JP2002359931A - 電子機器、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

電子機器、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体

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JP2002359931A
JP2002359931A JP2001163751A JP2001163751A JP2002359931A JP 2002359931 A JP2002359931 A JP 2002359931A JP 2001163751 A JP2001163751 A JP 2001163751A JP 2001163751 A JP2001163751 A JP 2001163751A JP 2002359931 A JP2002359931 A JP 2002359931A
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利征 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池を電源として駆動される電子機器におい
て、電池残量の不足ないし低下に適切に対処し、それに
よるトラブルを未然に防止し、信頼性を向上する。 【解決手段】 電源オフ(電源電力の遮断)状態(S
1)で電源スイッチのオンを検出すると(S2)、電池
の容量の残量を検出し(S3)、そのレベルを判定する
(S4)。そして、そのレベルに応じた警告音を発生す
る(S5)。さらに、判定した残量レベルが電子機器の
正常な動作を保障するために十分なレベルか否か判定し
(S6)、不足ならば電源オフ状態(S1)を維持す
る。十分なレベルなら電源をオン(電源電力を投入)す
る(S7)。残量レベルが非常に低い場合は、その旨の
警告音が発生され、電源スイッチのオンにかかわらず電
源オフ状態が維持されるので、トラブルを未然に防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末などの電
池を電源として駆動される電子機器、特に電源である電
池の容量の残量を検出し、その残量の不足ないし低下に
対処するための何らかの処理を行なう機能を有した電子
機器、その制御方法、及びその制御プログラムを格納し
たコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯端末等の電池を電源として駆
動される電子機器(以下、機器と略す)では、その機器
の使用時、すなわち電源オン状態で、電源である電池の
容量の残量(以下、電池残量と略す)を検出して、電池
残量を表示器にアナログ的、段階的あるいは「多い」、
「少ない」というように表示し、使用者に報知してい
た。また電池残量が非常に少なくなってきて機器のシス
テムの運用上で非常に危険な状態を検出した場合は、直
ちにその旨の警告を表示器に表示したり、ブザー音で報
知するといった方法が取られていた。
【0003】図10は、このような従来の機器の電池残
量検出と残量表示などに関わる構成の典型的な一例を示
している。この構成において、機器の電源スイッチ2が
オンされると、電源である電池1の出力電力がDC−D
Cコンバータ3により機器のシステムが必要とする所定
電圧の電源電力4に変換され、機器全体の制御を行なう
不図示のCPUや周辺ロジックICなどを初めとする機
器各部に供給される。すなわち電源電力4が投入され、
これにより機器のシステムが立ち上げられる。
【0004】一方、電池1の出力電圧がA/Dコンバー
タ5によりデジタルデータに変換され電源管理回路6に
入力される。電源管理回路6は、A/Dコンバータ5か
らの入力データに基づいて電池1の電池残量レベルを判
断し、電池残量レベルの表示データを表示システム部7
に送る。表示システム部7の制御により表示器8に電池
残量レベルが表示される。例えば、図11に示すよう
に、機器本体17の上面に設けられた表示器8に電池残
量レベル14が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、例えば、電源スイッチ2のオンにより電源電
力4が投入された時点で電池1の電池残量が非常に少な
かった場合は、電源電力4の投入でシステムが立ち上げ
られてすぐに通信等の電流を多く消費するジョブを行な
うと、瞬間的に電池1の出力電圧がドロップし、最悪の
場合、システムエラーとなったり、システムがリセット
されてしまったり、機器のメモリに保存されていたバッ
クアップデータが破壊されてしまったりするといった問
題があった。
【0006】また、使用者が電池残量を確認するために
は、電源スイッチ2のオンにより電源電力4を投入し、
表示器8を駆動させてその表示を見なければならない
が、機器の立ち上げ時で電池残量が少ない時に表示器8
が駆動されると、特に表示器8が液晶表示器の場合その
時に点灯されるバックライトの消費電流が大きいため、
電池電圧レベルが非常に低くなり、機器のシステムが危
険な状態になる可能性がある。
【0007】また電池残量が機器のシステムの立ち上げ
に必要な電源電力4を得ることができる残量以下の場
合、電源スイッチ2をオンしても、機器のシステムを立
ち上げる事ができないため、使用者は立ち上がらない原
因が分からず、故障と誤解してしまうこともあるという
問題もあった。
【0008】そこで本発明の課題は、この種の電池を電
源として駆動される電子機器において、電池残量の不足
ないし低下に適切に対処して上記のような問題を防止で
き、電子機器の信頼性を向上できるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、電池を電源として駆動される電子
機器において、前記電池の容量の残量を検出する電池残
量検出手段と、使用者に対して前記電池の容量の残量に
関わる警告の出力を行なうための警告出力手段(例え
ば、音声による警告の出力を行なう手段)と、電子機器
