JP2002358581A - 光電式煙感知器 - Google Patents

光電式煙感知器

Info

Publication number
JP2002358581A
JP2002358581A JP2001165631A JP2001165631A JP2002358581A JP 2002358581 A JP2002358581 A JP 2002358581A JP 2001165631 A JP2001165631 A JP 2001165631A JP 2001165631 A JP2001165631 A JP 2001165631A JP 2002358581 A JP2002358581 A JP 2002358581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
power supply
smoke detector
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001165631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3903741B2 (ja
Inventor
Taku Fukui
卓 福井
Mitsuteru Hataya
光輝 畑谷
Shinji Sakamoto
慎司 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001165631A priority Critical patent/JP3903741B2/ja
Publication of JP2002358581A publication Critical patent/JP2002358581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3903741B2 publication Critical patent/JP3903741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Detection Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の品種で電源回路部が共通に使用できると
ともに小型化が可能な光電式煙感知器を提供する。 【解決手段】光電式煙感知器は電源回路部20、煙感知
部30、制御部40を備える。そして、第1の電圧源
1、第2の電圧源2、レギュレータ回路3、電流駆動回
路4、ラッチ回路5を具備する電源回路部20が1チッ
プの集積回路で構成される。而して、電力線Lpを介し
て外部機器(受信機や親機など)に火災発生の情報を報
知(発報)するものとしてレギュレータ回路3、電流駆
動回路4並びにラッチ回路5の3種類の回路を具備する
ことで複数の品種で電源回路部20が共通に使用できる
とともに、電源回路部20を集積回路で構成することに
よって従来例のようにディスクリート部品で構成する場
合に比較して小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視空間に照射さ
れた光が煙により散乱された散乱光を受光して煙濃度を
感知し、感知した煙濃度に基づいた情報(例えば、火災
発生情報)を外部に報知する光電式煙感知器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図21に示すような光電式煙
感知器が提供されている。すなわち、この感知器は、図
示しない発光ダイオードを駆動して監視空間に光を照射
させる発光回路31と、発光回路31により監視空間に
照射した光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を
受光して煙濃度に応じた感知信号を出力する煙感知部3
0と、煙感知部30から出力される感知信号に基づいた
情報を外部に報知する制御部40と、電力線Lpを介し
て外部電源から供給される電力で動作して煙感知部30
の動作用電源を作成する第1の電圧源1’と、同じく電
力線Lpを介して外部電源から供給される電力で動作し
て制御部40の動作用電源を作成する第2の電圧源2’
と、制御部40が外部に情報を報知する際に外部電源の
電圧を第1の所定値まで低下させるレギュレータ回路
3’と、制御部40が外部に情報を報知する際に電力線
Lpに所定の電流を流す電流駆動回路4’と、制御部4
0が外部に情報を報知する際に外部電源の電圧を第2の
所定値まで低下させて保持するラッチ回路5’とを備え
る。但し、レギュレータ回路3’と電流駆動回路4’と
ラッチ回路5’は、外部に情報を伝達するという共通の
目的を有するものであるから、通常は何れか1つのみを
備えている。
【0003】煙感知部30は、発光回路31により監視
空間に照射した光が監視空間内の煙により散乱された散
乱光を受光して電気信号に変換する光電変換回路、光電
変換回路の出力信号をサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路、サンプルホールド回路の出力信号をアナロ
グの感知信号に変換して出力する出力回路などが集積回
路で構成されてなる。
【0004】制御部40はマイクロコンピュータからな
り、煙感知部30の感知信号に基づいて火災の発生を検
知し、電力線Lpを介して供給される外部電源電圧をレ
ギュレータ回路3’,電流駆動回路4’又はラッチ回路
5’を制御して低下させることで電力線Lpに接続され
た受信機や親機等に火災発生の情報を報知(発報)す
る。
【0005】図22に第1及び第2の電圧源1’,2’
の回路構成例を示す。NPNトランジスタTr1のコレ
クタが電力線Lp側に接続され、トランジスタTr1の
ベースがダイオードの直列回路とツェナーダイオードZ
D1を介してグランドに接続されており、例えば、第1
の電圧源2’ではツェナーダイオードZD1のツェナー
電圧を3.6V、外部電源電圧VLを24Vとしてトラ
ンジスタTr1のエミッタから5Vの定電圧出力V1が
取り出される。
【0006】図23にレギュレータ回路3’の回路構成
例を示す。エミッタがグランドに接続されたNPNトラ
ンジスタTr2のコレクタにツェナーダイオードZD2
を介して外部電源電圧VLが印加され、ベースと入力端
Tin1の間には抵抗R1が接続されるとともにベースと
グランドの間に抵抗R2が接続される。而して、制御部
40から入力端Tin1に制御信号を入力してトランジス
タTr2をオンすることにより、外部電源電圧VLをツ
ェナー電圧に略等しい定電圧まで低下させて受信機や親
機に発報する。
【0007】図24に電流駆動回路4’の回路構成例を
示す。ダーリントン接続されたNPNトランジスタTr
3,Tr4と抵抗R3の直列回路に外部電源電圧VLが
印加され、抵抗R4及びコンデンサC1からなる遅延回
路がトランジスタTr4のベースと入力端Tin2の間に
接続される。而して、制御部40から入力端Tin2に制
御信号を入力し、Hレベルの制御信号が入力されている
ときにトランジスタTr3,Tr4を駆動することで電
力線Lpを介して外部電源から比較的大きな電流(例え
ば数百mA)を流して受信機や親機に発報する。
【0008】図25にラッチ回路5’の回路構成例を示
す。アノードに外部電源電圧VLが印加されたサイリス
タSCRのカソードがグランドに接続され、そのゲート
が抵抗R5を介して入力端Tin3に接続される。而し
