JP2002353185A - 高圧処理装置 - Google Patents

高圧処理装置

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JP2002353185A JP2001160930A JP2001160930A JP2002353185A JP 2002353185 A JP2002353185 A JP 2002353185A JP 2001160930 A JP2001160930 A JP 2001160930A JP 2001160930 A JP2001160930 A JP 2001160930A JP 2002353185 A JP2002353185 A JP 2002353185A
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Kimitsugu Saito
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Ryuji Kitakado
龍治 北門
Yoichi Inoue
陽一 井上
Hisanori Oshiba
久典 大柴
Yoshihiko Sakashita
由彦 坂下
Masahiro Yamagata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 循環処理過程における高圧処理流体中の薬液
濃度を把握すると共に基板処理の完了時点を正確に把握
し、薬液濃度を最適に制御することにより、基板処理の
安定化を図った高圧処理装置を提供する。 【解決手段】 濃度制御器12は、超臨界二酸化炭素中
の濃度が所定値となるように、バルブ開閉を制御して助
剤を混合器10へ供給させる。混合器10は、助剤と超
臨界二酸化炭素とを混合し、助剤が所定の濃度だけ混合
された超臨界二酸化炭素を、濃度検出器11を通して基
板洗浄槽5へ送出する。助剤が混合された超臨界二酸化
炭素を循環させた基板洗浄が行われると、濃度検出器1
1が超臨界二酸化炭素中の助剤濃度を検出し、濃度制御
器12が検出濃度に従って助剤濃度を常に所定値に保つ
ように、バルブ開閉を制御する。検出された助剤濃度が
安定した場合、濃度制御器12は、基板洗浄完了と判断
して助剤の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧な処理流体を
用いる高圧処理装置に関し、より特定的には、半導体基
板、液晶表示装置用ガラス基板の如きFPD(Flat
Panel Display)用基板、フォトマスク用
ガラス基板及び光ディスク用基板など(以下、単に「基
板」と称する)に、高圧な処理流体を供給することによ
って当該基板の高圧処理、例えば基板に付着した汚染物
質の除去処理等を行う高圧処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品等が形成された基板の洗
浄における脱フロン化の流れに伴い、超臨界二酸化炭素
のような低粘度の高圧状態の処理流体を剥離液又はリン
ス液として使用することが注目されている。
【0003】また、近年の半導体デバイスの縮小化(シ
ュリンク)によって、さらにデバイスの設計ルール(テ
クノロジーノード)がより微細化しており、その勢いは
さらに加速されている。このような半導体デバイスにお
いては、構造上非常に微細な溝(トレンチ)や穴(ホー
ル)の洗浄が必要である。前者はキャパシタ(コンデン
サの容量部分)や横配線(平面的な配線)、後者は縦配
線(三次元的な配線、横配線と横配線との接続、トラン
ジスタのゲート電極への接続)等である。
【0004】このような微細な構造では、その幅と深さ
の比、いわゆるアスペクト比(縦横比)が非常に大きく
なってきており、幅が狭く深い溝や径が小さく深い穴が
形成されている。この幅や径がサブミクロンになってい
て、そのアスペクト比も10を超えるようなものが出現
している。このような微細構造をドライエッチング等で
半導体基板上に製造した後には、上部の平坦部分のみな
らず、溝や穴の側壁やその底にレジスト残骸や、ドライ
エッチングで変質したレジスト、底の金属とレジストの
化合物、酸化した金属等の汚染が残っている。
【0005】これらの汚染は、従来、溶液系の薬液によ
って洗浄されていた。しかし、このような微細な構造で
は、薬液の侵入及び純水による置換がスムーズにいか
ず、洗浄不良が生じるようになってきている。また、エ
ッチングされた絶縁物が配線による電気信号の遅延を防
止するために、低誘電率の材料(いわゆるLow−k
材)を使用しなくてはならなくなり、薬液によってその
特性である低誘電率が悪化すると言う問題が発生してい
る。その他、配線用の金属が露出している場合は、金属
を溶解する薬液が使用できない等の制限も生じている。
【0006】このような、半導体デバイスの微細構造の
洗浄に、その特性から超臨界流体が注目されている。超
臨界流体は、溶液系の薬液のように低誘電率の絶縁物に
浸透しても残留しないため、その特性を変化させること
がない。従って、半導体デバイスの微細構造の洗浄に非
常に適していると言え、多いに注目されている。
【0007】超臨界流体とは、図4に示すように、臨界
圧力Pc以上かつ臨界温度Tc以上(同図網掛け部分)
で得られる物質の状態をいう。この超臨界流体は、液体
と気体の中間的性質を有するため、精密な洗浄に適して
いるといえる。すなわち、超臨界流体は、液体に近い密
度を持ち溶解性が高いため、有機成分の洗浄に有効であ
り、気体のように拡散性が優れるため、短時間に均一な
洗浄が可能であり、気体のように粘度が低いため、微細
な部分の洗浄に適しているのである。
【0008】この超臨界流体に変化させる物質には、二
酸化炭素、水、亜酸化窒素、アンモニア、エタノール等
が用いられる。主に二酸化炭素は、臨界圧力Pcが7.