の電源スイッチのオン、オフに応じて電子機器の電源電
力の投入、遮断を行なうように制御するとともに、前記
警告出力手段を制御する制御手段を有し、該制御手段
は、電子機器の電源電力が遮断された状態で前記電源ス
イッチがオンされたとき、電子機器の電源電力を投入す
る前に、前記警告出力手段を駆動して、そのときに前記
電池残量検出手段により検出されている電池の容量の残
量に応じた警告の出力を行なわせるように制御する構成
を採用した。
【0010】さらに、前記制御手段は、電子機器の電源
電力が遮断された状態で前記電源スイッチがオンされた
とき、前記電池残量検出手段により検出されている電池
の容量の残量が電子機器の正常な動作を保障するために
不足な場合、電源電力を投入せずに電源電力の遮断状態
を維持するように制御する構成を採用した。
【0011】さらに、前記制御手段は、前記警告の出力
を前記電池の容量の残量に応じて異なる出力形態で行な
うように前記警告出力手段を制御する構成を採用した。
【0012】また、電池を電源として駆動される電子機
器において、情報を表示する表示手段と、前記電池の容
量の残量を検出する電池残量検出手段と、電子機器の電
源電力が投入されたときに、前記電池残量検出手段によ
り検出された電池の容量の残量に応じて、電子機器の実
行可能なジョブと実行不能なジョブの情報を前記表示手
段に表示するように制御する制御手段を有する構成を採
用した。
【0013】さらに、前記制御手段は前記実行不能なジ
ョブの実行を禁止するように制御する構成を採用した。
【0014】また、電池を電源として駆動される電子機
器において、使用者に対して前記電池の残りの使用可能
な時間を報知する出力を行なうための出力手段(例え
ば、音声の出力を行なう手段)と、電子機器の電源スイ
ッチがオンされたときに、そのときの前記電池の容量の
残量から電池の残りの使用可能な時間を算出し、前記出
力手段を駆動して前記電池の残りの使用可能な時間を報
知する出力を行なわせるように制御する制御手段を有す
る構成を採用した。
【0015】さらに、電子機器において1つのジョブが
実行される毎に該ジョブの消費電流と実行時間から該ジ
ョブの消費電流量を算出し、前記電池の使用開始時から
の総消費電流量を積算する演算手段と、該演算手段の演
算結果の前記総消費電流量を記憶する記憶手段を有し、
前記制御手段は、前記電池の初期の容量の電流量から前
記記憶手段に記憶された総消費電流量を差し引いたもの
としての電池の容量の残量から電池の残りの使用可能な
時間を算出する構成を採用した。
【0016】また、上記の各構成に対応する電子機器の
制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュ
ータにより読み取り可能な記憶媒体の構成を採用した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお実施形態の機器は例えば携帯端
末などとして構成される。
【0018】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態における機器の電源である電池の電池残量の検
出とその検出結果に応じた制御などに関わるハードウェ
アの構成を示すブロック図である。
【0019】図1において、1は機器の電源である電
池、2は機器の電源電力の投入、遮断を行なうための電
源スイッチ、8は各種の表示を行なう液晶表示器などか
らなる表示器、9は機器全体の制御を司るマイクロプロ
セッサからなるCPUである。
【0020】10はメモリであり、CPU9の制御プロ
グラムなどを格納したROMと、ワークエリアとして用
いられるRAMからなる。
【0021】11は電源スイッチ2がオンまたはオフさ
れたことを検出するオンオフ検出回路である。
【0022】12は電池1の電池残量を検出するA/D
コンバータなどからなる電池残量検出回路である。
【0023】13は、電源制御回路であり、内蔵した不
図示のメモリに格納された制御プログラムに従って動作
するプログラマブルICなどからなり、オンオフ検出回
路11からオンオフ検出信号、電池残量検出回路12か
ら電池残量検出信号を受け、それらに基づいてシステム
電源回路15及び警告音発生回路16を制御し、後述の
ように電源電力の投入と遮断、及び警告音の出力を行な
うように制御する。
【0024】システム電源回路15は、電池1の出力電
力を機器のシステムが必要とする所定電圧の電源電力に
変換してCPU9を初めとする機器の各部に供給するも
のである。
【0025】警告音発生回路16はブザーなどから構成
され、電源制御回路13の制御のもとに使用者に対する
電池残量レベルに関わる警告のための警告音を発生す
る。
【0026】なお、オンオフ検出回路11、電池残量検
出回路12、及び電源制御回路13は、電源スイッチ2
がオフされた状態でも電池1から電力を供給されて動作
する。システム電源回路15と警告音発生回路16は電
源制御回路13を介して電池1の電力を供給されて動作
する。
【0027】上記構成において、機器の電源オフ状態
(電源電力が遮断された状態)で電源スイッチ2がオン
されると、そのオンがオンオフ検出回路11により検出
され、オン検出信号が電源制御回路13に入力される。
これに応じて電源制御回路13は、電池残量検出回路1
2から電池残量検出信号を受け取り、現時点の電池1の
電池残量を確認し、そのレベルに応じた警告音を警告音
発生回路16に発生させる。
【0028】この際、例えば、電池残量レベルを
「大」、「中」、「小」の3段階に分け、「大」なら警
告音を3回、「中」なら2回、「小」なら1回鳴らすと
いうように残量レベルに応じて警告音の出力形態を異な
るものとする。なお、「大」は機器の正常な動作を保障
するために十分な残量レベル、「中」は「大」より少な
いが、取り合えずは機器の正常な動作を保障するために
十分な残量レベル、「小」は残量が非常に少なく、機器
の正常な動作を保障するために不足な残量レベル、すな
わち電源電力を投入してもシステムが立ち上がらない、
立ち上がっても表示器8の駆動によりシステムが危険な
