JP2002355543A - 分散剤、熱現像性感光材料、セラミックグリーンシート、プラスチックレンズ用プライマー、水性インク用記録剤及び金属箔用接着剤 - Google Patents
分散剤、熱現像性感光材料、セラミックグリーンシート、プラスチックレンズ用プライマー、水性インク用記録剤及び金属箔用接着剤Info
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Abstract
に優れ、かつ、ハイソリッド化を実現することのできる
ポリビニルアセタールからなる分散剤、セラミックグリ
ーンシート、プラスチックレンズ用プライマー、水性イ
ンク用記録剤及び金属箔用接着剤を提供する。 【解決手段】 1分子中に1個以上の官能基を含有する
ポリビニルアセタールからなる分散剤。
Description
分散性、塗布面への接着性に優れ、かつ、ハイソリッド
化を実現することのできるポリビニルアセタールからな
る分散剤、セラミックグリーンシート、プラスチックレ
ンズ用プライマー、水性インク用記録剤及び金属箔用接
着剤に関する。
性、顔料等の分散質の分散性、塗布面への接着性に優れ
た性質を有することから、インク、塗料、分散剤、接着
剤をはじめ、セラミックグリーンシート、熱現像性感光
材料、プラスチックレンズ用プライマー、水性インク受
容層等のバインダー等様々な用途で使用されている。
ニルアセタールを使用する頻度が増している。すなわ
ち、自動車におけるVOC規制に見られるように、ハイ
ソリッド化、水性化、粉体化の大きな三つの流れが今後
の業界の常識として位置付けられつつある。特にハイソ
リッド化は他の二つに比べて設備投資が要らず、使用溶
剤を少なくし、固形分濃度を高くするだけであるので、
性能を従来品から推測でき保証できるという特徴がある
ため、盛んに取り組みが行われている。分散性に優れる
ポリビニルアセタールは、このハイソリッド化に供する
材料として注目されている。
ド化を実現する方法としては、固形分濃度、すなわちバ
インダー含有量を高くすることが考えられるが、通常、
固形分濃度を高くすると溶液の粘度が上昇するという問
題がある。これに対して溶液の粘度を低下させるには、
例えば、低重合度化や分子構造の変性等による方法が挙
げられる。
報には、主鎖構造を変性したポリビニルアセタールが記
載されている。しかしながら、この方法は樹脂の諸物性
を支配する因子として最も大きく寄与する主鎖を大幅に
変性させるため、樹脂物性及び樹脂の溶液中での物性も
変化する可能性が高くなる。また、インク、塗料等の樹
脂や溶剤の他に第3成分として顔料等が含まれる系で
は、低粘度化によるハイソリッド化は実現可能ではあっ
ても、組成物に求められる顔料の分散安定性、塗膜強
度、基材との接着性等、他の要求性能を満足することが
できなくなる可能性があった。
ビニルアセタールは粘性挙動へ悪影響を及ぼすため、逆
に粘度の増加を起こし、ハイソリッド化にとって好まし
くない結果となることがある。これはバインダー量が多
くなると系内のバインダー濃度が高くなり、高分子間の
相互作用が大きくなるためと考えられる。特にイオン性
基がいずれの末端にも存在せず1分子中に2個以上含有
される場合は、1つのイオン性基が顔料の吸着に関与す
るのに対して、他のイオン性基が別のバインダー分子と
の反応に関与し架橋構造を形成するためと思われる。
は、部分的に加水分解したポリビニルアルコールを原料
としたポリビニルブチラールを含む印刷インク及び塗料
が開示されている。しかしながら、この技術によると、
残存するアセチル基の量を制御することにより、低粘度
化、ハイソリッド化が実現できるとの記載はあるが、そ
の他の性能、特に顔料分散性を向上させる効果は小さく
なると考えられる。また、この技術では、インクを製造
する場合に顔料ベースを作製してからワニスで希釈する
ので、顔料の分散にはポリビニルブチラールの分子構造
的な寄与よりも、むしろ機械的せん断力の寄与の方がは
るかに大きくなると考えられるため、ポリビニルブチラ
ールの分子構造がインク及び塗料の特性に大きく影響す
るとは考え難い。
のバインダーとしても用いられる。従来から広範囲に用
いられているハロゲン化銀感光材料は、その優れた写真
特性により、より広範囲かつ高品質な素材として画像形
成分野に利用されているが、現像及び定着が複雑でしか
も処理工程が湿式であるため、処理が煩雑かつ多量の化
学廃液を排出するという問題があった。その為、現在で
は現像工程を熱処理で行う熱現像性感光材料が開発さ
れ、実用化されている。
有機還元剤、場合により少量の感光性ハロゲン化銀をバ
インダー中に分散して得られる組成物を支持体に塗工し
てなるものである。例えば、特公昭43−4924号公
報には、紙、プラスチックフィルム、金属箔といった支
持体に、ポリビニルブチラール、ポリメタクリル酸メチ
ルといった造膜性結合材を用いて塗布して用いられる熱
現像性感光材料が記載されている。
式のゼラチンを使用したX線感光フィルムに比べて画像
特性、特に画像濃度、画像/階調部の鮮明度がやや劣る
ためその向上が望まれている。その為には加熱時の銀塩
の核成長を厳しくコントロールする必要があり、しか
も、バインダー中に分散させる銀塩の分散性を向上させ
る必要があった。
ンシートのバインダーとしても用いられる。セラミック
グリーンシートは、一般に、セラミック粉末を分散した
溶媒中に、バインダーと可塑剤とを加えて、ボールミル
等の混合装置により均一に混合し、脱泡してスラリーを
調製し、次いで、このスラリーをドクターブレード、3
本ロールリバースコータ−等を用いて、剥離性の支持体
に塗布し、これを加熱して乾燥した後、支持体から剥離
することにより得られる。例えば、特開平3−1975
11号公報、特開平3−200805号公報、特開平4
−175261号公報及び特開平4−178404号公
報には、ハンドリングを良くする為にポリビニルアセタ
ール、とりわけポリビニルブチラールを用いる方法が記
載されている。
量の積層セラミックコンデンサーが求められており、従
来のものに比べより微細な粒子径のセラミック粉末を用
いた薄層のセラミックグリーンシートが求められてい
る。しかし、分散させるセラミック粉末の粒子径が小さ
くなると、セラミックグリーンシート用スラリーにおい
てセラミック粉末の分散不良が懸念されことから、微細
な粒子径のセラミック粉末の分散性を向上させる必要が
あった。
ズ用プライマーのバインダーとしても用いられる。プラ
スチックレンズは軽量、耐衝撃性、簡易加工性、染色性
等の長所があるため、光学材料、特に眼鏡レンズの分野
で近年急速に普及している。しかし、一般にプラスチッ
クレンズは非常に傷つきやすいという欠点を有するた
め、通常は表面硬度の向上を目的にレンズの表面にシリ
コーン系のハードコート層が設けられている。プラスチ
ックレンズ用プライマーは、プラスチックレンズ基材と
ハードコート層との密着性改善の一手法として提案され
たものであり、耐衝撃性の向上等の役割をも有する。
とハードコート層との密着性の改善の目的には、特開昭
60−214301号公報記載のエポキシ化合物を用い
る方法、特開昭60−214302号公報記載のアクリ
ル系及び/又はメタクリル系化合物と芳香族ビニル化合
物を主成分とする方法、特開昭61−114203号公
報記載のアクリルポリオールと多官能有機イソシアネー
ト化合物からなるプライマー組成物を用いる方法等が提
案されている。しかしながら、いずれの場合も密着性の
改善は達成され、耐薬品性等の特性も得られているもの
の、耐衝撃性の向上はなされていないのが問題であっ
た。
上を目的としたプライマーとしては、ポリウレタンを用
いる方法が特開昭63−87223号公報に開示されて
いる。しかしながら、ハードコート層を設けるために、
このポリウレタンからなるプライマー層を有するプラス
チックレンズをハードコート液に浸すと、プライマー層
のポリウレタンがハードコート液の溶剤に溶解してハー
ドコート液を汚染したり、プライマー層が白濁化して透
明性が失われたりするという問題があった。
−127301号公報には、被覆膜の密着性が良好で、
耐衝撃性、耐摩擦性、耐薬品性、耐候性、反射防止性に
優れたプラスチックレンズに関する記述が開示してあ
る。しかしながら、ポリビニルアセタール中に含有され
る水酸基だけでは、特に密着性において不充分であり、
また特に無機微粒子等を含有する場合、その微粒子のポ
リビニルアセタール中での分散不良も懸念されるところ
であった。
材のバインダーとしても用いられる。近年、文字や画像
を出力する方法として、水性インクを用いたインクジェ
ット記録方式が普及している。このインクジェット記録
方式に用いられる記録材には、インクの吸収性に優れる
こと、記録材上のインクドットの広がりを制御し得るこ
と、透明であること、印字面が乾燥しやすいこと、イン
クの種類によらず鮮明な印字が可能であること等が求め
られる。これらの水性インク用記録材に求められる性能
を満たすためには、記録材のインク受容層の吸水性と耐
水性のバランスをとることが重要である。
スチックフィルム、紙、ガラス板等の支持体上にポリビ
ニルアルコールやポリビニルピロリドン等の水溶性樹脂
からなるインク受容層を形成した水性インク用記録材が
開示されている。しかしながら、この水性インク用記録
材では、水性染料インクの吸収性及び定着性は良好であ
るものの、水性顔料インクの定着性が不充分であり、イ
ンク受容層の耐水性も不充分であった。
水性高分子と親油性高分子とを混合することにより吸水
性と耐水性のバランスをとった水性インク用記録材が開
示されている。しかしながらこの水性インク用記録材で
は、インク受容層の透明性が不充分でOHPシート等の
用途には用いることができず、水性顔料インクの定着性
も不充分であった。
も用いられる。プリント回路基板は、通常、銅箔等の金
属箔を、フェノール含浸紙等の基材に接着剤を用いて貼
り合わせることにより構成されている。金属箔用接着剤
としては、従来、ポリビニルブチラールに代表されるポ
リビニルアセタールと、フェノール樹脂、エポキシ樹脂
又はメラミン樹脂に代表される熱硬化型樹脂とを主成分
とする接着剤組成物が広く用いられていた。
まず、基材に金属箔用接着剤を用いて銅箔等の金属箔を
貼り合わせて積層板を得、次に、上記金属箔をエッチン
グすることにより所望の印刷回路を形成する。近年、各
種の電子・電気機器の軽量化及び小型化に伴い、プリン
ト回路基板においても小型化及び印刷回路の高密度化が
進んでいる。上記高密度化に伴って、プリント回路基板
上に多数の電子部品を実装する際のはんだ浴浸漬時間が
長くなってきている。その結果、上記プリント回路基板
を構成するための金属箔用接着剤には、はんだ浴260
℃における金属箔又は接着剤層の耐熱強度及び引き剥が
し強度の向上が強く望まれていた。
ビニルアセタール及びその接着剤組成物が提案されてい
る。例えば、特開昭55−27342号公報には、重合
度が2500〜3000のポリビニルアルコールとアル
デヒドとを反応させることにより得られたポリビニルア
セタールが提案されている。また、ポリビニルアセター
ルを含有する接着剤のはんだ耐熱性及び接着度を向上さ
せることを目的として、特開昭58‐98306号公報
には、重合度1500〜2500のポリビニルアセター
ルであって、アセトアセタール部分とブチルアセタール
部分との割合が重量比で3:7〜7:3であり、アクリ
ル酸部分が0.1〜1.9重量%であるポリビニルアセ
タールを含有する接着剤が記載されており、ポリビニル
アセタールにアクリル酸部を導入することにより、接着
強度を更に向上させることができることが開示されてい
る。また、特開昭58−98307号公報には重合度1
500〜2500のポリビニルアセタールであって、ア
セトアセタール部分とブチルアセタール部分との割合が
重量比で3:7〜7:3であり、マレイン酸部分が0.
