JP2002357405A - 信号波形補正良否判別方法および信号波形補正方法並びにこれらの方法を用いた半導体製造装置 - Google Patents

信号波形補正良否判別方法および信号波形補正方法並びにこれらの方法を用いた半導体製造装置

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JP2002357405A
JP2002357405A JP2001167717A JP2001167717A JP2002357405A JP 2002357405 A JP2002357405 A JP 2002357405A JP 2001167717 A JP2001167717 A JP 2001167717A JP 2001167717 A JP2001167717 A JP 2001167717A JP 2002357405 A JP2002357405 A JP 2002357405A
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Nozomi Hayashi
望 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照度むらや感度むらが局所的に生じた変化で
あっても数値的に調べ補正する方法である位置検出方法
を提供する。 【解決手段】 投影光学系の光軸と交差する平面上を2
次元方向に移動可能であり、アライメントマークの刻ま
れているステージに対して、ステージの位置を測定可能
なステージ位置測定工程(ステップ104)と、アライ
メントマークを撮像可能な画像情報入力工程(ステップ
102)と、予め作成しておいた補正式により入力され
た画像情報の補正を行う画像補正工程(ステップ10
2)とを備え、ステージを計測方向にステップ移動させ
ながら、アライメントマークの位置変化量の計測とステ
ージの移動量の計測を所定の範囲で行い、該各計測値か
らアライメントマークの位置変化量とステージの移動量
の線形性を調べ(ステップ107)、その線形残差から
補正式による補正の良否を判別(ステップ108)す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体等のデバイ
ス製造用の縮小投影露光装置(ステッパ)において、ウ
エハステージ等の基板ステージ上に載置された半導体ウ
エハ等の基板の各被露光領域の位置を計測するために使
用される位置検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造用露光装置におけるアライメ
ント方法、特にパターンの信号波形の補正を行うアライ
メント方法として、信号波形補正方法、信号波形補正良
否判別方法および信号波形補正装置並びにそれらを用い
た半導体製造装置として特願2000−122730号
における技術がある。この技術を用いた半導体製造用露
光装置には、照明強度を変更し複数の参照信号を入力す
る参照信号入力工程と、参照信号から各信号要素毎に補
正式を作成する補正式作成工程と、作成した補正式を用
いて入力信号を補正する信号補正工程を備えている。以
下に、この技術を用いた半導体製造用露光装置の従来例
を図5を用いて簡単に述べる。
【0003】図5に示される露光装置において、Rはレ
チクル等の原版(以降、レチクルと称する)、Wはウエ
ハ等の露光基板(以降、ウエハと称する)、1は投影光
学系である。また、Sは位置合わせ用光学系であり、2
は位置合わせ照明手段、3はビームスプリッタ、4と5
は結像光学系、6は撮像手段である。7はA/D変換手
段、8は積算手段、9は位置検出手段、10はステージ
駆動手段、11は2次元に移動可能なXYステージであ
る。12は参照信号バッファ、13は補正式作成手段、
14は補正式メモリ、15は信号補正手段である。次
に、ウエハマークWMの位置操作手順について説明す
る。
【0004】最初に、非露光光を照射する位置合わせ用
照明装置2から照射した光束により、ビームスプリッタ
3、レチクルRおよび投影光学系1を介して、位置合わ
せ用マーク(以降、ウエハマークと称する)WMを照明
する。図11は、従来例のマーク撮像画面の一例を示す
図である。図11(a)は、ウエハマークWMを示した
図であり、ウエハマークWMとして同一形状の矩形パタ
ーンを複数配置したものである。ウエハマークWMから
反射した光束は、再度投影光学系1、レチクルRを介し
てビームスプリッタ3に到達し、ここで反射して結像光
学系5を介して撮像装置6の撮像画面Wp上にウエハマ
ークWMの像を形成する。撮像装置6では、ウエハマー
クWMの像を光電変換する。
【0005】その後、A/D変換手段7においては、撮
像装置6の出力を2次元のデジタル信号列に変換する。
積算手段8は、図11(a)に示すY方向に積算処理を
行い、同図(b)に示すように、2次元信号を1次元の
デジタル信号列S0(x)に変換する。続いて、予め求
めてあった補正式を用いて信号補正手段15により補正
計算を行い、同図(c)に示すような補正信号列S1
(x)を計算する。ここで、図11(b)および(c)
において、縦軸は光束の強度または明暗度(intensity
)、横軸はx方向の距離(移動量)をそれぞれ示す。
位置検出手段9では、補正手段15から出力した1次元
の補正信号列に対し、マーク中心座標位置を求める。
【0006】照明手段2の照度むらや撮像手段6の感度
むらは、徐々に変化することがあり、予め求めてあった
補正式では、入力信号の歪みを補正しきれない場合もあ
る。特願2000−122730号における方法は、図
11(c)の補正信号列S1(x)を4本の黒い矩形マ
ークと見て測定したマーク位置と、3本の白い矩形マー
クと見て測定したマーク位置とを比較し、2つのマーク
位置残差から補正が正しく行われているか否かの判断を
行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した位置検出方法
は、徐々に変化することのある照明手段の照度むらや、