状態になる、或いは通信などのジョブを実行するとシス
テムがリセットしたりバックアップデータが破壊された
りするなどの問題が発生する可能性がある残量レベルと
する。
【0029】そして、電池残量レベルが機器の正常な動
作を保障できるレベル、例えば上記の「大」か「中」の
レベルであれば、電源制御回路13からシステム電源回
路15に電源オン(電源電力の投入)の命令が送られ、
電源電力が投入される。すなわち、システム電源回路1
5から電源電力がCPU9以下の各部に供給され、シス
テムが起動され、表示器8がCPU9により駆動されて
表示を行なう。
【0030】一方、電池残量レベルが機器の正常な動作
を保障するために不足な残量レベル、例えば上記の
「小」のレベルならば、電源制御回路13からシステム
電源回路15に電源オンの命令は送られず、電源オフ
(電源電力の遮断)状態を保つ。すなわち、システム電
源回路15からCPU9以下への電源電力の供給はなさ
れず、システムは起動されない。
【0031】次に、上記のように電源オフ状態で電源ス
イッチ2がオンされたときの電源制御回路13の制御動
作の詳細を図2のフローチャートにより説明する。な
お、図2は、電源制御回路13の制御の処理手順を示し
ており、この処理手順は、同回路13がプログラマブル
ICからなる場合は同IC内のメモリに格納された制御
プログラムに対応している。その場合、前記メモリは、
本発明に係る電子機器の制御プログラムを格納したコン
ピュータにより読み取り可能な記憶媒体の実施形態に相
当する。
【0032】図2の制御では、まず電源制御回路13は
ステップS1において機器の電源オフ(電源電力の遮
断)状態で、電源スイッチ2がオンされるのを待つ。
【0033】そしてステップS2においてオンオフ検出
回路11により電源スイッチ2のオンが検出され、その
検出信号が入力されると、ステップS3に進み、電池残
量検出回路12から現時点の電池残量検出信号を受け取
る。
【0034】次に、ステップS4において、電池残量検
出信号による現時点の電池残量データから電池残量のレ
ベルを判定する。この判定は、例えば、電源制御回路1
3のメモリ部に予め用意しておいた電池残量レベルテー
ブルを参照して行ない、前述した「大」、「中」、
「小」のいずれかなどと判定する。
【0035】次に、ステップS5において、警告音発生
回路16を駆動し、上記の判定した電池残量レベルに応
じた警告音の出力を行なわせる。この際に、電池残量レ
ベルに応じて、前述のように警告音の発生回数を異なら
せるなど、異なる形態で警告音の出力を行なうように制
御する。
【0036】次に、ステップS6において、上記の判定
した電池残量レベルが機器の正常な動作を保障するため
に十分なレベルか否か(例えば上記の「中」レベル以上
か否か)判断する。
【0037】そして電池残量レベルが機器の正常な動作
を保障するために不足な場合(例えば上記の「小」レベ
ルの場合)は、ステップS1に戻り、電源オフ(電源電
力の遮断)状態を維持する。すなわち、電源電力を投入
せず、電源電力の遮断状態を維持する。
【0038】また、十分なレベルである場合はステップ
S7において電源をオンする。すなわちシステム電源回
路15を駆動して電源電力を投入させる。
【0039】以上のように、本実施形態では、電源オフ
状態で電源スイッチ2がオンされたら、電池1の電池残
量を検出して電池残量レベルに応じた警告音を発生し、
その後、電池残量が機器の正常な動作を保障するために
十分なレベルであれば電源をオン、すなわち電源電力を
投入し、機器の正常な動作を保障するために不足してい
れば電源のオフ状態、すなわち電源電力の遮断状態を維
持する。
【0040】したがって、電源スイッチ2がオンされた
ときに、電池残量が非常に少ない場合、使用者がシステ
ムを立ち上げてすぐに通信などを行なおうとしても、電
源電力が投入されず、システムが立ち上がらないので、
事故を未然に防ぐことができる。また、その場合に、使
用者は警告音により電池残量が非常に少ないことを知る
ことができるので、速やかに電池1を新しいものに交換
したり、電池1が充電式の場合は充電したりして、適切
に対処することができる。
【0041】また、本実施形態によれば、使用者は、表
示器8の表示によらずに警告音という音声により電池残
量を確認できるので、特に表示器8が液晶表示器であっ
て周囲が暗い場合など表示画面が見づらい状況でも電池
残量を確認することができ、機器が主に外で使用する事
が多い携帯端末たとえば業務用のハンディーターミナル
等の場合には非常に有用である。
【0042】ただし、このメリットを考慮に入れなけれ
ば、警告音発生回路16の代わりにLEDなどの表示手
段を用いて、電源スイッチのオン時に電池残量レベルに
応じた警告の表示を行なうようにしてもよい。
【0043】また、警告音の発生あるいは警告の表示と
いう警告の出力は、電池残量レベルが機器の正常な動作
を保障するために不足な場合にのみ行なうものとしても
よい。
【0044】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態を図3〜図5により説明する。まず、本実施形
態における機器の電源である電池の電池残量の検出とそ
の検出結果に応じた電源制御などに関わるハードウェア
の構成は、先述した第1の実施形態の図1の構成と共通
とし、その説明は省略する。ただし、表示器8の表面に
は透明なタッチパネルが積層され、使用者が操作の入力
を行なう入力手段として用いられるものとする。
【0045】本実施形態では、図1と共通の構成におい
て、電源スイッチ2がオンされたときに電源制御回路1
3が先述した第1の実施形態における図2の制御と共通
の制御を行なうものとする。そして、その制御により電
源がオン、すなわち電源電力が投入されて機器のシステ
ムが立ち上げられたら、CPU9の制御により、図3に
示すように、機器本体17の上面に設けられた表示器8
にジョブ選択画面が表示される。
【0046】このジョブ選択画面は使用者が実行したい
ジョブ(ここでは携帯端末としてのジョブ)を選択する
