JP2002360493A - 循環搬送装置における飲食物載置用容器の洗浄装置 - Google Patents

循環搬送装置における飲食物載置用容器の洗浄装置

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JP2002360493A
JP2002360493A JP2001174078A JP2001174078A JP2002360493A JP 2002360493 A JP2002360493 A JP 2002360493A JP 2001174078 A JP2001174078 A JP 2001174078A JP 2001174078 A JP2001174078 A JP 2001174078A JP 2002360493 A JP2002360493 A JP 2002360493A
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drink
container
sushi
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JP2001174078A
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Muraichi Ishino
邑一 石野
Shigenori Ishino
成紀 石野
Toshihiro Yoshida
利浩 吉田
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Ishino Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ishino Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲食客に提供された飲食物に関する情報を、
制御を複雑化することなく簡単に管理するための機能を
有する飲食物載置用容器の洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 循環搬送装置により循環搬送させること
により飲食客に提供する飲食物を載置する飲食物載置用
容器を洗浄する機能を備えた飲食物載置用容器Dの洗浄
装置であって、前記飲食物載置用容器Dには、載置され
る飲食物を特定可能な情報が記録された識別標識が付与
されており、前記飲食物載置用容器Dの洗浄装置に、前
記識別標識を読取り可能な読取り手段40と、該読取り
手段40により読み取られた識別標識を出力する出力手
段と、を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、循環搬送装置によ
り寿司等の飲食物を搬送する際に使用される飲食物載置
用容器を洗浄する飲食物載置用容器の洗浄装置に係わ
り、特に飲食客に提供された飲食物を管理する管理シス
テムにおいて使用する飲食物載置用容器の洗浄装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば寿司等の飲食物を、循環搬
送させることにより人手を煩わすことなく飲食客に提供
する循環搬送装置は周知である。
【0003】近年においては、この循環搬送装置により
飲食客に提供された飲食物の数量や売り上げ金額等を管
理するために、飲食物を載置する飲食物載置用容器に、
載置する飲食物を特定する情報(飲食物の種類、価格
等)が記録されたバーコードやタグ等を付与し、これら
バーコードやタグ等に記録された情報を読取り装置によ
り読み取り、読み取った情報に基づいて飲食客に提供さ
れた飲食物の数量や売り上げ総金額等を管理する管理シ
ステムが開発されており、これら管理システムは例えば
特開平11−89693号公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のように、飲食物載置用容器に記録された情報を循環
搬送中において読み取るように構成されている管理シス
テムにおいては、飲食客に提供された飲食物の数量や売
り上げ金額等を管理出来るばかりか、提供されている飲
食物に関する情報をリアルタイムに把握すること等も可
能であるが、所定の飲食物載置用容器の情報が循環中に
重複して読み取られたり、飲食客や調理人等が一旦取り
