JP2002352428A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP2002352428A
JP2002352428A JP2002095100A JP2002095100A JP2002352428A JP 2002352428 A JP2002352428 A JP 2002352428A JP 2002095100 A JP2002095100 A JP 2002095100A JP 2002095100 A JP2002095100 A JP 2002095100A JP 2002352428 A JP2002352428 A JP 2002352428A
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recording
groove
recording medium
irradiation
laser beam
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JP2002095100A
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Takashi Doi
高志 洞井
Shuji Tsukamoto
修司 塚本
Hiroyuki Arioka
博之 有岡
Shiro Otsuki
史朗 大槻
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Original Assignee
TDK Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラー率を低減させた上で5段階以上のマル
チレベル記録を実現可能な光記録媒体を得る。 【解決手段】 光透過性基板14のグルーブ16を覆う
記録層12に記録マークが形成されて情報が記録され得
る光記録媒体10であって、前記記録層16において、
グルーブ16に沿った照射進行方向Sの任意の単位長さ
及びこれと直交する方向の任意の単位幅となる仮想記録
セル40が前記進行方向Sに沿って連続的に規定される
と共に、照射するレーザービームの波長をλ、レーザー
ビームの照射光学系における対物レンズの開口数をNA
とした場合に、グルーブの幅Wが0.20×(λ/N
A)<W<0.50×(λ/NA)となるように設定さ
れ、照射時間を5段階以上に設定してレーザービームが
照射されることで情報をマルチレベル記録可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録に供するデー
タに応じて、記録層に複数種類の記録マークが形成され
て情報がマルチレベル記録される光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光記録媒体のような、再生信号の
長さ(反射信号変調部の長さ)を多段階に変えることに
よってデータを記録する方法に対して、再生信号の深さ
(反射信号の変調度)を多段階に切り換えることによ
り、同じ長さの各信号に複数のデータを記録する方法に
関する研究が数多くなされている。
【0003】この光記録方法によれば、単にピットの有
無による2値のデータを記録した場合と比較して、深さ
方向に複数のデータを記録できるため、一定の長さに割
り当てられる信号の量を増やすことができ、従って、線
記録密度を向上させることが可能となる。現在、その記
録媒体として、ホログラフを利用したものや記録層を多
層としたものが提案されている。
【0004】なお、ここでは反射信号の変調度が互いに
異なる複数種類の記録データを記録することをマルチレ
ベル記録と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、これらのマルチ
レベル記録に関する光記録方法は、記録時のレーザービ
ームのパワーが大きくなるにつれ、即ち形成する反射信
号の深さが深くなるに従い、再生時の信号品質が劣化す
るという問題があった。この理由は現時点においても明
らかにされていない。
【0006】例えば、従来の手法を利用して記録媒体の
記録情報量の高密度化のために記録マークを短くし、そ
の中で、レーザービームのパワーを多段に切り換えてマ
ルチレベル記録した場合には、その信号品質の劣化が顕
著になった。つまり、マルチレベル記録を採用しようと
すれば記録マークの高密度化が困難になり、相容れない
状況に陥るという問題点を有していた。
【0007】又、従来のレーザービームのパワーを段階
的に切り換えてマルチレベル記録する光記録方法の思想
では、記録マーク長は、記録時の集光ビーム(ビームウ
エスト)の直径よりも大きいものが前提となっている。
つまり、記録マーク自体の光反射率を多段階に変調さ
せ、その反射率を直接読み取ることでマルチレベル記録
を実現しようとしている。
