JP2002358343A - 情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2002358343A
JP2002358343A JP2001165060A JP2001165060A JP2002358343A JP 2002358343 A JP2002358343 A JP 2002358343A JP 2001165060 A JP2001165060 A JP 2001165060A JP 2001165060 A JP2001165060 A JP 2001165060A JP 2002358343 A JP2002358343 A JP 2002358343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
work
item
remote terminal
construction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001165060A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Sakyo
正人 佐京
Mitsumasa Ogasawara
充匡 小笠原
Asako Watanabe
麻子 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2001165060A priority Critical patent/JP2002358343A/ja
Publication of JP2002358343A publication Critical patent/JP2002358343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設作業に関する情報をインターネット経由
でリモート端末から参照可能とし、情報の共有化及び業
務の効率化を図る。 【解決手段】 受信部12が、リモート端末50(工事
会社に設置された端末50A、工事現場に設置された端
末50B及びモバイル端末50C)から入力された建設
作業に関する作業予定・実績情報、車輌の入退場・揚重
機使用に関する情報等をインターネット40経由で受信
すると、格納部14が、受信された情報を作業予実DB
22、車輌予定DB28、揚重予定DB30に格納す
る。その後、受信部12が、リモート端末50からの情
報配信要求をインターネット40経由で受信すると、配
信部16は、当該配信要求に基づき所定の情報をリモー
ト端末50へ配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設作業に関する
所定の情報(例えば、作業予定情報や作業実績情報等)
をデータベースに格納しインターネット経由でリモート
端末へ配信する情報配信システム、当該システムで実行
される情報配信方法、当該システムで実行される情報配
信プログラム、及び当該情報配信プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】建設作業は、多数の職種の工事会社が参
加して進行するため、これらの多数の工事会社が行う作
業のスケジュールを適正に調整する必要がある。また、
同様に、建設現場への車輌の入退場や建設現場に設置さ
れた揚重機の使用に関しても、工事会社間で競合し作業
が滞ることを未然に防止するべく、それらのスケジュー
ルを適正に調整する必要がある。
【0003】これらの調整作業においては、調整前の情
報収集及び調整後の結果通知を適正且つ円滑に行うこと
が重要であり、以前より、作業予定情報、作業実績情報
等を電子データとしてコンピュータで管理するシステム
は存在していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存シ
ステムでは、特定のローカル端末又は専用線等で接続さ
れた特定の一部のリモート端末からしか建設作業に関す
る情報を参照できず、現在広く普及しつつあるインター
ネットを利用して、当該情報を、さまざまな建設現場や
各種の工事会社に設置された多数の端末から参照可能と
したシステムは存在しなかった。このため、多くの建設
現場の現場管理者や工事会社に対しては、建設作業に関
する情報は、電話やファクシミリ等で伝達するしかなか
った。これらの電話やファクシミリ等の伝達手段は送信
側で非常に手間がかかる上、受信側が不在等の場合は情
報を迅速且つ円滑に伝達できないといった不都合があっ
た。また、受信側である工事会社や建設現場にとって
は、その受信側が希望するタイミングで所望の情報を得
られないという不都合もあった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、建設作業に関する情報をインターネッ
ト経由でリモート端末から参照可能とし、情報の共有化
及び業務の効率化を図ることができる情報配信システ
ム、情報配信方法、情報配信プログラム及びコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る情報配信システムは、請求項1に記載
したように、リモート端末から入力された建設作業に関
する所定の情報を、インターネット経由で受信する情報
受信手段と、建設作業に関する所定の情報をデータベー
ス形式で格納するための作業データベースと、受信され
た前記所定の情報を前記作業データベースに格納する格
納手段と、前記リモート端末からの前記所定の情報の配
信要求をインターネット経由で受信する要求受信手段
と、受信された配信要求に基づいて、前記所定の情報を
インターネット経由で前記リモート端末へ配信する情報
配信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】このような情報配信システムでは、情報受
信手段が、リモート端末から入力された建設作業に関す
る所定の情報をインターネット経由で受信すると、格納
手段が、受信された所定の情報をデータベース形式で作
業データベースに格納する。その後、要求受信手段が、
リモート端末からの所定の情報の配信要求をインターネ
ット経由で受信すると、情報配信手段は、受信された配
信要求に基づいて、所定の情報をインターネット経由で
リモート端末へ配信する。ここでのリモート端末は、請
求項2のように、工事会社に設置された端末、工事現場
に設置された端末及びモバイル端末(例えば、携帯電話
や携帯型情報機器など)を含むことが望ましい。また、
建設作業に関する所定の情報としては、請求項3のよう
に、作業予定情報、作業実績情報、建設現場における車
輌の入退場に関する情報、及び建設現場における揚重機
の使用に関する情報を含むことが望ましい。
【0008】このような情報配信システムでは、建設作
業に関する情報は、インターネット経由でリモート端末
(上記の各種の工事会社や工事現場の端末)から参照可
能となり、工事関係者間での建設作業に関する情報の共
有化を図り、従来のような情報の送受信にかかる手間を