出した後に再度投入される場合等を考慮する必要がある
ことから、制御が複雑化して装置が大がかりになり、シ
ステム全体のコストが嵩むといった問題を有していた。
【0005】また、飲食客に提供された飲食物の情報
を、例えば飲食後の精算時においてハンディターミナル
等により店員が読み取る場合にあっては読み取りに人手
を要することになるため手間がかかるといった問題があ
った。
【0006】そこで出願人は、飲食客に提供された飲食
物載置用容器が確実に収集される箇所において飲食物載
置用容器に記録された情報を読み取るようにすれば、制
御を複雑化することなく飲食客に提供した飲食物の数量
や売り上げ金額等を大まかに把握できることから、従来
周知である飲食物載置用容器の洗浄装置にて洗浄する際
において飲食物載置用容器から情報を読み出す点に着眼
したが、このような洗浄装置は存在しなかった。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、飲食客に提供された飲食物に関する情報
を、制御を複雑化することなく簡単に管理するための機
能を有する飲食物載置用容器の洗浄装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ために、本発明の飲食物載置用容器の洗浄装置は、循環
搬送装置により循環搬送させることにより飲食客に提供
する飲食物を載置する飲食物載置用容器を洗浄する機能
を備えた飲食物載置用容器の洗浄装置であって、前記飲
食物載置用容器には、載置される飲食物を特定可能な情
報が記録された識別標識が付与されており、前記飲食物
載置用容器の洗浄装置は、前記識別標識を読取り可能な
読取り手段と、該読取り手段により読み取られた読み取
りデータを出力する出力手段と、を備えることを特徴と
する。この特徴によれば、飲食物載置用容器を洗浄する
際において識別標識の読み取りが行われるので、使用済
みとなって回収された飲食物載置用容器から読み取られ
て出力手段により出力される飲食物を特定する情報が記
録された読み取りデータに基づいて飲食物の管理を行う
ことが出来ることになるため、従来のように循環搬送中
において識別標識を読取る場合よりも簡単な制御で飲食
物の管理を行うことが出来る。
【0009】本発明の飲食物載置用容器の洗浄装置は、
飲食物載置用容器を洗浄部に順次送り出す送出し手段を
備えるとともに、該送り出し手段の近傍に前記読取り手
段が設けられており、前記送出し手段による前記飲食物
載置用容器の送り出しに伴って前記読取り手段による前
記識別標識の読み取りが順次行われるように構成されて
いることが好ましい。このようにすれば、飲食物載置用
容器に付与された識別標識の読み取りを確実に行うこと
が出来る。
【0010】本発明の飲食物載置用容器の洗浄装置は、
洗浄された飲食物載置用容器を順次排出する排出手段を
備えるとともに、該排出手段の近傍に前記読取り手段が
設けられており、前記排出手段による前記飲食物載置用
容器の排出に伴って前記読取り手段による前記識別標識
の読み取りが順次行われるように構成されていることが
好ましい。このようにすれば、飲食物載置用容器に付与
された識別標識の読み取りを確実に行うことが出来るば
かりか、識別標識に汚れ等が付着した状態で読み取りが
行われることによる読み取りエラー等が発生しにくい。
【0011】本発明の飲食物載置用容器の洗浄装置は、
前記送出し手段により送り出す飲食物載置用容器または
前記排出手段により排出される飲食物載置用容器を積層
状態に貯留出来るように構成されており、前記読取り手
段は、積層された飲食物載置用容器の識別標識を読み取
るように設けられていることが好ましい。このようにす
れば、飲食物載置用容器の識別標識の読み取りを所定の
位置で確実に行うことが出来る。
【0012】本発明の飲食物載置用容器の洗浄装置は、
前記識別標識が、載置される飲食物を特定可能な情報が
記録された情報記録シンボルであることが好ましい。こ
のようにすれば、迅速、かつ正確に飲食物載置用容器に
載置される飲食物を特定する情報を読み取ることが出来
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1、2には、本発明の適用された飲
食物載置用容器としての寿司皿の洗浄装置の要部が示さ
れており、1は寿司皿の洗浄装置(以下洗浄装置と称す
