JP2002083428A - 光記録方法 - Google Patents

光記録方法

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JP2002083428A
JP2002083428A JP2001188271A JP2001188271A JP2002083428A JP 2002083428 A JP2002083428 A JP 2002083428A JP 2001188271 A JP2001188271 A JP 2001188271A JP 2001188271 A JP2001188271 A JP 2001188271A JP 2002083428 A JP2002083428 A JP 2002083428A
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recording
irradiation time
laser beam
optical recording
optical
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JP2001188271A
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Hiroyuki Arioka
博之 有岡
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチレベル記録に適した光記録方法を得
る。 【手段】 光透過性基板14上に記録層12を有する光
記録媒体10に対してレーザービームの照射によりデー
タを記録する光記録方法であって、記録層12に、移動
方向Sの任意の単位長さH、且つ単位記録マーク48が
記録可能とされる仮想記録セル40を、移動方向Sに連
続的に規定し、更に、複数の仮想記録セル40に対し
て、照射時間を5段階以上に切り換え且つ該5段階以上
の照射時間の中の最長照射時間TLと最短照射時間TS
の比が、0.05<TS/TL<0.5の関係を満たす
状態でレーザービームを照射して、大きさの異なる複数
の記録マーク48A〜48Gを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録に供するデー
タに応じて、複数種類の記録マークを形成してマルチレ
ベル記録する光記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光記録媒体のような、再生信号の
長さ(反射信号変調部の長さ)を多段階に変えることに
よってデータを記録する方法に対して、再生信号の深さ
(反射信号の変調度)を多段階に切り替えることによ
り、同じ長さの各信号に複数のデータを記録する方法に
関する研究が数多くなされている。
【0003】この光記録方法によれば、単にピットの有
無による2値のデータを記録した場合と比較して、深さ
方向に複数のデータを記録できるため、一定の長さに割
り当てられる信号の量を増やすことができ、従って、線
記録密度を向上させることが可能である。再生信号の深
さを多段階に切り換える方法として、一般的には、レー
ザービームのパワーを多段階に切り換えて、何らかの種
類の異なる記録マークを形成する。現在、その光記録媒
体として、ホログラフを利用したものや記録層を多層と
したものが提案されている。
【0004】なお、ここでは反射信号の変調度が互いに
異なる複数種類の記録データを記録することをマルチレ
ベル記録と呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、これらのマルチ
レベル記録の光記録方法は、記録時のレーザービームの
パワーが大きくなるにつれ、即ち形成する反射信号の深
さが深くなるに従い、再生時の信号品質が劣化するとい
う問題があった。この理由は明らかにされていないが、
本発明者の予想では、レーザーのパワーが増大すること
によって、記録マークの面積(記録マークエリア)が増
大してしまうことが原因と考えられる。
【0006】例えば、光記録媒体の記録情報量の高密度
化のために記録マークを短くし、その中で、レーザーの
パワーを多段に切り換えてマルチレベル記録した場合そ
の信号品質の劣化が顕著となってしまい、結局マルチレ
ベル記録のメリットが生かされていない状況であった。
つまり、マルチレベル記録を採用しようとすれば、記録
マークの間隔を広くとり、信号品質が劣化してもある程
度確実に検出できるようにしなければならなかった。
【0007】又、従来のレーザーパワーを段階的に切り
換えてマルチレベル記録する光記録方法の思想では、記
録マーク長は、記録時の集光ビーム(ビームウエスト)
の直径よりも大きいものが前提となっている。
【0008】一般に集光ビームの直径は、Kλ/NA
(K:定数、λ:レーザー波長、NA:レンズの開口
数)であらわされる。CDで利用されるピックアップで
は、λ=780nm、NA=0.45が一般的であり集
光ビームの直径は約1.6μmとなる。この場合、記録
マーク長が1.6μm近傍になると、上記の信号劣化の
問題が顕在化し、レーザーパワーを変化させる方法での
5段階以上のマルチレベル記録は困難であった。
【0009】以上の問題は、レーザービームのパワー設
定、光記録媒体の特性等のあらゆる要素が複雑に絡み合
った結果であると考えるが、本発明者の知る限りその原
因は現在明らかにされておらず、高密度のマルチレベル
記録はその記録方法を含めて達成されていないのが実情
である。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、新たなマルチレベル記録方法を提案し、高密
度のマルチレベル記録を達成することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、光記録媒体
について鋭意研究を重ね、これに多段階記録する記録方
法を見いだし、この記録方法によって、光記録媒体に、
5段階以上の高密度のマルチレベル記録を行うことが可
能であることを確認した。
【0012】即ち、以下の本発明により上記目的が達成
可能となる。
【0013】(1)光透過性基板上に記録層を有する光
記録媒体に対してレーザービームの照射によりデータを
記録する光記録方法であって、前記記録層に、前記レー
ザービームとの相対的移動方向の任意の単位長さ及びこ
れと直交する方向の任意の単位幅で設定され、且つ単位
記録マークが記録可能とされる仮想記録セルを、前記移
動方向に連続的に規定し、更に、複数の前記仮想記録セ
ルに対して、照射時間を5段階以上に切り換え、且つ、
該5段階以上の前記照射時間の中の最長照射時間TLと
最短照射時間TSの比が、0.05<TS/TL<0.
