JP2002360960A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2002360960A
JP2002360960A JP2001116821A JP2001116821A JP2002360960A JP 2002360960 A JP2002360960 A JP 2002360960A JP 2001116821 A JP2001116821 A JP 2001116821A JP 2001116821 A JP2001116821 A JP 2001116821A JP 2002360960 A JP2002360960 A JP 2002360960A
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sewing
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needle bar
sewing machine
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JP2001116821A
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Masao Ogawa
雅夫 小川
Masaru Jinbo
優 神保
Hidekazu Hamashima
英一 浜島
Takafumi Tanaka
隆文 田中
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B83/00Guards or like devices for preventing injury to operator
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B55/00Needle holders; Needle bars
    • D05B55/14Needle-bar drives
    • D05B55/16Needle-bar drives with provision for disengaging individual needle bars
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2205/00Interface between the operator and the machine
    • D05D2205/32Safety devices; Security devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光灯のちらつきによる誤作動を防止し、且
つ確実に異物の検知ができて縫針の運動を止めることが
できるようにする。 【解決手段】 布押え足の上をカバーする押えホルダ
の上面に、縫針の上下往復動領域を囲むように2つの受
光部50bを上向きに配置し、それに対峙する上方には
2つの投光部50aを下向きに配置するように光センサ
を設ける。商用交流電源の周波数より高い数百ヘルツ以
上の駆動周波数にて投光部50aを明滅させて検査光を
発射する。受光部50bでは、前記の所定の駆動周波数
の光を受光しないときのみ、制御装置12は針振り・針
釈放用パルスモータ24を作動させて針棒釈放機構を動
かして、針棒への動力伝達を遮断し、釈放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに係り、よ
り詳しくは、縫製作業中にオペレータの指が縫針の近傍
に位置したときに、光センサによる検知にて縫針の運動
を緊急停止できるミシンの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、通常のミシンでは、アーム部
内に主軸で駆動される天秤機構や針棒駆動機構が配置さ
れ、上下往復動する針棒下端の縫針に近接させて加工布
(被縫材)を押える布押え足が取付けられた押え棒は、
別途オペレータが操作するレバー等により被縫材を針板
に向かって押える下降位置と、上方に退避させる退避位
置とに切り換え可能に構成されていた。
【0003】このような構成のミシンで縫製中に被縫材
を移動させようとして、誤ってオペレータの指が縫針の
下に位置する等して、指を怪我するという問題があっ
た。
【0004】この問題を解消するため、従来は、縫針の
軸線から略一定の半径で囲むようにしたワイヤ状のプロ
テクタを布押えに設けたり、透明な樹脂製の保護カバー
体で前記縫針及び布押え部の上方を囲ったりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記プロテクタや保護カバー体では、被縫材の取替え作
業や糸掛け糸通し作業等において邪魔になることが多い
ため、被縫材(加工布)の取替え作業や糸掛け、糸通し
作業の毎に、前記プロテクタや保護カバー体を一旦取外
し、縫製作業に先立ち再度装着する必要があるから、縫
製作業の能率が著しく低下するという問題があった。
【0006】また、前記の取付け取外しの作業の面倒さ
から、オペレータが前記プロテクタや保護カバー体を装
着しないまま縫製作業を実行してしまい、安全作業の徹