4MPa、臨界温度Tcが約31℃であり、比較的簡単
に超臨界状態が得られること、及び無毒であることか
ら、多く用いられている。
【0009】そして、上記超臨界流体を用いて基板の洗
浄処理を行う装置としては、図5に示す構成が考えられ
る。図5に示す高圧処理装置は、液体の二酸化炭素が封
入されたボンベ21と、凝縮器22と、昇圧手段23
と、加熱器24と、混合器30と、基板洗浄槽25と、
循環用ポンプ26と、減圧器27と、分離回収槽28
と、バルブV1〜V5とで構成される。
【0010】以下、この構成による高圧処理装置の洗浄
動作を簡単に説明する。まず、被洗浄物である基板が、
基板洗浄槽25内に設置されて密閉される。基板が設置
されると、以下の洗浄処理が開始される。最初にボンベ
21の液体二酸化炭素が、凝縮器22へ供給されて液体
のまま貯留される。液体二酸化炭素は、昇圧手段23に
おいて臨界圧力Pc以上の圧力まで昇圧され、さらに加
熱器24において臨界温度Tc以上の温度まで加熱され
て超臨界二酸化炭素となり、混合器30へ送られる。混
合器30は、バルブV5を介して供給される所定の助剤
Aと超臨界二酸化炭素とを混合し、基板洗浄槽25へ送
出する。
【0011】ここで助剤について説明する。二酸化炭素
流体は、ヘキサン程度の溶解力を有しているため、基板
表面の水分や油脂分等の除去は容易に行えるが、レジス
トやエッチングポリマー等の高分子汚染物質に対する溶
解力は不十分であるので、二酸化炭素単独でこれらの汚
染物質を剥離・除去することは難しい。このため、二酸
化炭素にさらに薬液(助剤)を添加して、高分子汚染物
質を剥離・除去できるように、助剤が用いられるのであ
る。
【0012】基板洗浄槽25では、超臨界二酸化炭素と
基板とを接触させることで洗浄が行われる。この基板洗
浄は、バルブV1,V2の閉栓、バルブV3,V4の開
栓及び循環用ポンプ26の動作のONによって、助剤A
が混合された超臨界二酸化炭素を所定の期間だけ循環さ
せて行われる。この基板の循環洗浄は、洗浄に要する時
間を短縮することを目的として行われる。
【0013】基板洗浄後の汚染物質(洗浄によって基板
から超臨界二酸化炭素に溶解もしくは分散した有機物、
無機物、金属、パーティクル、水等)が溶解もしくは分
散した助剤Aが混合された超臨界二酸化炭素は、減圧器
27において最終的な減圧がなされて気化された後、分
離回収槽28において気体の二酸化炭素と助剤Aと汚染
物質とに分離される。分離された助剤A及び汚染物質は
排出され、気体の二酸化炭素は、回収されて凝縮器22
で再利用される。以上の洗浄処理が所定の時間繰り返さ
れた、基板洗浄が完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一方、上述した従来の
高圧処理装置では、超臨界流体及び助剤を循環させて基
板を洗浄しているので、混合させた助剤が洗浄時間の経
過に伴って徐々に活性がなくなっていく(失活する)、
すなわち、超臨界流体中の助剤濃度が低下していく。こ
のような理由から、混合器30では、失活分を考慮した
量の助剤が混合される。
【0015】しかしながら、従来の高圧処理装置では、
循環洗浄処理過程においてどの程度助剤が失活するのか
を厳密に把握することができない。従って、通常では標
準値や経験値等に基づいて、超臨界流体に混合させる助
剤の量(超臨界流体中の助剤濃度)を決定している。こ
のため、助剤の量が多すぎて無駄に助剤を消費するとい
う問題や、助剤の量が少なすぎて基板洗浄が不十分であ
るという問題が生じていた。
【0016】また、従来の高圧処理装置では、基板洗浄
処理の完了時点を正確に把握することができない。この
ため、基板洗浄が十分に行われるように、洗浄時間を長
めに取る必要があり、処理プロセスのスループットを悪
化させる原因となっていた。
【0017】このような問題は、超臨界流体を用いた洗
浄方式に限らず、高圧処理流体である亜臨界流体や、例