て、制御部40から入力端Tin3にトリガ信号を入力し
てサイリスタSCRをターンオンする(ラッチする)こ
とにより、電力線Lpを介して外部電源から比較的大き
な定電流(例えば数十mA)を流して受信機や親機に発
報する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来例に
おいては、煙感知部30及び制御部40を除く電源回路
部、すなわち第1の電源部1’と第2の電源部2’とレ
ギュレータ回路3’(又は電流駆動回路4’やラッチ回
路5’)が全てディスクリート部品で構成されているた
め、寸法が大きくなって感知器自体の小型化の妨げとな
っていた。
【0010】また、光電式煙感知器には複数の品種が存
在し、各品種毎に電力線Lpを介して外部の受信機や親
機に情報を伝達する手段としてレギュレータ回路3’、
電流駆動回路4’あるいはラッチ回路5’の何れを用い
るかが異なっている。このため、複数の品種に共通して
使用できる電源回路部を構成しようとして上記3つの手
段(レギュレータ回路3’、電流駆動回路4’、ラッチ
回路5’)を全て具備すると部品点数の増加によってま
すます小型化が困難になってしまう。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、複数の品種で電源回路
部が共通に使用できるとともに小型化が可能な光電式煙
感知器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、監視空間に照射した光が監視空
間内の煙により散乱された散乱光を受光して煙濃度に応
じた感知信号を出力する煙感知部と、煙感知部から出力
される感知信号に基づいた情報を外部に報知する制御部
と、電力線を介して外部電源から供給される電力で動作
し、煙感知部並びに制御部に動作用電源を供給する電源
回路部とを備えた光電式煙感知器において、電源回路部
は、煙感知部の動作用電源を作成する第1の電圧源と、
制御部の動作用電源を作成する第2の電圧源と、制御部
が外部に情報を報知する際に外部電源の電圧を第1の所
定値まで低下させるレギュレータ回路と、制御部が外部
に情報を報知する際に電力線に所定の電流を流す電流駆
動回路と、制御部が外部に情報を報知する際に外部電源
の電圧を第2の所定値まで低下させて保持するラッチ回
路とが集積回路で構成されてなることを特徴とし、レギ
ュレータ回路と電流駆動回路とラッチ回路を電源回路部
に具備することで複数の品種で電源回路部が共通に使用
できるとともに、電源回路部を集積回路で構成すること
によってディスクリート部品で構成する場合に比較して
小型化が可能となる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1及び第2の電圧源の少なくとも何れか一方は、
バンドギャップリファレンス回路と、バンドギャップリ
ファレンス回路の出力で駆動されるトランジスタを有し
た出力回路とを具備し、出力回路のトランジスタの温度
特性を打ち消す温度補償素子がバンドギャップリファレ
ンス回路に設けられたことを特徴とし、バンドギャップ
リファレンス回路が動作して比較的大きな電流が出力回
路に流れる場合でもバンドギャップリファレンス回路に
は出力回路のトランジスタの電流増幅率の逆数分しか影
響が及ばず、しかも、温度補償素子を設けているため、
第1及び第2の電圧源からは温度特性が良好且つ安定し
た電圧供給が行える。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、レギュレータ回路は、シャントレギュレータからな
り、シャントレギュレータの基準電圧を設定する基準電
圧設定手段を有することを特徴とし、基準電圧設定手段
による基準電圧の設定により、レギュレータ回路の出力
電圧の設定の自由度が向上する。
【0015】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、基準電圧設定手段が抵抗分圧回路からなり、シャン
トレギュレータの非動作時に抵抗分圧回路に流れる電流
を阻止する電流阻止手段をレギュレータ回路に設けたこ
とを特徴とし、レギュレータ回路の非動作時の電流消費
を防いで電源回路部全体の消費電力を低減することがで
きるとともに、非動作時におけるレギュレータ回路の誤
動作防止が図れる。
【0016】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、基準電圧設定手段が抵抗分圧回路からなり、第1及
び第2の電圧源の内で作成する動作用電源電圧が低い方
の電圧源の出力をシャントレギュレータに入力するとと
もに基準電圧設定部から取り出した電圧を動作用電源電
圧が高い方の電圧源の出力端に印加することを特徴と
し、レギュレータ回路の動作時に外部電源電圧が高い方
の動作用電源電圧付近まで低下した場合でも基準電圧設
定部から取り出した電圧で高い方の動作用電源電圧を補
うことができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、電流駆動回路を駆動する駆動信号を所定レベルにシ
フトするレベルシフト回路を設けたことを特徴とし、駆
動信号のレベルがレベルシフト回路によって常に所定レ
ベルにシフトされ、駆動信号のレベルが異なる品種にも
対応することができる。
【0018】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、電流駆動回路の誤動作を防止して各部を保護する保
護回路を設けたことを特徴とし、電流駆動回路の誤動作
を防止して電源回路部の熱破壊を防ぐことができる。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、保護回路は、電流駆動回路を駆動する駆動信号のデ
ューティが所定の限界値を超えたときに保護動作を行う
ことを特徴とし、動作中にノイズが入り込んでも保護回
路の動作が解除されるのを防ぐことができる。
【0020】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、電流駆動回路の出力の立ち上がり及び立ち上がりの
各遅延時間を調整する遅延調整回路を設けたことを特徴
とし、遅延調整回路で各遅延時間を調整することにより
電流駆動回路から波形の精度が高い出力を得ることがで
きる。
【0021】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、ラッチ回路は、電力線とグランドの間に挿入され
るサイリスタと、電力線からサイリスタに過大な電流が
流れるのを阻止する過電流阻止手段とを具備することを
特徴とし、電力線にインピーダンスの低い機器が接続さ
れる場合においても電源回路部に過大な電流が流れるこ
とが無く、過大な電流による電源回路部の熱破壊を防止
することができる。
【0022】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、過電流阻止手段は、過電流によって溶断するヒ
ューズからなることを特徴とし、非常に小さな回路規模
で過電流阻止手段が構成でき、電源回路部の小型化及び
コストダウンが図れる。
【0023】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、ラッチ回路は、電力線とグランドの間に挿入され
るサイリスタと、サイリスタのゲートを介した電流の流
