JP2002357129A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射装置

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JP2002357129A
JP2002357129A JP2001162492A JP2001162492A JP2002357129A JP 2002357129 A JP2002357129 A JP 2002357129A JP 2001162492 A JP2001162492 A JP 2001162492A JP 2001162492 A JP2001162492 A JP 2001162492A JP 2002357129 A JP2002357129 A JP 2002357129A
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Hisashi Oki
久 大木
Taiichi Mori
泰一 森
Masahiro Nagae
正浩 長江
Akira Hasegawa
亮 長谷川
Hide Itabashi
秀 板橋
Hiromichi Yanagihara
弘道 柳原
Masanao Koie
正直 鯉江
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての機関運転領域において内燃機関を良好
に運転せしめる。 【解決手段】 第1の噴射口5と第2の噴射口6とを備
えた燃料噴射弁1を具備する。低負荷機関運転領域にお
いては第1の噴射口のみから燃料が噴射され、高負荷機
関運転領域においては第1の噴射口と第2の噴射口とか
ら燃料が噴射される通常燃料噴射制御が実行されるよう
に構成されている。内燃機関の内部摩擦が予め定められ
た度合よりも小さいときには通常燃料噴射制御が実行さ
れる。内燃機関の内部摩擦が予め定められた度合よりも
大きいときには第1の噴射口と第2の噴射口とから燃料
が噴射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の燃料噴射
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1の噴射口と第2の噴射口とを備えた
燃料噴射弁が特開平5−321789号公報に記載され
ている。当該公報に記載の燃料噴射弁では内燃機関の運
転状態が低負荷低回転状態にあるときには第1の噴射口
のみから燃料が噴射されるようになっている。低負荷低
回転状態においては燃料噴射弁から噴射すべき燃料の量
が少なく、したがって両方の噴射口から燃料を噴射する
よりも一方の噴射口から燃料を噴射したほうが燃料が霧
化されやすく、燃料の燃焼が良好となる。
【0003】一方、上記公報に記載の燃料噴射弁では内
燃機関の運転状態が高負荷高回転状態にあるときには第
1の噴射口と第2の噴射口とから燃料が噴射されるよう
になっている。高負荷高回転状態においては燃料噴射弁
から噴射すべき燃料の量が多いが燃料噴射弁からの燃料
噴射を或る一定期間内に完了する必要がある。上記公報
に記載の燃料噴射弁のように高負荷高回転状態において
両方の噴射口から燃料を噴射すれば燃料噴射弁からの燃
料噴射を或る一定期間内に完了することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで内燃機関の運
転が開始された直後においては内燃機関内を潤滑するた
めの潤滑油が十分には機能していないので内燃機関の内
部摩擦は大きい。したがってこのように内燃機関の内部
摩擦が大きい状態において内燃機関を良好に運転せしめ
るためには機関出力が大きくなければならない。しかし
ながら内燃機関の運転が開始された直後においては低負
荷低回転状態にて内燃機関が運転せしめられるので上記
公報に記載の燃料噴射弁によれば燃料は一方の噴射口の
みからしか噴射されず、したがって噴射される燃料の量
が少なく、機関出力も小さい。このため上記公報に記載
の燃料噴射弁では内燃機関の運転が開始された直後にお
いて内燃機関を良好に運転せしめることができない。
【0005】このことは内燃機関の運転が開始された直
後以外において内燃機関の内部摩擦が大きいときに一方
の噴射口からのみ燃料が噴射されるように構成された燃
料噴射弁には等しく生じる問題である。こうした事情に
鑑み本発明の目的は全ての機関運転領域において内燃機