撮像手段の感度むらの位置計測への影響の度合いを測定
し、その値を判断基準として必要なときのみ補正式の再
作成を行う。そのため、この位置検出方法では、補正式
再作成の負荷も減少できるし、いつも正しい補正式で補
正が行える。
【0008】しかしながら、上記位置検出方法では、照
明手段2の照度むらや撮像手段6の感度むらが局所的に
変化した場合の位置計測への影響を発見しにくく、補正
式を再作成することなく過去に作成した補正式をそのま
ま用いて位置計測を行ってしまう可能性がある。
【0009】これらのことに鑑み、本発明は、照度むら
や感度むらが局所的に生じた変化であっても数値的に判
断し位置計測を行う方法としての信号波形補正良否判別
方法および信号波形補正方法並びにこれらの方法を用い
た半導体製造装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の信号波形良否判別方法は、投影光学系の光
軸と交差する平面(例えば投影光学系の光軸と直交する
平面)上を2次元方向に移動可能であり、アライメント
マークの刻まれているステージに対して、前記ステージ
の位置を測定可能なステージ位置測定工程と、前記アラ
イメントマークを撮像可能な画像情報入力工程と、予め
作成しておいた補正式により入力された画像情報の補正
を行う画像補正工程とを備えた信号波形補正良否判別方
法において、前記ステージを計測方向にステップ移動さ
せながら、前記アライメントマークの位置変化量の計測
と前記ステージの移動量の計測を所定の範囲で行い、該
各計測値から前記アライメントマークの位置変化量と前
記ステージの移動量の線形性を調べ、その線形残差から
前記補正式による補正の良否を判別することを特徴とす
る。ここで、アライメントマークは、ステージに刻まれ
ているマークに限らず、ステージに搭載した物体に刻ま
れているマークでもよい。
【0011】本発明において、前記線形残差は前記アラ
イメントマークの位置計測および前記ステージの位置計
測を前記画像情報入力工程の撮像範囲内全域で行い、そ
の時の前記アライメントマークの位置変化量の計測値と
前記ステージの移動量の計測値との線形性から求められ
ることが好ましい。
【0012】上記目的を達成するために、本発明の信号
波形良否判別方法は、投影光学系の光軸と交差する平面
(例えば投影光学系の光軸と直交する平面)上を2次元
方向に移動可能であり、アライメントマークの刻まれて
いるステージに対して、前記ステージの位置を測定可能
なステージ位置測定工程と、前記アライメントマークを
撮像可能な画像情報入力工程と、予め作成しておいた補
正式により入力された画像情報の補正を行う画像補正工
程とを備えた信号波形補正良否判別方法において、前記
ステージを計測方向にステップ移動させながら、複数種
類の前記アライメントマークの位置変化量の計測と前記
ステージの移動量の計測を所定の範囲で行い、該各計測
値から前記各アライメントマークの位置変化量と前記ス
テージの移動量の線形性をそれぞれ調べ、前記各アライ
メントマークの位置残差から前記補正式による補正の良
否を判別することを特徴とする。ここで、複数種類のア
ライメントマークは、ステージに刻まれている複数種類
のマークに限らず、ステージに搭載した物体に刻まれて
いる複数種類のマークでもよい。
【0013】本発明において、前記位置残差は前記複数
種類のアライメントマークの位置計測および前記ステー
ジの位置計測を前記画像情報入力工程の撮像範囲内全域
で行い、その時の前記ステージの移動量に対する前記複
数種類のアライメントマークの位置変化量の残差から求
められることが好ましい。
【0014】本発明の信号波形補正方法は、前記補正式
を再作成する前に、請求項1または2に記載の信号波形
補正良否判別方法を用いて求められた前記線形残差が、
または、請求項3または4に記載の信号波形補正良否判
別方法を用いて求められた複数の前記位置残差が、予め
定められた基準以上であれば前記補正式を再作成し、前
記基準未満なら前記補正式を再作成せず今までの前記補
正式を使用することができる。また、請求項5に記載の
信号波形補正方法、または、請求項6に記載の信号波形
補正方法による前記補正式を再作成するか否かの判断
は、前記補正式により位置計測が行われる装置本体のオ
ン/オフ時、前記装置のリセット時、周期的に決められ
た所定の期間、および前記装置のメンテナンス時のいず
れかの場合に行うものであることが好ましい。
【0015】本発明の半導体製造装置は、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の信号波形補正良否判別方法、請
求項5〜8のいずれか1項に記載の信号波形補正方法の
いずれかを用いて半導体等のデバイスを製造するとよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態で
は、補正式を再作成するか否かの判断を、装置本体のオ
ン/オフ(ON/OFF)やリセット時、または期間を
決めて周期的に、或は装置メンテナンス時等に、図1の
フローにて行う。ここで、図1は本発明の一実施形態に
係る信号波形補正式再作成の判断のフローを説明する図
であり、図2は黒マーク撮像画面の一例を示す図であ
り、(a)はステージ基準マークを含むウエハマークの
像の撮像画面、(b)はウエハマークの像を光電変換し
て作成された1次元デジタル信号列S1(x)、(c)
は照度むらや感度むらがない場合のステージ移動量対測
定したマーク位置の変化量のグラフをそれぞれ示す。 ・ステップ101:撮像画面内の定められた位置(例え
ば画面左、図2(a)参照)に計測マークが見えるよう
に追い込む。 ・ステップ102:画像情報入力工程によりアライメン
トマークを撮像し、過去に作成した補正式を用いて画像
補正工程により補正を行う。 ・ステップ103:アライメントマークの位置を計測す
る。 ・ステップ104:ステージ位置計測工程により干渉計
