JP5329340B2 - 穴かがりミシンの異物検知装置 - Google Patents
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Description
例えば、図17に示すように、穴かがりミシン100は、ミシンベッド101の上面に送り台102がその上面に沿って移動自在に設けられている。送り台102の上面には布を押さえる布押さえ103が設けられている。布押さえ103により送り台102上で押さえつけられた布は、送り台102が移動することで布にかがり縫いを形成することができる。
ミシンベッド(2)に設けられ、上端に切れ刃が形成されたメス(11)と、
ミシンベッドに設けられ、上面に被縫製物が載置される送り台(4)と、
ミシンアーム(3)に設けられ、前記メスに対向配置され、前記メスとの間に被縫製物を挟み込んで被縫製物を切断するハンマー(12)と、
前記ハンマーを支持する支持台(14)と、
前記支持台に連結され、前記ハンマーを前記メスに向けて接離させる動作機構(40)と、
前記動作機構に連結され、当該動作機構を動作させる駆動装置(50)と、
前記駆動装置の駆動を制御する制御手段(20)と、を備え、
左右の側縫い部を含むボタン穴かがり縫い目を被縫製物に形成する前又は形成した後に、前記制御手段により前記駆動装置を駆動させて前記ハンマーを前記メスに向けて移動させて被縫製物の左右の側縫い部の間にボタン穴を形成する穴かがりミシン(1)の異物検知装置において、
前記支持台に設けられて前記ハンマーと共に上下動し、前記ハンマーが上下動する領域を包囲し、前記ハンマーよりも下方に配置され、下方に位置する対象物に接する下降位置を検知する検知手段(30,100,200,300,400,500)と、
被縫製物上に異物がないと認定しうる前記ハンマーの初期位置からの下降量の限界値を記憶する記憶手段(24)と、を備え、
前記制御手段は、
前記検知手段が検知をした時点における前記ハンマーの初期位置からの下降量が前記限界値以上である場合に前記駆動装置の駆動を継続させ、
前記検知手段が検知をした時点における前記ハンマーの初期位置からの下降量が前記限界値未満である場合に前記駆動装置の駆動を停止させることを特徴とする。
前記検知手段は、
前記支持台に固定された土台(31,101,201,301,401,501)と、
前記土台に上下動自在に設けられ、前記ハンマーが上下動する領域を包囲するように形成され、下端面が前記ハンマーの下端よりも下方に配置された接触部材(32,102,202,302,402,502)と、
前記接触部材の下端面が前記ハンマーの下端よりも下方に配置されるように、当該接触部材を下方に向けて付勢する付勢部材(33,104,202,303,403,503)と、
前記付勢部材の付勢力に抗して前記接触部材が前記土台に対して相対的に移動したことを検知する検知部材(34,103,203,304,404,504)と、
を備えることを特徴とする。
前記限界値を設定する設定手段(66)を備えることを特徴とする。
ここで、検知手段が異物を検知すると、制御手段は、検知手段が被縫製物上の異物を検知した時点におけるハンマーの初期位置からの下降量が限界値以上である場合には、駆動装置の駆動を継続させる。すなわち、限界値となる位置よりも下方で検知手段が異物を検知した場合には、制御手段は、その検知は異物ではないと判断してそのまま被縫製物の切断を続行する。
一方、制御手段は、検知手段が被縫製物上の異物を検知した時点におけるハンマーの初期位置からの下降量が限界値未満である場合に駆動装置の駆動を停止させる。すなわち、限界値となる位置よりも上方で検知手段が異物を検知した場合には、制御手段は、その検知は被縫製物ではない異物であると判断して駆動装置の駆動を停止させて被縫製物の切断を中断する。
これにより、限界値を被縫製物の厚さ等に応じて記憶手段に記憶させておくことで、制御手段は、検知手段による検知を被縫製物なのか、異物であるのかを判断して被縫製物の切断の制御を行うことができる。
よって、縫製中のユーザの監視負担を軽減し、ハンマー及びメスの欠損、布の破損を防止することができる。
また、検知手段は、ハンマーが上下動する領域を包囲し、ハンマーよりも下方に配置されているので、検知手段はハンマーよりも先に被縫製物又は異物に当接する。そのため、ハンマー及びメスの欠損、布の破損が起こる前に異物検知を行うことができる。