出を阻止する阻止手段とを具備することを特徴とし、ゲ
ートを介した電流の流出を阻止することで保持電流の減
少を抑制し、一旦ターンオンしたサイリスタがターンオ
フしてラッチ回路の動作が不用意に解除されることが防
止できる。
【0024】請求項13の発明は、請求項1の発明にお
いて、ラッチ回路を動作可能な状態と動作不能な状態に
切り換える切換手段を設けたことを特徴とし、ラッチ回
路が不要な場合には切換手段でラッチ回路を動作不能状
態としてラッチ回路の誤動作による不具合の発生を防ぐ
ことができる。
【0025】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、切換手段は、ラッチ回路と電力線の間に挿入さ
れるヒューズからなることを特徴とし、ラッチ回路が不
要な場合にはヒューズを溶断するだけでラッチ回路を動
作不能状態に切り換えることができ、切換手段が非常に
簡単な構成で実現できて電源回路部の小型化及びコスト
ダウンが図れる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図20を参照して本
発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は本実施形態
の光電式煙感知器を示すブロック図であるが、基本的な
構成は図21に示した従来例と共通であり、共通する構
成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0027】本実施形態は、煙感知部30の動作用電源
(電源電圧V1)を作成する第1の電圧源1と、制御部
40の動作用電源(電源電圧V2)を作成する第2の電
圧源2と、制御部40が外部に情報を報知する際に外部
電源電圧VLを第1の所定値まで低下させるレギュレー
タ回路3と、制御部40が外部に情報を報知する際に電
力線Lpに所定の電流を流す電流駆動回路4と、制御部
40が外部に情報を報知する際に外部電源電圧VLを第
2の所定値まで低下させて保持するラッチ回路5とを具
備する電源回路部20が1チップの集積回路で構成され
た点に特徴がある。なお、本実施形態では煙感知部30
により制御されて監視空間に光を照射する発光回路31
も電源回路部20に含んでいる。
【0028】而して、本実施形態では、電力線Lpを介
して外部機器(受信機や親機など)に火災発生の情報を
報知(発報)するものとしてレギュレータ回路3、電流
駆動回路4並びにラッチ回路5の3種類の回路を具備す
ることで複数の品種で電源回路部20が共通に使用でき
るとともに、電源回路部20を集積回路で構成すること
によって従来例のようにディスクリート部品で構成する
場合に比較して小型化が可能となるという利点を有す
る。
【0029】図2は第1及び第2の電圧源1,2の具体
構成を示しており、従来周知のバンドギャップリファレ
ンス回路BGRと、バンドギャップリファレンス回路B
GRの出力で駆動されるトランジスタQ1からなる出力
回路1a,2aとを備えている。ここで、バンドギャッ
プリファレンス回路BGRを集積回路として構成する場
合、温度変化による抵抗値やトランジスタの直流電流増
幅率hFEのばらつきが原因で出力電圧V1,V2に大き
なばらつきが生じてしまう。また、バンドギャップリフ
ァレンス回路BGRが低電流で駆動されているため、バ
ンドギャップリファレンス回路BGRが動作して出力回
路1a,2aを介して比較的大きな電流が引かれるとバ
ンドギャップリファレンス回路BGRの内部でバランス
が崩れてしまい、その結果、出力電圧V1,V2が変動
する虞がある。
【0030】そのために本実施形態では、バンドギャッ
プリファレンス回路BGRの出力で駆動されるトランジ
スタQ1からなる出力回路1a,2aを設けており、出
力回路1a,2aを介して比較的大きな電流が引かれた
場合でもバンドギャップリファレンス回路BGRには出
力回路1a,2aのトランジスタQ1の直流電流増幅率
FEの逆数分しか影響が及ばず、電流駆動回路4やラッ
チ回路5が動作した場合の出力電圧V1,V2の変動を
抑えることができる。さらに、出力回路1a,2aのト
ランジスタQ1の温度特性を打ち消す温度補償素子たる
ダイオードDaがバンドギャップリファレンス回路BG
Rに設けてあるので、第1及び第2の電圧源1,2から
は温度特性が良好且つ安定した電圧供給が行える。図3
は第1の電圧源1を示しており、出力回路1aとしてダ
ーリントン接続されたトランジスタQ1,Q2を用い、
各トランジスタQ1、Q2の温度補償用のダイオードD
a,Dbの直列回路をバンドギャップリファレンス回路
BGRに設けてなり、外部電源電圧VL(=24V)か
ら煙感知部30の動作用電源(電源電圧V1=5V)を
作成している。
【0031】図4はレギュレータ回路3の具体構成を示
しており、アンプA1、並びにダーリントン接続された
出力用のトランジスタTr5,Tr6を有するシャント
レギュレータと、シャントレギュレータに第2の基準電
圧を入力する基準電圧設定部3aと、制御部40によっ
て制御されて基準電圧設定部3aへの外部電源電圧VL
の印加をオン/オフするスイッチSW1とを具備する。
シャントレギュレータは従来周知のものであって、+端
子に印加される第2の基準電圧Vrefが−端子に印加さ
れる第1の基準電圧Vfと等しくなるようにアンプA1
を誤差増幅動作させるものである。基準電圧設定部3a
は外部電源電圧VLを分圧する分圧抵抗Ra,Rbから
なり、制御部40によってスイッチSW1がオンされた
場合に外部電源電圧VLを分圧して得られる第2の基準
電圧VrefをアンプA1の+端子に印加する。例えば、
図5に示すように基準電圧設定部3aの分圧抵抗Ra,
Rbの抵抗値をそれぞれ100kΩとし、第1の基準電
圧Vfを第2の電圧源2の出力電圧V2(=3V)から
取る場合、第2の基準電圧Vrefが第1の基準電圧V2
と等しい値(=3V)になるようにシャントレギュレー
タが動作するのであるから、外部電源電圧VLがVL=
(Ra+Rb)/Rb×Vf=6Vまで低下する。そし
て、このようにレギュレータ回路3によって外部電源電
圧VLを24Vから6Vまで低下させることで電力線L
pを介して外部機器に発報されるのである。
【0032】而して、図23に示した従来のレギュレー
タ回路3’においては、その出力電圧がツェナーダイオ
ードZD2によって決定されており、ツェナーダイオー
ドZD2がディスクリート部品であるために任意のツェ
ナー電圧を設定することができず、レギュレータ回路
3’の出力電圧の設定の自由度が低いものであったが、
本実施形態のレギュレータ回路3では、第2の基準電圧
Vrefを設定する基準電圧設定部3aを設けているた
め、上述のように基準電圧設定部3aの分圧抵抗Ra,
Rbの抵抗値を適当に設定することでレギュレータ回路
3の出力電圧の設定の自由度が向上できるものである。
【0033】ところで、図5に示すようにアンプA1は
外部電源電圧VLが印加される差動増幅部3cを有して
おり、この差動増幅部3cの一方の入力が−端子に接続
されているため、スイッチSW1がオフしていてレギュ
レータ回路3の動作が停止している状態(待機状態)に
おいて第1の基準電圧Vfを供給する第2の電圧源2か
ら差動増幅部3c並びに基準電圧設定部3aを通してグ
ランドに漏れ電流Ixが流れて電流消費が発生してしま
う。
【0034】そこで、図6に示すように上記待機状態に
おける漏れ電流Ixを阻止する電流阻止部3bをレギュ