【0008】一般に集光ビームの直径は、Kλ/NA
(K:定数、λ:レーザー波長、NA:レンズの開口
数)であらわされる。CDで利用されるピックアップで
は、λ=780nm、NA=0.45が一般的であり集
光ビームの直径は約1.6μmとなる。この場合、記録
マーク長が1.6μm近傍になると上記の信号劣化の問
題が顕在化し、5段階以上のマルチレベル記録は困難で
あった。
【0009】以上の問題は、レーザービームのパワー設
定、記録媒体の特性等のあらゆる要素が複雑に絡み合っ
た結果であると考えるが、本発明者の知る限りその原因
は現在明らかにされておらず、高密度のマルチレベル記
録はその記録方法を含めて達成されていないのが実情で
ある。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、新たなマルチレベル記録方法を提案し、高密
度のマルチレベル記録を達成することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、光記録媒体
について鋭意研究を重ね、これに多段階記録する記録方
法を見いだし、この記録方法によって、光記録媒体に、
5段階以上の高密度のマルチレベル記録を行うことが可
能であることを確認した。
【0012】即ち、以下の本発明により上記目的が達成
可能となる。
【0013】(1)所定のグルーブを有する光透過性基
板における、少なくとも前記グルーブを覆って記録層が
形成され、レーザービームの照射によって少なくとも前
記録層に記録マークが形成されて情報が記録され得る光
記録媒体であって、前記記録層において、前記グルーブ
に沿った記録再生のためのレーザー照射進行方向の任意
の単位長さ及びこれと直交する方向の任意の単位幅とな
る仮想記録セルが該進行方向に沿って連続的に規定され
ると共に、前記レーザービームの波長をλ(nm)、前
記レーザービームの照射光学系における対物レンズの開
口数をNAとした場合に、前記グルーブの幅W(nm)
が0.20×(λ/NA)<W<0.50×(λ/N
A)となるように設定され、照射時間又は照射パワーの
少なくとも一方を5段階以上に設定して前記レーザービ
ームが照射されることで前記仮想記録セルに5種類以上
の大きさの異なる記録マークが形成可能とされて、該仮
想記録セルに対する前記記録マークの面積比に基づいて
光反射率を変調して情報をマルチレベル記録可能とされ
たことを特徴とする光記録媒体。
【0014】(2)上記(1)において、前記グルーブ
の幅Wが、0.25×(λ/NA)<W<0.45×
(λ/NA)、好ましくは0.32(λ/NA)<W<
0.45×(λ/NA)となるように設定されているこ
とを特徴とする光記録媒体。
【0015】(3)上記(1)又は(2)において、前
記グルーブが互いに略平行状態で複数形成されており、
隣接する前記グルーブ間のピッチP(nm)が、0.6
5×(λ/NA)<Pに設定され、好ましくは0.7×
(λ/NA)<P<1.2×(λ/NA)に設定されて
いることを特徴とする光記録媒体。
【0016】(4)上記(1)、(2)又は(3)にお
いて、前記記録層が有機色素を含んで構成されているこ
とを特徴とする光記録媒体。
【0017】(5)上記(1)乃至(4)のいずれかに
おいて、前記記録層がシアニン系色素を含んで構成され
ていることを特徴とする光記録媒体。
【0018】本発明者は、仮想記録セルに対する記録マ
ークの占有比率という新たな変調手法によって、マルチ
レベル記録が行うことが可能であることを発見した。こ
の結果、飛躍的に記録密度を高めることが出来る。
【0019】しかし、単に照射時間又は照射パワーを変
調させることによって記録マークを形成するのみでは、
その記録マークを確実に読み取ることが出来ない場合が
あることが判明した。
【0020】その理由の1つとして、仮想記録セルにお
いて高精度で多段階の光反射率を設定しなければならな
いマルチレベル記録は、特に光記録媒体の構造の影響を
受けやすいことが考えられた。具体的には、本発明のよ
うに多段階の記録マークを形成する場合、レーザービー
ムスポットよりも小さい記録マークを形成することがで
きるため、従来よりもグルーブ幅を狭く設定することが
できる一方で、グルーブの幅Wが0.20×(λ/N
A)以下になると仮想記録セルにおける各段階の光反射
率の誤差が突如増大してしまうことが本発明者による数
々の検討により明らかとなった。これは、グルーブ幅に
制約されて記録マークが予定されている大きさに成長出
来ないことによって変調度が低下するのが理由の一つと
推察される。
【0021】更に、理由は明らかとはなっていないが、
グルーブ幅が狭くなるに従って、予定している同じ反射
率レベルの複数の仮想記録セルの間で、実際の反射率レ
ベルがばらつく(つまり繰り返し再現性が低下する)と
いう現象が発生し、信号品質が著しく低下する(エラー
値が悪化する)ことも明らかになった。
