JP2002304726A - 光記録方法、光記録媒体 - Google Patents

光記録方法、光記録媒体

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JP2002304726A
JP2002304726A JP2002095098A JP2002095098A JP2002304726A JP 2002304726 A JP2002304726 A JP 2002304726A JP 2002095098 A JP2002095098 A JP 2002095098A JP 2002095098 A JP2002095098 A JP 2002095098A JP 2002304726 A JP2002304726 A JP 2002304726A
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power
irradiation
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laser beam
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JP2002095098A
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English (en)
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Shuji Tsukamoto
修司 塚本
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体に対する情報の記録密度を飛躍的
に高め、更に、読み取り時のエラーの発生を抑制する。 【解決手段】 光記録媒体10に対してレーザービーム
の照射によって記録マーク48A〜48Gを形成する光
記録方法であって、記録層12に仮想記録セル40を移
動方向Sに沿って連続的に規定し、レーザービームの照
射パワーとして、クーリングパワー、待機パワー、記録
マーク48A〜48Gを形成するための記録パワーの少
なくとも3段階をこの順番に大きくなるように設定し、
記録パワーによる記録照射時間を5段階以上に設定し、
この記録パワーによる照射が終了した時から所定時間経
る迄の間をクーリングパワーで照射し、更に、クーリン
グパワーによる照射が終了した時から、次の仮想記録セ
ル40において記録パワーによる照射を開始する迄の間
を待機パワーで照射するようにし、仮想記録セル40に
対して、少なくとも5種類の大きさの異なる記録マーク
48A〜48Gを形成して情報をマルチレベル記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録に供するデー
タに応じて、複数種類の記録マークを形成してマルチレ
ベル記録する光記録方法、及び該光記録方法に共される
光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光記録媒体のような、再生信号の
長さ(反射信号変調部の長さ)を多段階に変えることに
よってデータを記録する方法に対して、再生信号の深さ
(反射信号の変調度)を多段階に切り換えることによ
り、同じ長さの各信号に複数のデータを記録する方法に
関する研究が数多くなされている。
【0003】この光記録方法によれば、単にピットの有
無による2値のデータを記録した場合と比較して、深さ
方向に複数のデータを記録できるため、一定の長さに割
り当てられる信号の量を増やすことができ、従って、線
記録密度を向上させることが可能となる。再生信号の深
さを多段階に切り換える方法として、一般的には、レー
ザービームのパワーを多段階に切り換えて、何らかの種
類の異なる記録マークを形成する。現在、その記録媒体
として、ホログラフを利用したものや記録層を多層とし
たものが提案されている。
【0004】なお、ここでは反射信号の変調度が互いに
異なる複数種類の記録データを記録することをマルチレ
ベル記録と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、これらのマルチ
レベル記録に関する光記録方法は、記録時のレーザービ
ームのパワーが大きくなるにつれ、即ち形成する反射信
号の深さが深くなるに従い、再生時の信号品質が劣化す
るという問題があった。この理由は現時点においても明
らかにされていない。
【0006】例えば、従来の手法を利用して記録媒体の
記録情報量の高密度化のために記録マークを短くし、そ
の中で、レーザービームのパワーを多段に切り換えてマ
ルチレベル記録した場合には、その信号品質の劣化が顕
著になった。つまり、マルチレベル記録を採用しようと
すれば記録マークの高密度化が困難になり、相容れない
状況に陥るという問題点を有していた。
【0007】又、従来のレーザービームのパワーを段階
的に切り換えてマルチレベル記録する光記録方法の思想
では、記録マーク長は、記録時の集光ビーム(ビームウ
エスト)の直径よりも大きいものが前提となっている。
【0008】一般に集光ビームの直径は、Kλ/NA
