JP2002360578A - 超音波カテーテル - Google Patents

超音波カテーテル

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JP2002360578A
JP2002360578A JP2001173997A JP2001173997A JP2002360578A JP 2002360578 A JP2002360578 A JP 2002360578A JP 2001173997 A JP2001173997 A JP 2001173997A JP 2001173997 A JP2001173997 A JP 2001173997A JP 2002360578 A JP2002360578 A JP 2002360578A
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outer tube
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恭和 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージングコアの座屈を防止し、振動子ユ
ニットの回転精度も高水準に維持できる超音波カテーテ
ルを提供する。 【解決手段】 超音波カテーテル1は、体腔内に挿入さ
れるシース2と、シース2内に挿入され、機械的駆動力
を伝達するための駆動シャフト42と、駆動シャフト4
2のシース側先端に固定された超音波検出手段41と、
駆動シャフト41を保持しながら移動することによりシ
ース2の軸方向に駆動シャフト41を移動させるハブ3
1と、シース2に固定される外管331と、前記ハブ3
1に固定され、ハブ331の移動に伴って外管331内
に押し込まれる内管312とを有する。外管331の内
部には、内管312が押し込まれることによって、内管
312内に押し込まれる保護管が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管および脈管な
どの体腔内に挿入して用いられる超音波カテーテルに関
する。
【0002】
【従来の技術】血管および脈管などの体腔内の患部を診
察する場合には、患部で超音波を送受信する超音波カテ
ーテルが使用される。この超音波カテーテルは、超音波
を送受信するための振動子ユニットおよびこの振動子ユ
ニットを回転させる駆動シャフトを備えるイメージング
コアと、このイメージングコアを被覆するとともに体腔
内に挿入されるシースとを有している。イメージングコ
アは、シース内を軸方向に移動可能である。
【0003】超音波カテーテルを使用する際には、最初
に、イメージングコアをシース内において予め一番先端
側に配置するとともにシースを患部より深部に運び、次
に、シースを残したままイメージングコアのみをシース
先端から後退させていき患部を通過させる。イメージン
グコアのみを後退させることにより、振動子ユニットが
深部から患部を通過して移動するので、患部の前後に渡
って連続的に超音波観察したり、血管および脈管などの
形状の3次元データを作成したりすることができる。ま
た、一度後退させたイメージングコアを前進させて患部
の再確認および3次元データの作成を行うこともでき
る。
【0004】イメージングコアを前後させる際には、イ
メージングコアとこのイメージングコアを通している管
との摩擦によりイメージングコアが撓んで蛇行し、その
結果イメージングコアの座屈を引き起こす場合がある。
この座屈を防止するために、従来の超音波カテーテル
は、イメージングコアに樹脂などを含浸させ、座屈強度
を高めていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波カテーテルでは、イメージングコアに樹脂な
どを含浸させて座屈が防止できたとしても、含浸にむら
が発生しやすく、このむらが振動子ユニットの回転の精
度に影響を与え、結果として振動子ユニットから観察さ
れる画像に悪影響を及ぼしてしまうという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、イメージングコアの座屈を防止し、振動子ユ
ニットの回転精度も高水準に維持できる超音波カテーテ
ルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の手段によって達成される。
【0008】(1)本発明に係る超音波カテーテルは、
体腔内に挿入されるシースと、前記シース内に挿入さ
れ、機械的駆動力を伝達するための駆動シャフトと、前
記駆動シャフトのシース側先端に固定された超音波検出
手段と、前記駆動シャフトを保持しながら移動すること
