JP2002353489A - 太陽電池実装用サンドイッチパネル - Google Patents

太陽電池実装用サンドイッチパネル

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JP2002353489A
JP2002353489A JP2001155229A JP2001155229A JP2002353489A JP 2002353489 A JP2002353489 A JP 2002353489A JP 2001155229 A JP2001155229 A JP 2001155229A JP 2001155229 A JP2001155229 A JP 2001155229A JP 2002353489 A JP2002353489 A JP 2002353489A
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Steven Hahn
ハーン・スティーブン
Takeshi Ozaki
毅志 尾崎
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固有振動数が高く、しかも、薄型、軽量で製
作容易な太陽電池実装用サンドイッチパネルの提供。 【解決手段】 パネル芯の両面にパネル表皮を備えた太
陽電池実装用サンドイッチパネルにおいて、前記パネル
の振動を抑制可能な部位の前記パネル表皮に、シート状
の振動抑制部材を重ね合わせに配設したことを特徴とす
る又、振動抑制部材は、パネルの振動の曲げ軸に対して
直交する方向に延在するよう配設されたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星等におい
て、電力供給用の太陽電池セルが実装されるパネルに関
し、詳しくは、パネル芯の両面にパネル表皮を備えた太
陽電池実装用サンドイッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば平2−42451号公開
実用新案公報に示された従来の太陽電池実装用サンドイ
ッチパネルを示す断面図である。図9において、12は
パネル表皮、13はパネル芯材、14は太陽電池セルで
ある。この太陽電池実装用サンドイッチパネル(以下、
パネルともいう)は、パネル表皮12の表面に太陽電池
セル14が実装されるものであって、宇宙における衛星
軌道上で、衛星の運用に必要な電力を供給するための太
陽電池を固定する機能を果たす。
【0003】このパネルは、打上時には衛星本体と共に
ロケットに収納され、宇宙軌道上で展開される。パネル
には、打上時にロケットから衛星本体を通して極めて大
きな振動負荷が与えられるため、パネルの剛性を高くす
る、即ちパネルの固有振動数を高くする必要がある。他
方、ロケットへの収納容積や打上可能な重量に限りがあ
るため、パネルの厚さは少しでも薄く、重量は少しでも
軽いことが求められる。従来の上記パネルでは、重量を
軽減するために、剛性要求の厳しくないパネル中央部で
パネル芯材13を薄くして、即ち、パネル芯材13の厚
さに変化をつけることによって、重量の軽減を図ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の太陽電
池実装用サンドイッチパネルでは、平板状に形成される
パネル芯材13の所要部分の厚さを薄くするように変化
をつけるため、製造の際にパネル芯材を機械加工しなけ
ればならず、製造に費用と時間とを要していた。又、パ
ネル芯材13の厚さの変化に合わせて、当該パネル芯材
13の表裏面を覆うパネル表皮12に、上記パネル芯材
13の凹凸に相応する凹凸を形成する必要があるため、
凹凸のついた成形型を別に作製する必要がある等の問題
もあった。
【0005】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、平板状に形成されるパネル芯材の
厚さを変化させることなく、固有振動数が高く、しか
も、薄型、軽量で製作容易な太陽電池実装用サンドイッ
チパネルの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の太陽電池実装用サ
ンドイッチパネルの発明は、パネル芯の両面にパネル表
皮を備えた太陽電池実装用サンドイッチパネルにおい
て、前記パネルの振動を抑制可能な部位の前記パネル表
皮に、シート状の振動抑制部材を重ね合わせに配設した
ことを特徴とする。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、振動
抑制部材は、パネルの振動の曲げ軸に対して直交する方
向に延在するよう配設されたことを特徴とする。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、振動抑制部材は、パネル表皮の表面、又は裏面、又
はパネル表皮の内部に配設されたことを特徴とする。
【0009】第4の発明は、第1乃至第3の発明の何れ
かにおいて、振動抑制部材は、当該パネルに用いられる