底が図られないという問題もあった。
【0007】そこで、前記布押え足とその上方の部材と
の間を光照射し、その照射光が指等の異物により遮られ
ると、ミシンの駆動を停止させる光センサを配置するこ
とが考えられている。しかし、縫製作業を円滑にするた
め、通常縫製部の近傍に配置した白熱灯や蛍光灯(放電
灯)等の光源とする照明装置で照明したり、縫製室(工
場)の天井部等から前記構成の照明装置で照らしている
ことが多く、これらの照明器具では、一般に50ヘルツ
〜60ヘルツ(Hz.) の商用交流電源を用いているから、
その周波数による明滅により、ちらつきが発生する。特
に蛍光灯(放電灯)ではちらつき現象が顕著に現れる。
このちらつきを前記照射光の一時的遮断であると誤認識
すると、ミシンは頻繁に停止されてしまうという問題が
あった。
【0008】本発明は、これらの従来の問題点を解決す
べくなされたものであり、安全性が高く、且つ縫製作業
の能率も低下させないミシンを提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のミシンは、モータの駆動力
を伝達する動力伝達手段と、縫針が装着される針棒を上
下往復動自在に支持する針棒支持手段と、前記縫針によ
り縫製される加工布を押えるための布押え足を昇降動可
能に支持する布押え装置とを備えてなるミシンにおい
て、前記縫針近傍の空間への異物の侵入を検知するため
の投光部と受光部とからなる光センサと、前記投光部を
商用交流電源の周波数とは異なる駆動周波数にて作動さ
せる駆動回路と、前記受光部で前記駆動周波数の光を受
光しないとき、前記針棒の駆動を禁止するように制御す
る制御手段とを備えたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明のミシンは、
モータの駆動力を伝達する動力伝達手段と、縫針が装着
される針棒を上下往復動自在に支持する針棒支持手段
と、前記縫針により縫製される加工布を押えるための布
押え足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えてな
るミシンにおいて、前記縫針近傍の空間への異物の侵入
を検知するための投光部と受光部とからなる光センサ
と、前記投光部を、前記縫針による縫製位置を照明する
ための照明手段の発光周波数とは異なる駆動周波数で作
動させる駆動回路と、前記受光部で前記駆動周波数の光
を受光しないとき、前記針棒の駆動を禁止するように制
御する制御手段とを備えたものである。
【0011】他方、請求項3に記載の発明のミシンは、
モータの駆動力を伝達する動力伝達手段と、縫針が装着
される針棒を上下往復動自在に支持する針棒支持手段
と、前記縫針により縫製される加工布を押えるための布
押え足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えてな
るミシンにおいて、前記縫針近傍の空間への異物の侵入
を検知するための投光部と受光部とからなる光センサ
と、前記縫針による縫製位置を照明するための照明手段
と、前記投光部を、前記照明手段の発光周波数とは異な
る駆動周波数で作動させる駆動回路と、前記受光部で前
記駆動周波数の光を受光しないとき、前記針棒の駆動を
禁止するように制御する制御手段とを備えたものであ
る。
【0012】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載のミシンにおいて、前記駆動周波数は、商用交
流電源の周波数よりも高く設定されているものである。
【0013】他方、請求項5に記載の発明は、請求項2
または請求項3に記載のミシンにおいて、前記駆動周波
数は、前記照明手段の発光周波数よりも高く設定されて
いるものである。
【0014】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
4または請求項5に記載のミシンにおいて、前記駆動周
波数の帯域を数百ヘルツ以上としたことを特徴とする請
求項4または5に記載のミシン。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6のいずれかに記載のミシンにおいて、前記光セン
サは、光透過形または光反射形からなり、光センサによ
る検出領域が前記針棒の往復運動軸線を囲むように1乃
至複数配置したものである。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7のいずれかに記載のミシンにおいて、前記投光部
を前記布押え足または布押え足装置の布押え足を支持す
る支持部材と、その上方のミシンフレームとのいずれか
一方に配置し、受光部を前記投光部と対峙する側に配置
したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施の
形態について説明する。図1は本発明に係る電子制御式
のミシンの正面図、図2は図1のミシンにおける針棒上
下動機構と針棒釈放機構と光センサの配置の概略構成を
示す斜視図、図3は要部正面図、図4(a)〜図4
(d)は針棒釈放機構の針棒釈放動作を示す説明図、図
5は布押え部における光センサの配置を示す要部側面
図、図9は光センサの制御回路を示す機能ブロック図で