により前記シースの軸方向に前記駆動シャフトを移動さ
せるハブと、前記シースのハブ側または前記ハブのシー
ス側に固定される外管と、前記シースのハブ側および前
記ハブのシース側のうち前記外管と異なる側に固定さ
れ、前記ハブの移動に伴って前記外管内で前記外管と相
対的に移動させられる内管と、前記シースのハブ側およ
び前記ハブのシース側のうち前記外管と同じ側に固定さ
れ、前記内管の前記外管内での移動に伴って前記内管内
で移動させられ、前記駆動シャフトを内部に通す保護管
とを有することを特徴とする。
【0009】(2)前記外管は、前記シースに固定さ
れ、前記内管は、前記ハブに固定され、前記保護管は、
前記外管に固定される。
【0010】(3)前記保護管には、孔が形成されてい
る。
【0011】(4)前記保護管は、コイル状管体であ
る。
【0012】(5)本発明に係る超音波カテーテルは、
体腔内に挿入されるシースと、前記シース内に挿入さ
れ、機械的駆動力を伝達するための駆動シャフトと、前
記駆動シャフトのシース側先端に固定された超音波検出
手段と、前記駆動シャフトを保持しながら移動すること
により前記シースの軸方向に前記駆動シャフトを移動さ
せるハブと、前記シースのハブ側または前記ハブのシー
ス側に固定される外管と、前記シースのハブ側およびハ
ブのシース側のうち前記外管と異なる側に固定され、前
記ハブの移動に伴って前記外管内で前記外管と相対的に
移動させられる内管と、前記内管の固定されていない側
の端部に設けられ、前記駆動シャフトを内部に通し、内
部と外部とで液体を挿通可能とする流路を有する保護管
とを有することを特徴とする。
【0013】(6)前記内管と前記保護管の境界部に前
記外管からの抜けを防止するストッパーが設けられてい
る。
【0014】(7)前記保護管は、前記内管に接続され
たコイル状管体である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の超
音波カテーテルを示す図、図2は、超音波カテーテルの
先端部と本体部との接合部分を示す図である。
【0017】超音波カテーテル1は、体腔内に挿入され
るシース2と、使用者が操作するために体腔内に挿入さ
れず使用者の手元側に配置される操作部3により構成さ
れる。
【0018】シース2は、シース先端部材21とシース
本体部22とを有する。シース先端部材21とシース本
体部22とは、図2に示すように、充填液入出路部材2
3を介して、シース本体部22がシース先端部材21を
覆うようにして互いに接着されている。
【0019】シース先端部材21とシース本体部22と
の間には、X線造影マーカ24が設けられており、体腔
内挿入時にX線透視下で超音波カテーテルの先端位置が
確認できるようになっている。
【0020】シース本体部22には孔241が形成され
ており、シース先端部材21内に挿入されたガイドワイ
ヤ25がこの孔241を通り抜ける。ガイドワイヤ25
は、予め体腔内に挿入され、このガイドワイヤ25をシ
ース先端部材21に通しながら、超音波カテーテル1が
患部まで導かれる。
【0021】また、充填液入出路部材23およびシース
本体22には、シース本体部22内に充填される生理食
塩液を外部に流すための孔であるプライミングルーメン
221が形成されている。
【0022】シース2内には、イメージングコア40が
シース2の軸方向にスライド可能に内蔵されている。こ
のイメージングコア40は、体腔内組織に向けて超音波
を送受信するための振動子ユニット41と、この振動子
ユニット41を先端に取り付けるとともに回転させる駆
動シャフト42とを備える。振動子ユニット41は、超
音波を送受信する超音波振動子411と、超音波振動子
411を収納する超音波振動子ハウジング412とで構
成されている。
【0023】駆動シャフト42は、柔軟で、しかも操作
部3において生成された回転の動力を振動子ユニット4
1に伝達可能な特性をもち、たとえば、右左右と巻き方
向を交互にしている3層コイルなどの多層コイル状の管
体で構成されている。駆動シャフト42が回転の動力を
伝達することによって、振動子ユニット41が回転し、
血管および脈管などの体腔内の患部を360度観察する
ことができる。また、駆動シャフト42は、振動子ユニ
ット41で検出された信号を操作部3に伝送するための
信号線が内部に通されている。
【0024】操作部3は、エア抜きのための生理食塩液
を注入するポート311を有するハブ31と、内管31
2を介してハブ31と接続されるユニットコネクタ32
と、外管331を介してユニットコネクタ32に接続さ
れるとともにシース2と操作部3とを接続する中継コネ
クタ33とを有する。
【0025】ハブ31は、駆動シャフト42および内管