関を良好に運転せしめることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の1番目の発明では、第1の噴射口と第2の噴射口とを
備えた燃料噴射弁を具備し、低負荷機関運転領域におい
ては上記第1の噴射口のみから燃料が噴射され、高負荷
機関運転領域においては上記第1の噴射口と第2の噴射
口とから燃料が噴射される通常燃料噴射制御が実行され
るように構成された内燃機関の燃料噴射装置において、
内燃機関の内部摩擦が予め定められた度合よりも小さい
機関運転領域においては上記通常燃料噴射制御が実行さ
れ、内燃機関の内部摩擦が予め定められた度合よりも大
きい機関運転領域においては第1の噴射口と第2の噴射
口とから燃料が噴射される。
【0007】2番目の発明では1番目の発明において、
内燃機関の運転が開始されてから予め定められた期間内
の機関運転領域を内燃機関の内部摩擦が予め定められた
度合よりも大きい機関運転領域であると判断する。3番
目の発明では1番目の発明において、内燃機関内を潤滑
するための潤滑油の温度が予め定められた温度よりも低
い機関運転領域を内燃機関の内部摩擦が予め定められた
度合よりも大きい機関運転領域であると判断する。
【0008】4番目の発明では1番目の発明において、
機関回転数が予め定められた値よりも小さい機関運転領
域を内燃機関の内部摩擦が予め定められた度合よりも大
きい機関運転領域であると判断する。5番目の発明では
1番目の発明において、上記第1の噴射口の口径が第2
の噴射口の口径よりも小さい。
【0009】6番目の発明では1番目の発明において、
上記第1の噴射口の数が第2の噴射口の数よりも多い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例を参照して
本発明を説明する。図1に本発明を採用した燃料噴射弁
の実施例を示した。本実施例の燃料噴射弁は内燃機関の
燃焼室に燃料を直接噴射するためのものである。しかし
ながら場合によっては燃焼室に接続された機関吸気通路
内に燃料を噴射するために本実施例の燃料噴射弁を利用
することもできる。図1において、1は燃料噴射弁、2
は燃料噴射弁1のハウジング、3はハウジング2内に往
復動可能に収容された弁体である。ハウジング2の先端
部4には第1の噴射口5と、第2の噴射口6とが形成さ
れている。
【0011】第1の噴射口5は第2の噴射口6よりもハ
ウジング2の先端部4側に形成される。また図4に示し
たようにこれら噴射口5,6は燃料噴射弁1の長手軸線
周りに等角度間隔を開けて形成されている。さらに第1
の噴射口5の口径は第2の噴射口6の口径よりも小さ
い。また第1の噴射口5の数は12個であり、第2の噴
射口6の数は8つであり、したがって第1の噴射口の数
は第2の噴射口の数よりも多い。また弁体3内には燃料
をハウジング2の先端部に供給するための燃料供給通路
7が形成されている。
【0012】次に本実施例の燃料噴射弁の作用について
説明する。弁体3が図1に示した状態にあるとき、すな
わち弁体3の先端部がハウジング2の先端部4の内壁面
に着座しているときには第1の噴射口5も第2の噴射口
6も弁体3により閉弁されているのでいずれの噴射口
5,6からも燃料は噴射されない。このときのハウジン
グ2に対する弁体3のリフト量は零である。
【0013】弁体3が図2に示した状態にまでリフトさ
れたときには第1の噴射口5は開弁されており、第2の
噴射口6は弁体3により閉弁されている。このときには
矢印で示したように燃料供給通路7を介して燃料が流
れ、第1の噴射口5のみから燃料が噴射される。このと
きのハウジング2に対する弁体3のリフト量は第1のリ
フト量である。
【0014】弁体3が図3に示した状態にまでリフトさ
れたときには第1の噴射口5と第2の噴射口6とが開弁
されている。このときには矢印で示したように燃料供給
通路7を介して燃料が流れ、両噴射口5,6から燃料が
噴射される。このときのハウジング2に対する弁体3の
リフト量は上記第1のリフト量よりも大きい第2のリフ
ト量である。
【0015】このように本実施例の燃料噴射弁1ではハ
ウジング2に対する弁体3のリフト量を制御することに
より燃料噴射弁1からの燃料の噴射形態を変更すること
ができる。次に第1の実施例の燃料噴射弁の弁体のリフ
ト量の制御について説明する。本発明の第1の実施例で
は内燃機関の運転が開始されてから予め定められた期間
が経過するまでは後述する機関始動時制御に従って弁体
