JP7316826B2 - ウィンドウ表示制御システム - Google Patents

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本発明は、特に建設工事中のビルディングにおけるモニタリング情報の提供に好適なウィンドウ表示制御システムを提供する。
近年、ビルディングなどの建設中にあっては、作業員や近隣の住民に対してサイネージなどにより、工事のモニタリング情報を提供することが行われている。
例えば、特許文献1(特許6475382号公報)には、表示装置に複数に表示された選択用画像が選択された場合に、当該選択された画像の表示装置への表示形態を指定する管理者用選択画面の表示処理と、管理者用選択画面で選択された画像を、指定された形態で表示装置に表示する表示処理とを行う作業現場用サイネージシステムが開示されている。
特許6475382号公報
ビルディングの建設中にあっては、工事の進捗等を総合的に管理する管理要員がモニタしておくべき情報、現場作業に従事する作業員がモニタしておくべき情報など建設工事における立場によって、参照すべき情報が異なってくる。特に、作業員にあっては、どのような作業を行う作業班に所属する作業員であるかによって、参照すべき情報が細分化されている。また、それぞれの立場に応じて、モニタすべき情報はその種類によって軽重がある。
しかしながら、特許文献1記載の従来技術では、システムの管理者が、表示装置に表示する形態を一方的・一意的に指定しまう構成が採用されており、ぞれぞれの立場に応じたモニタリング情報を、それぞれの嗜好に応じて参照することできなかったり、モニタリング情報種別の軽重に応じて情報を参照することができなかったりして、問題であった。
この発明は、上記のような課題を解決するものであって、本発明に係るウィンドウ表示制御システムは、上位情報処理装置と、前記上位情報処理装置と通信可能とされると共に表示装置を備えた複数の下位情報処理装置と、からなり、複数のウィンドウを前記表示装置に表示するウィンドウ表示制御システムであって、前記表示装置に表示を許容するウィンドウの種別はユーザー毎で規定され、それぞれのユーザーに対応したウィンドウ毎の表示の許可・不許可の情報、及び、ユーザーによって選択されたウィンドウのレイアウトの情報がウィンドウ管理データに記憶されており、前記表示装置で表示される複数のウィンドウは、メインウィンドウ表示エリアと、サブウィンドウ表示エリアとのいずれかかに表示されると共に、サブウィンドウ表示エリアで表示されるウィンドウの広さは、メインウィンドウ表示エリアより狭いことを特徴とする。
また、本発明に係るウィンドウ表示制御システムは、前記下位情報処理装置のユーザーが、どのウィンドウをメインウィンドウ表示エリアに表示させ、どのウィンドウをサブウィンドウ表示エリアに表示させ、どのウィンドウをいずれの表示エリアにも表示させないかに係るウィンドウのレイアウトを選択することを特徴とする。
また、本発明に係るウィンドウ表示制御システムは、ユーザーによって選択されたウィンドウのレイアウトは、それぞれのユーザーに対応してウィンドウ管理データに格納されると共に、全ユーザーの当該ウィンドウ管理データが前記上位情報処理装置に記憶されることを特徴とする。
本発明に係るウィンドウ表示制御システムは、複数のウィンドウは、メインウィンドウ表示エリアと、サブウィンドウ表示エリアとのいずれかかに表示されると共に、サブウィンドウ表示エリアで表示されるウィンドウの広さは、メインウィンドウ表示エリアより狭くされてなるので、このような本発明に係るウィンドウ表示制御システムによれば、それぞれの立場に応じたモニタリング情報を、れぞれの嗜好に応じて参照することできると共に、モニタリング情報種別の軽重に応じて情報を参照することが可能となる。
本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10が設置された建設工事中のビルディングを示す模式図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の上位情報処理装置30に記憶されるウィンドウ管理データ35のデータ構造例を示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の上位情報処理装置30及び下位情報処理装置50の処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の下位情報処理装置50で実行される表示ルーチンのフローチャーを示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10におけるウィンドウ表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10におけるウィンドウ表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10におけるウィンドウ表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10におけるウィンドウ表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の構成例を示す図である。また、図2は本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10が設置された建設工事中のビルディング(建造物の一例)を示す模式図である。なお、図2においては、建設工事中のビルディングのモニタリング情報を収集するためのプローブが全て図示されているわけではない。