312を保持する。内管312がユニットコネクタ32
および外管331に押し込まれ、または引き出されるこ
とによって、駆動シャフト42が連動して操作部3およ
びシース2内を軸方向にスライドする。内管312の押
し込みおよび引き出しによる駆動シャフト42の移動の
様子は、図3および図4に示すようになる。
【0026】図3は、内管312をユニットコネクタ3
2に最も押し込んだときの超音波カテーテル1を示す
図、図4は、内管312をユニットコネクタ32から最
も引き出したときの超音波カテーテル1を示す図であ
る。
【0027】内管312を最も押し込んだときには、図
3に示すように、内管312は、シース2側の端部が外
管331のシース2側端部付近、すなわち、中継コネク
タ33付近まで到達する。そして、この状態では、振動
子ユニット41は、シース2のシース本体部22の先端
付近に位置する。
【0028】また、内管312を最も引き出したときに
は、図4に示すように、内管312は、先端に形成され
たストッパー313がユニットコネクタ32の内壁に引
っかかり、引っかかった先端付近以外が露出する。そし
て、この状態では、振動子ユニット41は、シース2を
残したままその内部を引き戻されていくので、内管31
2を引き出した分だけ操作部3の方に向かった場所に位
置する。振動子ユニット41が回転しながら移動するこ
とによって、血管および脈管などの形状の3次元データ
を作成することができる。
【0029】次に、超音波カテーテル1の各部の具体的
な構造を説明する。
【0030】図5は、ハブ31の長手方向断面図であ
る。
【0031】図5に示すように、ハブ31は、ジョイン
ト50と、雄コネクタ51と、ロータ52と、接続パイ
プ53と、信号線54と、ハブ本体55と、シール部材
56と、耐キンクプロテクタ57とを有する。
【0032】ジョイント50は、超音波カテーテル1の
使用者手元側に開口部501を有し、雄コネクタ51お
よびロータ52を内部に配置する。雄コネクタ51は、
ジョイント50の開口部501側から図示しない外部駆
動装置が有する雌コネクタを連結することができ、これ
により、外部駆動装置と雄コネクタ51との機械的およ
び電気的連結が可能になる。
【0033】ロータ52は、接続パイプ53を回転不能
に保持しており、雄コネクタ51と一体的に回転する。
接続パイプ53は、ロータ52の回転を駆動シャフト4
2に伝達するために、ロータ52側と反対の端部で駆動
シャフト42を保持する。接続パイプ53の内部には信
号線54が通されており、この信号線54は、一端を雄
コネクタ51に、他端を駆動シャフト42内を通り抜け
て振動子ユニット41に接続されている。振動子ユニッ
ト41における観察結果は、雄コネクタ51を介して外
部駆動装置に送信され、適当な処理を施され、画像とし
て表示される。
【0034】ハブ本体55は、ポート311から生理食
塩液を注入され、この生理食塩液を外部に漏らすことな
く、内管312内に導入する。なお、ハブ本体55とジ
ョイント50との間には、Oリング58を含むシール部
材56が設置されるので、生理食塩液がジョイント50
の開口部501側に漏れ出すことがない。
【0035】ハブ本体55には、内管312の一部が嵌
挿され、内管312およびハブ本体55の周囲に耐キン
クプロテクタ57が配置される。耐キンクプロテクタ5
7は、内管312の硬度とハブ本体55の硬度との中間
の硬度を有する材料で形成されており、内管312がハ
ブ本体55から露出する部位における内管312の折れ
曲がりおよびねじれなどを防止することができる。
【0036】内管312内では、駆動シャフト42と内
管312との間に、保護管7が配置される。この保護管
7は、ハブ31側の端部で開口されており何にも保持さ
れていない、すなわち自由端71を有している。保護管
7は、図6に示す外管331まで伸びる。
【0037】図6は、ユニットコネクタ32および中継
コネクタ33の長手方向断面図である。
【0038】ユニットコネクタ32は、ユニットコネク
タ本体61と、封止部材62と、カバー部材63と、パ
ッキン64とを有する。
【0039】ユニットコネクタ本体61は、中継コネク
タ33に取り付けられた外管331が挿入され、この外
管331の内部にハブ31から伸びた内管312が挿入
される。封止部材62は、ユニットコネクタ本体61と
組み合わさってパッキン64を保持し、カバー部材63
は、ユニットコネクタ本体61と組み合わさって外管3
31を保持する。ユニットコネクタ本体61および封止
部材62間には、パッキン64が封止されているので、
ハブ31のポート311に供給される生理食塩液が内管
312を通って外管331内に流入しても、ユニットコ
