JP2002359596A - バースト光出力監視方法および装置 - Google Patents

バースト光出力監視方法および装置

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JP2002359596A
JP2002359596A JP2001163313A JP2001163313A JP2002359596A JP 2002359596 A JP2002359596 A JP 2002359596A JP 2001163313 A JP2001163313 A JP 2001163313A JP 2001163313 A JP2001163313 A JP 2001163313A JP 2002359596 A JP2002359596 A JP 2002359596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局側で異常が発生している子局を確実かつ
簡易に特定することができるバースト光出力監視方法お
よび装置を得ること。 【解決手段】 親局10側で、全ての子局1〜nの帯域
割り当てをなくしたときの受光電力を測定し、この受光
電力とひとつの子局づつ最大帯域設定したときの測定受
光電圧とを順次比較することによって、障害が発生して
いる子局を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重方式を
使用し、一台の局側装置(親局)で複数の加入者装置(子
局)と通信を行うポイントツーマルチポイント光通信シ
ステムにおけるバースト光出力監視方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】時分割多重方式を使用し、一台の局側装
置で複数の加入者装置と通信が行えるポイントツーマル
チポイント光通信システムは、例えばITU-T G.983 とし
て国際標準化されたATM-PON(Asynchronous Transfer Mo
de-Passive Optical Network)伝送方式として実現さ
れ、伝送コストの大幅な低減が可能な方式として期待さ
れている。
【0003】図8はポイントツーマルチポイント光通信
システムの一般的なシステム構成を示す図である。この
システムにおいては、光分岐ユニット20よって光ファ
イバー回線6が分岐されることにより、1つの親局10
に対して複数の子局1〜nがポイントツーマルチポイン
ト方式で接続されている。各子局1〜nには、予めパケ
ットP1〜Pnが割り当てられており、各子局1〜nは
パケットP1〜Pnに夫々タイミングを合わせてバース
ト信号を回線に送出する。すなわち、この光通信システ
ムでは、複数の子局が伝送媒体および伝送帯域を共用
し、親局が各子局の使用伝送帯域の割当を制御し、各子
局が親局による使用伝送帯域の割当をもとに親局に伝送
情報を伝送する光バースト送受信制御が行われる。
【0004】この種のポイントツーマルチポイント光通
信システムにおけるバースト光出力監視方式に関する従
来技術として例えば特開平8−204639号公報があ
る。この従来技術には、親局と複数の子局間で時分割伝
送を行う光バースト信号システムの、各子局において、
バースト信号のフレームパルスの立ち下がり時よりも遅
れた位置で光バースト信号の出力状態を検出することに
より、特に各子局での電気/光変換回路の障害による連
続光の送出を検出して、光バースト信号が正常に送出さ
れているかを監視することが示されている。そして、光
出力状態に異常が検出されると、外部に光出力異常信号
を送出するようにしている。
【0005】つぎに、特開平10−303817号公報
には、局装置が接続された光伝送路を多分岐型光カプラ
により複数の光分岐伝送路に分岐し、各分岐光伝送路の
端末に加入者装置を接続し、前記局装置と各加入者装置
との間で一芯双方向伝送を行う光加入者システムにおい
て、加入者装置側の各分岐光伝送路に光ブレーカを夫々
設け、加入者装置側から高パワーな妨害光が挿入された
場合にこれら光ブレーカによって妨害光を検出し、検出
された当該分岐光伝送路を遮断することが開示されてい
る。光ブレーカでは、妨害光を検出した場合、局装置に
対し、子局毎に異なる周波数の低周波信号を上り信号に
重畳して送出するようにしている。
【0006】つぎに、特開平10−224299号公報
には、親局が子局からの光バースト信号の異常を検出し
た場合、親局が、子局に対して光送信停止信号を送信す
ることによって、子局において電気/光変換モジュール
に対する送信データの送信停止あるいは電気/光変換モ
ジュールに対する電源供給を停止することが開示されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1番目の従来技術