等でステージの位置も計測する。 ・ステップ105:ステージの位置を移動させる。 ・ステップ106:アライメントマークが撮像画面右端
まで移動したか否かを判断する。はい(YES)の場合
はステップ107を行い、いいえ(NO)の場合はステ
ップ102以下の工程を上記同様に行う。本工程では、
マーク位置とステージ位置の計測作業を、ステージを計
測方向にステップ移動させながら画面内全域で行う。 ・ステップ107:ステージ移動量とマーク位置変化の
線形性を見る。例えば、1次近似式を求める。 ・ステップ108:線形残差が予め定められたレベル以
上であるか否かを判断する。はい(YES)の場合は、
ステップ109を行い、いいえ(NO)の場合は、終了
する。 ・ステップ109:補正式および/または補正テーブル
の再作成を行う。
【0017】上記したように、本実施形態では、撮像画
面内で連続的に照度むらや感度むらの経時変化の位置計
測への影響の度合を測定することにより、局所的な照度
むらや感度むらの経時変化を観察できる。また、本実施
形態では、この方法により測定した照度むらや感度むら
の経時変化を補正式再作成の判断基準とすることで、補
正式再作成の負荷も減少できるし、いつも正しい補正式
で補正を行うことができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。 [第1の実施例]本発明の一実施例に用いられる半導体
等のデバイス製造装置の一例としての露光装置につい
て、図5を用いて以下に説明する。図5は、本発明の一
実施例に用いられる露光装置の構成を示す図である。同
図において、Rはレチクル、Wは露光基板であるウエ
ハ、1は投影光学系である。また、Sは位置合わせ用光
学系であり、2は位置合わせ照明手段、3はビームスプ
リッタ、4と5は結像光学系、6は撮像手段である。7
はA/D変換手段、8は積算手段、9は位置検出手段、
10はステージ駆動手段、11は2次元に移動可能なX
Yステージである。12は参照信号バッファ、13は補
正式作成手段、14は補正式メモリ、15は信号補正手
段である。16は干渉計等で構成されたステージ位置観
測手段である。
【0019】次に、補正式再作成判断の手順について説
明する。本実施例では、最初に、XYステージ11上の
アライメントマークとしての位置合わせ用基準マーク
(以降、ステージ基準マークと称する)を撮像装置等の
撮像手段6の撮像画面Wp内左端に観察できるようにX
Yステージ11の位置を調整する。続いて、ステージ基
準マークに対して測定光を照射する位置合わせ用照明装
置等の位置合わせ照明手段2から照射した光束により、
結像光学系4、ビームスプリッタ3、レチクルRおよび
投影光学系1を介して、ステージ基準マークを照明す
る。図2(a)は、ステージ基準マークを示したもので
あり、矩形パターンのステージ基準マークを1つ配置し
たものである。ステージ基準マークから反射した光束
は、再度投影光学系1、レチクルRを介してビームスプ
リッタ3に到達し、ここで反射して結像光学系5を介し
て撮像装置6の撮像画面Wp上にステージ基準マークお
よび/またはウエハマークの像WMを形成する。撮像装
置6では、マークの像WMを光電変換する。
【0020】その後、撮像装置6からの出力は、A/D
変換装置等のA/D変換手段7において、2次元のデジ
タル信号列に変換される。A/D変換装置7の出力は、
積算装置等の積算手段8にて、A/D変換装置7の出力
である2次元信号を1次元のデジタル信号列に変換され
る。補正計算装置等の補正計算手段15では、図2
(b)のような1次元の補正デジタル信号列S1(x)
を作成する。そして、位置計測装置等の位置計測手段9
では、補正した1次元のデジタル信号列S1(x)のマ
ーク中心位置を測定する。さらに、その時のXYステー
ジ11の位置をステージ位置観測手段16で計測する。
この作業については、XYステージ11を計測方向(こ
こでは図中のx方向)にステップ移動させながら、撮像
手段6の観測範囲内に定められた図2(a)のD区間で
行う。照度むらや感度むらがない場合は、図2(c)の
ように、測定したマーク位置d1(x)とステージ位置
の線形性は保たれている。つまり、測定したマーク位置
d1(x)と線形近似直線d0(x)は、ほぼ同一の傾
きを有する直線として近似できる。しかし、照明手段2
の照度むらや撮像手段6の感度むら等が経時変化した場
合、過去に作成した補正式では、図3(b)のように正
確な補正は行われず、同図(c)のようにマーク位置d
1(x)と線形近似直線d0(x)の両者の線形性が悪
くなる。ここで、図3(a),(b),(c)は、本発
明の一実施例に係る黒マーク撮像画面の一例を示す図で
あり、(a)はステージ基準マークを含むウエハマーク
の像WMの撮像画面、(b)はウエハマークの像WPを
光電変換して作成された1次元デジタル信号列S1
(x)、(c)は照度むらや感度むらが経時変化した場
合のステージ移動量対測定したマーク位置の変化量のグ
ラフをそれぞれ示す。
【0021】そこで、本実施例では、測定したマーク位
置とステージ位置から線形近似直線d0(x)を求め、
測定マーク位置d1(x)との線形残差を調べ、線形残
差が予め定めてあったレベル以上であった場合のときの
み補正式の再作成を行うようにする。或は、線形近似し
た直線との相関係数を求め、この相関係数を補正式の再
作成を行うかどうかの判断基準とすることも可能であ
る。また、本実施例では、計測の信頼性をあげるため
に、ステージを移動させながらマーク位置計測とステー
ジ位置計測を複数回行い、その平均値を求めてマーク位
置とステージ位置の線形性を調べてもよい。
【0022】さらに本実施例においては、ステージ上の
異なる位置に描かれた同形状のステージ基準マークを上
記手順で計測し、平均値を取ることによって、ステージ
位置の計測誤差を軽減することも可能である。
【0023】[第2の実施例]上記した第1の実施例で
は、照度むらや感度むらの経時変化の測定を一つのアラ
イメントマークで行っていた。しかし、この方法では、