また、接触部材はハンマーが上下動する領域を包囲し、被縫製物又は異物に当接した後はそれ以上下降することもなく、付勢部材の付勢力に抗して土台に対して上方に相対的に移動するので、やがてハンマーが接触部材よりも下方に下降する。
これにより、ハンマーの初期位置からの下降量が限界値以上である場合には、制御手段は駆動装置の駆動を継続させるが、接触部材がハンマーの移動を阻害することはない。
これにより、あらゆる被縫製物、異物に対応することができる。
<穴かがりミシンの構成>
図1及び図2に示すように、穴かがりミシン1は、被縫製物である布に左右の側縫い部を含むボタン穴かがり縫い目を形成すると共に、布の左右の側縫い部の間にボタン穴を形成するミシンである。
布押さえ5は、送り台4の上面に回動自在に設けられた押さえ腕52と、押さえ腕52の先端に回動自在に設けられ、上方から布を押さえつける押さえ板54と、を備えている。押さえ腕52、押さえ板54ともに回動自在とされているのは、布厚の変化に柔軟に対応して布の押さえつけを上方から的確に行うためである。
図1、図2に示すように、布切り装置10は、ベッド部2に設けられ、上端に切れ刃が形成されたメス11と、このメス11に対向配置するようにアーム部3に設けられ、メス11との間に布を挟み込んでメス11に布を切断させるハンマー12と、を備えている。
動作機構40により、ハンマー12は、初期位置としての上昇位置から下降して、メス11を押圧する押圧位置との間を往復移動する。
図2〜図4に示すように、支持台14には、ハンマーと共に上下動し、ハンマー12が上下動する領域を包囲し、ハンマーよりも下方に配置され、下方に位置する対象物に接する下降位置を検知する検知手段としての検知装置30が設けられている。
検知装置30は、支持台14に固定される土台31と、土台31に上下動自在に設けられ、ハンマー12が上下動する領域を包囲するように形成され、下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置された接触部材としての枠体32と、枠体32の下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置されるように、当該枠体32を下方に向けて付勢する付勢部材としてのバネ33と、バネ33の付勢力に抗して枠体32が土台31に対して相対的に移動したことを検知する検知部材としてのポテンショメータ34と、を備えている。
ハンマー12が上下動する領域を包囲するとは、具体例では枠体32の形状であり、上下方向より見て、ハンマー12の周囲の少なくとも一部を囲うような形状である。この形状は、四角形状、楕円形状、円形状や、それらの一部が欠けた形状等種々考えられる。
枠体32は、ハンマー12の下方に配置され、ハンマー12が上下動する移動領域を包囲するような枠状に形成されている。すなわち、枠体32の内部には、ハンマーが通過可能な大きさの通過孔32aが形成され、この通過孔32aが下降前のハンマー12の直下にある。枠体32の一端は上方に延びるように屈曲形成され、更にミシンの後方に向けて水平方向に延びるように屈曲形成されている。水平方向に延びるように形成された枠体32の一端には、枠体32の上下方向に沿って延びる軸体32bが立設されている。軸体32bは、土台31に挿通されている。軸体32bの上端には、ポテンショメータ34が設けられている。
ポテンショメータ34は、土台31の上端に設けられている。ポテンショメータ34は、軸体32bの上下方向への移動量を電圧値に変換して出力するものである。制御装置20は、ポテンショメータ34からの出力電圧を監視することで、その出力電圧の変化により、軸体32bが移動したこと、すなわち、枠体32が土台に対して相対的に移動したことを検知することができる。
また、バネ33で枠体32を常に下方に向けて付勢しているため、枠体32がバネ33の付勢力に抗して土台31に対して相対的に移動したときにかかる移動をポテンショメータ34により検知することができる。
図5に示すように、制御装置20は、ミシン1の駆動に関する演算処理を行って駆動源の制御を行うCPU21と、縫製や布切りに関して必要なデータやパラメータ、CPU21がミシン1の駆動制御をする際に必要なプログラムが記憶されるROM22と、CPU21の作業場となるRAM23と、ユーザにより設定されるデータや演算されたデータを記憶するEEPROM24と、を備えている。
