JP2002352978A - 車両用照明装置 - Google Patents

車両用照明装置

Info

Publication number
JP2002352978A
JP2002352978A JP2001158298A JP2001158298A JP2002352978A JP 2002352978 A JP2002352978 A JP 2002352978A JP 2001158298 A JP2001158298 A JP 2001158298A JP 2001158298 A JP2001158298 A JP 2001158298A JP 2002352978 A JP2002352978 A JP 2002352978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
lamp
ground fault
voltage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001158298A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Kotani
幹 小谷
Masatoshi Ueno
政利 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001158298A priority Critical patent/JP2002352978A/ja
Publication of JP2002352978A publication Critical patent/JP2002352978A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地絡を検出する安全な車両用照明装置を提供
する。 【解決手段】 バッテリーからなり負極側が接地された
直流電源1と、直流電源1が出力する直流電圧を昇圧す
るDC/DCコンバータ2と、DC/DCコンバータ2
で昇圧した電圧を平滑する平滑コンデンサ3と、平滑コ
ンデンサ3の直流電圧を矩形波出力に変換するDC/A
Cインバータ6と、矩形波出力によって点灯する放電灯
8と、始動時に放電灯8を放電させるイグナイタ7と、
ランプ電圧を検知するランプ電圧検知回路4と、ランプ
電流を検知するランプ電流検知回路5と、DC/ACイ
ンバータ6の矩形波出力を制御する矩形波制御回路、D
C/DCコンバータ2の直流出力を制御する直流制御回
路及び地絡を検出する地絡検出回路とを有する出力制御
回路9とを備え、地絡検出回路は、矩形波の極性反転毎
に、検出したランプ電圧をしきい値と比較して地絡を検
出する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用照明装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用照明装置の回路は図8に示
すように、バッテリーからなり負極側が接地された直流
電源1と、直流電源1が出力する直流電圧を昇圧するD
C/DCコンバータ2と、DC/DCコンバータ2で昇
圧した電圧を平滑する平滑コンデンサ3と、平滑コンデ
ンサ3の直流電圧を矩形波出力に変換するDC/ACイ
ンバータ6と、矩形波出力を供給されて点灯する放電灯
8と、始動時に放電灯8を放電させるイグナイタ7と、
ランプ電圧を検知するランプ電圧検知回路4と、ランプ
電流を検知するランプ電流検知回路5と、DC/ACイ
ンバータ6の矩形波出力を制御する矩形波制御回路11
とを備えている。
【0003】ランプ電圧検知回路4は、平滑コンデンサ
3に並列に接続された抵抗4a,4bの直列回路から構
成され、抵抗4bの両端電圧をランプ電圧の検出値とし
て矩形波制御回路11に出力している。
【0004】ランプ電流検知回路5は、DC/DCコン
バータ2の負極側に直列に接続された抵抗5aから構成
され、抵抗5aの両端電圧をランプ電流の検出値として
矩形波制御回路11に出力している。
【0005】DC/ACインバータ6は、スイッチング
素子6a,6bの直列回路及びスイッチング素子6c,
6dの直列回路の並列回路と、スイッチング素子6a,
6bを駆動する駆動回路6eと、スイッチング素子6
c,6dを駆動する駆動回路6fとから構成され、矩形
波制御回路11からの制御信号によって駆動回路6e,
6fはスイッチング素子6a,6dとスイッチング素子
6b,6cとを交互にオン・オフして、DC/DCコン
バータ2が平滑コンデンサ3を介して出力する直流電圧
を極性反転させて所望の矩形波出力を放電灯8に出力し
ている。
【0006】イグナイタ7は放電灯8に直列に接続され
たインダクタ7aから構成され、始動時に高電圧のパル
ス電圧を発生して放電灯8を絶縁破壊、放電させて点灯
開始させるものである。
【0007】ここで点灯開始時に、負荷が異常なとき例
えば地絡している場合には、放電灯8が点灯しないだけ
でなく、DC/ACインバータ6は異常を検知できずに
出力し続ける危険性があった。
【0008】点灯中の負荷の異常状態に対しては、フィ
ードバック制御によって素早い保護動作を行わなければ
ならないが、立ち消えのときには異常発生時から数ms