本実施形態では、ウィンドウ表示制御システム10が建設中のビルディングに設置され、工事の進捗等を総合的に管理する管理要員や、現場作業に従事する作業員や、或いは当該ビルディングの近隣住民に対して、複数のウィンドウ表示によって情報を提供する例に基づいて説明を行うが、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10の利用形態がこれに限定されるものではない。
本発明に係るウィンドウ表示制御システム10においては、上記のような複数のウィンドウ表示を行うものが、下位情報処理装置50における表示装置53である。このような下位情報処理装置50は、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10では複数用いられることが想定されている。
なお、図1においては、下位情報処理装置50がノート型のパーソナルコンピューターの場合を示しているが、下位情報処理装置50はノート型パーソナルコンピューターに限定される必要はない。例えば、下位情報処理装置50としては、タブレット型情報処理端末、或いは、サイネージ型情報処理装置或いはスマートフォンなど表示装置を備えるものであればどのような情報処理装置を用いることもできる。
上記のような下位情報処理装置50は、これら下位情報処理装置50を統括的に管理・制御する上位情報処理装置30に対してデータ通信可能に接続されている。一般的には、上位情報処理装置30と下位情報処理装置50とをLANなどの通信ネットワークによって接続しておくことが好ましい。ここで、当該通信ネットワークの規格が特に限定されるものではないし、また、有線・無線などの通信方式が限定されるものでもない。
上位情報処理装置30と下位情報処理装置50とには、それぞれの表示装置上で、複数のウィンドウ表示を実現するオペレーティングシステムがインストールされている。このようなオペレーティングシステムとしては、例えばマイクロソフト社が提供するウィンドウズ(登録商標)を用いることができるが、これに限定されるものではない。上位情報処理装置30は一般的にサーバーと言われているものに相当し、下位情報処理装置50はクライアントと言われているものに相当する。
サーバーとして機能する上位情報処理装置30は、下位情報処理装置50に提供する情報の収集装置としても機能している。建設中のビルディングに設置されてなる本発明に係るウィンドウ表示制御システム10においては、ビルディングのモニタリング情報が上位情報処理装置30によって収集され、モニタリング情報の種別に応じてそれぞれの情報がウィンドウの形式で、下位情報処理装置50に提供されるようになっている。
このために、上位情報処理装置30は、モニタリング情報を収集するためのプローブとなる構成とデータ通信可能に接続されている。建設中のビルディングをモニタするためのプローブとして、本実施形態では、撮像装置60、風速計70、変位計80、軸力計82、水位計83、電力計84、騒音計85、振動計86、コンクリート打設管理システム88、鉄骨管理システム89、車両入退場管理システム90、高所作業車管理システム93、作業員入退場管理システム95、天気情報提供サービス98を例に挙げるが、本発明がこれらに限定されるものではない。
上位情報処理装置30では、建設現場を撮像するライブカメラとして設置されている撮像装置60で撮影された撮像データが収集される。本実施形態では、このような撮像装置60がビルディング建設地のゲートに設置され、ゲートにおける入退等の情報をモニタすることが想定されている。このような撮像装置60の設置台数や設置箇所はこれに限られるものではない。
また、建設中のビルディングが風により受ける力を把握するために、風速計70がビルディングの近傍に設置されている。このような風速計70で取得される風速データは、上位情報処理装置30へと送信される。
また、当該ビルディングが建設される地盤の状況に関する情報を取得するために、変位計80、軸力計82、水位計83が設置されており、これらの計測器で取得された情報は、上位情報処理装置30へとデータ送信され、上位情報処理装置30で収集される。収集された情報は、山留変位・切梁軸力・DEEP WELLに関する情報としてウィンドウを介してユーザーに提供される。
また、商用電源から当該ビルディングの建設現場に投入される電力、及び、建設現場で発電されて建設現場で利用される電力は、電力計84によって計測される。これらの電力計測データは、上位情報処理装置30へとデータ送信され、上位情報処理装置30で収集される。