【0022】又反対に、トラックピッチをそのままにし
てグルーブ幅が0.50×(λ/NA)以上になると、
隣接するグルーブにおける記録マークの影響を受けてク
ロストーク(隣接するグルーブの記録マークを本来読み
込むべき記録マークと同時に読み込んでしまう現象)が
生じやすい。これを防止するにはグルーブ間距離(以下
トラックピッチという)を広くする必要があるが、不必
要にトラックピッチを増大させると記録密度が低下して
しまう。
【0023】更に、理由は明らかとはなっていないが、
仮想記録セルを低い反射率レベルにするために相対的に
大きい記録マークを形成した場合、その反射率のばらつ
きが大きくなることも明らかになっている。これによっ
て、やはりエラー値が悪化するなどの信号品質の悪化に
つながってしまう。
【0024】即ち、現状の2値記録の方法のように、記
録層の種類等に応じてグルーブ幅を設定するだけではな
く、マルチレベル記録を行うためにはそのために適する
グルーブ幅を設定する必要があり、このようなグルーブ
幅の設定を怠ると、マルチレベル特有の信号品質劣化を
導く結果となってしまう。
【0025】この傾向は、現在解析中であるが記録時の
線速度にも依存し、記録線速度によってグルーブ幅を選
択する必要があるが、高速(例えばCD−R等の基準線
速度1.2m/sに対して8倍以上20倍程度まで)に
なるほど適用できるグルーブ範囲(マージン)が狭くな
る傾向があるため、ある程度の高速記録を前提として設
計すれば、低速記録の範囲もカバーできると考えられ
る。
【0026】以上のことは、5段階以上に光反射率を変
調して情報を記録する場合においては、(それ以下の段
数の場合と比較して)特に顕著であり有用であることが
確認できている。
【0027】なお、上記本発明は次のような構成を付加
してもよい。
【0028】前記記録層に沿って、レーザービームガイ
ド用のグルーブが設けられ、前記仮想記録セルは前記グ
ルーブ内に設定され、且つ、前記単位幅は前記グルーブ
の幅に略等しくされたことを特徴とする光記録媒体。
【0029】前記仮想記録セルに、マルチレベル記録媒
体であることを示す特定情報が記録されていることを特
徴とする光記録媒体。
【0030】前記記録層に沿って、レーザービームガイ
ド用のグルーブが設けられ、このグルーブが、一部で途
切れていることを特徴とする光記録媒体。
【0031】なお、ここで言うグルーブ幅は、グルーブ
とグルーブの間に挟まれるランドの最高点と、グルーブ
底部の最低点から得られる最大グルーブ深さを、ほぼ均
等に2分した位置でのグルーブの幅を意味しており、一
般的には半値幅と呼ばれる値である。このように定義し
たのは、グルーブ(或いはランド)の断面形状が台形と
なっている場合を考慮したためである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0033】本発明の実施の形態の例に係る光記録媒体
(ディスク)10は、記録層12に色素材料を用いたC
D−Rである。CD−Rの場合は、例えば透明基材から
なる基板14と、この基板14の一方の面(図1におい
て上面)に形成されたレーザービームガイド用のグルー
ブ16を覆って塗布された色素からなる前記記録層12
と、この記録層12の上側にスパッタリング等によって
形成された金あるいは銀等の反射膜18と、この反射膜
18の外側を覆う保護層20とを含んで形成されてい
る。
【0034】前記記録層12に用いられる色素は、シア
ニン系色素及びその誘導体、ベンゼンチオール金属錯
体、アゾ色素等の有機色素であり、相変化材料の場合は
GeSbTe系、AgInSbTe系などが一般的であ
る。有機色素としては、下記の一般式[化1]であらわ
されるシアニン系色素を主として用いる事が好ましい。
又これらの具体例としては、例えば下記の[化2][化
3][化4]等があげられる。
【0035】
【化1】
【0036】
【化2】
【0037】
【化3】
【0038】
【化4】
【0039】前記光記録媒体10へのマルチレベル記録
は、図2に示される光記録装置30によって実行され
る。
【0040】この光記録装置30はCD−R/RWレコ
ーダであり、スピンドルサーボ31を介してスピンドル
モータ32により光記録媒体(ディスク)10を線速度
一定の条件で回転駆動させ、レーザー36からのレーザ
ービームによって光記録媒体(ディスク)10に情報を
記録するものである。
【0041】レーザードライバ38は、記録すべき情報
に応じて、図1に示される仮想記録セル(詳細後述)4
0の一つ当りのレーザービームの照射時間、例えば前記
レーザー36に入力するレーザーパルス数を制御するよ
うになっている。
【0042】図2の符号42は、対物レンズ42A及び
ハーフミラー42Bを含む照射光学系である。対物レン
ズ42Aはレーザービームがディスク10の記録層12
