限界を大幅に向上させることができる。
【0122】請求項5記載の発明の研磨装置によれば、
空気圧シリンダを、少なくともその受圧面積の異なる2
つの受圧部を有し、一方の受圧部が、前記加重手段の可
動部の自重を補償し、他方の受圧部が、前記弾性球体工
具の前記被加工物に対する加工に必要な工具押し付け力
を発生するものとしているので、1つの空気圧シリンダ
で可動部の自重のキャンセルと工具押し付け力の発生を
行うことができ、極低摩擦での研磨ヘッドの応答特性を
向上させて、研磨装置を小型化かつ簡単な構成で、保守
調整の容易なものとすることができる。
【0123】請求項6記載の発明の研磨装置によれば、
加重手段を、ピストン径の異なる2つの空気圧シリンダ
を有し、当該2つの空気圧シリンダのうち、一方が加重
手段の可動部の自重を補償し、他方が弾性球体工具の被
加工物に対する加工に必要な工具押し付け力を発生する
ものとしているので、ばねやカウンタ錘を用いた方法と
比較して、低摩擦化して、研磨ヘッドの応答特性を向上
させることができるとともに、工具押し付け力の調整を
容易なものとすることができる。
【0124】請求項7記載の発明の研磨装置によれば、
空気圧シリンダを、空気圧ポートを有したものとし、当
該空気圧ポートを精密レギュレータで定圧制御している
ので、工具押し付け力を精密に制御することができ、研
磨精度を向上させることができる。
【0125】請求項8記載の発明の研磨装置によれば、
空気圧シリンダを、空気圧ポートを有したものとし、当
該空気圧ポートを電気−空気変換型サーボ弁で定圧制御
しているので、被加工面形状に応じて工具押し付け力を
リアルタイムに精密制御することができ、より一層研磨
精度を向上させることができる。
【0126】請求項9記載の発明の研磨装置によれば、
精密レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁の排
気ポート系の排気ポートの径を大きく形成しているの
で、精密レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁
の排気流量を増やして、背圧特性を向上させることがで
き、排気の遅れによる研磨ヘッドの応答特性の低下を低
減して、より一層研磨精度を向上させることができる。
【0127】請求項10記載の発明の研磨装置によれ
ば、精密レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁
の排気ポートに、複数の排気絞り弁を並列に配設し、か
つ、2位置2方電磁弁を各列に配設しているので、加工
中においても意図する排気特性に迅速に切り換えること
ができ、研磨ヘッドの応答特性をより一層向上させて、
より一層研磨精度を向上させることができる。
【0128】請求項11記載の発明の研磨装置によれ
ば、精密レギュレータまたは電気−空気変換型サーボ弁
の排気ポートに、少なくとも1つの流量サーボ制御弁を
配設しているので、加工中においても排気特性を任意の
状態に連続的に設定することができ、研磨ヘッドの応答
特性をより一層向上させて、より一層研磨精度を向上さ
せることができる。
【0129】請求項12記載の発明の研磨装置によれ
ば、加重手段に、加重軸と弾性球体工具との間に配設さ
れ当該加重軸の軸方向の力を検出する力検出手段を設
け、当該力検出手段の検出結果に基づいて、空気圧シリ
ンダの動作を制御しているので、空気圧シリンダの発生
力変動と工具押し付け力を迅速にフィードバックするこ
とができ、研磨ヘッドの応答特性をより一層向上させ
て、より一層研磨精度を向上させることができる。
【0130】請求項13記載の発明の研磨装置によれ
ば、被加工物の形状、うねり等に基づいて弾性球体工具
に発生する振動を抑制する制振手段を設けているので、
弾性球体工具の被加工物に対する工具押し付け力を適切
に制御することができ、加工精度を向上させることがで
きる。
【0131】請求項14記載の発明の研磨装置によれ
ば、制振手段として、流体間隙ダンパまたは電気粘性流
体ダンパを用い、空気圧シリンダと並列に配設している
ので、制振手段と空気圧シリンダで構成される静圧シス
テムの減衰特性を簡単かつ容易に設定することができ、
安価に加工精度を向上させることができる。
【0132】請求項15記載の発明の研磨装置によれ
ば、加重軸の軸方向の変位を検出する変位検出手段を設
け、当該変位検出手段の検出結果に基づいて、空気圧シ
リンダと制振手段の少なくとも一方の動作を制御してい
るので、被加工物の加工面形状の変動を速やかに工具押
し付け力や減衰特性等の加工データとして反映すること
ができ、より一層加工精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の一実施の形態を適用した研
磨装置の正面概略構成図。
【図2】図1の研磨装置の側面概略構成図。
【図3】図1の空気圧シリンダ、弾性球体工具及び被加
工物の概略配置図。
【図4】図1の空気圧シリンダ、弾性球体工具及び被加
工物の他の概略配置図。
【図5】図3の空気圧シリンダの内部概略構成図。
【図6】図1の空気圧シリンダに取り付けられているサ
ーボ弁及び排気絞り弁の概略構成図。
【図7】図5の空気圧シリンダの各種設定条件を示す
図。
【図8】図1の研磨装置における被加工物の表面うねり
振幅の強制振動モデルを示す図。
【図9】図8の強制振動モデルでの質点振幅の数値シミ
ュレーションの結果を示す図。
【図10】図9の質点振幅の数値シミュレーションにお
けるうねり形状の波長と振幅を示す図。
【符号の説明】