(K:定数、λ:レーザー波長、NA:レンズの開口
数)であらわされる。CDで利用されるピックアップで
は、λ=780nm、NA=0.45が一般的であり集
光ビームの直径は約1.6μmとなる。この場合、記録
マーク長が1.6μm近傍になると、上記の信号劣化の
問題が顕在化し、レーザービームのパワーを変化させる
方法での5段階以上のマルチレベル記録は困難であっ
た。
【0009】以上の問題は、レーザービームのパワー設
定、記録媒体の特性等のあらゆる要素が複雑に絡み合っ
た結果であると考えるが、本発明者の知る限りその原因
は現在明らかにされておらず、高密度のマルチレベル記
録はその記録方法を含めて達成されていないのが実情で
ある。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、新たなマルチレベル記録方法を提案し、高密
度のマルチレベル記録を達成することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、光記録媒体
について鋭意研究を重ね、これに多段階記録する記録方
法を見いだし、この記録方法によって、光記録媒体に、
5段階以上の高密度のマルチレベル記録を行うことが可
能であることを確認した。
【0012】即ち、以下の本発明により上記目的が達成
可能となる。
【0013】(1)光透過性基板上に記録層を備える光
記録媒体に対してレーザービームの照射によって記録マ
ークを形成する光記録方法であって、前記記録層に、前
記レーザービームとの相対移動方向の任意の単位長さ及
びこれと直交する方向の任意の単位幅となる仮想記録セ
ルを前記移動方向に沿って連続的に規定し、前記レーザ
ービームの照射パワーとして、クーリングパワー、待機
パワー、前記記録マークを形成するための記録パワーの
少なくとも3段階をこの順で大きくなるように設定し、
前記仮想記録セルに対する前記記録パワーによる記録照
射時間を5段階以上に設定し、前記仮想記録セルにおい
て前記記録パワーによる照射が終了した時から、所定時
間経る迄の間を前記クーリングパワーで照射し、更に、
該クーリングパワーによる照射が終了した時から、次の
前記仮想記録セルにおいて前記記録パワーによる照射を
開始する迄の間を、前記待機パワーで照射するように
し、複数の前記仮想記録セルに対して、前記記録パワー
による記録照射時間を5段階以上に変調して照射するこ
とにより少なくとも5種類の大きさの異なる記録マーク
を形成し、該仮想記録セルに対する前記記録マークの面
積比に基づいて光反射率を変調して情報をマルチレベル
記録することを特徴とする光記録方法。
【0014】(2)上記(1)において、前記記録層と
して、前記記録パワーのレーザービーム照射によって非
晶質になると共に、前記待機パワーのレーザービーム照
射によって結晶質になる相変化記録層を採用し、前記仮
想記録セルに対して繰り返しマルチレベル記録可能とし
たことを特徴とする光記録方法。
【0015】(3)上記(1)又は(2)において、前
記クーリングパワーによる照射時間が常に一定とされて
いることを特徴とする光記録方法。
【0016】(4)上記(1)、(2)又は(3)にお
いて、前記待機パワーによる照射時間が、先行する前記
記録パワーによる前記記録照射時間が長いほど短く設定
されることを特徴とする光記録方法。
【0017】(5)上記(4)において、仮想記録セル
に配分された前記記録照射時間が前記5段階以上のうち
の少なくとも最長時間となる場合、その後の前記待機パ
ワーによる照射時間が略零に設定されることを特徴とす
る光記録方法。
【0018】(6)上記(1)乃至(5)のいずれかに
おいて、前記仮想記録セルに記録される記録マークに、
少なくとも前記レーザービームのビームスポットよりも
小さいサイズのものが含まれるようにしたことを特徴と
する光記録方法。
【0019】(7)光透過性基板上に記録層を備え、該
記録層にレーザービームが照射されることで記録マーク
が形成される光記録媒体であって、上記(1)乃至
(6)のいずれかに記載された光記録方法によって、複
数の前記仮想記録セルに対して5種類以上の大きさの異
なる記録マークが形成されていることを特徴とする光記
録媒体。
【0020】本発明者は、記録時のレーザービームパワ
ーを変調するのではなくレーザービーム照射時間を変調
するという新たな発想によって、マルチレベル記録が行
うことが可能であることを発見した。この結果、飛躍的
に記録密度を高めることが出来ることになる。
【0021】しかし、単に照射時間を変調させることに
よって記録マークを形成するのみでは、その記録マーク
を確実に読み取ることが出来ない場合があることが判明
した。
【0022】仮想記録セルに対して多段階の記録マーク
を形成していく高密度のマルチレベル手法では、各仮想
記録セルにおける光反射率を精度良く設定することが最
終目標となる。従って本発明者の解析によると、記録マ
ークを形成するために積極的にレーザービームを照射し
ている間ではなく、他の時間帯におけるレーザービーム
の照射(つまり記録マークを形成する目的を有していな
い時の照射)が仮想記録セルの光反射率に微妙な影響