ある。
【0018】本発明に係るミシン1は、ミシン本体2内
に、ミシンモータ10、主軸11、天秤クランク27な
どの駆動力伝達手段、針棒上下動機構22、針棒支持手
段、針振り機構26、針棒釈放機構25等が収納されて
おり、ミシン本体2の前面部には、表面にタッチパネル
3aを備えた液晶パネル3が設けられている。
【0019】液晶パネル3上には、縫製模様や縫製条件
の入力キー等が表示され、これらの表示位置に対応して
設けられたタッチパネル3aのキーを押下することによ
り縫製模様や縫製条件等を選択可能になっている。
【0020】また、前記液晶パネル3が設けられた側を
ミシン1の正面とするとき、ミシン本体2のアーム部2
aの下方部には、縫製の際に布が載置されるミシンヘッ
ド4が設けられており、該ミシンヘッド4の内部には、
送り歯5(図5参照)、送り歯用パルスモータ10、送
り歯前後動機構20、送り歯上下動機構21及び下糸を
格納した釜等が収納されている(図8参照)。
【0021】また、前記アーム部2aの前面にはミシン
モータ10を駆動開始状態と停止状態とに切り換えるた
めの起動・停止キースイッチ8が設けられている。ミシ
ン本体2の右端には、前記針棒6を手動にて上下動させ
るためのプーリ9が設けられている。
【0022】次に、図2、図3及び図4(a)〜図4
(d)を参照しながら、針棒上下機構22について説明
する。略中空状のアーム部2a内に配置された主軸11
は、図8(機能ブロック図)に示すミシンモータ10に
て、回転駆動し、針棒上下動機構や天秤機構(図示せ
ず)を駆動させるものである。
【0023】図2及び図3に示すように、針棒6は針棒
支持手段としての針棒台34における上下支持部34
a,34bにて滑らかに上下動するように支持されてい
る。針棒6の上下中途部には、針棒爪台30が固定され
ており、該針棒爪台30に対してピン30aを介して針
棒爪体31の基端部(上端部)が上下回動自在に枢支さ
れている(図4(c)及び図4(d)参照)。一方、針
棒6の上下中途部には針棒抱き32が上下に挿通するよ
うに被嵌されており、互いに相対的に上下動自在に設け
られている。
【0024】主軸11の先端に設けた天秤クランク27
に横向きに突設させたクランクピン28を介して針棒ク
ランクロッド29が連動回動するように連結されてお
り、この針棒クランクロッド29のボス部29aに、前
記針棒抱き32から突出する軸が回動可能に嵌挿するよ
うに連結されている。そして、この針棒抱き32に凹み
形成された係止部32aに対して前記針棒爪体31の先
端(下端)の係合爪部31bが係脱できるように構成さ
れている。従って、図4(c)に示すように、前記係合
爪部31bが係止部32aに係止された状態で、ミシン
モータ10の駆動にて、主軸11が回転すると、天秤ク
ランク27及び針棒クランクロッド29を介して針棒抱
き32に上下運動として伝達され、この上下運動が針棒
爪体31及び針棒爪台30を介して針棒6を上下運動さ
せるように伝達されるのである。なお、主軸11の回転
に連動して前記天秤クランク27に関連させて設けた天
秤(図示せず)が上下揺動する。
【0025】本実施形態においては、上述の主軸11、
天秤クランク27、針棒クランクロッド29及び針棒抱
き32が、請求項1及び2における駆動力伝達手段に相
当する。
【0026】次に、針振り機構26について説明する。
前記針棒台34はその上端部34cの箇所で、ミシン本
体2内のフレーム(図示せず)に横向きの回転軸35を
介して回動可能に吊支されている。また、針棒台34は
その下端部34dを図示しないバネにより図3の矢印A
方向に付勢されている。図3に示すように、針振りレバ
ー36(図2で図示省略する)は その上部側でミシン
本体2内のフレーム(図示せず)に回転軸36aにて回
動自在に軸支されており、針振りレバー36の下端部3
6bが前記針棒台34の下端部34dの側面に当接して
いる。
【0027】図2、図3、図4(a)及び図4(b)に
示すように、針振り・針棒釈放用パルスモータ24にて
回動するカム体37のうち針振り用カム部37aが前記
針振りレバー36の上端側の当接部36cに当接してお
り、針振り・針棒釈放用パルスモータ24が作動して、
針振り用カム部37aが図3の矢印E方向に回動する
と、当該針振り用カム部37aに押されて針振りレバー
36の当接部36cが矢印C方向に回動する。従って、
前記図示しないバネ付勢力に抗して前記針棒台34はそ
の下端部34dが矢印B方向に押される。逆に針振り用
カム部37aが図3の矢印F方向に回動すると、前記針
棒台34はその下端部34dが矢印A方向に移動するこ
とになる。
【0028】次に、針棒釈放機構25の構成について説
明する。針棒台34には、回転自在な回転軸40が針棒
6と平行状に支持されており、その回転軸40には釈放
レバー41が回転可能に支持されている。前記回転軸4
0の周りに回動可能な釈放レバー41の一端に形成され
た張出し部41aが前記針棒爪体31の張出部31aに
当接可能である(図4(a)参照)。また、釈放レバー
41の他端に下向き突出させたピン状のカムフォロア4
1bは、前記カム体37のうち針棒釈放用カム部37b
に当接している(図4(a)参照)。