(特開平8−204639号公報)には、子局側におい
て、連続発光による異常を検出することが開示されてい
るが、異常が検出された後の処理については特に開示が
ない。したがって、この従来技術において、異常後の処
理として考えられるのは、当該子局の光出力を停止する
程度のことである。この従来技術では、子局側で連続発
光などの妨害光の発生を検出するようにしているので、
複数の子局毎に異常光検出のための装置を設けなくては
ならず、運用コストが高くなるとともに、保守管理が煩
雑になる問題がある。また、単に、異常光を発生した子
局の光出力を停止するのみでは、親局側では、バースト
信号を送出していない子局と異常光を発生している子局
を区別することができず、親局側で異常光を発生した子
局を特定することができない。また、この従来技術で
は、同じパケットが連続して送出する場合には、誤って
障害検出する可能性があると共に、パケット長の変化に
用意に対応できない問題もある。
【0008】第2番目の従来技術(特開平10−303
817号公報)では、光ブレーカから親局に対して、低
周波光信号すなわち別波長の光信号を用いないと、親局
が異常発生の子局装置を識別することができない。ま
た、各分岐光伝送路毎に光ブレーカを設けなくてはなら
ないので、先の第1番目の従来技術と同様、運用コスト
が高くなるとともに、保守管理が煩雑になるという問題
がある。
【0009】第3番目の従来技術では、子局側での送信
データの停止処理に関しては開示があるが、親局でどの
ようにして、異常光を発生した子局を識別するかについ
ては何も開示がない。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
親局側で異常が発生している子局を確実かつ簡易に特定
することができるバースト光出力監視方法および装置を
得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明にかかるバースト光出力監視方法は、複数の子
局と親局とを光伝送路によってポイントツーマルチポイ
ント方式で接続し、前記各子局から親局にバースト光を
送信する光通信システムに適用され、子局での障害を監
視するバースト光出力監視方法において、障害を検出す
ると、全ての子局の帯域割り当てをなくし、このときの
受光電力を検出する第1ステップと、前記複数の子局の
うちの1子局に最大帯域を割り当ててこのときの受光電
力を検出し該検出した受光電力と前記第1ステップで検
出した受光レベルとを比較する処理を、複数の子局につ
いて繰り返し実行し、前記比較結果に基づいて障害が発
生している子局を特定する第2ステップと、前記第2ス
テップで特定された子局に対し強制停止信号を送出する
第3ステップとを親局が備えることを特徴としている。
【0012】この発明によれば、親局側で、障害が発生
している子局を識別するようにしている。すなわち、親
局は、障害を検出すると、全ての子局の帯域割り当てを
なくし、このときの受光電力を検出する。全ての子局の
帯域割り当てをなくしているので、このときの受光電力
は、異常が発生している子局からの異常バースト光によ
るものである。つぎに、親局は、複数の子局のうちの1
子局に最大帯域を割り当ててこのときの受光電力を検出
し、該検出した受光電力と前記第1ステップで検出した
受光レベルとを比較する。この比較の結果が一致する場
合、この子局で障害が発生していると特定することがで
きる。したがって、前記比較結果が一致するまで、他の
子局に対し最大帯域を割り当ててそのときの受光電力を
検出する処理を繰り返し実行する。そして、親局は、障
害が発生していると特定された子局に対し強制停止信号
を送出する。
【0013】つぎの発明にかかるバースト光出力監視装
置は、複数の子局と親局とをポイントツーマルチポイン
ト方式で接続した光通信システムの親局に適用され、子
局での異常バースト光出力を監視するバースト光出力監
視装置であって、受信したバースト光の受光電力を検出
する受光電力検出手段と、前記検出された受光電力を記
憶する受光電力記憶手段と、障害を検出すると、全ての
子局の帯域割り当てをなくしてこのときの前記受光電力
検出手段の検出受光電力を前記受光電力記憶手段に記憶
する第1の制御手段と、前記複数の子局のうちの1子局
に最大帯域を割り当ててこのときの前記受光電力検出手
段の検出受光電力を前記受光電力記憶手段に記憶した受
光電力と比較する処理を、複数の子局について繰り返し
実行し、前記比較結果に基づいて異常バースト光を出力
している子局を特定し、該特定された子局に対し強制停
止信号を送出する第2の制御手段とを親局に備えること
を特徴とする。
【0014】この発明によれば、親局は、障害を検出す
ると、全ての子局の帯域割り当てをなくし、このときの
受光電力検出手段の検出受光電力を受光電力記憶手段に