オーダーで不点灯に至ることが多い。これは、負荷側に
静電容量があり、放電灯8に供給する矩形波出力の極性
反転毎に充放電を繰り返しているためであり、このとき
ランプ電流検知回路5で測定するとランプ電流が流れて
いるように検出される。なお、点灯中の負荷に供給され
る出力は、電圧67〜104V程度、電流0.4A程度
である。
【0009】また、放電灯8の一端であるA点で地絡し
た場合には、抵抗5aはランプ電流を検出することがで
きなくなるので、矩形波制御回路11は出力が低下した
とみなし、地絡前の出力に戻そうとしてDC/ACイン
バータ6の出力を大きくし、その結果出力が過大に増加
してしまうという問題もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事由に
鑑みてなされたものであり、その目的は、地絡を検出す
る安全な車両用照明装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、直流
電力を供給する直流電源と、前記直流電源が出力する直
流電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、前記昇圧し
た電圧を矩形波出力に変換するDC/ACインバータ
と、前記矩形波出力を供給されて点灯する放電灯と、始
動時に前記放電灯を放電させるイグナイタと、ランプ電
圧とランプ電流とのうち少なくともいずれかを検知する
検知回路と、前記放電灯に供給する出力を制御する出力
制御回路と、ランプ電圧とランプ電流とのうち前記検知
回路で検知した少なくともいずれかを前記矩形波の極性
切り換え時に所定のしきい値と比較することによって地
絡を検出する地絡検出回路とを備えて、前記地絡検出回
路が地絡を検出したときに、前記出力制御回路は前記放
電灯に供給する出力を低減させることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記地絡検出回路は、ランプ電圧とランプ電流との
うち前記検知回路で検知した少なくともいずれかを前記
矩形波の極性切り換え時に所定のしきい値と比較し、前
記矩形波の複数周期における前記比較結果によって地絡
を検出し、前記地絡検出回路が地絡を検出したときに、
前記出力制御回路は前記放電灯に供給する出力を決定す
る電力出力指令値を変化させて前記放電灯に供給する出
力を低減させることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、直流電力を供給する直
流電源と、前記直流電源が出力する直流電圧を昇圧する
DC/DCコンバータと、前記昇圧した電圧を矩形波出
力に変換するDC/ACインバータと、前記矩形波出力
を供給されて点灯する放電灯と、始動時に前記放電灯を
放電させるイグナイタと、ランプ電圧とランプ電流との
うち少なくともいずれかを検知する検知回路と、前記放
電灯に供給する出力を制御する出力制御回路と、ランプ
電圧とランプ電流とのうち前記検知回路で検知した少な
くともいずれかを積分し、前記積分結果を所定のしきい
値と比較することによって地絡を検出する地絡検出回路
とを備えて、前記地絡検出回路が地絡を検出したとき
に、前記出力制御回路は前記放電灯に供給する出力を低
減させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】(実施形態1)本実施形態の車両用照明装
置の回路は図1に示すように、バッテリーからなり負極
側が接地された直流電源1と、直流電源1が出力する直
流電圧を昇圧するDC/DCコンバータ2と、DC/D
Cコンバータ2で昇圧した電圧を平滑する平滑コンデン
サ3と、平滑コンデンサ3の直流電圧を矩形波出力に変
換するDC/ACインバータ6と、矩形波出力を供給さ
れて点灯する放電灯8と、始動時に放電灯8を放電させ
るイグナイタ7と、ランプ電圧を検知するランプ電圧検
知回路4と、ランプ電流を検知するランプ電流検知回路
5と、DC/ACインバータ6の矩形波出力を制御する
矩形波制御回路、DC/DCコンバータ2の直流出力を
制御する直流制御回路、及び地絡を検出する地絡検出回
路とを有する出力制御回路9とを備えている。
【0016】DC/DCコンバータ2は、トランス2a
を備えて、トランス2aの1次側に直列に直流電源1と
スイッチング素子2bとが接続され、トランス2aの2
次側の出力にはダイオード2cが接続されており、出力
制御回路9によってスイッチング素子2bは駆動されて
所望の直流出力を得ることができる。
【0017】ランプ電圧検知回路4は、平滑コンデンサ
3に並列に接続された抵抗4a,4bの直列回路から構
成され、抵抗4bの両端電圧をランプ電圧の検出値V1
として出力制御回路9に出力している。
【0018】ランプ電流検知回路5は、DC/DCコン
バータ2の負極側に直列に接続された抵抗5aから構成
され、抵抗5aの両端電圧をランプ電流の検出値I1と
して出力制御回路9に出力している。
【0019】DC/ACインバータ6は、スイッチング
素子6a,6bの直列回路及びスイッチング素子6c,
6dの直列回路の並列回路から構成され、出力制御回路
9によってスイッチング素子6a,6dとスイッチング