レータ回路3に設けることが望ましい。電流阻止部3b
は、例えば基準電圧設定部3aにアノードが接続される
とともにスイッチSW1にカソードが接続されたダイオ
ードD1と、ダイオードD1と並列に接続され、制御部
40によってスイッチSW1と同期してオン/オフされ
るスイッチSW2とを有する。すなわち、レギュレータ
回路3の待機状態ではスイッチSW2がオフしているた
め、上述の漏れ電流Ixの経路中に挿入されたダイオー
ドD1によって漏れ電流Ixを阻止することができる。
その結果、レギュレータ回路3の非動作時(待機時)で
の電流消費を防いで電源回路部20全体の消費電力を低
減することができるとともにレギュレータ回路3の誤動
作防止が図れる。一方、レギュレータ回路3の動作時に
はスイッチSW1とともにSW2がオンとなり、ダイオ
ードD1のアノード−カソード間が短絡されて通常通り
の動作が可能である。
【0035】ところで、上述のようにレギュレータ回路
3の動作時に外部電源電圧VLが第1の電圧源1の出力
電圧V1(=5V)付近の電圧(例えば、VL=6V)
まで低下した場合、第1の電圧源1の回路バランスが崩
れて出力電圧V1が変動してしまったり、煙感知部30
に動作用電源を供給できなくなる虞がある。そこで本実
施形態では、図7に示すようにレギュレータ回路3の基
準電圧設定部3aから取り出した電圧V1’を第1の電
圧源1の出力端に印加することで上記不具合の発生を防
止している。具体的には、図8に示すように基準電圧設
定部3aを3つの分圧抵抗Ra,Rb,Rcで構成し、
分圧抵抗Ra,Rbの接続点から第2の基準電圧Vref
を取り出すとともに、分圧抵抗Ra,Rcの接続点を第
2の電圧源2の出力端に接続している。例えば、第1及
び第2の電圧源1、2の出力電圧V1,V2が各々5
V,3Vとした場合、分圧抵抗Ra,Rb,Rcの抵抗
値を各々200kΩ,300kΩ,100kΩとすれ
ば、第2の基準電圧Vref=3Vとなり、分圧抵抗R
a,Rcの接続点からV1’=5Vの電圧を取り出して
第1の電圧源1の出力端に印加することができる。故
に、レギュレータ回路3の動作時に外部電源電圧VLが
第1の電圧源1の出力電圧V1付近まで低下した場合で
も基準電圧設定部3aから取り出した電圧V1’で第1
の電圧源1の出力電圧V1を補うことができる。
【0036】また、図24に示した従来の電流駆動回路
4’においては、入力端Tin2に入力される制御信号の
レベルが所定値(例えば、5V)に決められており、そ
の所定値の制御信号が入力されたときに正常に動作する
ように各回路素子の定数が設定されていた。
【0037】しかしながら、複数の品種の中には電流駆
動回路4に入力する制御信号のレベルが上記所定値と異
なる値(例えば3V)の制御信号が入力される場合もあ
る。そこで本実施形態では、図9に示すように電流駆動
回路4に制御信号の電圧レベルを上記所定値にレベルシ
フトするレベルシフト回路4aを設けている。すなわ
ち、レベルシフト回路4aには第1の電圧源1から電圧
V1(=5V)が供給されており、レベルシフト回路4
aの入力端(トランジスタTr7のベース)に制御部4
0から制御信号(電圧レベル=3V)が入力されるとレ
ベルシフト回路4aの2つのトランジスタTr7,Tr
8がオンとなり、トランジスタTr8のコレクタに接続
された出力抵抗Routの両端に第1の電圧源1の出力電
圧V1に等しい電圧が制御信号として出力される。故
に、上述のように複数の品種で制御信号レベルが異なる
場合においても制御信号のレベルがレベルシフト回路4
aによって常に所定レベルにシフトされるから、制御信
号のレベルが異なる品種にも対応することができる。
【0038】ところで、制御部40の誤動作により電流
駆動回路4の入力端Tin2にHレベルの制御信号が入力
され続けた場合や、あるいは正常時に所定の周期でHレ
ベルとLレベルが切り換わるパルス状の制御信号が制御
部40の誤動作によりHレベルのオン幅(あるいはオン
デューティ比)が大きくなった場合、電流駆動回路4が
誤動作して過大な電流が長時間に渡って流れてしまい、
電源回路部20の熱破壊を引き起こす可能性がある。
【0039】そこで、上述のような電流駆動回路4の誤
動作を防止して各部を保護する保護回路4bを設けるこ
とが望ましい。図10は保護回路4bを具備した電流駆
動回路4を示しており、この保護回路4bはトランジス
タTr4のベース−グランド間にコンデンサC1と並列
に接続されたスイッチング素子Q2と、スイッチング素
子Q2のベース−グランド間に接続されたコンデンサC
2及びベース−入力端Tin2間に挿入された抵抗R5か
らなる遅延回路と、スイッチング素子Q2のベース−グ
ランド間に接続されたスイッチング素子Q3と、スイッ
チング素子Q3のベース−グランド間に接続されるとと
もにベースが入力端Tin2に接続されたスイッチング素
子Q4とを具備し、抵抗R6を介してスイッチング素子
Q3のベース及びスイッチング素子Q4のコレクタに外
部電源電圧VLが印加されている。
【0040】而して、制御部40から制御信号が出力さ
れずに入力端Tin2がLレベルとなっている場合、出力
用のトランジスタTr4のベース電圧VbもLレベルと
なって電流駆動回路4は停止状態(待機状態)となり、
この待機状態ではスイッチング素子Q4がオフとなるか
らスイッチング素子Q3がオン、よってスイッチング素
子Q2がオフとなって保護回路4bも動作しない。一
方、図11(a)に示すように制御部40から制御信号
が出力されて入力端Tin2がHレベルになると、抵抗R
4の抵抗値とコンデンサC1の容量値で決まる時定数τ
1でトランジスタTr4のベース電圧Vbを供給するコ
ンデンサC1の両端電圧が上昇し、やがてトランジスタ
Tr4,Tr3がオンして電流駆動回路4が動作し、外
部電源電圧VLが所定値まで低下する(図11(c)参
照)。また、保護回路4bでは、制御信号がHレベルに
なるとスイッチング素子Q4がオンとなってスイッチン
グ素子Q3がオフとなり、図11(b)に示すように抵
抗R5の抵抗値とコンデンサC2の容量値で決まる時定
数(保護回路4bの動作待機時間)τ2でスイッチング
素子Q2のベース電圧を供給するコンデンサC2の両端
電圧が上昇する。ここで、上記動作待機時間τ2は抵抗
R4及びコンデンサC1の時定数τ1よりも充分に長い
値に設定してあるから、制御信号が正常に入力されてい
る場合にはコンデンサC2の両端電圧がスイッチング素
子Q2をオンするレベルVQ2まで到達せず、保護回路
4bは動作しない。
【0041】一方、制御部40の誤動作により制御信号
が長時間に渡って出力され、図12(a)に示すように
入力端Tin2がHレベルとなる期間が保護回路4bの動
作待機時間τ2を超えるとコンデンサC2の両端電圧が
スイッチング素子Q2をオンするレベルVQ2まで到達
してスイッチング素子Q2がオンとなり(図12(b)
参照)、トランジスタTr4のベース電圧Vbを低下さ
せてトランジスタTr3,Tr4をオフすることにより
電流駆動回路4を強制的に停止させる(図12(c)参
照)。なお、制御信号がLレベルに戻ればスイッチング
素子Q3がオンとなってコンデンサC2の充電電荷が放
電されるために保護回路4bの動作がリセットされる。
このように本実施形態では電流駆動回路4に保護回路4
bを設けたことにより、電流駆動回路4の誤動作を防止
して電源回路部20の熱破壊を防ぐことができる。
【0042】ところで、上記保護回路4bでは制御信号