また、騒音計85は当該ビルディングの建設現場における騒音レベルを計測し、振動計86は建設現場における振動を計測する。騒音計85で計測される騒音データ、及び、振動計86で計測される振動データは、上位情報処理装置30へと送信され、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10によるウィンドウで表示が行われる。
また、当該ビルディングの工事の進捗を管理するために用いられる管理システムが、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10に対して提供されている。このような管理システムとしては、工事の進捗管理を行う任意のものを用いることができるが、本実施形態では、例としてコンクリートの打設量を計数して管理するコンクリート打設管理システム88と、組まれる鉄骨の数量を計数して管理する鉄骨管理システム89が設けられている。
コンクリート打設管理システム88において、打設コンクリートの量の計数は、手動による計数であっても構わないが、例えば、アジテータ車の建設現場への入退を管理することにより、コンクリートの打設量の計数を自動化することもできる。
また、鉄骨管理システム89において、鉄骨のピース数の計数は、手動による計数であっても構わないが、例えば、鉄骨を搬入するトラックの数や、鉄骨を取り付ける際に用いるクレーンの吊り上げ重量などに基づいて、取り付けられた鉄骨のピース数を計数するなどして自動化を図ることもできる。
また、建設中のビルディングのゲート部においては、建設現場内に入った車両の数や種別、及び建設現場から出た車両の数や種別を監視・管理する車両入退場管理システム90が設けられている。このような車両入退場管理システム90で把握される、建設現場に入退する車両の数・種別に係るデータも上位情報処理装置30に送信される。本発明に係るウィンドウ表示制御システム10においては、このような車両入退場管理システム90で把握される情報も、ウィンドウを介してユーザーに提供されるようになっている。
また、ビルディングの建設現場においては、高所作業車管理システム93によって、現場内に入場している高所作業車のうち、どの程度の高所作業車が稼働中であるかがデータとして取得されており、このようなデータが上位情報処理装置30に対してデータ送信される。建設現場内に存在する高所作業車の数は、例えば車両入退場管理システム90から取得することができる。また、高所作業車が稼働中であるか否かに係るデータは手動で取得するようにしてもよいし、高所作業車のブームに収縮を検知するセンサーを設けておき、そのセンサーからの情報に基づいて稼働中であるか否かを判断するようにしてもよい。
また、作業員入退場管理システム95は、建設中のビルディングのゲート部に設けられ、現場における作業員の存否に係る情報、所謂出面情報を管理する。このような作業員入退場管理システム95で管理されるデータは、上位情報処理装置30に送信されるようになっている。
現場における作業員の存否情報は、予め作業員に対して固有情報を有するタグ(例えば、RFIDタグやQRコード)を配布しておき、このようなタグをゲートでスキャンすることで実現することができる。固有情報に対応して、当該作業員の氏名、所属企業や業種などを登録しておくことで、作業員入退場管理システム95によって、どの企業に属するどのような業種の作業員が現在現場で作業を行っているかについて管理を行うことが可能となる。作業員入退場管理システム95に基づくデータは、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10によるウィンドウを介してユーザーに提供される。
また、天気情報提供サービス98は、例えばインターネット上で提供されている天気情報提供デービスを利用することができる。このような気情報提供デービスによれば、ビルディングの建設現場が存在するエリアに係るピンポイントの天気情報を取得することができる。上位情報処理装置30はこのような天気情報を取得し、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10によるウィンドウでユーザーに報知を行うことができる。
以上のように上位情報処理装置30に送信された各種データは、建設中のビルディングの各種モニタリング情報として、それぞれ個別のウィンドウで表示されるようにデータ処理がされる。このようにデータ処理がされたウィンドウ表示用のデータは、通信回線を介して、下位情報処理装置50へと送信される。
ところで、建設中のビルディングにおいては、工事の管理を行う管理要員が把握すべき情報、作業種別毎で作業員が把握すべき情報、ビルディング近隣住民に提供する情報などは、それぞれ異なってくる。したがって、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10においては、下位情報処理装置50のユーザー毎で提供する情報を、異ならせるようにしている。