に集光するようにフォーカストラッキングサーボ44に
より制御される。又、対物レンズ42Aとハーフミラー
42Bとは、送りサーボ46によって、ディスク10の
回転に同期してその内周側から外周側に所定速度で移動
制御される。
【0043】前記スピンドルサーボ31、フォーカスト
ラッキングサーボ44、送りサーボ46は、制御装置5
0により制御される。記録層12に記録すべきデータ
(情報)はこの制御装置50に入力される。
【0044】図3に具体的に示されるように、レーザー
ドライバ38は、セル時間設定部60、記録照射時間設
定部62、及び、配分処理部64を備える。
【0045】セル時間設定部60は、所定のセル時間T
を連続的に規定する(T1、T2、T3、T4、T5、
T6、・・・)。この結果、例えばレーザー36に対す
る光記録媒体10の移動速度(線速度)をvとした場
合、この光記録媒体10上に長さHが「v×T」となる
仮想記録セル40が連続的に規定される。
【0046】記録照射時間設定部62は、上記セル時間
T以内において5段階以上(ここではtA〜tGの7段
階)の照射時間tA、…、tGを規定する。この場合、
照射時間tA、…、tGをメモリに予め記録しておき、
それを読み出すことで規定しても良く、又光記録媒体1
0に書き込まれている記録照射時間情報を読み取ること
で規定するようにしても良い。
【0047】配分処理部64は、制御装置50に格納さ
れている原情報を変調して、マルチレベル記録用のビッ
ト系列を設定して各セル時間Tに割り当てる。このマル
チレベル用のビット系列とは、ここでは7段階(A、
B、C、D、E、F、G)の記録マークが存在するの
で、例えば{B、E、D、C、G、G、・・・}等とな
る。この各数値は、各記録セル40に形成する記録マー
クのレベルを意味している。従って、上記ビット系列の
各レベルに対応するようにして、上記照射時間tA〜t
Gが各セル時間T1、T2・・・に割り当てられる。
【0048】光記録媒体10には図1に示されるよう
に、前記グルーブ16内において、ディスク34の円周
方向Sに連続的に仮想記録セル40が規定される。各仮
想記録セル40の円周方向Sの単位長さはH(=v×
T)であり、ビーム径(ビームウエストの直径)Dより
短い長さに設定される(図4参照)。なお、隣接グルー
ブ16の間にはランド17が形成されている。
【0049】仮想記録セル40における、上記単位長さ
H(=v×T)と直交する方向である単位幅は上記グル
ーブ16の幅Wと略一致させている。
【0050】上記レーザー36におけるレーザービーム
の波長をλ、照射光学系42における対物レンズ42A
の開口数をNAとした場合に、前記グルーブ16の幅W
が、0.20×(λ/NA)<W<0.50×(λ/N
A)となるように設定されている。例えば、本実施形態
においてはλ=785(nm)、NA=0.5であるの
で、グルーブ幅Wは0.31<W<0.79(μm)の
範囲内に設定される。なお、好ましくはグルーブの幅W
を0.25×(λ/NA)<W<0.45(λ/NA)
となるように設定し、上記条件であれば0.39<W<
0.71(μm)の範囲内に設定される。
【0051】更に、好ましいグルーブ深さとしては70
m〜300nm、より好ましくは100〜250nm程
度である。ここでいうグルーブ深さは、グルーブの最も
深い場所とランドの最も高い場所での垂直方向の高さ差
(深さ)である。
【0052】又本実施形態では、隣接するグルーブ16
との間隔(トラックピッチ)Pが0.65×(λ/N
A)<Pに設定され、好ましくは0.7×(λ/NA)
<P<1.2×(λ/NA)に設定されている。各仮想
記録セル40毎にレーザービームを照射して、模式的に
例示された記録マーク48A〜48Gを、記録すべき情
報に応じて形成する。
【0053】具体的には以下のステップを含むようにし
て記録マーク48A〜48Gを形成する。
【0054】実情報を光記録媒体10に記録する際に
は、セル時間Tを設定することで既に述べたように仮想
記録セル40を連続的に規定し、この仮想記録セル40
に対するレーザービームの照射時間tA〜tGを設定す
る。
【0055】その結果、図5のタイムチャートに示され
るように、原情報を変調して得られたビット列{B、
E、D、C、G、G、・・・}に対応して各セル時間T
1、T2、T3・・・に照射時間{tB、tE、tD、
tC、tG、tG、・・・}が割り当てられる。なおこ
こでは各セル時間Tの先頭から照射時間tを設定する場
合(つまり先端基準)を示しているが、各セル時間Tの
中央に照射時間を設定する場合(中間基準)や、各セル
時間Tの後ろ側を基準として照射時間を設定する場合
(後端基準)もあり得る。
【0056】このタイムチャートに従って、照射時間t
においてはレーザービームを照射して実際に記録マーク
48A〜48Gを形成すれば、各記録セル40を望み通
りの光反射率に設定することが出来る。