1〜1.9重量%であるポリビニルアセタールを含有す
る接着剤が記載されており、ポリビニルアセタールにマ
レイン酸部を導入することにより、接着強度を更に向上
させることができることが開示されている。その他にも
特開平4−309509号公報等に記載された技術等が
提案されている。
ールを含有する接着剤は、高い接着強度を有するもの
の、粘度が高いために均一に塗布し難いという問題点が
あった。そこで、特開平4−309509号公報には、
低粘度で優れたはんだ耐熱性及び金属箔との剥離強度を
有する接着剤として、重合度1500〜2500のポリ
ビニルアセタールであって、アセトアセタール部分とブ
チルアセタール部分との割合が重量比で3:7〜7:3
であり、側鎖として結合するカルボキシル基部分が0.
1〜5重量%であるポリビニルアセタールを主成分とす
る印刷回路の銅箔接着に用いられる接着剤が開示されて
いる。このようにカルボキル基が含有されているポリビ
ニルアセタールが接着強度の向上に寄与していることが
明らかであるが、その接着強度をコントロールをするこ
とは非常に困難である。特にカルボキシル基含有構造
は、ポリビニルアセタールの原料であるポリビニルアル
コールに起因するところが大きく、一般的にはポリビニ
ルアルコールの原料の1つである酢酸ビニルとカルボキ
シル基含有のビニル化合物との共重合によって得られる
ため、1分子あたりに含まれるカルボキル基の量を完全
にコントロールすることは大変困難である。そのため、
1分子中に含まれるカルボキシル基の量が制御できず、
ある分布を持つ為、接着強度にばらつきをきたすことが
多かった。
リビニルアルコール系重合体が記載されている。このポ
リビニルアルコール系重合体は、ポリビニルアルコール
の片末端を修飾したものである。このポリビニルアルコ
ール系重合体は、ビニル系化合物の懸濁重合を行う際
に、粒度分布がシャープで、嵩比重が高く、可塑剤吸収
性が高く、しかも残留ビニルモノマーの少ないビニル系
重合体粒子を得るための分散剤や分散助剤として用いら
れるものである。したがって、この発明は接着強度の制
御という目的ではなく、むしろ重合を安定に行うことが
できるような工程上の改善を目的としている。また、記
載のポリビニルアルコール系重合体を用いてアセタール
化したものは、その残存アセチル基の量が多いため、金
属箔用接着剤としては塗工特性他各種性能を含め考慮す
ると接着剤としては不充分なものである。従って、この
発明のポリビニルアルコール系重合体は接着強度を制御
できる可能性はあるものの、金属箔用接着剤としての性
能とはかけ離れたものであるといえる。
は、通常、銅箔に金属箔用接着剤を塗工して接着剤層付
き銅箔を作製し、他方、別途プリプレグを製造してお
き、しかる後、最終的に接着剤付き銅箔をプリプレグに
積層し、加熱圧着することにより、プリント回路基板を
得るのが一般的である。
いられる金属箔用接着剤としては、所望のはんだ耐熱性
と金属との引き剥がし強度とを確保する為に、重合度が
1700〜2500のポリビニルアセタールを、その粘
度が8〜15Pa・sとなるように調整して用いられ
る。しかしながら、上述のように、近年の環境問題や低
コスト化対応等の点から、使用溶剤量の低減、即ちハイ
ソリッド化がますます求められるが、従来のポリビニル
アセタールでは、接着剤粘度が依然として高かった。ま
た、低粘度化の為に、重合度の低減及び脂肪酸エステル
量の増加等を試みたとしても、従来の接着剤と同等以上
のはんだ耐熱性や引き剥がし強度を確保し得ることはで
きなかった。
鑑み、造膜性、分散質の分散性、塗布面への接着性に優
れ、かつ、ハイソリッド化を実現することのできるポリ
ビニルアセタールからなる分散剤、セラミックグリーン
シート、プラスチックレンズ用プライマー、水性インク
用記録剤及び金属箔用接着剤を提供することを目的とす
る。
1個以上の官能基を含有するポリビニルアセタールから
なる分散剤である。本発明2は、1分子中に1個以上の
官能基を含有するポリビニルアセタールをバインダーと
する熱現像性感光材料である。本発明3は、1分子中に
1個以上の官能基を含有するポリビニルアセタール、セ
ラミック粉末、可塑剤、及び、溶媒を含有するセラミッ
クグリーンシート用スラリーである。
を含有するポリビニルアセタール、加水分解性オルガノ
シラン化合物又はその加水分解物、有機金属アルコキシ
ド化合物、無機微粒子、及び、硬化触媒を含有するプラ
スチックレンズ用プライマー組成物である。本発明5
は、支持体上にインク受容層が設けられている水性イン
ク用記録材であって、前期インク受容層は、1分子中に
1個以上の官能基を含有するポリビニルアセタールと、
水溶性エポキシ系化合物と、ケイ酸、シリカ、カオリ
ン、クレイ、アルミナ、炭酸カルシウム、ゼオライト、
酸化チタン、タルク及び球状高分子からなる群より選択
した少なくとも1種の微粒子とを含有する組成物からな
る水性インク用記録材である。本発明6は、1分子中に
1個以上の官能基を含有するポリビニルアセタール、熱
硬化性樹脂、及び、溶剤を含有する金属箔用接着剤であ
る。以下に本発明を詳述する。
ミックグリーンシート、プラスチックレンズ用プライマ
ー、水性インク用記録剤及び金属箔用接着剤には、1分
子中に1個以上の官能基を含有するポリビニルアセター
ルを用いる。上記官能基としては顔料等の分散質の分散
性を向上させるものであれば特に限定されず、例えば、
カルボキシル基、シリル基、ハロゲン基、アミノ基、メ
ルカプト基、スルホニル基、チオニル基、エポキシ基、
オキサゾリン基、マレイミド基等が挙げられる。なかで
も、顔料等の分散性に優れる点でイオン性基が好まし
く、カルボキシル基、スルホニル基等の酸性基、及び、
アミノ基等の窒素原子を有する塩基性基がより好まし
い。なお、上記官能基がポリビニルアセタール分子の末
端にある場合には、上記官能基は水酸基であってもよ
い。
上記ポリビニルアセタールは活性点が増え、顔料等の分
散性が向上する。また、官能基を有していない樹脂とブ
レンドしてもバインダーとして用いた場合に分散性が向
上するという効果がある。例えば汎用樹脂に本発明のポ
リビニルアセタールを少量ブレンドすると、分散性向上
というという大きなメリットが得られる。
ある。上記官能基は分子の少なくとも片末端に位置して
いることが好ましい。片末端に有している場合には、高
分子の一方が分散質に吸着して、他方が他の高分子と絡
み合う確率が高くなり、吸着媒体が大きくなり、分散の
安定化が促進されるメリットがある。両末端に有してい
る場合には、分散質との吸着点が片末端より増えるた
め、より吸着は促進され、分散性が高くなる。
れていてもよい。この場合、片末端のみでも、両末端に
あってもよい。片末端に有している場合には、高分子の
一方が分散質に吸着して、他方が他の高分子と絡み合う
確率が高くなり、吸着媒体が大きくなり、分散の安定化
が促進されるメリットがある。両末端に有している場合
には、分散質との吸着点が片末端より増えるため、より
吸着は促進され、分散性が高くなる。
よい。この場合、上記官能基は、ポリビニルアセタール
分子の末端、末端以外の主鎖中又は側鎖中にあることが
好ましい。なかでも製造において工業的に制御すること
が容易であることから末端にあることがより好ましい。
は、主鎖中に位置するのに比べて、鎖状高分子では最大
2個、枝分かれ、星型高分子となっても、官能基数を工
業的に制御することは比較的容易であると考えられる。
しい下限は50、上限は3500である。50未満であ
ると、原料であるポリビニルアルコールの合成が難しく
なり、3500を超えると、これを水溶液とした時、そ
の溶液粘度が高すぎてアセタール化反応が難しい場合が
ある。より好ましい下限は150、上限は1000であ
る。上記ポリビニルアセタールを熱現像性感光材料のバ
インダーとして使用する場合には、より好ましい重合度
の下限は200、上限は3000であり、銀塩の分散
性、塗膜強度、塗工特性等のバランスを考慮して更に好
ましい重合度の下限は300、上限は1000である。
上記ポリビニルアセタールをセラミックグリーンシート
用スラリーのバインダーとして使用する場合には、塗膜
強度や他の特性、使い勝手を考慮して、より好ましい重
合度の下限は200、上限は3500であり、更に好ま
しい下限は300、上限は2400である。上記ポリビ
ニルアセタールをプラスチックレンズ用プライマー組成
物に使用する場合には、より好ましい重合度の下限は1