(ずれ)を及ぼしている可能性が高いことが解った。こ
れが、光記録媒体から情報を読み取る際の確実性を低下
させていた要因の一つと考えられる。
【0023】つまり、仮想記録セルは照射されるレーザ
ービームとの相対移動方向に連続して設定されることは
既に述べたが、連続するがために隣接する仮想記憶セル
の影響は無視できない。
【0024】例えば先行する仮想記録セルにおける記録
マークが、最大積算光量(記録照射時間が最長)によっ
て記録されたものであった場合、その記録が終了した時
点で有するレーザーの熱量は、最小積算光量(記録照射
時間が最小)によって記録される場合より明らかに大き
い。それに加えて、先行する仮想記録セルにおいて、最
大積算光量によって記録マークが形成された場合、その
記録完了後から次の仮想記録セルで照射するタイミング
までの時間が、先行する仮想記録セルで最小積算光量に
よって記録された場合等と比較して短いため、前述の熱
量を十分に放出するための時間が得られず、次の仮想記
録セルに対する記録が不安定となる。
【0025】そこで本発明では、レーザービームの照射
パワーとして、積極的に記録マークを形成するための記
録パワーの他に、待機パワーとクーリングパワーの2つ
の値を設定した。記録パワーによって仮想記録セルに記
録マークを形成した後に、最も弱いクーリングパワー
(つまり、光反射率への影響が最も小さいパワー)によ
って照射することで、当該仮想記録セルの光反射率を所
定値に収束させることが出来る。仮に、ある程度大きい
パワーで照射してしまうと、望み通りの光反射率からず
れてしまうことになる。
【0026】更に、クーリングパワーによって所定時間
照射した後は、それよりも高パワーとなる待機パワーに
切り換えられて照射されるので、次の仮想記録セルにお
いて、即座に記録パワーにまでレーザービームの供給エ
ネルギーを上昇させることが出来るようになる。この結
果、当該仮想記録セルにおいても正確な光反射率を確保
することができる。仮に、クーリングパワーによって光
記録媒体及びレーザーの双方を冷却しすぎると、次の記
録パワーまでの立ち上がりに不安定な遅れが発生するこ
とになるので、望み通りの光反射率を得られない可能性
がある。
【0027】以上のようにマルチレベル記録において、
クーリングパワー、待機パワー、記録パワーを「仮想記
録セルの光反射率を高精度に設定する」という合理的な
思想下で用いることで、実際に5段階の以上の光反射率
を仮想記録セルに設定可能となっている。
【0028】このような理由からも、本出願人による他
の出願に開示されているような、先行する仮想記録セル
に残留する熱量を次の仮想記録セルへの記録に利用する
方法(ディレイストラテジ)も併用すると、更に望まし
い結果が得られる。
【0029】なお上記光記録媒体の記録層は、有機色素
を含んで構成されるようにすることが好ましく、本発明
者によって、実際に5段階以上のマルチレベル記録が達
成されることが確認されている。
【0030】なお、上記本発明は次のような構成を付加
してもよい。
【0031】前記仮想記録セル内に形成される記録マー
クの、該仮想記録セルに対する面積占有率によって該仮
想記録セル全体での光反射率を変調して、情報を5段階
以上のマルチレベル記録する光記録方法。
【0032】前記記録層に沿って、レーザービームガイ
ド用のグルーブが設けられ、前記仮想記録セルは前記グ
ルーブ内に設定され、且つ、前記単位幅は前記グルーブ
の幅に略等しくされたことを特徴とする光記録媒体。
【0033】前記仮想記録セルに、マルチレベル記録媒
体であることを示す特定情報が記録されていることを特
徴とする光記録媒体。
【0034】前記記録層に沿って、レーザービームガイ
ド用のグルーブが設けられ、このグルーブが、一部で途
切れていることを特徴とする光記録媒体。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0036】本発明の実施の形態の例に係る光記録方法
が適用される光記録媒体(ディスク)10は、記録層1
2に色素を用いたCD−R、又は相変化材料を用いたC
D−RWである。CD−Rの場合は、例えば透明基材か
らなる基板14と、この基板14の一方の面(図1にお
いて上面)に形成されたレーザービームガイド用のグル
ーブ16を覆って塗布された色素からなる前記記録層1
2と、この記録層12の上側にスパッタリング等によっ
て形成された金あるいは銀等の反射膜18と、この反射
膜18の外側を覆う保護層20とを含んで形成されてい
る。CD−RWの場合は、例えばグルーブ16を覆っ
て、少なくとも成膜によって形成された下部保護層(誘
電体層)、相変化材料からなる記録層、上部保護層(誘
電体層)、光反射層を含み、これを覆う保護層20とを
含んで形成されている。
【0037】前記記録層12に用いられる色素は、シア
ニン、メロシアニン、メチン系色素及びその誘導体、ベ
ンゼンチオール金属錯体、フタロシアニン色素、ナフタ
ロシアニン色素、アゾ色素等の有機色素であり、相変化
材料の場合はGeSbTe系、AgInSbTe系など
が一般的である。
【0038】前記光記録媒体10へのマルチレベル記録
は、図2に示される光記録装置30によって実行され