パネル表皮用の部材を用いて形成された部材であること
を特徴とする。
【0010】第5の発明は、第1乃至第3の発明の何れ
かにおいて、振動抑制部材は、当該パネルに用いられる
パネル表皮用の部材より弾性係数の高い部材を用いて形
成された部材であることを特徴とする。
【0011】第6の発明は、第1乃至第5の発明の何れ
かにおいて、振動抑制部材は、繊維強化プラスチックで
あることを特徴とする。
【0012】第7の発明は、第6の発明において、繊維
強化プラスチックの振動抑制部材は、素材の繊維がパネ
ルの曲げ軸に直交する方向に向いた部材であることを特
徴とする。第8の発明は、第1乃至第7の発明の何れか
において、振動抑制部材は、パネルを衛星機体に固定す
る取付固定部位の少なくとも2箇所に渡って延在するよ
う配設されたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1を図
1乃び図2に基づいて説明する。図1は太陽電池実装用
サンドイッチパネルの部分を示す斜視図、図2は打上時
における太陽電池実装用サンドイッチパネルの振動モー
ドを示す図である。図1において、1はアルミハニカム
コアで形成されたパネル芯材、2はアルミ合金によって
形成されたパネル表皮である。パネル表皮2はパネル芯
材1の表裏両面側にあって、当該芯材1を覆うように接
合されている。
【0014】3は振動抑制部材としてシート状に形成さ
れたアルミ合金である。このアルミ合金製の振動抑制部
材3は、パネルの振動を抑制可能なパネル表皮2の部位
(以下、所要部位ともいう)に適宜の接着剤を用いて貼
り付けられている。図示の振動抑制部材3は、アルミ合
金製薄膜を3乃至4層程重ね合わせて形成されたシート
状のもので、長方形に形成してあるが、正方形や楕円
形、或いは、長方形の両端側が円形状に膨らんだ形等、
任意の形状としてよい。図では、パネルを構成する一方
側のパネル表皮2に配設された複数枚の振動抑制部材3
が示されているが、他方側のパネル表皮2のそれぞれ対
応する位置にも配設されている。
【0015】尚、この実施の形態1に限らず、以下の実
施の形態についても、パネル芯1の両面側のパネル表皮
2,2の相応する同位置に、振動抑制部材が相対に設け
られているが、説明の都合上、一方側のパネル表皮2に
配設される振動抑制部材について以下説明する。
【0016】さて、この実施の形態1のアルミ合金製の
振動抑制部材3は、当該パネルを構成するアルミ合金製
のパネル表皮2用の部材をそのまま適当に成形して転用
してもよいし、当該パネルを構成するパネル表皮2用の
部材よりも、剛性がよりも高い他の素材からなる部材を
用いてもよい。パネル表皮2用の部材をそのまま振動抑
制部材3として転用すれば、振動抑制部材を別に製造或
いは調達したりする必要が無く、パネル表皮2用の部材
を所要の形態にカットするだけで簡便に用いることがで
き、極めて経済的となる。
【0017】図示の例では、長方形状に形成された3枚
のアルミ合金製の振動抑制部材3,3,3を、互いに適
当間隔を置いて、パネルの所要領域に発生が予想される
曲面の曲げ軸X(この軸Xはパネル芯1を通る)に対し
て、各振動抑制部材3、3,3の長手方向が直交するよ
うに、パネル表皮2の表面(パネル芯1と反対側の面)
に重ね合わせに貼り付けられている。これにより、振動
抑制部材3が貼り付けられたパネル表皮2の部分は、当
該パネル表皮2の他の部分に比べて、パネルの厚みが局
所的に厚く変えられたことになり、固有振動数が高ま
る。
【0018】図2において、太陽電池実装用サンドイッ
チパネル4の振動によって生ずる曲面は無数且つ多様に
現れるが、その出現する位置や態様は予め設計段階にお
いて想定し得る。従って、所要の曲面の曲げ軸X(図
1)毎に、適当サイズの振動抑制部材3をパネル表皮2
に予め貼り付けることができる。以下、当該パネル4の
打上時の固有振動モードのうち、最も低次の振動モード
を第1次振動モードという。上記の振動抑制部材3は、
この最も低次である第1次振動モードの変形を効果的に
抑え得るように、例えば、長径を有する形状に成形され
た振動抑制部材3を、曲面の曲げ軸に対して直交する方
向に、その長手方向が延在するように配置するとよい。
こうして、例えば、振動抑制部材3を貼る前の第1次モ
ードの固有振動数が30Hzのとき、所要部位に適宜、
振動抑制部材3を貼ることにより、このモードの固有振
動数が2次モードの固有振動数の34Hzを超えた場
合、更にこれに対して振動抑制部材3を貼って40Hz
の固有振動数を有する振動抑制部材3を貼る前の3次モ
ードが最低次となる、つまり第1次モードとなるように
することができる。
【0019】比較実験1 先ず、パネル表皮2の厚さを0.375mm、パネル芯
材1の厚さを25mmとしたところ、第1次振動モード
は図2のようになり、その固有振動数は25Hzであっ
た。次に、図1のように、部分的に厚さ1mmのアルミ
合金製の振動抑制部材3をアルミ合金製のパネル表皮2
の表面に貼り付けたところ、パネル表皮2の厚さを0.