素子6b,6cとは交互にオン・オフ駆動されて、DC
/DCコンバータ2が平滑コンデンサ3を介して出力す
る直流電圧を極性反転させて所望の矩形波出力を放電灯
8に出力している。
【0020】イグナイタ7は放電灯8に直列に接続され
たインダクタ7aから構成され、始動時に高電圧のパル
ス電圧を発生して放電灯8を絶縁破壊、放電させて点灯
開始させるものである。
【0021】ここでDC/ACインバータ6の出力は矩
形波出力であり、点灯中に地絡が発生した場合は負荷の
いずれかの一端が地絡することが多いため、矩形波の極
性反転時が放電灯8の点灯モードの変化点となる。
【0022】そこで本実施形態の出力制御回路9は、矩
形波の極性反転毎に、検出したランプ電圧をしきい値と
比較して地絡を検出する地絡検出回路を備えており、図
2にその回路構成を示し、その動作について図3に示す
波形図を用いて以下説明する。
【0023】地絡検出回路は、ランプ電圧の検出値V1
を抵抗13a,13bの直列回路で分圧し、バッファと
して動作するオペアンプ13cを介してコンパレータ1
3d,13eの各非反転入力端子に入力し、各反転入力
端子に入力したしきい値電圧(コンパレータ13dは直
流電圧源13rの電圧、コンパレータ13eはGNDレ
ベル)と比較してその比較結果をインバータIC13
f,13gで反転させて電圧低下信号V2を出力し、ラ
ンプ電圧が所定の値より低下したことを検出する。
【0024】また、スイッチング素子6a,6dとスイ
ッチング素子6b,6cを交互に駆動するための駆動信
号LF1,LF2をコンパレータ13m,13nの各非
反転入力端子に入力し、各反転入力端子に入力したしき
い値電圧(コンパレータ13mはGNDレベル、コンパ
レータ13nは直流電圧源13sの電圧)と比較してそ
の各比較結果をワンショットマルチIC13o,13p
に入力してパルス信号を出力し、各パルス信号は論理和
IC13qにて論理和演算されて、矩形波の極性反転の
切り換えタイミング信号V3を検出している。ワンショ
ットマルチIC13o,13pは、入力信号がLレベル
→Hレベルに変化するときにパルス信号を出力するもの
で、パルスの幅は、駆動信号LF1,LF2の半周期以
下であり、例えば駆動周波数が250Hzのときパルス
の幅は2ms以下となる。
【0025】次に論理IC13h,13iは、X端子の
入力信号がLレベルのときは出力端子ZはLレベルの信
号を出力信号V4として出力し、X端子の入力信号がH
レベルのときは出力端子ZはY端子の入力信号をそのま
ま出力信号V4として出力するロジックを有するICで
あり、インバータIC13f,13gの電圧低下信号V
2がHレベルのときのみ、すなわちランプ電圧が所定の
値より低下したときのみ、論理和IC13qの出力、す
なわち極性反転の切り換えタイミング信号V3をそのま
ま出力する。
【0026】論理IC13h,13iの出力信号V4
は、論理積IC13jで論理積演算され、出力信号V5
は点灯回路13kからの点灯信号で出力をHレベルにセ
ットされたR/Sフリップフロップ13lのリセット端
子に入力される。すなわち、ランプ電圧が所定の値より
低下したときのみ、異常信号V6をHレベルからLレベ
ルに切替えて出力する。
【0027】このように図2に示す地絡検出回路によっ
て地絡の異常状態を検出した場合には、出力制御回路9
はDC/ACインバータ6のスイッチング素子6a〜6
dのスイッチング動作を停止させ、放電灯8への出力を
停止させて、素子、回路の破損を未然に防ぐことができ
る。
【0028】(実施形態2)本実施形態の車両用照明装
置の構成は実施形態1を示す図1と同様であり、同様の
構成には同一の符号を付して説明は省略する。
【0029】本実施形態の地絡検出回路は、ランプ電流
の検出値I1とランプ電圧の検出値V1とによって地絡
検出を行うものであり、ランプ電流の検出値I1とラン
プ電圧の検出値V1とが両方とも地絡を示す値となった
場合に、出力制御回路9は、DC/ACインバータ6の
スイッチング素子6a〜6dのスイッチング動作を停止
させて、放電灯8への出力を停止させる。
【0030】このように、ランプ電圧とランプ電流とを
両方とも検知し、その両方の検知結果によって地絡を判
断することによって、より正確に地絡を検出することが
できる。
【0031】(実施形態3)本実施形態の車両用照明装
置の回路は図4に示すように、バッテリーからなり負極
側を接地した直流電源1と、直流電源1が出力する直流
電圧を昇圧するDC/DCコンバータ2と、DC/DC
コンバータ2で昇圧した電圧を平滑する平滑コンデンサ
3と、平滑コンデンサ3の直流電圧を矩形波出力に変換
するDC/ACインバータ6と、矩形波出力を供給され
て点灯する放電灯8と、始動時に放電灯8を放電させる
イグナイタ7と、ランプ電圧を検知するランプ電圧検知
回路4と、ランプ電流を検知するランプ電流検知回路5
と、DC/ACインバータ6の矩形波出力を制御する矩
形波制御回路、DC/DCコンバータ2の直流出力を制
御するために出力電力指令値を出力する直流制御回路、
及び地絡を検出する地絡検出回路とを有する出力制御回
路9と、出力電力指令値に応じてDC/DCコンバータ
