JP2007127059A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の燃焼を良好ならしめる。
【解決手段】吸気通路9に燃料を噴射することによって燃焼室5に燃料を供給する吸気燃料噴射弁6pと、燃焼室内に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を直接供給する筒内燃料噴射弁6cと、燃料に点火する点火栓7とを具備する。筒内燃料噴射弁から噴射された燃料の一部が点火栓の点火部位7aに直接到達するように筒内燃料噴射弁と点火栓とが配置されている。内燃機関の始動時には、吸気燃料噴射弁からのみ燃料を噴射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関の吸気管に燃料を噴射して燃焼室に燃料を供給する燃料噴射弁(以下「吸気噴射弁」という)と、燃焼室内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁(以下「筒内噴射弁」という)と、燃焼室内の燃料に点火する点火栓とを備えた内燃機関が、特許文献1に記載されている。そして、同文献1に記載されている内燃機関では、内燃機関が始動された直後、筒内噴射弁から燃焼室内に燃料を直接噴射すると、点火栓による燃料の着火性が良くないことから、内燃機関が始動された直後は、吸気噴射弁から燃料を噴射するようにしている。
特開平4−94434号公報 特開平1−155043号公報 特開2002−70706号公報
ところで、特許文献1に記載された内燃機関と同様に吸気噴射弁と筒内噴射弁と点火栓を備えているが、詳細な構成が特許文献1に記載された内燃機関の構成とは異なる燃焼室に関し、その内燃機関に特有の構成に起因して発生する可能性のある不具合を解消するために、その内燃機関に特有の構成に応じた燃料噴射制御を行うべきである。
また、特許文献1に記載された内燃機関と同様に吸気噴射弁と筒内噴射弁と点火栓を備えた内燃機関に関し、吸気噴射弁から燃料を噴射するのか筒内噴射弁から燃料を噴射するのかを決定する条件として考慮すべき条件としては、特許文献1に記載された条件(すなわち、内燃機関の始動時であるか否かという条件)以外の条件もある。
本発明の目的は、吸気噴射弁と筒内噴射弁と点火栓を備えた燃料噴射装置を制御する内燃機関の制御装置において、従来とは異なる形で吸気噴射弁からの燃料噴射と筒内噴射弁からの燃料噴射とを制御し、燃料の燃焼を良好ならしめることにある。
上記課題を解決するために、1番目の発明では、吸気通路に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を供給する吸気燃料噴射弁と、燃焼室内に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を直接供給する筒内燃料噴射弁と、燃料に点火する点火栓とを具備し、前記筒内燃料噴射弁から噴射された燃料の一部が前記点火栓の点火部位に直接到達するように筒内燃料噴射弁と点火栓とが配置されている内燃機関の制御装置において、内燃機関の始動時には、吸気燃料噴射弁からのみ燃料を噴射する。
2番目の発明では、1番目の発明において、内燃機関の始動時以外の時には、圧縮行程中のタイミングまたは圧縮上死点近傍のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御と吸気工程中のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御とを機関運転状態に応じて選択的に実行する。
3番目の発明では、吸気通路に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を供給する吸気燃料噴射弁と、燃焼室内に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を直接供給する筒内燃料噴射弁と、燃料に点火する点火栓とを具備し、前記筒内燃料噴射弁から噴射された燃料の一部が前記点火栓の点火部位に直接到達するように筒内燃料噴射弁と点火栓とが配置されている内燃機関において、内燃機関が始動されてから経過した時間が所定時間よりも短いという条件と、内燃機関を冷却する冷却水の温度が所定温度よりも低いという条件と、燃焼室内の温度が所定温度よりも低いという条件と、点火栓の温度が所定温度よりも低いという条件との少なくとも1つが成立したときには、吸気燃料噴射弁からのみ燃料を噴射する。
4番目の発明では、3番目の発明において、上記条件の全てが成立しないときには、圧縮行程中のタイミングまたは圧縮上死点近傍のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御と吸気工程中のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御とを機関運転状態に応じて選択的に実行する。