3mmまで薄くしても、その固有振動数は上記と同じ2
5Hzに止まった。又、パネル表皮2を薄くしたことに
より重量が約5%軽減した。
【0020】又、この実施の形態1では、パネル表皮2
がアルミ合金の場合について説明したが、炭素繊維強化
プラスチック(CFRP)、或いは、ケブラー繊維強化
プラスチック(KFRP)等であってもよく、これらの
場合も、上記と同様の作用効果がある。又、この実施の
形態1では、パネル芯材1がアルミハニカムの場合につ
いて説明したが、アラミドハニカム、或いは発泡コア等
であってもよく、これらの場合も、上記と同様の作用効
果がある。
【0021】実施の形態2.実施の形態2を図5に基づ
いて説明する。図5は太陽電池実装用サンドイッチパネ
ルの部分を示す斜視図である。図5において、1はパネ
ル芯材、5はCFRP製のパネル表皮である。6はCF
RP製の振動抑制部材である。
【0022】比較実験2 先ず、CFRP製のパネル表皮5の厚さを0.1mm、
パネル芯材1の厚さを25mmとしたところ、第1次振
動の固有振動数は29Hzであった。次に、この第1次
振動モードを抑えるよう図5のように、部分的に0.3
mmのCFRP製の振動抑制部材6を貼り付けたとこ
ろ、第1次振動の固有振動数は32Hzに向上した。
【0023】尚、この実施の形態2では、パネル表皮5
がCFRP製の場合について説明したが、アルミ合金製
であってもよく、上記と同様の作用効果がある。
【0024】上記の炭素繊維強化プラスチック(CFR
P)製の振動抑制部材6は、パネル芯材1と反対側即ち
パネル表皮5の表面に貼り付けた例を図示したが、パネ
ル芯材1側即ちパネル表皮5の裏面(パネル芯1に向い
た面)に貼り付けてもよいし(非図示)、パネル表皮5の
内部に嵌め込んでもよい。図3及び図4は振動抑制部材
6が配設されたパネルの部分断面図であり、図3はパネ
ル芯1を挟んで相対する位置のパネル表皮5,5の表面
側に振動抑制部材6,6が配設された例、図4は同様の
パネル表皮5,5の各々の内部に各2枚の振動抑制部材
6,6を重なるように配設した例を示す。
【0025】パネル表皮5も、当該パネル表皮を構成す
る素材が2乃至6層程度重ねられてシート状に形成され
ているため、予め、所要の位置に振動抑制部材6を素材
の重ね合わせの間に配置させるだけで、表皮の内部に振
動抑制部材6が配設されたパネル表皮5を、比較的容易
に形成することができる。勿論、パネル表皮5を形成し
た後に、パネル表皮5の表面或いは裏面側に貼り付けて
もよい。何れにしても、予め、パネル表皮5とパネル芯
1とを別々に形成した後、パネル芯1の表裏に、パネル
表皮5を貼り付けてパネル4が製造されるので、上記振
動抑制部材6をパネル表皮5の表面、裏面或いは内部の
何れに配設する場合であっても、製造の手間やコストに
大差はない。
【0026】実施の形態3.実施の形態3を図6に基づ
いて説明する。図6は太陽電池実装用サンドイッチパネ
ルの部分を示す斜視図である。図6において、1はパネ
ル芯材、7は弾性率600GPaの炭素繊維で等方的に
強化されたCFRP製のパネル表皮、8はパネル表皮7
よりも剛性の高い、弾性率900GPaの炭素繊維でを
等方的に強化されたCFRP製の振動抑制部材である。
【0027】比較実験3 先ず、CFRP製のパネル表皮7の厚さを0.1mm、
パネル芯材1の厚さを25mmとしたところ、第1次振
動の固有振動数は29Hzであった。次に、この第1次
振動モードを抑えるよう図6のように部分的に0.2m
mのCFRP製の振動抑制部材8を貼り付けたところ、
第1次振動の固有振動数が32Hzに向上した。又、重
量は2%減少した。
【0028】この実施の形態3では、パネル表皮7がC
FRP製の場合について説明したが、アルミ合金製であ
ってもよく、上記と同様の作用効果がある。又、パネル
表皮7に対する振動抑制部材8の位置も、上記実施の形
態1と同様に、パネル表皮7の表面に限らず、裏面配設
してもよいし、表皮の内部に挟み込むように配設しても
よい。
【0029】実施の形態4.実施の形態4を図7に基づ
いて説明する。図7は太陽電池実装用サンドイッチパネ
ルの部分を示す斜視図である。図7において、1はパネ
ル芯材、7は弾性率600GPaの炭素繊維で等方的に
強化されたCFRP製のパネル表皮、9はパネル表皮7