ネクタ32の外部に漏れない。
【0040】また、ハブ31から伸びる内管312は、
先端にストッパー313が形成されているので、ハブ3
1を最も引っ張ったとき、すなわち、内管312を外管
331から最も引き出したときでも、ストッパー313
がユニットコネクタ本体61の内壁に引っ掛かってユニ
ットコネクタ32から内管312が抜けてしまうような
ことがない。
【0041】中継コネクタ33は、外管保持部65と、
中継コネクタ本体66とを有する。外管保持部65は、
外管331を保持する。また、外管保持部65および中
継コネクタ本体66が組み合わさって、外管331から
通り抜けた駆動シャフト42および生理食塩液をシース
2に導入する経路が形成されている。この経路内には、
さらに複数の管が挿入されており、これらの管が駆動シ
ャフト42の座屈および生理食塩液の漏洩などを防止す
る。
【0042】外管保持部65に保持された外管331
は、駆動シャフト42が通り抜ける出口332におい
て、その内壁に保護管7が固定されている。この保護管
7は、ハブ31から伸びる内管312内に向かって伸び
る。したがって、外管331に内管312が押し込まれ
るときには、その押し込みの向きと反対向きに内管31
2に保護管7が押し込まれていくことになる。なお、保
護管7は、金属の疎巻きコイル状の管体で形成されてお
り、このため、生理食塩液がコイルの隙間から流れ込め
るので、外管331内に空気が残留するようなことがな
い。
【0043】以上のように、本発明の超音波カテーテル
1においては、外管331に内管312が押し込み可能
なので、使用者がハブ31をユニットコネクタ32に向
けて押したり引いたりすることができ、イメージングコ
ア40が超音波カテーテル1内を移動することができ
る。そして、外管331に内管312が押し込まれたり
引き出されたりする際に、反対方向から保護管7も内管
312に相対的に押し込まれたり引き出されたりするの
で、内管312に接触して摩擦が起こり駆動シャフト4
2に撓む力が発生しても、保護管7によって撓む力を抑
制し、折れ曲がりなどを防止することができる。
【0044】さらに、本発明の超音波カテーテル1は、
駆動シャフト42の折れ曲がりなどを、保護管7を用い
て防止しているので、駆動シャフト42を被覆する必要
がなく、被覆の結果振動子ユニット41の回転の精度に
影響を与え、結果として振動子ユニットから観察される
画像に悪影響を及ぼすことがない。
【0045】次に、本発明の体腔内を観察するときの超
音波カテーテル1の動作について説明する。
【0046】超音波カテーテル1のシース2を体腔内に
挿入する前には、当該超音波カテーテル1内を生理食塩
液で満たすプライミング操作を行う。このプライミング
操作を行うことによって、超音波カテーテル1内の空気
を除去し、血管などの体腔内に空気が入り込むことを防
止することできる。
【0047】プライミング操作は、まず、ハブ31を使
用者の手元側に最も引っ張った状態、すなわち、外管3
31から内管312が最も引き出された状態で、ポート
311から生理食塩液を注入する。注入された生理食塩
液は、ハブ31から順にシース2内まで充填されてい
く。超音波カテーテル1が完全に生理食塩液で満たされ
ると、シース2のシース先端部材21に形成されたプラ
イミングルーメン221から生理食塩液が抜ける。これ
により、生理食塩液の充填が確認される。なお、生理食
塩液の充填は、プライミングルーメン221から生理食
塩液が注入され、ポート311から生理食塩液があふれ
ることによって確認されてもよい。
【0048】次に、ハブ31を押し込み、外管331に
内管312が最も押し込まれた状態で、シース2を体内
に挿入していき、シース2の先端が患部を越えてから挿
入を止め、シース2の位置を固定しハブ31を手元に引
きながら、振動子ユニット41で患部の前後に渡って観
察する。
【0049】一度手元に引いたハブ31を再度押し込ん
で患部を観察する場合、駆動シャフト42は、狭いシー
ス2に入っていくので挿入の抵抗が増すが、本発明では
保護管7が設けられているので撓みが発生することがな
い。また、駆動シャフト42に撓みが発生したとして
も、保護管7が疎巻きコイル状の管体に形成されている
ため穏やかに撓むので、駆動シャフト42が座屈するこ
とがない。したがって、スムーズなハブ31の操作が可
能になる。
【0050】以上、本発明の超音波カテーテル1につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、外管331は中継コネクタ33に、内管
312はハブ31に、それぞれ固定されていたが、これ
とは反対に、外管331はハブ31に、内管312は中
継コネクタ33に固定されてもよい。また、保護管7