が一旦Lレベルに落ちるとスイッチング素子Q3,Q4
によりリセットされるため、図13(a)に示すように
制御信号にノイズが混入して瞬間的にでもLレベルに落
ちてしまうと保護動作が解除されてしまう虞がある(図
13(b)参照)。
【0043】そこで、保護回路4bの動作開始の判断基
準を制御信号のオン幅(オンデューティ比)で規定すれ
ば、上述のようにノイズの混入によって保護動作が不用
意に解除されることが防止できる。具体的には、図14
に示すように図11の回路構成からリセット用のスイッ
チング素子Q3,Q4及び抵抗R6を取り除けばよい。
【0044】而して、電流駆動回路4の待機状態ではス
イッチング素子Q2がオフとなって保護回路4bは動作
せず、図15(a)に示すように制御部40から制御信
号が出力されて入力端Tin2がHレベルになると時定数
τ1が経過した後にトランジスタTr4,Tr3がオン
して電流駆動回路4が動作し、外部電源電圧VLが所定
値まで低下する。保護回路4bでは、図15(b)に示
すように制御信号がHレベルになると抵抗R5の抵抗値
とコンデンサC2の容量値で決まる時定数τ3でスイッ
チング素子Q2のベース電圧を供給するコンデンサC2
の両端電圧が上昇するが、この時定数τ3が正常時の制
御信号のオン幅よりも充分に長い値に設定してあるため
にコンデンサC2の両端電圧がスイッチング素子Q2を
オンするレベルVQ2まで到達せず、保護回路4bは動
作しない。一方、制御信号がLレベルに戻ればコンデン
サC2の充電電荷が時定数τ3で放電されるが、時定数
τ3の値が制御信号のオフ幅よりも充分に長い値に設定
してあるために保護回路4bの動作がリセットされるこ
とがない。そして、制御部40の誤動作により制御信号
のオン幅が時定数τ3を超えるとコンデンサC2の両端
電圧がスイッチング素子Q2をオンするレベルVQ2ま
で到達してスイッチング素子Q2がオンとなり、保護回
路4bが動作して電流駆動回路4を強制的に停止させ
る。ここで、制御信号にノイズが混入して瞬間的にLレ
ベルに落ちた場合でも、コンデンサC2の両端電圧は殆
ど低下しないことから保護回路4bがリセットされるこ
とはなく、ノイズの混入によって保護動作が不用意に解
除されることが防止できる。
【0045】また、電流駆動回路4を集積回路で構成す
る場合、ディスクリート部品で構成する場合と比較して
温度特性等でトランジスタの電流増幅率hFEや抵抗値が
ばらつき、出力波形の立ち上がり及び立ち下がりの遅延
時間が所定の範囲から外れてしまう虞がある。
【0046】そこで、図16に示すように電流駆動回路
4の出力の立ち上がり及び立ち上がりの各遅延時間を調
整する遅延調整回路4cを設けることが望ましい。遅延
調整回路4cは、エミッタがグランドに接続され、抵抗
R9を介して第1の電圧源1の出力電圧V1が印加さ
れ、入力端Tin2に入力する制御信号でオン/オフされ
るスイッチング素子Q5と、スイッチング素子Q5がオ
ンしたときにオンするとともにスイッチング素子Q5が
オフしたときにオフし、オン時に充電抵抗R7を介して
第1の電圧源1の出力電圧V1でコンデンサC1に充電
電流を流すスイッチング素子Q7と、スイッチング素子
Q5がオンしたときにオフするとともにスイッチング素
子Q5がオフしたときにオンし、オン時に放電抵抗R8
を介してコンデンサC1の充電電荷を放電するスイッチ
ング素子Q6とを具備する。
【0047】而して、制御部40から制御信号が出力さ
れて入力端Tin2の電圧がHレベルに立ち上がるとスイ
ッチング素子Q5がオンし、これによりスイッチング素
子Q7がオン、スイッチング素子Q6がオフする。スイ
ッチング素子Q7がオンすると充電抵抗R7を介して第
1の電圧源1の出力電圧V1でコンデンサC1に充電電
流が流れ、コンデンサC1の両端電圧が充電抵抗R7と
コンデンサC1の時定数で決まる遅延時間で上昇するか
ら、電流駆動回路4の出力の立ち上がりにおける遅延時
間は充電抵抗R7とコンデンサC1の時定数により決ま
ることになる。一方、制御部40から制御信号が出力さ
れなくなって入力端Tin2の電圧がLレベルに立ち下が
るとスイッチング素子Q5がオフし、これによりスイッ
チング素子Q7がオフ、スイッチング素子Q6がオンす
る。スイッチング素子Q6がオンすると放電抵抗R8を
介してコンデンサC1の充電電荷が放電され、コンデン
サC1の両端電圧が放電抵抗R8とコンデンサC1の時
定数で決まる遅延時間で下降するから、電流駆動回路4
の出力の立ち下がりにおける遅延時間は放電抵抗R8と
コンデンサC1の時定数により決まることになる。
【0048】すなわち、遅延調整回路4cではコンデン
サC1の充電経路と放電経路を独立させており、充電時
の時定数を決定する充電抵抗R7の抵抗値と、放電時の
時定数を決定する放電抵抗R8の抵抗値とが個別に設定
できるため、温度特性を考慮して出力波形の立ち上がり
及び立ち下がりの遅延時間が所定の範囲内に収まるよう
に調整することが可能となり、電流駆動回路4から波形
の精度が高い出力を得ることができる。
【0049】ところで、既に説明しているように本実施
形態における電源回路部20は複数の品種への対応を目
的としてラッチ回路5を具備しているが、ラッチ回路5
を動作させて比較的大きな電流(数十mA)を引くこと
で発報する品種では、受信機や親機などの相手機器のイ
ンピーダンスがある程度大きいことが必要である。した
がって、インピーダンスの低い機器が誤って接続された
場合、ノイズ等が原因でラッチ回路5が動作すると大電
流(数百mA)が流れてしまい、電源回路部20が熱破
壊してしまう虞がある。
【0050】そこで、図17に示すようにラッチ回路5
のサイリスタSCRに外部電源電圧VLが印加される経
路中に電力線LpからサイリスタSCRに過大な電流が
流れるのを阻止する過電流阻止手段5aを設けることが
望ましい。
【0051】而して、誤って電力線Lpにインピーダン
スの低い機器が接続される場合においても、過電流阻止
手段5aによって電源回路部20に過大な電流が流れる
ことを阻止し、過大な電流による電源回路部20の熱破
壊を防止することができる。なお、過電流阻止手段5a
として過電流によって溶断するヒューズを用いれば、非
常に小さな回路規模で過電流阻止手段5aが構成でき、
電源回路部20の小型化及びコストダウンが図れるとい
う利点がある。
【0052】ところで、ラッチ回路5の入力端Tin3に
周期的な矩形波パルスからなる制御信号が入力する場
合、Hレベルの制御信号でトリガされてサイリスタSC
Rがターンオンした後、制御信号がLレベルに立ち下が
ったときに入力端Tin3とゲートの間に挿入された抵抗
R5を介して電流(サイリスタSCRを構成するNPN
トランジスタのベース電流)が流出することで保持電流
が減少するためにサイリスタSCRがターンオフしてし
まい、ラッチ回路5の動作が解除される虞がある。これ
を防止するために抵抗R5の抵抗値を大きくして上記電
流の流出を抑えることが考えられるが、ラッチ回路5を
集積化する場合に抵抗のばらつきが大きいことや抵抗の
専有面積が大きくなることが問題となり、抵抗R5の抵
抗値を大きくするという上記方法の実現は困難である。
【0053】そこで、図18に示すようにサイリスタS
CRのゲートを介した上記電流の流出を阻止する阻止手
段5bをラッチ回路5に設けることが望ましい。例え
ば、入力端Tin3にアノードが接続され且つ抵抗R5の
一端にカソードが接続されたダイオードD6を阻止手段