【0057】なお、この記録マーク48A〜48Gはレ
ーザービームのビームスポットの全体ではなく中心部に
形成される(レーザービームは円形であるが、ディスク
10を回転させながらレーザービームを照射するので、
記録マークは照射時間の長さに応じて長円形となる)。
【0058】何故なら、フォーカシングされたレーザー
ビームは、一般にガウシアン分布をなすが、記録層12
においては、レーザービームの照射エネルギーがある閾
値を超えた部分のみで記録が行われるので、中心から順
に外側に広がるようにして記録マーク48A〜48Gが
形成されるからである。これにより、例えば図4に示さ
れるように、仮想記録セル40に対して占有率の異なる
7段階の記録マーク48A〜48Gが形成可能となる。
【0059】この場合、記録マーク48A〜48Gの各
大きさは、仮想記録セル40に読み出しレーザービーム
を照射した時の反射光の光反射率が7段階になるように
設定する。前記光反射率は、記録マークが小さいほど大
きくなり、記録マークが形成されていない仮想記録セル
では最大反射率、最大の記録マーク48Gが形成されて
いる仮想記録セルでは最小反射率となる。更に詳細に
は、前記光反射率は、各記録マーク48A〜48Gの光
透過率をも含めて、仮想記録セル40に対する占有率で
決定されると考えられる。
【0060】なお、記録マーク48A〜48G自体の光
透過率は、記録層12を構成する材料がレーザービーム
の照射によって分解変質し、その屈折率が変化する場合
や、記録層12の厚さ方向の変化量によって異なる。形
成された記録マーク部分の光透過率がゼロであれば、こ
れを考慮しなくてもよく、上記占有率のみに従う。
【0061】上記実施形態の光記録媒体10によれば、
照射時間を制御することで5段階以上のマルチレベル記
録が達成可能となっている。
【0062】特に、グルーブ幅W及びトラックピッチP
が所定の範囲内に設定されているので、記録マーク48
A〜48Gを精度良く且つ高密度で形成することが出来
る。これは、各レベルの目標光反射率に対する実際の光
反射率の誤差が低減されることを意味する。
【0063】図6に、本発明者によってなされた解析結
果を示す。具体的には、グルーブ幅WをQ×(λ/N
A)で定義し、Qの値を異ならせた光記録媒体、即ちグ
ルーブ幅Wを異ならせた複数の光記録媒体を用意して、
各記録媒体に対してマルチレベル記録を実施し、この時
の仮想記録セルの光反射率のばらつきによって生じるS
DR値を解析した。
【0064】ここで言うSDR(Sigma to Dynamic
Range)値とは、マルチレベルの各段における反射率と
ダイナミックレンジ(最大反射率と最小反射率の差)か
ら求められる、各段における信号のばらつきのことであ
る。具体的には、反射率の標準偏差σを、ダイナミック
レンジで正規化(normalize)した値であり、このばら
つきが小さければ、良好の信号の記録再生を行うことが
できるということは言うまでもない。本発明者らの実験
によると、このSDR値は5%以下であれば好ましく、
3%以下であれば更に好ましい。ここでは2%以下を目
標とした。
【0065】この結果からも明らかなように、グルーブ
幅WがQ=0.20以下になるとSDRが増大した。こ
の理由としては、グルーブ幅Wが狭すぎることによって
記録マーク48A〜48Gが十分に形成されていなかっ
たり、或いは、同一反射率レベルの仮想記録セル同士に
おいて実際の反射率レベルがばらついていたり等の現象
によって信号品質が著しく低下し、仮想記録セル40に
対する記録マーク48A〜48Gの占有率で主に決定さ
れる光反射率に影響を及ぼしていると推察される。
【0066】逆にグルーブ幅Wが広いと、低反射率レベ
ルの記録マーク(大きい記録マーク)が形成される仮想
記録セル40の反射率のばらつきが大きくなり、信号品
質の悪化につながってしまう。
【0067】更に、トラックピッチPを例えば1.0μ
mに設定した状態で、上記Qの値を0.50に設定した
光記録媒体にマルチレベル記録した状況を模式的に図7
に示す。このようにすると、グルーブ幅Wは十分に確保
されていることから、望み通り或いはそれ以上の大きさ
記録マーク48A〜48Gが形成されている可能性が高
い。しかし、相対的に考えればランド幅Lが狭くなるこ
とから、隣接するグルーブ16に読み取り時のレーザー
ビームスポットDがまたがってしまい、その隣接するグ
ルーブ16内の記録マーク48A〜48Gを同時に読み
取る可能性が高く、所望の光反射率を得ることが難しく
なる。
【0068】即ち、現状の2値記録方法のように、記録
層の種類等に応じてグルーブ幅を設定するだけではな
く、マルチレベル記録を行うためには、そのために適す
るグルーブ幅Wを設定する必要があり、このようなグル
ーブ幅Wの設定を怠ると、マルチレベル特有の信号品質
劣化を導く結果となってしまうが、本実施形態のごとく