記憶する。このとき記憶された受光電力は、異常が発生
している子局からの異常バースト光によるものである。
つぎに、親局は、複数の子局のうちの1子局に最大帯域
を割り当てて、このときの受光電力検出手段の検出受光
電力を前記受光電力記憶手段に記憶した受光電力と比較
する。この比較の結果が一致する場合、この子局で障害
が発生していると特定することができる。したがって、
前記比較結果が一致するまで、他の子局に対し最大帯域
を割り当ててそのときの受光電力を検出する処理を繰り
返し実行する。そして、親局は、障害が発生していると
特定された子局に対し強制停止信号を送出する。
【0015】次の発明にかかるバースト光出力監視装置
は、上記発明において、前記複数の子局と親局とを2入
力多分岐スターカプラによってポイントツーマルチポイ
ント方式で接続し、前記2入力スターカプラの一方の入
力を前記受光電力検出手段に入力し、他方の入力を親局
の光送受信回路に接続することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、2入力多分岐スターカ
プラの一方の入力を受光電力検出手段に入力するように
しており、これにより親局に対し容易に受光電力検出手
段を後付けすることができる。
【0017】次の発明にかかるバースト光出力監視装置
は、上記発明において、光伝送路からの入力を分岐する
光分岐ユニットを親局に設け、該光分岐ユニットの出力
の一方を前記受光電力検出手段に入力し、他方の出力を
親局の光送受信回路に接続することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、親局に、光分岐ユニッ
トを設け、該光分岐ユニットの出力の一方を前記受光電
力検出手段に入力するようにしている。
【0019】次の発明にかかるバースト光出力監視装置
は、上記発明において、前記受光電力検出手段の入力を
親局に配置された光受信回路から得ることを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、受光電力検出手段は親
局に配置された光受信回路からの光信号によって受光電
力レベルを検出するようにしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるバースト光出力監視方法および装置の好適
な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】実施の形態1.まず、この発明の実施の形
態1について説明する。図1はこの発明を適用するポイ
ントツーマルチポイント光通信システムの概略構成を示
すものである。この光通信システムは、図1に示すよう
に、親局10と複数の子局1〜nとが光分岐ユニット2
0を介して光ファイバ30によって接続されている。こ
の光通信システムでは、例えば、親局10は各子局1〜
nに対し53バイトの固定長セル(ATMセル)を有す
る下りフォーマットのパケットを伝送し、各子局は53
バイトのATMセルに3バイトのオーバーヘッドを付加
した56バイトの固定長セルを有する上りフォーマット
のパケットを伝送する。光分岐ユニット20は、親局1
0と各子局1〜nとの間で送受信される光バースト信号
の合分波を行う。
【0023】親局10は、子局1〜nとの間で光バース
ト信号の送受信を行う光送受信回路40(図6参照)、
帯域制御、異常子局の特定などの各種制御を実行する制
御回路41(図6参照)などを内部に有している。親局
10は、この他に、受信バースト光の受光電力レベルを
検出する受光電力検出器7と、検出された受光電力を記
憶するとともに、受光電力の比較処理などを実行する記
憶演算回路8とを有している。親局10は、下りフォー
マットに基づく各子局1〜nの帯域割当を行い、各子局
1〜nは、この帯域割当に従って親局10にデータを伝
送する。
【0024】各子局1〜nは、親局10との間で光バー
スト信号の送受信処理を行う光送受信部、親局10から
送られた光バースト停止信号の受信を監視し、光バース
ト信号の停止処理などを実行する信号停止制御部などを
内部に有している。
【0025】つぎに、図2および図3に示すタイムチャ
ートおよび図4に示すフローチャートに従って図1に示
した光通信システムの動作を説明する。
【0026】障害発生前には、各子局1〜nからは、親
局10による使用伝送帯域の割当に基づいて各所定のタ
イミングで各子局1〜nのパケットP1〜Pnが送出さ
れている。ここで、図2に示すように、子局1が何らか
の原因(例えば電気/光変換モジュールなどのオン故
障)により、突然連続光発光のモードで発光(障害発
生)し始めたとする。すると、図2に示すように、子局
2〜nからのパケットP2〜Pnは、子局1の連続発行
によってつぶされてしまい、正常通信が行えなくなる。
