JP2002355732A - マグネシウム又はマグネシウム合金加工機 - Google Patents
マグネシウム又はマグネシウム合金加工機Info
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- JP2002355732A JP2002355732A JP2001162105A JP2001162105A JP2002355732A JP 2002355732 A JP2002355732 A JP 2002355732A JP 2001162105 A JP2001162105 A JP 2001162105A JP 2001162105 A JP2001162105 A JP 2001162105A JP 2002355732 A JP2002355732 A JP 2002355732A
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- magnesium
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】加工機内においてマグネシウム又はマグネシウ
ム合金粉末が所定水分量以下の粘土状態となることを防
止する。 【解決手段】マグネシウム合金加工機11には、加工機本
体16と、タンク17と、供給部18とが設けられている。加
工機本体16はケース19を備え、その下部にタンク17が配
設されている。ケース19には、加工用ロボット15と、テ
ーブル21と、供給部18からの水を供給するノズル22とが
設けられている。タンク17は、研磨機15bから噴射され
る水や、ノズル22から噴射される水を回収するように構
成されている。供給部18はポンプ14を備え、ポンプ14に
は、吸入用パイプ26と、吐出用パイプ27とが接続されて
いる。吸入用パイプ26は下流室17a内に挿入され、吐出
用パイプ27はノズル22に接続され、吸入用パイプ26を介
してポンプ14により吸入された水が、ノズル22からケー
ス19の内壁面に対して噴射される。
ム合金粉末が所定水分量以下の粘土状態となることを防
止する。 【解決手段】マグネシウム合金加工機11には、加工機本
体16と、タンク17と、供給部18とが設けられている。加
工機本体16はケース19を備え、その下部にタンク17が配
設されている。ケース19には、加工用ロボット15と、テ
ーブル21と、供給部18からの水を供給するノズル22とが
設けられている。タンク17は、研磨機15bから噴射され
る水や、ノズル22から噴射される水を回収するように構
成されている。供給部18はポンプ14を備え、ポンプ14に
は、吸入用パイプ26と、吐出用パイプ27とが接続されて
いる。吸入用パイプ26は下流室17a内に挿入され、吐出
用パイプ27はノズル22に接続され、吸入用パイプ26を介
してポンプ14により吸入された水が、ノズル22からケー
ス19の内壁面に対して噴射される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネシウム又は
マグネシウム合金加工機に関するものである。
マグネシウム合金加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペーパー加工やルーター加工等による研
磨で発生する微粉末状のマグネシウムは、反応性が高
く、燃焼しやすい。そのため、マグネシウムを使用して
形成された部品をバレル加工や磨き加工する際は、水を
用いる等してウェット状態で加工が行われている。
磨で発生する微粉末状のマグネシウムは、反応性が高
く、燃焼しやすい。そのため、マグネシウムを使用して
形成された部品をバレル加工や磨き加工する際は、水を
用いる等してウェット状態で加工が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ウェット状
態でも徐々に水が蒸発して、マグネシウム粉末が所定水
分量以下の粘土状態になると、わずかなエネルギーで、
マグネシウム粉末の粒度と水分率との関係が、所定範囲
の際に、爆発的燃焼反応を促進する関係が存在すること
が、本出願人の実験により確認された。
態でも徐々に水が蒸発して、マグネシウム粉末が所定水
分量以下の粘土状態になると、わずかなエネルギーで、
マグネシウム粉末の粒度と水分率との関係が、所定範囲
の際に、爆発的燃焼反応を促進する関係が存在すること
が、本出願人の実験により確認された。
【0004】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、マグネシウム又はマグネシウ
ム合金加工機内において、マグネシウム又はマグネシウ
ム合金粉末が所定水分量以下の粘土状態となることを防
止できるマグネシウム又はマグネシウム合金加工機を提
供することにある。
のであって、その目的は、マグネシウム又はマグネシウ
ム合金加工機内において、マグネシウム又はマグネシウ
ム合金粉末が所定水分量以下の粘土状態となることを防
止できるマグネシウム又はマグネシウム合金加工機を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、マグネシウム又はマグ
ネシウム合金で形成されたワークを研削加工可能な加工
手段と、前記加工手段を覆うように設けられたケース
と、前記ケースに前記ワークを研削加工した際に排出さ
れる削りくずの付着を防止する付着防止手段とを備えて
いる。
に、請求項1に記載の発明では、マグネシウム又はマグ
ネシウム合金で形成されたワークを研削加工可能な加工
手段と、前記加工手段を覆うように設けられたケース
と、前記ケースに前記ワークを研削加工した際に排出さ
れる削りくずの付着を防止する付着防止手段とを備えて
いる。
【0006】この発明によれば、付着防止手段が設けら
れたことにより、マグネシウム又はマグネシウム合金の