省くことで、業務の効率化を図ることができる。
【0009】特に、モバイル端末からの参照も可能とす
れば、時間や場所の制約なく手軽に情報の参照ができる
ので、利便性が飛躍的に向上する。
【0010】また、建設作業に関する所定の情報とし
て、作業予定情報及び作業実績情報の共有化を図ること
で、多数の工事会社の作業の調整を円滑化しつつ、その
調整結果の参照利便性を向上させることができる。
【0011】また、建設作業に関する所定の情報とし
て、建設現場における車輌の入退場に関する情報、及び
建設現場における揚重機の使用に関する情報の共有化を
図ることで、建設現場における入退場ゲートの占有につ
いての調整や揚重機の使用についての調整を円滑化しつ
つ、その調整結果の参照利便性を向上させることができ
る。
【0012】ところで、本発明に係る情報配信システム
では、以下のようにデータの共有化を図ることで、リモ
ート端末からのデータ入力作業を省力化することができ
る。
【0013】即ち、本発明に係る情報配信システムは、
請求項4のように、作業予定情報のうち作業項目に関す
る入力候補情報としての作業項目情報を予め格納した作
業項目データベースと、作業予定情報ののうち安全指示
項目に関する入力候補情報としての安全指示項目情報を
予め格納した安全指示項目データベースと、リモート端
末からの所定の操作により作業項目情報及び安全指示項
目情報を当該リモート端末に配信する項目配信手段と、
をさらに備え、リモート端末より、作業項目情報及び安
全指示項目情報を、配信された情報からの選択形式で入
力可能としたことを特徴とする。
【0014】この場合、リモート端末から所定の操作
(例えば、画面上の作業項目入力欄の脇に設けたプルダ
ウンメニュー表示キーのクリック)をすると、項目配信
手段は、作業項目データベースに格納された作業項目情
報を当該リモート端末に配信し、リモート端末より作業
項目情報を、配信された情報からの選択形式で入力可能
となる。同様に、リモート端末から所定の操作(例え
ば、画面上の安全指示項目入力欄の脇に設けたプルダウ
ンメニュー表示キーのクリック)をすると、項目配信手
段は、安全指示項目データベースに格納された安全指示
項目情報を当該リモート端末に配信し、リモート端末よ
り安全指示項目情報を、配信された情報からの選択形式
で入力可能となる。
【0015】これにより、作業項目情報及び安全指示項
目情報を毎回入力する必要がなくなる。また、将来、工
事現場が変わった場合も、同じ作業項目、同じ安全指示
項目については再入力が不要となり、単に、上記所定の
操作をして配信を受け、配信された情報から選択するだ
けで済むので、リモート端末からの入力作業が簡易化さ
れ、作業効率が飛躍的に向上する。
【0016】また、請求項5のように、作業項目データ
ベースでは作業項目情報が工事会社に関連づけられて格
納され、項目配信手段は、リモート端末より一の工事会
社が入力された場合に、作業項目データベースから、当
該一の工事会社に関連づけられた作業項目情報を抽出し
て当該リモート端末に配信するよう構成することが望ま
しい。この場合、リモート端末より一の工事会社が入力
されたときに、項目配信手段は、作業項目データベース
から、当該一の工事会社に関連づけられた作業項目情報
を抽出して当該リモート端末に配信するので、作業項目
データベースに格納された全ての作業項目情報ではな
く、当該一の工事会社に関連づけられた作業項目情報の
みが抽出され配信される。このため、配信を受けたリモ
ート端末側では、当該一の工事会社と関連づけられた作
業項目のみに絞り込んだ状態で、作業項目を選択するこ
とができるので、選択作業効率を向上させることができ
る。また、リモート端末へ配信されるデータ量を削減す
ることができるとともに配信に要する時間を短縮するこ
とができ、通信コストの削減を図ることができる。
【0017】また、請求項6のように、安全指示項目デ
ータベースでは安全指示項目情報が作業項目情報に関連
づけられて格納され、項目配信手段は、リモート端末よ
り一の作業項目が選択された場合に、安全指示項目デー
タベースから、当該一の作業項目に関連づけられた安全
指示項目情報を抽出して当該リモート端末に配信するよ
う構成することが望ましい。この場合、リモート端末よ
り一の作業項目が選択されたときに、項目配信手段は、
安全指示項目データベースから、当該一の作業項目に関
連づけられた安全指示項目情報を抽出して当該リモート
端末に配信するので、安全指示項目データベースに格納
された全ての安全指示項目情報ではなく、当該一の作業
項目に関連づけられた安全指示項目情報のみが抽出され
配信される。このため、配信を受けたリモート端末側で
は、当該一の作業項目と関連づけられた安全指示項目の
みに絞り込んだ状態で、安全指示項目を選択することが
できるので、選択作業効率を向上させることができる。
また、リモート端末へ配信されるデータ量を削減するこ
とができるとともに配信に要する時間を短縮することが
でき、通信コストの削減を図ることができる。
【0018】さらに、本発明では請求項7〜9のような
工夫が図られている。即ち、請求項7記載の情報配信シ
ステムでは、気象情報を外部から受信する気象情報受信
手段をさらに備え、項目配信手段は、気象情報の内容に
応じて配信すべき安全指示項目情報を含めるよう、安全
指示項目情報の配信を行うことが望ましい。この場合、
気象情報受信手段が気象情報を外部(例えば、インター
ネットを介した気象情報の提供会社など)から受信する
と、項目配信手段は、気象情報の内容に応じて配信すべ
き安全指示項目情報を含めるよう、安全指示項目情報の
配信を行う。
【0019】例えば、雪の日は、作業項目の種類に関わ
らず、雪の日に留意すべき特定の安全指示項目を必須項
目として安全指示項目情報の配信を行ってもよい。ま
た、選択された一の作業項目に関連づけられた安全指示
項目のうちから、特に、雪の日に留意すべき特定の安全
指示項目を必須項目として安全指示項目情報の配信を行
ってもよい。
【0020】これにより、気象情報の内容(天候の状
況、風の強さ、気温、湿度、日の出・日の入り時刻、潮
の干満など)に応じて、適正な安全指示項目を配信する
ことができる。
【0021】また、請求項8記載の情報配信システムで
は、外部から入力された時系列的な三次元の建設現場の
画像データと前記作業予定情報とに基づいて、建設現場
における車輌の入退場及び揚重機の使用状況を時系列毎
に表す三次元の場内配置図データを作成する配置図作成
手段と、リモート端末からの所定の操作により、前記作
成された場内配置図データを当該リモート端末に配信す
る配置図配信手段と、をさらに備えた構成とすることが
望ましい。この場合、配置図作成手段が、外部から入力
された時系列的な三次元の建設現場の画像データと作業
予定情報とに基づいて、建設現場における車輌の入退場
及び揚重機の使用状況を時系列毎に表す三次元の場内配
置図データを作成し、配置図配信手段が、リモート端末
からの所定の操作により、前記作成された場内配置図デ