る)であって、この洗浄装置1は、密閉された略直方体
の筐体Bの内部に収容されており、内部には寿司皿Dを
一方から他方に搬送する搬送部Sが配設されている。
【0014】筐体Bの一方には寿司皿Dを1枚ずつ図示
しない分離装置により分離して間歇的に搬送部の一端上
面に供給する供給部2が設けられ、搬送部Sの下流側に
は後述する洗浄装置が配置されている。更に洗浄装置の
下流側には、洗浄後に搬送部Sによって移送される寿司
皿Dを排出する排出部3が配設されている。
【0015】更に詳しくは、図4に示すように、供給部
2は、筐体Bの天板16に形成された投入口H1内周端
縁の下面周囲には、略L字形に折曲形成されたブラケッ
ト15が4箇所にビスなどにより略均等に取付けられ、
これらブラケット15には、案内片としての4本の棒状
部材(例えばステンレス製の磨き丸棒)で構成されたガ
イドバー14が例えば溶接等で等配状態に上方に延びる
ように立設固定され、これらガイドバー14の内側には
供給された複数の寿司皿Dを積載できるようになってお
り、この際にガイドバー14の内周によって寿司皿Dの
外周が支持されるよう構成されている。
【0016】また、4本のガイドバー14の途中には、
供給された複数の寿司皿Dを積載状態に支持するととも
に、1枚ずつ分離して搬送部上に落下させて送り出す周
知の円柱状の分離部材24a、24bから成る分離装置
24(送出し手段)が配置されるとともに、4本のガイ
ドバー14の外周面所定箇所には、後述するエアー排出
用の隙間が形成されている。
【0017】図1及び図3、図4(a)に示されるよう
に、洗浄装置1内における分離装置24の近傍には、後
述する寿司皿Dの周側面に印刷された識別標識としての
バーコード(図6参照)に記録された情報を読み取る読
取り手段である走査読み取りユニット40が、互いに離
間する分離部材24a、24b(図1参照)に両側部が
支持される寿司皿Dの側方に位置するように、筐体Bの
所定箇所に固設されている。走査読み取りユニット40
は、読み取り部が寿司皿Dの周縁の一部に沿うように円
弧状に形成されており、分離部材24a、24bにより
支持される寿司皿Dの周側面に印刷されたバーコードに
記録された情報を読み取るようになっている。
【0018】搬送部Sには、搬送方向の両側に寿司皿D
上部の浮き上がりを押さえる押さえロッドR1と、この
押さえロッドR1の下方に並設され寿司皿Dの下面を支
持する寿司皿受けロッドR2とから成る案内レール25
が搬送路の両側に並設され、両ロッドR1、R2の外側
には一対の搬送スクリューS1、S2が並設して設置さ
れている。
【0019】一対の搬送スクリューS1、S2には、互
いに反対向のリード溝が刻設され、これらリード溝に寿
司皿Dの両縁部下面を係合支持し、搬送スクリューS
1、S2の反対方向の回転により寿司皿Dを洗浄する洗
浄部ないし、洗浄後の寿司皿Dを排出する排出部3に向
けて移動させるようになっている。
【0020】洗浄部には、洗浄液噴射ノズル6a、6
b、回転ブラシ8、すすぎ液噴射ノズル7a、7b、7
c及びエアー噴射ノズル9a、9bが搬送方向に向けて
順次配設されている。
【0021】回転ブラシ8の両側に配設される洗浄液噴
射ノズル6a、6b及び7a、7b、7cの搬送方向両
外側は、仕切板19、20によって洗浄部内が仕切ら
れ、その仕切板19、20には、両ロッドR1、R2及
び一対の搬送スクリューS1、S2ないし寿司皿Dを通
過させるための図示しない開口が形成されている。
【0022】搬送方向下流側の仕切板20と排出部3と
の間には、エアー噴射ノズル9a、9bが、その噴射口
10が搬送される寿司皿Dの搬送方向を向くように、搬
送路を挟んで上下にそれぞれ配設されている。
【0023】また、排出部3には、洗浄後にエアー噴射
ノズル9a、9bによって乾燥、水切りされ、一対の搬
送スクリューS1、S2によって搬送されてきた寿司皿
Dを排出すべく、図5に示されるように、案内筒として
の排出案内筒5が、筐体Bの天板16に形成された開口
H2の下面に、ブラケット31を介して搬送部Sに向け
て延びるように取付けられている。
【0024】更に排出部3の排出案内筒5の直下には、
寿司皿Dを上方に押し上げる排出手段としての押上げ装
置12が配設され、排出案内筒5の途中には、押上げ装
置12により押上げられた寿司皿Dを1枚ずつ順次支持