2のデューティを制御することによってDC/DCコン
バータ2の直流出力を制御するデューティ制御回路10
とを備えている。
【0032】ランプ電圧検知回路4は、平滑コンデンサ
3に並列に接続された抵抗4a,4bの直列回路から構
成され、抵抗4bの両端電圧をランプ電圧の検出値V1
として出力制御回路9に出力している。
【0033】ランプ電流検知回路5は、DC/DCコン
バータ2の負極側に直列に接続された抵抗5aから構成
され、抵抗5aの両端電圧をランプ電流の検出値I1と
して出力制御回路9に出力している。
【0034】DC/ACインバータ6は、スイッチング
素子6a,6bの直列回路及びスイッチング素子6c,
6dの直列回路の並列回路と、スイッチング素子6a,
6bを駆動する駆動回路6eと、スイッチング素子6
c,6dを駆動する駆動回路6fとから構成され、出力
制御回路9からの制御信号によって駆動回路6e,6f
はスイッチング素子6a,6dとスイッチング素子6
b,6cとを交互にオン・オフ駆動して、DC/DCコ
ンバータ2が平滑コンデンサ3を介して出力する直流電
圧を極性反転させて所望の矩形波出力を放電灯8に出力
している。
【0035】DC/DCコンバータ2は、トランス2a
を備えて、トランス2aの1次側に直列に直流電源1と
スイッチング素子2bとが接続され、トランス2aの2
次側の出力にはダイオード2cが接続されており、直流
制御回路10は出力制御回路9からの出力電力指令値に
応じたデューティでスイッチング素子2bをオン・オフ
駆動して、所望の直流出力を得ることができる。
【0036】イグナイタ7は放電灯8に直列に接続され
たインダクタ7aから構成され、始動時に高電圧のパル
ス電圧を発生して放電灯8を絶縁破壊、放電させて点灯
開始させるものである。
【0037】本実施形態においては、ランプ電圧検知回
路4でのランプ電圧の検出値V1、またはランプ電流検
知回路5でのランプ電流の検出値I1が地絡を示す値と
なって地絡検出回路で地絡を検出した場合、あるいはラ
ンプ電圧の検出値V1及びランプ電流の検出値I1が両
方とも地絡を示す値となって地絡検出回路で地絡を検出
した場合に出力制御回路9は、DC/DCコンバータ2
の直流出力を低減させる出力電力指令値を出力し、デュ
ーティ制御回路10は出力電力指令値に応じたデューテ
ィでスイッチング素子2bをオン・オフ駆動して、DC
/DCコンバータ2の直流出力を低減させるもので、地
絡の異常状態を検出した場合に、素子、回路の破損を未
然に防ぐことができる。
【0038】(実施形態4)本実施形態では、実施形態
1〜3を説明した図1または図4の出力制御回路9が備
える地絡検出回路での地絡検出処理について説明する。
また、本実施形態の車両用照明装置の構成は図1または
図4と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して
説明は省略する。
【0039】本実施形態の地絡検出回路は、放電灯8に
供給する矩形波の周期の過去複数周期におけるランプ電
圧を参考にして地絡検出を行うものであり、回路構成と
しては複雑になるがマイコンを用いることによって地絡
の検出処理を容易にしている。
【0040】図5に本実施形態の地絡検出のフローチャ
ートを示す。まず、放電灯8が片側地絡したときにはラ
ンプ電圧が低下することより、DC/ACインバータ6
が出力する矩形波の極性反転毎に(ステップS1)、ラ
ンプ電圧の検出値V1がしきい値電圧Vref1より低
いか否かを判断する(ステップS2)。そして、ランプ
電圧の検出値V1<しきい値電圧Vrefの場合、マイ
コンに内蔵しているカウンタで計数している地絡回数T
に1を加え(ステップS3)、地絡回数Tがn回以上検
出されたか否かを判断する(ステップS4)。地絡回数
T>n回の場合、地絡発生と判断して放電灯8への出力
を停止させる(ステップS5)。
【0041】ステップS2において、ランプ電圧の検出
値V1>しきい値電圧Vref1の場合、地絡回数Tが
所定の回数よりも少ないか否かを判断し(ステップS
6)、少なければカウンタの地絡回数Tをリセットして
地絡回数T=0として(ステップS7)、通常動作に戻
る(ステップS8)。
【0042】ステップS4において地絡回数T≦n回の
場合、及びステップS6において地絡回数Tが所定の回
数よりも少なくない場合にも、通常動作に戻る(ステッ
プS8)。
【0043】このように、矩形波周期の過去複数周期に
おけるランプ電圧を比較して地絡を検出することによっ
て、より正確に地絡を検出することができる。
【0044】(実施形態5)本実施形態では、積分回路
を用いた地絡検出回路について説明する。また、本実施
形態の車両用照明装置の構成は図1または図4と同様で
あり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略す
る。
【0045】地絡が発生した場合は不点灯時と異なり、
正常時より低いランプ電圧、ランプ電流となるので、本
実施形態の地絡検出回路では、検出したランプ電流の検
出値I1を積分回路で積分して、その積分結果をしきい
値と比較し,積分結果がしきい値よりも低下した場合に
地絡であると判断を行う。