削りくず(粉末)が所定水分量以下の粘土状態となっ
て、ケース内に付着するのが防止される。
れたことにより、マグネシウム又はマグネシウム合金の
削りくず(粉末)が所定水分量以下の粘土状態となっ
て、ケース内に付着するのが防止される。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記付着防止手段は、前記ケースの
内面に対して水を供給する供給手段である。この発明に
よれば、供給手段によりケースの内面に水が供給され、
マグネシウム又はマグネシウム合金の削りくずがケース
の内面に付着するのが防止される。また、例えば、研削
加工の際に、研削液として油を使用する構成と比較し
て、供給手段からの水と油とが混ざることがないため、
水とマグネシウム又はマグネシウム合金の削りくずを分
離するのみで処理できる。また、この場合、ワークから
油を除去する工程が省略される。
載の発明において、前記付着防止手段は、前記ケースの
内面に対して水を供給する供給手段である。この発明に
よれば、供給手段によりケースの内面に水が供給され、
マグネシウム又はマグネシウム合金の削りくずがケース
の内面に付着するのが防止される。また、例えば、研削
加工の際に、研削液として油を使用する構成と比較し
て、供給手段からの水と油とが混ざることがないため、
水とマグネシウム又はマグネシウム合金の削りくずを分
離するのみで処理できる。また、この場合、ワークから
油を除去する工程が省略される。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って
説明する。図1(a)は、マグネシウム合金加工機を示
す模式正面図であり、(b)は、同じく模式側面図であ
る。図2は、マグネシウム合金加工機の加工機本体を示
す概略斜視図である。
明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に従って
説明する。図1(a)は、マグネシウム合金加工機を示
す模式正面図であり、(b)は、同じく模式側面図であ
る。図2は、マグネシウム合金加工機の加工機本体を示
す概略斜視図である。
【0009】図1(a)に示すように、マグネシウム合
金加工機11は、操作盤12を備え、操作盤12には制
御盤13が配置されている。操作盤12には、後述する
ポンプ14の駆動の開始と停止とを指令するスタートボ
タン12aとストップボタン12bとが設けられ、制御
盤13には、後述する加工手段としての加工用ロボット
15の駆動の開始と停止とを指令するスタートボタン1
3aとストップボタン13bとが設けられている。操作
盤12の横に、加工機本体16が設けられ、加工機本体
16の下部にタンク17が配設されている。また、図1
(b)に示すように、マグネシウム合金加工機11に
は、加工機本体16と、タンク17と、供給部18とが
設けられている。また、マグネシウム合金加工機11に
は、静電気を発生させないために、アース33が設けら
れている。
金加工機11は、操作盤12を備え、操作盤12には制
御盤13が配置されている。操作盤12には、後述する
ポンプ14の駆動の開始と停止とを指令するスタートボ
タン12aとストップボタン12bとが設けられ、制御
盤13には、後述する加工手段としての加工用ロボット
15の駆動の開始と停止とを指令するスタートボタン1
3aとストップボタン13bとが設けられている。操作
盤12の横に、加工機本体16が設けられ、加工機本体
16の下部にタンク17が配設されている。また、図1
(b)に示すように、マグネシウム合金加工機11に
は、加工機本体16と、タンク17と、供給部18とが
設けられている。また、マグネシウム合金加工機11に
は、静電気を発生させないために、アース33が設けら
れている。
【0010】図1(a),(b)に示すように、加工機
本体16は、耐熱性、耐圧性及び水に対して耐腐食性を
有する材質、例えばステンレスで略箱状に形成されたケ
ース19を備えている。ケース19内には、マグネシウ
ム合金で形成されたワーク20を加工するための加工用
ロボット15と、ワーク20を保持するテーブル21と
が収容されている。加工用ロボット15のアーム15a
の先端部には、研磨機15bが設けられ、研磨機15b
は、水を噴射しながら研磨加工ができるように構成され
ている。
本体16は、耐熱性、耐圧性及び水に対して耐腐食性を
有する材質、例えばステンレスで略箱状に形成されたケ
ース19を備えている。ケース19内には、マグネシウ
ム合金で形成されたワーク20を加工するための加工用
ロボット15と、ワーク20を保持するテーブル21と
が収容されている。加工用ロボット15のアーム15a
の先端部には、研磨機15bが設けられ、研磨機15b
は、水を噴射しながら研磨加工ができるように構成され
ている。
【0011】図2に示すように、ケース19の内側の上
部には、後述する供給部18からの水をケース19の内
壁面に供給するための付着防止手段及び供給手段として
のノズル22が、ケース19の壁面に沿うように略四角
状に設けられ、その外周縁に孔22aが多数形成されて
いる。ケース19の底部には、研磨機15bから噴射さ
れる水と、ノズル22の孔22aからケース19の内壁
面に対して噴射される水とが、後述するタンク17へ排
出できるように排出孔19bが複数形成されている。ま
た、ケース19の前側の壁面(図1(b)での左側の壁
面)が扉19aを構成している。即ち、ケース19と、
加工用ロボット15と、テーブル21と、ノズル22と
で加工機本体16が構成されている。
部には、後述する供給部18からの水をケース19の内
壁面に供給するための付着防止手段及び供給手段として
のノズル22が、ケース19の壁面に沿うように略四角
状に設けられ、その外周縁に孔22aが多数形成されて
いる。ケース19の底部には、研磨機15bから噴射さ
れる水と、ノズル22の孔22aからケース19の内壁