る。
【0039】この光記録装置30はCD−Rレコーダで
あり、スピンドルサーボ31を介してスピンドルモータ
32により光記録媒体(ディスク)10を線速度一定の
条件で回転駆動させ、レーザー36からのレーザービー
ムによって光記録媒体(ディスク)10に情報を記録す
るものである。
【0040】レーザードライバ38は、記録すべき情報
に応じて、図1に示される仮想記録セル(詳細後述)4
0の一つ当りのレーザービームの照射時間、例えば前記
レーザー36に入力するレーザーパルス数を制御するよ
うになっている。
【0041】更にレーザードライバ38は、レーザービ
ームの照射パワーを、クーリングパワーC、待機パワー
T、記録パワーKの少なくとも3段階に設定可能であ
る。ここではC<T<Kに設定されている。なお、上記
記録パワーKによってレーザービームを照射すると、仮
想記録セル40に対して実際に記録マーク48A〜48
Gが形成される。
【0042】図2の符号42は、対物レンズ42A及び
ハーフミラー42Bを含む記録光学系である。対物レン
ズ42Aはレーザービームがディスク10の記録層12
に集光するようにフォーカストラッキングサーボ44に
より制御される。又、対物レンズ42Aとハーフミラー
42Bとは、送りサーボ46によって、ディスク10の
回転に同期してその内周側から外周側に所定速度で移動
制御される。
【0043】前記スピンドルサーボ31、フォーカスト
ラッキングサーボ44、送りサーボ46は、制御装置5
0により制御される。記録層12に記録すべきデータ
(情報)はこの制御装置50に入力される。
【0044】図3に詳細に示されるように、レーザード
ライバ38には、照射指示装置39が含まれている。こ
の照射指示装置39は、セル時間設定部60と、記録照
射時間設定部62と、配分処理部64と、冷却時間設定
部66と、待機時間算出部68と、を備える。
【0045】セル時間設定部60は、所定のセル時間T
を連続的に規定する(T1、T2、T3、T4、T5、
T6、・・・)。この結果、例えばレーザー36に対す
る光記録媒体10の移動速度(線速度)をvとした場
合、この光記録媒体10上に長さHが「v×T」となる
仮想記録セル40が連続的に規定される。
【0046】記録照射時間設定部62は、上記セル時間
T以内において5段階以上(ここではA〜Gの7段階)
の記録照射時間tA、…、tGを規定する。この場合、
記録照射時間tA、…、tGをメモリに予め記録してお
き、それを読み出すことで規定しても良く、又光記録媒
体10に書き込まれている記録照射時間情報を読み取る
ことで規定するようにしても良い。
【0047】配分処理部64は、制御装置50に格納さ
れている原情報を変調して、マルチレベル記録用のビッ
ト系列を設定して各セル時間Tに割り当てる。このマル
チレベル用のビット系列とは、ここでは7段階(A、
B、C、D、E、F、G)の記録マークが存在するの
で、例えば{B、E、D、C、G、G、・・・}等とな
る。この各数値は、各記録セル40に形成する記録マー
クのレベルを意味している。従って、上記ビット系列の
各レベルに対応するようにして、上記記録照射時間tA
〜tGが各セル時間T1、T2・・・に割り当てられ
る。
【0048】冷却時間設定部66は、各仮想記録セル4
0に配分された記録照射時間tA〜tGに連続させて、
所定の冷却時間Rを規定する。この冷却時間Rは、レー
ザードライバ38に用意されているメモリに予め記録さ
れているものを読み出してもよく、又光記録媒体10に
予め記録されているものを読み出しても良い。
【0049】待機時間算出部68は、各冷却時間Rが終
了した時から、次の仮想記録セル40における記録照射
時間tA〜tGの開始時に至る迄の間に待機時間gを設
定する。
【0050】光記録媒体10には図1に示されるよう
に、前記グルーブ16内において、ディスク34の回転
方向即ち円周方向Sに連続的に仮想記録セル40が規定
される。各仮想記録セル40の円周方向Sの単位長さは
Hであり、図4に示されるように、ビーム径(ビームウ
エストの直径)Dより短い長さに設定される。又、上記
単位長さH(=v×T)と直交する方向である単位幅は
Wである。各仮想記録セル40毎にレーザービームを照
射して、模式的に例示された記録マーク48A〜48G
を、記録すべき情報に応じて形成する。
【0051】具体的には以下のステップを含むようにし
て記録マーク48A〜48Gを形成する。
【0052】実情報を光記録媒体10に記録する際に
は、セル時間Tを設定することで既に述べたように仮想
記録セル40を連続的に規定し、この仮想記録セル40
に対するレーザービームの記録照射時間tA〜tGを設
定する。
【0053】その結果、図5のタイムチャートに示され
るように、原情報を変調して得られたビット列{B、
E、D、C、G、G、・・・}に対応して各セル時間T
1、T2、T3・・・に記録照射時間{tB、tE、t
D、tC、tG、tG、・・・}が割り当てられる。な
おここでは各セル時間Tの先頭から記録照射時間tを設
定する場合(つまり先端基準)を示しているが、各セル
時間Tの中央に記録照射時間を設定する場合(中間基