ータを当該リモート端末に配信する。これにより、リモ
ート端末側では、建設現場における車輌の入退場及び揚
重機の使用状況を時系列毎に表す三次元の場内配置図
を、ディスプレイ等に表示させて見ることができるの
で、調整結果を視覚的に容易に把握することができる。
【0022】また、請求項9記載の情報配信システムで
は、作業項目データベースでは、近隣作業者に警告する
べき所定の作業項目情報については警告を要する旨が当
該作業項目に対応づけて登録され、作業予定情報及び作
業項目情報に基づいて、警告を要する作業項目の作業場
所と、当該作業項目と同日に行われる他の作業項目の作
業場所とが所定の位置関係を満たす場合、各作業項目の
入力者に対し所定の警告を発する警告手段をさらに備え
た構成とすることが望ましい。この場合、警告手段は、
作業予定情報及び作業項目情報を参照して、警告を要す
る作業項目の作業場所と、当該作業項目と同日に行われ
る他の作業項目の作業場所とが所定の位置関係を満たす
場合に、各作業項目の入力者に対し所定の警告を発する
ので、警告を要する作業項目(火気を発生する作業、引
火性の高い材料・燃料を使用する作業、粉塵発生を伴う
作業など)の作業場所と所定の位置関係を満たす他の作
業項目を実行する者に対して、事前に注意を喚起するこ
とができ、事故を発生を未然に防止することができる。
なお、上記所定の位置関係としては、同じ棟・区画の同
一階という条件を採用する以外に、同じ棟・区画の異な
る階という条件を採用することが望ましい。同一階であ
れば、他の作業を視覚的に認識できるため、自ずから注
意することができるが、異なる階だと、他の作業を視覚
的に認識できないため、警告手段により、他の作業項目
を実行する者に対して、警告し事前に注意を喚起するこ
とは事故の未然防止のために非常に有効である。
【0023】本発明に係る情報配信システムは、以下の
ように情報配信方法及び情報配信プログラムとして捉え
ることもできる。これらは技術的思想としては等価であ
り、同様の作用・効果を奏する。
【0024】即ち、請求項10に記載した情報配信方法
は、リモート端末から入力された建設作業に関する所定
の情報を、インターネット経由で受信する情報受信工程
と、受信された前記所定の情報を作業データベースにデ
ータベース形式で格納する格納工程と、前記リモート端
末からの前記所定の情報の配信要求をインターネット経
由で受信する要求受信工程と、受信された配信要求に基
づいて、前記所定の情報をインターネット経由で前記リ
モート端末へ配信する情報配信工程と、を備えたことを
特徴とする。
【0025】また、請求項11に記載した情報配信プロ
グラムは、図19の流れ図で記述することができる。即
ち、この情報配信プログラムは、リモート端末から入力
された建設作業に関する所定の情報をインターネット経
由で受信する情報受信ステップと、受信された前記所定
の情報を作業データベースにデータベース形式で格納す
る格納ステップと、前記リモート端末からの前記所定の
情報の配信要求をインターネット経由で受信する要求受
信ステップと、受信された配信要求に基づいて、前記所
定の情報をインターネット経由で前記リモート端末へ配
信する情報配信ステップとを、コンピュータに実行させ
ることを特徴とする。
【0026】なお、請求項12記載のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、請求項11に記載の情報配信プ
ログラムが記録されたことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0028】[情報配信システムの構成]図1には、情
報配信システム10の構成を表す機能ブロック図を示
す。この情報配信システム10は、ハードウェア的に
は、磁気ディスク装置等の不揮発性記憶装置を備えたサ
ーバにより構成され、インターネット40を介して、工
事会社に設置されたパーソナルコンピュータ(パソコ
ン)50A、工事現場に設置されたパソコン50B、及
びモバイル端末50Cと情報の送受信可能とされてい
る。なお、図1にはパソコン50A、50B、モバイル
端末50Cは各1台ずつ記載したが、実際には、後述の
認証処理で認証されることを条件に、インターネット接
続可能なあらゆる端末との間で情報の送受信が可能であ
り、多数の工事会社のパソコン、多数の工事現場のパソ
コン、多数のモバイル端末から利用可能とされている。
これらパソコン50A、50B、モバイル端末50Cを
以下「リモート端末50」と総称する。
【0029】情報配信システム10は、機能的に見る
と、図1のような複数の機能ブロックを含んで構成され
る。即ち、情報配信システム10は、リモート端末50
から入力された建設作業に関する所定の情報(例えば、
作業予定情報、作業実績情報、建設現場における車輌の
入退場に関する情報、及び建設現場における揚重機の使
用に関する情報)、所定の情報の配信要求、外部の気象
情報提供部(気象情報提供ウェブサイトなど)60から
の気象情報等をインターネット40経由で受信するとと
もに、外部システムからの時系列的な三次元の建設現場
の画像データ等を直接入力(受信)する受信部12と、
受信部12により受信された各種データを後述の各種デ
ータベースに格納する格納部14と、外部から入力され
た時系列的な三次元の建設現場の画像データと作業予定
情報とに基づき建設現場における車輌の入退場及び揚重
機の使用状況を時系列毎に表す三次元の場内配置図デー
タを作成する配置図作成部18と、警告を要する作業項
目の作業場所と同日の他の作業項目の作業場所とが同じ
区画で異なる階である場合に各作業項目の入力者に対し
警告を発する警告部20と、配信要求に基づき所望の情
報をインターネット40経由でリモート端末50へ配信
する配信部16と、建設作業の予定・実績情報を格納す
るための作業予実データベース22と、作業予定情報の
うち作業項目に関する入力候補情報としての作業項目情
報を予め格納した作業項目データベース24と、作業予
定情報のうち作業項目に関する入力候補情報としての安
全指示項目情報を予め格納した安全指示項目データベー
ス26と、建設現場における車輌の入退場予定情報を格
納するための車輌予定データベース28と、建設現場に
おける揚重機の使用予定情報を格納するための揚重予定
データベース30と、各種建設作業における過去の事故
災害事例情報を予め格納した事例データベース32と、
配置図作成部18により作成された三次元の場内配置図
データを格納するための配置図データベース34とを含
んで構成されている。
【0030】このような情報配信システム10は、リモ
ート端末50からインターネット40経由で受信した作
業予実データ等の情報をデータベースに格納しておき、
リモート端末50からの要求に応じてインターネット4
0経由で配信するシステムであり、いわゆるウェブベー
ス型アプリケーションの形態を採用している。
【0031】[情報配信システムにおける処理の流れ]
上記構成の情報配信システム10では、具体的には、図
8に示す処理が実行される。