00、上限は3000である。
度は特に限定されないが、溶剤、顔料、バインダーとの
相互作用を考えると60モル%以上であることが好まし
い。60モル%未満であると、親水性が増大し耐水性が
低下する傾向があり、また、粒子が析出しにくくなるた
め樹脂も製造しにくくなる。より好ましくは、60〜7
5モル%である。
基含有量好ましい下限は0.5モル%、上限は25モル
%である。0.5モル%未満であると、ポリビニルアセ
タールの製造が困難となることがあり、25モル%を超
えると、原料となるポリビニルアルコールの合成が困難
となりポリビニルアセタールの合成が困難となることが
ある。より好ましい下限は3モル%、上限は20モル%
である。また、上記ポリビニルアセタールをセラミック
グリーンシート用スラリーのバインダーとして使用する
場合には、ガラス転移温度が下がり、柔軟性が強すぎて
グリーンシートのハンドリング性が悪くなることがある
ので、残存アセチル基含有量更に好ましい下限は1モル
%、上限は17モル%である。なお、上記アセタール化
度及び残存アセチル基含有量を求める時は、アセタール
基をアセタール化された2つの水酸基として数える。
ニルアルコール単位の含有量の好ましい下限は10モル
%、上限は45モル%である。10モル%未満である
と、ポリビニルアセタールの合成が困難となることがあ
り、45モル%を超えると、親水性基の割合が高くな
り、樹脂製造時において粒子が析出しにくくなる場合が
ある。より好ましい下限は17モル%、上限は35モル
%である。
ては特に限定されず、例えば、ポリビニルアルコールの
水溶液に各種アルデヒドを添加し、公知の方法でアセタ
ール化反応を行う方法が挙げられる。代表的な方法を以
下に説明する。すなわち、まず、加温したポリビニルア
ルコール水溶液を好ましくは40℃以下に冷却した後に
酸触媒を添加し、更に好ましくは−10〜+30℃に冷
却する。次いで、アルデヒドを添加してアセタール化反
応を開始させ、好ましくは20〜60℃で1〜6時間撹
拌した後アセタール化反応を停止し、中和することによ
り、上記ポリビニルアセタールが得られる。
ば、酢酸、p−トルエンスルフォン酸等の有機酸類;硝
酸、塩酸、硫酸等の無機酸類等が挙げられる。上記アセ
タール化反応の反応溶液のpHは、35重量%の塩酸を
添加することにより、1以下とすることが好ましい。
いが、ホルムアルデヒド(パラホルムアルデヒド)、ア
セトアルデヒド(パラアセトアルデヒド含む)、プロピ
オンアルデヒド、ブチルアルデヒド、アミルアルデヒ
ド、ヘキシルアルデヒド、ヘプチルアルデヒド、2−エ
チルヘキシルアルデヒド、シクロヘキシルアルデヒド、
フルフラール、グリオキザール、グルタルアルデヒド、
ベンズアルデヒド、2−メチルベンズアルデヒド、3−
メチルベンズアルデヒド、4−メチルベンズアルデヒ
ド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、m−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、β−フ
ェニルプロピオンアルデヒド等が挙げられる。なかでも
アセトアルデヒド又はブチルアルデヒドが好ましく、ブ
チルアルデヒドが更に好ましい。これらのアルデヒドは
単独で用いられても良く、2種以上が併用されても良
い。
ては特に限定されず、中和剤を用いる方法や熱水や蒸留
水等で洗浄する方法等が挙げられる。上記中和剤として
は特に限定されず、例えば、アンモニア、酢酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウ
ム、炭酸カルシウム;エチレンオキサイド等のアルキレ
ンオキサイド類;エチレングリコールジグリシジルエー
テル等のグリシジルエーテル類が挙げられる。
入する方法としては特に限定されず、例えば、官能基を
有するビニルモノマーとの共重合による方法、官能基を
持つ化合物を用いて後変性を行う方法等が挙げられる。
例えば、上記官能基及び少なくとも1個のメルカプト基
を分子内に有する化合物の存在下で酢酸ビニルをラジカ
ル重合した後、鹸化にてポリビニルアルコール(PV
A)を合成する方法が挙げられる。更に具体的には、例
えば、末端に水酸基を導入するためにはメルカプトエタ
ノールやメルカプトプロパノールのような化合物を使用
すればよく、末端にカルボキシル基を導入するために
は、メルカプトプロピオン酸のような化合物を使用すれ
ばよい。また、末端にメルカプト基を導入するために
は、2価以上のメルカプタン化合物を使用すればよい。
末端の水酸基に対して、分子内にシリル基及びイソシア
ネート基を有する化合物を反応させることで、末端にシ
リル基を導入することができる。
らなる分散剤である。例えば、上記ポリビニルアセター
ルを他の樹脂に少量添加することにより、分散性が向上
したバインダーとして用いることができる。
バインダーとする熱現像性感光材料である。上記ポリビ
ニルアセタールをバインダーとすることにより、本発明
2の熱現像性感光材料は銀塩の分散性が向上し、画像特
性の優れたものとなる。
法としては、例えば、上記ポリビニルアセタール、有機
銀塩、還元剤及び溶剤をボールミルで分散させた後、必
要に応じて、更にハロゲン化銀、ハロゲン化銀形成成分
及び各種添加剤を加えてボールミルで分散させて分散液
を調製し、この分散液を支持体上に有機銀塩が規定の量
となるように塗布し、溶剤を蒸発させる方法等が挙げら
れる。
無色又は白色の銀塩であって感光したハロゲン化銀の存
在化で80℃以上に加熱された時に還元剤と反応して銀
を生ずるものであれば特に限定されず、例えば、メルカ
プト基、チオン基又はカルボキシル基を有する有機化合
物の銀塩、ベンゾトリアゾール銀等が挙げられる。具体
的には、例えば、3−メルカプト−4−フェニル1,
2,4−トリアゾールの銀塩、2−メルカプト−ベンツ
イミダゾールの銀塩、2−メルカプト−5−アミノチア
ゾールの銀塩、1−フェニル−5−メルカプトチアゾー
ルの銀塩、2−メルカプトベンゾチアゾールの銀塩、チ
オグリコール酸の銀塩、ジチオ酢酸の銀塩等のジチオカ
ルボン酸の銀塩;チオアミド銀、チオピリジン銀塩ジチ
オヒドロキシベンゾールの銀塩、メルカプトトリアジン
の銀塩、メルカプトオキサジアゾールの銀塩、カプリン
酸銀、ラウリン酸銀、ミリスチン酸銀、パルミチン酸
銀、ステアリン酸銀、ベヘン酸銀、マレイン酸銀、ヒド
ロキシステアリン酸銀、アジピン酸銀、セバシン酸銀、
コハク酸銀、酢酸銀、酪酸銀等の脂肪族カルボン酸銀;
チオンカルボン酸銀、チオエーテル基を有する脂肪族カ
ルボン酸銀、テトラザインデンの銀塩、S−2−アミノ
フェニルチオ硫酸銀、含金属アミノアルコール、有機酸
金属キレート等が挙げられる。なかでも、脂肪族カルボ
ン酸の銀塩が好ましく、ベヘン酸銀がより好ましい。
0.01μm、上限は10μmであり、より好ましい下
限は0.1μm、上限は5μmである。上記ポリビニル
アセタールは有機銀に対して重量比で1:10〜10:
1で用いることが好ましく、より好ましくは1:5〜
5:1で用いる。
られる有機銀塩により適宜選択され、例えば、置換フェ
ノール類、ビスフェノール類、ナフトール類、ビスナフ
トール類、ポリヒドロキシベンゼン類、ジ又はポリヒド
ロキシナフタレン類、ハイドロキノンモノエーテル類、
還元性糖類、芳香族アミノ化合物、ヒドロキシアミン
類、ヒドラジン類等が挙げられる。
を溶解するものであって、水分の含有量が殆どないもの
が好適に用いられる。具体的には、ケトン、エステル類
が好ましく、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、酢
酸エチル等がより好適である。なお、溶剤としてエタノ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル等を用いる場合は、脱水したものを用いることが好ま
しい。
ンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、
ポリビニルアセタールセルロースエステル等の樹脂フィ
ルム、ガラス、紙、アルミニウム板等の金属板等が挙げ
られる。
しい下限は銀量として支持体1m2あたり0.1g、上
限は5gである。0.1g未満であると、画像濃度が低
くなることがあり、5gを超えても画像濃度の向上は見
られずコスト的に不利となる。より好ましい下限は0.