準)や、各セル時間Tの後ろ側を基準として記録照射時
間を設定する場合(後端基準)もあり得る。
【0054】次に、所定の冷却時間Rを規定して、各記
録照射時間tの後に連続的に付加する。
【0055】更に、これらの記録照射時間tと冷却時間
R以外の空き時間のすべてに、待機時間gを設定する。
【0056】つまり、本実施形態における待機時間{g
1、g2,g3,g4,g5,g6,・・・}は、各セ
ル時間{T1,T1,T3,T4,T5,T6、・・
・}から、記録照射時間{tB,tE,tD,tC,t
G,tG}及び冷却時間{R,R,R,R,R,R}を
減算した結果となり、{T−(tB+R),T−(tE
+R),T−(tD+R),T−(tC+R),T−
(tG+R),T−(tG+R)}となる。結局、記録
照射時間tA〜tGが長いほど、待機時間gは短く設定
される。
【0057】結果として図6に示されるようなタイムチ
ャートを得ることが出来る。このタイムチャートに従っ
て、記録照射時間tにおいては記録パワーKでレーザー
ビームを照射して実際に記録マーク48A〜48Gを形
成し、冷却時間RはクーリングパワーCで照射し、待機
時間gは待機パワーTで照射すれば、各記録セル40を
望み通りの光反射率に設定することが出来る。
【0058】なお、この記録マーク48A〜48Gはレ
ーザービームのビームスポットの全体ではなく中心部に
形成される(レーザービームは円形であるが、ディスク
10を回転させながらレーザービームを照射するので、
記録マークは記録照射時間の長さに応じて長円形とな
る)。
【0059】何故なら、フォーカシングされたレーザー
ビームは、一般にガウシアン分布をなすが、記録層12
においては、レーザービームの照射エネルギーがある閾
値を超えた部分のみで記録が行われるので、中心から順
に外側に広がるようにして記録マーク48A〜48Gが
形成されるからである。これにより、例えば図4に示さ
れるように、仮想記録セル40に対して占有率の異なる
7段階の記録マーク48A〜48Gが形成可能となる。
【0060】この場合、記録マーク48A〜48Gの各
大きさは、仮想記録セル40に読み出しレーザービーム
を照射した時の反射光の光反射率が7段階になるように
設定する。前記光反射率は、記録マークが小さいほど大
きくなり、記録マークが形成されていない仮想記録セル
では最大反射率、最大の記録マーク48Gが形成されて
いる仮想記録セルでは最小反射率となる。更に詳細に
は、前記光反射率は、各記録マーク48A〜48Gの光
透過率をも含めて、仮想記録セル40に対する占有率で
決定されると考えられる。
【0061】なお、記録マーク48A〜48G自体の光
透過率は、記録層12を構成する材料がレーザービーム
の照射によって分解変質し、その屈折率が変化する場合
や、記録層12の厚さ方向の変化量によって異なる。形
成された記録マーク部分の光透過率がゼロであれば、こ
れを考慮しなくてもよく、上記占有率のみに従う。
【0062】上記実施形態の記録手法によれば、記録照
射時間を制御することで5段階以上のマルチレベル記録
が達成される。更に、配分された各記録照射時間tA〜
tGの直後にクーリングパワーCでレーザービームを照
射する冷却時間Rが設けられているので、各仮想記録セ
ル40に供給される熱量が即座に減少して光反射率を所
望の値に収束させることが出来る。これは、各レベルの
目標光反射率に対する実際の光反射率の誤差を低減でき
ることを意味する。
【0063】又、所定の冷却時間Rが経過した後は、ク
ーリングパワーCよりも大きい待機パワーTによって待
機時間gにおいてレーザービームが照射されるので、レ
ーザー36の極端な温度低下を防止することが出来る。
その結果、次の記録照射時間tA〜tGの照射開始時に
おけるレーザービームのパワーの立ち上がりが早く、即
座に記録パワーKに移行することが出来る。
【0064】以上の観点からは、冷却時間Rはレーザー
36が所定の温度閾値以下となった時点で終了し、その
後は待機パワーTでその温度を維持するようにしても良
い。従って、光記録媒体10における内周側に予め用意
されているテスト記録領域で、冷却時間Rを可変に設定
して記録試験を繰り返し、良好な光反射率が得られる冷
却時間を実情報を記録する前にその都度設定するように
しても良い。
【0065】なお、ここでは各段階の照射時間tA〜t
Gの後に、冷却時間Rと待機時間gが設定される場合を
示したが、記録密度が向上にするにつれてセル時間Tが
短くなることを考慮すると、少なくとも最長の記録照射
時間tGと冷却時間Rによってセル時間Tが一杯になっ
てしまう場合がある。この際は待機時間gを零に設定す
ればよい。
【0066】以上のようにして光反射率の誤差(ずれ)
が抑制されると、レベル段階幅を小さくして総合レベル
数(ここではA〜Gの7段)を増加させることが出来、
光記録媒体の記録密度を高めることが出来るようにな
る。
【0067】又、本実施の形態の例では、主として光記
録媒体10における記録層12が有機色素材料で構成さ
れてCD−Rとして機能する場合について説明したが、
記録層として相変化記録層が採用されたCD−RWタイ
プの光記録媒体を用いる場合は、例えば、記録パワーK