【0032】まず、図8のステップS1ではリモート端
末50からログインの操作を行う。このとき、本システ
ムでは、工事会社のパソコン50A及び工事現場のパソ
コン50Bからログインする場合、認証プログラムが予
め記憶されたCD−ROMを装填し当該認証プログラム
を起動した状態で、ユーザIDとパスワードを入力さ
せ、入力されたユーザID・パスワードと予めCD−R
OMに記憶したユーザID・パスワードとが一致するか
否かを認証プログラムにより判定させ、情報配信システ
ム10は一致した旨の判定結果を認証プログラムから受
信したときにのみ、ログインを許可する構成を採用して
いる。これにより、パソコンからのログインについて
は、上記のような特定のCD−ROMが配布されたユー
ザだけに許可し、それ以外の者からのログインを防止す
ることができ、セキュリティレベルを高く維持すること
ができる。
【0033】なお、モバイル端末50Cについても、特
有のハードウェアを装填してログインすることを必須要
件とした上記同様の構成とされている。
【0034】次のステップS2では、後述のサブシステ
ム毎にデータの入力作業が行われる。本システムでは、
この入力作業について特有の種々の工夫が施されてお
り、これについては後述のサブシステム及びデータベー
ス構造とともに説明する。
【0035】次のステップS3では、ステップS2で入
力されたデータを基に、工事会社の日々の作業予定の調
整及び建設現場への車輌の入退場予定・揚重機の使用予
定の調整を行う。調整の結果、作業予定情報、建設現場
への車輌の入退場予定情報、揚重機の使用予定情報に変
更がある場合は、それぞれ変更後のデータにより作業予
実データベース22の内容が更新される。
【0036】最後のステップS4では、リモート端末5
0からの配信要求に応じた各種データの配信を行い、工
事会社や工事現場においてプリンタ52A、52Bから
出力可能とする。従来はインターネット経由での情報の
配信ができなかったため、多くの工事会社や工事現場へ
は電話やファクシミリで情報伝達していたところを、セ
キュリティレベルを高く維持しながらユーザにとって簡
易に情報を得て、プリント出力することができ、業務の
効率化を図ることができる。また、工事関係者間での建
設作業に関する情報の共有化を図ることができる。
【0037】[情報配信システムを構成するサブシステ
ム及び動作説明]次に、アプリケーションの側面から見
た場合の情報配信システム10を構成するサブシステム
及びその動作について説明する。
【0038】情報配信システム10は、多数の工事会社
の日々の作業予定の調整・作業実績の管理を支援するた
めの作業調整システムと、建設現場への車輌の入退場予
定・揚重機の使用予定の調整を支援するための車輌・揚
重予定システムと、工事管理者から工事会社への安全指
摘事項の伝達を支援するための安全衛生日誌システムの
計3つのサブシステムにより構成される。
【0039】[作業調整システム]作業調整システムは
図9の流れ図に沿って実行される。この図9のステップ
A1では、図3の入力画面を呼び出し、対象の会社(業
者)と職種を入力欄71に選択形式で入力する。即ち、
プルダウンメニュー表示キー72を操作すると、プルダ
ウンで図示しない選択画面が表示されるため、この選択
画面から対象の会社(業者)と職種を選択する。なお、
図3の例の「大森組(鳶工)」のように、会社と職種と
は予め組み合わせられて登録されている。
【0040】図9のステップA2では、前回作業予定を
入力した項目について、作業実績を図3の矢印D1、D
2のように入力する。具体的には、選択欄73にて入力
対象を1つ選択し、入力欄74に作業実績の時間数を入
力した後、登録ボタン75を操作することにより、作業
実績を入力する。なお、入力欄74の左右に並ぶ複数の
欄は、それぞれ各欄の上側の項目についての入力欄とさ
れている。
【0041】次のステップA3では、図3の画面で作業
予定を入力する。このとき、作業場所を特定するため、
上記と同様の手順で「棟」、「階」、「工区場所」につ
いて入力し、「作業項目」、各作業項目に関する「安全
指示項目」、及び各作業項目についての「予定時間」、
及び「担当者名」を入力又は選択する。
【0042】このうち作業項目と安全指示項目について
は、図2に示すような、それらの入力候補情報が予め格
納された作業項目データベース24、安全指示項目デー
タベース26が設けられている。
【0043】図2の作業項目データベース24では、作
業項目の関連情報が工事会社・職種の組み合わせ(例え
ば、大森組(鳶工))に関連づけられて格納され、作業
項目の関連情報として、入力候補となる作業項目情報
と、各作業項目に関する安全指示項目を特定する情報
(ここでは例えば安全指示項目データベース26内の項
目番号)と、各作業項目に関する事故災害事例を特定す
る情報(ここでは例えば事例データベース32内の事例
番号)と、近隣作業者に警告を要する作業項目であるか
否かを示す要警告フラグとが記憶されている。安全指示
項目データベース26には、安全指示項目、その項目番
号、所定の天候条件(例えば、降雨時、降雪時、強風
時)の場合に作業項目の種類に関わらず無条件に配信す
ることを示すフラグとが記憶されている。事例データベ
ース32には、事故災害事例情報とその事例番号とが記
憶されている。
【0044】上記のデータベースを備えた本システムで
は、具体的には、ステップA3において、図3の画面の
選択キー76を操作すると、図4に示す作業項目選択の
ためのウインドウが図3の画面上に表示され、プルダウ
ンで表示された複数の作業項目の中から、目的の作業項
目を選択することで簡単に作業項目を入力することがで
きる。同様に、安全指示項目についても、図3の画面の
選択キー77を操作すると、図5に示す安全指示項目選
択のためのウインドウが図3の画面上に表示され、プル
ダウンで表示された複数の安全指示項目の中から、目的
の安全指示項目を選択することで簡単に安全指示項目を
入力することができる。
【0045】これにより、作業項目情報及び安全指示項
目情報を毎回入力する必要がなくなる。また、将来、工
事現場が変わった場合も、同じ作業項目、同じ安全指示
項目については再入力が不要となり、項目の選択だけで
済むので、入力作業が簡易化され、作業効率が飛躍的に
向上する。
【0046】また、図2より明らかなように、作業項目
データベース24では、作業項目の関連情報が工事会社
・職種の組み合わせ(例えば、大森組(鳶工))に関連
づけられて格納されており、図4の作業項目の入力候補
としては、対象の工事会社・職種に対応するもののみが
表示されるので、工事会社・職種と関連づけられた作業
項目のみに絞り込んだ状態で作業項目の選択ができるの
で、選択作業効率を向上させることができる。また、リ
モート端末50へ配信されるデータ量を削減することが
できるとともに配信に要する時間を短縮することがで
き、通信コストの削減を図ることができる。
【0047】また、作業項目データベース24では、各
作業項目毎の安全指示項目の番号が予め登録されてお