する支持部が配設されている。
【0025】支持部は、寿司皿Dの周囲を支持する支持
爪Jが排出案内筒5周囲の3箇所にに配設され、これら
支持爪Jは、図1、2及び図5に示されるように外周に
形成された3箇所の開口部としての切欠き溝30aを介
して排出案内筒5の内側に突設している。
【0026】これら支持爪Jは、上方に向けて回動が自
由であり下方に移動不能に枢着されており、押上げ装置
12により支持爪Jを押し上げて通過した寿司皿Dを、
押上げ装置12の下降により支持し、順次下方から寿司
皿Dを積載できるようになっている。
【0027】各寿司皿Dには、各価格(本実施例では5
00円、300円、200円、120円)に対応する絵
柄が印刷されており、その周側面には、図6(a)に示
されるように、その寿司皿Dに載置される飲食物を特定
する情報としての価格と、その寿司皿Dに固有に付与さ
れたシリアルナンバーと、が記録されたバーコードが付
与されている。このバーコードを読み取ることでその寿
司皿Dに載置される寿司の価格を特定できるようになっ
ており、調理人は、寿司皿Dの絵柄を見て、その価格に
対応する種類(ネタ)の寿司を載置し、図9に示される
ような循環搬送路50に寿司皿Dを投入することにより
寿司が搬送されて飲食客に提供されるようになってい
る。
【0028】なお、本実施例における寿司皿Dの周側面
には、図6(b)に示されるように、その寿司皿D固有
のシリアルナンバーと、その寿司皿Dの価格と、が記録
される所定長さのバーコードが連続的に複数付与されて
いるため、円形の寿司皿Dがどのような向きで載置され
ても、1つの走査読み取りユニット40によりシリアル
ナンバーと価格とが非接触にて読み取ることが出来るよ
うになっている。
【0029】また、本実施例においては、飲食者に提供
された寿司皿Dの前記各価格別の数量を管理コンピュー
タ46(図7参照)により集計して売り上げ総金額を算
出することにより、飲食者に提供された寿司の管理を行
うことが出来るようになっているため、読み取られた価
格のみが管理用のデータとして使用され、シリアルナン
バーは使用しないものとしているが、このようにシリア
ルナンバーも予め付与しておくことは、例えば飲食者に
提供された寿司の種類(ネタ)等の管理を行う必要が生
じた場合において使用することから好ましい。
【0030】詳しくはこの場合、各シリアルナンバーに
対応した寿司(ネタ)の種類を予め適宜データベースに
登録しておくとともに、バーコードから読み取った所定
のシリアルナンバーを前記データベースに予め登録され
たシリアルナンバーと比較して、その寿司皿Dに載置さ
れていた寿司(ネタ)の種類を特定出来るようにするこ
とで、飲食客に提供された寿司の数量等を種類(ネタ)
別に管理することが出来る。
【0031】次に、本実施例における洗浄装置の構造を
図7のブロック図に基づいて説明する。洗浄装置1の内
部には、寿司皿Dの洗浄に関わる各種装置(例えば搬送
スクリューS1、S2や押上げ装置12の駆動等)の制
御を行う制御装置42が設けられている。制御装置42
には、各種装置の作動状態やエラー状況等を報知するた
めの表示装置43と、各種制御プログラム等を入力可能
な入力装置44と、所定の情報を紙媒体等に出力可能な
出力装置45等が接続されているとともに、前述した走
査読み取りユニット40が、該走査読み取りユニット4
0により読み取られた読み取りデータを所定のデータに
変換する変換部41を介して接続されている。
【0032】また、制御装置42は、清浄装置1の外部
に設けられた管理装置46に通信部47を介して接続さ
れており、走査読み取りユニット40により読み取られ
て変換された価格データの管理装置46への出力や、管
理装置46から送信されるデータの受信等の送受信を通
信部47(出力手段)を介して行うようになっている。
【0033】なお、本実施例における走査読み取りユニ
ット40は、後述するように寿司皿Dの洗浄部への送り
出しに伴って順次バーコードの読み取りを行うように、
寿司皿Dの洗浄に関わる各種装置の制御を行う制御装置
42を介して管理コンピュータ46に接続されている
が、制御装置42を介すことなく管理コンピュータ46
に直接接続されていてもよい。
【0034】次に洗浄装置1の作用につき説明する。
【0035】飲食者の飲食後に精算がなされた後、店員