【0029】前記回転軸40には、ねじりバネ42のコ
イル部が支持されており、そのコイル部から延びる係止
端が前記釈放レバー41の張出し部41aに係止され、
釈放レバー41はカムフォロア41bが針棒釈放用カム
部37bに当接する向きに付勢される。従って、パルス
モータ24によりカム体37を回動させれば、針棒釈放
用カム部37bにより釈放レバー41がねじりバネ(付
勢手段の一例)42の付勢力に抗して図4(a)、図4
(b)中の時計方向に回動され、張出し部41aが針棒
爪体31の張出し部31aを上方に回動させて針棒爪台
30と針棒抱き32との駆動連結状態が解除される。な
お、前記釈放レバー41の張出し部41aは針棒6と一
体に上下動される針棒爪台30の針棒爪体31の上下移
動領域にわたって形成されているので、針棒6の上下位
置にかかわらず針棒釈放が可能である。
【0030】そして、前記針棒6に固定された前記針棒
爪台30と針棒台34の上端部との間にはひ引っ張りバ
ネPが介装されており、針棒6を上方に付勢している。
引っ張りバネPは針棒爪台30と針棒抱き32との駆動
連結が解除されたときに針棒6を上方の上死点(針上位
置)まで移動させるものであり、必ずしも本実施形態の
引っ張りバネPに限定されない。圧縮ばねならば針棒抱
き32と針棒爪台30との間において、針棒6に支持さ
せれば同様の効果がある。つまり、引っ張りバネPは針
棒6を針上位置に付勢する針棒付勢手段の一例にすぎな
い。
【0031】一方、針振り・針棒釈放用パルスモータ2
4を駆動してカムフォロア41bを針棒釈放用カム部3
7bから離脱させると、ねじりコイルバネ42の付勢力
により釈放レバー41の張出し部41aが針棒爪体31
の張出し部31aから離れる方向に回動される。このた
め、針棒爪体31はその自重及び図示しないバネにより
係合爪部31bが針棒抱き32の係止部32aに係止さ
れる。この係止により両者は駆動連結状態とされる。な
お、この駆動連結は針棒6の上死点位置(針上位置)に
おいて実施される。前記針振り・針棒釈放用パルスモー
タ24、カム体37、釈放レバー41、針棒爪体31に
より針棒作動手段が構成される。要するに、針棒6には
針棒爪台30(駆動被伝達部の一例)が固定され、主軸
回転により針棒上を針棒抱き32(駆動伝達部の一例)
が摺動可能に設けられ、駆動伝達部と駆動被伝達部との
間に両者を駆動連結/解除可能な連結体の一例としての
針棒爪体31が設けられており、パルスモータ等の切換
駆動手段により連結体を駆動連結状態と解除状態とに切
り換えるのである。つまり、針棒作動手段は、駆動伝達
部と駆動被伝達部と連結体と、切換駆動手段とから構成
されている。この切換駆動手段は制御手段により切換作
動されるのである。
【0032】これら、針棒釈放機構25及び針振り機構
26は、針振り・針棒釈放用パルスモータ24の駆動に
より作動するように構成されており、CPU13により
針棒6の分離・接続のタイミング、及び針振り動作を制
御することができる。例えば、針振りは、ジグザグ縫い
時の針棒6の左右の位置の調節に用いられ、針棒6の釈
放は、しつけ縫いなどの縫い目と縫い目の間の移動量が
1回の送り歯5の移動で足りない場合に、針棒6を釈放
して、縫い目と縫い目の間に複数回の送り歯5の移動を
行う場合に用いられる。
【0033】前記係止部32aを備えた針棒抱き32
と、係合爪部31bを有する針棒爪体31と、針棒爪台
30における針棒爪体31とが、請求項2における前記
駆動力伝達手段と針棒6とを連結または分離させる針棒
作動手段に相当する。
【0034】次に、針棒6の下端に設けた縫針7の周囲
近傍にオペレータの指等の被縫材以外の異物が接近した
ことを検知して針棒6の動きを停止させるための安全装
置について説明する。その第1実施形態は、図2、図5
及び図6に示すように、針棒6と平行状に昇降可能な布
押え棒45の下端に合成樹脂製等の押えホルダ46が着
脱可能に取付けらた布押え装置に適用したものである。
後述するように、押えホルダ46にはフィンガーガード
46a,46bが一体形成されている。
【0035】即ち、前記押えホルダ46は布押え足47
における針通し溝孔48を除く部分の上側を覆うように
形成されている。そして、横ピン49を介して布押え足
47の基部が押えホルダ46に回動可能に連結されてい
る。安全装置における非接触式センサとしての光センサ
50は、前記押えホルダ46の上面と、その上方のアー
ム部2a下面との間であって、縫針7が上下往復動する
領域の外周を囲むように配置される複数個の投光部50
aと受光部50bにより構成されている。そのため、例
えば、布押え足47の二股状押え部の先端を覆う二股部
等のフィンガーガード46a、46bの各上面に受光部
50b、50bを上向きにて固定する。各受光部50b
の表面には広角レンズを装着し、その上方の広い範囲か
らの光に反応可能なように構成されている。即ち、上方
の複数の投光部50aから照射された光を受光できるよ
うに構成されている。その上方のアーム部2aに取付け
た支持フレーム51には投光部50a、50aを下向き
にして固定する。前記受光部50b、50bへの配線コ
ード52は押えホルダ46の下面の挿通溝(図示せず)
を通し、布押え棒45に近い箇所からアーム部2a方向