より具体的には、情報の種別毎に表示用ウィンドウデータが構成されているが、どの種別のウィンドウデータを、どのユーザーに提供するかしないか、すなわち、ユーザーに対応したウィンドウ毎の表示の許可・不許可を、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10においては、上位情報処理装置30側で一括管理するようにしている。
このような一括管理のために、上位情報処理装置30の記憶部にはウィンドウ管理データ35が記憶されている。このようなウィンドウ管理データ35によって、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10では、ユーザー管理、ユーザー毎の許容ウィンドウ管理、ユーザー毎のウィンドウレイアウト管理が行い得るようになっている。
図3は本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の上位情報処理装置30に記憶されるウィンドウ管理データ35のデータ構造例を示す図である。上位情報処理装置30は、このようなウィンドウ管理データ35によって、下位情報処理装置50からログインされるユーザー毎のウィンドウを管理するようにしている。
ウィンドウ管理データ35において、ユーザー管理データとして、例えば通し番号の管理番号、ユーザーの氏名データ、ユーザーの所属部署などの所属データ、ユーザー毎に割り当てられる固有のID、各IDに対応して設定されるパスワードを少なくとも有している。
また、許容ウィンドウ管理データは、設定されている各ユーザーが、どのウィンドウの情報を参照許可されているか、どのウィンドウの情報が参照不許可とされているかを格納してなるものである。例えば、管理番号0007のユーザーでは、撮像装置60で取得されるデータからなる撮像データのウィンドウは参照許可され、風速計70で取得されるデータからなる風速計のウィンドウは参照許可され、変位計80などで取得されるデータからなる変位計のウィンドウは参照許可されず、・・・・、車両入退場管理システム90で取得されるデータからなる車両に関する入退場管理システムのウィンドウは参照許可され、入退場管理システム90で取得されるデータからなる出面に関する入退場管理システムのウィンドウは参照許可され、天気情報提供サービス98で取得されるデータからなるピンポイント天気予報のウィンドウは参照許可されることが、許容ウィンドウ管理データに記述されている。
ユーザーが参照許可され参照できる複数のウィンドウを、表示装置上でどのように配置するかは、個人毎で嗜好が異なっている。このような嗜好を記憶おくために、ウィンドウ管理データ35においては、ユーザー毎のウィンドウのレイアウトデータが保持されている。このようなウインドウレイアウト管理データが記憶されているために、それぞれのユーザーの立場で、モニタリング情報種別の軽重や嗜好に応じてユーザーが独自に配置したウインドウレイアウトを維持することできる。これにより、ユーザーにとっては常に見慣れた見やすい態様で情報を把握することができる。
次に、以上のように構成される本発明に係るウィンドウ表示制御システム10における制御・処理のアルゴリズムについて説明する。図4は本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の上位情報処理装置30及び下位情報処理装置50の処理の流れを示す図である。
図4においては、複数存在する下位情報処理装置50のうちの一つと、上位情報処理装置30とがどのように協働して処理を実行するかを示した流れ図となる。図4において、ステップS101で下位情報処理装置50が、上位情報処理装置30に対してログイン要求動作を行うこと伴い、ログインしようとしているユーザーのID及びパスワードが、上位情報処理装置30に送信される。
これを受け、ステップS201では、上位情報処理装置30がウィンドウ管理データ35を参照して、ステップS202で送信されたID・パスワードと、ウィンドウ管理データ35に記憶されているID・パスワードと一致するか否かが判定される。
ステップS202における判定がNOであれば、XのルートでステップS101に戻る。ここでは、正しいID・パスワードを入力するようにユーザーに促す。一方、ステップS202における判定がYESであれば、ウィンドウ管理データ35に記憶されているレイアウトデータを、通信回線を介して下位情報処理装置50側に送信する。
このようなレイアウトデータを受信した下位情報処理装置50では、ステップS102で、複数のウィンドウを表示する表示ルーチンを実行する。ここで、このような表示ルーチンについて図5乃至図9を参照して説明を行う。
図5は本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10の下位情報処理装置50で実行される表示ルーチンのフローチャーを示す図である。また、図7乃至図9は本発明の実施形態に係るウィンドウ表示制御システム10におけるウィンドウ表示例を示す図である。