り、各作業項目と安全指示項目とが図2の矢印Xのよう
に関連づけられている。このため、図5の安全指示項目
の入力候補としては、選択された作業項目に対応するも
ののみが表示されるので、作業項目と関連づけられた安
全指示項目のみに絞り込んだ状態で安全指示項目の選択
ができるので、選択作業効率を向上させることができ
る。また、リモート端末50へ配信されるデータ量を削
減することができるとともに配信に要する時間を短縮す
ることができ、通信コストの削減を図ることができる。
【0048】また、作業項目データベース24では、各
作業項目毎の事故災害事例の番号が予め登録されてお
り、各作業項目と事故災害事例とが図2の矢印Yのよう
に関連づけられている。このため、安全性向上のため
に、作業項目に応じてその作業における過去の事故災害
事例を、リモート端末50から所定操作により閲覧可能
とされている。
【0049】また、安全指示項目データベース26で
は、各安全指示項目毎に、所定の天候条件(例えば、降
雨時、降雪時、風が強い時)の場合に作業項目の種類に
関わらず無条件に配信することを示すフラグが記憶され
ている。例えば、図2のようにフラグがオンの場合には
当該安全指示項目は、作業項目の種類に関わらず無条件
に配信する安全指示項目であることを意味する。このた
め、気象情報の内容(天候の状況、風の強さ、気温、湿
度、日の出・日の入り時刻、潮の干満など)に応じて、
適正な安全指示項目を配信することができる。
【0050】なお、図2の安全指示項目データベース2
6では、所定の天候条件として、降雨時、降雪時、風が
強い時の3つを採用した例を示したが、これらに限定さ
れるものではなく、気温、湿度、日の出・日の入り時
刻、潮の干満などさまざまな気象情報に応じて安全指示
項目の配信をするようにしてもよい。
【0051】ところで、作業項目データベース24で
は、各作業項目毎に、近隣作業者に警告を要する作業項
目(例えば、火気を発する作業、引火性のある材料を使
用する作業、粉塵発生を伴う作業など)であるか否かを
示す要警告フラグが記憶されている。例えば、図2のよ
うにフラグがオンの場合には当該作業項目は、近隣作業
者に警告を要する作業項目であることを意味する。図1
の警告部20は、調整完了時に、入力された作業項目、
予定時間、場所の情報を参照して、警告を要する作業項
目の作業場所と、当該作業項目と同日に行われる他の作
業項目の作業場所とが、同じ棟の同じ工区場所で異なる
階である場合に、各作業項目の入力者に対し所定の警告
メッセージを配信する。このため、作業者に対して、事
前に注意を喚起することができ、事故を発生を未然に防
止することができる。
【0052】[車輌・揚重予定システム]車輌・揚重予
定システムでは、図10の流れ図に沿って処理が実行さ
れる。この図10のステップB1では、図6の入力画面
を呼び出し、その中の車輌予定入力部P1に、車輌が入
退場する予定のゲート番号、会社名、開始時刻、終了時
刻、車輌の種類、荷物の種類(荷種)、揚重機を使用す
る場合は揚重機の種類、担当者名、車輌台数、入場か退
出かを示すフラグをそれぞれ入力又は選択する。このう
ち選択ボタン81、82、83、84が設けられている
項目(ゲート番号、車輌の種類、荷種、揚重機の種類)
については、各選択ボタンを操作することにより、図
4、図5と同様の選択画面が表示され、選択形式で簡易
に入力することが可能となる。
【0053】次のステップB2は、揚重機を使用する場
合にのみ実行され、具体的には、図6の揚重予定入力部
P2に、使用予定の揚重機の種類、会社名、開始時刻、
終了時刻、荷物の種類(荷種)の大分類と小分類、担当
者名をそれぞれ入力又は選択する。このうち選択ボタン
85、86が設けられている項目(揚重機の種類、荷種
の小分類)については、各選択ボタンを操作することに
より、図4、図5と同様の選択画面が表示され、選択形
式で簡易に入力することが可能となる。
【0054】また、図6に示すように、車輌予定入力部
P1と揚重予定入力部P2とが1つの画面内に設けられ
ているため、車輌の入退場予定の入力に続いて、画面切
替をすることなく、当該車輌からの荷降ろし作業又は当
該車輌への荷揚げ作業に用いる揚重機の使用予定を入力
することができる。
【0055】このような車輌・揚重予定システムによ
り、建設現場への車輌の入退場予定情報及び揚重機の使
用予定情報を、連携させて漏れなく且つ簡単に入力する
ことができる。
【0056】ところで、情報配信システムには、外部か
ら入力された時系列的な三次元の建設現場の画像データ
と作業予定情報とをリンクさせて、建設現場における車
輌の入退場及び揚重機の使用状況を時系列毎に表す三次
元の場内配置図データを作成する配置図作成部18が設
けられていることを特徴とする。
【0057】この配置図作成部18は、例えば、図16
に示すように、建設工事のスケジュール進捗度に基づき
シミュレーションされた建造物のある時点の状態を表す
三次元の建設現場の画像データに対し、当該時点での各
ゲートの車輌入退場予定情報や各揚重機の使用予定情報
を表す情報、即ち、各ゲートに入退場予定の車輌の画像
や使用される揚重機の画像を付加することで、当該時点
の三次元の場内配置図を作成する。作成された三次元の
場内配置図は、リモート端末50からの所定の操作によ
り、配信部16を介して当該リモート端末50へ配信さ
れ、リモート端末50から見ることができる。
【0058】図16より明らかなように、作成された場
内配置図を見れば、ある時点の建造物の状態と対照させ
ながら、各ゲートの車輌入退場予定や各揚重機の使用予
定を視覚的に容易に把握することができる。この図16
では、例えば、50トンラフター112、100トンラ
フター114が使用予定であり、第1ゲートでは10ト
ントラック110が入退場予定であることが表現されて
いる。
【0059】作成された三次元の場内配置図は、角度を
変えて投影した場内配置図も作成できる。例えば、図1
6と同じ状態について角度を変えた図17の場内配置図
も容易に作成でき、リモート端末50では、より的確に
場内配置を把握することができる。
【0060】本システムでは、一例として、作業予定を
1時間単位で管理しているため、図16、図17のよう
な場内配置図は、1時間おきに変化する画像データとし
て得られる。例えば、図17と同じ角度から投影した図
で、図17の状態から1時間後の場内配置図を図18に
示す。図18を見れば、1時間後には、揚重機114は
使用予定だが、揚重機112は使用予定が入っておら
ず、第1ゲートでは5トントラック116が入退場予定
であることが表現されている。このように1時間おきの
場内配置を視覚的に的確に把握することができる。
【0061】[安全衛生日誌システム]安全衛生日誌シ
ステムは、工事管理者から工事会社への安全指摘事項の
伝達を支援するシステムであり、図11の流れ図に沿っ
て実行される。この図11のステップC1では、請負会
社(ゼネコン)の統括責任者から同社の現場の工事管理
者に対し安全面からの指示を口頭又は書面で行う。この