に延びて配線されるように構成するものである。
【0036】図7は第2実施形態を示し、この実施形態
では、押え棒の下端に着脱可能に装着する布押え足53
のうち上面であって、針通し溝孔54を囲んで、且つ縫
針7の上下往復運動する領域を囲む箇所に3つの受光部
50bを上向きに装着する一方、アーム部2aの下面側
の支持フレーム55には前記3つの受光部50bと対峙
させて3つの投光部50aを下向きに装着するものであ
る。受光部50bに接続した配線コード56は布押え足
53の基端側から外に延ばしてアーム部2a側に入れる
ように構成されている。
【0037】図8は、上記ミシン1の駆動を制御するた
めの制御手段としてのマイクロコンピュータ等の電子制
御式の制御装置12の機能ブロック図を示す。制御装置
12は各種の制御(演算)を実行するためのCPU13
と、制御プログラムや縫製用データ、表示用データ等が
格納されたROM14と、各種データを一時的に記憶さ
せるためのRAM15等からなり、制御装置12の入力
インターフェイス側には、前記起動・停止キースイッチ
8と、タッチパネル3aと、光センサ50とが接続され
ている。他方、制御装置12の出力側インターフェイス
には、駆動回路16をして送り歯用パルスモータ17
と、同じく駆動回路19を介してミシンモータ10と、
駆動回路23を介して針振り・針釈放用パルスモータ2
4と、液晶パネル3とが接続されている。
【0038】前記第1実施形態及び第2実施形態におい
て、縫製作業中に投光部50aを所定の駆動周波数で発
光させ、受光部50bでその周波数の光を受光している
間は、縫針7の上下往復運動する領域内にオペレータの
指等の異物が侵入していないものと、制御装置12が判
断し、前記針振り・針棒釈放用パルスモータ24によ
る、針棒釈放動作を実行しないから、ミシンモータ10
からの駆動力は針棒6に伝達されて縫製作業を続行させ
る。
【0039】万一、オペレータの指等の異物が受光部5
0bへの光(前記所定の駆動周波数の光)を遮断した場
合には、危険であると制御装置12が判断し、前記針振
り・針棒釈放用パルスモータ24による針棒釈放動作を
実行する。これにより、前記カム体37が回動して図4
(b)の状態になると、針棒釈放用カム部37bがカム
フォロア41bを押して、釈放レバー41を図4(b)
で時計方向に回動させる。これにより、針棒爪体31が
回動してその係合爪31bが針棒抱き32の係止部32
aから外れるので、針棒6は上下動しないように釈放さ
れる。この釈放により、針棒6は針棒付勢手段により上
死点位置へ付勢移動される。この釈放の動きは迅速にな
されるから、前記縫針7の上下往復動の領域に万一オペ
レータの指が入っても縫針7による怪我を確実に防止で
きるのである。
【0040】上述した針棒6の釈放は針振り・針棒釈放
用パルスモータ24によりカム体37を回動させて実施
されていたが、釈放レバー41を回動させるものならば
どのようなものでも良い。例えばパルスモータの代わり
にソレノイドをフレームに固定し、ソレノイドを作動さ
せてそのプランジャを突出動させて釈放レバー41の張
出し部41aを当接させて釈放レバー41を回動させる
ようにしても良い。
【0041】なお、前記各実施形態において、投光部5
0aと受光部50bの数を3つ以上にすることができる
ことはいうまでもないし、投光部50aを押え足47
(53)の上面側にて上向きに配置し、受光部50bを
アーム部等の上側の部材に下向きにして配置するものあ
っても良い。さらに、光センサ50を光反射式とするた
め、前記上側もしくは布押え足47(53)側に、前記
縫針7の上下往復運動領域を囲むように、投光部50a
と受光部50bとの対からなる複数の反射光判別形の光
センサを設け、これら光センサと対峙する側に鏡面等の
光反射部を設け、オペレータの指等の異物により照射光
及び入射光の通過経路が遮断されたときに、針棒6の駆
動を阻止(禁止)するように構成しても良い。
【0042】本発明の前記非接触式センサ(光センサ5
0)による安全装置であれば、受光側での光の遮断また
は光の反射の有無により、異物の有無を判断するので、
従来のような物理的障害物品で縫針7の上下往復動の領
域の外側を囲むのではないから、被縫材を交換する等の
ために押え棒、ひいては布押え足47(53)の昇降時
に光センサ50の存在が邪魔になることがなく、縫製作
業に手間取ることもないのである。
【0043】本発明のさらに他の実施形態として、ミシ
ンモータ10と主軸11との間、もしくは主軸11から
針棒6への動力伝達機構中に、詳細な図示はしないが、
抑止手段としてのブレーキ及びクラッチ機構C(図8)
を介挿し、前述のように、異物を検知したとき制御装置
12は、直ちにクラッチを切り、ブレーキを作動させる
ように制御する構成を採用しても良い。これによって
も、針棒の動きを迅速に停止させて安全性を確保できる
のである。
【0044】図9は、光センサ50の制御回路を示す。
投光部側の回路としては、基準パルスを発生させるため
のパルス発生回路の一例としての発振回路60を有し、
パルス信号を、商用交流電源の周波数(50Hz. 〜60
Hz. )より大きい所定の駆動周波数(好ましくは、数百
Hz. 〜数キロHz. 具体的には、120Hz. 〜9キロHz.