面に対して噴射される水とが、後述するタンク17へ排
出できるように排出孔19bが複数形成されている。ま
た、ケース19の前側の壁面(図1(b)での左側の壁
面)が扉19aを構成している。即ち、ケース19と、
加工用ロボット15と、テーブル21と、ノズル22と
で加工機本体16が構成されている。
【0012】図1(b)に示すように、ケース19の下
方には、ケース19の底部と対応する位置が開放され、
かつ、横長に形成されたタンク17が配設され、タンク
17の底部に設けられた車輪23により、タンク17は
移動可能に構成されている。タンク17は、ワーク20
の研磨加工の際に研磨機15bから噴射される水や、ノ
ズル22から噴射される水を回収するように構成されて
いる。タンク17の内部には、上流側(ケース19側)
から順に、上部仕切板24a及び下部仕切板24bが設
けられ、下流側には、フィルタ25が設けられている。
フィルタ25を通過した後の水が回収されている箇所
が、下流室17aを構成している。また、下流室17a
には排水用バルブ17bが設けられ、タンク17内に回
収された水を交換できるように構成されている。
方には、ケース19の底部と対応する位置が開放され、
かつ、横長に形成されたタンク17が配設され、タンク
17の底部に設けられた車輪23により、タンク17は
移動可能に構成されている。タンク17は、ワーク20
の研磨加工の際に研磨機15bから噴射される水や、ノ
ズル22から噴射される水を回収するように構成されて
いる。タンク17の内部には、上流側(ケース19側)
から順に、上部仕切板24a及び下部仕切板24bが設
けられ、下流側には、フィルタ25が設けられている。
フィルタ25を通過した後の水が回収されている箇所
が、下流室17aを構成している。また、下流室17a
には排水用バルブ17bが設けられ、タンク17内に回
収された水を交換できるように構成されている。
【0013】供給部18は、ポンプ14を備え、ポンプ
14には、吸入用パイプ26と、吐出用パイプ27とが
接続されている。吸入用パイプ26は下流室17a内に
挿入され、吐出用パイプ27はノズル22に接続され、
吸入用パイプ26を介してポンプ14により吸入された
水が、ノズル22からケース19の内壁面に対して噴射
されるように構成されている。
14には、吸入用パイプ26と、吐出用パイプ27とが
接続されている。吸入用パイプ26は下流室17a内に
挿入され、吐出用パイプ27はノズル22に接続され、
吸入用パイプ26を介してポンプ14により吸入された
水が、ノズル22からケース19の内壁面に対して噴射
されるように構成されている。
【0014】また、タンク17及びケース19の上面に
は、ワーク20の研磨加工後の削りくずとしてのマグネ
シウム合金粉末と、水との反応により徐々に発生する水
素ガスを外部へ放散するため、図示しない逆止弁が備え
られたパイプ29が、それぞれ設けられている。また、
パイプ29には異物侵入を防止するカバー29aが設け
られている。
は、ワーク20の研磨加工後の削りくずとしてのマグネ
シウム合金粉末と、水との反応により徐々に発生する水
素ガスを外部へ放散するため、図示しない逆止弁が備え
られたパイプ29が、それぞれ設けられている。また、
パイプ29には異物侵入を防止するカバー29aが設け
られている。
【0015】次に、マグネシウム合金粉末と水分率との
関係について説明する。図3はマグネシウム合金粉末の
粒度とマグネシウム合金粉末に対する水分率との関係を
示すグラフであり、曲線より下側の領域において爆発的
燃焼反応可能な状態となる。
関係について説明する。図3はマグネシウム合金粉末の
粒度とマグネシウム合金粉末に対する水分率との関係を
示すグラフであり、曲線より下側の領域において爆発的
燃焼反応可能な状態となる。
【0016】ワーク20には、例えば、MDC1(JI
S規格分類(ASTM規格分類では、AZ91に相当す
る。))が使用され、これは、アルミニウムを9重量
%、亜鉛を1重量%含有しているマグネシウム合金であ
る。
S規格分類(ASTM規格分類では、AZ91に相当す
る。))が使用され、これは、アルミニウムを9重量
%、亜鉛を1重量%含有しているマグネシウム合金であ
る。
【0017】図3において、所定のマグネシウム合金粉
末の粒度に対して、曲線より下の範囲に相当する水分率
の際に、マグネシウム合金粉末と水とが反応して爆発的
燃焼反応可能な状態となることが、実験により確認され
た。この爆発的燃焼反応の際のマグネシウム合金粉末と
水との反応は、次式に示すように、マグネシウムと水と
の反応と、マグネシウムの酸化反応とが起こる。
末の粒度に対して、曲線より下の範囲に相当する水分率
の際に、マグネシウム合金粉末と水とが反応して爆発的
燃焼反応可能な状態となることが、実験により確認され
た。この爆発的燃焼反応の際のマグネシウム合金粉末と
水との反応は、次式に示すように、マグネシウムと水と
の反応と、マグネシウムの酸化反応とが起こる。
【0018】水との反応として、 Mg+H2O→MgO+H2−75kcal/mol H2+1/2O2→H2O−57.8kcal/mol
であり、 酸化反応として、 Mg+1/2O2→MgO−143.7kcal/mo
l である。
であり、 酸化反応として、 Mg+1/2O2→MgO−143.7kcal/mo
l である。
【0019】マグネシウム合金粉末の粒度が約13μm
で水分率が約30重量%の場合には、爆発的燃焼が起こ
ることが確認された。しかし、水分率が同じ約30重量
%でマグネシウム合金粉末の粒度が約50μmの場合に
は、燃焼は起こらないことが確認された。
で水分率が約30重量%の場合には、爆発的燃焼が起こ
ることが確認された。しかし、水分率が同じ約30重量
%でマグネシウム合金粉末の粒度が約50μmの場合に
は、燃焼は起こらないことが確認された。
【0020】従って、研磨機15bによるワーク20の