のリフト量が制御され、一方、内燃機関の運転が開始さ
れてから予め定められた期間が経過した後は後述する通
常制御に従って弁体のリフト量が制御される。なお本実
施例において上記予め定められた期間は内燃機関の運転
が開始されてから内燃機関内を潤滑するための潤滑油の
温度が所定の温度以上となるまでの期間であるが内燃機
関の運転が開始されてから機関回転数が所定回転数以上
となるまでの期間であったり、単に一定の時間であって
もよい。
【0016】まず初めに本実施例の通常制御について説
明する。通常制御においては図5に示したように機関回
転数Nと機関負荷Lとで定まる内燃機関の運転領域を境
界線Xにより第1の運転領域Iと第2の運転領域IIとに
分割し、第1の機関運転においては弁体3のリフト量を
第1のリフト量として第1の噴射口5のみから燃料が噴
射されるようにし、一方、第2の運転領域IIにおいては
弁体3のリフト量を上記第1のリフト量よりも大きい第
2のリフト量として両方の噴射口5,6から燃料が噴射
されるようにする。
【0017】第1の運転領域Iにおいては機関回転数N
が小さく、或いは機関負荷Lが小さいので燃料噴射弁1
から噴射すべき燃料の量は少ない。したがって両方の噴
射口5,6から燃料を噴射するよりも一方の噴射口5の
みから燃料を噴射するほうが噴射された燃料が良好に霧
化される。このことは燃焼室内において燃料を完全燃焼
させるという観点から好ましい。
【0018】また本実施例では第1の噴射口5の口径は
第2の噴射口6の口径よりも小さくなっている。噴射す
べき燃料の量が少ないときには口径の大きい噴射口から
燃料を噴射するよりも口径の小さい噴射口から燃料を噴
射したほうが燃料は霧化されやすい。したがって第1の
運転領域Iにおいて第1の噴射口5からのみ燃料を噴射
するようにすればこれによっても噴射された燃料が良好
に霧化される。さらに第1の噴射口5の数は第2の噴射
口6の数よりも多い。このように本実施例によれば多数
の噴射口から燃料を噴射することによっても燃料の霧化
が促進される。斯くして燃料の霧化が促進されることに
より燃料が燃焼室内にて蒸発する前に燃焼し始めるので
燃料の蒸発による燃焼室内の混合気の温度低下が抑制さ
れる。したがって燃焼室内の混合気の温度が高く維持さ
れるので燃料は完全燃焼しやすく、未燃の燃料、すなわ
ち白煙が発生することが防止される。
【0019】一方、第2の運転領域IIにおいては機関回
転数Nが大きく、或いは機関負荷Lが大きいので燃料噴
射弁1から噴射すべき燃料の量は多い。したがって一方
の噴射口5のみから燃料を噴射すると噴射すべき量の燃
料を噴射し終わるまでに長い時間がかかってしまい、燃
焼室内にて一部の燃料の燃焼が不完全となる可能性があ
る。ところが本実施例のように噴射すべき燃料の量が多
いときに両方の噴射口5,6から燃料を噴射するように
すれば比較的短い期間に要求量の燃料を噴射し終わるの
で噴射された燃料は全て完全燃焼する。
【0020】次に第1の実施例の機関始動時制御につい
て説明する。機関始動時制御では機関回転数Nや機関負
荷Lに関係なく弁体3のリフト量を第2のリフト量と
し、両方の噴射口5,6から燃料が噴射されるようにす
る。内燃機関の運転が開始された直後においては内燃機
関の温度が低く、したがって内燃機関内を潤滑するため
の潤滑油の温度も低い。このため内燃機関の内部摩擦、
例えば燃焼室の内壁面と燃焼室内で往復動するピストン
外壁面との間の摩擦は大きい。このため同じ機関回転数
を維持するために必要な機関出力は機関始動直後におい
てはその他の機関運転領域に比べて大きい。すなわち機
関回転数Nや機関負荷Lが小さいとしても噴射すべき燃
料の量は第1の運転領域において要求される量よりも多
い。内燃機関においては或る一定以上の機関回転数が確
保されないと内燃機関の運転が不安定となり、機関回転
数が大きく変動し、内燃機関の振動が発生することとな
る。
【0021】そこで本実施例のように機関始動後から予
め定められた期間において両方の噴射口5,6から燃料
が噴射されるように弁体3のリフト量を制御することに
より比較的多量の燃料を短い期間で噴射することがで
き、したがって機関出力も高く、或る一定以上の機関回
転数が確保されるので内燃機関の運転が安定する。また
これによれば内燃機関の温度が早期に上昇するので潤滑
油の温度も上昇し、したがって内燃機関の内部摩擦が早
期に低くなる。
【0022】すなわち第1の実施例では内燃機関の内部