また、EEPROM24には、ハンマー12が初期位置(上死点)から押圧位置(メス11に当接する位置)までの移動距離が記憶されている。
ROM22には、布切りモータ50の駆動を制御する制御プログラムが記憶されている。すなわち、CPU21は、この制御プログラムを実行することにより、制御装置20は、制御手段として機能する。
よって、穴かがりミシン1に設けられる異物検知装置は、制御装置20及び検知装置30を備えることにより構成される。
もちろん、必ずしも布の上面で異物の検知を行う必要はなく、限界値はユーザにより自由に設定することができる。
操作パネル66は、限界値をユーザが直接入力することもできるが、ティーチングの指示入力を行うこともできる。ここで、ティーチングとは、縫製前に予め限界値を算出することをいう。
エンコーダ67は、パルスモータである布切りモータ50に接続され、布切りモータ50の回転位置に対応してそれぞれ90度位相の異なるA相パルスとB相パルス(2つを合わせてAB相パルスとも言う)とからなる2つの検出パルスを出力する。制御装置20は、原点位置を基準としてエンコーダ67から出力されるAB相パルスの位相関係と各パルスの数とにより、支持台14(ハンマー12)の実際の移動位置としての下降位置をリアルタイムで検出することができる。これにより、支持台14(ハンマー12)の停止位置をリアルタイムで検出することができる。
限界値のティーチングは、図6に示すように、操作パネル66等から送り台4への布のセットが終わった旨の入力がなされると(ステップS1)、CPU21は、ティーチングをする旨の入力がなされたか否かを判断する(ステップS2)。ここで、CPU21は、ティーチングをする旨の入力がなされたと判断すると(ステップS2:YES)、CPU21は、布切りモータ50を駆動させる(ステップS3)。布切りモータ50の駆動により、出力軸50aは軸回りに回転し、出力軸50aの回転により歯車48が回転し、それに伴って歯車47も回転する。歯車47の回転によりボールねじ45も軸回りに回転するので、移動体46はボールねじ45の軸線に沿って移動し、動作機構40を作動させる。動作機構40の作動により、支持台14は下降し、これに伴って支持台14に設けられているハンマー12及び枠体32も下降する。
なお、限界値の直接入力又はティーチングは、ユーザが操作パネル66からの入力により選択することができる。
次に、ボタン穴の形成を行う際の布切りモータ50の駆動制御について説明する。
図7に示すように、布にボタン穴をするため、布切りモータ50を駆動させると(ステップS11)、布切りモータ50に連結されている動作機構40の動作により、支持体14が下降する。支持体14の下降によりハンマー12及び枠体32も下降する。
布切りモータ50によるハンマー12及び枠体32の下降の間、CPU21は、ポテンショメータ34により検知される電圧値が変化したか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12において、CPU21は、ポテンショメータ34により検知される電圧値が変化したと判断した場合(ステップS12:YES)、CPU21は、ポテンショメータ34の検知時におけるハンマー12の下降量がEEPROM24に記憶された限界値以上か否かを判断する(ステップS13)。言い換えると、ハンマー12の位置が限界値に対応する位置から下方にある位置でポテンショメータ34が検知したか否かを判断する(ステップS14)。一方、ステップS12において、CPU21は、ポテンショメータ34により検知される電圧値が変化していないと判断した場合(ステップS12:NO)、CPU21は、布切りモータ50を駆動させながらステップS12の判断を繰り返す。
ステップS13において、CPU21は、ハンマー12の下降量がEEPROM24に記憶された限界値以上であると判断した場合(ステップS13:YES)、CPU21は、布切りモータ50の駆動を継続し、ハンマー12が押圧位置(メス11と当接する位置)まで下降したか否かを判断する(ステップS14)。