えばアンモニアによる高圧ガスを用い、密閉処理槽内で
基板を現像、洗浄、乾燥等の高圧処理する場合にも同様
である。
【0018】なお、亜臨界流体とは、一般的に図4にお
いて、臨界点手前の領域にある高圧状態の液体を言う。
この領域の流体は、超臨界流体とは、区別される場合が
あるが、密度等の物理的性質は連続的に変化するため、
物理的な境界は存在しなく、亜臨界流体として使用され
る場合もある。亜臨界あるいは広義には臨界点近傍の超
臨界領域に存在するものは高密度液化ガスとも称する。
【0019】それ故に、本発明の目的は、循環処理過程
における処理流体中の薬液濃度を把握すると共に基板処
理の完了時点を正確に把握し、薬液濃度を最適に制御す
ることにより、基板処理性能の安定化及びスループット
の向上を図った高圧処理装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するために、本発明は以下に述べる特徴を有し
ている。第1の発明は、高圧流体と高圧流体以外の薬液
とを用いて基板の処理を行う高圧処理装置であって、高
圧流体と薬液とが混合された処理流体を用い、当該処理
流体を所定の期間循環させて処理槽内に設置された基板
を処理する基板処理部と、循環させている処理流体中の
薬液濃度を検出する濃度検出部と、処理流体中の薬液濃
度が常に所定値になるように、濃度検出部で検出された
薬液濃度に基づいて、混合される薬液の濃度を制御する
濃度制御部とを備える。
【0021】上記のように、第1の発明によれば、循環
処理過程における処理流体中の薬液の濃度を検出し、濃
度が常に一定となるように薬液の供給を制御する。これ
により、過剰供給や供給不足がなく、常に一定濃度の薬
液で基板を処理することができる。従って、薬液の無駄
な消費もなく、かつ、循環処理による薬液の経時的な失
活に伴う洗浄能力低下がなくなり、基板処理性能の安定
化を図ることができる。
【0022】第2の発明は、超臨界流体を用いて基板を
処理する装置であって、所定の超臨界流体を供給する超
臨界流体供給部と、供給された超臨界流体に、所定の薬
液を混合させる混合部と、薬液が混合された超臨界流体
を用い、当該流体を所定の期間循環させて処理槽内に設
置された基板を処理する基板処理部と、循環させている
薬液が混合された超臨界流体中の薬液濃度を検出する濃
度検出部と、超臨界流体中の薬液濃度が常に所定値とな
るように、濃度検出部で検出された薬液濃度に基づい
て、混合部へ供給される薬液の量を制御する濃度制御部
とを備える。
【0023】上記のように、第2の発明によれば、循環
処理過程における超臨界流体中の薬液の濃度を検出し、
濃度が常に一定となるように薬液の供給を制御する。こ
れにより、過剰供給や供給不足がなく、常に一定濃度の
薬液で基板を処理することができる。従って、薬液の無
駄な消費もなく、かつ、循環処理による薬液の経時的な
失活に伴う洗浄能力低下がなくなり、基板処理性能の安
定化を図ることができる。
【0024】第3の発明は、第1及び第2の発明に従属
する発明であって、濃度制御部は、混合部へ供給する薬
液の量がゼロになった場合、基板処理部における基板処
理が完了したものと判断することを特徴とする。
【0025】上記のように、第3の発明によれば、基板
処理の完了時点を正確に判断することができるので、処
理不足の発生を防ぐために長時間処理を行う必要がなく
なり、処理プロセスのスループットを向上させることが
可能となる。
【0026】第4の発明は、第1〜第3の発明に従属す
る発明であって、濃度検出部に、薬液によって光が吸収
又は散乱される特性を利用した光学的な濃度検出方式を
用いることを特徴とする。
【0027】第5の発明は、第4の発明に従属する発明
であって、濃度検出部は、薬液の特性に応じた異なる2
つ以上の光波長を用いて、2種類以上の薬液の濃度を同
時に検出することを特徴とする。
【0028】上記のように、第4及び第5の発明によれ
ば、薬液が持つ光学的特性を上手く利用することで、流