ための画面であり、符号18〜25で示すジョブ選択ボ
タンが表示される。18は時計ジョブを選択する選択ボ
タン、19はパソコンや他の機器との通信を行う通信ジ
ョブの選択ボタン、20はメモリ10上にあるファイル
を表示するファイル表示ジョブの選択ボタン、21はメ
モリ10上のファイルを削除するファイル削除ジョブの
選択ボタン、22はメモリ10上のファイルの複写を行
うファイルコピージョブの選択ボタン、23はメモリ1
0上のディレクトリを複写するディレクトリコピージョ
ブの選択ボタン、24は本機器の機能チェックを行うマ
シンチェックジョブの選択ボタン、25はメモリ10上
にあるアプリケーションを選択して実行するファイル実
行ジョブの選択ボタンである。使用者がこのジョブ選択
ボタン18〜25のいずれかを押すことにより、選択さ
れたジョブが実行される。
【0047】ただし、上記のジョブ選択画面において、
そのときの電池1の電池残量により、実行可能なジョブ
の選択ボタンと、実行不能なジョブの選択ボタンとが異
なる表示形態で表示される。ここでは通信ジョブの選択
ボタン19とファイル実行ジョブの選択ボタン25が実
行不能なジョブの選択ボタンとして他の選択ボタンと異
なるようにグレーに表示された状態を示している。
【0048】ここで、通信ジョブ選択ボタン19とファ
イル実行ジョブ選択ボタン25以外の選択ボタンが押さ
れたら、それにより選択されたジョブが起動されて実行
されるが、通信ジョブ選択ボタン19またはファイル実
行ジョブ選択ボタン25が押されても、それぞれのジョ
ブは起動されず、実行されないように制御される。
【0049】なお、上記のように電池残量により各ジョ
ブの実行の可否をCPU9が判定するために、図4のよ
うに電池1の電池残量レベル(実際には電池1の出力電
圧レベル)のデータ26と、その電池残量レベルで実行
可能なジョブのデータ27とを対応付けたテーブルがメ
モリ10のROM部に格納されている。
【0050】このテーブルによれば、電池残量レベルが
7以上なら通信ジョブが実行可能、6.5以上ならファ
イル実行ジョブが実行可能、6以上ならファイル表示、
ファイル削除、ファイルコピー、ディレクトリコピー、
マシンチェックの各ジョブが実行可能、5.8以上なら
時計ジョブが実行可能とされている。
【0051】次に、本実施形態において電源オフ状態で
電源スイッチ2がオンされてからジョブの実行までの制
御動作の詳細を図5のフローチャートにより説明する。
なお、図5のステップS1〜S7の制御動作は、電源制
御回路13により行なわれるが、第1の実施形態の図2
のステップS1〜S7と共通であり、その説明は省略す
る。
【0052】図5のステップS7での電源オン(電源電
力の投入)により機器のシステムが立ち上げられると、
CPU9がメモリ10のROM部に格納された制御プロ
グラムにしたがってステップS8〜S12の制御を行な
う。なお、メモリ10のROM部も本発明に係る電子機
器の制御プログラムを格納したコンピュータにより読み
取り可能な記憶媒体の実施形態に相当する。
【0053】ステップS8では、先述した図4の電池残
量レベルによる実行可能なジョブのデータテーブルを参
照する。
【0054】次に、ステップS9において、上記データ
テーブルにある各ジョブについて、現時点で電池残量検
出回路12により検出されている電池1の電池残量(電
源制御回路13を介してCPU9に通知される)により
実行可能か否か上記データテーブルにより判定する。
【0055】次に、ステップS10において、先述した
図3のようなジョブ選択画面を表示器8に表示する。こ
こで先述のように現時点の電池残量により実行不能なジ
ョブの選択ボタンは実行可能なジョブの選択ボタンと異
なる表示形態(ここではグレーの表示)で表示するよう
に制御する。
【0056】次に、ジョブ選択画面上のジョブ選択ボタ
ン18〜25のいずれかが押されてジョブが選択された
らステップS11に進み、選択されたジョブが現時点の
電池残量で実行可能か否か判断する。そして実行不能で
あればステップS10に戻り、ステップS10,S11
の処理を繰り返す。すなわち、実行不能なジョブが選択
された場合は、そのジョブを実行せず、実行可能なジョ
ブが選択されるのを待つ。つまり、実行不能なジョブの
実行は禁止するように制御する。
【0057】一方、ステップS11で選択されたジョブ
が現時点の電池残量で実行可能であればステップS12
に進み、選択されたジョブを実行する。
【0058】以上のように本実施形態によれば、電源オ
フ状態で電源スイッチ2がオンされたときに、電源制御
回路13が第1の実施形態と共通のステップS1〜S7
の制御を行なうことにより、第1の実施形態と共通の効
果が得られる。
【0059】そして、電源電力が投入され、システムが
立ち上げられたら、CPU9がステップS8〜S12の
制御を行なうことにより、そのときの電池残量により実
行可能なジョブと実行不能なジョブの情報が表示され、
さらに、実行不能なジョブの実行が禁止されるので、そ
の実行不能なジョブが強行されることによってシステム
エラーやリセット、バックアップデータの破壊などのト
ラブルが発生することを未然に防止することができ、機
器のより安全な運用が可能になる。
【0060】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態を図6〜図9により説明する。本実施形態の機
器では、電源スイッチがオンされたときに、電源電力を
投入する前に、その時点の電源の電池の電池残量から、
機器の標準的な使い方で平均消費電流での電池の残りの
使用可能な時間(以下、電池残り使用時間という)を算
出し、その時間に応じた警告音を発生する機能を有して
いる。
【0061】図6は、本実施形態の機器において上記の
機能に関わるハードウェアの構成を示すブロック図であ
る。上記の機能に関わらないCPUや表示器等の図示は
省略してある。
【0062】1は機器の電源である電池、2は電源スイ
ッチ、11は電源スイッチ2がオンまたはオフされたこ
とを検出するオンオフ検出回路である。
【0063】30はプログラマブルICなどから構成さ