きちんと設定すれば望み通りの光反射率を得ることがで
きる。
【0069】又、以上のようにして光反射率の誤差(ず
れ)が抑制されると、レベル段階幅を小さくして総合レ
ベル数(ここではA〜Gの7段)を増加させることが出
来、光記録媒体の記録密度をより高めることが出来るよ
うになる。
【0070】又、本実施の形態の例では、主として光記
録媒体10における記録層12が有機色素材料で構成さ
れてCD−Rとして機能する場合について説明したが、
記録層として相変化記録層が採用されたCD−RWタイ
プの光記録媒体を用いても良く、又、CD−R/RW以
外の光記録媒体であっても構わない。
【0071】又、本実施の形態の例では図4に示したよ
うに、読み取りレーザーの集光ビームの直径D以下の長
さ或いは幅の記録マーク(ここでは総ての記録マーク4
8A〜48G)を形成したとしても十分にデータ読み取
りが可能となっていることから、従来と比較して飛躍的
に単位面積当たりの記録密度を高められている。
【0072】なお、本実施の形態の例では総ての記録マ
ークを集光ビームの直径D以下にする場合を示したが、
本発明ではそれに限定されず、記録マークの一部だけが
直径D以下となる場合や、又総ての記録マークが集光ビ
ーム直径D以上となる場合も含んでいる。
【0073】又、上記光記録装置30では、レーザード
ライバ38を用いてレーザービームの照射時間を設定す
る場合を示したが、照射パワーによって異なる大きさの
記録マークを形成しても良い。本発明は結果的にレーザ
ービームの照射が制御できれば十分であり、例えばビー
ム光の透過具合を変調可能なシャッターを用いてレーザ
ービームの照射時間又は照射パワーを制御してもよい。
【0074】上記実施の形態の例において、記録層12
はシアニン等の有機色素を用いたものであるが、本発明
はこれに限定されるものでなく上記以外の有機色素ある
いは無機材料であってもよく、又その他の材料を適宜用
いても構わない。但し、上記のような有機色素を用いた
場合は、レーザービームの5段階以上の照射時間に対応
して、確実に記録マークの大きさを変化させて記録する
ことができ、極めて高い精度で各記録マークを読み取る
ことができた。
【0075】更に又、上記光記録装置30によって記録
マークを形成する際に記録層12上に設定される仮想記
録セル40のサイズは、実施の形態の例に限定されるも
のではない。ここでは仮想記録セル40の幅はグルーブ
幅Wとほぼ一致させた場合を示したが、例えば、レーザ
ービームのビームウエスト径を更に小さく絞ることがで
きれば、グルーブ16の幅W以下でも構わない。長さH
についても同様である。その一方で、8段階等の更なる
多段階に記録マークを記録する場合には、仮想記録セル
40の大きさをレーザービームウエスト以上に設定して
も構わない。その場合、ある一部の記録マークは、ビー
ムウエスト以上の大きさにすることができる。
【0076】又、前記レーザービームは、記録層12の
位置で円形とされているが、これは、図8に示されるよ
うに、例えば対物レンズ42Aに対してビーム整形プリ
ズム42Cや、アパーチャを加えることによって、ビー
ム形状が、記録媒体10の送り方向に短く、これと直交
方向に長い長円形状あるいは線状となるようにしてもよ
い。この場合は、記録マーク49が短くなるので仮想記
録セルを更に短くすることができる。即ち記録密度を向
上させることができる。
【0077】更に、この光記録媒体10では、図1にお
いて符号52で示されるように、あらかじめ、信号変調
の段数に合わせた数の反射率の異なる複数のピットを有
するようにしてもよく、又は当該光記録媒体の一部分に
あらかじめ本発明の光記録方法によるマルチレベル記録
を行っても良い。これらの複数のピット52及び/又は
マルチレベル記録済み部分の記録マーク54には、当該
記録媒体を個別に識別する情報、マルチレベル記録用光
記録媒体であることを識別する情報、当該記録媒体を記
録再生するためのレーザービームの照射時間を決定する
ための情報、グルーブの幅Wに関する情報等の特定情報
を記録しておいてもよい。その特定情報は、当該光記録
媒体の再生及び/又は記録時に読み込むことによって、
マルチレベル記録用光記録媒体であることを確実に識別
したり、さらにそれらを個別に識別したりすることがで
き、より確実なマルチレベル記録・再生を行うことがで
きる。
【0078】通常、CD−R/RWやDVD−R/RW
用の媒体は、記録グルーブを蛇行(ウォブル)させるこ
とで信号を入れてある。この信号はアドレス信号と呼ば
れ、記録装置はこの信号を読むことで記録ヘッドを決め
られた位置へ移動することが可能になる。
【0079】例えばCD−R/RWの場合、このアドレ
ス信号には、位置を時間に置き換えた分・秒のタイムコ
ードが記録されている。記録装置は、このタイムコード
を読み取って、ヘッドをリードイン部分に移動し、各種
データを読み込むことが可能になる。