ディストーション等の結像光学系の光学特性の影響との
切り分けが行えない。そこで、本発明の第2の実施例で
は、光学特性の影響を受けることのない位置計測方法に
ついて説明する。
【0024】図5を用いて補正式再作成判断の手順につ
いて説明する。本実施例では、最初に、XYステージ1
1上の位置合わせ用基準マーク(以降、ステージ基準マ
ークと称する)を撮像手段6の撮像画面内左端に観察で
きるようにXYステージ11の位置を調整する。続い
て、ステージ基準マークに対して測定光を照射する位置
合わせ用照明装置等の位置合わせ用照明手段2から照射
した光束により、結像光学系4、ビームスプリッタ3、
レチクルRおよび投影光学系1を介して、ステージ基準
マークを照明する。図2(a)は、ステージ基準マーク
を示したものであり、矩形パターンのステージ基準マー
クを1つ配置したものである。ステージ基準マークから
反射した光束は、再度投影光学系1、レチクルRを介し
てビームスプリッタ3に到達し、ここで反射して結像光
学系5を介して撮像装置等の撮像手段6の撮像画面Wp
上にステージ基準マークおよび/またはウエハマークの
像WMを形成する。撮像装置6では、マークの像WMを
光電変換する。
【0025】その後、撮像装置6からの出力は、A/D
変換装置等のA/D変換手段7において、2次元のデジ
タル信号列に変換する。A/D変換装置7の出力は、積
算装置等の積算手段8にて、2次元信号を1次元のデジ
タル信号列に変換される。補正計算装置等の補正計算手
段15では、図2(b)のような1次元の補正デジタル
信号列S1(x)を作成する。そして、位置計測装置等
の位置計測手段9では、補正した1次元のデジタル信号
列S1(x)のマーク中心位置を測定する。さらに、そ
の時のステージ位置をステージ位置観測手段16で計測
する。この作業については、XYステージ11を計測方
向(ここでは図中のx方向)にステップ移動させなが
ら、撮像手段6の観測範囲内に定められた図2(a)の
D区間で行う。
【0026】続いて、先に測定したマークとは別のマー
ク、例えば先に黒マークを測定したのであれば図4
(a)に示すような白マークを用いて、同様にXYステ
ージ11をステップ移動させつつマーク位置計測を行
う。ここで、図4(a),(b),(c)は、本発明の
一実施例に係る白マーク撮像画面の一例を示す図であ
り、(a)はステージ基準マークを含むウエハマークの
像WMの撮像画面、(b)はウエハマークの像WMを光
電変換して作成された1次元デジタル信号列S1
(x)、(c)は照度むらや感度むらが経時変化した場
合のステージ移動量対測定したマーク位置の変化量のグ
ラフをそれぞれ示す。図4(c)において、d1(x)
は黒マークの場合(図3(c)のd1(x)参照)、d
2(x)は白マークの場合のステージ移動量に対するマ
ーク位置変化量をそれぞれ示している。
【0027】照度むらや感度むらがなければ、同ステー
ジ移動量に対して測定した2つのマーク位置は等しくな
る。しかし、照明手段2の照度むらや撮像手段6の感度
むら等が経時変化した場合、過去に作成した補正式では
正確な補正は行われず、図4(c)のように両者のマー
ク位置d1(x)、d2(x)にずれが生じる。
【0028】そこで、本実施例では、測定したXYステ
ージ11の移動量に対する2つのマーク位置の残差を調
べ、位置残差が予め定めてあったレベル以上であった場
合のときのみ補正式の再作成を行うようにする。或は、
2つのマーク位置の相関係数を求め、この相関係数を補
正式の再作成を行うかどうかの判断基準とすることも可
能である。
【0029】本実施例においては、計測の信頼性をあげ
るために、XYステージ11を移動させながらマーク位
置計測とステージ位置計測を複数回行い、その平均値を
求めて2つのマーク位置の残差や相関性を調べてもよ
い。
【0030】さらに本実施例においては、計測マークは
白黒2つとしたが、マークの形状はこの2つに限らず、
計測を行うマークも2つ以上であってもよい。その場
合、最も残差や相関性が悪い2つのペアを選んで判断基
準とすることが好ましい。
【0031】[半導体生産システムの実施例]次に、上
記説明した半導体等のデバイス製造装置を利用したデバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、C
CD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産シス
テムの例を説明する。これは、半導体製造工場に設置さ
れた製造装置のトラブル対応や定期メンテナンス、若し
くはソフトウェア提供等の保守サービスを、製造工場外
のコンピュータネットワーク等を利用して行うものであ
る。
【0032】図6は、全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、101は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例として、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所101内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム10
8、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結ん
でイントラネット等を構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム1
08は、LAN109を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット105に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0033】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカ(半導体デバイスメーカ)
の製造工場である。製造工場102〜104は、互いに