5(・・・関係式(1))の関係を満たすような状態で
前記レーザービームを照射して、大きさの異なる複数の
記録マークを形成するようにしたことを特徴とする光記
録方法。
【0014】(2)前記レーザービームの照射により形
成される大きさの異なる前記複数の記録マークの中に、
読み取りレーザーの集光ビームの直径以下の長さとなる
記録マークが含まれるようにしたことを特徴とする
(1)の光記録方法。
【0015】(3)前記レーザービームの前記最長照射
時間TLを2×10-8<TL<1×10-6(秒)に設定
したことを特徴とする(1)又は(2)の光記録方法。
【0016】本発明者は、記録時のレーザーパワーを変
調するのではなくレーザー照射時間を変調するという新
たな発想によって、マルチレベル記録が行うことが可能
であることを発見した。この結果、飛躍的に記録密度を
高めることが出来ることになる。
【0017】しかし、単に照射時間を変調させることに
よって記録マークを形成することのみでは、その記録マ
ークを確実に読み取ることが出来ない場合があることが
判明した。そこで、本発明者の更なる解析の結果、最低
照射時間と最長照射時間との比を上記関係式(1)の範
囲内に納めれば、その読み取り精度が大幅に高められる
ことを見出した。なお、この最短照射時間は、5段階以
上に設定する反射率における最高反射率を得るのに必要
な時間であり、又最長照射時間は、最低反射率を得るの
に必要となる時間である。
【0018】例えば、仮想記録セルの反射率を大きく低
下させる記録マークを形成するために、記録用のレーザ
ービームの照射時間を極端に長くすると、反射率の高い
記録マークの形成と比較して、記録マークエリアが広が
り過ぎてしまい信号品質が劣化する。逆に、反射率の高
い仮想記録セルとするためにレーザービームの照射時間
を極端に短くすると十分な深さの記録が行えなくなって
しまう。
【0019】5段階以上のマルチレベル記録を行うため
には、ある程度の照射時間領域(最小照射時間〜最大照
射時間)が必要となる。このことを考慮して、照射する
レーザービームの最低照射時間と最長照射時間との比を
上記関係式(1)の範囲内に設定することによって照射
時間範囲に一種の制約を課し、過度に長い照射時間や過
度に短い照射時間となることを抑制しようとするもので
ある。つまり、最長記録の時と最短記録の時とで検討し
なければならない条件を追加し、その記録精度を高める
ことを想定している。
【0020】この関係式(1)において0.05以下と
なる場合は、最長照射時間が長すぎる、あるいは最短照
射時間が短すぎるとの結論を容易に導き出すことができ
る。前者の場合は反射率の低い仮想記録セル(の記録マ
ーク)の信号品質の悪化によって情報の再生が正常に行
われず、後者の場合は反射率の高い仮想記録セル(の記
録マーク)の記録が不十分となって、情報の再生が正常
に行われない。
【0021】又、この関係式(1)において0.5以上
の場合は、最長照射時間が短すぎる、あるいは最短照射
時間が長すぎるとの結論を容易に導き出すことが出来
る。前者の場合は反射率の低い仮想セル(の記録マー
ク)の記録が不十分となって、情報の再生が正常に行わ
れず、後者の場合は反射率の低い仮想記録セル(の記録
マーク)の信号品質の悪化によって情報の再生が正常に
行われない。
【0022】即ち、この関係式(1)を利用すれば極め
て合理的に照射時間を設定(修正)することが出来るよ
うになる。
【0023】以上に示した本発明の光記録方法では、マ
ルチレベル記録の際の信号特性を良好にすることが出
来、更にレーザー照射時間を変化させるので、その分だ
け、記録マークを小さくすることが出来るようになる。
具体的には、レーザービームの照射時間を5段階以上に
切り換えて形成される記録マークの一部に読み取りレー
ザーの集光ビームの直径以下の長さの記録マークが含ま
れるようにする事が好ましい。このようにすれば、従来
と比較して飛躍的に記録密度を高めることが出来る。
【0024】なお、ここで言う記録マークの大きさと
は、記録層を構成する材料が、レーザービームの照射に
よって分解変質し、その屈折率が変化する場合や、その
変化の厚さ方向の大小により光透過率が変化する場合
の、その変化量の大きさをいう。
【0025】なお、上記関係式(1)の範囲内で特に好
ましくは0.04<TS/TL<0.6に設定し、更に