5番目の発明では、3または4番目の発明において、上記燃焼室内の温度または点火栓の温度が内燃機関の負荷と点火栓の点火回数とに基づいて推定される。
6番目の発明では、3〜5番目の発明のいずれか1つにおいて、内燃機関が始動されたときの上記燃焼室内の温度または点火栓の温度が内燃機関を冷却する冷却水の温度とされる。
本発明によれば、燃料の燃焼が良好なものとなる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の制御装置を備えた内燃機関の一例を示している。図1において、1は内燃機関の本体、2はシリンダヘッド、3はシリンダブロック、4はピストン、5は燃焼室、6cおよび6pはそれぞれ燃料噴射弁、7は点火栓、8は吸気弁、9は吸気ポート、10は排気弁、11は排気ポートを示している。燃料噴射弁6cは、燃焼室5内に燃料を噴射することによって燃焼室5に燃料を直接供給するものであり、以下、これを「筒内噴射弁」という。一方、燃料噴射弁6pは、吸気ポート9内に燃料を噴射することによって燃焼室5に燃料を供給するものであり、以下、これを「ポート噴射弁」という。
吸気ポート9は、吸気管12を介してサージタンク13に接続されている。また、サージタンク13は、吸気管14を介してエアクリーナ15に接続されている。吸気管14内には、燃焼室5に吸入される空気の量を制御するスロットル弁16が配置されている。スロットル弁16の開度は、ステップモータ17によって制御せしめられる。一方、排気ポート11には、排気管18が接続されている。
ところで、筒内噴射弁6cから噴射された燃料は、図2に示されているように、筒内噴射弁6cから円錐状に広がる壁面2aに沿って燃料室5内へと移動する。すなわち、筒内噴射弁6cから噴射された燃料Fは、筒内噴射弁6cから広がる円錐面に沿った中空円錐状に広がる燃料噴霧を形成する。そして、筒内噴射弁6cから噴射された燃料噴霧の一部は、点火栓7の点火部位7aに直接到達する。すなわち、筒内噴射弁6cは、中空円錐状に広がる燃料噴霧の稜線が点火部位7aに重なるように燃料を噴射する。すなわち、筒内噴射弁6cから噴射された燃料噴霧は、ピストン4の上壁面や燃焼室5を画成するシリンダボア壁に衝突したり、燃料室5内に比較的均質に拡散したりする前に、点火部位7aに到達する。
そして、筒内噴射弁6cから点火栓7の点火部位7aに直接到達した燃料に点火して燃料を燃焼させたいときには、圧縮上死点近傍のタイミングで筒内噴射弁6cから燃料を噴射させ、筒内噴射弁6cから噴射された燃料が点火部位7aに到達したタイミング(これも、圧縮上死点近傍のタイミング)で点火栓7を作動させて燃料に点火すればよい(このときの燃料は、いわゆる成層燃焼であるとも言える)。一方、筒内噴射弁6cから噴射されて燃焼室5内に均質に拡散した燃料に点火して燃料を燃焼させたいときには、吸気行程中に筒内噴射弁6cから燃料を噴射させ、圧縮上死点近傍のタイミングで点火栓7を作動させて燃料に点火すればよい(このときの燃料は、いわゆる均質燃焼であるとも言える)。
なお、ポート噴射弁6pから燃焼室5に燃料を供給し、この燃料に点火して燃料を燃焼させたいときには、吸気行程中にポート噴射弁6pから燃料を噴射させ、圧縮上死点近傍のタイミングで点火栓7を作動させて燃料に点火すればよい。また、筒内噴射弁6cから点火栓7の点火部位7aに直接到達した燃料に点火した場合、点火部位7aに到達した一部の燃料の燃焼によって生成された火炎が残りの燃料に伝播することによって燃料全体が燃焼せしめられる。
ところで、筒内噴射弁6cから点火栓7の点火部位7aに直接到達した燃料に点火する場合、例えば、燃焼室5内に均質に拡散した燃料に点火する場合に比べて、点火時の点火部位7a周りの燃料濃度が高い。したがって、筒内噴射弁6cから点火部位7aに直接到達した燃料を確実に着火させるためには、燃料が点火部位7aに到達したときに十分に霧化されていることが好ましい。また、筒内噴射弁6cから噴射されて燃焼室5内に均質に拡散した燃料に点火する場合であっても、ポート噴射弁6pから噴射されて燃焼室5内に均質に拡散した燃料に点火する場合に比べて、燃焼室5内における燃料の拡散度合が小さい。したがって、筒内噴射弁6cから噴射されて燃焼室5内に均質に拡散した燃料を確実に着火させるためには、燃料が燃焼室5内に十分に拡散していることが好ましい。すなわち、いずれの場合においても、筒内噴射弁6cから噴射された燃料を確実に着火させるためには、燃料の着火性が良好であることが好ましい。
ところが、内燃機関が始動されたときのように内燃機関の温度が全体的に低いときに筒内噴射弁6cから噴射された燃料の着火性は、それほど良好なものではない。したがって、この場合、燃焼が不安定となり、場合によっては、失火が起こるという不具合や、燃料が点火部位7aに付着したまま堆積してしまうという不具合が生じることがある。