3g、上限は3gである。
には、色調剤が添加されても良い。また、カラー画像を
形成させる場合には、カラーカプラー、ロイコ染料等が
添加されても良い。更に、場合により増感剤等が添加さ
れても良い。
セラミック粉末、可塑剤、及び、溶剤を含有するセラミ
ックグリーンシート用スラリーである。本発明3のセラ
ミックグリーンシート用スラリー中における上記ポリビ
ニルアセタールの配合量の好ましい下限は3重量%、上
限は15重量%である。3重量%未満であると、セラミ
ック粉末全体に分散されるポリビニルアセタールが不充
分となるため得られるセラミックグリーンシートの柔軟
性が不充分で、焼成後にクラック等が発生しやすくな
る。15重量%を超えると、得られたセラミックグリー
ンシートを焼成する際にシートの収縮率が大きくなるこ
とがある。
のを用いることができ、例えば、アルミナ、ジルコニ
ア、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、チタ
ン酸バリウム、マグネシア、サイアロン、結晶化ガラ
ス、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等の粉
末が挙げられる。これらのセラミック粉末は単独で用い
られてもよいし、2種以上が併用されてもよい。また、
これらのセラミック粉末に、MgO―SiO2−CaO
系、B2O3−SiO2系、PbO−B2O3−SiO
2系、CaO−SiO2−MgO−B2O3系又はPb
O−SiO2−B2O 3−CaO系等のガラスフリット
を添加しても良い。上記セラミック粉末の粒子径は特に
限定されないが、5μm以下の薄層のグリーンシートを
作製するのに用いる場合には、0.5μm以下であるこ
とが好ましい。
ンシート用スラリー中の好ましい配合両の下限は30重
量%、上限は80重量%である。30重量%未満である
と、粘度が低くなりすぎてシートを成形する際のハンド
リング性が悪くなることがあり、80重量%を超える
と、粘度が高くなりすぎて混練性が低下することがあ
る。
タールとの相溶性に優れているものであれば特に限定さ
れず、例えば、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ブチルベンジル等
のフタル酸エステル系、リン酸トリクレジル、リン酸ト
リブチル、リン酸トリエチル等のリン酸エステル系、リ
シノール酸メチルアセチル、セバシン酸ジブチル、アジ
ピン酸ジオクチル等の樹脂酸エステル系、ブチルフタリ
ルグリコレート、トリエチレングリコール−2−エチル
ブチレート等のグリコール誘導体等が挙げられる。これ
らの可塑剤は単独で用いられてもよいし、2種以上が併
用されてもよい。
スラリー中の配合量の好ましい下限は0.1重量%、上
限は10重量%である。0.1重量%未満であると、得
られたセラミックグリーンシートの柔軟性が不充分とな
ることがあり、10重量%を超えると、セラミックグリ
ーンシートに成形する際のハンドリング性が悪くなるこ
とがある。
を溶解し、セラミックグリーンシート用スラリーに適度
な混練性を与えるものであれば特に限定されず、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノール等のアルコール類;トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類等が挙げられる。これらの
溶剤は単独で用いられてもよいし、2種以上が併用され
てもよい。上記溶剤のセラミックグリーンシート用スラ
リー中の配合量の好ましい下限は20重量%、上限は8
0重量%である。
ラリーには、目的を達成し得る範囲内で、必要に応じ
て、潤滑剤、分散剤、解樛剤、濡れ剤、帯電防止剤、消
泡剤等を含有させても良い。
ラリーを必要に応じて脱泡した後、剥離性のポリエステ
ルフィルム、鋼板のプレート等の支持体上に塗布し、加
熱、乾燥により有機溶剤を除去することによりセラミッ
クグリーンシートを作製することができる。かかるセラ
ミックグリーンシートもまた、本発明の1つである。
加水分解性オルガノシラン化合物又はその加水分解物、
有機金属アルコキシド化合物、無機微粒子、及び、硬化
触媒を含有するプラスチックレンズ用プライマー組成物
である。本発明4のプラスチックレンズ用プライマー組
成物中における上記ポリビニルアセタールの配合量の好
ましい下限は0.1重量%、上限は20重量%である。
0.1重量%未満であると、得られるプライマー層が薄
くなりすぎ衝撃強度の改善が不充分となることがあり、
20重量%を超えると、粘度が高くなりすぎプラスチッ
ク光学部品への塗布が困難になったり、プライマー層が
厚くなりすぎ塗布面の均一性が失われたりすることがあ
る。より好ましい下限は1重量%、上限は10重量%で
ある。
その加水分解物は架橋剤としての役割を有する。すなわ
ち、加水分解性オルガノシラン化合物中の加水分解基が
加水分解してシラノール基が生成し、上記有機金属アル
コキシド化合物と反応し、更に触媒の作用と熱によりポ
リビニルアセタール中の水酸基と脱水縮合反応が起こり
分子間又は分子内で架橋が行われる。更に、上記ポリビ
ニルアセタールに存在する官能基、例えば、カルボシキ
ル基が、分子中にフリーで存在することにより、その官
能基を介して基材との密着性に優れた被膜を形成するこ
とができる。架橋にあずかる分子は、オルガノシラン化
合物の加水分解物又はその縮合物である。
ば、加水分解基がハロゲン原子であるハロシラン化合物
類、加水分解基がアルコキシ基であるアルコキシシラン
化合物類、加水分解基がカルボキシ基であるカルボキシ
シラン化合物類、加水分解基がケトオキシム基であるケ
トオキシムシラン化合物類等が挙げられる。なかでも、
アルコキシシラン化合物類が好適である。具体的には、
例えば、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエト
キシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、フェニ
ルメチルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
アミノプロピルメチルジエトキシシラン、メチルビニル
ジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチ
ルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、
メチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、エチル
トリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチ
ルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキシシラン、
エチルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、プロピ
ルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、
ブチルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシラ
ン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シ
ラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、
γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、3,3,3−
トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、3,3,3
−トリフルオロプロピルトリエトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、クロ
ロメチルトリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキ
シシラン、N−β−アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β−アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチル)トリメトキシシラン、(3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル)トリエトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシルエチル)トリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシルエチ
ル)トリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブ
トキシシラン等が挙げられる。
具体的な例としては、例えば、1,1−ビス(トリメト
キシシリル)エタン、1,1−ビス(トリエトキシシリ
ル)エタン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタ
ン、1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン、1,
3−ビス(トリメトキシシリル)プロパン、1,3−ビ
ス(トリエトキシシリル)プロパン、2,2−ビス(ト
リメトキシシリル)プロパン、2,2−ビス(トリエト
キシシリル)プロパン等が挙げられる。
ー組成物中のオルガノシラン化合物の配合量の好ましい
下限は0.01重量%、上限は10重量%であり、より
好ましい下限は0.1重量%、上限は5重量%である。
は、アルミニウム又はチタニウムのアルコキシド又はア
ルコキシドジケトネート化合物が用いられる。有機金属
アルコキシド化合物はオルガノシラン化合物又はその加
水分解縮合物と容易に反応し、その生成物はポリビニル
アセタール中の水酸基と触媒及び熱の作用により反応す
る。有機金属アルコキシド化合物には、加水分解で生じ
たオルガノシラン化合物中のシラノール基とポリビニル
アセタール中の水酸基との脱水縮合反応を促進する触媒
としての作用と、オルガノシラン化合物とともに加水分
解縮合する架橋剤としての作用があるものと考えられ
る。
は、例えば、アルミニウムトリメトキシド、アルミニウ
ムトリエトキシド、アルミニウムトリプロポキシド、ア
ルミニウムトリブトキシド、チタニウムテトラメトキシ
ド、チタニウムテトラエトキシド、チタニウムテトラプ
ロポキシド、チタニウムテトラブトキシド、アルミニウ
ムジプロポキシドアセチルアセトネート、アルミニウム
ジプロポキシドエチルアセトアセテート、アルミニウム
ジブトキシドアセチルアセトネート、アルミニウムジブ
トキシドエチルアセトアセテート、チタニウムジメトキ
シドビス(アセチルアセトネート)、チタニウムジエト
キシドビス(アセチルアセトネート)、チタニウムジプ
ロポキシドビス(アセチルアセトネート)、チタニウム
ジブトキシドビス(アセチルアセトネート)、チタニウ
ムジプロポキシドビス(エチルアセトアセテート)、チ
タニウムジブトキシドビス(エチルアセトアセテート)
等が挙げられる。なかでも、チタニウムアルコキシドが
好適に用いられる。これらの有機金属アルコキシド化合
物は単独で用いられてもよいし、2種以上が併用されて
もよい。
の好ましい下限は0.01重量%、上限は10重量%で
ある。より好ましい下限は0.1重量%、上限は3重量
%である。また、オルガノシラン化合物に対しては、5
0モル%以下であるがことが好ましい。50モル%を超
えると、得られるプライマー層の耐衝撃性が低下するこ
とがある。
iO3、SrTiO3、BaZrO3、CoFe
2O4、NiFe2O4、MnFe2O4等の化合物酸
化物微粒子、又は(Ba,Sr)TiO3、Sr(T
i,Zr)O3、(Mn,Zn)Fe2O4等の化合物
酸化物固溶体微粒子等が挙げられる。これらの無機微粒
子は単独で用いてもよいし、2種類以上が併用されても
よい。これら化合物酸化物微粒子又は化合物酸化物固溶
体微粒子は、相当する金属のアルコキシド化合物からゾ
ル-ゲル法により容易に調製することができる。
限は1nm、上限は300nmである。300nmを超
えると、光の散乱によりレンズの曇りが生ずる可能性が
ある。より好ましい下限は1nm、上限は50nmであ
る。
ましい下限は0.1重量%、上限は30重量%である。
無機微粒子の種類及び添加量は、得られるプライマー層
の屈折率がプラスチックレンズの屈折率に一致するか又
は極めて近くなるように選択される。例えば、屈折率が
1.60以上の高屈折率プラスチックレンズ基材の場合
には、上記ポリビニルアセタール1重量部に対して無機
微粒子を1〜5重量部添加するのが好ましい。
合物、有機金属アルコキシド化合物の加水分解縮合物及
びポリビニルアセタール中の水酸基との脱水縮合、及