0.05<TS/TL<0.5が望ましい。なお、例え
ばレーザービームパワーが一定の条件であっても、光記
録媒体の特性が異なることによって上記関係式(1)の
比の値が異なる。又、同一の光記録媒体であっても、レ
ーザービームパワーが異なることにより、上記関係式
(1)の比の値が異なる場合もある。従って、光記録媒
体の特性やレーザービームパワーを適宜考慮して、上記
の関係式が満たされるようにすることが好ましい。
【0026】例えば、光記録媒体の特性に着目してみる
と、5段階以上の反射率となるように各仮想記録セルに
記録マークを形成する場合、その中で、最高反射率とな
る仮想記録セルと、最低反射率となる仮想記録セルが存
在する。レーザー照射時間は最高反射率の仮想記録セル
に対するものが最も短く、最低反射率の仮想記録セルに
対するものが最も長い。ここで、記録層に、照射時間に
対する反射率の変化(低下)が大きい媒体、つまり短時
間で容易に記録できる媒体を用いると、その最短照射時
間と最長照射時間とが近接する結果、関係式(1)の値
は大きくなる。これが上記関係式(1)の0.5以上と
なる光記録媒体は、結局、照射時間による反射率の制御
が困難になってしまったり、記録マークが大きくなりす
ぎてしまって多値記録媒体に向かない。
【0027】逆に照射時間に対して反射率の変化(低
下)が小さな媒体を用いると、関係式(1)の値は小さ
くなる。これが0.05以下になる光記録媒体は、デー
タ検出が困難な微小記録マークを含んでいる可能性が高
く、やはり多値記録媒体に向かない。
【0028】上記発明においては、マルチレベル記録の
精度を高めるために関係式(1)によって一定の条件を
課しているが、更に、前記レーザービームの前記最長照
射時間TLを2×10-8<TL<1×10-6sec(2
0nsec<TL<1μsec)に設定すると、その精
度を更に確実なものにすることができるので好ましい。
【0029】又、上記発明に係る光記録方法によって記
録可能とされた光記録媒体は、それ自体の特性がマルチ
レベル記録に適しているものであり、上記目的を達成で
きるものである。その際の記録層は、有機色素を含んで
構成されるようにすることが好ましく、本発明者によっ
て、実際に5段階以上のマルチレベル記録が達成される
ことが確認されている。
【0030】なお、本発明は次のように構成してもよ
い。
【0031】(4)前記仮想記録セル内に形成される記
録マークの大きさを変えて、仮想記録セルに対する面積
比及び記録マークの光透過率のうち少なくとも面積比に
よる、該仮想記録セル全体での光反射率を、前記レーザ
ービーム照射時間に応じて変調して、情報を5段階以上
のマルチレベル記録することを特徴とする(1)、
(2)又は(3)の光記録方法。
【0032】(5)前記記録層を、レーザービームのビ
ーム径を一定としたときの、照射時間に応じてのみ、記
録マークの大きさ、光透過率のうち少なくとも大きさが
変調される材料から構成し、レーザービームのビーム径
を一定にして照射することを特徴とする(4)の光記録
方法。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0034】本発明の実施の形態の例に係る光記録方法
が適用される光記録媒体(ディスク)10は、記録層1
2に色素を用いたCD−Rであり、透明基材からなる基
板14と、この基板14の一方の面(図1において上
面)に形成されたレーザービームガイド用のグルーブ1
6を覆って塗布された色素からなる前記記録層12と、
この記録層12の上側にスパッタリング等によって形成
された金あるいは銀等の反射膜18と、この反射膜18
の外側を覆う保護層20とを含んで形成されている。
【0035】前記記録層12に用いられる色素は、シア
ニン、メロシアニン、メチン系色素及びその誘導体、ベ
ンゼンチオール金属錯体、フタロシアニン色素、ナフタ
ロシアニン色素、アゾ色素等の有機色素である。
【0036】前記光記録媒体10へのマルチレベル記録
は、図2に示される光記録装置30によって実行され
る。
【0037】この光記録装置30はCD−Rレコーダで
あり、スピンドルサーボ31を介してスピンドルモータ
32により光記録媒体(ディスク)10を線速度一定の
条件で回転駆動させ、レーザー36からのレーザービー
ムによって光記録媒体(ディスク)10に情報を記録す
るものである。