摩擦が或る一定の度合よりも大きいときには両方の噴射
口から燃料を噴射し、内燃機関の内部摩擦が或る一定の
度合よりも小さいときには機関運転状態に応じて一方の
噴射口、或いは両方の噴射口から燃料を噴射するように
している。斯くして本実施例によれば全ての機関運転領
域において内燃機関が良好に運転せしめられる。
【0023】次に第2の実施例の弁体のリフト量制御に
ついて説明する。内燃機関内を潤滑するための潤滑油の
温度が低いと内燃機関の内部摩擦は大きく、機関回転数
を或る一定の回転数以上に維持するために要求される燃
料噴射量も大きい。そこで第2の実施例では潤滑油の温
度(以下、油温と称す)が予め定められた温度よりも低
いときには機関回転数Nや機関負荷Lに関係なく両方の
噴射口5,6から燃料が噴射されるように弁体3のリフ
ト量を第2のリフト量とする。一方、油温が予め定めら
れた温度よりも高いときには機関回転数Nおよび機関負
荷Lに応じて第1の実施例の通常制御と同様な制御を実
行する。第2実施例によれば第1実施例とは異なり、内
燃機関の運転が開始されてから予め定められた期間内だ
けでなく、その後においても内燃機関の内部摩擦の大き
さに応じて使用される噴射口の数が変更されるので全て
の機関運転領域において内燃機関がより良好に運転せし
められる。
【0024】次に第3の実施例の弁体のリフト量制御に
ついて説明する。機関回転数Nが小さいと内燃機関内を
潤滑するための潤滑油の流量が少なく、内燃機関の内部
摩擦も大きく、機関回転数を所定の回転数に維持するた
めに要求される燃料噴射量も大きい。そこで第3の実施
例では機関運転領域を図6に示したように3つの領域
I,II,IIIに分割し、機関回転数Nが小さい運転領域
においても機関回転数が所定の回転数に維持されるよう
にする。なお図6において境界線X1 は図5の境界線X
と同一線上にあり、境界線X2 は境界線X1 よりも低負
荷低回転側にある。
【0025】本実施例では第1の運転領域Iにおいては
第1の噴射口5のみから燃料が噴射されるように弁体3
のリフト量を第1のリフト量とし、第2の運転領域IIに
おいては両方の噴射口5,6から燃料が噴射されるよう
に弁体3のリフト量を第2のリフト量とし、第3の運転
領域IIIにおいては両方の噴射口5,6から燃料が噴射
されるように弁体3のリフト量を第2のリフト量とす
る。
【0026】すなわち第3の実施例では原則的には第1
の実施例における通常制御により弁体3のリフト量を制
御するが、機関回転数Nが第1の運転領域Iと第3の運
転領域IIIとを分割する境界線X2 上の機関回転数より
も低い回転数以下であるときには両方の噴射口5,6か
ら燃料が噴射されるように弁体3のリフト量を第2のリ
フト量とする。第3実施例によれば第1実施例とは異な
り、内燃機関の運転が開始されてから予め定められた期
間内だけでなく、その後においても内燃機関の内部摩擦
の大きさに応じて使用される噴射口の数が変更されるの
で全ての機関運転領域において内燃機関がより良好に運
転せしめられる。
【0027】なお第1の実施例の機関始動時制御、第2
の実施例において油温が予め定められた温度よりも低い
ときに実行される制御、そして第3の実施例において第
3の運転領域IIIにおいて実行される制御において、一
機関行程内のうちにいったん弁体3のリフト量を第1の
リフト量として第1の噴射口5からのみ燃料を噴射し、
その後に弁体3のリフト量を第2のリフト量として第1
の噴射口5と第2の噴射口6とから燃料を噴射し、全体
として要求されている量の燃料を噴射するようにしても
よい。これによれば要求される量の燃料が二回に分けて
噴射されるので全体として噴射された燃料の霧化が促進
され、燃料の燃焼性が向上する。またこれによれば第1
の噴射口5と第2の噴射口6とから燃料を噴射する前に
第1の噴射口5から噴射された燃料が燃焼し始めている
ので第1の噴射口5と第2の噴射口6とから燃料が噴射
されたときにこの燃料が完全燃焼しやすい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば内燃機関の内部摩擦が予
め定められた度合よりも大きい機関運転領域においては
第1の噴射口と第2の噴射口とから燃料が噴射される。
ここで内燃機関の内部摩擦が大きいときには所定の機関
回転数を確保するために必要な燃料の量は内燃機関の内
部摩擦が小さいときに必要な燃料の量よりも多い。本発
明によれば内燃機関の内部摩擦が大きいときに第1の噴