【0080】この発明のマルチレベル光記録媒体は、C
D−R/RWに適用されるような記録装置で使用(記録
・再生)する場合、ウォブルによるアドレス信号を採用
することが出来る。ただし、通常のCD−R/RWのタ
イムコードと異なる、番地コードなどの信号方式を採用
する。通常の記録装置では、CD−R/RWと異なるア
ドレス信号を読めず、ヘッドを所定位置に移動すること
が出来ない(この場合、マルチレベル記録光媒体は記録
装置から排出される)。
【0081】一方、マルチレベル記録に対応した記録装
置は、この特殊なアドレスを認識可能に設定しておけ
ば、ヘッドをリードイン部分に移動して信号を読み出す
ことが可能となる。
【0082】つまり、マルチレベル光記録媒体では、通
常と異なるアドレスを採用することによって、他の光記
録媒体との区別を可能にしてある。
【0083】上記ウォブルを利用する記録は、例えば図
9に示されるように、光記録媒体10のリードインエリ
ア102におけるグルーブ104A〜104Cのウォブ
ルを変調することにより行う。
【0084】具体的には、図10に示されるように、ウ
ォブルの振幅Wbを変えることなく、各グルーブ104
A、104B、104Cのウォブル周期TA、TB、TC
を変える。例えば、図9に示されるユーザーエリア10
6におけるグルーブ16のウォブル周期TOを基本周期
とし、これより長いウォブル周期TBは「1」、短いウ
ォブル周期TA、TCは「0」を示す2値信号にのせて、
上記各種情報を記録しておく。従って、例えば、ウォブ
ル周期が上記のように、光記録媒体の内周側から
「0」、「1」、「0」のときに、この光記録媒体10
がマルチレベル記録用であることを示すようにする。
【0085】又、上記のような予め決められた情報を、
記録開始位置情報として、これに基づき、ユーザーエリ
ア106の所定位置から記録開始となるようにしてお
く。これは、仮想記録セル40の開始位置の情報にもな
る。
【0086】又、上記各種情報の他の記録方法の例とし
て、図11に示されるように、上記の各種情報を、各グ
ルーブ16の間のランド17に形成されたランドプレピ
ット17Aに載せて、例えば、ランドプレピット間の周
期が短い場合は「1」、長い場合は「0」として2値記
録する。
【0087】更に他の例として、図12あるいは図1に
符号56(グルーブ中断部)で示されるように、グルー
ブ16を途切れさせて、途切れたグルーブの長さ、例え
ば短い場合は「1」、長い場合は、「0」を示すように
する。
【0088】上記図9、11、12に示された情報記録
手段による情報は、従来の2値記録型の再生装置によっ
ても読み取ることができるようにすることによって、こ
のマルチレベル光記録媒体を、誤って2値記録型の再生
及び/又は記録装置に装填しても、これが、マルチレベ
ル型であることが容易に判明する。
【0089】更に、上記の各種情報は、例えば、図13
に示されるように、リードインエリア102に予めマル
チレベル記録しておくことができる。この場合、図13
において、最初の5個の仮想記録セル401〜405の
記録マークにより、マルチレベル記録媒体であること及
びマルチレベル記録の段数、次の5個の仮想記録セル4
06〜410の記録マークにより記録又は再生のための
推奨レーザーパワーをそれぞれ記録しておくこと等が可
能である。これらの方法は単独で、あるいは組み合わせ
て利用することも可能である。
【0090】
【発明の効果】本発明に係る光記録媒体によれば、記録
に供するデータに応じてマルチレベルに記録することが
出来、更にその記録マークからの読み取り信号の特性を
良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る光記録媒体の要
部を示す一部断面とした斜視図
【図2】同光記録媒体にレーザービームを用いて情報を
記録するための光記録装置を示すブロック図
【図3】同光記録装置に含まれるレーザードライバの構
成を示すブロック図
【図4】同光記録装置により記録層に記録マークを形成
する際の、該記録マークと仮想記録セル及びその光反射
率との関係を示す模式図
【図5】同光記録装置により記録層に記録マークを形成
する際の、レーザービーム照射のタイミングチャートの
生成過程を示す線図。
【図6】グルーブ幅の異なる光記録媒体に対してマルチ
レベル記録した際のSDR値の変化を示す線図
【図7】グルーブ幅が広過ぎる光記録媒体においてマル
チレベル記録した状態を示す斜視図
【図8】仮想記録セルを照射するレーザービームを他の
形状とする場合を示す略示斜視図
【図9】本発明の光記録媒体における予め各種情報を記
録したウォブルを拡大して示す模式図
【図10】同ウォブルのウォブル周期と2値信号との関
係を示す線図
【図11】本発明の光記録媒体における各種情報を記録
したランドプレピットと2値信号との関係を示す模式図
【図12】本発明の光記録媒体における各種情報を記録