【0038】前記レーザー36は、記録すべき情報に応
じて、レーザードライバ38により、図1、図3に示さ
れる仮想記録セル(詳細後述)40の一つ当りのレーザ
ービーム照射時間、例えばレーザーパルス数が制御され
るようになっている。
【0039】図2の符号42は、対物レンズ42A及び
ハーフミラー42Bを含む記録光学系である。対物レン
ズ42Aはフォーカストラッキングサーボ44によりレ
ーザービームがディスク10の記録層12に集光するよ
うにフォーカストラッキング制御される。又、対物レン
ズ42Aとハーフミラー42Bとは、送りサーボ46に
よって、ディスク10の回転に同期してその内周側から
外周側に所定速度で移動制御される。
【0040】前記スピンドルサーボ31、レーザードラ
イバ38、フォーカストラッキングサーボ44、送りサ
ーボ46は、制御装置50により制御される。記録層1
2に記録すべきデータ(情報)は制御装置50に入力さ
れる。
【0041】次に、前記仮想記録セル40の説明を含め
ながら光記録方法について詳細に説明する。
【0042】先ず、図1に示されるように、前記グルー
ブ16内において、ディスク34の回転方向即ち円周方
向Sに連続的に仮想記録セル40を規定する。各仮想記
録セル40の円周方向Sの単位長さはHであり、図3に
示されるように、ビーム径(ビームウエストの直径)D
より短い長さに設定される。又、上記単位長さHと直交
する方向である単位幅はWである。各仮想記録セル40
毎にレーザービームが照射して、模式的に例示された記
録マーク48A〜48Gを、記録すべき情報に応じて形
成する。
【0043】具体的には、複数の仮想記録セル40に対
して、前記レーザー36から出射されるレーザービーム
のパワーを一定とし、レーザー照射時間を5段階以上
(ここでは7段階)に変化させることで、レーザービー
ムの中心部に直径の異なる記録マーク48A〜48Gを
形成する(レーザービームは円形であるが、ディスク1
0を回転させながらレーザービームを照射するので、記
録マークは照射時間に応じて長円形となる)。
【0044】何故なら、フォーカシングされたレーザー
ビームは、一般にガウシアン分布をなすが、記録層12
においては、レーザービームの照射エネルギーがある閾
値を超えた部分のみで記録が行われるので、レーザービ
ームの照射時間を変化させることによって、記録層12
に記録可能なレーザービームのスポットサイズが変化す
る為と考えられる。これにより、例えば図3に示される
ような7段階の記録マーク48A〜48Gが形成可能と
なる。
【0045】この場合、記録マーク48A〜48Gの各
大きさは、仮想記録セル40に読み出しレーザービーム
を照射した時の反射光の光反射率が7段階になるように
設定する。前記光反射率は、記録マークが小さいほど大
きくなり、記録マークが形成されていない仮想記録セル
では最大反射率、最大の記録マーク48Gが形成されて
いる仮想記録セルでは最小反射率となる。更に詳細に
は、前記光反射率は、各記録マーク48A〜48Gの仮
想記録セル40に対する面積比及び記録マーク自体の光
透過率を考慮して設定する。
【0046】記録マーク48A〜48G自体の光透過率
は、記録層12を構成する材料がレーザービームの照射
によって分解変質し、その屈折率が変化する場合や、記
録層12の厚さ方向の変化量によって異なる。形成され
た記録マーク部分の光透過率がゼロであれば、これを考
慮しなくてもよい。
【0047】ここでは更に、7段階の照射時間における
最長照射時間TL(これは記録マーク48Gの際の値で
ある)と最短照射時間TS(これは記録マーク48Aの
際の値である)の比を、0.05<TS/TL<0.5
(・・・関係式(1))の関係が満たされるように設定
している。この結果、読み取りの際の信号特性を良好に
することが出来る。従って図3に示されるように、その
分だけ記録マークを小さくすることが出来るようにな
り、読み取りレーザーの集光ビームの直径D以下の長さ
の記録マーク(ここでは総ての記録マーク48A〜48
G)を形成したとしても十分にデータ読み取りが可能と
なっている。
【0048】なお、本実施の形態の例では総ての記録マ
ークを集光ビームの直径D以下にする場合を示したが、
本発明ではそれに限定されず、記録マークの一部だけが
直径D以下となる場合や、又総ての記録マークが集光ビ
ーム直径D以上となる場合も含んでいる。