のレーザービーム照射によって記録層が非晶質に変化す
るようにし、クーリングパワーCの照射では記録層に何
等変化を生じさせず、更に、待機パワーTのレーザービ
ーム照射によって記録層が結晶質となるように設定して
おけば、上記の利点を生かしたまま追記的に情報をマル
チレベル記録することが出来る。勿論、本発明はCD−
R/RW以外の光記録媒体であっても構わない。
【0068】又本実施の形態の例では図4に示したよう
に、読み取りレーザーの集光ビームの直径D以下の長さ
或いは幅の記録マーク(ここでは総ての記録マーク48
A〜48G)を形成したとしても十分にデータ読み取り
が可能となっている。この結果、従来と比較して飛躍的
に単位面積当たりの記録密度を高めることが出来る。
【0069】なお、本実施の形態の例では総ての記録マ
ークを集光ビームの直径D以下にする場合を示したが、
本発明ではそれに限定されず、記録マークの一部だけが
直径D以下となる場合や、又総ての記録マークが集光ビ
ーム直径D以上となる場合も含んでいる。
【0070】又、上記光記録装置30では、レーザード
ライバ38を用いてレーザー36におけるレーザービー
ム照射パワーを設定したり、その照射時間を設定したり
する場合を示したが、本発明は結果的にレーザービーム
の照射が制御できれば十分であり、例えばビーム光の透
過具合を変調可能なシャッターを用いてレーザービーム
を制御してもよい。
【0071】上記実施の形態の例において、記録層12
はシアニン等の有機色素を用いたものであるが、本発明
はこれに限定されるものでなく上記以外の有機色素ある
いは無機材料であってもよく、又その他の材料を適宜用
いても構わない。但し、上記のような有機色素を用いた
場合は、レーザービームの5段階以上の照射時間に対応
して、確実に記録マークの大きさを変化させて記録で
き、極めて高い精度で読み取ることができた。
【0072】更に又、上記光記録装置30によって記録
マークを形成する際に記録層12上に設定される仮想記
録セル40のサイズは、実施の形態の例に限定されるも
のではない。特に、レーザービームのビームウエスト径
を更に小さく絞ることができれば、長さはグルーブ16
の幅と等しくするのが最もよい。その一方で、8段階等
の更なる多段階に記録マークを記録する場合には、レー
ザービームウエスト以上に設定しても構わない。その場
合、ある一部の記録マークは、ビームウエスト以上の大
きさにすることができる。勿論、DVD構造のディスク
にも本発明を適用することができ、更にグルーブ16を
有しない光記録媒体においても本発明を適用可能であ
る。
【0073】又、前記レーザービームは、記録層12の
位置で円形とされているが、これは、図7に示されるよ
うに、例えば対物レンズ42Aにビーム整形プリズム4
2Cあるいはアパーチャ(図示省略)等を加えて、ビー
ム形状が、記録媒体10の送り方向に短く、これと直交
方向に長い長円形状あるいは線状となるようにしてもよ
い。この場合は、記録マーク49が短くなるので仮想記
録セルを更に短くすることができる。即ち記録密度を向
上させることができる。
【0074】更に、この光記録媒体10では、図1にお
いて符号52で示されるように、あらかじめ、信号変調
の段数に合わせた数の反射率の異なる複数のピットを有
するようにしてもよく、又は当該光記録媒体の一部分に
あらかじめ本発明の光記録方法によるマルチレベル記録
を行っても良い。これらの複数のピット52及び/又は
マルチレベル記録済み部分の記録マーク54には、当該
記録媒体を個別に識別する情報、マルチレベル記録用光
記録媒体であることを識別する情報、当該記録媒体を記
録再生するためのレーザービームの記録照射時間を決定
するための情報、待機時間を決定するための情報等の特
定情報を記録しておいてもよい。その特定情報は、当該
光記録媒体の再生及び/又は記録時に読み込むことによ
って、マルチレベル記録用光記録媒体であることを確実
に識別したり、さらにそれらを個別に識別したりするこ
とができ、より確実なマルチレベル記録・再生を行うこ
とができる。
【0075】通常、CD−R/RWやDVD−R/RW
用の媒体は、記録グルーブを蛇行(ウォブル)させるこ
とで信号を入れてある。この信号はアドレス信号と呼ば
れ、記録装置はこの信号を読むことで記録ヘッドを決め
られた位置へ移動することが可能になる。
【0076】例えばCD−R/RWの場合、このアドレ
ス信号には、位置を時間に置き換えた分・秒のタイムコ
ードが記録されている。記録装置は、このタイムコード
を読み取って、ヘッドをリードイン部分に移動し、各種
データを読み込むことが可能になる。
【0077】この発明のマルチレベル光記録媒体は、C
D−R/RWに適用されるような記録装置で使用(記録
・再生)する場合、ウォブルによるアドレス信号を採用
することが出来る。ただし、通常のCD−R/RWのタ
イムコードと異なる、番地コードなどの信号方式を採用
する。通常の記録装置では、CD−R/RWと異なるア
ドレス信号を読めず、ヘッドを所定位置に移動すること
が出来ない(この場合、マルチレベル記録光媒体は記録
装置から排出される)。
【0078】一方、マルチレベル記録に対応した記録装