れた電源管理回路であり、オンオフ検出回路11により
検出される電源スイッチ2のオン、オフに応じて機器の
電源電力の投入と遮断を制御するとともに、上記の特徴
事項に関わる処理を行なう主体となる。
【0064】31は、ジョブ判別回路であり、機器の使
用時に使用者が選択して実行が開始されたジョブを判別
して電源管理回路30に通知する。
【0065】32は、ジョブ別消費電流記憶部であり、
例えば図7に示すように、プリント(印字)、ファイル
コピー、通信、登録アプリケーション1、登録アプリケ
ーション2のようなジョブ名のデータ37のそれぞれに
対応付けて各ジョブの消費電流のデータ(ここでは16
進数で示すデータ)38をFDh、16h、45h、2
1h、56hというように記憶している。なお、1hが
例えば5mA相当とする。
【0066】また、図6において、33は、各ジョブの
実行時にそのジョブの開始から終了までの実行時間をカ
ウントするための時間カウンタである。
【0067】34は、消費電流量演算部であり、1つの
ジョブが終了したときに、ジョブ別消費電流記憶部32
のデータと、時間カウンタ33がカウントしたジョブ実
行時間のデータに基づいて、そのジョブで消費した消費
電流量(消費電流×時間)を演算する。
【0068】35は、総消費電流量記憶部であり、電池
1の使用開始時から現在までに消費電流量演算部34が
演算した全ての実行ジョブの消費電流量の積算値のデー
タを電池1の使用開始からの総消費電流量のデータとし
て記憶する。なお、その積算は電源管理回路30が行な
う。
【0069】36は、電池1の電池残量から算出される
電池残り使用時間に応じた警告音を発生するためのブザ
ーなどからなる警告音発生回路である。なお、電池残り
使用時間の算出は電源管理回路30が行なう。
【0070】なお、電源管理回路30をプログラマブル
ICから構成する場合、同IC内の制御プログラムなど
が格納されるメモリの一部をジョブ別消費電流記憶部3
2と総消費電流量記憶部35として使用する。また、消
費電流量演算部34は同ICのソフトウェアによる演算
機能として構成される。
【0071】次に、上記構成の動作を図8及び図9によ
り説明する。図8及び図9は、電源管理回路30の制御
の処理手順を示すフローチャートであり、その処理手順
は、電源管理回路30がプログラマブルICからなる場
合は同ICのメモリに格納された制御プログラムによる
ものである。
【0072】まず、図8は、前述のように電源スイッチ
2がオンされたときに電池残り使用時間に応じた警告音
を発生する処理の処理手順を示している。
【0073】この処理では、まず、ステップS21にお
いて、電源スイッチ2がオンされ、それがオンオフ検出
回路11により検出され、電源管理回路30に通知され
ると、ステップS22に進み、電源管理回路30は総消
費電流量記憶部35から前述した電池1の総消費電流量
データを読み込む。
【0074】次に、ステップS23において、上記の読
み込んだ総消費電流量のデータから得られる電池残量か
ら電池1の電池残り使用時間を算出する。その算出方法
については後述する。
【0075】次に、ステップS24において、警告音発
生回路36を駆動し、上記の算出した電池残り使用時間
に応じた警告音を発生させる。この際に、例えば警告音
1回を1時間に対応させ、電池残り使用時間が2時間な
らば警告音を2回鳴らすというようにして、警告音の回
数により電池残り使用時間を使用者に報知する。そして
本処理を終了する。
【0076】なお、本処理の終了後、電源管理回路30
は不図示のシステム電源回路を駆動して電源電力を投入
させ、不図示のCPUを初めとする機器各部に電源電力
を供給させる。ただし、電源スイッチがオンされたら直
ちに電源電力を投入させ、その直後に図8の処理を行な
うようにしてもよい。
【0077】次に、図9は、機器の使用時に1つのジョ
ブを実行する毎にそのジョブの消費電流量を算出し、総
消費電流量記憶部35の総消費電流量データを更新する
処理の処理手順を示している。
【0078】この処理では、まずステップS31で1つ
のジョブが開始されたか否か判定し、開始されていなけ
れば、その開始を待つ。
【0079】1つのジョブが開始されたら、ステップS
32で時間カウンタ33を起動し、そのジョブの実行時
間のカウントを開始させる。そのジョブの実行中にジョ
ブ判別回路31によりそのジョブが判別され、電源管理
回路30に通知される。
【0080】次に、ステップS33において上記のジョ
ブが終了したか否か判定し、終了していなければ、その
終了を待つ。そして終了したらステップS34で時間カ
ウンタ33を停止させる。
【0081】次に、ステップS35において、上記のジ
ョブで消費した消費電流量(電流×時間)を算出する。
このために、先にジョブ判別回路31から通知されたジ
ョブの消費電流のデータをジョブ別消費電流記憶部32
のデータから検索して消費電流量演算部34に与える。
演算部34は、電源管理回路30から与えられたジョブ
の消費電流のデータと、時間カウンタ33から得られる
ジョブの実行時間のデータからジョブの消費電流量を演
算し、そのデータを電源管理回路30に転送する。
【0082】次に、ステップS36において、電源管理
回路30は、演算部34から転送されたジョブの消費電
流量のデータの値を総消費電流量記憶部35に記憶され
た総消費電流量のデータの値に加算し、得られた値のデ
ータを改めて総消費電流量のデータとして総消費電流量
記憶部35に記憶させる。そして、本処理を終了する。
【0083】次に、電池残り使用時間の具体的な計算例
を説明する。なお以下の説明でhは16進数、Hは1時
間を示す。ここでは、電池1の初期の電池容量を電流量
(電流×時間)で1500mAHとし、ジョブとしてプ
リントを0.5時間実行した後の電池残り使用時間の計
算例を示す。なお、下記の平均消費電流量とは機器の標
準的な使い方での1時間あたりの平均消費電流量であ
り、ここでは、150mAHとする。
【0084】プリントの消費電流は、図7のデータによ
りFDhであり、1hを5mAとして実際は1265m