よりも剛性の高い、弾性率900GPaの炭素繊維が第
1次振動モードの曲げ軸Xと直交する方向に引き揃えら
れて強化しされたCFRP製の振動抑制部材である。
【0030】比較実験4 先ず、パネル表皮7の厚さを0.1mm、パネル芯材1
の厚さを25mmとしたところ、第1次振動の固有振動
数は29Hzであった。次に、この第1次振動モードを
抑えるよう図7のように部分的に0.2mmのCFRP
9を貼り付けたところ、第1次振動の固有振動数の29
Hzを減らすことなく、パネル芯材1の厚さを25mm
から20mmに薄くすることができた。又、重量も1.
5%減らすことができた。
【0031】この実施の形態4では、パネル表皮9がC
FRP製の場合について説明したが、アルミ合金製であ
ってもよく、上記と同様の作用効果がある。又、パネル
表皮7に対する振動抑制部材9の位置も、上記実施の形
態1と同様に、パネル表皮7の表面に限らず、裏面に配
設してもよいし、表皮の内部に挟み込むように配設して
もよい。
【0032】実施の形態5.実施の形態5を図8に基づ
いて説明する。図8は太陽電池実装用サンドイッチパネ
ルの部分を示す斜視図である。図6において、1はパネ
ル芯材、5はCFRP製のパネル表皮、10は太陽電池
実装用サンドイッチパネルの衛星機体(非図示)への取付
固定部位を示し、11はCFRP製の振動抑制部材であ
る。
【0033】比較実験5 先ず、CFRP製のパネル表皮5の厚さを0.1mm、
パネル芯材1の厚さを25mmとしたところ、第1次振
動の固有振動数は29Hzであった。次に、この第1次
振動モードを抑制し、且つ幾つかの取付固定部位10の
うち少なくとも2箇所の取付部位10、10に跨って、
即ち、少なくとも2箇所の取付部位10、10を取り込
むように延在するCFRP製の0.3mmの振動抑制部
材11を、図6に示すように貼り付けたところ、第1次
振動の固有振動数の29Hzを減らすことなく、パネル
芯材1の厚さを25mmから23mmへと2mm薄くす
ることができた。
【0034】この実施の形態5では、CFRP製の振動
抑制部材11は、各々2つの取付固定部位10、10を
結ぶように配設されているが、これに限らず、2つ以上
の任意の取付固定部位10を結ぶように配設してもよ
い。又、この実施の形態5では、パネル表皮5がCFR
P製の場合について説明したが、アルミ合金製であって
もよく、上記と同様の作用効果がある。
【0035】尚、上記の各実施の形態では、パネルの振
動を効率よく抑制するため、パネル芯1の両面側のパネ
ル表皮2,2について、相対する位置に、相対する形状
の振動抑制部材3,3を対として配設した例で説明した
が、場合に応じて、必ずしも、パネルの両面側のパネル
表皮2,2に振動抑制部材3を一対毎配設する必要はな
く、何れか一方のパネル表皮2に配設してもよい。又、
振動抑制部材は、当該パネルに用いられるパネル表皮用
の部材より弾性係数の高い部材を用いると一層効果的と
なる。
【0036】
【発明の効果】第1乃至第7の発明によれば、何れも、
基本となるパネル表皮を単純な平面状に形成すればよ
く、従来のように、凹凸面をなすように成形型等で形成
する必要が無い。又、パネル芯材についても平板状に形
成すればよく、従来のように、その厚さを変化させる必
要が無いので、パネル表皮とのサンドイッチ構造の成形
に先だって凹凸等の形成する機械加工が不要となる。従
って、平板状に形成されるパネル芯材の厚さを変化させ
ることなく、固有振動数が高く、しかも、薄型、軽量で
製作容易な太陽電池実装用サンドイッチパネルを提供す
ることができる。
【0037】第2、第5、第7、第8の各発明によれ
ば、何れも、固有振動数をより効率的に高めることがで
きる。
【0038】第4の発明によれば、パネル表皮と同じ部
材を適当な形態に整形するだけで、振動抑制部材として
転用できるので、製造簡易で安価な太陽電池実装用サン
ドイッチパネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の太陽電池実装用パネルの部分
を示す斜視図である。
【図2】 第1次振動モードを示す図である。
【図3】 振動抑制部材をパネル表皮の表面に配設した
例を示す部分断面図である。
【図4】 振動抑制部材をパネル表皮の内部に配設した
例を示す部分断面図である。