び、シラノール基間の脱水縮合反応を促進するものであ
れば特に限定されず、例えば、ジブチルスズジラウレー
ト、ジブチルスズジオクテート、ジブチルスズジアセテ
ート等の有機スズ化合物;プロピルアミン、ブチルアミ
ン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、トリエタノー
ルアミン、テトラメチルグアニジン、メチルイミダゾー
ル、ジシアンジアミド等の有機アミン類;アルミニウム
アセチルアセトネート、鉄アセチルアセトネート等の有
機金属錯体等が挙げられる。なかでも、有機スズ化合物
が好適である。これらは単独で用いてもよいし、2種類
以上が併用されてもよい。上記硬化触媒の添加量の好ま
しい下限は0.002重量%、上限は10重量%であ
り、より好ましい下限は0.005重量%、上限は1重
量%である。
ー組成物の溶媒としては、ポリビニルアセタールをよく
溶解し、無機微粒子をよく分散できるものであれば特に
限定されず、例えば、炭化水素類、ハロゲン化炭化水素
類、アルコール類、ケトン類、エステル類、エーテル類
等が挙げられる。なかでも、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブが好適に用いられる。これら
溶媒は単独で用いられてもよく、2種類以上が併用され
てもよい。
ライマー組成物には、オルガノシラン化合物の加水分解
に必要な成分として水が添加される。水の添加量の好ま
しい下限は0.1重量%、上限は20重量%である。
0.1重量%未満であるとプライマー溶液の使用可能時
間が短くなることがあり、20重量%を超えると、プラ
イマー塗布面の平滑性が失われることがある。
ライマー組成物は更に、塗布性の改善を目的とした各種
レベリング剤;耐候性の向上を目的とした紫外線吸収剤
や酸化防止剤;染料、顔料、フォトクロミック染料、フ
ォトクロミック顔料等の、膜性能を高めたり機能を付加
するための公知の添加剤を併用することができる。
ー組成物をプラスチック光学部品上へ塗布する方法とし
ては特に限定されず、例えば、スピンコート法、ディッ
ピング法等の公知の方法を用いることができる。塗布を
行うプラスチック光学部品の表面は必要に応じてアルカ
リ処理、プラズマ処理、紫外線処理等の前処理を行って
おくことが好ましい。上記プラスチック光学部品として
は、その素材、成型方法ともに特に限定されない。
プラスチックレンズ用プライマー組成物を硬化させてプ
ライマー層を形成させるには、50〜120℃、好まし
くは70〜110℃で1〜60分加熱すればよい。加熱
処理により塗布されたプラスチックレンズ用プライマー
組成物中の加水分解されたオルガノシラン化合物、及
び、オルガノチタネート化合物の加水分解縮合物とポリ
ビニルアセタール中に含まれる水酸基とが脱水縮合して
ポリビニルアセタール分子が架橋されるとともに、縮合
反応により生成した水及び予めプライマー組成物中に含
まれていた有機溶媒と水が蒸発して、プラスチック光学
部品表面に3次元的に架橋されたポリビニルアセタール
のプライマー層が形成される。
学部品は、その表面硬度を向上させる目的でハードコー
ト層を公知の方法で成膜することもできる。プラスチッ
クレンズ基材の両表面上にハードコート層が形成されて
なるプラスチックレンズであって、上記プラスチックレ
ンズ基材とハードコート層との間に本発明4のプラスチ
ックレンズ用プライマー組成物を用いてなるプライマー
層が形成されているプラスチックレンズもまた、本発明
の1つである。更にハードコート層を設けた表面に反射
防止能を有する無機化合物の蒸着膜を公知の方法で成膜
してもよい。
ー組成物からなるプライマー層を設けたプラスチック光
学部品の耐衝撃性が著しく向上する理由は、プラスチッ
クレンズ用プライマー組成物中の主成分である上記ポリ
ビニルアセタールが高度な柔軟性を有することに加え、
上記ポリビニルアセタール中の水酸基と脱水縮合反応が
起こることによる分子間又は分子内での架橋により高度
な弾性率が発現するため、プラスチック光学部品に対し
て衝撃があった際にそのエネルギーを吸収することがで
きるためと考えられる。また、本発明4のプラスチック
レンズ用プライマー組成物からなるプライマー層は3次
元的に架橋しているため、湿式法によるハードコートを
行う際にもポリビニルアセタールその他の物質がハード
コート液に溶解し、ハードコート液を汚染することもな
い。また、上記ポリビニルアセタールが適度な水酸基を
有し、更に、イオン性基を分子中に有しているため、3
次元架橋が可能であると同時にプライマー層とプラスチ
ック光学部品及びプライマー層とハードコート層との充
分な密着性を達成しているものと考えられる。
けられている水性インク用記録材であって、前記インク
受容層は、上記ポリビニルアセタールと、水溶性エポキ
シ系化合物と、ケイ酸、シリカ、カオリン、クレー、ア
ルミナ、炭酸カルシウム、ゼオライト、酸化チタン、タ
ルク及び球状高分子からなる群より選択した少なくとも
1種の微粒子とを含有する組成物からなる水性インク用
記録材である。
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタアクリレート、
酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリカーボネート、ABS等の合成樹脂等からな
るフィルム又はシート;織布、不織布、繊維、布、合成
紙、ガラス板、金属板、木材等からなるものが挙げられ
る。また、上記支持体は、支持体とインク受容層との接
着性を高めるために、支持体表面をコロナ放電処理によ
り予め酸化処理したり、支持体上に接着性樹脂層を設け
たりしてもよい。上記インク受容層は、上記ポリビニル
アセタールを主成分とし、水溶性エポキシ系化合物と微
粒子とを含む樹脂組成物により構成される。
ポキシ基を2個以上持った水溶性エポキシ化合物が好適
であり、例えば、1,4−ブタンジオールグリシジルエ
ーテル、ビスフェノールAエピクロロヒドリンエポキシ
樹脂、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、グ
リセロールポリグリシジルエーテル、グリセロールジグ
リシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジ
ル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、ソルビトールポリ
グリシジルエーテル、トリメチロールプロパン、ポリグ
リシジルエーテル等が挙げられる。
ましい下限は、上記ポリビニルアセタール100重量部
に対して15重量部、上限は40重量部である。15重
量部未満であると、水性顔料インクの定着性が不充分と
なることがあり、40重量部を超えると、ポリビニルア
セタールと水溶性エポキシ化合物との反応が進みすぎて
耐水性が強くなり、水性染料インクが受容層表面ではじ
かれる原因となることがある。
オリン、クレイ、アルミナ、炭酸カルシウム、ゼオライ
ト、酸化チタン、タルク及び球状高分子からなる群から
選択した少なくとも1種が用いられる。
例えば、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
−メタクリル酸エチル共重合体、ポリスチレン、ポリメ
タクリル酸エステル、ポリアクリル酸ナトリウム等が挙
げられる。
5μm、上限は25μmである。5μm未満であると、
微粒子を添加したことによる吸湿時の耐ブロッキング性
向上効果が充分に得られないことがあり、25μmを超
えると、微粒子の粒子径が大きいために透明性や光沢性
が低下することがある。
記ポリビニルアセタールと上記水溶性エポキシ系化合物
との固形分の合計100重量部に対し0.1重量部、上
限は1.0重量部である。0.1重量部未満であると、
微粒子を添加したことによる吸湿時の耐ブロッキング性
向上効果が充分に得られないことがあり、1.0重量部
を超えると、透明性や光沢性が低下することがある。
本発明5の目的を阻害しない範囲で、各種添加物を添加
しても良い。上記添加剤としては、例えば、グリセリ
ン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、界
面活性剤、紫外線吸収剤、顔料分散剤、消泡剤、防腐
剤、pH調整剤、ブロッキング防止剤等が挙げられる。
持体上に上記ポリビニルアセタール、上記水溶性エポキ
シ系化合物、及び、上記微粒子からなる水性インク用記
録材用組成物を塗布し、乾燥してインク受容層を形成さ
せることにより作製することができる。上記水性インク
用記録材用組成物の調製方法としては特に限定されず、
例えば、ポリビニルアセタールに上記水溶性エポキシ系
化合物及び微粒子等を添加し充分に混練することにより
得られる。
持体上への塗布方法としては特に限定されず、例えば、
ロールコーター法やブレードコーター法等の公知の方法
を用いることができる。
としては、乾燥後に形成されるインク受容層が0.5〜
25g/m2となるような範囲が好ましい。0.5g/
m2未満であると、インク吸収量が充分でなく滲みが発
生することがあり、25g/m 2を超えると、高湿度雰
囲気下における吸湿性が高くなるため、耐水性が低下し
たり、記録材が筒状に曲がるカール現象が発生したりす
ることがある。
度の好ましい下限は80℃、上限は150℃である。8
0℃未満であると、ポリビニルアセタールに含有される
イオン性基と水溶性エポキシ系化合物とが反応しにくい
ため耐水性が不充分となることがあり、150℃を超え
ると、インク受容層が熱により劣化したり、ポリビニル
アセタールと水溶性エポキシ系化合物との反応が進行し
すぎてインク吸収性が低下したりすることがある。ま
た、上記水性インク用記録材用組成物の乾燥時間の好ま
しい下限は1分間、上限は10分間である。1分間未満
であると、インク受容層自身の乾燥が不充分になること
があり、かつ、ポリビニルアセタールと水溶性エポキシ
系化合物との反応がしにくくなるため耐水性が悪くなる
ことがある。10分間を超えると、ポリビニルアセター
ルと水溶性エポキシ系化合物との反応が進行しすぎてイ
ンク吸収性が低下することがある。
リビニルアセタールを主成分とし、これに上記水溶性エ
ポキシ系化合物及び上記微粒子を加えた組成物によりイ
ンク受容層が構成されているので、水性染料インクまた
は水性顔料インクのいずれを用いて印字した場合であっ
ても、鮮明な印字を得ることができる。また、A0サイ
ズ以上のワイドフォーマット用のインクジェット方式の
プリンターに用いた場合のように、単位面積あたりの付
着インク量が多いプリンターで印字した場合であって
も、ポリビニルアセタール中に官能基(特に、イオン性
基)を含有しているので、インクの滲みやビーディング
が発生し難く、インク定着性に優れている。
ず、例えば、水溶性染料、水、その他の水混和性有機溶
媒、湿潤剤、染料可溶化剤及び防黴剤等からなるもの等
が挙げられる。また、上記水性顔料インクとしては特に
限定されず、例えば、顔料、水、水混和性有機溶媒、湿
潤剤、顔料分散剤、防黴剤等からなるもの等が挙げられ
る。
熱硬化性樹脂、及び、溶剤を含有する金属箔用接着剤で
ある。上記熱硬化性樹脂としては、プリント回路基板用
接着剤に常用されているものであれば公知のものを用い
ることができるが、一般にはフェノール樹脂、エポキシ
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等が好適
に用いられる。これらは単独で用いられてもよいし、2
種以上が併用されてもよい。また、熱硬化性を更に向上
させるために、各種多官能イソシアネート化合物を同時
に使用してもよい。
樹脂との配合比率は、重量比で1:4〜4:1であるこ
とが好ましい。ポリビニルアセタールの比率が少なくな
ると、接着剤層の可とう性が不足して剥離強度が低下す
ることがあり、多くなると接着剤層の硬化度が不足して
はんだ耐熱性が低下することがある。
チルエチルケトン等のケトン類;メタノール、エタノー
ル、ブタノール等のアルコール類;トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類等が挙げられる。これらは単独で
用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ニルアセタール、上記熱硬化性樹脂及び溶剤を従来公知
の方法で混合することにより得ることができる。また、
本発明6の金属箔用接着剤には、必要に応じて、プリン
ト回路基板用接着剤で慣用されている適宜の安定剤、酸
化防止剤、架橋剤、硬化触媒、難燃剤等の添加剤を配合
しても良い。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
蒸留水2749.7mLに片末端が90%以上カルボキ
シル基変性されたポリビニルアルコール(クラレ社製;
アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含有量0.