AHである。したがって、 電池残り使用時間 =(電池容量−プリントの消費電流×時間)/平均消費
電流量 =(1500mAH−1265mA×0.5)/150
mAH =5.783 =約5.8時間 よって、前述のように使用時間1時間当り警告音を1回
鳴らすものとすると、この場合は警告音を6回鳴らす。
すなわち、電源スイッチをオンしたときに、警告音が6
回鳴り、使用者に対して、機器の標準的な使い方で電池
が残り約6時間の使用可能であることが報知される。
【0085】なお、上記の式において、(電池容量−プ
リントの消費電流×時間)は電池残量であり、この電池
残量の電流量と平均消費電流量から電池残り使用時間が
算出される。また、ここでは消費電流×時間は1回のプ
リントだけのものであるが、実際には、順次実行される
複数のジョブの値が積算されることは勿論である。
【0086】以上のような本実施形態によれば、電源ス
イッチをオンしたときに、電池残り使用時間が警告音に
より使用者に報知されるので、使用者は、機器の標準的
な使用の仕方で電池がどのくらいの時間だけ使用可能か
知ることができ、電池を電池残り使用時間より長く使用
して発生するシステムエラーやデータ破壊などのトラブ
ルを未然に防止できる。
【0087】また、本実施形態によれば、使用者は、不
図示の表示器の表示によらずに警告音という音声により
電池残り使用時間を確認できるので、特に表示器が液晶
表示器であって周囲が暗い場合など表示画面が見づらい
状況でも電池残り使用時間を確認することができる。た
だし、このメリットを考慮に入れなければ、警告音発生
回路36の代わりにLEDなどの表示手段を用いて、電
源スイッチのオン時に電池残り使用時間を報知する表示
を行なうようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電池を電源として駆動される電子機器におい
て、電源電力が遮断された状態で電源スイッチがオンさ
れたとき、さらに電源電力の投入前に、そのときの電池
残量に応じた警告の出力がなされるようにし、さらに電
池残量が機器の正常な動作を保障するために不足な場
合、電源電力の遮断状態が維持されるようにしたので、
電源スイッチがオンされたときに、電池残量が非常に少
ない場合、使用者が機器のシステムを立ち上げてすぐに
消費電力の大きなジョブを実行させようとしても、電源
電力が投入されず、システムが立ち上がらないので、事
故を未然に防ぐことができる。また、その場合に、使用
者は警告の出力により電池残量が非常に少ないことを知
ることができるので、速やかに電池を新しいものに交換
したり、電池が充電式の場合は充電したりして、適切に
対処することができる。
【0089】また、本発明によれば、電池を電源として
駆動される電子機器において、電源電力が投入されたと
きに、そのときの電池残量に応じて、実行可能なジョブ
と実行不能なジョブの情報が表示され、さらに、実行不
能なジョブの実行が禁止されるようにしたので、実行不
能なジョブが強行されることによってシステムエラーや
リセット、バックアップデータの破壊などのトラブルが
発生することを未然に防止することができ、機器のより
安全な運用が可能になる。
【0090】また、本発明によれば、電池を電源として
駆動される電子機器において、電源スイッチがオンされ
たときに、電池残量に応じた電池の残りの使用可能な時
間を使用者に報知する出力がなされるようにしたので、
使用者は、電池があとどのくらいの時間だけ使用可能か
知ることができ、電池を残りの使用可能な時間より長く
使用して発生するシステムエラーやデータ破壊などのト
ラブルを未然に防止できる。
【0091】いずれにしても、本発明によれば、電子機
器の電源の電池残量の不足ないし低下に適切に対処し
て、それによるトラブルの発生を未然に防止することが
でき、電子機器の信頼性を向上することができるという
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における機器の電源で
ある電池の電池残量の検出とその検出結果に応じた制御
に関わるハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図2】同機器の電源スイッチのオン時に図1中の電源
制御回路13によりなされる制御の処理手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図3】第2の実施形態における機器で表示器にジョブ
選択画面を表示した状態を示す上面図である。
【図4】同実施形態で用いられる電池残量レベルによる
実行可能なジョブのデータテーブルを示す表図である。
【図5】同実施形態における電源スイッチのオンからジ
ョブ実行までの制御の処理手順を示すフローチャート図
である。
【図6】第3の実施形態における機器の要部のハードウ
ェアの構成を示すブロック図である。
【図7】同実施形態で用いられるジョブ別の消費電流の
データテーブルを示す表図である。
【図8】同実施形態の機器の電源管理回路30による電
源スイッチのオン時の制御の処理手順を示すフローチャ
ート図である。
【図9】同電源管理回路30によるジョブ実行時の消費
電流量の演算と総消費電流量の積算の処理手順を示すフ
ローチャート図である。
【図10】従来の電子機器の電源管理に関わる要部のハ
ードウェアの構成を示すブロック図である。
【図11】同機器における電池残量レベルの表示の様子
を示す上面図である。
【符号の説明】 1 電源としての電池 2 電源スイッチ 8 表示器 9 CPU 10 メモリ 11 オンオフ検出回路 12 電池残量検出回路 13 電源制御回路 15 システム電源回路 16 電池残量の警告音発生回路 17 機器本体 18〜25 ジョブ選択ボタン 26 電池残量レベルデータ 27 実行可能なジョブのデータ 30 電源管理回路 31 ジョブ判別回路 32 ジョブ別消費電流記憶部 33 時間カウンタ 34 消費電流量演算部 35 総消費電流量記憶部 36 電池残り使用時間の警告音発生回路 37 ジョブ名のデータ 38 消費電流のデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 CB12 CB21 CB22 CC03 CC04 CC06 CC07 CC12 CC16 CC25 CC27 CC28 CD02 CE01 CE03 CE07 5B011 DA06 EA05 GG13 HH08 HH09 5G003 BA01 DA02 DA14 EA06 GC05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を電源として駆動される電子機器に