ステップS14において、CPU21は、図8に示すように、ハンマー12が押圧位置(メス11と当接する位置)まで下降したと判断した場合(ステップS14:YES)、CPU21は、布切りモータ50の駆動を停止させる(ステップS15)。一方、ステップS14において、CPU21は、ハンマー12が押圧位置(メス11と当接する位置)まで下降していないと判断した場合(ステップS14:NO)、CPU21は、布切りモータ50の駆動を継続する。
ステップS13において、CPU21は、図9に示すように、ハンマー12の下降量がEEPROM24に記憶された限界値未満であると判断した場合(ステップS13:NO)、CPU21は、布切りモータ50の駆動を停止させる(ステップS15)。
このように穴かがりミシン1によれば、送り台4に布を載置した状態で布切りモータ50を駆動させて支持台14を下降させると、ハンマー12は下降し、ハンマー12と共に枠体32も下降する。
ここで、ポテンショメータ34が異物を検知すると、制御装置20は、ポテンショメータ34が布上の異物を検知した時点におけるハンマー12の初期位置からの下降量が限界値以上である場合には、布切りモータ50の駆動を継続させる。すなわち、図8に示すように、限界値となる位置から下方でポテンショメータ34が異物を検知した場合には、制御装置20は、その検知は異物ではないと判断してそのまま布の切断を続行する。
一方、制御装置20は、ポテンショメータ34が布上の異物を検知した時点におけるハンマー12の初期位置からの下降量が限界値未満である場合に布切りモータ50の駆動を停止させる。すなわち、図9に示すように、限界値となる位置よりも上方で枠体32が移動してポテンショメータ34が異物を検知した場合には、制御装置20は、その検知は布ではない異物であると判断して布切りモータ50の駆動を停止させて布の切断を中断する。
これにより、限界値を布の厚さ等に応じてEEPROM24に記憶させておくことで、制御装置20は、検知装置30による検知を布なのか、異物であるのかを判断して布の切断の制御を行うことができる。
よって、縫製中のユーザの監視負担を軽減し、ハンマー12及びメス11の欠損、布の破損を防止することができる。
また、枠体32は、ハンマー12が上下動する領域を包囲し、ハンマー12よりも下方に配置されているので、枠体32はハンマー12よりも先に布又は異物に当接する。そのため、ハンマー12及びメス11の欠損、布の破損が起こる前に異物検知を行うことができる。
また、枠体32はハンマー12が上下動する領域を包囲し、布又は異物に当接した後はそれ以上下降することもなく、バネ33の付勢力に抗して土台31に対して上方に相対的に移動するので、やがてハンマー12が枠体32よりも下方に下降する。
これにより、ハンマー12の初期位置からの下降量が限界値以上である場合には、制御装置20は布切りモータ50の駆動を継続させるが、枠体32がハンマー12の移動を阻害することはない。
これにより、あらゆる厚さの布、異物に対応することができる。
図10〜図12は、レーザーセンサを用いた検知装置の例を示す図である。なお、検知装置以外の他の構成については、上記実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図10〜図12に示すように、検知装置100は、支持台14に固定される土台101と、土台101に上下動自在に設けられ、ハンマー12の一部を囲うと共に、ハンマー12(メス11)の長手方向の延長線上に延在する接触部材としてのステー102と、ステー102に配置された検知部材としてのレーザーセンサ103と、ステー102の下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置されるように、当該ステー102を下方に向けて付勢する付勢部材としてのバネ104と、を備えている。
ステー102は、ハンマー12よりも下方に配置された板状の部材であり、先端が二股に分岐するように形成されている。そして、二股に形成された一方の先端102aと他方の先端102bとがハンマー12(メス11)の長手方向の延長線上に沿った方向に並ぶように形成されている。
ステー102の一端は上方に延びるように屈曲形成され、かかる屈曲部にはステー102の上下方向に沿って延びる軸体105が設けられている。軸体105は、土台101に挿通されている。