親局10では、障害発生は検出することができるが、障
害発生した子局の特定が出来ない状況となる。
【0027】このように、親局10で障害を検出する
と、親局10は、全子局1〜nに対して通信帯域の割り
当てを行わないことを指令する所定の命令を送り、全て
の子局1〜nの帯域割り当てを無くす(図4ステップS
1)。そして、親局10は、受光電力検出器7を用いて
この状態での所定の期間の受光電力レベルを検出し、該
検出した受光電力レベルを記憶演算回路8に記憶する
(ステップS2、図3の期間t1)。この時の受光電力
検出レベルを記憶値Aとする。
【0028】次に、親局10は、複数の子局うちの1子
局、例えば子局2に対し、最大通信帯域を割り当てる旨
の命令を送る(ステップS3)。これにより、子局2か
らは全ての帯域にパケットP2が割り当てられてデータ
が送信される。親局10においては、受光電力検出器7
を用いて所定の期間での受光電力レベルを検出する(図
3期間t2)。そして、親局10においては、記憶演算
回路8を用いて、先に記憶しておいた記憶値Aと今回検
出した受光電力レベルとを比較し、両者の一致不一致を
判定する(ステップS4)。
【0029】ここで、今回検出した受光電力レベルをB
とすると、この受光電力Bは、正常に応答する子局2と
異常発光している子局1の光が足し合わされた値とな
る。したがって、子局2が異常発光している子局でない
ならば、今回検出した受光電力レベルBは、全子局1〜
nの帯域割り当てを無しとした時(記憶値A)に比べ大
きな値となる。この場合、子局2が異常発光している子
局ではないので、A=Bが成立しないので、親局10
は、子局2は異常子局ではないと判断する。
【0030】親局では、このような処理を子局数分、あ
るいは異常子局が検出されるまで繰り返す。すなわち、
つぎに、親局10は、この子局2に対し、通信帯域の割
り当てを行わないことを指令する命令を送り、子局2の
帯域割り当てを解除する(ステップS5)。これととも
に、親局10は、つぎの子局、例えば子局nに最大通信
帯域を割り当てる旨の命令を送る(ステップS6、S
3)。これにより、子局nからは全ての帯域にパケット
Pnが割り当てられてデータが送信される。親局10に
おいては、受光電力検出器7を用いて所定の期間での受
光電力レベルを検出する(図3期間t3)。そして、親
局10においては、前記同様、記憶演算回路8を用い
て、先に記憶しておいた記憶値Aと今回検出した受光電
力レベルCとを比較し、両者の一致不一致を判定する
(ステップS4)。この場合も、子局nは異常子局では
ないので、A=Cが成立しない。したがって、親局10
は、子局nは異常子局ではないと判断する。
【0031】つぎに、親局10は、この子局nに対し、
通信帯域の割り当てを行わないことを指令する命令を送
り、子局nの帯域割り当てを無くす(ステップS5)。
これとともに、親局10は、つぎの子局、例えば子局1
に最大通信帯域を割り当てる旨の命令を送る(ステップ
S6、S3)。これにより、子局1は全ての帯域にパケ
ットPnが割り当てられてデータを送信しようとする
が、この場合子局1には例えば電気/光変換モジュール
などのオン故障が発生しているので、子局1から送られ
てくるデータは連続発行されたものとなる(図3期間t
4)。
【0032】親局10においては、前記同様、受光電力
検出器7を用いて所定の期間での受光電力レベルを検出
し、さらに記憶演算回路8を用いて、先に記憶しておい
た記憶値Aと今回検出した受光電力レベルDとを比較
し、両者の一致不一致を判定する(ステップS4)。こ
の場合、子局1が異常子局であるので、この際の受光電
力レベルDは、全子局1〜nの帯域割り当てを無しとし
た時の受光電力レベル(記憶値A)に一致することにな
る。この一致により、親局10では、子局1が異常子局
であると判定する(ステップS7)。そして、親局10
では、該特定した異常子局1に対し、パケット強制停止
信号を送出する(ステップS8)。子局1は、このパケ
ット強制停止信号を受信すると、電気/光変換モジュー
ルの光出力を遮断したり、あるいは電気/光変換モジュ
ールの電源供給を停止させるなどして、子局1からの光
信号の送出を停止させる。これにより、システムが回復
される。
【0033】このようにこの実施の形態1においては、
親局10側で、全ての子局の帯域割り当てをなくしたと
きの受光電力を検出し、この受光電力と1子局づつ最大
帯域を割り当てたときの受光電力を順次比較し、この比
較結果に基づいて異常子局を特定するようにしているの
で、子局が連続発光などの異常動作をした場合に、その
異常子局を確実かつ簡易に特定することができる。ま
た、親局側で異常子局の特定を行うようにしているの
で、運用コストが低減されるとともに、保守管理が容易
となる。
【0034】実施の形態2.次に図5を用いてこの発明