)でパルス振幅変調もしくはパルス幅変調により出力
増幅する駆動回路61を有し、その駆動周波数の出力
(駆動パルス)にて投光部50aを駆動するものであ
る。制御装置12は駆動回路61に前記駆動周波数を設
定する。また受光部側の回路としては、受信した光信号
を電気信号に変換する受光部50bを有し、その信号を
増幅する増幅回路63を有し、次いで増幅した信号から
前記所定の駆動周波数の受信信号のみを検知する帯域通
過形等のフィルタ63を有し、さらにこの受信信号(パ
ルス信号)の脈動部分をカットした安定した値の信号に
整形し、制御装置12に入力する平滑・整形回路64を
有するのである。
【0045】この構成により、前記投光部50aでは、
前記所定の駆動周波数にて明滅することになる。他方、
受光部50bでは、通常(異物等による光遮断がなけれ
ば)、前記投光部50aからの所定の駆動周波数の検査
用光65を受光するほか、アーム部2aの近傍に配置し
た図示しない作業用の白熱灯もしくはテーブルまたは室
の天井等に設けた蛍光灯からの照明光としての外乱光6
6も受光する。その場合、前記白熱灯または/及び蛍光
灯が商用交流電源で駆動するために明滅して、外乱光6
6にちらつきが発生しても、前記フィルタ63では、こ
の外乱光66の部分は減衰させて通過しないようにして
いるから、当該外乱光66のちらつきが、投光部50a
と受光部50bとの間に異物が侵入したことによるちら
つきと誤って判断されることが防止できる。
【0046】つまり、受光部50b出受光した光の周波
数を前記制御装置12が検出し、その光の周波数はフィ
ルタ63により投光部50aの発光周波数と同じになる
ので、外乱光66に影響されずに確実な検出が可能とな
る。
【0047】前記白熱灯や蛍光灯を含む放射灯が商用交
流電源と異なる駆動周波数で駆動する場合も、投光部5
0aの駆動周波数をそれより高い周波数とし、受光部5
0bの検知の周波数もそれに合わせれば良い。周波数の
設定は制御装置12に接続したキースイッチ等の設定手
段により、任意にまたは複数の値から選択して行うこと
ができる。
【0048】また、真正の異物の侵入により、検査用光
65が遮られて受光部50bで受光できなかったときに
は、制御装置12は、縫針の上下往復動の領域近傍に異
物があると判断して、前記針振り・針釈放用パルスモー
タ24を作動させ、針棒釈放機構25を介して針棒6の
駆動を迅速に禁止することができるのである。なお、針
棒6の駆動を禁止する手段として、上述のように、主軸
11の箇所等に設けたブレーキとクラッチとからなる抑
止手段を作動させてミシンモータ10からの駆動力を遮
断し、主軸11の回転停止を実行するようにしても良
い。
【0049】本発明における光センサ50の光成分のス
ペクトルは、作業者の目等に危害を与えないように、白
色光または赤外線の領域を適用することが好ましい。
【0050】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明のミシンは、モータの駆動力を伝達する動力伝達
手段と、縫針が装着される針棒を上下往復動自在に支持
する針棒支持手段と、前記縫針により縫製される加工布
を押えるための布押え足を昇降動可能に支持する布押え
装置とを備えてなるミシンにおいて、前記縫針近傍の空
間への異物の侵入を検知するための投光部と受光部とか
らなる光センサと、前記投光部を商用交流電源の周波数
とは異なる駆動周波数にて作動させる駆動回路と、前記
受光部で前記駆動周波数の光を受光しないとき、前記針
棒の駆動を禁止するように制御する制御手段とを備えた
ものである。
【0051】この構成によれば、蛍光灯等の外乱光が商
用交流電源による周波数で明滅しても、前記投光部はそ
れと異なる駆動周波数で発光駆動されるから、これによ
り受光部側で異物が光センサを遮断したと誤認識するこ
とがなく、蛍光灯等のちらつきにより、ミシンが頻繁に
停止するなどの不都合を回避でき、且つ異物が光センサ
を遮断したときのみ、針棒の駆動を禁止できて安全性が
向上するという効果を奏する。
【0052】そして、請求項2に記載の発明のミシン
は、モータの駆動力を伝達する動力伝達手段と、縫針が
装着される針棒を上下往復動自在に支持する針棒支持手
段と、前記縫針により縫製される加工布を押えるための
布押え足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えて
なるミシンにおいて、前記縫針近傍の空間への異物の侵
入を検知するための投光部と受光部とからなる光センサ
と、前記投光部を、前記縫針による縫製位置を照明する
ための照明手段の駆動周波数とは異なる駆動周波数で作
動させる駆動回路と、前記受光部で前記駆動周波数の光
を受光しないとき、前記針棒の駆動を禁止するように制
御する制御手段とを備えたものである。
【0053】本発明では、照明手段はミシンに装着され
ている場合と、ミシンと別体でテープ上や室の天井等に
配置されている場合とを含み、該照明手段の発光のため