体中の1つ又は2つ以上の薬液濃度を正確かつ容易に検
出することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係る高圧処理装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、本実施形態の係る高圧処理装置
は、ボンベ1と、凝縮器2と、昇圧手段3と、加熱器4
と、混合器10と、濃度検出器11と、濃度制御器12
と、基板洗浄槽5と、循環用ポンプ6と、減圧器7と、
分離回収槽8と、バルブV1〜V7とで構成される。
【0030】まず、本実施形態の高圧処理装置の各構成
を説明する。ボンベ1には、基板の洗浄に用いられる液
化状の二酸化炭素が封入されている。凝縮器2は、分離
回収槽8から供給される気体の二酸化炭素を冷却して液
化させる。昇圧手段3は、凝縮器2で液化された液体二
酸化炭素を、臨界圧力Pc以上の所定の圧力まで昇圧さ
せる。加熱器4は、昇圧手段3で昇圧された液体二酸化
炭素を、臨界温度Tc以上の所定の温度まで加熱する。
これにより、液体の二酸化炭素が超臨界流体へ変化する
(図4を参照)。この超臨界二酸化炭素が、本発明に適
用可能な高圧状態の処理流体の1つに相当する。
【0031】混合器10へは、濃度制御器12の制御に
従って、バルブV5〜V7を介して3種類の薬液が供給
される。本発明の高圧処理装置においては、半導体基板
に付着したレジストやエッチングポリマー等の高分子汚
染物質も除去させるため、二酸化炭素の高圧流体だけで
は洗浄力が不十分である点を考慮して、薬液を添加した
処理流体にて洗浄処理を行う。この添加する薬液を助剤
と称するが、助剤としては、洗浄成分に塩基性化合物を
用いることが好ましい。この塩基性化合物は、レジスト
を多用される高分子物質を加水分解する作用があり、洗
浄効果が高いためである。塩基性化合物の具体例として
は、第四級アンモニア水酸化物、第四級アンモニアフッ
化物、アルキルアミン、アルカノールアミン、ヒドロキ
シルアミン(NH2OH)及びフッ化アンモニウム(N
H2F)よりなる群から選択される1種以上の化合物が
挙げられる。洗浄成分は、高圧流体に対し、0.05〜
8質量%含まれていることが好ましい。
【0032】上記塩基性化合物等の洗浄成分が高圧流体
に非相溶である場合には、この洗浄成分を二酸化炭素に
溶解もしくは均一分散させる助剤となり得る相溶化剤を
薬液として用いることが好ましい。この相溶化剤として
は、洗浄成分を高圧流体と相溶化させることができれば
特に限定されないが、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等のアルコール類や、ジメチルスルホキシド
等のアルキルスルホキシドが、好ましいものとして挙げ
られる。相溶化剤は、洗浄工程では、高圧流体の10〜
50質量%の範囲で適宜選択すればよい。
【0033】すなわち、バルブV5を介して所定の助剤
Aが、バルブV6を介して所定の助剤Bが、バルブV7
を介して所定の相溶化剤がそれぞれ供給される。本実施
例では、2種類の助剤A、Bを用いて場合を説明する
が、助剤の種類や数は、対象基板や洗浄目的等に基づい
て自由に設定することができる。混合器10は、供給さ
れる助剤A、B及び相溶化剤と、生成された超臨界二酸
化炭素とを混合し、基板洗浄槽5へ送出する。
【0034】濃度検出器11は、超臨界流体中の助剤
A、Bの濃度をそれぞれ検出する。濃度制御器12は、
濃度検出器11から与えられる検出結果に基づいて、バ
ルブV5、V6の開閉を制御する。
【0035】処理槽としての基板洗浄槽5では、生成さ
れ助剤A、Bと相溶化剤とが混合された超臨界二酸化炭
素を用いて基板が洗浄される。
【0036】減圧器7は、基板洗浄槽5において洗浄処
理が終わった助剤A、B及び相溶化剤が混合された超臨
界二酸化炭素を減圧する。そのことによって、超臨界二
酸化炭素が気化される。分離回収槽8では、減圧器7で