    おいて、 前記電池の容量の残量を検出する電池残量検出手段と、 使用者に対して前記電池の容量の残量に関わる警告の出
    力を行なうための警告出力手段と、 電子機器の電源スイッチのオン、オフに応じて電子機器
    の電源電力の投入、遮断を行なうように制御するととも
    に、前記警告出力手段を制御する制御手段を有し、 該制御手段は、電子機器の電源電力が遮断された状態で
    前記電源スイッチがオンされたとき、電子機器の電源電
    力を投入する前に、前記警告出力手段を駆動して、その
    ときに前記電池残量検出手段により検出されている電池
    の容量の残量に応じた警告の出力を行なわせるように制
    御することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、電子機器の電源電力が
    遮断された状態で前記電源スイッチがオンされたとき、
    前記電池残量検出手段により検出されている電池の容量
    の残量が電子機器の正常な動作を保障するために不足な
    場合、電源電力を投入せずに電源電力の遮断状態を維持
    するように制御することを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記警告の出力を前記
    電池の容量の残量に応じて異なる出力形態で行なうよう
    に前記警告出力手段を制御することを特徴とする請求項
    1または2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記警告出力手段は、音声による警告の
    出力を行なう手段であることを特徴とする請求項1から
    3までのいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 電池を電源として駆動される電子機器に
    おいて、 情報を表示する表示手段と、 前記電池の容量の残量を検出する電池残量検出手段と、 電子機器の電源電力が投入されたときに、前記電池残量
    検出手段により検出された電池の容量の残量に応じて、
    電子機器の実行可能なジョブと実行不能なジョブの情報
    を前記表示手段に表示するように制御する制御手段を有
    することを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記実行不能なジョブの
    実行を禁止するように制御することを特徴とする請求項
    5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 電池を電源として駆動される電子機器に
    おいて、 使用者に対して前記電池の残りの使用可能な時間を報知
    する出力を行なうための出力手段と、 電子機器の電源スイッチがオンされたときに、そのとき
    の前記電池の容量の残量から電池の残りの使用可能な時
    間を算出し、前記出力手段を駆動して前記電池の残りの
    使用可能な時間を報知する出力を行なわせるように制御
    する制御手段を有することを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 電子機器において1つのジョブが実行さ
    れる毎に該ジョブの消費電流と実行時間から該ジョブの
    消費電流量を算出し、前記電池の使用開始時からの総消
    費電流量を積算する演算手段と、 該演算手段の演算結果の前記総消費電流量を記憶する記
    憶手段を有し、 前記制御手段は、前記電池の初期の容量の電流量から前
    記記憶手段に記憶された総消費電流量を差し引いたもの
    としての電池の容量の残量から電池の残りの使用可能な
    時間を算出することを特徴とする請求項7に記載の電子
    機器。
  9. 【請求項9】 前記出力手段は、音声の出力を行なう手
    段であることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 電池を電源として駆動される電子機器
    の制御方法において、 前記電池の容量の残量を検出する電池残量検出手段と、 使用者に対して前記電池の容量の残量に関わる警告の出
    力を行なうための警告出力手段を用い、 電子機器の電源電力が遮断された状態で電子機器の電源
    スイッチがオンされたとき、電子機器の電源電力を投入
    する前に、前記警告出力手段を駆動して、そのときに前
    記電池残量検出手段により検出されている電池の容量の
    残量に応じた警告の出力を行なわせるように制御するこ
    とを特徴とする電子機器の制御方法。
  11. 【請求項11】 電子機器の電源電力が遮断された状態
    で前記電源スイッチがオンされたとき、前記電池残量検
    出手段により検出されている電池の容量の残量が電子機
    器の正常な動作を保障するために不足な場合、電源電力
    を投入せずに電源電力の遮断状態を維持するように制御
    することを特徴とする請求項10に記載の電子機器の制
    御方法。
  12. 【請求項12】 前記警告の出力を前記電池の容量の残
    量に応じて異なる出力形態で行なうように前記警告出力
    手段を制御することを特徴とする請求項10または11
    に記載の電子機器の制御方法。
  13. 【請求項13】 電池を電源として駆動される電子機器