【0049】又上記レーザービームの最長照射時間TL
は、2×10-8<TL<1×10-6(秒)の範囲内に設
定されている。
【0050】ここでは、記録時のレーザーパワーを変調
するのではなくレーザー照射時間を変調するという新た
な発想が採用されているが、単に照射時間を変調させる
ことによって記録マークを形成することのみでは、その
記録マークを確実に読み取ることが出来ない場合が存在
する。しかし、本光記録方法では、最低照射時間TSと
最長照射時間TLとの比を上記関係式(1)の範囲内に
納めているので、その読み取り精度が大幅に高められて
いる。
【0051】5段階以上のマルチレベル記録を行うため
には、ある程度の照射時間領域(最短照射時間TS〜最
長照射時間TL)を設定する必要がある。その際に、最
短照射時間と最長照射時間との比を所定範囲内に設定す
るように一種の制約が与えられているため、過度に長い
照射時間や過度に短い照射時間となることが抑制される
ようになっている。即ち、この関係式(1)によって極
めて合理的に照射時間が設定(修正)されている。
【0052】以上に示した本実施の形態の例に係る光記
録方法では、マルチレベル記録の際の信号特性を良好に
することが出来、その分だけ、記録マークを小さくする
ことが出来るようになる。既に説明したように、実際に
読み取りレーザーの集光ビームの直径D以下の長さの記
録マーク48A〜48Gを含めることが可能とされてい
る。この結果、従来と比較して飛躍的に単位面積当たり
の記録密度を高めることが出来る。
【0053】又この光記録方法はディスク10の選別と
いう意味合いも含んでいる。これは、上記関係式(1)
を満たすためには、光記録媒体10と記録方法の両立が
必要となるからである。従って、この関係式(1)が実
現されているディスク10は、マルチレベル記録に適し
ているといえる。
【0054】なお本実施の形態の例では、上記のように
光記録媒体10をCD−Rであるディスクとして構成し
たものを示したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、他の光記録媒体に一般に適用されるものであり、デ
ィスク状の回転体に限定されるものでもない。
【0055】又、上記実施の形態の例において、記録層
12はシアニン等の有機色素を用いたものであるが、本
発明はこれに限定されるものでなく、上記の関係式
(1)を満たす特性のものであれば十分であり、上記以
外の有機色素あるいは無機色素であってもよく、又その
他の材料を適宜用いても構わない。但し、上記のような
有機色素を用いた場合は、レーザービームの5段階以上
の照射時間に対応して、確実に記録マークの大きさを変
化させて記録でき、極めて高い精度で読みとることがで
きた。
【0056】更に又、上記光記録装置30によって記録
マークを形成する際に記録層12上に設定される仮想記
録セル40のサイズは、実施の形態の例に限定されるも
のではない。特に、レーザービームのビームウエスト径
を更に小さく絞ることができれば、長さはグルーブ16
の幅と等しくするのが最もよい。その一方で、8段階等
の更なる多段階に記録マークを記録する場合には、レー
ザービームウエスト以上に設定しても構わない。その場
合、ある一部の記録マークは、ビームウエスト以上の大
きさにすることができる。勿論、本発明は、本実施例の
構造にとらわれず、実用化されている種々のDVD構造
のディスクにも本発明を適用することができ、更にグル
ーブ16を有しない光記録媒体においても本発明を適用
可能である。
【0057】又、前記レーザービームは、記録層12の
位置で円形とされているが、これは、図4に示されるよ
うに、例えば対物レンズ42Aに加えてビーム整形プリ
ズム42Cを用いて、ビーム形状が、光記録媒体10の
送り方向に短く、これと直交方向に長い長円形状あるい
は線状となるようにしてもよい。この場合は、記録マー
ク49が短くなるので仮想記録セルを更に短くすること
ができる。即ち記録密度を向上させることができる。
【0058】更に、この光記録媒体10では、図1にお
いて符号52で示されるように、あらかじめ、信号変調
の段数に合わせた数の反射率の異なる複数のピットを有
するようにしてもよく、又は当該光記録媒体の一部分に
あらかじめ本発明の光記録方法によるマルチレベル記録