やコンベア等により回収された寿司皿Dは、洗浄装置1
にて洗浄するため洗浄装置1の供給部2に供給されるこ
とになる。供給部2に寿司皿Dが1枚もない状態におい
て投入口H1に投入された寿司皿Dは、4本のガイドバ
ー14に案内されて落下し、支持部である分離装置24
上に支持され、その後投入される寿司皿Dは図3に示さ
れるように積層状態に支持されて貯留されていく。
【0036】そして図示しない手動スイッチにより搬送
スクリューS1、S2等の各種装置の駆動に伴い、走査
読み取りユニット40が作動して、その時点で分離装置
24に支持されている最下段の寿司皿Dのバーコードの
読み取りが行われる。読み取られたバーコードデータ
(読み取りデータ)は、データ変換部41にてデータ列
に変換されて制御装置42に出力された後、制御装置4
2から出力手段としての通信部47を介して管理コンピ
ュータ46に出力される。
【0037】出力されたデータを受信した管理コンピュ
ータ46は、データ列に変換された価格データ及びシリ
アルナンバーデータのうちの価格データから特定される
価格の寿司が飲食者に提供されたものとして、その価格
に対応する数量の加算処理を実行し、提供された寿司皿
Dの数量を価格別に集計するとともに、売り上げ総金額
を算出する。管理コンピュータ46では、図8に示され
るような表示装置に表示される売り上げ管理画面上に、
集計された寿司皿Dの数量及び金額を価格別に、また、
総売り上げ数量、及び総売り上げ金額が表示されるよう
になっている。よって、寿司皿Dの洗浄にともなって、
その時点における寿司の売れ行きや売り上げ金額等を、
洗浄装置1から出力される価格データに基づいて大まか
に管理することが出来、このような情報に基づいて、1
日の売り上げや次の日の仕入れ等の管理を行うことが可
能となる。
【0038】そして図1〜図4に示されるように、供給
部2の4本のガイドバー14に案内されて積載支持され
た複数の寿司皿Dが分離装置24により1枚ずつ分離さ
れ、4本のガイドバー14の下方に案内されて搬送部S
に順次投下される度に、前述したように分離装置24に
支持される最下段の寿司皿Dのバーコードから走査読み
取りユニット40による読み取りが順次実行され、管理
コンピュータ46において売り上げデータの加算処理が
実行される。
【0039】搬送部Sに投下された寿司皿Dは、両ロッ
ドR1、R2に上下が挟持された状態で一対の搬送スク
リューS1、S2により洗浄部に移動され、この洗浄部
では、寿司皿Dが移動する過程で洗浄液噴射ノズル6
a、6bから洗浄液を噴射し、回転ブラシ8a、8bに
より寿司皿D上下面のブラッシングにより払拭したの
ち、更に搬送過程で寿司皿D上下面を、すすぎ液噴射ノ
ズル7a、7b、7cから噴射されるすすぎ液(水)に
より洗い流す。
【0040】次に、仕切板19を通過した寿司皿Dの上
下面は、エアー噴射ノズル9a、9bの噴射口から噴射
されるエアーの吹き付けによって、水切りされて乾燥さ
れたのち、排出部3に移動される。
【0041】排出部3に寿司皿Dが移動されると、押上
げ装置12が作動して、その寿司皿Dを上昇し、排出案
内筒5周囲の3箇所に配設された支持爪Jにより支持さ
れる。
【0042】ここで、洗浄液により洗浄された寿司皿D
に向けてその上下面に、エアー噴射ノズル9a、9bの
噴射口から多量のエアーが吹き付けられると、筐体B内
のエアーの圧力が上昇し、筐体Bの前後に配設される供
給部2のガイドバー14ないし排出部3の排出案内筒5
を通して外部に排気される。
【0043】このように、本実施例における寿司皿洗浄
装置によれば、寿司皿Dを、投入口H1の上方において
積層状態に支持するとともに、筐体Bの内部所定箇所ま
で案内する案内片としての4本のガイドバー14が、筐
体Bの内部から投入口H1の上方まで延びるように、か
つ、投入口H1の内周縁周りに設けられているので、こ
れらガイドバー14により寿司皿Dが筐体B内部に確実
に案内されるばかりか、寿司皿Dに残滓や爪楊枝等が残
っていてもガイドバー14間によって大きく形成される
隙間より落下して詰まることがないため、トラブルが発
生しにくくなる。
【0044】このように本実施例における洗浄装置1
は、寿司皿Dの周縁に設けられたバーコードを読み取る
走査読み取りユニット40が設けられており、寿司皿D
を洗浄する際において寿司皿Dに付与された寿司(ネ