の駆動周波数が前記商用交流電源の周波数と異なる場合
を含む。そして、照明手段の駆動周波数と投光部の発光
のための駆動周波数とは異なるのであるから、請求項1
に記載の発明と同じような作用・効果を奏することがで
きる。
【0054】他方、請求項3に記載の発明のミシンは、
モータの駆動力を伝達する動力伝達手段と、縫針が装着
される針棒を上下往復動自在に支持する針棒支持手段
と、前記縫針により縫製される加工布を押えるための布
押え足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えてな
るミシンにおいて、前記縫針近傍の空間への異物の侵入
を検知するための投光部と受光部とからなる光センサ
と、前記縫針による縫製位置を照明するための照明手段
と、前記投光部を、前記照明手段の駆動周波数とは異な
る駆動周波数で作動させる駆動回路と、前記受光部で前
記駆動周波数の光を受光しないとき、前記針棒の駆動を
禁止するように制御する制御手段とを備えたものであ
る。
【0055】本発明では、照明手段はミシンに備えられ
て、縫製位置を照明できるものであり、該照明手段の駆
動周波数と投光部の発光のための駆動周波数とは異なる
のであるから、請求項1に記載の発明と同じような作用
・効果を奏することができる。
【0056】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載のミシンにおいて、前記駆動周波数は、商用交
流電源の周波数よりも高く設定されているものであり、
この構成によれば、蛍光灯等の外乱光が商用交流電源に
よる周波数で明滅しても、前記投光部はそれより高い駆
動周波数で発光駆動されるから、これにより受光部側で
異物が光センサを遮断したと誤認識することがなく、蛍
光灯等のちらつきにより、ミシンが頻繁に停止すること
を確実に防止できる。
【0057】同様に、請求項5に記載の発明は、請求項
2または請求項3に記載のミシンにおいては、前記駆動
周波数は、前記照明手段の駆動周波数よりも高く設定さ
れているものであるので、請求項4に記載の発明と同様
の作用効果を奏することができる。
【0058】そして、請求項6に記載の発明は、請求項
4または請求項5に記載のミシンにおいて、前記駆動周
波数の帯域を数百ヘルツ以上としたものであり、この帯
域であれば、商用交流電源の出力が不安定であっても、
受光部側での判別が確実にできる。
【0059】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
乃至請求項6のいずれかに記載のミシンにおいて、前記
光センサは、光透過形または光反射形からなり、光セン
サによる検出領域が前記針棒の往復運動軸線を囲むよう
に1乃至複数配置したものであるから、請求項1乃至請
求項6のいずれかに記載の発明による効果に加えて、光
センサが布押え足もしくはその上方の部材のいずれか一
方もしくは双方に配置されていても、物理的障害となら
ず、布押え足の昇降時に邪魔にならず、縫製作業に手間
取ることがない。また、前記光センサによる検出領域
は、前記縫針の往復運動軸線を囲むように設けられてい
るものであるから、前記縫針の往復運動軸線に対してい
ずれの方向から異物が近づいても、光センサにて検知で
き安全性が格段に向上するという効果を奏する。
【0060】さらに、請求項8に記載の発明は、請求項
1乃至請求項7のいずれかに記載のミシンにおいて、前
記投光部を前記布押え足または布押え足装置の布押え足
を支持する支持部材と、その上方のミシンフレームとの
いずれか一方に配置し、受光部を前記投光部と対峙する
側に配置したものであるから、布押え足を昇降させても
対峙関係が変わらず、光センサの取付けも容易であると
いう効果を奏する。また、近年の光センサが小型化して
いるから設置場所が嵩張らず、布押え足やそれを支持す
る部材と、ミシンフレームのような狭い空間を邪魔しな
いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するミシンの正面図である。
【図2】針棒への動力伝達機構、針釈放機構及び光セン
サの装着箇所を示す斜視図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】(a)は非釈放状態における針釈放機構の上面
図、(b)は釈放状態における針釈放機構の上面図、
(c)は(a)に対する側面図、(d)は(b)に対す
る側面図である。
【図5】光センサの装着箇所を示す要部側面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】第2実施形態の斜視図である。
【図8】制御装置の機能ブロック図である。