1重量%)273.9gを投入し、90℃以上に昇温し
て完全に溶解させた。次いで液温を25℃まで下げて、
触媒として35%濃塩酸70.3gを一括投入した。そ
の後更に冷却し、数回に分けてn−ブチルアルデヒド1
76.1gを添加した。途中、反応促進のため35%濃
塩酸を230mLに希釈して添加し、25℃付近に温度
上昇してこの温度で5時間保ち、得られた白色粉末を沈
殿させた。次に、得られた白色粉末を50℃で4時間水
洗し、pHが7以上となるように炭酸ナトリウム水溶液
で中和した。その後、脱イオン水で水洗し、濾過、乾燥
して、ポリビニルアセタールを得た。
ルとトルエンとの混合溶剤〔エタノール:トルエン=
1:1(重量比)〕に溶解して、溶液中の樹脂濃度を約
10重量%とし、その溶液を用いてポリビニルアセター
ルのフィルムを作製した。このフィルムを真空中60℃
で2〜3時間乾燥して溶剤を完全に除去し、徐冷した
後、FT−IR(ホリバ社製)を用いて測定することに
より組成比を算出した。この方法により、得られたポリ
ビニルアセタールの重合度は220、アセタール化度は
70.4モル%、アセチル基含有量は1.2モル%、ビ
ニルアルコール単位は28.4モル%であることが判っ
た。
ン酸銀5g、ジエチルケトン40gを24時間ボールミ
ルで混合し、更にN−ラウリル−1−ヒドロキシ−2−
ナフトアミド0.2gを加え、再びボールミルで粉砕し
て塗工溶液を得た。得られた塗工溶液を、ポリエステル
基材上に乾燥後の厚みが10μmとなるように塗布して
乾燥した。この塗工面上に、N,N,−ジメチル−p−
フェニレンジアミン・硫酸塩0.5g、ポリビニルピロ
リドン2g、メタノール30mLからなる溶液を乾燥後
の厚みが1μmとなるように塗布して乾燥して、熱現像
性感光材料を作製した。得られた塗工溶液について着色
の有無、経時安定性を測定し、また、得られた熱現像性
感光材料について画像変化を測定した。結果を表1に示
した。
の着色の有無を観察した。
クス社製「RMS−800」)を用いてせん断速度10
00S−1時の粘度(mPa)を測定した。ジオメトリ
ーは二軸円筒型を使用し、測定温度25℃にて行った。
測定はサンプルを二軸円筒型の容器にピペットにて必要
量挿入後、プリシェアをかけて5分間放置した後に行っ
た。続いて各定常ずり速度をサンプルにかけた。定常ず
り速度は、まず低速側(1S −1)から高速側(100
0S−1)にせん断速度をかけた後、更に高速側から低
速側へせん断速度をかけた。流体の粘度挙動は高速せん
断速度をかけた後の粘度とした。更に、加速促進試験と
して、40℃で1日及び2週間放置後に同様の方法によ
り粘度を測定し、放置前後の変化率(粘度比)を算出
し、以下の基準により評価した。 ◎:変化率が15%以下のもの △:変化率が15%〜25%のもの ×:変化率が25%以上のもの
0ワットの高圧水銀等で20cmの距離で0.3秒間露
光後、120℃の熱板を用いて5秒間加熱してシアン色
の良好なパターン画像を得た。得られた画像を白色光に
て曝露した後、画像の変化を観察した。
蒸留水2747.9mLに末端が変性されていない未変
性ポリビニルアルコール(クラレ社製;アセチル基含有
量1.0モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%)27
5.6gを投入し、90℃以上に昇温して完全に溶解さ
せたこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニルアセ
タールを得た。得られたポリビニルアセタールを使用し
たこと以外は、実施例1と同様にしてを塗工溶液及び熱
現像性感光材料を作製し、同様の評価を行った。結果を
表1に示した。
蒸留水2772.3mLに片末端が90%以上カルボキ
シル基変性されたポリビニルアルコール(クラレ社製;
アセチル基含有量3.2モル%、酢酸ソーダ含有量0.
1重量%)277.8gを投入し、90℃以上に昇温し
て完全に溶解させたこと以外は、実施例1と同様にして
ポリビニルアセタールを得た。得られたポリビニルアセ
タールを使用したこと以外は、実施例1と同様にしてを
塗工溶液及び熱現像性感光材料を作製し、同様の評価を
行った。結果を表1に示した。
蒸留水2774.2mLに主鎖がカルボキシル基変性さ
れたポリビニルアルコール(クラレ社製;アセチル基含
有量3.2モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%)2
75.9gを投入し、90℃以上に昇温して完全に溶解
させたこと以外は、実施例1と同様にしてポリビニルア
セタールを得た。得られたポリビニルアセタールを使用
したこと以外は、実施例1と同様にしてを塗工溶液及び
熱現像性感光材料を作製し、同様の評価を行った。結果
を表1に示した。
蒸留水2777.4mLにポリビニルアルコール(クラ
レ社製;アセチル基含有量2.8モル%、酢酸ソーダ含
有量0.1重量%、末端が官能基で変性されていない未
変性ポリビニルアセタール)272.8gを投入し、9
0℃以上に昇温して完全に溶解させたこと以外は、実施
例1と同様にしてポリビニルアセタールを得た。得られ
たポリビニルアセタールを使用したこと以外は、実施例
1と同様にしてを塗工溶液及び熱現像性感光材料を作製
し、同様の評価を行った。結果を表1に示した。
蒸留水2748mLに片末端が90%以上カルボキシル
基変性されたポリビニルアルコール(クラレ社製;アセ
チル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重
量%)136.9gと末端が変性されていない未変性ポ
リビニルアルコール(クラレ社製;アセチル基含有量
1.0モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%、重合度
230)138.7gを投入し、90℃以上に昇温して
完全に溶解させたこと以外は、実施例1と同様にしてポ
リビニルアセタールを得た。得られたポリビニルアセタ
ールを使用したこと以外は、実施例1と同様にしてを塗
工溶液及び熱現像性感光材料を作製し、同様の評価を行
った。結果を表1に示した。
蒸留水2748.2mLに片末端が90%以上カルボキ
シル基変性されたポリビニルアルコール(クラレ社製;
アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含有量0.
1重量%)82.2gと末端が変性されていない未変性
ポリビニルアルコール(クラレ社製;アセチル基含有量
1.0モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%、重合度
230)193.2gを投入し、90℃以上に昇温して
完全に溶解させたこと以外は、実施例1と同様にしてポ
リビニルアセタールを得た。得られたポリビニルアセタ
ールを使用したこと以外は、実施例1と同様にしてを塗
工溶液及び熱現像性感光材料を作製し、同様の評価を行
った。結果を表1に示した。
蒸留水2751.7mLにポリビニルアルコール(クラ
レ社製;アセチル基含有量1.4モル%、酢酸ソーダ含
有量1.4重量%、重合度230)271.9gを投入
し、90℃以上に昇温して完全に溶解させたこと以外
は、実施例1と同様にしてポリビニルアセタールを得
た。得られたポリビニルアセタールを使用したこと以外
は、実施例1と同様にしてを塗工溶液及び熱現像性感光
材料を作製し、同様の評価を行った。結果を表1に示し
た。
ル%のポリビニルアルコール100gを700gの蒸留
水に加温溶解した後、20℃に保ち、これに35%塩酸
29gを加え、更にブチルアルデヒド14gを添加し
た。次に12℃まで冷却し、ブチルアルデヒド64gを
加えた。樹脂が析出した後、30分間保持し、その後塩
酸108gを加え30℃に昇温して10時間保った。反
応終了後、蒸留水にて洗浄し、水洗後のポリビニルアセ
タール樹脂分散溶液に水酸化ナトリウムを添加し溶液の
pHを7に調整した。溶液を50℃で10時間保持した
後、冷却した。この時のpHは6.7であった。次に固
形分に対し、100倍量の蒸留水により溶液を水洗し、
脱水して乾燥した。得られたポリビニルアセタールの残
存アセチル基量は1.7モル%、残存水酸基量は21モ
ル%であった。得られたポリビニルアセタールを使用し
たこと以外は、実施例1と同様にしてを塗工溶液及び熱
現像性感光材料を作製し、同様の評価を行った。結果を
表1に示した。
ルアセタール10重量部をトルエン30重量部とエタノ
ール15重量部との混合溶剤に加え攪拌溶解した。得ら
れた樹脂溶液に、セラミック粉末として平均粒子径0.