5bとすればよい。このように阻止手段5bをラッチ回
路5に設けたことにより、ラッチ回路5の入力端Tin3
に周期的な矩形波パルスからなる制御信号が入力する場
合でも、ゲートを介した電流の流出を阻止することで保
持電流の減少を抑制し、一旦ターンオンしたサイリスタ
SCRがターンオフしてラッチ回路5の動作が不用意に
解除されることが防止できる。
【0054】また、ラッチ回路5が不要な品種の場合、
ラッチ回路5が電力線Lpに接続されていると、電力線
Lpに混入したノイズ等でラッチ回路5が動作したとき
に以下のような不具合が生じる虞がある。つまり、ラッ
チ回路5が動作することで外部電源電圧VLが低下する
ために他の回路(第1及び第2の電圧源1,2など)が
機能を果たせなくなったり、上述のようにインピーダン
スの低い機器が誤って接続された場合には大電流(数百
mA)が流れて電源回路部20が熱破壊してしまうこと
がある。
【0055】そこで、ラッチ回路5を動作可能な状態と
動作不能な状態に切り換える切換手段を設ければ、ラッ
チ回路5が不要な場合には切換手段でラッチ回路5を動
作不能状態としてラッチ回路5の誤動作による不具合の
発生を防ぐことができる。具体的には、図19に示すよ
うに電源回路部20内でラッチ回路5を独立させ、電力
線Lpにラッチ回路5を接続するためのパッドPを切換
手段として設ければよい。すなわち、ラッチ回路5が必
要な品種であれば上記パッドPと電力線Lpを接続し、
ラッチ回路5が不要な品種であれば何もせずにそのまま
使用すればよい。また、パッドPを設けたことでラッチ
回路5を電源回路部20以外の回路等にも接続可能とな
る。
【0056】さらに、切換手段として、図20に示すよ
うにパッドPと電力線Lpとの間を予めヒューズHで接
続する構成とすれば、ラッチ回路5が不要な場合にはヒ
ューズHを溶断するだけでラッチ回路5を電力線Lpか
ら切り離して動作不能状態に切り換えることができ、切
換手段が非常に簡単な構成で実現できて電源回路部20
の小型化及びコストダウンが図れるという利点がある。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明は、監視空間に照射した
光が監視空間内の煙により散乱された散乱光を受光して
煙濃度に応じた感知信号を出力する煙感知部と、煙感知
部から出力される感知信号に基づいた情報を外部に報知
する制御部と、電力線を介して外部電源から供給される
電力で動作し、煙感知部並びに制御部に動作用電源を供
給する電源回路部とを備えた光電式煙感知器において、
電源回路部は、煙感知部の動作用電源を作成する第1の
電圧源と、制御部の動作用電源を作成する第2の電圧源
と、制御部が外部に情報を報知する際に外部電源の電圧
を第1の所定値まで低下させるレギュレータ回路と、制
御部が外部に情報を報知する際に電力線に所定の電流を
流す電流駆動回路と、制御部が外部に情報を報知する際
に外部電源の電圧を第2の所定値まで低下させて保持す
るラッチ回路とが集積回路で構成されてなるので、レギ
ュレータ回路と電流駆動回路とラッチ回路を電源回路部
に具備することで複数の品種で電源回路部が共通に使用
できるとともに、電源回路部を集積回路で構成すること
によってディスクリート部品で構成する場合に比較して
小型化が可能となるという効果がある。
【0058】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、第1及び第2の電圧源の少なくとも何れか一方は、
バンドギャップリファレンス回路と、バンドギャップリ
ファレンス回路の出力で駆動されるトランジスタを有し
た出力回路とを具備し、出力回路のトランジスタの温度
特性を打ち消す温度補償素子がバンドギャップリファレ
ンス回路に設けられたので、バンドギャップリファレン
ス回路が動作して比較的大きな電流が出力回路に流れる
場合でもバンドギャップリファレンス回路には出力回路
のトランジスタの電流増幅率の逆数分しか影響が及ば
ず、しかも、温度補償素子を設けているため、第1及び
第2の電圧源からは温度特性が良好且つ安定した電圧供
給が行えるという効果がある。
【0059】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、レギュレータ回路は、シャントレギュレータからな
り、シャントレギュレータの基準電圧を設定する基準電
圧設定手段を有するので、基準電圧設定手段による基準
電圧の設定により、レギュレータ回路の出力電圧の設定
の自由度が向上するという効果がある。
【0060】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、基準電圧設定手段が抵抗分圧回路からなり、シャン
トレギュレータの非動作時に抵抗分圧回路に流れる電流
を阻止する電流阻止手段をレギュレータ回路に設けたの
で、レギュレータ回路の非動作時の電流消費を防いで電
源回路部全体の消費電力を低減することができるととも
に、非動作時におけるレギュレータ回路の誤動作防止が
図れるという効果がある。
【0061】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、基準電圧設定手段が抵抗分圧回路からなり、第1及
び第2の電圧源の内で作成する動作用電源電圧が低い方
の電圧源の出力をシャントレギュレータに入力するとと
もに基準電圧設定部から取り出した電圧を動作用電源電
圧が高い方の電圧源の出力端に印加するので、レギュレ
ータ回路の動作時に外部電源電圧が高い方の動作用電源
電圧付近まで低下した場合でも基準電圧設定部から取り
出した電圧で高い方の動作用電源電圧を補うことができ
るという効果がある。
【0062】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、電流駆動回路を駆動する駆動信号を所定レベルにシ
フトするレベルシフト回路を設けたので、駆動信号のレ
ベルがレベルシフト回路によって常に所定レベルにシフ
トされ、駆動信号のレベルが異なる品種にも対応するこ
とができるという効果がある。
【0063】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、電流駆動回路の誤動作を防止して各部を保護する保
護回路を設けたので、電流駆動回路の誤動作を防止して
電源回路部の熱破壊を防ぐことができるという効果があ
る。
【0064】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、保護回路は、電流駆動回路を駆動する駆動信号のデ
ューティが所定の限界値を超えたときに保護動作を行う
ので、動作中にノイズが入り込んでも保護回路の動作が
解除されるのを防ぐことができるという効果がある。
【0065】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、電流駆動回路の出力の立ち上がり及び立ち上がりの
各遅延時間を調整する遅延調整回路を設けたので、遅延
調整回路で各遅延時間を調整することにより電流駆動回
路から波形の精度が高い出力を得ることができるという
効果がある。
【0066】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、ラッチ回路は、電力線とグランドの間に挿入され
るサイリスタと、電力線からサイリスタに過大な電流が
流れるのを阻止する過電流阻止手段とを具備するので、