そこで、こうした不具合が生じることを回避するために、本実施形態では、内燃機関が始動されたときには、筒内噴射弁6cから燃料室5に燃料を供給するのではなく、ポート噴射弁6pから燃焼室5に燃料を供給する。すなわち、内燃機関が始動されたときには、筒内噴射弁6cからの燃料噴射(以下「筒内噴射」という)を行わずに、ポート噴射弁6pからの燃料噴射(以下「ポート噴射」という)のみを行う。
ポート噴射弁6pから噴射された燃料は、筒内噴射弁6cから噴射された燃料に比べて、燃焼室5内に均質に拡散することから、燃料の着火性は、良好なものである。これによれば、内燃機関が始動されたときの燃焼が安定し、また、燃料が点火栓7の点火部位7aに付着したまま堆積してしまうことが抑制される。
ところで、筒内噴射弁6cから噴射された燃料の燃焼が不安定となり、場合によっては、失火が起こるという不具合や、燃料が点火部位7aに付着したまま堆積してしまうという不具合は、内燃機関を冷却するための冷却水の温度が比較的低い場合や、燃焼室5内の温度が比較的低い場合や、点火栓7の温度(特に、その点火部位7aの温度)が比較的低い場合や、もちろん、内燃機関が始動されてから経過した時間が比較的短い場合にも生じることがある。
そこで、上述した実施形態において、内燃機関を冷却するための冷却水の温度が所定温度よりも低いという条件と、燃焼室5内の温度が所定温度よりも低いという条件と、点火栓7の温度(特に、その点火部位7aの温度)が所定温度よりも低いという条件と、内燃機関が始動されてから経過した時間が所定時間よりも短いという条件との少なくとも1つが成立したときに、筒内噴射を行わずに、ポート噴射のみを行うようにしてもよい。
ところで、本実施形態では、以下のようにして、燃焼室5内の温度(以下「筒内温度」という)を推定する。すなわち、機関回転数と機関負荷とが比較的長い時間に亘って一定であるとき(すなわち、定常運転時)の筒内温度を機関回転数と機関負荷毎に実験などによって予め求め、図3(A)に示されているように、機関回転数Nと機関負荷Lとの関数のマップとしてECUに記憶しておく。
ここで、機関回転数と機関負荷とが比較的長い時間に亘って一定であるときには、そのときの機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて図3(A)のマップから読み出される筒内温度がそのときの筒内温度に一致する。ところが、機関回転数または機関負荷が変化した直後の筒内温度は、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて図3(A)のマップから読み出される筒内温度には一致しない。すなわち、機関回転数または機関負荷が変化したとき、筒内温度は、徐々にしか変化しないことから、機関回転数または機関回転数が変化した直後の筒内温度は、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて図3(A)のマップから読み出される筒内温度に一致しないのである。
一方、機関回転数または機関負荷が変化したとき、筒内温度は、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて図3(A)のマップから読み出される筒内温度に向かって点火栓の点火毎に一定温度ずつ変化することが判明した。すなわち、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに対応して図3(A)のマップから読み出される筒内温度が変化前の機関回転数と機関負荷とに対応する筒内温度よりも高いときには、筒内温度は、点火栓の点火毎に一定温度ずつ高くなり、最終的に、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに対応して図3(A)のマップから読み出される筒内温度に達する。逆に、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに対応して図3(A)のマップから読み出される筒内温度が変化前の機関回転数と機関負荷とに対応する筒内温度よりも低いときには、筒内温度は、点火栓の点火毎に一定温度ずつ低くなり、最終的に、変化後の機関回転数Nと機関負荷Lとに対応して図3(A)のマップから読み出される筒内温度に達する。
そこで、上述した実施形態では、そのときの機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて図3(A)のマップから筒内温度を読み出し、この読み出された筒内温度が現在の筒内温度の推定値よりも高いときには、現在の筒内温度の推定値が上記読み出された筒内温度に達するまで、点火栓の点火毎に現在の筒内温度の推定値に一定値ずつ加算した値を現在の筒内温度の推定値とする。一方、読み出された筒内温度が現在の筒内温度の推定値よりも低いときには、現在の筒内温度の推定値が上記読み出された筒内温度に達するまで、点火栓の点火毎に現在の筒内温度の推定値から一定値ずつ減算した値を現在の筒内温度の推定値とする。これによれば、筒内温度を正確に把握することができる。