バネ104は、軸体105に通されており、土台101とステー102との間に挟まれている。バネ104は、ステー102の下端面がハンマー12の下端よりも下方(メス11側)に配置されるように、ステー102を下方に付勢している。
ステー102の一方の先端102aの上面には、レーザーセンサ103aが設けられ、ステー102の他方の先端102bの上面には、レーザーセンサ103bが設けられている。
図11,図12に示すように、レーザーセンサ103a,103bは互いに対向するように配置され、一方のレーザーセンサ103aからレーザー光を発光し、他方のレーザーセンサ103bで当該レーザー光を受光することができる。レーザーセンサ103a,103bは、ともに制御装置20に接続されており、制御装置20による発光制御、受光の検知を行うことができる。制御装置20は、レーザーセンサ103bがレーザー光を受光したか否かを判断することで、その受光の有無により、軸体105が移動したこと、すなわち、ステー102が土台101に対して相対的に移動したことを検知することができる。
図11,図12に示すように、レーザーセンサ103a,103bによる検知範囲は、二つの押さえ板54の間の領域Aを検知できるようになっており、この領域Aは、メス11の上方にあるハンマー12の移動経路となっている。
制御装置20は、レーザーセンサ103bがレーザー光を受光しなくなった時点でのハンマー12の下降量に応じて布切りモータ50の駆動を制御する。
図13は、ひずみゲージを用いた検知装置の例を示す図である。なお、検知装置以外の他の構成については、上記実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、検知装置200は、支持台14に固定される土台201と、土台201に上下動自在に設けられ、ハンマー12の一部を囲うと共に、ハンマー12(メス11)の長手方向の延長線上に延在する接触部材及び付勢部材としてのバネ材202と、バネ材202に設けられた検知部材としてのひずみゲージ203と、を備えている。
バネ材202は、一端がハンマー12よりも下方に配置された板バネであり、他端が土台201にねじ止め等の手段によって固定されている。バネ材202の一端は、下降した際にハンマー12よりも先に下方の異物に当接するように配置されている。
ひずみゲージ203は、バネ材202における土台201との固定部近傍に設けられている。ひずみゲージ203は、バネ材202が撓むことによりひずみが生じ、このひずみ量の変化により自身の抵抗値が変化して流れる電流量が変化する。ひずみゲージ203は、制御装置20に接続されており、制御装置20による電流量の変化を検知することができる。制御装置20は、ひずみゲージ203に流れる電流値の変化を検知することで、バネ材202が土台201に対して相対的に移動したことを検知することができる。
よって、制御装置20は、ひずみゲージ203に流れる電流値が変化した時点でのハンマー12の下降量に応じて布切りモータ50の駆動を制御する。
なお、バネ材202として撓みやすい薄板状の板バネを使用することにより、異物検知の感度を上げることができる。
図14は、光学センサを用いた検知装置の例を示す図である。なお、検知装置以外の他の構成については、上記実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、検知装置300は、支持台14に固定される土台301と、土台301に上下動自在に設けられ、ハンマー12が上下動する領域を包囲するように形成され、下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置された接触部材としての枠体302と、枠体302の下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置されるように、当該枠体302を下方に向けて付勢する付勢部材としてのバネ303と、バネ303の付勢力に抗して枠体302が土台301に対して相対的に移動したことを検知する検知部材としての光学センサ304と、を備えている。
ハンマー12が上下動する領域を包囲するとは、具体例では枠体302の形状であり、上下方向より見て、ハンマー12の周囲の少なくとも一部を囲う形状である。この形状は、四角形状、楕円形状、円形状や、それらの一部が欠けた形状等種々考えられる。