電力線にインピーダンスの低い機器が接続される場合に
おいても電源回路部に過大な電流が流れることが無く、
過大な電流による電源回路部の熱破壊を防止することが
できるという効果がある。
【0067】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、過電流阻止手段は、過電流によって溶断するヒ
ューズからなるので、非常に小さな回路規模で過電流阻
止手段が構成でき、電源回路部の小型化及びコストダウ
ンが図れるという効果がある。
【0068】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、ラッチ回路は、電力線とグランドの間に挿入され
るサイリスタと、サイリスタのゲートを介した電流の流
出を阻止する阻止手段とを具備するので、ゲートを介し
た電流の流出を阻止することで保持電流の減少を抑制
し、一旦ターンオンしたサイリスタがターンオフしてラ
ッチ回路の動作が不用意に解除されることが防止できる
という効果がある。
【0069】請求項13の発明は、請求項1の発明にお
いて、ラッチ回路を動作可能な状態と動作不能な状態に
切り換える切換手段を設けたので、ラッチ回路が不要な
場合には切換手段でラッチ回路を動作不能状態としてラ
ッチ回路の誤動作による不具合の発生を防ぐことができ
るという効果がある。
【0070】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、切換手段は、ラッチ回路と電力線の間に挿入さ
れるヒューズからなるので、ラッチ回路が不要な場合に
はヒューズを溶断するだけでラッチ回路を動作不能状態
に切り換えることができ、切換手段が非常に簡単な構成
で実現できて電源回路部の小型化及びコストダウンが図
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上における第1及び第2の電圧源の回路構成
図である。
【図3】同上における第1及び第2の電圧源の回路構成
図である。
【図4】同上におけるレギュレータ回路の回路構成図で
ある。
【図5】同上におけるレギュレータ回路の回路構成図で
ある。
【図6】同上におけるレギュレータ回路の回路構成図で
ある。
【図7】同上におけるレギュレータ回路の回路構成図で
ある。
【図8】同上におけるレギュレータ回路の回路構成図で
ある。
【図9】同上における電流駆動回路の回路構成図であ
る。
【図10】同上における電流駆動回路の回路構成図であ
る。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上の動作説明図である。
【図14】同上における電流駆動回路の回路構成図であ
る。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上における電流駆動回路の回路構成図であ
る。
【図17】同上におけるラッチ回路の回路構成図であ
る。
【図18】同上におけるラッチ回路の回路構成図であ
る。
【図19】同上における電源回路部及びラッチ回路の概
略構成図である。
【図20】同上における電源回路部及びラッチ回路の概
略構成図である。
【図21】従来例を示すブロック図である。
【図22】同上における第1及び第2の電圧源の回路構
成図である。
【図23】同上におけるレギュレータ回路の回路構成図
である。
【図24】同上における電流駆動回路の回路構成図であ
る。
【図25】同上における電流駆動回路の回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1 第1の電圧源 2 第2の電圧源 3 レギュレータ回路 4 電流駆動回路 5 ラッチ回路 20 電源回路部 30 煙感知部 40 制御部
フロントページの続き (72)発明者 坂本 慎司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C085 AA03 AB01 AC03 BA33 CA24 CA30 EA40 EA44 EA60

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視空間に照射した光が監視空間内の煙
    により散乱された散乱光を受光して煙濃度に応じた感知
    信号を出力する煙感知部と、煙感知部から出力される感
    知信号に基づいた情報を外部に報知する制御部と、電力
    線を介して外部電源から供給される電力で動作し、煙感
    知部並びに制御部に動作用電源を供給する電源回路部と
    を備えた光電式煙感知器において、電源回路部は、煙感
    知部の動作用電源を作成する第1の電圧源と、制御部の
    動作用電源を作成する第2の電圧源と、制御部が外部に
    情報を報知する際に外部電源の電圧を第1の所定値まで
    低下させるレギュレータ回路と、制御部が外部に情報を
    報知する際に電力線に所定の電流を流す電流駆動回路
    と、制御部が外部に情報を報知する際に外部電源の電圧
    を第2の所定値まで低下させて保持するラッチ回路とが
    集積回路で構成されてなることを特徴とする光電式煙感
    知器。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の電圧源の少なくとも何れ
    か一方は、バンドギャップリファレンス回路と、バンド
    ギャップリファレンス回路の出力で駆動されるトランジ
    スタを有した出力回路とを具備し、出力回路のトランジ
    スタの温度特性を打ち消す温度補償素子がバンドギャッ
    プリファレンス回路に設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の光電式煙感知器。
  3. 【請求項3】 レギュレータ回路は、シャントレギュレ
    ータからなり、シャントレギュレータの基準電圧を設定
    する基準電圧設定手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の光電式煙感知器。
  4. 【請求項4】 基準電圧設定手段が抵抗分圧回路からな
    り、シャントレギュレータの非動作時に抵抗分圧回路に
    流れる電流を阻止する電流阻止手段をレギュレータ回路
    に設けたことを特徴とする請求項3記載の光電式煙感知
    器。
  5. 【請求項5】 基準電圧設定手段が抵抗分圧回路からな
    り、第1及び第2の電圧源の内で作成する動作用電源電
    圧が低い方の電圧源の出力をシャントレギュレータに入
    力するとともに基準電圧設定部から取り出した電圧を動
    作用電源電圧が高い方の電圧源の出力端に印加すること
    を特徴とする請求項3記載の光電式煙感知器。
  6. 【請求項6】 電流駆動回路を駆動する駆動信号を所定
    レベルにシフトするレベルシフト回路を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
  7. 【請求項7】 電流駆動回路の誤動作を防止して各部を
    保護する保護回路を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の光電式煙感知器。
  8. 【請求項8】 保護回路は、電流駆動回路を駆動する駆
    動信号のデューティが所定の限界値を超えたときに保護