して途切れたグルーブの長さと2値信号との関係を示す
模式図
【図13】本発明の光記録媒体における各種情報を記録
した仮想記録セルと記録マークを示す模式図
【符号の説明】
10…光記録媒体 12…記録層 14…基板 16、104A〜104C…グルーブ 17…ランド 17A…ランドプレピット 18…反射膜 20…保護層 30…光記録装置 32…スピンドル 36…レーザー 38…レーザードライバ 40、401〜410…仮想記録セル 42…照射光学系 42A…対物レンズ 42B…ハーフミラー 42C…ビーム整形プリズム 44…フォーカスサーボ回路 46…送りサーボ回路 48A〜48G、49、54…記録マーク 52…ピット 56…グルーブ中断部 60…セル時間設定部 62…照射時間設定部 64…配分処理部 D…ビーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月19日(2002.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】(3)上記(1)又は(2)において、前
記グルーブが互いに略平行状態で複数形成されており、
隣接する前記グルーブ間のピッチが、0.65×(λ
/NA)<Pに設定され、好ましくは0.7×(λ/N
A)<P<1.2×(λ/NA)に設定されていること
を特徴とする光記録媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 561 B41M 5/26 Y (72)発明者 有岡 博之 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 大槻 史朗 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA22 FB43 5D029 JA04 JB11 JB16 JB45 JB47 JC02 WB11 WB14 WC05 WC06 WD10 WD11 5D090 AA01 BB04 CC01 CC12 CC14 DD01 FF13 GG01 GG07 KK04 KK05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のグルーブを有する光透過性基板にお
    ける、少なくとも前記グルーブを覆って記録層が形成さ
    れ、レーザービームの照射によって少なくとも前記録層
    に記録マークが形成されて情報が記録され得る光記録媒
    体であって、 前記記録層において、前記グルーブに沿った記録再生の
    ためのレーザー照射進行方向の任意の単位長さ及びこれ
    と直交する方向の任意の単位幅となる仮想記録セルが該
    進行方向に沿って連続的に規定されると共に、 前記レーザービームの波長をλ、前記レーザービームの
    照射光学系における対物レンズの開口数をNAとした場
    合に、前記グルーブの幅Wが0.20×(λ/NA)<
    W<0.50×(λ/NA)となるように設定され、 照射時間又は照射パワーの少なくとも一方を5段階以上
    に設定して前記レーザービームが照射されることで前記
    仮想記録セルに5種類以上の大きさの異なる記録マーク
    が形成可能とされて、該仮想記録セルに対する前記記録
    マークの面積比に基づいて光反射率を変調して情報をマ
    ルチレベル記録可能とされたことを特徴とする光記録媒
    体。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記グルーブの幅Wが0.25×(λ/NA)<W<
    0.45×(λ/NA)となるように設定されているこ
    とを特徴とする光記録媒体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記グルーブが互いに略平行状態で複数形成されてお
    り、隣接する前記グルーブ間のピッチPが、0.65×
    (λ/NA)<Pに設定され、好ましくは0.7×(λ
    /NA)<P<1.2×(λ/NA)に設定されている
    ことを特徴とする光記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、 前記記録層が有機色素を含んで構成されていることを特
    徴とする光記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記記録層がシアニン系色素を含んで構成されているこ
    とを特徴とする光記録媒体。
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US60/279753 2001-03-30

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