気化された二酸化炭素と、薬液(助剤A、B及び相溶化
剤)と汚染物質とが分離されると共に、気体の二酸化炭
素が再び凝縮器2へ供給される。
【0037】バルブV1、V2は、洗浄処理の循環経路
と処理流体の供給/回収経路とを分離させるために用い
られるバルブである。バルブV1は、昇圧手段3の二次
側と加熱器4の一次側とを接続する配管上に設けられ
る。バルブV2は、基板洗浄槽5の二次側と減圧器7の
一次側とを接続する配管上に設けられる。
【0038】バルブV3、V4は、洗浄処理の循環経路
を形成するために用いられるバルブである。バルブV3
は、循環用ポンプ6の排出口と加熱器4の一次側とを接
続する配管上に設けられる。バルブV4は、基板洗浄槽
5の二次側と循環用ポンプ6の吸入口とを接続する配管
上に設けられる。
【0039】バルブV5は、助剤Aを混合器10へ供給
するために用いられるバルブであり、助剤Aが貯蔵され
たタンク(図示せず)と混合器10とを接続する配管上
に設けられる。バルブV6は、助剤Bを混合器10へ供
給するために用いられるバルブであり、助剤Bが貯蔵さ
れたタンク(図示せず)と混合器10とを接続する配管
上に設けられる。バルブV7は、相溶化剤を混合器10
へ供給するために用いられるバルブであり、相溶化剤が
貯蔵されたタンク(図示せず)と混合器10とを接続す
る配管上に設けられる。
【0040】ここで、ボンベ1や基板洗浄槽5に至る配
管系が本発明の流体の供給部に相当する。また、基板洗
浄槽5より下流で減圧器7や分離回収槽8を含む配管系
が基板洗浄後の超臨界流体を回収して再利用させる流体
の回収部として機能する。そして、基板洗浄槽5が基板
処理部を構成する。
【0041】次に、この構成による本実施形態に係る高
圧処理装置で行われる基板の洗浄動作を、図2をさらに
参照して説明する。図2は、本実施形態の高圧処理装置
で行われる助剤濃度制御方法の手順を示すフローチャー
トである。なお、本実施形態では、高圧流体として二酸
化炭素を用いた場合を説明するが、その他、亜酸化窒
素、アルコール、エタノール、水等の超臨界流体の状態
へ変化できる物質であってもよい。また、本実施形態の
基板洗浄槽に用いられる基板洗浄方式は、複数の基板を
同時に洗浄するバッチ方式又は枚葉方式のいずれであっ
てもよい。
【0042】まず、被洗浄物である基板が基板洗浄槽5
内に設置される。基板が設置されると、バルブV1,V
2が開栓、バルブV3〜V7が閉栓された、以下の洗浄
処理が開始される。
【0043】最初に、二酸化炭素はボンベ1内に5〜6
MPaの圧力で液体として貯留されており、この液体二
酸化炭素が凝縮器2へ供給されて液体として貯蔵され
る。液体二酸化炭素は、昇圧手段3において臨界圧力P
c以上の圧力まで昇圧され、さらに加熱器4において臨
界温度Tc以上の所定の温度まで加熱されて超臨界流体
となり、混合器10へ順次送られる。ここで、所定の圧
力及び温度は、洗浄対象である基板の種類や所望する洗
浄性能に基づいて、自由に設定することが可能である。
【0044】初期状態として、濃度制御器12は、超臨
界二酸化炭素中の濃度がそれぞれ所定の値となるよう
に、バルブV5、V6の開閉を制御して助剤A、Bを混
合器10へ供給させる(ステップS21)。混合器10
は、供給される助剤A、Bと超臨界二酸化炭素とを混合
し、助剤A、Bが所定の濃度だけ混合された超臨界二酸
化炭素を、濃度検出器11を通して基板洗浄槽5へ送出
する。
【0045】この時、バルブV7も開閉を制御され、相
溶化剤も同時に混合器10へ供給される。この相溶化剤
の供給量は、予め設定された所定量とされる。これは、
本実施例において相溶化剤は、助剤A、Bを超臨界二酸
化炭素へ分散させるのに作用させ、基板洗浄期間に濃度
が変動しない、もしくは変動しても基板の洗浄力を左右
させない薬液として、選択されるためである。
【0046】超臨界二酸化炭素の供給/回収経路(昇圧
手段3の二次側から減圧器7の一次側までの間)が助剤