研磨加工の際に、マグネシウム合金粉末が、爆発的燃焼
反応を促進する所定範囲の水分率とならないように注意
することが必要である。
研磨加工の際に、マグネシウム合金粉末が、爆発的燃焼
反応を促進する所定範囲の水分率とならないように注意
することが必要である。
【0021】次に、上記構成のマグネシウム合金加工機
11の作用について説明する。ワーク20を研磨加工す
る際は、まず、扉19aを開いて、ワーク20をテーブ
ル21上にセットし、扉19aを閉じる。そして、操作
盤12のスタートボタン12aが操作されると、ポンプ
14が連続駆動を開始し、吸入用パイプ26を介して下
流室17aの水が吸入され、吐出用パイプ27を介して
ノズル22の孔22aからケース19の内壁面に対して
の水の噴射が開始される。
11の作用について説明する。ワーク20を研磨加工す
る際は、まず、扉19aを開いて、ワーク20をテーブ
ル21上にセットし、扉19aを閉じる。そして、操作
盤12のスタートボタン12aが操作されると、ポンプ
14が連続駆動を開始し、吸入用パイプ26を介して下
流室17aの水が吸入され、吐出用パイプ27を介して
ノズル22の孔22aからケース19の内壁面に対して
の水の噴射が開始される。
【0022】次に、制御盤13のスタートボタン13a
が操作されると、加工用ロボット15の研磨機15b
が、回転するとともに研削液(クーラント液)として水
が噴射され、ワーク20が研磨加工される。その際、研
削液に使用される水とともに飛散する削りくずのマグネ
シウム合金粉末は、所定水分率を含んだ粘土状態となっ
て内壁面に付着することが、ノズル22からケース19
の内壁面に対して噴射される水により防止される。
が操作されると、加工用ロボット15の研磨機15b
が、回転するとともに研削液(クーラント液)として水
が噴射され、ワーク20が研磨加工される。その際、研
削液に使用される水とともに飛散する削りくずのマグネ
シウム合金粉末は、所定水分率を含んだ粘土状態となっ
て内壁面に付着することが、ノズル22からケース19
の内壁面に対して噴射される水により防止される。
【0023】そして、マグネシウム合金粉末は、研磨機
15bから噴射される研磨加工用の水とノズル22から
噴射される水とともに、排出孔19bからタンク17側
へ落下して回収される。一方、タンク17内に回収され
た水は、循環使用される。水に浮遊する浮遊物は、上部
仕切板24aにより止められ、沈殿物は、下部仕切板2
4bにより止められる。上部仕切板24a及び下部仕切
板24bを通過してきた不純物は、最後にフィルタ25
により除去され、下流室17aには不純物が除去された
水が回収される。そして、不純物が除去された水は、再
びポンプ14により吸入用パイプ26を介して吸入さ
れ、吐出用パイプ27を介してノズル22からケース1
9内に噴射される。
15bから噴射される研磨加工用の水とノズル22から
噴射される水とともに、排出孔19bからタンク17側
へ落下して回収される。一方、タンク17内に回収され
た水は、循環使用される。水に浮遊する浮遊物は、上部
仕切板24aにより止められ、沈殿物は、下部仕切板2
4bにより止められる。上部仕切板24a及び下部仕切
板24bを通過してきた不純物は、最後にフィルタ25
により除去され、下流室17aには不純物が除去された
水が回収される。そして、不純物が除去された水は、再
びポンプ14により吸入用パイプ26を介して吸入さ
れ、吐出用パイプ27を介してノズル22からケース1
9内に噴射される。
【0024】また、タンク17内に回収されたマグネシ
ウム合金粉末と水とが反応して発生する水素ガスは、パ
イプ29から外部へ排出され、タンク17内に水素ガス
が溜まることが防止される。
ウム合金粉末と水とが反応して発生する水素ガスは、パ
イプ29から外部へ排出され、タンク17内に水素ガス
が溜まることが防止される。
【0025】次に、ワーク20の研磨加工を停止する際
は、まず、制御盤13のストップボタン13bが操作さ
れ、研磨機15bの回転が停止されるとともに研磨機1
5bからの水の噴射も停止される。そして、アーム15
aが、ワーク20から離れた状態となり、加工用ロボッ
ト15は停止される。その後、操作盤12のストップボ
タン12bが操作されることにより、ポンプ14の駆動
が停止され、ノズル22からケース19の内壁面に対し
ての水の噴射も停止される。
は、まず、制御盤13のストップボタン13bが操作さ
れ、研磨機15bの回転が停止されるとともに研磨機1
5bからの水の噴射も停止される。そして、アーム15
aが、ワーク20から離れた状態となり、加工用ロボッ
ト15は停止される。その後、操作盤12のストップボ
タン12bが操作されることにより、ポンプ14の駆動
が停止され、ノズル22からケース19の内壁面に対し
ての水の噴射も停止される。
【0026】従って、加工用ロボット15の研磨加工
前、加工中及び加工後のいずれの場合においても、ノズ
ル22からケース19の内壁面に対して水が噴射される
ことにより、マグネシウム合金粉末がケース19の内壁
面に付着して、粘土状態となることが防止される。
前、加工中及び加工後のいずれの場合においても、ノズ
ル22からケース19の内壁面に対して水が噴射される
ことにより、マグネシウム合金粉末がケース19の内壁
面に付着して、粘土状態となることが防止される。
【0027】この実施の形態は、以下のような効果を有
する。 (1)ノズル22からケース19の内壁面に対して連続
して水が噴射されることより、マグネシウム合金粉末の
ケース19の内壁面への付着を常に防止でき、マグネシ
ウム合金粉末が粘土状態となることを防止できる。
する。 (1)ノズル22からケース19の内壁面に対して連続
して水が噴射されることより、マグネシウム合金粉末の
ケース19の内壁面への付着を常に防止でき、マグネシ
ウム合金粉末が粘土状態となることを防止できる。