【0046】図6に地絡を判断するための積分回路の回
路図を示し、検出したランプ電流の検出値I1は、抵抗
12aに印加されてオペアンプ12hの非反転入力端子
に入力される。オペアンプ12hと、オペアンプ12h
の非反転入力端子と出力端子間に接続された抵抗12c
及びコンデンサ12eの並列回路と、オペアンプ12h
の反転入力端子に接続された抵抗12bと、オペアンプ
12hの出力端子に接続された抵抗12d及びコンデン
サ12fとで積分器を構成しており、コンデンサ12f
の両端電圧Vintがランプ電流の検出値I1を積分し
た出力となる。コンパレータ12iは、積分結果である
コンデンサ12fの両端電圧Vintと、直流電源12
gが出力するしきい値電圧Vref2とを比較し、イン
バータIC12jで信号を反転して、正常時にはLレベ
ル、地絡検出時にはHレベルの信号を出力する。
【0047】図7は抵抗12aに印加されるランプ電流
の検出値I1の波形と、積分結果であるコンデンサ12
fの両端電圧Vintとを示し、地絡発生時のランプ電
流の検出値I1は、矩形波の半周期毎に検出できなくな
り、その積分結果である電圧Vintも徐々に低下する
ため、電圧Vint<しきい値電圧Vref2となった
時点で地絡を検出することができる。
【0048】このように積分回路を用いることによっ
て、簡単な回路で地絡を検出することができる。
【0049】なお、ランプ電圧V1を積分し、その積分
結果によって地絡検出を行っても、本実施形態と同様の
効果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、直流電力を供給する
直流電源と、前記直流電源が出力する直流電圧を昇圧す
るDC/DCコンバータと、前記昇圧した電圧を矩形波
出力に変換するDC/ACインバータと、前記矩形波出
力を供給されて点灯する放電灯と、始動時に前記放電灯
を放電させるイグナイタと、ランプ電圧とランプ電流と
のうち少なくともいずれかを検知する検知回路と、前記
放電灯に供給する出力を制御する出力制御回路と、ラン
プ電圧とランプ電流とのうち前記検知回路で検知した少
なくともいずれかを前記矩形波の極性切り換え時に所定
のしきい値と比較することによって地絡を検出する地絡
検出回路とを備えて、前記地絡検出回路が地絡を検出し
たときに、前記出力制御回路は前記放電灯に供給する出
力を低減させるので、地絡を検出した異常時には放電灯
に供給する電力を低減して、素子、回路の破損を未然に
防ぐことができるという効果がある。
【0051】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記地絡検出回路は、ランプ電圧とランプ電流との
うち前記検知回路で検知した少なくともいずれかを前記
矩形波の極性切り換え時に所定のしきい値と比較し、前
記矩形波の複数周期における前記比較結果によって地絡
を検出し、前記地絡検出回路が地絡を検出したときに、
前記出力制御回路は前記放電灯に供給する出力を決定す
る電力出力指令値を変化させて前記放電灯に供給する出
力を低減させるので、過去複数回にわたる地絡異常の比
較判断結果によって地絡検出を行い、より正確に地絡を
検出して、素子、回路の破損を未然に防ぐことができる
という効果がある。
【0052】請求項3の発明は、直流電力を供給する直
流電源と、前記直流電源が出力する直流電圧を昇圧する
DC/DCコンバータと、前記昇圧した電圧を矩形波出
力に変換するDC/ACインバータと、前記矩形波出力
を供給されて点灯する放電灯と、始動時に前記放電灯を
放電させるイグナイタと、ランプ電圧とランプ電流との
うち少なくともいずれかを検知する検知回路と、前記放
電灯に供給する出力を制御する出力制御回路と、ランプ
電圧とランプ電流とのうち前記検知回路で検知した少な
くともいずれかを積分し、前記積分結果を所定のしきい
値と比較することによって地絡を検出する地絡検出回路
とを備えて、前記地絡検出回路が地絡を検出したとき
に、前記出力制御回路は前記放電灯に供給する出力を低
減させるので、ランプ電圧、ランプ電流を積分する積分
回路を用いることによって、簡単な回路で地絡を検出
し、地絡を検出した異常時には放電灯に供給する電力を
低減して、素子、回路の破損を未然に防ぐことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の車両用照明装置の回路を
示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の地絡検出回路を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施形態1の地絡検出を示す波形図で
ある。
【図4】本発明の実施形態3の車両用照明装置の回路を
示す図である。
【図5】本発明の実施形態4の動作フローチャートを示
す図である。
【図6】本発明の実施形態5の地絡検出回路を示す図で
ある。
【図7】本発明の実施形態5の地絡検出を示す波形図で
ある。