枠体302は、ハンマー12の下方に配置され、ハンマー12が上下動する移動領域を包囲するような枠状に形成されている。すなわち、枠体302の内部には、ハンマー12が通過可能な大きさの通過孔が形成され、この通過孔が下降前のハンマー12の直下にある。枠体302の一端は上方に延びるように屈曲形成され、更にミシンの後方に向けて水平方向に延びるように屈曲形成されている。水平方向に延びるように形成された枠体302の一端には、枠体302の上下方向に沿って延びる軸体302bが立設されている。軸体302bは、土台301に挿通されている。軸体302bの上端には、光学センサ304を機能させるためのスリット305が設けられている。
光学センサ304は、例えば、透過型のフォトセンサである。光学センサ304は、アーム部3に固定されたステー306に設けられている。
光学センサ304は、発光素子と受光素子とを備えており、発光素子から発光された光を受光素子で受光することができるように構成されている。発光素子と受光素子は、互いに対向するように所定の間隔をあけて同一直線上に配置され、発光素子と受光素子との間に障害物(スリット305)が進入すると受光素子が光を検知できなくなり、障害物の存在を検知することができる。
光学センサ304は、軸体302bの上方に設けられている。軸体302bに設けられたスリット305は、軸体302bの上下動により光学センサ304がスリット305を検知できる位置と検知できない位置との間で軸体302bとともに上下動することができる。
光学センサ304は、制御装置20に接続されており、制御装置20による発光制御、受光の検知を行うことができる。制御装置20は、光学センサ304の受光素子が受光したか否かを判断することで、その受光の有無により、スリット305が移動したこと、すなわち、スリット305と共に軸体302bに設けられている枠体302が土台301に対して相対的に移動したことを検知することができる。
制御装置20は、光学センサ304の発光素子からの光を受光素子が受光しなくなった時点でのハンマー12の下降量に応じて布切りモータ50の駆動を制御する。
図15は、レーザー変位計を用いた検知装置の例を示す図である。なお、検知装置以外の他の構成については、上記実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図15に示すように、検知装置400は、支持台14に固定される土台401と、土台401に上下動自在に設けられ、ハンマー12が上下動する領域を包囲するように形成され、下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置された接触部材としての枠体402と、枠体402の下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置されるように、当該枠体402を下方に向けて付勢する付勢部材としてのバネ403と、バネ403の付勢力に抗して枠体402が土台401に対して相対的に移動したことを検知する検知部材としてのレーザー変位計404と、を備えている。
ハンマー12が上下動する領域を包囲するとは、具体例では枠体402の形状であり、上下方向より見て、ハンマー12の周囲の少なくとも一部を囲う形状である。この形状は、四角形状、楕円形状、円形状や、それらの一部が欠けた形状等種々考えられる。
枠体402は、ハンマー12の下方に配置され、ハンマー12が上下動する移動領域を包囲するような枠状に形成されている。すなわち、枠体402の内部には、ハンマー12が通過可能な大きさの通過孔が形成され、この通過孔が下降前のハンマー12の直下にある。枠体402の一端は上方に延びるように屈曲形成され、更にミシンの後方に向けて水平方向に延びるように屈曲形成されている。水平方向に延びるように形成された枠体402の一端には、枠体402の上下方向に沿って延びる軸体402bが立設されている。軸体402bは、土台401に挿通されている。軸体402bの上端面には、レーザー変位計404から発光されたレーザー光を反射させる反射面402cが形成されている。
レーザー変位計404は、アーム部3に固定され、軸体302bの上端面に形成された反射面402cの上方に配置されている。
レーザー変位計404は、発光素子と検出素子とを備えており、発光素子から発光されて反射面402cにより反射されたレーザー光を検出素子上で結像することができるように構成されている。