の実施の形態2を説明する。この実施の形態2において
は、光伝送路に配される光分岐ユニットとして、2入力
多分岐スターカプラ25を用いるようにしており、2入
力多分岐スターカプラ25の一方の入力を受光電力検出
器7に入力し、他方の入力を親局の光送受信回路40に
接続するようにしている。他の構成、動作については先
の実施の形態1と同様である。
【0035】この実施の形態2によれば、2入力多分岐
スターカプラ25の一方の入力を受光電力検出器7に入
力するようにしており、これにより親局10に対し容易
に受光電力検出器7を後付けすることができる。
【0036】実施の形態3.次に図6を用いてこの発明
の実施の形態3を説明する。図6は親局10の内部構成
例を示すものである。
【0037】親局10は、受光電力検出器7および記憶
演算回路8の他に、子局1〜nとの間で光バースト信号
の送受信を行う光送受信回路40と、帯域制御、異常子
局の特定などの各種制御を実行する制御回路41と、各
子局1〜nから受信したバースト信号を光送受信回路4
0および受光電力検出器7に分岐する光分岐ユニット9
とを備えている。他の構成、動作については先の実施の
形態1と同様である。
【0038】この実施の形態3によれば、親局10に光
分岐ユニット9を設け、該光分岐ユニット9の出力の一
方を受光電力検出器7に入力するようにしているので、
受光電力検出器7に対して各子局1〜nからのバースト
光を簡便にかつ確実に入力することができる。
【0039】実施の形態4.次に図7を用いてこの発明
の実施の形態4を説明する。図7は親局10の内部構成
例を示すものである。
【0040】親局10は、受光電力検出器7、記憶演算
回路8、制御回路41および光送受信回路40を備えて
いる。光送受信回路40は、光送信回路13と、光受信
回路14と、これら光送信回路13および光受信回路1
4と光ファイバ30との間で光分岐を行う光分岐ユニッ
ト12を備えている。この場合、受光電力検出器7は、
光受信回路14内での光信号によって受光電力レベルを
検出するようにしている。他の構成、動作については先
の実施の形態1と同様である。
【0041】この実施の形態4においては、受光電力検
出器7は、光受信回路14内での光信号によって受光電
力レベルを検出するようにしているので、特に分岐構成
を設けることなく、受光電力検出器7への入力を確保す
ることができ、低コスト化、回路数の削減に寄与する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
バースト光出力監視方法によれば、親局側で、全ての子
局の帯域割り当てをなくしたときの受光電力を測定し、
この受光電力とひとつの子局づつ最大帯域設定したとき
の測定受光電圧とを順次比較することによって、障害が
発生している子局を識別するようにしているので、子局
が連続発光などの異常動作をした場合に、その異常子局
を確実かつ簡易に特定することができる。また、親局側
で異常子局の特定を行うようにしているので、運用コス
トが低減されるとともに、保守管理が容易となる。
【0043】つぎの発明にかかるバースト光出力監視装
置によれば、親局側で、全ての子局の帯域割り当てをな
くしたときの受光電力を測定し、この受光電力とひとつ
の子局づつ最大帯域設定したときの測定受光電圧とを順
次比較することによって、障害が発生している子局を識
別するようにしているので、子局が連続発光などの異常
動作をした場合に、その異常子局を確実かつ簡易に特定
することができる。また、親局側で異常子局の特定を行
うようにしているので、運用コストが低減されるととも
に、保守管理が容易となる。
【0044】つぎの発明にかかるバースト光出力監視装
置によれば、2入力多分岐スターカプラの一方の入力を
受光電力検出手段に入力するようにしており、これによ
り親局に対し容易に受光電力検出手段を後付けすること
ができる。
【0045】次の発明にかかるバースト光出力監視装置
によれば、親局に光分岐ユニットを設け、該光分岐ユニ
ットの出力の一方を受光電力検出手段に入力するように
しているので、受光電力検出手段に対して各子局からの
バースト光を簡便にかつ確実に入力することができる。
【0046】次の発明にかかるバースト光出力監視装置
によれば、受光電力検出手段は親局に配置された光受信
回路からの光信号によって受光電力レベルを検出するよ
うにしているので、新たな分岐構成を設けることなく、
受光電力検出手段への入力を確保することができ、低コ
スト化、回路数の削減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1を適用する光通信シス
テムの構成を示す図である。
【図2】 各子局の出力および親局への入力状態を示す
タイムチャートである。
【図3】 親局での帯域制御による各子局の出力および