    の制御方法において、 情報を表示する表示手段と、 前記電池の容量の残量を検出する電池残量検出手段を用
    い、 電子機器の電源電力が投入されたときに、前記電池残量
    検出手段により検出された電池の容量の残量に応じて、
    電子機器の実行可能なジョブと実行不能なジョブの情報
    を前記表示手段に表示するように制御することを特徴と
    する電子機器の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記実行不能なジョブの実行を禁止す
    るように制御することを特徴とする請求項13に記載の
    電子機器の制御方法。
  15. 【請求項15】 電池を電源として駆動される電子機器
    の制御方法において、使用者に対して前記電池の残りの
    使用可能な時間を報知する出力を行なうための出力手段
    を用い、 電子機器の電源スイッチがオンされたときに、そのとき
    の前記電池の容量の残量から電池の残りの使用可能な時
    間を算出し、前記出力手段を駆動して前記電池の残りの
    使用可能な時間を報知する出力を行なわせるように制御
    することを特徴とする電子機器の制御方法。
  16. 【請求項16】 電子機器において1つのジョブが実行
    される毎に該ジョブの消費電流と実行時間から該ジョブ
    の消費電流量を算出し、前記電池の使用開始時からの総
    消費電流量を積算する演算工程と、 該演算工程の演算結果の前記総消費電流量を記憶する記
    憶工程と、 前記電源スイッチがオンされたときに、前記電池の初期
    の容量の電流量から前記記憶工程で記憶された総消費電
    流量を差し引いたものとしての電池の容量の残量から電
    池の残りの使用可能な時間を算出する工程を有すること
    を特徴とする請求項15に記載の電子機器の制御方法。
  17. 【請求項17】 電池を電源として駆動される電子機器
    の制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取
    り可能な記憶媒体において、 前記電池の容量の残量を検出する電池残量検出手段と、 使用者に対して前記電池の容量の残量に関わる警告の出
    力を行なうための警告出力手段を用い、 電子機器の電源電力が遮断された状態で電子機器の電源
    スイッチがオンされたとき、電子機器の電源電力を投入
    する前に、前記警告出力手段を駆動して、そのときに前
    記電池残量検出手段により検出されている電池の容量の
    残量に応じた警告の出力を行なわせるように制御するた
    めの制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  18. 【請求項18】 電子機器の電源電力が遮断された状態
    で前記電源スイッチがオンされたとき、前記電池残量検
    出手段により検出されている電池の容量の残量が電子機
    器の正常な動作を保障するために不足な場合、電源電力
    を投入せずに電源電力の遮断状態を維持するように制御
    するための制御プログラムを格納したことを特徴とする
    請求項17に記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記警告の出力を前記電池の容量の残
    量に応じて異なる出力形態で行なうように前記警告出力
    手段を制御するための制御プログラムを格納したことを
    特徴とする請求項17または18に記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 電池を電源として駆動される電子機器
    の制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取
    り可能な記憶媒体において、 情報を表示する表示手段と、 前記電池の容量の残量を検出する電池残量検出手段を用
    い、 電子機器の電源電力が投入されたときに、前記電池残量
    検出手段により検出された電池の容量の残量に応じて、
    電子機器の実行可能なジョブと実行不能なジョブの情報
    を前記表示手段に表示するように制御するための制御プ
    ログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記実行不能なジョブの実行を禁止す
    るように制御するための制御プログラムを格納したこと
    を特徴とする請求項20に記載の記憶媒体。
  22. 【請求項22】 電池を電源として駆動される電子機器
    の制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取
    り可能な記憶媒体において、 使用者に対して前記電池の残りの使用可能な時間を報知
    する出力を行なうための出力手段を用い、 電子機器の電源スイッチがオンされたときに、そのとき
    の前記電池の容量の残量から電池の残りの使用可能な時
    間を算出し、前記出力手段を駆動して前記電池の残りの
    使用可能な時間を報知する出力を行なわせるように制御
    するための制御プログラムを格納したことを特徴とする
    記憶媒体。
  23. 【請求項23】 電子機器において1つのジョブが実行
    される毎に該ジョブの消費電流と実行時間から該ジョブ
    の消費電流量を算出し、前記電池の使用開始時からの総
    消費電流量を積算する演算工程と、 該演算工程の演算結果の前記総消費電流量を記憶する記
    憶工程と、 前記電源スイッチがオンされたときに、前記電池の初期
    の容量の電流量から前記記憶工程で記憶された総消費電
    流量を差し引いたものとしての電池の容量の残量から電
    池の残りの使用可能な時間を算出する工程を行なうため
    の制御プログラムを格納したことを特徴とする請求項2
    2に記載の記憶媒体。
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