を行っても良い。これらの複数のピット52及び/又は
マルチレベル記録済み部分の記録マーク54には、当該
光記録媒体を個別に識別する情報、マルチレベル記録用
光記録媒体であることを識別する情報、当該光記録媒体
を記録再生するためのレーザービームの推奨記録パワー
を決定するための情報等の特定情報を記録しておいても
よい。その特定情報は、当該光記録媒体再生及び/又は
記録時に読み込むことによって、マルチレベル記録用光
記録媒体であることを確実に識別したり、さらにそれら
を個別に識別したり、あらかじめ記録されているピット
の段数に応じてレーザービームの照射時間を決定したり
することができ、より確実なマルチレベル記録・再生を
行うことができる。
【0059】あるいは図1に符号56で示されるよう
に、レーザービームガイド用のグルーブを一部分途切れ
させるグルーブ中断部を設けることによっても同様の効
果をもたせることもできる。これらの方法は単独で、あ
るいは組み合わせて利用することも可能である。
【0060】
【実施例】光記録媒体として記録層に色素を用いたCD
−Rを使用して、マルチレベル記録の実験を行った。
【0061】記録方法としては、CD−Rの記録評価に
使用されるパルステック製DDU(使用レーザー波長=
784nm)に、高周波信号発生器を接続して行った。
再生評価もDDUにデジタルオシロスコープを接続して
行った。
【0062】マルチレベル記録は、4.8m/secの
定線速度でディスク10を回転させながら、4MHzの
クロック周波数でレーザービームの照射時間を6段階に
変化させて記録することにより記録を行った。再生は同
じく線速度一定の条件でディスク10を回転させなが
ら、1mWのレーザービームを照射してその反射光量の
差を検出することによって再生した。
【0063】さらに、このときの記録された信号のジッ
ター値をLe Croy製デジタルオシロLC−534
に取り込み測定した。
【0064】ジッター値は、記録層へのレーザービーム
の照射によって形成される記録マークの形状に依存し、
ジッター値が小さい方が、前記記録マークが確実に形成
されていることを意味する。これは情報が確実に記録で
きていることとなり、従って再生も確実に行うことがで
きる。
【0065】今回用いたジッター値の測定機では、従来
の2値記録再生方法によって記録した場合を考慮する
と、ジッター値10%以下であれば良好な記録が行えた
ものと判断できる。
【0066】以下に各実施例を具体的に示す。
【0067】
【実施例1】シアニン色素を塗布溶媒となるフッ素化ア
ルコールに溶解して2%の記録層形成用の色素溶液を調
製し、この溶液を、表面にスパイラル状のプレグルーブ
(トラックピッチ:1.6μm、プレグルーブ幅:0.
35μm、プレグルーブの深さ:0.18μm)が射出
成型により形成されたポリカーボネート(帝人化成(株)
製:パンライトAD5503)からなる直径120m
m、1.2mm厚の光透過性基板のプレグルーブ側表面
に、回転数200rpm〜5000rpmまで変化させ
ながらスピンコート法により塗布し、プレグルーブ内の
底部からの厚さが約200nmとなる有機色素記録層を
形成した。なお、ここで使用した光透過性基板には、こ
の光記録媒体がマルチレベル記録に使用されることを示
す判別信号と、レーザービームパワーに関する情報信号
をあらかじめ記録したものを用いた。
【0068】次に、有機色素記録層上にAgを約100
nmの厚さでスパッタリングして光反射層を形成した。
更に光反射層上に紫外線硬化性樹脂(大日本インキ化学
工業(株):SD318)を回転数300rpm〜40
00rpmまで変化させながらスピンコート法により塗
布した。塗布後、塗膜の上方から高圧水銀灯により紫外
線を照射して層厚10μmの保護層を形成した。
【0069】こうして得られた光記録媒体を用いてマル
チレベル記録を行った。マルチレベル記録は、定線速度
で回転させた光記録媒体に、レーザービームを、その照
射時間を6段階に変化させて照射させて記録を行い、再
生は同じく定線速度で回転させながら1mWでレーザー
ビーム光を照射して、その反射光を検出することによっ
て再生した。用いた記録・評価機はパルステック社製の
DDU(記録波長:784nm)で、記録時のレーザー
ビームパワーを14mWに設定した。なお、このときの
記録線速度は4.8m/sであり、記録のクロック周波