A、B及び相溶化剤が混合された超臨界二酸化炭素で満
たされると、バルブV1、V2の閉栓、バルブV3、V
4の開栓及び循環用ポンプ6の動作ONによって、助剤
A、B及び相溶化剤が混合された超臨界二酸化炭素を所
定の期間だけ循環させて基板の洗浄が行われる。基板洗
浄槽5では、この高圧状態の超臨界二酸化炭素によって
基板の洗浄が行われる。
【0047】助剤A、B及び相溶化剤が混合された超臨
界二酸化炭素を循環させて基板の洗浄を行うと、助剤
A、Bが使用されて超臨界二酸化炭素中の濃度が徐々に
低下してくる。そこで、本発明では、濃度検出器11が
超臨界二酸化炭素中の助剤A、Bの濃度をそれぞれ検出
し、検出結果を濃度制御器12へ逐次伝えることを行う
(ステップS22)。
【0048】そして、濃度制御器12は、濃度検出器1
1で検出された濃度に従って(ステップS23〜S2
5)、超臨界二酸化炭素中の助剤A、Bの濃度を常に所
定の値に保てるように、バルブV5、V6の開閉を個別
に制御して助剤A、Bを混合器10へ追加供給させる
(ステップS26〜S28)。
【0049】ここで、濃度検出器11で検出された助剤
A、B共に濃度が安定した(濃度が低下せず、所定の値
を保つようになった)場合、濃度制御器12は、基板洗
浄が完了したと判断して助剤A、Bの供給を停止する
(ステップS29)。このように、本発明では、助剤
A、Bの濃度変化を検出して、濃度不変を基板洗浄完了
の指標とする。
【0050】そして、上記判断に従って基板洗浄の完了
が確認されると、バルブV2が開栓されて助剤A、Bが
混合された超臨界二酸化炭素の回収/再利用が行われ
る。汚染物質が溶解もしくは分散した助剤A、Bと相溶
化剤とが混合された超臨界二酸化炭素は、減圧器7にお
いて減圧されて気化された後、分離回収槽8において気
体の二酸化炭素ガスと、薬液(助剤A、B及び相溶化
剤)と汚染物質とに分離される。分離された薬液(助剤
A、B及び相溶化剤)及び汚染物質は排出され、二酸化
炭素ガスは、回収されて凝縮器2で再利用される。
【0051】汚染物質は固体として析出し、薬液の中に
混入して分離されることもある。分離された汚染物質を
含む助剤や相溶化剤からなる液体(又は固体)成分は、
排出され、気体の二酸化炭素は、回収されて凝縮器2で
再利用される。例えば、この減圧器7は、超臨界二酸化
炭素を約80℃以上に維持し、圧力を15MPaから6
MPaに減圧することで気体の二酸化炭素とする。
【0052】次に、超臨界二酸化炭素中の助剤A、Bの
濃度を検出する濃度検出器11の具体的な構成の一例
を、図3を用いて説明する。図3は、光の吸収又は散乱
(ラマン散乱)を利用した光学式の濃度検出器11であ
る。
【0053】光源31の光は、レンズ32によって集光
され、配管中を流れる助剤A、Bが混合された超臨界二
酸化炭素を通過して、光検出部33へ放射される。ここ
で、放射される光のうち、特定波長aの光成分は助剤A
によって吸収され、また特定波長bの光成分は助剤Bに
よって吸収される。従って、光検出部33では、特定波
長a、bの光成分については、超臨界二酸化炭素中の助
剤A、Bに吸収されなかった分だけが検出されることと
なる。
【0054】この助剤によって吸収される光量は、助剤
濃度の大小に伴って増減する。そこで、増幅演算部34
は、光検出部33で検出された光を必要に応じて増幅し
た後、特定波長aの光成分の量及び特定波長bの光成分
の量に基づいて助剤A、Bの濃度をそれぞれ算出し、濃
度制御器12をこの算出結果に従って制御するための濃
度信号を出力する。このように、図3の濃度検出器11
では、助剤Aが吸収する光波長と、助剤Bが吸収する光
波長とが異なることを有効に利用することで、助剤毎の
濃度検出を可能としている。
【0055】なお、光検出部33で散乱光を検出するよ
うにし、散乱光のスペクトル強度によって各助剤の濃度
検出を行うようにしてもよい。
【0056】以上のように、本発明の一実施形態に係る