【図9】光センサの制御回路を示す機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ミシン 2a アーム部 6 針棒 7 縫針 10 ミシンモータ 11 主軸 12 制御手段としての制御装置 24 針振り・針釈放用パルスモータ 25 針棒作動手段としての針棒釈放機構 46 押えホルダ 47、53 布押え足 50 光センサ 50a 投光部 50b 受光部 60 発振回路 61 駆動回路 62 増幅回路 63 帯域通過形などのフィルタ 64 平滑整形回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜島 英一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 田中 隆文 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA01 CE07 CE22 CE27 DB02 DB09 GD07 GD24 GD25 JA03 JA07 LA00 LB01 NA10 NB02 NC03 NC06 QA06 QA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力を伝達する動力伝達手段
    と、 縫針が装着される針棒を上下往復動自在に支持する針棒
    支持手段と、 前記縫針により縫製される加工布を押えるための布押え
    足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えてなるミ
    シンにおいて、 前記縫針近傍の空間への異物の侵入を検知するための投
    光部と受光部とからなる光センサと、 前記投光部を商用交流電源の周波数とは異なる駆動周波
    数にて作動させる駆動回路と、 前記受光部で前記駆動周波数の光を受光しないとき、前
    記針棒の駆動を禁止するように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 モータの駆動力を伝達する動力伝達手段
    と、 縫針が装着される針棒を上下往復動自在に支持する針棒
    支持手段と、 前記縫針により縫製される加工布を押えるための布押え
    足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えてなるミ
    シンにおいて、 前記縫針近傍の空間への異物の侵入を検知するための投
    光部と受光部とからなる光センサと、 前記投光部を、前記縫針による縫製位置を照明するため
    の照明手段の発光周波数とは異なる駆動周波数で作動さ
    せる駆動回路と、 前記受光部で前記駆動周波数の光を受光しないとき、前
    記針棒の駆動を禁止するように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とするミシン。
  3. 【請求項3】 モータの駆動力を伝達する動力伝達手段
    と、 縫針が装着される針棒を上下往復動自在に支持する針棒
    支持手段と、 前記縫針により縫製される加工布を押えるための布押え
    足を昇降動可能に支持する布押え装置とを備えてなるミ
    シンにおいて、 前記縫針近傍の空間への異物の侵入を検知するための投
    光部と受光部とからなる光センサと、 前記縫針による縫製位置を照明するための照明手段と、 前記投光部を、前記照明手段の発光周波数とは異なる駆
    動周波数で作動させる駆動回路と、 前記受光部で前記駆動周波数の光を受光しないとき、前
    記針棒の駆動を禁止するように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とするミシン。
  4. 【請求項4】 前記駆動周波数は、商用交流電源の周波
    数よりも高く設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 前記駆動周波数は、前記照明手段の発光
    周波数よりも高く設定されていることを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載のミシン。
  6. 【請求項6】 前記駆動周波数の帯域を数百ヘルツ以上
    としたことを特徴とする請求項4または5に記載のミシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記光センサは、光透過形または光反射
    形からなり、光センサによる検出領域が前記針棒の往復
    運動軸線を囲むように1乃至複数配置したことを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のミシン。
  8. 【請求項8】 前記投光部を前記布押え足または布押え
    足装置の布押え足を支持する支持部材と、その上方のミ
    シンフレームとのいずれか一方に配置し、受光部を前記
    投光部と対峙する側に配置したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれかに記載のミシン。
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