は、外管331にではなく、ハブ31、ユニットコネク
タ32、中継コネクタ33のいずれかに取り付けられて
いてもよく、また、保護管7自体独立した部材ではなく
シース2を延長した形態であってもよい。
【0051】さらに、保護管7は、金属ではなく、PT
FEなどのフッ素樹脂で形成されたチューブなどであっ
てもよい。また、保護管7は、疎巻きコイル状の管体で
はなく、少なくとも1つのスリットや穴が開いている管
であってもよい。この場合、外管331の出口332付
近に空気が残留しやすいので、この空気が押し出される
ように出口332の直近に穴などが形成されることが望
ましい。保護管7は、側面に穴が開いた金属パイプとこ
の金属パイプに接合された樹脂チューブなどの複合材で
もよい。
【0052】本発明の超音波カテーテル1は、中継コネ
クタ33を有していたが、これを有さずに、保護管7お
よび外管331が熱融着などによって直接シース2に接
合されてもよい。また、外管331および内管312の
位置関係が逆、すなわち、シース2の直後(中継コネク
タ33)に内管が取り付けられ、ハブに外管が取り付け
られてもよい。
【0053】さらに、ポート311は、ユニットコネク
タ32に設けられてもよく、ユニットコネクタ32とハ
ブ31との両方に接続されてもよい。また、内管312
およびパッキン64間の滑りをよくするために、内管3
12の外周面およびパッキン64の内周面にシリコーン
オイルなどの潤滑剤が塗布されてもよい。Oリング58
およびパッキン64は、複数設けられていてもよい。
【0054】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、外管331の出口332の内壁に固定された保護管
7が、内管312の内部を通るように伸びていた。これ
に対し、第2の実施の形態では、内管312の固定され
ていない側の端部、すなわち、ストッパー313が形成
されている側の端部に保護管7が設けられる。
【0055】以下の説明では、第1の実施の形態と同じ
部材には同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
【0056】図7は、第2の実施の形態におけるハブ3
1の長手方向断面図、図8は、第2の実施の形態におけ
るユニットコネクタ32および中継コネクタ33の長手
方向断面図である。
【0057】図7に示す内管312には、図5と異な
り、内部に保護管7が通っていない。その代わりに、内
管312は、図8に示すように、ストッパー313を介
して保護管70が取り付けられている。保護管70は、
ストッパー313側から、中継コネクタ33側に向かっ
て伸びており、内部に駆動シャフト42を通す。
【0058】以上、図7および図8に示すように、内管
312のストッパー313から保護管70が伸び、保護
管70の内部に駆動シャフト42が通ることによって、
駆動シャフト42が保護管70および内管312によっ
て保護されるので、駆動シャフト42の座屈を防止する
ことができる。
【0059】なお、図8では、保護管70は、内管31
2と別体に形成されていたが、これ自体独立した形態で
はなく、内管312を延長した形態で、ストッパーより
先端側に複数の側孔やスリットを流路として設けたもの
であってもよい。
【0060】また、外管331は中継コネクタ33に、
内管312はハブ31に、それぞれ固定されていたが、
これとは反対に、外管331はハブ31に、内管312
は中継コネクタ33に固定されてもよい。
【0061】また、図7および図8に示す保護管70
は、コイル状管体で形成されている。したがって、ポー
ト311に供給された生理食塩液が保護管70の内外を
自由に通りぬけられ、超音波カテーテル1内を生理食塩
液で充填することができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1および請求項2に記載の発明に
おいては、外管と異なる側に内管が固定され、外管と同
じ側に保護管が固定されており、ハブの移動に伴って、
外管と内管、および内管と保護管がそれぞれ反対方向に
移動するので、保護管内を通る駆動シャフトが撓んだ
り、座屈したりすることがない。
【0063】請求項3に記載の発明においては、保護管
に孔が形成されているので、超音波カテーテルに生理食
塩液が流入された場合、当該生理食塩液が保護管の内外
を自由に通り抜けることができる。
【0064】請求項4および請求項7に記載の発明にお
いては、保護管がコイル状の管体であるので、超音波カ
テーテルに生理食塩液が流入された場合、当該生理食塩
液が保護管の内外を自由に通り抜けることができる。
【0065】請求項5に記載の発明においては、外管と