数は4MHz(250nsec)とし、記録時のレーザ
ー照射時間はそれぞれ(1)50nsec、(2)80
nsec、(3)110nsec、(4)140nse
c、(5)170nsec、(6)200nsecとし
た。なお、それぞれの単一信号をディスク1周にわたっ
て記録した。
【0070】ここで、最短照射時間TSは(1)50n
secであり最長照射時間TLは(6)200nsec
となる。従って、比(TS/TL)は0.250となっ
ており上記関係式(1)を満たしている。このディスク
では、6段階のマルチレベル記録が達成されており、そ
の記録データを確実に読みとることができた。なお、こ
の光記録媒体における上記(1)〜(6)記録マークの
ジッター値を下記の表に示すが、総ての記録マークにお
いて10%以下の良好な評価が得られていることがわか
る。
【0071】
【実施例2】実施例1と同様にして光記録媒体を作製し
た。
【0072】ここでは、マルチレベル記録の際の記録時
のレーザービームパワーを13mWに設定した。なお、
このときの記録線速度は4.8m/sであり、記録のク
ロック周波数は4MHz(250nsec)とし、記録
時のレーザー照射時間はそれぞれ(1)100nse
c、(2)125nsec、(3)150nsec、
(4)175nsec、(5)200nsec、(6)
225nsecとした。なお、それぞれの単一信号をデ
ィスク1周にわたって記録した。
【0073】ここで、最短照射時間TSは(1)100
nsecであり、最長照射時間TLは(6)225ns
ecである。従って、比(TS/TL)は0.444と
なっており上記関係式(1)を満たしている。このディ
スクでは、6段階のマルチレベル記録が達成されてお
り、その記録データを確実に読みとることができた。な
お、この光記録媒体における上記(1)〜(6)記録マ
ークのジッター値を下記の表に示すが、総ての記録マー
クにおいて10%以下の良好な評価が得られていること
がわかる。
【0074】
【実施例3】実施例1と同様にして光記録媒体を作製し
た。
【0075】マルチレベル記録の際の記録時のレーザー
ビームパワーを15mWに設定した。このときの記録線
速度は4.8m/sであり、記録のクロック周波数は4
MHz(250nsec)とし、記録時のレーザー照射
時間はそれぞれ(1)10nsec、(2)40nse
c、(3)70nsec、(4)100nsec、
(5)130nsec、(6)160nsecとした。
なお、それぞれの単一信号をディスク1周にわたって記
録した。
【0076】ここで、最短照射時間TSは(1)10n
secであり、最長照射時間TLは(6)160nse
cである。従って、比(TS/TL)は0.063とな
っており上記関係式(1)を満たしている。このディス
クでは、6段階のマルチレベル記録が達成されており、
その記録データを確実に読みとることができた。なお、
この光記録媒体における上記(1)〜(6)記録マーク
のジッター値を下記の表に示すが、総ての記録マークに
おいて10%以下の良好な評価が得られていることがわ
かる。
【0077】
【比較例1】実施例1と同様にして光記録媒体を作製し
た。
【0078】マルチレベル記録時のレーザービームパワ
ーを17mWに設定した。このときの記録線速度は4.
8m/sであり、記録のクロック周波数は4MHz(2
50nsec)とし、記録時のレーザー照射時間はそれ
ぞれ(1)5nsec、(2)35nsec、(3)6
0nsec、(4)90nsec、(5)120nse
c、(6)145nsecとした。なお、それぞれの単
一信号をディスク1周にわたって記録した。
【0079】ここで、最短照射時間TSは(1)5ns
ecであり、最長照射時間TLは(6)145nsec
である。従って、比(TS/TL)は0.034となっ
ており上記関係式(1)を満たしておらず、このディス
クでは、6段階のマルチレベル記録の記録データを確実
に読みとることができなかった。なお、この光記録媒体
における上記(1)〜(6)の記録マークのジッター値
を下記の表に示すが、総ての記録マークにおいて10%
を越えており、十分な評価が得られていないことがわか
る。
【0080】
【比較例2】実施例1と同様にして光記録媒体を作製し
た。
【0081】マルチレベル記録時のレーザービームパワ
ーを12mWに設定した。このときの記録線速度は4.