ここで、軸体402bが移動して反射面402cも移動すると、結像位置も変化するので、その結像位置を検出することで対象物である軸体402bまでの変位量を知ることができる。
レーザー変位計404は、制御装置20に接続されており、制御装置20による発光制御、結像位置の検出を行うことができる。制御装置20は、レーザー変位計404による結像位置の変化により、軸体402bに設けられている枠体402が土台401に対して相対的に移動したことを検知することができる。
制御装置20は、レーザー変位計404による反射面402cまでの距離が変化した時点でのハンマー12の下降量に応じて布切りモータ50の駆動を制御する。
図16は、近接センサを用いた検知装置の例を示す図である。なお、検知装置以外の他の構成については、上記実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
図16に示すように、検知装置500は、支持台14に固定される土台501と、土台501に上下動自在に設けられ、ハンマー12が上下動する領域を包囲するように形成され、下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置された接触部材としての枠体502と、枠体502の下端面がハンマー12の下端よりも下方に配置されるように、当該枠体502を下方に向けて付勢する付勢部材としてのバネ503と、バネ503の付勢力に抗して枠体502が土台501に対して相対的に移動したことを検知する検知部材としての近接センサ504と、を備えている。
ハンマー12が上下動する領域を包囲するとは、具体例では枠体502の形状であり、上下方向より見て、ハンマー12の周囲の少なくとも一部を囲う形状である。この形状は、四角形状、楕円形状、円形状や、それらの一部が欠けた形状等種々考えられる。
枠体502は、ハンマー12の下方に配置され、ハンマー12が上下動する移動領域を包囲するような枠状に形成されている。すなわち、枠体502の内部には、ハンマー12が通過可能な大きさの通過孔が形成され、この通過孔が下降前のハンマー12の直下にある。枠体502の一端は上方に延びるように屈曲形成され、更にミシンの後方に向けて水平方向に延びるように屈曲形成されている。水平方向に延びるように形成された枠体502の一端には、枠体502の上下方向に沿って延びる軸体502bが立設されている。軸体502bは、土台501に挿通されている。軸体502bは、近接センサ504で検出できるようにするため、導電性を有する金属で形成されている。
近接センサ504は、取付板505を介してアーム部3に固定され、検出部504aが軸体502bの上端の側方に位置するように配置されている。
近接センサ504は、検出対象となる軸体502bが近づいたことを非接触で検出することができるセンサであり、例えば、電磁誘導を利用した高周波発振型のセンサを用いる。検出コイルより高周波磁界を発生させ、この磁界に検出対象となる軸体502bが近づくと電磁誘導により、軸体502bに誘導電流(渦電流)が流れる。この電流によって、検出コイルのインピーダンスが変化し、発振が停止することで検出することができる。すなわち、軸体502bが移動して近接センサ504の検出部504aに接近すると、検出コイルのインピーダンスが変化するので、この変化を検出することで軸体502bが移動したことを知ることができる。近接センサ504は制御装置20に接続されており、近接センサ504による検出結果を受信することができ、軸体502bに設けられている枠体502が土台501に対して相対的に移動したことを検知することができる。
取付板505は、上下方向に長孔505aが形成され、この長孔505aにねじ506を通すことによりアーム部3に固定されている。すなわち、ねじ506を緩めて取付板505を上下方向にスライドさせることにより、検出部504aの位置を変更することができる。
制御装置20は、近接センサ504による検出コイルのインピーダンスの変化した時点でのハンマー12の下降量に応じて布切りモータ50の駆動を制御する。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば、支持台にカメラを設け、予め布のみ載置した状態で撮像した画像と比較することにより、布上の異物を検知するような構成としてもよい。