【0028】(2)マグネシウム合金粉末がケース19
の内壁面に付着しないように、水が使用されることによ
り、例えば、研削加工の際に、研削液として油を使用す
る構成と比較して、供給手段からの水と油とが混ざるこ
とがないため、水とマグネシウム合金粉末を分離するの
みで処理できる。また、この場合、ワーク20から油を
除去する工程を省略できる。
の内壁面に付着しないように、水が使用されることによ
り、例えば、研削加工の際に、研削液として油を使用す
る構成と比較して、供給手段からの水と油とが混ざるこ
とがないため、水とマグネシウム合金粉末を分離するの
みで処理できる。また、この場合、ワーク20から油を
除去する工程を省略できる。
【0029】(3)タンク17内には、削りくずとなる
マグネシウム合金粉末に対して大量の水が回収され、そ
の状態のタンク17にマグネシウム合金粉末が投入され
ることにより、爆発的燃焼限界の水分率となることがな
く、マグネシウム合金粉末を安定した状態で処理でき
る。
マグネシウム合金粉末に対して大量の水が回収され、そ
の状態のタンク17にマグネシウム合金粉末が投入され
ることにより、爆発的燃焼限界の水分率となることがな
く、マグネシウム合金粉末を安定した状態で処理でき
る。
【0030】(4)上部仕切板24a、下部仕切板24
b及びフィルタ25が設けられたことにより、タンク1
7から水を循環させて使用する際に、ポンプ14内にマ
グネシウム合金粉末が入るのを防止できる。
b及びフィルタ25が設けられたことにより、タンク1
7から水を循環させて使用する際に、ポンプ14内にマ
グネシウム合金粉末が入るのを防止できる。
【0031】(5)ポンプ14が駆動されることによ
り、下流室17a内のマグネシウム合金粉末が除去され
た後の水を再利用することができ、ノズル22からケー
ス19の内壁面に対して噴射される水に、新しい水を供
給する必要がないため、水の使用を節約できる。
り、下流室17a内のマグネシウム合金粉末が除去され
た後の水を再利用することができ、ノズル22からケー
ス19の内壁面に対して噴射される水に、新しい水を供
給する必要がないため、水の使用を節約できる。
【0032】(6)タンク17に排水用バルブ17bが
設けられたことにより、タンク17内の水を容易に交換
することができる。 (7)パイプ29が、ケース19及びタンク17に設け
られたことにより、保管中のマグネシウム合金粉末と水
とが反応した際に徐々に発生する水素ガスを、パイプ2
9から排気することができ、水素ガスの燃焼を防止でき
る。
設けられたことにより、タンク17内の水を容易に交換
することができる。 (7)パイプ29が、ケース19及びタンク17に設け
られたことにより、保管中のマグネシウム合金粉末と水
とが反応した際に徐々に発生する水素ガスを、パイプ2
9から排気することができ、水素ガスの燃焼を防止でき
る。
【0033】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を図4に従って説明する。この実施の形態では、加
工手段を利用して手作業でワークの研磨加工が可能な点
と、供給手段及び扉の構成が前記実施の形態と大きく異
なる。前記実施の形態と同一部分は、同一符号を付して
詳しい説明を省略する。なお、図4は、加工機本体を示
す概略斜視図である。
形態を図4に従って説明する。この実施の形態では、加
工手段を利用して手作業でワークの研磨加工が可能な点
と、供給手段及び扉の構成が前記実施の形態と大きく異
なる。前記実施の形態と同一部分は、同一符号を付して
詳しい説明を省略する。なお、図4は、加工機本体を示
す概略斜視図である。
【0034】図4において、ケース19の手前の左側面
には、扉28が設けられ、扉28は、上部扉28aと下
部扉28bとで構成されている。上部扉28aを上方向
へ移動させ、下部扉28bを下方向へ移動させることに
より、作業者の手が入る隙間が形成され、上部扉28a
及び下部扉28bが所定位置で固定可能に構成されてい
る。
には、扉28が設けられ、扉28は、上部扉28aと下
部扉28bとで構成されている。上部扉28aを上方向
へ移動させ、下部扉28bを下方向へ移動させることに
より、作業者の手が入る隙間が形成され、上部扉28a
及び下部扉28bが所定位置で固定可能に構成されてい
る。
【0035】図4に示すように、ケース19には、加工
手段としてのベルトサンダー30が斜めに配置された状
態で収容されている。ベルトサンダー30は、ベルト3
0aと、2個の回転軸30bとを備え、一方の回転軸3
0bは図示しないモータで回転駆動されるように構成さ
れている。ベルトサンダー30の上方には、ベルト30
a上に研削液が供給できるように、パイプ31がケース
19の壁面を貫通した状態で設けられている。制御盤1
3のスタートボタン13aが操作されることにより、パ
イプ31から研削液が供給されるとともに、ベルトサン
ダー30が駆動され、ストップボタン13bが操作され
ることにより、研削液の供給と、ベルトサンダー30の
駆動が停止されるように構成されている。
手段としてのベルトサンダー30が斜めに配置された状
態で収容されている。ベルトサンダー30は、ベルト3
0aと、2個の回転軸30bとを備え、一方の回転軸3
0bは図示しないモータで回転駆動されるように構成さ
れている。ベルトサンダー30の上方には、ベルト30
a上に研削液が供給できるように、パイプ31がケース
19の壁面を貫通した状態で設けられている。制御盤1
3のスタートボタン13aが操作されることにより、パ
イプ31から研削液が供給されるとともに、ベルトサン
ダー30が駆動され、ストップボタン13bが操作され
ることにより、研削液の供給と、ベルトサンダー30の
駆動が停止されるように構成されている。
【0036】ケース19の上部には、円盤状の付着防止
手段及び供給手段としての噴射器32が設けられ、ケー
ス19の上面を貫通する吐出用パイプ27と、噴射器3