異なるメーカに属する工場であってもよいし、同一のメ
ーカに属する工場(例えば、前工程用の工場、後工程用
の工場等)であってもよい。各工場102〜104内に
は、夫々、複数の製造装置106と、それらを結んでイ
ントラネット等を構築するローカルエリアネットワーク
(LAN)111と、各製造装置106の稼動状況を監
視する監視装置としてホスト管理システム107とが設
けられている。各工場102〜104に設けられたホス
ト管理システム107は、各工場内のLAN111を工
場の外部ネットワークであるインターネット105に接
続するためのゲートウェイを備える。これにより各工場
のLAN111からインターネット105を介してベン
ダ101側のホスト管理システム108にアクセスが可
能となり、ホスト管理システム108のセキュリティ機
能によって限られたユーザだけがアクセスが許可となっ
ている。具体的には、インターネット105を介して、
各製造装置106の稼動状況を示すステータス情報(例
えば、トラブルが発生した製造装置の症状)を工場側か
らベンダ側に通知する他、その通知に対応する応答情報
(例えば、トラブルに対する対処方法を指示する情報、
対処用のソフトウェアやデータ)や、最新のソフトウェ
ア、ヘルプ情報等の保守情報をベンダ側から受け取るこ
とができる。各工場102〜104とベンダ101との
間のデータ通信および各工場内のLAN111でのデー
タ通信には、インターネットで一般的に使用されている
通信プロトコル(TCP/IP)が使用される。なお、
工場外の外部ネットワークとしてインターネットを利用
する代わりに、第三者からのアクセスができずにセキュ
リティの高い専用線ネットワーク(ISDN等)を利用
することもできる。また、ホスト管理システムはベンダ
が提供するものに限らずユーザがデータベースを構築し
て外部ネットワーク上に置き、ユーザの複数の工場から
該データベースへのアクセスを許可するようにしてもよ
い。
【0034】さて、図7は、本実施形態の全体システム
を図6とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例では、それぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装
置のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部
ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデー
タ通信するものである。図中、201は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置202、レジスト処理装置203、
成膜処理装置204が導入されている。なお、図7で
は、製造工場201は1つだけ描いているが、実際は複
数の工場が同様にネットワーク化されている。工場内の
各装置はLAN206で接続されてイントラネット等を
構成し、ホスト管理システム205で製造ラインの稼動
管理がされている。一方、露光装置メーカ210、レジ
スト処理装置メーカ220、成膜装置メーカ230等、
ベンダ(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供
給した機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム
211,221,231を備え、これらは上述したよう
に保守データベースと外部ネットワークのゲートウェイ
を備える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホス
ト管理システム205と、各装置のベンダの管理システ
ム211,221,231とは、外部ネットワーク20
0であるインターネット若しくは専用線ネットワークに
よって接続されている。このシステムにおいて、製造ラ
インの一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きる
と、製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが
起きた機器のベンダからインターネット200を介した
遠隔保守を受けることで迅速な対応が可能で、製造ライ
ンの休止を最小限に抑えることができる。
【0035】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェア並びに装置動作用のソフトウェアを実行す
るコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモリ
やハードディスク、若しくはネットワークファイルサー
バ等である。上記ネットワークアクセス用ソフトウェア
は、専用または汎用のウェブブラウザを含み、例えば図
8に一例を示す様な画面のユーザインタフェースをディ
スプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理するオ
ペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機種(4
01)、シリアルナンバー(402)、トラブルの件名
(403)、発生日(404)、緊急度(405)、症
状(406)、対処法(407)、経過(408)等の
情報を画面上の入力項目に入力する。入力された情報は
インターネットを介して保守データベースに送信され、
その結果の適切な保守情報が保守データベースから返信
されディスプレイ上に提示される。また、ウェブブラウ
ザが提供するユーザインタフェースは、さらに図示のご
とくハイパーリンク機能(410,411,412)を
実現し、オペレータは各項目のさらに詳細な情報にアク
セスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライブラリ
から製造装置に使用する最新バージョンのソフトウェア
を引出したり、工場のオペレータの参考に供する操作ガ