また、本実施形態では、同様にして、点火栓7(特に、その点火部位7a)の温度を推定する。すなわち、機関回転数と機関負荷とが比較的長い時間に亘って一定であるとき(すなわち、定常運転時)の点火栓7の温度(以下「点火栓温度」という)を機関回転数と機関負荷毎に実験などによって予め求め、図3(B)に示されているように、機関回転数Nと機関負荷Lとの関数のマップとしてECUに記憶しておく。
そして、そのときの機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて図3(B)のマップから点火栓温度を読み出し、この読み出された点火栓温度が現在の点火栓温度の推定値よりも高いときには、現在の点火栓温度の推定値が上記読み出された点火栓温度に達するまで、点火栓の点火毎に現在の点火栓温度の推定値に一定値ずつ加算した値を現在の点火栓温度の推定とする。一方、読み出された点火栓温度が現在の点火栓温度の推定値よりも低いときには、現在の点火栓温度の推定値が上記読み出された点火栓温度に達するまで、点火栓の点火毎に現在の点火栓温度の推定値から一定値ずつ減算した値を現在の点火栓温度の推定値とする。これによれば、点火栓温度を正確に把握することができる。
なお、内燃機関が始動されたときには、内燃機関を冷却する冷却水の温度をそのときの筒内温度または点火栓温度とする。
図4は、上述した実施形態に従って燃料噴射と点火とを実行するルーチンの一例を示している。図4のルーチンでは、始めに、ステップ10において、内燃機関が始動されたときであるか否かが判別される。ここで、内燃機関が始動されたときであると判別されたときには、ステップ15に進んで、ポート噴射(吸気噴射弁6pからの燃料噴射)が行われ、次いで、ステップ16に進んで、燃料の点火が行われる。一方、ステップ10において、内燃機関が始動されたときではない(すなわち、内燃機関が始動されてから一定の時間が経過したとき)と判別されたときには、ステップ11に進んで、筒内温度(燃焼室5内の温度)Tcが所定温度Tcthよりも低い(Tc<Tcth)か否かが判別される。
ステップ11において、Tc<Tcthであると判別されたときには、ステップ15に進んで、ポート噴射が行われ、次いで、ステップ16に進んで、燃料の点火が行われる。一方、ステップ11において、Tc≧Tcthであると判別されたときには、ステップ12に進んで、現在の機関運転領域が圧縮行程において筒内噴射弁6cから燃料を噴射すべき領域(圧縮行程筒内噴射領域)であるか否かが判別される。ここで、圧縮行程筒内噴射領域とは、図5に示されているように、機関回転数Nが比較的小さく且つ機関負荷Lが比較的小さい領域Xであり、この圧縮行程筒内噴射領域を除いた領域Yが、吸気行程中に筒内噴射弁6cから燃料を噴射すべき領域(吸気行程筒内噴射領域)である。
ステップ12において、現在の機関運転領域が圧縮行程筒内噴射領域であると判別されたときには、ステップ17に進んで、圧縮行程中(特に、圧縮上死点近傍のタイミング)に筒内噴射弁6cから燃料が噴射され、ステップ18に進んで、燃料の点火が行われる。一方、ステップ12において、現在の機関運転領域が圧縮行程筒内噴射領域ではない(すなわち、吸気行程筒内噴射領域である)と判別されたときには、ステップ13に進んで、吸気行程中に筒内噴射弁6cから燃料が噴射され、ステップ14に進んで、燃料の点火が行われる。
なお、ステップ17において圧縮行程筒内噴射を行うタイミングは、例えば、図6(A)に示されている機関回転数Nと機関負荷Lとの関数のマップから設定されるタイミングであり、ステップ13において吸気行程筒内噴射を行うタイミングは、例えば、図6(B)に示されている機関回転数Nと機関負荷Lとの関数のマップから設定されるタイミングである。ここで、図6(A)および図6(B)における数字は、圧縮上死点をクランク角度0としたときの圧縮上死点前のクランク角度を示している。
図7は、上述した実施形態に従って筒内温度を推定するルーチンの一例を示している。図7のルーチンでは、始めに、ステップ20において、内燃機関が始動されたときであるか否かが判別される。ここで、内燃機関が始動されたときであると判別されたときには、ステップ23に進んで、内燃機関を冷却する冷却水の温度Twがそのときの筒内温度の推定値Tcとされる。一方、ステップ20において、内燃機関が始動されたときではない(すなわち、内燃機関が始動されてから一定の時間が経過したとき)と判別されたときには、ステップ21に進んで、そのときの筒内温度の推定値Tcが、機関回転数Nと機関負荷Lとに応じて、例えば、図3(A)に示されているマップから読み出される筒内温度の予測値Tmapよりも低い(Tc<Tmap)か否かが判別される。