2とが接続されている。噴射器32には、水を噴射する
ための孔32aが、外周縁に多数形成されている。噴射
器32は、操作盤12のスタートボタン12aが操作さ
れることにより、ポンプ14から吐出用パイプ27を介
して供給された水を噴射し、ストップボタン12bによ
り、水の供給が停止されるように構成されている。
手段及び供給手段としての噴射器32が設けられ、ケー
ス19の上面を貫通する吐出用パイプ27と、噴射器3
2とが接続されている。噴射器32には、水を噴射する
ための孔32aが、外周縁に多数形成されている。噴射
器32は、操作盤12のスタートボタン12aが操作さ
れることにより、ポンプ14から吐出用パイプ27を介
して供給された水を噴射し、ストップボタン12bによ
り、水の供給が停止されるように構成されている。
【0037】次に、上記構成の加工機本体16の作用に
ついて説明する。ワーク20が、ベルトサンダー30に
より研磨加工される際は、まず、スタートボタン13a
が操作され、ベルトサンダー30が駆動を開始するとと
もに、パイプ31からベルト30a上に水が供給され
る。
ついて説明する。ワーク20が、ベルトサンダー30に
より研磨加工される際は、まず、スタートボタン13a
が操作され、ベルトサンダー30が駆動を開始するとと
もに、パイプ31からベルト30a上に水が供給され
る。
【0038】次に、扉28の上部扉28aが上方向へ移
動され、下部扉28bが下方向へ移動されることによ
り、作業者の手が入る隙間が形成され、前記隙間は、手
を入れて加工作業ができる所定位置で上部扉28a及び
下部扉28bが固定される。そして、手が入る隙間のみ
が開放されていることにより、作業者の顔へのマグネシ
ウム合金粉末の飛散が防止された状態で、ワーク20
は、研削液が常に供給されている状態のベルトサンダー
30に当接されて研磨加工される。
動され、下部扉28bが下方向へ移動されることによ
り、作業者の手が入る隙間が形成され、前記隙間は、手
を入れて加工作業ができる所定位置で上部扉28a及び
下部扉28bが固定される。そして、手が入る隙間のみ
が開放されていることにより、作業者の顔へのマグネシ
ウム合金粉末の飛散が防止された状態で、ワーク20
は、研削液が常に供給されている状態のベルトサンダー
30に当接されて研磨加工される。
【0039】次に、ワーク20の研磨加工を停止する際
は、ワーク20のベルトサンダー30への当接が停止さ
れ、扉28が閉じられる。そして、ストップボタン13
bが操作されて、ベルトサンダー30の駆動及びパイプ
31からの水の供給が停止される。次に、スタートボタ
ン12aが操作されることにより、噴射器32の孔32
aからケース19の内壁面に対して水が噴射される。
は、ワーク20のベルトサンダー30への当接が停止さ
れ、扉28が閉じられる。そして、ストップボタン13
bが操作されて、ベルトサンダー30の駆動及びパイプ
31からの水の供給が停止される。次に、スタートボタ
ン12aが操作されることにより、噴射器32の孔32
aからケース19の内壁面に対して水が噴射される。
【0040】そして、再び、ワーク20の研磨加工を開
始する際は、ストップボタン12bが操作されることに
より、水の噴射が停止され、その後、スタートボタン1
3aが操作されることにより、パイプ31から水の供給
及びベルトサンダー30の駆動が開始され、人の手によ
るワーク20の研磨加工が可能な状態となる。
始する際は、ストップボタン12bが操作されることに
より、水の噴射が停止され、その後、スタートボタン1
3aが操作されることにより、パイプ31から水の供給
及びベルトサンダー30の駆動が開始され、人の手によ
るワーク20の研磨加工が可能な状態となる。
【0041】この実施の形態は、前記実施の形態の
(2)〜(7)に記載の効果の他に、以下のような効果
を有する。 (8)ベルトサンダー30による研磨加工をしている際
に、マグネシウム合金粉末が、ケース19の内壁面に付
着しても、噴射器32の孔32aからケース19の内壁
面に対して水が噴射されて、マグネシウム合金粉末が洗
浄されることにより、マグネシウム合金粉末が粘土状態
になることを防止できる。
(2)〜(7)に記載の効果の他に、以下のような効果
を有する。 (8)ベルトサンダー30による研磨加工をしている際
に、マグネシウム合金粉末が、ケース19の内壁面に付
着しても、噴射器32の孔32aからケース19の内壁
面に対して水が噴射されて、マグネシウム合金粉末が洗
浄されることにより、マグネシウム合金粉末が粘土状態
になることを防止できる。
【0042】(9)人の手によりワーク20が加工され
ている間は、噴射器32の孔32aからケース19の内
壁面に対しての水の噴射が停止されている構成であるこ
とにより、噴射器32からの水が人にかかるのを防止で
きる。
ている間は、噴射器32の孔32aからケース19の内
壁面に対しての水の噴射が停止されている構成であるこ
とにより、噴射器32からの水が人にかかるのを防止で
きる。
【0043】(10)ベルトサンダー30が、斜めに配
置されていることにより、研磨加工をし易くすることが
できる。なお、実施の形態は上記に限らず、例えば以下
のように変更してもよい。
置されていることにより、研磨加工をし易くすることが
できる。なお、実施の形態は上記に限らず、例えば以下
のように変更してもよい。
【0044】・第1の実施の形態において、ノズル22
をケース19の内部に設ける構成を、ケース19の外壁
面の周縁にノズル22を配設して、ケース19には孔2
2aと対応する位置に水を通過させる為の貫通孔を複数
設け、ケース19の内壁面に水を連続的にゆっくり流す
構成に変更してもよい。このように構成した場合も、マ
グネシウム合金粉末が、所定水分率以下の粘土状態とな
るのを防止できる。
をケース19の内部に設ける構成を、ケース19の外壁
面の周縁にノズル22を配設して、ケース19には孔2