親局への入力状態を示すタイムチャートである。
【図4】 親局での異常子局を特定するための動作手順
を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施形態2を適用する光通信シス
テムの構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施形態3を示すブロック図であ
る。
【図7】 この発明の実施形態4を示すブロック図であ
る。
【図8】 ポイントツーマルチポイント光通信システム
の一般的な構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2,n 子局、6 光ファイバー回線、7 受光電
力検出器、8 記憶演算回路、9 光分岐ユニット、1
0 親局、12 光分岐ユニット、13 光送信回路、
14 光受信回路、20 光分岐ユニット、25 2入
力多分岐スターカプラ、30 光ファイバ、40 光送
受信回路、41 制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K002 AA05 DA03 DA12 EA07 FA01 GA04 5K033 AA05 BA08 CC01 DA01 DA16 DB02 DB06 DB17 DB22 EA04 EA06 EB03 5K042 AA08 CA10 CA13 DA16 EA01 FA01 FA15 FA21 GA01 GA12 LA13 NA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の子局と親局とを光伝送路によって
    ポイントツーマルチポイント方式で接続し、前記各子局
    から親局にバースト光を送信する光通信システムに適用
    され、子局での障害を監視するバースト光出力監視方法
    において、 障害を検出すると、全ての子局の帯域割り当てをなく
    し、このときの受光電力を検出する第1ステップと、 前記複数の子局のうちの1子局に最大帯域を割り当てて
    このときの受光電力を検出し該検出した受光電力と前記
    第1ステップで検出した受光レベルとを比較する処理
    を、複数の子局について繰り返し実行し、前記比較結果
    に基づいて障害が発生している子局を特定する第2ステ
    ップと、 前記第2ステップで特定された子局に対し強制停止信号
    を送出する第3ステップと、 を親局が備えることを特徴とするバースト光出力監視方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の子局と親局とを光伝送路によって
    ポイントツーマルチポイント方式で接続し、前記各子局
    から親局にバースト光を送信する光通信システムに適用
    され、子局での障害を監視するバースト光出力監視装置
    において、 受信バースト光の受光電力を検出する受光電力検出手段
    と、 前記検出された受光電力を記憶する受光電力記憶手段
    と、 障害を検出すると、全ての子局の帯域割り当てをなくし
    てこのときの前記受光電力検出手段の検出受光電力を前
    記受光電力記憶手段に記憶する第1の制御手段と、 前記複数の子局のうちの1子局に最大帯域を割り当てて
    このときの前記受光電力検出手段の検出受光電力を前記
    受光電力記憶手段に記憶した受光電力と比較する処理
    を、複数の子局について繰り返し実行し、前記比較結果
    に基づいて障害が発生している子局を特定し、該特定さ
    れた子局に対し強制停止信号を送出する第2の制御手段
    と、 を親局に備えることを特徴とするバースト光出力監視装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の子局と親局とを2入力多分岐
    スターカプラによってポイントツーマルチポイント方式
    で接続し、前記2入力スターカプラの一方の入力を前記
    受光電力検出手段に入力し、他方の入力を親局の光送受
    信回路に接続することを特徴とする請求項2に記載のバ
    ースト光出力監視装置。
  4. 【請求項4】 光伝送路からの入力を分岐する光分岐ユ
    ニットを親局に設け、該光分岐ユニットの出力の一方を
    前記受光電力検出手段に入力し、他方の出力を親局の光
    送受信回路に接続することを特徴とする請求項2に記載
    のバースト光出力監視装置。
  5. 【請求項5】 前記受光電力検出手段の入力を親局に配
    置された光受信回路から得ることを特徴とする請求項2
    に記載のバースト光出力監視装置。
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