4μmのチタン酸バリウム粉末100重量部を加え、ボ
ールミルで36時間混合してチタン酸バリウム粉末を分
散させたてセラミックグリーンシート用スラリー組成物
を得た。得られたセラミックグリーンシート用スラリー
組成物を、離型処理したポリエステルフィルム上に約6
μmに塗布し、常温で30分間風乾し、更に熱風乾燥機
で60〜80℃、15時間乾燥して有機溶剤を乾燥さ
せ、厚さ3μmの薄層のセラミックグリーンシートを得
た。得られたセラミックグリーンシート用スラリー組成
物の経時安定性、得られたセラミックグリーンシートの
表面状態を下記のように評価した。結果を表2に示し
た。
ー組成物の経時安定性評価 上述の(3)に記載したのと同様の方法によりセラミッ
クグリーンシート用スラリー組成物粘度を測定し、その
変化率を算出して以下の基準により評価した。 ◎:変化率が15%以下のもの △:変化率が15%〜25%のもの ×:変化率が25%以上のもの
態の評価 セラミックグリーンシートより100mm角の試験片を
切出し、その表面のくぼみの状態を目視にて観察し、以
下の基準で評価した。 ◎:ほとんどくぼみなし △:僅かにくぼみあり ×:多数のくぼみがあり
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表2に示した。
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表1に示した。
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表2に示した。
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表2に示した。
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表2に示した。
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表2に示した。
ルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にしてセ
ラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミック
グリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果を
表2に示した。
ニルアセタールを用いた以外は、実施例5と同様にして
セラミックグリーンシート用スラリー組成物、セラミッ
クグリーンシートを作製し、同様の評価を行った。結果
を表2に示した。
蒸留水2749.7mLに片末端が90%以上カルボキ
シル基変性されたポリビニルアルコール(A)(重合度
220;アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含
有量0.1重量%)4.4gと末端が特別にカルボキシ
ル基で制御されていないポリビニルアルコール(B)
(重合度220;アセチル基含有量1.1モル%、酢酸
ソーダ含有量0.1重量%)271.2gを投入し、9
0℃以上に昇温して完全に溶解させた。次いで液温を4
0℃まで下げて、触媒として35%濃塩酸70.3gを
一括投入した。その後更に冷却し、数回に分けてn−ブ
チルアルデヒド176.1gを添加した。途中、反応促
進のため35%濃塩酸を230mLに希釈して添加し、
温度上昇して一定温度で5時間保ち、得られた白色粉末
を沈殿させた。次に、得られた白色粉末を50℃で4時
間水洗し、pHが7以上となるように炭酸ナトリウム水
溶液で中和した。その後、脱イオン水で水洗し、濾過、
乾燥して、ポリビニルアセタールを得た。なお、得られ
たポリビニルアセタールの重合度は1800、アセター
ル化度は70.4モル%、アセチル基含有量は1.2モ
ル%、ビニルアルコール単位は28.4モル%であっ
た。
イソプロピルアルコールを重量比6:4で含む混合溶剤
に溶解し、ポリビニルアセタール溶液を調製した。次
に、このポリビニルアセタール溶液に、水溶性エポキシ
系化合物であるエチレングリコールジグリシジルエーテ
ルをポリビニルアセタール重量100重量部に対して3
0重量部となるように添加してさらに、微粒子のポリメ
タクリル酸メチル(粒子径:12μm)をポリビニルア
セタールと水溶性エポキシ系化合物の固形分の合計10
0重量部に対して0.4重量部となるように添加し、混
合した。しかる後、得られた樹脂混合物を100μm厚
のPETフィルム上に塗布し、120℃で5分間乾燥
し、乾燥後の重量が12g/m2のインク受容層を有す
る水性インク用記録材を得た。
の蒸留水2747.9mLにカルボキシル基を含有して
いないポリビニルアルコール(重合度220;アセチル
基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量
%)275.6gを投入し、90℃以上に昇温して完全
に溶解させたこと以外は、実施例9と同様にしてポリビ
ニルアセタールを得、更に、得られたポリビニルアセタ
ールを用いて水性インク用記録材を作製した。
の蒸留水2747.9mLに末端にカルボキシル基をポ
リビニルアルコール(A)(重合度220;アセチル基
含有量3モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%)1
7.6gと末端が特別にカルボキシル基で制御されてい
ないポリビニルアルコール(B)(重合度220;アセ
チル基含有量3モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量
%)258gを投入しを投入し、90℃以上に昇温して
完全に溶解させたこと以外は実施例9と同様にしてポリ
ビニルアセタールを得、更に、得られたポリビニルアセ
タールを用いて水性インク用記録材を作製した。
の蒸留水2747.9mLにカルボキシル基を含有して
いないポリビニルアルコール(重合度220、アセチル
基含有量3モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%)2
75.6gを投入し、90℃以上に昇温して完全に溶解
させたこと以外は、実施例9と同様にしてポリビニルア
セタールを得、更に、得られたポリビニルアセタールを
用いて水性インク用記録材を作製した。
製した水性インク用記録材について、下記の方法により
耐水性、にじみ、ビーディング、印字部の表面状態、イ
ンク移り及び透明性についての性能評価を行った。結果
を表3に示した。
後、24時間経過後に、水性インク用記録材を水道水中
に60分間浸漬し、引き上げた直後のインク受容層の状
態を目視により観察した。以下の評価記号により評価し
た。 〇:インク受容層が浸漬前と全く変わらなかた。 △:インク受容層が膨潤し、支持体から一部剥離してい
た。 ×:インク受容層が溶解し、支持体から流出していた。
で水性染料インク及び水性顔料インクを用いてベタ塗り
印字し、形成された画像部につき、印字後24時間経過
後の画像部の状態を目視により観察し、以下の基準で評
価した。 ◎:画像部周辺の「にじみ」の大きさが50μm以下で
あった。 ○:画像部周辺の「にじみ」の大きさが50μmを超え
100μm以下であった。 △:画像部周辺の「にじみ」の大きさが100μmを超
え300μm以下であった。 ×:画像部周辺の「にじみ」の大きさが300μmを超
えていた。
現象の有無 A0サイズのインク受容層に30×30cm角の大きさ
で水性染料インクを用いてベタ塗り印字し、形成された
画像部につき、印字後24時間経過後の画像部の状態を
目視により観察し、以下の基準で評価した。 ○:ビーディング現象は全くない △:画像部の一部にインクが凝集した粒状感のあるビー
ディングが発生している。 ×:画像部全面にインクが凝集した粒状感のあるビーデ
ィングが発生している。
で水性染料インクを用いてベタ塗り印字し、形成された
画像部につき、印字後24時間経過後の画像部の状態を
目視により観察し、以下の基準で評価した。 ○:印字表面に「クラック」または「はじき」が全く認
められなかった。 △:印字表面の一部に「クラック」または「はじき」が
認められた。 ×:印字表面の全体に「クラック」または「はじき」が
認められた。
で水性染料インクを用いてベタ塗り印字し、形成された
画像部につき、印字5分間後の画像部にPPC用の紙を
押し付け、紙へのインクの移り状態を目視により観察
し、以下の基準で評価した。 ○:インクの紙への移りが全くなかった。 △:インクの紙への移りが一部あった。 ×:インクの紙への移りが印字部全面においてあった。
下の基準で評価した。 ○:全面が曇りなく透明な状態であった。 △:インク受容層の一部に曇りが認められた。 ×:全面曇りガラス状の曇りが認められた。
ノール287.4重量部、バリウムジイソプロポキシド
43.9重量部、チタニウムテトライソプロポキシド4
8.9重量部を順次仕込み、2時間加熱還流した。溶液
を室温まで冷却した後、純水18.6重量部を10分間
かけてゆっくり滴下し、平均粒子径20〜30nmのB
aTiO3の化合物酸化物微粒子を調製した。この溶液
に安定剤としてジイソブチルアミン1.2重量部、更に
実施例37で得られたポリビニルアセタール20重量部
をイソプロパノール180重量部に溶解した溶液を加え
1時間充分に攪拌し、BaTiO 3/ポリビニルブチラ
ールのイソプロパノール溶液600重量部を得た。この
反応容器中にメチルトリメトキシシラン4.3重量部と
イソプロパノール20重量部を仕込み、0.01N塩酸
1.7重量部を加え、1時間攪拌し加水分解を行なっ
た。
n−ブトキシド2.7重量部をイソプロパノール20重
量部に溶解した溶液を加え30分攪拌し、オルガノアル
コキシシラン/チタニウムアルコキシド加水分解縮合物
を得た。得られた加水分解縮合物の溶液に、BaTiO
3/ポリビニルブチラール溶液600重量部、硬化触媒
としてジブチルスズジラウレート2重量部、レベリング
剤(住友スリーエム社製:フッ素系界面活性剤フロラー
ドFC430)1重量部を順次加えた。更に、メタノー
ル200重量部、イソプロパノール108.3重量部及
び純水40重量部を順に加え、1時間攪拌した。その
後、3μmのメンブランフィルターで濾過してプラスチ