指示を受けた工事管理者は、ステップC2にて図7の画
面から、各種工事会社向けの安全指摘事項等を入力す
る。
【0062】具体的には、工事管理者は、図7の入力画
面を呼び出し、安全目標、朝礼時指示事項などの各工事
会社に共通の項目を入力するとともに、個別入力欄Kか
ら、指摘日、会社名、工事場所の棟、階、工区、位置特
定のための通り情報、安全面の指摘事項、改善内容、確
認者名、改善予定日を入力する。
【0063】ここでは、所定方向に沿った複数のライン
をX1通り、X2通り…と定め、これに直交する方向に
沿った複数のラインをY1通り、Y2通り…と定めた上
で、工事場所の位置をそこで交差する1組の通り(例え
ば、X1通りとY2通りの交差位置など)によって表現
している。このため、図7の入力画面で位置特定のため
の通り情報を入力することにより、工区内での該当の場
所をピンポイントで特定することができるよう工夫され
ている。
【0064】[情報配信システムによる出力帳票の例]
情報配信システムによる出力帳票としては、大別して、
工事会社側で出力され参照される出力帳票と、現場の工
事事務所で出力され参照される出力帳票の2種類があ
り、前者として「作業安全指示・実施確認書」が、後者
として「作業間連絡調整実施記録」、工賃の請求等に用
いられ月次処理にて出力される「作業人員集計表」及び
「出面集計」が挙げられる。
【0065】このうち図12には、作業安全指示・実施
確認書の一例を示す。この図12に示すように、同書面
には、作業場所、作業内容、予想される危険、安全指示
事項等が工事会社毎の一覧表としてまとめられる。
【0066】また、図13〜図15に示す作業間連絡調
整実施記録は、前述した3システムの出力をまとめた帳
票として作成され、図13の作業調整システムでの入力
内容を示す作業調整情報と、図14の車輌・揚重予定シ
ステムでの入力内容を示す車輌・揚重予定情報と、図1
5の安全衛生日誌システムでの入力内容を示す安全衛生
日誌情報とを含んで、1枚の用紙の両面に印刷される。
この作業間連絡調整実施記録を出力すれば、3システム
の出力を一度にまとめて参照することができ、情報伝達
の円滑化、利便性向上に資することとなる。
【0067】以上述べた本実施形態による効果として、
以下4点が挙げられる。
【0068】インターネットを利用したことで、入力
・閲覧作業が現場の稼働日を問わず、24時間365日
可能となり、作業予定等に関する最新情報をいつでもど
こからでも確認・把握できるので、安全工程会議として
工事関係者が集まる必要性を少なくすることができる。
【0069】安全指摘事項や作業予定・実績情報を取
引先側の管理者へも公開することができる。
【0070】工事会社への周知が一括して簡易に行え
るようになる。例えば、大雨・大雪・強風などの警報発
令時に、情報配信システムのトップ画面に警告情報を流
すことで、注意を喚起し安全性向上を図ることができ
る。
【0071】情報配信システム10をモバイル端末5
0Cからも利用可能としたことで、現場外からの入力・
閲覧が可能となり、遠隔地にある多数の工事現場の管理
が容易となる。また、作業員にとっても、モバイル端末
50Cから実際の作業場所や配置状況が把握可能とな
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
建設作業に関する情報は、インターネット経由でリモー
ト端末(各種の工事会社や工事現場の端末)から参照可
能となり、工事関係者間での建設作業に関する情報の共
有化を図り、従来のような情報の送受信にかかる手間を
省くことで、業務の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報配信システムの構成を表す機
能ブロック図である。
【図2】作業項目データベース、安全指示項目データベ
ース及び事例データベースの内容の一例を示す図であ
る。
【図3】作業調整システムの入力画面例を示す図であ
る。
【図4】作業項目の入力時に表示される選択画面を示す
図である。
【図5】安全指示項目の入力時に表示される選択画面を
示す図である。
【図6】車輌・揚重予定システムの入力画面例を示す図
である。
【図7】安全衛生日誌システムの入力画面例を示す図で
ある。
【図8】情報配信システムでの動作を示す流れ図であ
る。
【図9】作業調整システムでの動作を示す流れ図であ
る。
【図10】車輌・揚重システムでの動作を示す流れ図で
ある。
【図11】安全衛生日誌システムでの動作を示す流れ図
である。
【図12】作業安全指示・実施確認書の一例を示す図で
ある。
【図13】作業間連絡調整実施記録のうち作業調整シス
テムからの入力情報を出力した部分を示す図である。
【図14】作業間連絡調整実施記録のうち車輌・揚重シ
ステムからの入力情報を出力した部分を示す図である。
【図15】作業間連絡調整実施記録のうち安全衛生日誌
システムからの入力情報を出力した部分を示す図であ
る。
【図16】建設現場における車輌の入退場及び揚重機の
使用状況を時系列毎に表す三次元の場内配置図の一例を
示す図である。
【図17】図16の場内配置図と同じ対象を別角度から
投影した場内配置図を示す図である。
【図18】図17とは別の時間における場内配置図を示
す図である。
【図19】本発明に係る情報配信プログラムの処理手順
を示す流れ図である。
【符号の説明】
10…情報配信システム、12…受信部、14…格納
部、16…配信部、18…配置図作成部、20…警告
部、22…作業予実データベース、24…作業実績デー
タベース、26…安全指示項目データベース、28…車
輌予定データベース、30…揚重予定データベース、3
2…事例データベース、34…配置図データベース、4
0…インターネット、50…リモート端末、52…プリ
ンタ、60…気象情報提供部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 麻子 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモート端末から入力された建設作業に
    関する所定の情報を、インターネット経由で受信する情
    報受信手段と、 建設作業に関する所定の情報をデータベース形式で格納
    するための作業データベースと、 受信された前記所定の情報を前記作業データベースに格
    納する格納手段と、 前記リモート端末からの前記所定の情報の配信要求をイ
    ンターネット経由で受信する要求受信手段と、 受信された配信要求に基づいて、前記所定の情報をイン
    ターネット経由で前記リモート端末へ配信する情報配信
    手段と、 を備えた情報配信システム。
  2. 【請求項2】 前記リモート端末は、工事会社に設置さ
    れた端末、工事現場に設置された端末、及びモバイル端
    末を含むことを特徴とする請求項1記載の情報配信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記建設作業に関する所定の情報は、作