ステップ21において、Tc<Tmapであると判別されたときには、ステップ24に進んで、そのときの筒内温度の推定値Tcに一定値βを加算した温度が新たな筒内温度の推定値とされる。一方、ステップ22において、Tc≧Tmapであると判別されたときには、ステップ22に進んで、そのときの筒内温度の推定値Tcから一定値αを減算した温度が新たな筒内温度の推定値とされる。
本発明の制御装置を備えた内燃機関を示す図である。 図1に示した内燃機関の筒内噴射弁周りの構成を示す図である。 (A)は、機関回転数Nと機関負荷Lとに基づいて筒内温度を推定するときに用いられるマップを示し、(B)は、機関回転数Nと機関負荷Lとに基づいて点火栓温度を推定するときに用いられるマップを示している。 本発明の実施形態に従って燃料噴射と点火とを実行するルーチンの一例を示す図である。 現在の機関運転領域が圧縮行程筒内噴射領域Xであるか吸気行程筒内噴射領域Yであるかを決定するときに用いられるマップを示す図である。 (A)は、圧縮行程筒内噴射領域において筒内噴射弁から燃料を噴射するタイミングを決定するために用いられるマップを示す図である。 本発明の実施形態に従って筒内温度を推定するルーチンの一例を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関の温度
5 燃焼室
6c 筒内噴射弁
6p ポート噴射弁
7 点火栓
7a 点火部位

Claims (6)

  1. 吸気通路に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を供給する吸気燃料噴射弁と、燃焼室内に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を直接供給する筒内燃料噴射弁と、燃料に点火する点火栓とを具備し、前記筒内燃料噴射弁から噴射された燃料の一部が前記点火栓の点火部位に直接到達するように筒内燃料噴射弁と点火栓とが配置されている内燃機関の制御装置において、内燃機関の始動時には、吸気燃料噴射弁からのみ燃料を噴射することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 内燃機関の始動時以外の時には、圧縮行程中のタイミングまたは圧縮上死点近傍のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御と吸気工程中のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御とを機関運転状態に応じて選択的に実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 吸気通路に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を供給する吸気燃料噴射弁と、燃焼室内に燃料を噴射することによって燃焼室に燃料を直接供給する筒内燃料噴射弁と、燃料に点火する点火栓とを具備し、前記筒内燃料噴射弁から噴射された燃料の一部が前記点火栓の点火部位に直接到達するように筒内燃料噴射弁と点火栓とが配置されている内燃機関において、内燃機関が始動されてから経過した時間が所定時間よりも短いという条件と、内燃機関を冷却する冷却水の温度が所定温度よりも低いという条件と、燃焼室内の温度が所定温度よりも低いという条件と、点火栓の温度が所定温度よりも低いという条件との少なくとも1つが成立したときには、吸気燃料噴射弁からのみ燃料を噴射することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 上記条件の全てが成立しないときには、圧縮行程中のタイミングまたは圧縮上死点近傍のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御と吸気工程中のタイミングで筒内燃料噴射弁から燃料を噴射する制御とを機関運転状態に応じて選択的に実行することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 上記燃焼室内の温度または点火栓の温度が内燃機関の負荷と点火栓の点火回数とに基づいて推定されることを特徴とする請求項3または4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 内燃機関が始動されたときの上記燃焼室内の温度または点火栓の温度が内燃機関を冷却する冷却水の温度とされることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。
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