イド(ヘルプ情報)を引出したりすることができる。こ
こで、保守データベースが提供する保守情報には、上記
説明した本発明に関する情報も含まれ、また前記ソフト
ウェアライブラリは本発明を実現するための最新のソフ
トウェアも提供する。
【0036】次に、上記説明した生産システムを利用し
た半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図9は、
半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示
す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路
設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回
路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステッ
プ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエ
ハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程
と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ス
テップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チッ
プ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、
ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等
の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デ
バイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工
程と後工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの
工場毎に上記説明した遠隔保守システムによって保守が
なされる。また、前工程工場と後工程工場との間でも、
インターネットまたは専用線ネットワークを介して生産
管理や装置保守のための情報等がデータ通信される。
【0037】図10は、上記ウエハプロセスの詳細なフ
ローを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を
酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に
絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イ
オン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ
15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
ステップ16(露光)では上記説明したデバイス製造装
置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光す
る。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像す
る。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト
像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥
離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取
り除く。これらのステップを繰り返し行うことによっ
て、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。各工程
で使用する製造機器は上記説明した遠隔保守システムに
よって保守がなされているので、トラブルを未然に防ぐ
と共に、もしトラブルが発生しても迅速な復旧が可能
で、従来に比べて半導体デバイスの生産性を向上させる
ことができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、ステージ
を計測方向にステップ移動させながら、単数または複数
種類のアライメントマークの位置変化量の計測とステー
ジの移動量の計測を所定の範囲で行い、該各計測値から
アライメントマークの位置変化量とステージの移動量の
線形性を調べ、その線形残差または複数種類のアライメ
ントマークの位置残差から補正式による補正の良否を判
別する。本発明においては、例えば、照度むらや感度む
ら等の経時変化によるマーク位置計測への影響を上記し
た方法により数値データで算出する。この線形残差、位
置残差、または上記した各実施例における相関係数を基
準に補正式を作成すれば、不必要に補正式を作らなくて
済み、照度むらや感度むら等の経時変化にも対応可能で
あり、常に正確な補正式で補正を行うことができる。さ
らに、半導体等のデバイスを製造する半導体製造装置に
おいても、同様の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る信号波形補正式再
作成の判断のフローを説明する図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る黒マーク撮像画面の
一例を示す図であり、(a)はステージ基準マークを含
むウエハマークの像の撮像画面、(b)はウエハマーク
の像を光電変換して作成された1次元デジタル信号列S
1(x)、(c)は照度むらや感度むらがない場合のス
テージ移動量対測定したマーク位置の変化量のグラフを
それぞれ示す。
【図3】 本発明の一実施例に係る黒マーク撮像画面の
一例を示す図であり、(a)はステージ基準マークを含
むウエハマークの像の撮像画面、(b)はウエハマーク