高圧処理装置によれば、循環洗浄処理過程における超臨
界流体中の助剤の濃度を検出し、濃度が常に一定となる
ように助剤の供給を制御する。これにより、過剰供給や
供給不足がなく、常に一定濃度の助剤で基板を洗浄する
ことができる。従って、助剤の無駄な消費もなく、か
つ、循環洗浄による助剤の経時的な失活に伴う洗浄能力
低下がなくなり、基板洗浄性能の安定化を図ることがで
きる。また、基板洗浄処理の完了時点を正確に判断する
ことができるので、洗浄不足の発生を防ぐために長時間
洗浄を行う必要がなくなり、処理プロセスのスループッ
トを向上させることが可能となる。
【0057】なお、本発明は、上述した実施例及び変形
例に限定されるものではなく、以下のように他の形態で
も実施することができる。
【0058】(1)上記実施形態では、超臨界二酸化炭
素中の助剤濃度を検出して、超臨界流体中の助剤濃度が
常に一定値に保たれるように、供給バルブの開閉を逐次
制御する場合を説明した。しかし、最初に予め十分な濃
度で助剤を超臨界二酸化炭素中に混合させておき、濃度
変化による助剤の追加供給を行うことなく、助剤濃度が
低下しなくなったか否か(濃度が飽和したか)によって
基板洗浄処理の完了時点だけを判断してもよい。
【0059】(2)また、相溶化剤として基板洗浄期間
に濃度が変動する薬液を選択するのであれば、超臨界二
酸化炭素中の相溶化剤濃度を検出して、超臨界流体中の
相溶化剤濃度が常に一定値に保たれるように制御しても
よい。
【0060】(3)また、上記実施形態において基板洗
浄槽5の下流側に減圧器7を配置して、超臨界流体を気
化した後、分離回収槽8に送出する構成としているが、
分離回収槽8において減圧した後、気液分離するよう構
成してもよい。
【0061】(4)また、上記実施形態において、処理
流体は基板洗浄槽5に超臨界流体として供給されるが、
基板洗浄槽5に供給される所定の高圧状態とは1MPa
以上であればよく、好ましくは、高密度、高溶解性、低
粘度、高拡散性の性質が認められる流体である。よっ
て、亜臨界流体や高圧ガスを用いて実施できることは言
うまでもない。さらに、洗浄処理は5MPa以上に昇圧
される処理流体を供給すれば好適に実施できる。そし
て、5〜30MPaで行うことが好ましく、より好まし
くは7.1〜20MPa下でこれらの処理を行うことで
ある。
【0062】(5)また、上記高圧処理装置は、基板洗
浄について説明したが、基板乾燥や基板現像に用いられ
るものであってもよい。すなわち、基板洗浄槽5にリン
ス洗浄(水洗)後の基板を搬入設置する。この基板洗浄
槽5内で基板に付着した水分を超臨界又は亜臨界状態に
ある高圧状態の処理流体中に溶解し除去する。この後、
処理流体は上記実施形態と同様に回収され再利用され
る。なお、乾燥や現像のために本発明の高圧処理装置を
用いる場合は、乾燥又は現像すべきレジストの性質に応
じて、キシレン、メチルイソブチルケトン、第四級アン
モニウム化合物、フッ素系ポリマー等を薬液とすればよ
い。
【0063】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る高圧処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る高圧処理装置で行わ
れる助剤濃度制御方法の手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】図1の濃度検出器11の具体的な構成例を説明
する図である。
【図4】超臨界流体を説明する図である。
【図5】超臨界流体を用いて基板洗浄を行う従来装置の