タ)を特定可能な情報(価格データ)の読み取りが行わ
れるようになっているので、使用済みとなって回収され
た寿司皿Dから読み取られて管理コンピュータ46に出
力される価格データに基づいて飲食物の管理を行うこと
が出来ることになるため、従来のように循環搬送装置5
0による搬送中において、寿司皿Dに付与されたバーコ
ード等の識別標識を読取る場合よりも簡単な制御で飲食
物の管理を行うことが出来る。
【0045】また、走査読み取りユニット40による寿
司皿Dに付与されたバーコードの読み取りが、洗浄のた
めに投入口に投入されて分離装置24により積層状態に
支持されることにより貯留された複数の寿司皿Dが、1
枚ずつ分離されて搬送部Sに送り出される度に順次行わ
れるようになっているため、バーコードの読み取りを確
実に行うことが出来る。
【0046】なお、本発明にあっては、寿司皿Dに付与
されたバーコードの読み取りは、洗浄装置1の供給部2
にて行うものに限定されるものではなく、洗浄装置1の
任意の箇所で行うようにしてもよい。例えば、走査読み
取りユニット40を、図5中仮想線で示されるように押
上げ装置12の上方である排出部3等に設け、洗浄が終
了して積層状態に貯留された寿司皿Dのバーコードの読
み取りが行われるようにしてもよい。この場合、寿司皿
Dの洗浄が終了した時点で読み取りが行われるため、バ
ーコードの表面に飯粒等のゴミが付着されていること等
による読み取りエラーが発生しにくくなる。
【0047】なお、本実施例においては、寿司皿Dに載
置される寿司の種類や価格等を特定可能な情報の読み取
りを迅速、かつ正確に行うために、これら情報をバーコ
ード化して寿司皿Dの周縁に印刷し、このバーコードを
走査読み取りユニット40にて読み取るようになってい
たが、各寿司皿Dに載置される寿司を特定可能な情報が
記録される識別標識は、情報記録シンボルであるバーコ
ードに限定されるものではなく、例えば寿司皿Dに印刷
される絵柄や色等とし、これらを読み取り装置にて読み
取ることにより前記情報を読み取ることが出来るように
してもよいし、あるいは前記情報を記憶可能なROM
(タグ)としてもよく、この場合、ROMに記憶されて
いるデータを電磁波等を用いて非接触により送信可能な
送信ユニットを寿司皿Dに設けるとともに、このデータ
を受信可能な受信装置を洗浄装置の所定箇所に設け、受
信したデータに基づいて売り上げ等を管理できるように
すればよい。
【0048】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0049】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0050】(a)請求項1項の発明によれば、飲食物
載置用容器を洗浄する際において識別標識の読み取りが
行われるので、使用済みとなって回収された飲食物載置
用容器から読み取られて出力手段により出力される飲食
物を特定する情報が記録された読み取りデータに基づい
て飲食物の管理を行うことが出来ることになるため、従
来のように循環搬送中において識別標識を読取る場合よ
りも簡単な制御で飲食物の管理を行うことが出来る。
【0051】(b)請求項2項の発明によれば、飲食物
載置用容器に付与された識別標識の読み取りを確実に行
うことが出来る。
【0052】(c)請求項3項の発明によれば、飲食物
載置用容器に付与された識別標識の読み取りを確実に行
うことが出来るばかりか、識別標識に汚れ等が付着した
状態で読み取りが行われることによる読み取りエラー等
が発生しにくい。
【0053】(d)請求項4項の発明によれば、飲食物
載置用容器の識別標識の読み取りを所定の位置で確実に
行うことが出来る。
【0054】(e)請求項5項の発明によれば、迅速、
かつ正確に飲食物載置用容器に載置される飲食物を特定
する情報を読み取ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された寿司皿の洗浄装置の平面図
である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1における食器投入口の拡大断面図である。
【図4】(a)は寿司皿投入口の平面図、(b)は