図5において、ステップS300で表示ルーチンのフローチャートが開始されると、続いて、ステップS301では、表示装置53におけるウィンドウの(レイアウト設定)を、上位情報処理装置30から(受信したレイアウトデータ)とする。そして、ステップS302では、(レイアウト設定)に基づいてウィンドウ表示を行うようにする。図6は、このような(レイアウト設定)によるウィンドウ表示例を示すものである。
図6に示すように、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10では、表示装置53には複数のウィンドウが表示されるように設定されている。このような複数のウィンドウは、例えばブラウザソフトウエア上でこれを行えるように設定することができる。
本発明に係るウィンドウ表示制御システム10におけるウィンドウ表示で特徴となるのは、複数のウィンドウを表示するエリアが2種類存在することである。本発明におけるウィンドウ表示においては、メインウィンドウ表示エリアと、サブウィンドウ表示エリアとの2つの表示エリアが存在する。ここで、サブウィンドウ表示エリアで表示されるウィンドウの広さは、メインウィンドウ表示エリアより狭く設定されている。レイアウトデータは、どのウィンドウをメインウィンドウ表示エリアの順位何位の位置に表示させ、どのウィンドウをサブウィンドウ表示エリアの順位何位の位置に表示させるかを規定したデータである。順位の概念ついては後述する。
メインウィンドウ表示エリアは、表示画面の略左側のエリアに相当し、サブウィンドウ表示エリアは、表示画面の略右側のエリアに相当する。図6の例では、メインウィンドウ表示エリアには、「カメラ映像(ゲート)」、「山留変位・軸力・排水量」、「入退場管理(出面)」、「工事進捗管理(コンクリート打設)」、「工事進捗管理(鉄骨)」の各情報提示ウィンドウが表示されるようになっている。また、図6の例では、サブウィンドウ表示エリアには、「消費電力情報」、「騒音・振動情報」、「風速計」、「ピンポイント天気予報」、「入退場管理(車両)」の各情報提示ウィンドウが表示されるようになっている。これらの情報提示ウィンドウで表示される各種データは、図1における撮像装置60、風速計70、変位計80、軸力計82、水位計83、電力計84、騒音計85、振動計86、コンクリート打設管理システム88、鉄骨管理システム89、車両入退場管理システム90、高所作業車管理システム93、作業員入退場管理システム95、天気情報提供サービス98の各部で取得されたデータに基づいている。
このように、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10では、ユーザーにとって重要な情報については、メインウィンドウ表示エリアに表示させるようにし、副次的な情報や常時参照する必要がない情報についてはサブウィンドウ表示エリアに表示させるようにすることで、ユーザーが情報を鳥瞰的に把握することが可能となる。
なお、図6では、メインウィンドウ表示エリアでは3×2のウィンドウ表示を行い、サブウィンドウ表示エリアでは1×5のウィンドウ表示を行う例を示しているが、メインウィンドウ表示エリアで表示するウィンドウの数・表示パターン、及びサブウィンドウ表示エリアで表示するウィンドウの数・表示パターンは任意である。例えば、図9に示すように、メインウィンドウ表示エリアでは2×2のウィンドウ表示を行い、サブウィンドウ表示エリアでは2×4のウィンドウ表示を行うようにしてもよい。
ステップS303では、ユーザーによって、ウィンドウの表示処理の終了操作がなされたか否かが判定される。当該判定がNOであるときにはステップS304に進み、ウィンドウレイアウトの変更操作がなされた否かが判定される。
このようなウィンドウレイアウトの変更操作について図6乃至図7を参照して例示的に説明する。マウス(不図示)等のポインティングデバイスで、表示画面上でポインタPをタイトルバー「入退場管理(車両)」の近傍に位置させて、これを点線の矢印(a)のようにドラッグアンドドロップする。例えば、このような操作がユーザーによるウィンドウレイアウトの変更操作である。
すると、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10では、タイトル「入退場管理(車両)」で表示されるウィンドウが略ドロップされたメインウィンドウ表示エリアで表示されるように設定されている。このときウィンドウの広さは、サブウィンドウ表示エリアに表示されるものから、メインウィンドウ表示エリアに表示されるものへと変更される。なお、メインウィンドウ表示エリアから、サブウィンドウ表示エリアへとウィンドウの位置を変更する操作を行えば、これに伴いウィンドウの広さは縮小される。