2aと対応する位置に水を通過させる為の貫通孔を複数
設け、ケース19の内壁面に水を連続的にゆっくり流す
構成に変更してもよい。このように構成した場合も、マ
グネシウム合金粉末が、所定水分率以下の粘土状態とな
るのを防止できる。
【0045】・第1の実施の形態において、ケース19
の内壁面のうち、ワーク20の加工面と反対面となる内
壁面には、水を噴射しない構成に変更してもよい。この
場合、ノズル22の形状を、コ字状に形成すればよい。
の内壁面のうち、ワーク20の加工面と反対面となる内
壁面には、水を噴射しない構成に変更してもよい。この
場合、ノズル22の形状を、コ字状に形成すればよい。
【0046】・第1の実施の形態において、ノズル22
からケース19の内壁面に対して、所定時間毎に水を噴
射する構成に変更してもよい。この場合、噴射する水の
量を節約するとともに、ケース19の内壁面に対するマ
グネシウム合金粉末の付着を防止できる。
からケース19の内壁面に対して、所定時間毎に水を噴
射する構成に変更してもよい。この場合、噴射する水の
量を節約するとともに、ケース19の内壁面に対するマ
グネシウム合金粉末の付着を防止できる。
【0047】・第2の実施の形態において、ベルトサン
ダー30と噴射器32からの水の噴射の構成を自動化し
てもよい。例えば、制御盤13のストップボタン13b
を操作することによりベルトサンダー30を停止すると
同時に、操作盤12のスタートボタン12aを操作しな
くても、水が噴射器32から噴射する構成に変更する。
また、ベルトサンダー30の駆動を開始するためにスタ
ートボタン13aが操作された際には、ストップボタン
12bを操作しなくても、噴射器32からの水の噴射が
停止されるように構成する。この場合、手作業でワーク
20を加工する作業者の操作を低減することができる。
ダー30と噴射器32からの水の噴射の構成を自動化し
てもよい。例えば、制御盤13のストップボタン13b
を操作することによりベルトサンダー30を停止すると
同時に、操作盤12のスタートボタン12aを操作しな
くても、水が噴射器32から噴射する構成に変更する。
また、ベルトサンダー30の駆動を開始するためにスタ
ートボタン13aが操作された際には、ストップボタン
12bを操作しなくても、噴射器32からの水の噴射が
停止されるように構成する。この場合、手作業でワーク
20を加工する作業者の操作を低減することができる。
【0048】・第2の実施の形態において、手作業でワ
ーク20を加工する作業者に対して、所定時間毎に警告
音が鳴ると同時に、噴射器32から水が噴射される構成
に変更してもよい。この場合、所定時間毎に水が噴射器
32から噴射されることにより、作業者に休憩を与える
と同時に、マグネシウム合金粉末が所定水分量以下の粘
土状態となって、ケース19の内壁面に付着するのを確
実に防止できる。
ーク20を加工する作業者に対して、所定時間毎に警告
音が鳴ると同時に、噴射器32から水が噴射される構成
に変更してもよい。この場合、所定時間毎に水が噴射器
32から噴射されることにより、作業者に休憩を与える
と同時に、マグネシウム合金粉末が所定水分量以下の粘
土状態となって、ケース19の内壁面に付着するのを確
実に防止できる。
【0049】・第2の実施の形態において、扉28の位
置をベルトサンダー30に対して横から手を延ばして加
工する位置に変更してもよい。 ・第2の実施の形態において、扉28が第1の実施の形
態のように全部開放される構成に変更してもよい。
置をベルトサンダー30に対して横から手を延ばして加
工する位置に変更してもよい。 ・第2の実施の形態において、扉28が第1の実施の形
態のように全部開放される構成に変更してもよい。
【0050】・ケース19の内壁面に、マグネシウム合
金粉末が付着しない加工が施された構成に変更してもよ
い。例えば、マグネシウム合金粉末が滑り落ちるような
膜でケース19の内壁面を被覆する。この場合、水を噴
射させなくても、内壁面へのマグネシウム合金粉末の付
着を防止できる。
金粉末が付着しない加工が施された構成に変更してもよ
い。例えば、マグネシウム合金粉末が滑り落ちるような
膜でケース19の内壁面を被覆する。この場合、水を噴
射させなくても、内壁面へのマグネシウム合金粉末の付
着を防止できる。
【0051】・マグネシウム合金加工機11を用いてワ
ーク20を加工するのに、研磨加工に限らず、穿孔盤、
旋盤や歯切り盤等にも適用する構成に変更してもよい。 ・上記実施の形態において、ケース19の内壁面に対し
てのみ供給手段から水が供給される構成に限らず、ケー
ス19の天井面に対しても、水が噴射される構成に変更
してもよい。
ーク20を加工するのに、研磨加工に限らず、穿孔盤、
旋盤や歯切り盤等にも適用する構成に変更してもよい。 ・上記実施の形態において、ケース19の内壁面に対し
てのみ供給手段から水が供給される構成に限らず、ケー
ス19の天井面に対しても、水が噴射される構成に変更
してもよい。
【0052】・上記実施の形態において、ケース19の
内壁面に対して噴射される水を、タンク17に回収され
た水を使用する構成に限らず、新しい水を使用する構成
に変更してもよい。
内壁面に対して噴射される水を、タンク17に回収され
た水を使用する構成に限らず、新しい水を使用する構成
に変更してもよい。
【0053】・上記実施の形態において、マグネシウム
合金で形成されたワーク20に限らず、マグネシウムで
形成されたワーク20にマグネシウム合金加工機11を
使用する構成に変更してもよい。
合金で形成されたワーク20に限らず、マグネシウムで
形成されたワーク20にマグネシウム合金加工機11を
使用する構成に変更してもよい。
【0054】次に上記実施形態から把握できる技術的思
想について、以下に記載する。 (1)請求項1及び請求項2に記載の発明において、前
記加工手段の下には、供給手段から供給するための水