【図5】 実施の形態2の太陽電池実装用パネルの部分
を示す斜視図である。
【図6】 実施の形態3の太陽電池実装用パネルの部分
を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態4の太陽電池実装用パネルの部分
を示す斜視図である。
【図8】 実施の形態5の太陽電池実装用パネルの部分
を示す斜視図である。
【図9】 従来の太陽電池実装用パネルの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パネル芯材、2 パネル表皮(アルミ合金)、3
振動抑制部材(アルミ合金製)、4 太陽電池実装用サ
ンドイッチパネル(パネル)、5 パネル表皮(CFRP
製)、6 振動抑制部材(CFRP製)、7 パネル表
皮、8 振動抑制部材(CFRP製)、9 振動抑制部
材(CFRP製)、10 取付固定部位、11 振動抑
制部材(CFRP製)、12 パネル表皮。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル芯の両面にパネル表皮を備えた太
    陽電池実装用サンドイッチパネルにおいて、前記パネル
    の振動を抑制可能な部位の前記パネル表皮に、シート状
    の振動抑制部材を重ね合わせに配設したことを特徴とす
    る太陽電池実装用サンドイッチパネル。
  2. 【請求項2】 振動抑制部材は、パネルの振動の曲げ軸
    に対して直交する方向に延在するよう配設されたことを
    特徴とする請求項1に記載の太陽電池実装用サンドイッ
    チパネル。
  3. 【請求項3】 振動抑制部材は、パネル表皮の表面、又
    は裏面、又はパネル表皮の内部に配設されたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池実装用サ
    ンドイッチパネル。
  4. 【請求項4】 振動抑制部材は、当該パネルに用いられ
    るパネル表皮用の部材を用いて形成された部材であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    太陽電池実装用サンドイッチパネル。
  5. 【請求項5】 振動抑制部材は、当該パネルに用いられ
    るパネル表皮用の部材より弾性係数の高い部材を用いて
    形成された部材であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載の太陽電池実装用サンドイッチパ
    ネル。
  6. 【請求項6】 振動抑制部材は、繊維強化プラスチック
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか
    に記載の太陽電池実装用サンドイッチパネル。
  7. 【請求項7】 繊維強化プラスチックの振動抑制部材
    は、素材の繊維がパネルの曲げ軸に直交する方向に向い
    た部材であることを特徴とする請求項6に記載の太陽電
    池実装用サンドイッチパネル。
  8. 【請求項8】 振動抑制部材は、パネルを衛星機体に固
    定する取付固定部位の少なくとも2箇所に渡って延在す
    るよう配設されたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    7の何れかに記載の太陽電池実装用サンドイッチパネ
    ル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011523221A (ja) * 2008-06-12 2011-08-04 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 軽量、剛性の自己支持形ソーラーモジュールおよびその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011523221A (ja) * 2008-06-12 2011-08-04 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 軽量、剛性の自己支持形ソーラーモジュールおよびその製造方法

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