ここで、タイトル「入退場管理(車両)」で表示されるウィンドウがドロップされた位置に元々存在していたタイトル「入退場管理(出面)」のウィンドウは、タイトル「工事進捗管理(コンクリート打設)」のウィンドウが元々存在していた位置に一点鎖線の矢印(b)に示すように移動する。また、タイトル「工事進捗管理(コンクリート打設)」のウィンドウは、タイトル「工事進捗管理(鉄骨)」のウィンドウが元々存在していた位置に二点鎖線の矢印(c)に示すように移動する。また、タイトルタイトル「工事進捗管理(鉄骨)」のウィンドウは、二点鎖線の矢印(d)に示すように右横に移動する。
本発明に係るウィンドウ表示制御システム10では、メインウィンドウ表示エリア、サブウィンドウ表示エリアのいずれにおいても、より上段に表示され、より左側に表示されるウィンドウの順位が高く設定されている。あるウィンドウがドラッグアンドドロップ操作により、新たな表示位置に加入されたり、元々あった位置から除かれたり、消去されたりした場合の、ウィンドウの表示の順位調整は、より上段に表示され、より左側に表示されるウィンドウの順位が高い、というルールに基づいている。タイトル「入退場管理(車両)」のウィンドウがユーザーによって(a)に示す操作がなされると、このようなルールに基づいて、図8に示すような表示形態となる
さて、ステップS305では、ユーザーの操作に基づいて(レイアウト設定)が変更される。すなわち、図6によるユーザーの操作によって、図8のようなレイアウトが決まり、この(レイアウト設定)が変更・維持され、ステップS302で表示装置53におけるウィンドウ表示が実行される。
ステップS303では、ユーザーによって、ウィンドウの表示処理の終了操作がなされ、ステップS303の判定がYESであるときにはステップS306に進む。ステップS306では、現在の(レイアウト設定)を、上位情報処理装置30に送信する(レイアウトデータ)として記憶し、ステップS307に進み、元のフローにリターンする。
さて、図4の流れ図に戻り、下位情報処理装置50が上位情報処理装置30に対してログアウトを要求する際には、通信回線を介して(レイアウトデータ)を上位情報処理装置30に送信する。すると、上位情報処理装置30では、受信した(レイアウトデータ)によってウィンドウ管理データ35を更新保存する。これにより、下位情報処理装置50においてユーザーの操作に基づいて変更されたウィンドウのレイアウト設定についても、上位情報処理装置30側で管理することができる。
以上のように、本発明に係るウィンドウ表示制御システム10は、複数のウィンドウは、メインウィンドウ表示エリアと、サブウィンドウ表示エリアとのいずれかかに表示されると共に、サブウィンドウ表示エリアで表示されるウィンドウの広さは、メインウィンドウ表示エリアより狭くされてなるので、このような本発明に係るウィンドウ表示制御システム10によれば、建設工事などにおいてぞれぞれの立場に応じたモニタリング情報を、それぞれの嗜好に応じて参照することできると共に、モニタリング情報種別の軽重に応じて情報を参照することが可能となる。
10・・・ウィンドウ表示制御システム
30・・・上位情報処理装置
35・・・ウィンドウ管理データ
50・・・下位情報処理装置
53・・・表示装置
60・・・撮像装置
70・・・風速計
80・・・変位計
82・・・軸力計
83・・・水位計
84・・・電力計
85・・・騒音計
86・・・振動計
88・・・(工事進捗管理用)コンクリート打設管理システム
89・・・(工事進捗管理用)鉄骨管理システム
90・・・車両入退場管理システム
93・・・高所作業車管理システム
95・・・作業員入退場管理システム
98・・・天気情報提供サービス

Claims (3)

  1. 上位情報処理装置と、前記上位情報処理装置と通信可能とされると共に表示装置を備えた複数の下位情報処理装置と、からなり、複数のウィンドウを前記表示装置に表示するウィンドウ表示制御システムであって、
    前記表示装置に表示を許容するウィンドウの種別はユーザー毎で規定され、
    それぞれのユーザーに対応したウィンドウ毎の表示の許可・不許可の情報、及び、ユーザーによって選択されたウィンドウのレイアウトの情報がウィンドウ管理データに記憶されており、
    前記表示装置で表示される複数のウィンドウは、メインウィンドウ表示エリアと、サブウィンドウ表示エリアとのいずれかかに表示されると共に、
    サブウィンドウ表示エリアで表示されるウィンドウの広さは、メインウィンドウ表示エリアより狭いことを特徴とするウィンドウ表示制御システム。
  2. 前記下位情報処理装置のユーザーが、どのウィンドウをメインウィンドウ表示エリアに表示させ、どのウィンドウをサブウィンドウ表示エリアに表示させ、どのウィンドウをいずれの表示エリアにも表示させないかに係るウィンドウのレイアウトを選択することを特徴とする請求項1に記載のウィンドウ表示制御システム。
  3. ユーザーによって選択されたウィンドウのレイアウトの情報は、それぞれのユーザーに対応してウィンドウ管理データに格納されると共に、全ユーザーの前記ウィンドウ管理データが前記上位情報処理装置に記憶されることを特徴とする請求項2に記載のウィンドウ表示制御システム。
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