の像を光電変換して作成された1次元デジタル信号列S
1(x)、(c)は照度むらや感度むらが経時変化した
場合のステージ移動量対測定したマーク位置の変化量の
グラフをそれぞれ示す。
【図4】 本発明の一実施例に係る白マーク撮像画面の
一例を示す図であり、(a)はステージ基準マークを含
むウエハマークの像の撮像画面、(b)はウエハマーク
の像を光電変換して作成された1次元デジタル信号列S
1(x)、(c)は照度むらや感度むらが経時変化した
場合のステージ移動量対測定したマーク位置の変化量の
グラフをそれぞれ示す。
【図5】 本発明の一実施例に係る露光装置の構成を示
す図である。
【図6】 本発明の一実施例に係る半導体製造装置を含
む半導体デバイスの生産システムをある角度から見た概
念図である。
【図7】 本発明の一実施例に係る半導体製造装置を含
む半導体デバイスの生産システムを別の角度から見た概
念図である。
【図8】 本発明の一実施例に係る半導体製造装置を含
む半導体デバイスの生産システムにおけるユーザインタ
フェースの具体例を示す図である。
【図9】 本発明の一実施例に係る半導体製造装置によ
るデバイスの製造プロセスのフローを説明する図であ
る。
【図10】 本発明の一実施例に係る半導体製造装置に
よるウエハプロセスを説明する図である。
【図11】 従来例に係るマーク撮像画面の一例を示す
図である。
【符号の説明】 1:投影光学系、2:位置合わせ用照明手段、3:ビー
ムスプリッタ、4,5:結像光学系、6:撮像手段、
7:A/D変換手段、8:積算手段、9:位置検出手
段、10:ステージ駆動手段、11:ステージ、12:
参照信号バッファ、13:補正式作成手段、14:補正
式メモリ、15:信号補正手段、16:ステージ位置計
測手段、W:ウエハ、WM:ウエハマーク、R:レチク
ル、Wp:撮像画面、S:位置合わせ用光学系、Wp:
撮像画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 502G Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 AA09 AA14 BB01 CC20 EE04 EE10 FF01 FF04 FF61 HH13 HH17 JJ03 JJ09 LL04 LL46 MM03 NN17 PP12 QQ03 QQ23 RR06 UU05 5F031 JA38 JA51 MA27 5F046 CC15 FC03 FC04 FC05

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影光学系の光軸と交差する平面上を2
    次元方向に移動可能であり、アライメントマークの刻ま
    れているステージに対して、前記ステージの位置を測定
    可能なステージ位置測定工程と、前記アライメントマー
    クを撮像可能な画像情報入力工程と、予め作成しておい
    た補正式により入力された画像情報の補正を行う画像補
    正工程とを備えた信号波形補正良否判別方法において、 前記ステージを計測方向にステップ移動させながら、前
    記アライメントマークの位置変化量の計測と前記ステー
    ジの移動量の計測を所定の範囲で行い、該各計測値から
    前記アライメントマークの位置変化量と前記ステージの
    移動量の線形性を調べ、その線形残差から前記補正式に
    よる補正の良否を判別することを特徴とする信号波形補
    正良否判別方法。
  2. 【請求項2】 前記線形残差は前記アライメントマーク
    の位置計測および前記ステージの位置計測を前記画像情
    報入力工程の撮像範囲内全域で行い、その時の前記アラ
    イメントマークの位置変化量の計測値と前記ステージの
    移動量の計測値との線形性から求められることを特徴と
    する請求項1に記載の信号波形補正良否判別方法。
  3. 【請求項3】 投影光学系の光軸と交差する平面上を2
    次元方向に移動可能であり、アライメントマークの刻ま
    れているステージに対して、前記ステージの位置を測定
    可能なステージ位置測定工程と、前記アライメントマー
    クを撮像可能な画像情報入力工程と、予め作成しておい
    た補正式により入力された画像情報の補正を行う画像補
    正工程とを備えた信号波形補正良否判別方法において、 前記ステージを計測方向にステップ移動させながら、複
    数種類の前記アライメントマークの位置変化量の計測と
    前記ステージの移動量の計測を所定の範囲で行い、該各
    計測値から前記各アライメントマークの位置変化量と前
    記ステージの移動量の線形性をそれぞれ調べ、前記各ア
    ライメントマークの位置残差から前記補正式による補正
    の良否を判別することを特徴とする信号波形補正良否判
    別方法。
  4. 【請求項4】 前記位置残差は前記複数種類のアライメ
    ントマークの位置計測および前記ステージの位置計測を
    前記画像情報入力工程の撮像範囲内全域で行い、その時
    の前記ステージの移動量に対する前記複数種類のアライ
    メントマークの位置変化量の残差から求められることを
    特徴とする請求項3に記載の信号波形補正良否判別方
    法。
  5. 【請求項5】 前記補正式を再作成する前に、請求項1
    または2に記載の信号波形補正良否判別方法を用いて求
    められた前記線形残差が、予め定められた基準以上であ
    れば前記補正式を再作成し、前記基準未満なら前記補正
    式を再作成せず今までの前記補正式を使用することを特
    徴とする信号波形補正方法。
  6. 【請求項6】 前記補正式を再作成するか否かの判断
    は、前記補正式により位置計測が行われる装置本体のオ
    ン/オフ時、前記装置のリセット時、周期的に決められ
    た所定の期間、および前記装置のメンテナンス時のいず
    れかの場合に行うものであることを特徴とする請求項5