(a)のC−C拡大断面図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】本実施例に使用される寿司皿を示す一部破断正
面図である。
【図7】洗浄装置の構成を示すブロック図である。
【図8】管理コンピュータの表示装置に表示される画面
の一例を示す図である。
【図9】本実施例において使用される循環搬送装置の要
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 供給部 3 排出部 5 排出案内筒 6a、6b 洗浄液噴射ノズル 7a、7b、7c 洗浄液噴射ノズル 8、8a、8b 回転ブラシ 9a、9b エアー噴射ノズル 10 噴射口 12 押上げ装置(排出手段) 14 ガイドバー(案内片) 15 ブラケット 16 天板 19、20 仕切板 24 分離装置(送出し手段) 24a、24b 分離部材 25 案内レール 30a 切欠き溝 31 ブラケット 40 走査読み取りユニット(読取
り手段) 41 データ変換部 42 制御装置 43 表示装置 44 入力装置 45 出力装置 46 管理コンピュータ 47 通信部(出力手段) B 筐体 D 寿司皿 H1 投入口 H2 開口 J 支持爪 R1、R2 ロッド S 搬送部 S1、S2 搬送スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 利浩 石川県金沢市増泉5丁目10番48号 株式会 社石野製作所内 Fターム(参考) 3B082 AA01 AA03 5B072 BB00 CC24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環搬送装置により循環搬送させること
    により飲食客に提供する飲食物を載置する飲食物載置用
    容器を洗浄する機能を備えた飲食物載置用容器の洗浄装
    置であって、 前記飲食物載置用容器には、載置される飲食物を特定可
    能な情報が記録された識別標識が付与されており、前記
    飲食物載置用容器の洗浄装置は、前記識別標識を読取り
    可能な読取り手段と、該読取り手段により読み取られた
    読み取りデータを出力する出力手段と、を備えることを
    特徴とする循環搬送装置における飲食物載置用容器の洗
    浄装置。
  2. 【請求項2】 前記飲食物載置用容器の洗浄装置は、飲
    食物載置用容器を洗浄部に順次送り出す送出し手段を備
    えるとともに、該送り出し手段の近傍に前記読取り手段
    が設けられており、前記送出し手段による前記飲食物載
    置用容器の送り出しに伴って前記読取り手段による前記
    識別標識の読み取りが順次行われるように構成されてい
    る請求項1に記載の循環搬送装置における飲食物載置用
    容器の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記飲食物載置用容器の洗浄装置は、洗
    浄された飲食物載置用容器を順次排出する排出手段を備
    えるとともに、該排出手段の近傍に前記読取り手段が設
    けられており、前記排出手段による前記飲食物載置用容
    器の排出に伴って前記読取り手段による前記識別標識の
    読み取りが順次行われるように構成されている請求項1
    または2に記載の循環搬送装置における飲食物載置用容
    器の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記飲食物載置用容器の洗浄装置は、前
    記送出し手段により送り出す飲食物載置用容器または前
    記排出手段により排出される飲食物載置用容器を積層状
    態に貯留出来るように構成されており、前記読取り手段
    は、積層された飲食物載置用容器の識別標識を読み取る
    ように設けられている請求項2または3に記載の循環搬
    送装置における飲食物載置用容器の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記識別標識が、載置される飲食物を特
    定可能な情報が記録された情報記録シンボルである請求
    項1〜4のいずれかに記載の循環搬送装置における飲食
    物載置用容器の洗浄装置。
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