また、サーモメータや赤外線等により布上に温度の異なる点があるか否かを検知し、予め設定した基準以上の温度を検知した場合には、それが人の手指であると判断して布切り動作を停止させてもよい。
また、枠体が異物に当接して布切りモータの駆動が停止した場合には、警告音や警告灯の点灯によりユーザに知らせることが可能であるが、このとき、停止した位置を制御装置に記憶させておき、異物の除去後に布切りを再開するとその位置から動作が始まるようにしてもよい。
また、上記の検知部材に代えて、リミットスイッチ等の他の検知部材を用いてもよい。
2 ベッド部(ミシンベッド)
3 アーム部(ミシンアーム)
4 送り台
11 メス
12 ハンマー
14 支持台
20 制御装置(制御手段)
24 EEPROM(記憶手段)
30 検知装置(検知手段)
31 土台
32 枠体
33 バネ(付勢部材)
34 ポテンショメータ(検知部材)
40 動作機構
50 布切りモータ(駆動装置)
66 操作パネル(設定手段)
100 検知装置(検知手段)
101 土台
102 ステー(接触部材)
103 レーザーセンサ(検知部材)
104 バネ(付勢部材)
200 検知装置(検知手段)
201 土台
202 バネ材(接触部材、付勢部材)
203 ひずみゲージ(検知部材)
300 検知装置(検知手段)
301 土台
302 枠体(接触部材)
303 バネ(付勢部材)
304 光学センサ(検知部材)
400 検知装置(検知手段)
401 土台
402 枠体(接触部材)
403 バネ(付勢部材)
404 レーザー変位計(検知部材)
500 検知装置(検知手段)
501 土台
502 枠体(接触部材)
503 バネ(付勢部材)
504 近接センサ(検知部材)
Claims (3)
- ミシンベッドに設けられ、上端に切れ刃が形成されたメスと、
ミシンベッドに設けられ、上面に被縫製物が載置される送り台と、
ミシンアームに設けられ、前記メスに対向配置され、前記メスとの間に被縫製物を挟み込んで被縫製物を切断するハンマーと、
前記ハンマーを支持する支持台と、
前記支持台に連結され、前記ハンマーを前記メスに向けて接離させる動作機構と、
前記動作機構に連結され、当該動作機構を動作させる駆動装置と、
前記駆動装置の駆動を制御する制御手段と、を備え、
左右の側縫い部を含むボタン穴かがり縫い目を被縫製物に形成する前又は形成した後に、前記制御手段により前記駆動装置を駆動させて前記ハンマーを前記メスに向けて移動させて被縫製物の左右の側縫い部の間にボタン穴を形成する穴かがりミシンの異物検知装置において、
前記支持台に設けられて前記ハンマーと共に上下動し、前記ハンマーが上下動する領域を包囲し、前記ハンマーよりも下方に配置され、下方に位置する対象物に接する下降位置を検知する検知手段と、
被縫製物上に異物がないと認定しうる前記ハンマーの初期位置からの下降量の限界値を記憶する記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記検知手段が検知をした時点における前記ハンマーの初期位置からの下降量が前記限界値以上である場合に前記駆動装置の駆動を継続させ、
前記検知手段が検知をした時点における前記ハンマーの初期位置からの下降量が前記限界値未満である場合に前記駆動装置の駆動を停止させることを特徴とする穴かがりミシンの異物検知装置。 - 前記検知手段は、
前記支持台に固定された土台と、
前記土台に上下動自在に設けられ、前記ハンマーが上下動する領域を包囲するように形成され、下端面が前記ハンマーの下端よりも下方に配置された接触部材と、
前記接触部材の下端面が前記ハンマーの下端よりも下方に配置されるように、当該接触部材を下方に向けて付勢する付勢部材と、
前記付勢部材の付勢力に抗して前記接触部材が前記土台に対して相対的に移動したことを検知する検知部材と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の穴かがりミシンの異物検知装置。 - 前記限界値を設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の穴かがりミシンの異物検知装置。
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