    に記載の信号波形補正方法。
  7. 【請求項7】 前記補正式を再作成する前に、請求項3
    または4に記載の信号波形補正良否判別方法を用いて求
    められた複数の前記位置残差が、予め定められた基準以
    上であれば補正式を再作成し、前記基準未満なら前記補
    正式は再作成せず今までの前記補正式を使用することを
    特徴とする信号波形補正方法。
  8. 【請求項8】 前記補正式を再作成するか否かの判断
    は、前記補正式により位置計測が行われる装置本体のオ
    ン/オフ時、前記装置のリセット時、周期的に決められ
    た所定の期間、および前記装置のメンテナンス時のいず
    れかの場合に行うものであることを特徴とする請求項7
    に記載の信号波形補正方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の信
    号波形補正良否判別方法を用いて半導体デバイスを製造
    することを特徴とする半導体製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項5〜8いずれか1項に記載の信
    号波形補正方法を用いて半導体デバイスを製造すること
    を特徴とする半導体製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の半導体製
    造装置において、ディスプレイと、ネットワークインタ
    フェースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行するコ
    ンピュータとをさらに有し、前記半導体製造装置の保守
    情報をコンピュータネットワークを介してデータ通信す
    ることを可能にした半導体製造装置。
  12. 【請求項12】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記半導体製造装置が設置された工場の外部ネットワー
    クに接続され前記半導体製造装置のベンダ若しくはユー
    ザが提供する保守データベースにアクセスするためのユ
    ーザインタフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前
    記外部ネットワークを介して該データベースから情報を
    得ることを可能にする請求項11に記載の半導体製造装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項9または10に記載の半導体製
    造装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造
    工場に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプ
    ロセスによって半導体デバイスを製造する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  14. 【請求項14】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有する請求項13に記載
    の半導体デバイス製造方法。
  15. 【請求項15】 前記半導体製造装置のベンダ若しくは
    ユーザが提供するデータベースに前記外部ネットワーク
    を介してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置
    の保守情報を得る、若しくは前記半導体製造工場とは別
    の半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを介し
    てデータ通信して生産管理を行う請求項14に記載の半
    導体デバイス製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項9または10に記載の半導体製
    造装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装
    置群を接続するローカルエリアネットワークと、該ロー
    カルエリアネットワークから工場外の外部ネットワーク
    にアクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装
    置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信するこ
    とを可能にしたことを特徴とする半導体製造工場。
  17. 【請求項17】 半導体製造工場に設置された請求項9
    または10に記載の半導体製造装置の保守方法であっ
    て、前記半導体製造装置のベンダ若しくはユーザが、半
    導体製造工場の外部ネットワークに接続された保守デー
    タベースを提供する工程と、前記半導体製造工場内から
    前記外部ネットワークを介して前記保守データベースへ
    のアクセスを許可する工程と、前記保守データベースに
    蓄積される保守情報を前記外部ネットワークを介して半
    導体製造工場側に送信する工程とを有することを特徴と
    する半導体製造装置の保守方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100898450B1 (ko) 2006-12-19 2009-05-21 캐논 가부시끼가이샤 위치 계측 장치, 촬상 장치, 노광 장치 및 디바이스 제조방법
JP2010169505A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Meidensha Corp パンタグラフ高さ測定装置及びそのキャリブレーション方法

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