    業予定情報、作業実績情報、建設現場における車輌の入
    退場に関する情報、及び建設現場における揚重機の使用
    に関する情報を含むことを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の情報配信システム。
  4. 【請求項4】 前記作業予定情報のうち作業項目に関す
    る入力候補情報としての作業項目情報を予め格納した作
    業項目データベースと、 前記作業予定情報のうち安全指示項目に関する入力候補
    情報としての安全指示項目情報を予め格納した安全指示
    項目データベースと、 前記リモート端末からの所定の操作により作業項目情報
    及び安全指示項目情報を当該リモート端末に配信する項
    目配信手段と、 をさらに備え、 前記リモート端末より、作業項目情報及び安全指示項目
    情報を、配信された情報からの選択形式で入力可能とし
    たことを特徴とする請求項3記載の情報配信システム。
  5. 【請求項5】 前記作業項目データベースでは作業項目
    情報が工事会社に関連づけられて格納され、 前記項目配信手段は、前記リモート端末より一の工事会
    社が入力された場合に、前記作業項目データベースか
    ら、当該一の工事会社に関連づけられた作業項目情報を
    抽出して当該リモート端末に配信することを特徴とする
    請求項4記載の情報配信システム。
  6. 【請求項6】 前記安全指示項目データベースでは安全
    指示項目情報が作業項目情報に関連づけられて格納さ
    れ、 前記項目配信手段は、前記リモート端末より一の作業項
    目が選択された場合に、前記安全指示項目データベース
    から、当該一の作業項目に関連づけられた安全指示項目
    情報を抽出して当該リモート端末に配信する請求項4又
    は請求項5に記載の情報配信システム。
  7. 【請求項7】 気象情報を外部から受信する気象情報受
    信手段をさらに備え、 前記項目配信手段は、気象情報の内容に応じて配信すべ
    き安全指示項目情報を含めるよう、安全指示項目情報の
    配信を行うことを特徴とする請求項4〜6の何れか1項
    に記載の情報配信システム。
  8. 【請求項8】 外部から入力された時系列的な三次元の
    建設現場の画像データと前記作業予定情報とに基づい
    て、建設現場における車輌の入退場及び揚重機の使用状
    況を時系列毎に表す三次元の場内配置図データを作成す
    る配置図作成手段と、 前記リモート端末からの所定の操作により、前記作成さ
    れた場内配置図データを当該リモート端末に配信する配
    置図配信手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項4〜7の何れか
    1項に記載の情報配信システム。
  9. 【請求項9】 前記作業項目データベースでは、近隣作
    業者に警告するべき所定の作業項目情報については警告
    を要する旨が当該作業項目に対応づけて登録され、 前記作業予定情報及び作業項目情報に基づいて、前記警
    告を要する作業項目の作業場所と、当該作業項目と同日
    に行われる他の作業項目の作業場所とが所定の位置関係
    を満たす場合、各作業項目の入力者に対し所定の警告を
    発する警告手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    4〜8の何れか1項に記載の情報配信システム。
  10. 【請求項10】 リモート端末から入力された建設作業
    に関する所定の情報を、インターネット経由で受信する
    情報受信工程と、 受信された前記所定の情報を作業データベースにデータ
    ベース形式で格納する格納工程と、 前記リモート端末からの前記所定の情報の配信要求をイ
    ンターネット経由で受信する要求受信工程と、 受信された配信要求に基づいて、前記所定の情報をイン
    ターネット経由で前記リモート端末へ配信する情報配信
    工程と、 を備えた情報配信方法。
  11. 【請求項11】 リモート端末から入力された建設作業
    に関する所定の情報を、インターネット経由で受信する
    情報受信ステップと、 受信された前記所定の情報を作業データベースにデータ
    ベース形式で格納する格納ステップと、 前記リモート端末からの前記所定の情報の配信要求をイ
    ンターネット経由で受信する要求受信ステップと、 受信された配信要求に基づいて、前記所定の情報をイン
    ターネット経由で前記リモート端末へ配信する情報配信
    ステップと、 を、コンピュータに実行させるための情報配信プログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の情報配信プログラ
    ムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
JP2001165060A 2001-05-31 2001-05-31 情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2002358343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165060A JP2002358343A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165060A JP2002358343A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002358343A true JP2002358343A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19007784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001165060A Pending JP2002358343A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002358343A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005048147A1 (ja) * 2003-11-13 2005-05-26 Hitachi, Ltd. 実績管理装置
JP2010108139A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Act Engineering Inc 朝礼実施システム及び朝礼実施方法
JP2012073811A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Hitachi Ltd 作業管理システム。