構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,21…ボンベ 2,22…凝縮器 3,23…昇圧手段 4,24…加熱器 5,25…基板洗浄槽 6,26…循環用ポンプ 7,27…減圧器 8,28…分離回収槽 10,30…混合器 11…濃度検出器 12…濃度制御器 31…光源 32…レンズ 33…光検出部 34…増幅演算部 V1〜V7…バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村岡 祐介 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 斉藤 公続 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 北門 龍治 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 井上 陽一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 大柴 久典 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 坂下 由彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 山形 昌弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB04 DD12 EE01 EE03 FF10 JJ11 3B201 AA02 AA03 BB02 BB82 BB90 BB91 BB99 CD22 CD41 4H003 DA15 EA31 ED28 ED31 ED32 FA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧流体と高圧流体以外の薬液とを用い
    て基板の処理を行う高圧処理装置であって、 高圧流体と薬液とが混合された処理流体を用い、当該処
    理流体を所定の期間循環させて処理槽内に設置された基
    板を処理する基板処理部と、 循環させている前記処理流体中の薬液濃度を検出する濃
    度検出部と、 前記処理流体中の薬液濃度が常に所定値になるように、
    前記濃度検出部で検出された前記薬液濃度に基づいて、
    混合される前記薬液の濃度を制御する濃度制御部とを備
    える、高圧処理装置。
  2. 【請求項2】 超臨界流体を用いて基板を処理する装置
    であって、 所定の超臨界流体を供給する超臨界流体供給部と、 供給された前記超臨界流体に、所定の薬液を混合させる
    混合部と、 前記薬液が混合された超臨界流体を用い、当該流体を所
    定の期間循環させて処理槽内に設置された基板を処理す
    る基板処理部と、 循環させている前記薬液が混合された超臨界流体中の薬
    液濃度を検出する濃度検出部と、 前記超臨界流体中の薬液濃度が常に所定値となるよう
    に、前記濃度検出部で検出された前記薬液濃度に基づい
    て、前記混合部へ供給される前記薬液の量を制御する濃
    度制御部とを備える、高圧処理装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度制御部は、前記混合部へ供給す
    る前記薬液の量がゼロになった場合、前記基板処理部に
    おける基板処理が完了したものと判断することを特徴と
    する、請求項1又は2に記載の高圧処理装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度検出部に、前記薬液によって光
    が吸収又は散乱される特性を利用した光学的な濃度検出
    方式を用いることを特徴とする、請求項1〜3のいずれ
    かに記載の高圧処理装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度検出部は、前記薬液の特性に応
    じた異なる2つ以上の光波長を用いて、2種類以上の前
    記薬液の濃度を同時に検出することを特徴とする、請求
    項4に記載の高圧処理装置。
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