【図8】従来例の車両用照明装置の回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 直流電源 2 DC/DCコンバータ 3 平滑コンデンサ 4 ランプ電圧検知回路 5 ランプ電流検知回路 6 DC/ACインバータ 7 イグナイタ 8 放電灯 9 出力制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K039 AA05 AA07 CC01 3K072 AA11 AC01 AC11 BA03 BB10 BC01 CA16 EB05 EB07 GA02 GB18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を供給する直流電源と、前記直
    流電源が出力する直流電圧を昇圧するDC/DCコンバ
    ータと、前記昇圧した電圧を矩形波出力に変換するDC
    /ACインバータと、前記矩形波出力を供給されて点灯
    する放電灯と、始動時に前記放電灯を放電させるイグナ
    イタと、ランプ電圧とランプ電流とのうち少なくともい
    ずれかを検知する検知回路と、前記放電灯に供給する出
    力を制御する出力制御回路と、ランプ電圧とランプ電流
    とのうち前記検知回路で検知した少なくともいずれかを
    前記矩形波の極性切り換え時に所定のしきい値と比較す
    ることによって地絡を検出する地絡検出回路とを備え
    て、前記地絡検出回路が地絡を検出したときに、前記出
    力制御回路は前記放電灯に供給する出力を低減させるこ
    とを特徴とする車両用照明装置。
  2. 【請求項2】 前記地絡検出回路は、ランプ電圧とラン
    プ電流とのうち前記検知回路で検知した少なくともいず
    れかを前記矩形波の極性切り換え時に所定のしきい値と
    比較し、前記矩形波の複数周期における前記比較結果に
    よって地絡を検出し、前記地絡検出回路が地絡を検出し
    たときに、前記出力制御回路は前記放電灯に供給する出
    力を決定する電力出力指令値を変化させて前記放電灯に
    供給する出力を低減させることを特徴とする請求項1記
    載の車両用照明装置。
  3. 【請求項3】 直流電力を供給する直流電源と、前記直
    流電源が出力する直流電圧を昇圧するDC/DCコンバ
    ータと、前記昇圧した電圧を矩形波出力に変換するDC
    /ACインバータと、前記矩形波出力を供給されて点灯
    する放電灯と、始動時に前記放電灯を放電させるイグナ
    イタと、ランプ電圧とランプ電流とのうち少なくともい
    ずれかを検知する検知回路と、前記放電灯に供給する出
    力を制御する出力制御回路と、ランプ電圧とランプ電流
    とのうち前記検知回路で検知した少なくともいずれかを
    積分し、前記積分結果を所定のしきい値と比較すること
    によって地絡を検出する地絡検出回路とを備えて、前記
    地絡検出回路が地絡を検出したときに、前記出力制御回
    路は前記放電灯に供給する出力を低減させることを特徴
    とする車両用照明装置。
JP2001158298A 2001-05-28 2001-05-28 車両用照明装置 Withdrawn JP2002352978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001158298A JP2002352978A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 車両用照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001158298A JP2002352978A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 車両用照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002352978A true JP2002352978A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19002039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001158298A Withdrawn JP2002352978A (ja) 2001-05-28 2001-05-28 車両用照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002352978A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251227A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Koito Mfg Co Ltd 発光装置
EP2048029A1 (en) * 2006-07-26 2009-04-15 Panasonic Electric Works Co., Ltd Car-mounted head light control device, car-mounted head light control system and car-mounted head light, and, high-brightness discharge lamp control device, high-brightness discharge lamp control system and car-mounted head light