JP2017073085A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 福井コンピュータホールディングス株式会社 予定管理サーバ、及び予定管理プログラム
JP2020173303A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 清水建設株式会社 ウィンドウ表示制御システム
JP2022041758A (ja) * 2020-09-01 2022-03-11 株式会社シーサイト 打ち合わせシステム
JP2022083611A (ja) * 2020-11-25 2022-06-06 戸田建設株式会社 建設工事作業計画支援システム
JP7373450B2 (ja) 2020-04-02 2023-11-02 大成建設株式会社 建設現場用の帳票作成システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025624A (ja) * 1988-06-23 1990-01-10 Casio Comput Co Ltd メニュー処理装置
JPH06119310A (ja) * 1992-10-02 1994-04-28 Nippon Steel Corp 労働災害の再発防止システム
JPH09268760A (ja) * 1996-03-28 1997-10-14 Shimizu Corp 工程計画管理支援システム
JP2000001986A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Fujita Corp 工事管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH025624A (ja) * 1988-06-23 1990-01-10 Casio Comput Co Ltd メニュー処理装置
JPH06119310A (ja) * 1992-10-02 1994-04-28 Nippon Steel Corp 労働災害の再発防止システム
JPH09268760A (ja) * 1996-03-28 1997-10-14 Shimizu Corp 工程計画管理支援システム
JP2000001986A (ja) * 1998-06-15 2000-01-07 Fujita Corp 工事管理システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005048147A1 (ja) * 2003-11-13 2005-05-26 Hitachi, Ltd. 実績管理装置
JP2010108139A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Act Engineering Inc 朝礼実施システム及び朝礼実施方法
JP2012073811A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Hitachi Ltd 作業管理システム。
JP2017073085A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 福井コンピュータホールディングス株式会社 予定管理サーバ、及び予定管理プログラム
JP2020173303A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 清水建設株式会社 ウィンドウ表示制御システム
JP7316826B2 (ja) 2019-04-09 2023-07-28 清水建設株式会社 ウィンドウ表示制御システム
JP7373450B2 (ja) 2020-04-02 2023-11-02 大成建設株式会社 建設現場用の帳票作成システム
JP2022041758A (ja) * 2020-09-01 2022-03-11 株式会社シーサイト 打ち合わせシステム
JP2022083611A (ja) * 2020-11-25 2022-06-06 戸田建設株式会社 建設工事作業計画支援システム
JP7328195B2 (ja) 2020-11-25 2023-08-16 戸田建設株式会社 建設工事作業計画支援システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8370054B2 (en) User location driven identification of service vehicles
US8565804B2 (en) Intelligent wireless dispatch systems
US20150032491A1 (en) Computer program, method, and system for preparing and processing an electronic work order
CN102404297A (zh) 一种出租车用呼叫系统
WO2000041104A2 (en) A method and system for managing mobile workers
US20220292556A1 (en) Equipment staging application and platform
CN105427020A (zh) 一种基于微信的车辆调度系统及方法
JP2002358343A (ja) 情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5443647B2 (ja) 住宅情報グローバル・システム
JP2016009401A (ja) 業者派遣システム
KR102371461B1 (ko) 택배 물류 처리 시스템 및 방법
US20140244444A1 (en) Paperless Ticketing System
JP2012128593A (ja) 車両運行計画作成装置
JP5334013B2 (ja) 現地エレベータの物件データ確認システム
KR100660745B1 (ko) 이동통신단말기를 이용한 근태관리 시스템 및 방법
JP2004054655A (ja) スケジュール管理システム、プログラム、及び記録媒体
CN115099642A (zh) 一种用工管理方法及系统
CN103577948B (zh) 基于android pad的汽运车载移动终端系统
JP2006099235A (ja) メンテナンス作業指示出力システムおよび方法ならびにコンピュータプログラム
JP6409159B1 (ja) バス手配運行方法、サーバおよびプログラム
JP2012053793A (ja) 配布状況確認システム、方法及びプログラム
JP2006309560A (ja) 警備管制方法
KR102662747B1 (ko) 통합 고용 및 거래 시스템
JP4595723B2 (ja) 警備管制システム
KR100424556B1 (ko) 화물 정보와 공차 정보의 공유를 통한 배차 처리 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724