置は、この特殊なアドレスを認識可能に設定しておけ
ば、ヘッドをリードイン部分に移動して信号を読み出す
ことが可能となる。
【0079】つまり、マルチレベル光記録媒体では、通
常と異なるアドレスを採用することによって、他の光記
録媒体との区別を可能にしてある。
【0080】上記ウォブルを利用する記録は、例えば図
8に示されるように、光記録媒体10のリードインエリ
ア102におけるグルーブ104A〜104Cのウォブ
ルを変調することにより行う。
【0081】具体的には、図9に示されるように、ウォ
ブルの振幅Wbを変えることなく、各グルーブ104
A、104B、104Cのウォブル周期TA、TB、TC
を変える。例えば、図8に示されるユーザーエリア10
6におけるグルーブ16のウォブル周期TOを基本周期
とし、これより長いウォブル周期TBは「1」、短いウ
ォブル周期TA、TCは「0」を示す2値信号にのせて、
上記各種情報を記録しておく。従って、例えば、ウォブ
ル周期が上記のように、光記録媒体の内周側から
「0」、「1」、「0」のときに、この光記録媒体10
がマルチレベル記録用であることを示すようにする。
【0082】又、上記のような予め決められた情報を、
記録開始位置情報として、これに基づき、ユーザーエリ
ア106の所定位置から記録開始となるようにしてお
く。これは、仮想記録セル40の開始位置の情報にもな
る。
【0083】又、上記各種情報の他の記録方法の例とし
て、図10に示されるように、上記の各種情報を、各グ
ルーブ16の間のランド17に形成されたランドプレピ
ット17Aに載せて、例えば、ランドプレピット間の周
期が短い場合は「1」、長い場合は「0」として2値記
録する。
【0084】更に他の例として、図11あるいは図1に
符号56(グルーブ中断部)で示されるように、グルー
ブ16を途切れさせて、途切れたグルーブの長さ、例え
ば短い場合は「1」、長い場合は、「0」を示すように
する。
【0085】上記図8、10、11に示された情報記録
手段による情報は、従来の2値記録型の再生装置によっ
ても読み取ることができるようにすることによって、こ
のマルチレベル光記録媒体を、誤って2値記録型の再生
及び/又は記録装置に装填しても、これが、マルチレベ
ル型であることが容易に判明する。
【0086】更に、上記の各種情報は、例えば、図12
に示されるように、リードインエリア102に予めマル
チレベル記録しておくことができる。この場合、図12
において、最初の5個の仮想記録セル401〜405の
記録マークにより、マルチレベル記録媒体であること及
びマルチレベル記録の段数、次の5個の仮想記録セル4
06〜410の記録マークにより記録又は再生のための
推奨レーザーパワーをそれぞれ記録しておくこと等が可
能である。これらの方法は単独で、あるいは組み合わせ
て利用することも可能である。
【0087】
【発明の効果】本発明に係る光記録方法及び光記録媒体
によれば、記録に供するデータに応じてマルチレベルに
記録することが出来、更にその記録マークからの読み取
り信号の特性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る光記録媒体の要
部を示す一部断面とした斜視図
【図2】同光記録媒体にレーザービームを用いて情報を
記録するための光記録装置を示すブロック図
【図3】同光記録装置に含まれる照射指示装置の構成を
示すブロック図
【図4】同光記録装置により記録層に記録マークを形成
する際の、該記録マークと仮想記録セル及びその光反射
率との関係を示す模式図
【図5】同光記録装置により記録層に記録マークを形成
する際の、レーザービーム照射のタイミングチャートの
生成過程を示す線図。
【図6】同光記録装置により記録層に記録マークを形成
する際の、レーザービーム照射の最終的なタイミングチ
ャート。
【図7】仮想記録セルを照射するレーザービームを他の
形状とする場合を示す略示斜視図
【図8】本発明の光記録媒体における予め各種情報を記
録したウォブルを拡大して示す模式図
【図9】同ウォブルのウォブル周期と2値信号との関係
を示す線図
【図10】本発明の光記録媒体における各種情報を記録
したランドプレピットと2値信号との関係を示す模式図
【図11】本発明の光記録媒体における各種情報を記録
して途切れたグルーブの長さと2値信号との関係を示す
模式図
【図12】本発明の光記録媒体における各種情報を記録
した仮想記録セルと記録マークを示す模式図
【符号の説明】
10…光記録媒体 12…記録層 14…基板 16、104A〜104C…グルーブ 18…反射膜 20…保護層 30…光記録装置 32…スピンドル 36…レーザー 38…レーザードライバ 39…照射指示装置 40、401〜410…仮想記録セル 42…記録光学系 42A…対物レンズ 42B…ハーフミラー 42C…ビーム整形プリズム 44…フォーカスサーボ回路 46…送りサーボ回路 48A〜48G、49、54…記録マーク 52…ピット 56…グルーブ中断部 60…セル時間設定部 62…記録照射時間設定部 64…配分処理部 66…冷却時間設定部 68…待機時間算出部 D…ビーム
フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 DD03 EE01 FF13 GG03 GG32 KK01 KK04 KK05 5D119 AA22 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01 EB04 HA21 HA25 HA47 HA59 JA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性基板上に記録層を備える光記録媒
    体に対してレーザービームの照射によって記録マークを
    形成する光記録方法であって、 前記記録層に、前記レーザービームとの相対移動方向の
    任意の単位長さ及びこれと直交する方向の任意の単位幅
    となる仮想記録セルを前記移動方向に沿って連続的に規
    定し、 前記レーザービームの照射パワーとして、クーリングパ
    ワー、待機パワー、前記記録マークを形成するための記
    録パワーの少なくとも3段階をこの順で大きくなるよう
    に設定し、 前記仮想記録セルに対する前記記録パワーによる記録照
    射時間を5段階以上に設定し、 前記仮想記録セルにおいて前記記録パワーによる照射が
    終了した時から、所定時間経る迄の間を前記クーリング
    パワーで照射し、更に、 該クーリングパワーによる照射が終了した時から、次の
    前記仮想記録セルにおいて前記記録パワーによる照射を
    開始する迄の間を、前記待機パワーで照射するように
    し、 複数の前記仮想記録セルに対して、前記記録パワーによ
    る記録照射時間を5段階以上に変調して照射することに
    より少なくとも5種類の大きさの異なる記録マークを形
    成し、該仮想記録セルに対する前記記録マークの面積比
    に基づいて光反射率を変調して情報をマルチレベル記録
    することを特徴とする光記録方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記記録層として、前記記録パワーのレーザービーム照
    射によって非晶質になると共に、前記待機パワーのレー
    ザービーム照射によって結晶質になる相変化記録層を採
    用し、 前記仮想記録セルに対して繰り返しマルチレベル記録可
    能としたことを特徴とする光記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記クーリングパワーによる照射時間が常に一定とされ
    ていることを特徴とする光記録方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、 前記待機パワーによる照射時間が、先行する前記記録パ
    ワーによる前記記録照射時間が長いほど短く設定される
    ことを特徴とする光記録方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記仮想記録セルに配分された前記記録照射時間が前記
    5段階以上のうちの少なくとも最長時間となる場合、そ
    の後の前記待機パワーによる照射時間が略零に設定され
    ることを特徴とする光記録方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、 前記仮想記録セルに記録される記録マークに、少なくと
    も前記レーザービームのビームスポットよりも小さいサ
    イズのものが含まれるようにしたことを特徴とする光記
    録方法。
  7. 【請求項7】光透過性基板上に記録層を備え、該記録層
    にレーザービームが照射されることで記録マークが形成
    される光記録媒体であって、 請求項1乃至6のいずれかに記載された光記録方法によ
    って、複数の前記仮想記録セルに対して5種類以上の大
    きさの異なる記録マークが形成されていることを特徴と
    する光記録媒体。
JP2002095098A 2001-03-30 2002-03-29 光記録方法、光記録媒体 Pending JP2002304726A (ja)

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US60/279756 2001-03-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7167439B2 (en) 2001-12-11 2007-01-23 Tdk Corporation Multilevel optical recording medium with calibration signals

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US7167439B2 (en) 2001-12-11 2007-01-23 Tdk Corporation Multilevel optical recording medium with calibration signals

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