JP2010257794A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Koito Mfg Co Ltd 放電灯点灯回路および放電灯点灯方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2048029A1 (en) * 2006-07-26 2009-04-15 Panasonic Electric Works Co., Ltd Car-mounted head light control device, car-mounted head light control system and car-mounted head light, and, high-brightness discharge lamp control device, high-brightness discharge lamp control system and car-mounted head light
EP2048029A4 (en) * 2006-07-26 2012-10-31 Panasonic Corp CAR HEADLIGHT CONTROL DEVICE, CAR HEADLIGHT CONTROL SYSTEM, CAR HEADLAMP, AND HIGH BRILLIANCE DISCHARGE LAMP CONTROL DEVICE AND CAR HEADLAMP
US8395321B2 (en) 2006-07-26 2013-03-12 Panasonic Corporation Vehicle headlamp control apparatus, vehicle headlamp control system and vehicle headlamp, high intensity discharge lamp control apparatus, high intensity discharge lamp control system and vehicle headlamp
JP2008251227A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Koito Mfg Co Ltd 発光装置
JP2010257794A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Koito Mfg Co Ltd 放電灯点灯回路および放電灯点灯方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5629588A (en) Lighting circuit utilizing DC power for a discharge lamp utilizing AC power
JP3206966B2 (ja) 車輌用放電灯の点灯回路
JP2946388B2 (ja) 車輌用放電灯の点灯回路
JP3207134B2 (ja) 放電灯の点灯回路
WO2014068966A1 (ja) 電源装置及びそれを用いた車両用照明装置
JPH0950893A (ja) 車両用放電灯制御装置
US5973457A (en) Lighting circuit for discharge lamp
EP2528419B1 (en) Power supply device for a lamp and vehicle including the same
JPH08124687A (ja) 放電灯点灯装置
JP2002352978A (ja) 車両用照明装置
JP4577329B2 (ja) 放電灯装置
JP3480307B2 (ja) 放電灯装置
JPH10144488A (ja) 放電灯点灯装置
JP3951608B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2001016863A (ja) 電源装置
JP2006059749A (ja) 駆動状態検出回路
JPH11301340A (ja) 過電流検出システム
JP3440726B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
JPH0878171A (ja) 放電灯点灯装置
JP3180465B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP3121383B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2003031388A (ja) 放電灯点灯装置
JPH08250289A (ja) 電源装置
JPH1052032A (ja) 過電流保護装置
JP4337791B2 (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805