8m/sであり、記録のクロック周波数は4MHz(2
50nsec)とし、記録時のレーザー照射時間はそれ
ぞれ(1)120nsec、(2)140nsec、
(3)160nsec、(4)180nsec、(5)
200nsec、(6)220nsecとした。なお、
それぞれの単一信号をディスク1周にわたって記録し
た。
【0082】ここで、最短照射時間TSは(1)120
nsecであり、最長照射時間TLは(6)220ns
ecである。従って、比(TS/TL)は0.545と
なっており上記関係式(1)を満たしておらず、このデ
ィスクでは、6段階のマルチレベル記録の記録データを
確実に読みとることができなかった。なお、この光記録
媒体における上記(1)〜(6)の記録マークのジッタ
ー値を下記の表に示すが、大部分の記録マークにおいて
10%を越えており、十分な評価が得られていないこと
がわかる。
【0083】
【比較例3】光記録媒体としてCD−RWを使用して、
マルチレベル記録を行った。
【0084】このCD−RWは、記録層として、有機色
素ではなくAg−In−Sb−Teを含んで構成される
相変化膜が形成されており、この相変化膜が結晶質(ク
リスタル)と非結晶質(アモルファス)との間で物理的
転移することでデータが記録されるものである。この記
録層の両面には誘電体層が形成されるが、その他の構成
については既に示したCD−Rと殆ど同様である。
【0085】このCD−RWでは、記録時のレーザービ
ームパワーを12mWに設定した。なお、このときの記
録線速度は4.8m/sであり、記録のクロック周波数
は4MHz(250nsec)とし、記録時のレーザー
照射時間はそれぞれ(1)60nsec、(2)65n
sec、(3)70nsec、(4)75nsec、
(5)80nsec、(6)85nsecとした。な
お、それぞれの単一信号をディスク1周にわたって記録
した。
【0086】ここで、最短照射時間TSは(1)60n
secであり、最長照射時間TLは(6)85nsec
である。従って、比(TS/TL)は0.707となっ
ており上記関係式(1)を満たしていない。このCD−
RWでは、6段階のマルチレベル記録の記録データを確
実に読みとることができなかった。なお、この光記録媒
体における上記(1)〜(6)の記録マークのジッター
値を下記の表に示すが、総ての記録マークにおいて10
%を越えており、更に、比較例2( TS/TL=0.
545)よりも悪い評価となっていることがわかる。
【0087】
【表1】
【0088】
【発明の効果】本発明に係る光記録方法によれば、記録
に供するデータに応じてマルチレベルに記録することが
出来、更にその記録マークからの読み取り信号の特性を
良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いる光記録媒体の要部を示す
一部断面とした斜視図
【図2】同光記録媒体にレーザービームを用いて情報を
記録するための光記録装置を示すブロック図
【図3】同光記録装置により記録層に記録マークを形成
する際の、該記録マークと仮想記録セル及びその光反射
率との関係を示す模式図
【図4】仮想記録セルを照射するレーザービームを他の
形状とする場合を示す略示斜視図
【符号の説明】
10…光記録媒体 12…記録層 14…基板 16…グルーブ 18…反射膜 20…保護層 30…光記録装置 32…スピンドル 36…レーザー 38…レーザードライバ 40…仮想記録セル 42…記録光学系 42A…対物レンズ 42B…ハーフミラー 42C…ビーム整形プリズム 44…フォーカスサーボ回路 46…送りサーボ回路 48A〜48G、49、54…記録マーク 52…ピット 56…グルーブ中断部 D…ビーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光透過性基板上に記録層を有する光記録媒
    体に対してレーザービームの照射によりデータを記録す
    る光記録方法であって、 前記記録層に、前記レーザービームとの相対的移動方向
    の任意の単位長さ及びこれと直交する方向の任意の単位
    幅で設定され、且つ単位記録マークが記録可能とされる
    仮想記録セルを、前記移動方向に連続的に規定し、更
    に、 複数の前記仮想記録セルに対して、照射時間を5段階以
    上に切り換え、且つ、該5段階以上の前記照射時間の中
    の最長照射時間TLと最短照射時間TSの比が、0.0
    5<TS/TL<0.5の関係を満たすような状態で前
    記レーザービームを照射して、大きさの異なる複数の記
    録マークを形成するようにしたことを特徴とする光記録
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記レーザービームの照射により形成される大きさの異
    なる前記複数の記録マークの中に、読み取りレーザーの
    集光ビームの直径以下の長さとなる記録マークが含まれ
    るようにしたことを特徴とする光記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記レーザービームの前記最長照射時間TLを2×10
    -8<TL<1×10-6(秒)に設定したことを特徴とす
    る光記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7221637B2 (en) 2001-06-05 2007-05-22 Tdk Corporation Multi-level optical recording medium, multi-level recording method, and multi-level reproduction method
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