P 被加工物 1 研磨装置 2 研磨ヘッド 3 弾性球体工具 4 加重機構部 5 回転スピンドル 6 静圧軸受 7 加重軸 8 空気圧シリンダ 8a 自重補償シリンダ 8b 工具押し付けシリンダ 9 静圧案内 10 力センサ 11 空気間隙ダンパ 12 連結板 13 取り付け台 14 移動テーブル 21 下側受圧部 22 上側受圧部 30 電気−空気変換型サーボ弁 30a 排気ポート 31 排気絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 49/10 B24B 49/10 Fターム(参考) 3C034 AA13 AA19 BB01 BB14 BB32 3C049 AA09 AC04 BA05 CA01 CA03 3C058 AA07 AA12 BA01 BA05 BA07 BB04 BC02 CB01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性球体工具を被加工物に押し付ける加重
    手段と、前記弾性球体工具を回転させる回転手段と、有
    する研磨ヘッドを備え、前記弾性球体工具を被加工物に
    押し付けつつ回転して、スラリー中に分散された研磨砥
    粒を介して研磨加工する研磨装置であって、前記加重手
    段は、少なくとも1つの空気圧シリンダを有し、当該空
    気圧シリンダは、その先端部に前記弾性球体工具の取り
    付けられた加重軸を静圧軸受で当該加重軸の軸方向に案
    内しつつ当該軸方向に移動させることを特徴とする研磨
    装置。
  2. 【請求項2】前記空気圧シリンダの静圧軸受は、前記加
    重軸を当該加重軸と直交する方向にも移動可能に支持し
    ていることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】前記加重手段は、当該加重手段に平行に配
    設された少なくとも1つの静圧案内で支持されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の研磨装
    置。
  4. 【請求項4】前記静圧案内は、前記加重手段を挟んで一
    対配設され、前記弾性球体工具は、その回転軸が、当該
    一対の静圧案内の間であって、同一平面内で支持されて
    いることを特徴とする請求項3記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】前記空気圧シリンダは、少なくともその受
    圧面積の異なる2つの受圧部を有し、一方の受圧部が、
    前記加重手段の可動部の自重を補償し、他方の受圧部
    が、前記弾性球体工具の前記被加工物に対する加工に必
    要な工具押し付け力を発生することを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれかに記載の研磨装置。
  6. 【請求項6】前記加重手段は、ピストン径の異なる2つ
    の空気圧シリンダを有し、当該2つの空気圧シリンダの
    うち、一方が前記加重手段の可動部の自重を補償し、他
    方が前記弾性球体工具の前記被加工物に対する加工に必
    要な工具押し付け力を発生することを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれかに記載の研磨装置。
  7. 【請求項7】前記空気圧シリンダは、空気圧ポートを有
    し、前記研磨装置は、当該空気圧ポートを精密レギュレ
    ータで定圧制御することを特徴とする請求項1から請求
    項6のいずれかに記載の研磨装置。
  8. 【請求項8】前記空気圧シリンダは、空気圧ポートを有
    し、前記研磨装置は、当該空気圧ポートを電気−空気変
    換型サーボ弁で定圧制御することを特徴とする請求項1
    から請求項6のいずれかに記載の研磨装置。
  9. 【請求項9】前記精密レギュレータまたは前記電気−空
    気変換型サーボ弁の排気ポート系は、その排気ポートの
    径が大きく形成されていることを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8記載の研磨装置。
  10. 【請求項10】前記精密レギュレータまたは前記電気−
    空気変換型サーボ弁は、その排気ポートに、複数の排気
    絞り弁が並列に配設され、かつ、2位置2方電磁弁が各
    列に配設されていることを特徴とする請求項7から請求
    項9のいずれかに記載の研磨装置。
  11. 【請求項11】前記精密レギュレータまたは前記電気−
    空気変換型サーボ弁は、その排気ポートに、少なくとも
    1つの流量サーボ制御弁が配設されていることを特徴と
    する請求項7から請求項9のいずれかに記載の研磨装
    置。
  12. 【請求項12】前記加重手段は、前記加重軸と前記弾性
    球体工具との間に配設され当該加重軸の軸方向の力を検
    出する力検出手段を有し、前記研磨装置は、当該力検出
    手段の検出結果に基づいて、前記空気圧シリンダの動作
    を制御することを特徴とする請求項1から請求項11の
    いずれかに記載の研磨装置。
  13. 【請求項13】前記研磨装置は、前記被加工物の形状、
    うねり等に基づいて前記弾性球体工具に発生する振動を
    抑制する制振手段をさらに備えていることを特徴とする
    請求項1から請求項12のいずれかに記載の研磨装置。
  14. 【請求項14】前記制振手段は、流体間隙ダンパまたは
    電気粘性流体ダンパであり、前記空気圧シリンダと並列
    に配設されていることを特徴とする請求項13記載の研
    磨装置。
  15. 【請求項15】前記研磨装置は、前記加重軸の軸方向の
    変位を検出する変位検出手段を有し、当該変位検出手段
    の検出結果に基づいて、前記空気圧シリンダと前記制振
    手段の少なくとも一方の動作を制御することを特徴とす
    る請求項13または請求項14記載の研磨装置。
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