と、加工手段が使用される際に供給される水とを回収す
るタンクが設けられている。
想について、以下に記載する。 (1)請求項1及び請求項2に記載の発明において、前
記加工手段の下には、供給手段から供給するための水
と、加工手段が使用される際に供給される水とを回収す
るタンクが設けられている。
【0055】(2)請求項1又は請求項2及び技術的思
想(1)に記載の発明において、前記タンクに回収され
る水は、マグネシウム又はマグネシウム合金粉末が除去
された後に、循環して再利用される。
想(1)に記載の発明において、前記タンクに回収され
る水は、マグネシウム又はマグネシウム合金粉末が除去
された後に、循環して再利用される。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1及び請
求項2に記載の発明によれば、マグネシウム又はマグネ
シウム合金加工機内において、マグネシウム又はマグネ
シウム合金粉末が所定水分量以下の粘土状態となること
を防止できる。
求項2に記載の発明によれば、マグネシウム又はマグネ
シウム合金加工機内において、マグネシウム又はマグネ
シウム合金粉末が所定水分量以下の粘土状態となること
を防止できる。
【図1】(a)はマグネシウム合金加工機を示す模式正
面図、(b)は同じく模式側面図。
面図、(b)は同じく模式側面図。
【図2】第1の実施の形態の加工機本体を示す概略斜視
図。
図。
【図3】爆発的燃焼可能なマグネシウム合金粉末粒度と
水分率との関係を示すグラフ。
水分率との関係を示すグラフ。
【図4】第2の実施の形態の加工機本体を示す概略斜視
図。
図。
11…マグネシウム合金加工機、15…加工手段として
の加工用ロボット、15a…加工用ロボットを構成する
アーム、15b…加工用ロボットを構成する研磨機、1
9…ケース、20…ワーク、22…付着防止手段及び供
給手段としてのノズル、30…加工手段としてのベルト
サンダー、32…付着防止手段及び供給手段としての噴
射器。
の加工用ロボット、15a…加工用ロボットを構成する
アーム、15b…加工用ロボットを構成する研磨機、1
9…ケース、20…ワーク、22…付着防止手段及び供
給手段としてのノズル、30…加工手段としてのベルト
サンダー、32…付着防止手段及び供給手段としての噴
射器。
Claims (2)
- 【請求項1】マグネシウム又はマグネシウム合金で形成
されたワークを研削加工可能な加工手段と、前記加工手
段を覆うように設けられたケースと、前記ケースに前記
ワークを研削加工した際に排出される削りくずの付着を
防止する付着防止手段とを備えていることを特徴とする
マグネシウム又はマグネシウム合金加工機。 - 【請求項2】前記付着防止手段は、前記ケースの内面に
対して水を供給する供給手段であることを特徴とする請
求項1に記載のマグネシウム又はマグネシウム合金加工
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001162105A JP2002355732A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | マグネシウム又はマグネシウム合金加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001162105A JP2002355732A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | マグネシウム又はマグネシウム合金加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002355732A true JP2002355732A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=19005282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001162105A Pending JP2002355732A (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | マグネシウム又はマグネシウム合金加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002355732A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095649A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Daido Steel Co Ltd | 表面欠陥が少ないマグネシウム合金コイルの製造方法 |
WO2022034649A1 (ja) * | 2020-08-12 | 2022-02-17 | Dmg森精機株式会社 | クーラントタンク |
-
2001
- 2001-05-30 JP JP2001162105A patent/JP2002355732A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095649A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Daido Steel Co Ltd | 表面欠陥が少ないマグネシウム合金コイルの製造方法 |
JP4645129B2 (ja) * | 2004-09-29 | 2011-03-09 | 大同特殊鋼株式会社 | 表面欠陥が少ないマグネシウム合金コイルの製造方法 |
WO2022034649A1 (ja) * | 2020-08-12 | 2022-02-17 | Dmg森精機株式会社 | クーラントタンク |
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