射口と第2の噴射口とから燃料を噴射するようにしてい
るので比較的多量の燃料が短期間のうちに噴射されるの
で機関出力が高く、したがって内燃機関を良好に運転さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料噴射弁の先端部を示す図である。
【図2】第1の噴射口が開弁されたときの燃料噴射弁の
先端部を示す図である。
【図3】第1の噴射口と第2の噴射口とが開弁されたと
きの燃料噴射弁の先端部を示す図である。
【図4】図1の線IV−IVに沿って見た燃料噴射弁の先端
部の平面図である。
【図5】機関回転数と機関負荷との関係に基づいた機関
運転領域を示す図である。
【図6】機関回転数と機関負荷との関係に基づいた機関
運転領域を示す図である。
【符号の説明】
1…燃料噴射弁 2…ハウジング 3…弁体 5…第1の噴射口 6…第2の噴射口
フロントページの続き (72)発明者 森 泰一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 長江 正浩 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 長谷川 亮 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 板橋 秀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 柳原 弘道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鯉江 正直 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3G060 CA01 CB02 CC01 GA00 GA03 3G066 AA07 AB02 CC26 CC28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の噴射口と第2の噴射口とを備えた
    燃料噴射弁を具備し、低負荷機関運転領域においては上
    記第1の噴射口のみから燃料が噴射され、高負荷機関運
    転領域においては上記第1の噴射口と第2の噴射口とか
    ら燃料が噴射される通常燃料噴射制御が実行されるよう
    に構成された内燃機関の燃料噴射装置において、内燃機
    関の内部摩擦が予め定められた度合よりも小さい機関運
    転領域においては上記通常燃料噴射制御が実行され、内
    燃機関の内部摩擦が予め定められた度合よりも大きい機
    関運転領域においては第1の噴射口と第2の噴射口とか
    ら燃料が噴射されることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の運転が開始されてから予め定
    められた期間内の機関運転領域を内燃機関の内部摩擦が
    予め定められた度合よりも大きい機関運転領域であると
    判断するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関内を潤滑するための潤滑油の温
    度が予め定められた温度よりも低い機関運転領域を内燃
    機関の内部摩擦が予め定められた度合よりも大きい機関
    運転領域であると判断するようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 機関回転数が予め定められた値よりも小
    さい機関運転領域を内燃機関の内部摩擦が予め定められ
    た度合よりも大きい機関運転領域であると判断するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装
    置。
  5. 【請求項5】 上記第1の噴射口の口径が第2の噴射口
    の口径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の
    燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の噴射口の数が第2の噴射口の
    数よりも多いことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴
    射装置。
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