異なる側に内管が固定され、さらに、内管の固定されて
いない端部に保護管が設けられ、ハブの移動に伴って、
外管内を内管が相対的に移動させられるので、保護管内
を通る駆動シャフトが撓んだり、座屈したりすることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の超音波カテーテルを示す図である。
【図2】 超音波カテーテルの先端部と本体部との接合
部分を示す図である。
【図3】 内管をユニットコネクタに最も押しこんだと
きの超音波カテーテルを示す図である。
【図4】 内管をユニットコネクタから最も引き抜いた
ときの超音波カテーテルを示す図である。
【図5】 ハブの長手方向断面図である。
【図6】 ユニットコネクタおよび中継コネクタの長手
方向断面図である。
【図7】 第2の実施の形態におけるハブの長手方向断
面図である。
【図8】 第2の実施の形態におけるユニットコネクタ
および中継コネクタの長手方向断面図である。
【符号の説明】
1…超音波カテーテル、 2…シース、 3…操作部、 7、70…保護管、 32…ユニットコネクタ、 33…中継コネクタ、 40…イメージングコア、 41…振動子ユニット、 42…駆動シャフト、 331…外管、 411…超音波振動子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田 徹 静岡県富士宮市舞々木町150番地 テルモ 株式会社内 Fターム(参考) 4C301 AA02 BB03 BB30 EE07 EE11 FF09 GA01 GA15 GA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入されるシースと、 前記シース内に挿入され、機械的駆動力を伝達するため
    の駆動シャフトと、 前記駆動シャフトのシース側先端に固定された超音波検
    出手段と、 前記駆動シャフトを保持しながら移動することにより前
    記シースの軸方向に前記駆動シャフトを移動させるハブ
    と、 前記シースのハブ側または前記ハブのシース側に固定さ
    れる外管と、 前記シースのハブ側および前記ハブのシース側のうち前
    記外管と異なる側に固定され、前記ハブの移動に伴って
    前記外管内で前記外管と相対的に移動させられる内管
    と、 前記シースのハブ側および前記ハブのシース側のうち前
    記外管と同じ側に固定され、前記内管の前記外管内での
    移動に伴って前記内管内で移動させられ、前記駆動シャ
    フトを内部に通す保護管と、 を有することを特徴とする超音波カテーテル。
  2. 【請求項2】 前記外管は、前記シースに固定され、 前記内管は、前記ハブに固定され、 前記保護管は、前記外管に固定されることを特徴とする
    請求項1に記載の超音波カテーテル。
  3. 【請求項3】 前記保護管には、孔が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波
    カテーテル。
  4. 【請求項4】 前記保護管は、コイル状管体であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波カ
    テーテル。
  5. 【請求項5】 体腔内に挿入されるシースと、 前記シース内に挿入され、機械的駆動力を伝達するため
    の駆動シャフトと、 前記駆動シャフトのシース側先端に固定された超音波検
    出手段と、 前記駆動シャフトを保持しながら移動することにより前
    記シースの軸方向に前記駆動シャフトを移動させるハブ
    と、 前記シースのハブ側または前記ハブのシース側に固定さ
    れる外管と、 前記シースのハブ側およびハブのシース側のうち前記外
    管と異なる側に固定され、前記ハブの移動に伴って前記
    外管内で前記外管と相対的に移動させられる内管と、 前記内管の固定されていない側の端部に設けられ、前記
    駆動シャフトを内部に通し、内部と外部とで液体を挿通
    可能とする流路を有する保護管と、 を有することを特徴とする超音波カテーテル。
  6. 【請求項6】 前記内管と前記保護管の境界部に前記外
    管からの抜けを防止するストッパーが設けられているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の超音波カテーテル。
  7. 【請求項7】 前記保護管は、前記内管に接続されたコ
    イル状管体であることを特徴とする請求項5または請求
    項6に記載の超音波カテーテル。
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