ックレンズ用プライマー組成物を調製した。
シプロピルトリメトキシシラン180重量部を仕込み、
マグネチックスターラーを用いて激しく攪拌しながら,
0.01規定塩酸水溶液40重量部を一度に添加し、1
時間加水分解を続け、部分的に縮合した加水分解物を得
た。得られた加水分解物に、SnO2/WO3複合微粒
子分散メタノールゾル(日産化学社製:HIS−30M
N)を630重量部と、硬化触媒としてエチレンジアミ
ン四酢酸アルミニウム4重量部と、レベリング剤(東レ
ダウコーニング社製:シリコン系界面活性剤SH30P
A)を0.45重量部添加し、充分に攪拌混合した後、
3μmのメンブランフィルターで濾過して、シリコン系
高屈折率ハードコート液を調製した。
を以下の手順により作製した。度数が−4.00ジオプ
タで、中心厚が1.0mm、屈折率が1.66の熱硬化
性ウレタン樹脂製眼鏡用プラスチックレンズNLIV
を、前処理として60℃の10%NaOH水溶液に5分
間浸し、温水で洗浄後乾燥した。このプラスチックレン
ズの両面にディッピング法(引き上げ速度5mm/秒)
にてプラスチックレンズ用プライマー組成物を塗布し、
90℃で30分間加熱処理してプライマーを硬化させ
た。
クレンズの両面に、シリコン系高屈折率ハードコート液
をディッピング法(引き上げ速度5mm/秒)にて塗布
した。塗布したレンズを100℃で4時間加熱処理して
ハードコート層を硬化させた。得られたプライマー層及
びハードコート層を有するプラスチックレンズの両面
に、SiO2/ZrO2系の5層反射防止膜を真空蒸着
法により形成させた。
ビニルアセタールを用いた以外は、実施例11と同様に
してプラスチックレンズ用プライマー組成物を作製し、
更に、同様の方法により複合膜を有するプラスチックレ
ンズを作製した。
ビニルアセタールを用いた以外は、実施例11と同様に
してプラスチックレンズ用プライマー組成物を作製し、
更に、同様の方法により複合膜を有するプラスチックレ
ンズを作製した。
ビニルアセタールを用いた以外は、実施例11と同様に
してプラスチックレンズ用プライマー組成物を作製し、
更に、同様の方法により複合膜を有するプラスチックレ
ンズを作製した。
作製した複合膜を有するプラスチックレンズについて以
下の方法により性能評価を行った。結果を表4に示し
た。
ープテスト コーティング層表面にカッターナイフで1mm角の碁盤
目(100マス)を作り、その後セロハン粘着テープ
(商品名「セロテープ」ニチバン社製)を強く貼り付け
た後、テープの一端を持ち、90゜方向に勢いよく剥が
すことを10回繰り返した。その後、コーティング層表
面の碁盤の目がレンズから何個剥ぎ取られずに残ってい
るかを調べ、剥がれなかった碁盤の目の数をXとしてX
/100で表した。この場合、Xか大きいほど密着性が
よいということになる。
600gの荷重を作用させて30回こすったときの傷の
入り具合を、以下の基準で評価した。 ○:傷の入った面積が10%以内。 △:傷の入った面積が10%を越え30%以内。 ×:傷の入った面積が30%を越える。
製)を用いて300時間の耐候性試験を行い、その後の
レンズの黄変度を測定し、以下の基準により評価した。 ○:300時間後の黄変度2.0未満。 △:300時間後の黄変度2.0以上2.5未満。 ×:300時間後の黄変度2.5以上。
評価は以下の基準で行った。 ○:クモリなし。 △:クモリが少し目立つ。 ×:クモリがはっきり目立つ。
の蒸留水2749.7mLに片末端が90%以上カルボ
キシル基変性されたポリビニルアルコール(A)(重合
度2200;アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソー
ダ含有量0.1重量%)4.4gと末端が特別にカルボ
キシル基で制御されていないポリビニルアルコール
(B)(重合度2200;アセチル基含有量1.1モル
%、酢酸ソーダ含有量0.1重量%)271.2gを投
入し、90℃以上に昇温して完全に溶解させた。次いで
液温を40℃まで下げて、触媒として35%濃塩酸7
0.3gを一括投入した。その後更に冷却し、数回に分
けてn−ブチルアルデヒド176.1gを添加した。途
中、反応促進のため35%濃塩酸を230mLに希釈し
て添加し、温度上昇して一定温度で5時間保ち、得られ
た白色粉末を沈殿させた。次に、得られた白色粉末を5
0℃で4時間水洗し、pHが7以上となるように炭酸ナ
トリウム水溶液で中和した。その後、脱イオン水で水洗
し、濾過、乾燥して、ポリビニルアセタールを得た。な
お、得られたポリビニルアセタールの重合度は180
0、アセタール化度は70.4モル%、アセチル基含有
量は1.2モル%、ビニルアルコール単位は28.4モ
ル%であった。
チル化メラミン樹脂(大日本インキ化学社製:スーパー
ベッカミン)48g及びエポキシ樹脂(油化シェルエポ
キシ社製:エピコート1001)4.4gをメタノール
/メチルエチルケトン/トルエン(重量比2:2:1)の
混合溶剤284gに溶解し、更にパラトルエンスルフォ
ン酸0.2gを加えて、金属箔用接着剤を調製した。
箔に130g/m2となるように塗布し、120℃で4
分間乾燥して接着剤付き銅箔を得た。この接着剤層付き
銅箔とフェノール含浸紙とを150℃、圧力12MPa
で30分間加圧して圧着し、銅箔付き絶縁基板を得た。
の蒸留水2747.9mLにカルボキシル基を含有して
いないポリビニルアルコール(A)(重合度2200;
アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含有量0.
1重量%)8.8gと末端が特別にカルボキシル基で制
御されていないポリビニルアルコール(B)(重合度2
200;アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含
有量0.1重量%)266.8gを投入し、90℃以上
に昇温して完全に溶解させたこと以外は、実施例13と
同様にしてポリビニルアセタールを得、更に、同様にし
て接着剤層付き銅箔及び銅箔付き絶縁基板を作製した。
の蒸留水2747.9mLにカルボキシル基を含有して
いないポリビニルアルコール(A)(重合度2200;
アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ含有量0.
1重量%)17.6gと末端が特別にカルボキシル基で
制御されていないポリビニルアルコール(B)(重合度
2200;アセチル基含有量1.1モル%、酢酸ソーダ
含有量0.1重量%)258gを投入し、90℃以上に
昇温して完全に溶解させたこと以外は、実施例13と同
様にしてポリビニルアセタールを得、更に、同様にして
接着剤層付き銅箔及び銅箔付き絶縁基板を作製した。
の蒸留水2747.9mLにカルボキシル基を含有して
いないポリビニルアルコール(重合度2200、アセチ
ル基含有量1.0モル%、酢酸ソーダ含有量0.1重量
%)275.6gを投入し、90℃以上に昇温して完全
に溶解させたこと以外は、実施例13と同様にしてポリ
ビニルアセタールを得、更に、同様にして接着剤層付き
銅箔及び銅箔付き絶縁基板を作製した。
の蒸留水2774.2mLに主鎖が0.2モル%だけカ
ルボキシル基変性されたポリビニルアルコール(重合度
2200、アセチル基含有量3.2モル%、酢酸ソーダ
含有量0.1重量%)275.9gを投入し、90℃以
上に昇温して完全に溶解させたこと以外は、実施例13
と同様にしてポリビニルアセタールを得、更に、同様に
して接着剤層付き銅箔及び銅箔付き絶縁基板を作製し
た。
作製した銅箔付き絶縁基板について、はんだ耐熱性及び
剥離接着強度をJIS C 6485に準じて測定し
た。結果を表5に示した。なお、試験温度は、はんだ耐
熱性については260℃、剥離接着強度に付いては20
℃とした。
性、塗布面への接着性に優れ、かつ、ハイソリッド化を
実現することのできるポリビニルアセタールからなる分
散剤、セラミックグリーンシート、プラスチックレンズ
用プライマー、水性インク用記録剤及び金属箔用接着剤
を提供できる。
Claims (9)
- 【請求項1】 1分子中に1個以上の官能基を含有する
ポリビニルアセタールからなることを特徴とする分散
剤。 - 【請求項2】 1分子中に1個以上の官能基を含有する
ポリビニルアセタールをバインダーとすることを特徴と
する熱現像性感光材料。 - 【請求項3】 1分子中に1個以上の官能基を含有する
ポリビニルアセタール、セラミック粉末、可塑剤、及
び、溶媒を含有することを特徴とするセラミックグリー
ンシート用スラリー。 - 【請求項4】 請求項3記載のセラミックグリーンシー
ト用スラリーからなることを特徴とするセラミックグリ
ーンシート。 - 【請求項5】 1分子中に1個以上の官能基を含有する
ポリビニルアセタール、加水分解性オルガノシラン化合
物又はその加水分解物、有機金属アルコキシド化合物、
無機微粒子、及び、硬化触媒を含有することを特徴とす
るプラスチックレンズ用プライマー組成物。 - 【請求項6】 プラスチックレンズ基材の両表面上にハ
ードコート層が形成されてなるプラスチックレンズであ
って、前記プラスチックレンズ基材と前記ハードコート
層との間に請求項5記載のプラスチックレンズ用プライ
マー組成物を用いてなるプライマー層が形成されている
ことを特徴とするプラスチックレンズ。 - 【請求項7】 支持体上にインク受容層が設けられてい
る水性インク用記録材であって、前期インク受容層は、
1分子中に1個以上の官能基を含有するポリビニルアセ
タールと、水溶性エポキシ系化合物と、ケイ酸、シリ
カ、カオリン、クレイ、アルミナ、炭酸カルシウム、ゼ
オライト、酸化チタン、タルク及び球状高分子からなる
群より選択した少なくとも1種の微粒子とを含有する組
成物からなることを特徴とする水性インク用記録材。 - 【請求項8】 インク受容層は、ポリビニルアセタール
100重量部に対して水溶性エポキシ系化合物15〜4
0重量部を含有する組成物からなることを特徴とする請
求項7記載の水性インク用記録材。 - 【請求項9】 1分子中に1個以上の官能基を含有する
ポリビニルアセタール、熱硬化性樹脂、及び、溶剤を含
有することを特徴とする金属箔用接着剤。
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