    動作を行うことを特徴とする請求項7記載の光電式煙感
    知器。
  9. 【請求項9】 電流駆動回路の出力の立ち上がり及び立
    ち上がりの各遅延時間を調整する遅延調整回路を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
  10. 【請求項10】 ラッチ回路は、電力線とグランドの間
    に挿入されるサイリスタと、電力線からサイリスタに過
    大な電流が流れるのを阻止する過電流阻止手段とを具備
    することを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
  11. 【請求項11】 過電流阻止手段は、過電流によって溶
    断するヒューズからなることを特徴とする請求項10記
    載の光電式煙感知器。
  12. 【請求項12】 ラッチ回路は、電力線とグランドの間
    に挿入されるサイリスタと、サイリスタのゲートを介し
    た電流の流出を阻止する阻止手段とを具備することを特
    徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
  13. 【請求項13】 ラッチ回路を動作可能な状態と動作不
    能な状態に切り換える切換手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の光電式煙感知器。
  14. 【請求項14】 切換手段は、ラッチ回路と電力線の間
    に挿入されるヒューズからなることを特徴とする請求項
    13記載の光電式煙感知器。
JP2001165631A 2001-05-31 2001-05-31 光電式煙感知器 Expired - Fee Related JP3903741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165631A JP3903741B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 光電式煙感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165631A JP3903741B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 光電式煙感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002358581A true JP2002358581A (ja) 2002-12-13
JP3903741B2 JP3903741B2 (ja) 2007-04-11

Family

ID=19008279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001165631A Expired - Fee Related JP3903741B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 光電式煙感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3903741B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103399613A (zh) * 2013-08-02 2013-11-20 浙江正泰电源电器有限公司 一种带烟雾采样保护的新型稳压器
CN115376263A (zh) * 2022-08-15 2022-11-22 芯翼信息科技(上海)有限公司 基于高精度比较器的烟雾传感器及烟雾检测设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103399613A (zh) * 2013-08-02 2013-11-20 浙江正泰电源电器有限公司 一种带烟雾采样保护的新型稳压器
CN115376263A (zh) * 2022-08-15 2022-11-22 芯翼信息科技(上海)有限公司 基于高精度比较器的烟雾传感器及烟雾检测设备
CN115376263B (zh) * 2022-08-15 2024-03-29 芯翼信息科技(上海)有限公司 基于高精度比较器的烟雾传感器及烟雾检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP3903741B2 (ja) 2007-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5453904A (en) Power control unit protection apparatus
JP4855249B2 (ja) 半導体集積回路装置及びそれを用いたスイッチング電源装置
US7969703B2 (en) Overcurrent protection circuit and voltage regulator incorporating same
US20060091961A1 (en) Overcurrent protection circuit with fast current limiting control
US5946270A (en) Over power supply voltage cut-off circuit
KR20180048326A (ko) 볼티지 레귤레이터
JP5068169B2 (ja) 障害保護付きミラー素子駆動回路
US20040136421A1 (en) Loss of signal detection and programmable behavior after error detection
JPH03207218A (ja) 保護電力制御器
US7705578B2 (en) Switching regulator
JP2002358581A (ja) 光電式煙感知器
JP2007088884A (ja) パワーアンプシステム
KR950003136B1 (ko) 전력증폭장치
JP6439653B2 (ja) 定電圧電源回路
JP3470695B2 (ja) スイッチング電源装置およびそれを用いた電子装置
US5365201A (en) Power supply interruption circuit for an audio power amplifier
JP5331515B2 (ja) 安定化電源回路
JPH01220915A (ja) トランジスタの出力短絡保護回路
KR100934249B1 (ko) 전류 제한회로
JP4661332B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH0240964A (ja) 電流センス機能付sit
JP2003289172A (ja) 半導体レーザの光出力制御回路
JP3900731B2 (ja) 電源スイッチ回路
JPH02306678A (ja) 半導体レーザ駆動制御装置
KR100304794B1 (ko) 광전력제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070101

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130119

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees